JPH07105242B2 - 低圧幹線用平形ケーブルの分岐構造 - Google Patents

低圧幹線用平形ケーブルの分岐構造

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JPH07105242B2
JPH07105242B2 JP62195751A JP19575187A JPH07105242B2 JP H07105242 B2 JPH07105242 B2 JP H07105242B2 JP 62195751 A JP62195751 A JP 62195751A JP 19575187 A JP19575187 A JP 19575187A JP H07105242 B2 JPH07105242 B2 JP H07105242B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビル内等の低圧幹線に利用される平形ケーブ
ルの分岐構造に関する。
〔従来の技術〕
近年、ビルの高層化、大型化及び高度情報化によって、
ビル内の低圧幹線の電圧降下対策が益々重要となってき
ている。
従来かかる状況に鑑み、低インピーダンス化を図って電
圧降下を小さくするケーブルとして、複数の導体を並列
してこれらを平形シースで共通被覆した平形ケーブルが
あり、このケーブルは複数本をその平形面を利用してケ
ーブル導体間距離が小さくなるように積層し、各ケーブ
ル毎に各相R,S,Tの電流を流すようにし、もって低イン
ピーダンス特性を保有させたものである。
このような平形ケーブルは、ビル内のシャフトに垂直に
布設され、各階毎に設定された分岐部より導出される分
岐ケーブルを分電盤に継ぎ込んでいる。
ところで、かかる平形ケーブルの分岐部は、シース及び
絶縁体を除去して露出された並列導体に分岐端子を溶接
若しくは圧縮により接続一体化し、そのようにして設け
られた分岐端子に分岐ケーブルを圧縮スリーブ等を介し
て終端接続し、そして絶縁処理した分岐線付ケーブルと
して製作され、布設現場では平形ケーブル導体に予め接
続された当該分岐ケーブルを階上の分電盤を導くように
していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
低圧幹線では、分岐側を過電流や短絡等から保護するた
めに開閉器及び遮断器を設けることが法令で義務付けら
れているが、従来では分岐ケーブルを継ぎ込む分電盤に
引き込み開閉器及び遮断器が内蔵されている。しかし、
分電盤が分岐部から8mを超すような場合は、法令によれ
ば分岐ケーブルに、幹線保護遮断器の許容電流の55%以
上の許容電流を有するケーブルを用いなければならず、
その場合、負荷に相応しいケーブルサイズに比し、かな
り大きな大サイズケーブルを用いる結果となっており、
不経済な配線となっていた。
そして、上記のように分岐ケーブルが大サイズ化される
ことによって、ケーブルの曲げ剛性が大きくなり、これ
を平形ケーブルに分岐接続一体化された状態でシャフト
に垂直布設したり各階で延線により分電盤に継ぎ込むと
きには、作業性を悪化させる問題も併発していた。
本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑み、分岐ケー
ブルの導体サイズを必要以上に大きくすることなく而も
分岐側の配線作業性を良好なものとし、併せて保守上も
有利なこの種平形ケーブルの分岐構造の提供を目的とし
たものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明の低圧幹線用平形ケー
ブルの分岐構造は、平形ケーブルの分岐設定箇所に分岐
ボックスを付設し、前記平形ケーブルの導体に接続一体
化された帯状導体を当該ボックス内に取り込み、その帯
状導体と当該ボックスに内蔵された開閉器又は遮断器の
一次側導体との間に接触接続部を有せしめたものであ
る。
上記のように、平形ケーブル導体側に一体化された帯場
導体と開閉器又は遮断器の一次側導体との間で形成され
る接触接続部は、例えば、一次側導体に電気的に導通さ
せたクリップを帯状導体に挟接させることにより形成す
ることができる。また、それとは逆に、帯状導体側にク
リップを取着してこれを一次側導体に電気的に導通させ
てある帯状導体部に挟接させることによってもかかる接
触接続部を形成することができる。
さらに、それらのクリップ接触方式以外に、一次側導体
に端子を具備させてこれを帯状導体の面にボルト締め等
により圧接させることによってもかかる接触接続部を形
成することができる。
〔実施例〕
以下、添付した図面により具体的に説明する。第1図乃
至第3図は、本発明にかかる平形ケーブルの分岐構造の
一実施例を示す。
平形ケーブル1は、銅線を同心燃りしてなる導体2の複
数本を同一平面上に並列させ、これらを各導体毎あるい
は図のように一括してビニルあるいはポリエチレン等の
合成樹脂の押出被覆による絶縁体3を施し、その上にビ
ニル押出被覆等による平形シース4を施して構成された
もので、3相3線式線路の場合は、図のように3本の平
形ケーブルを積層し、各ケーブル毎に各相R,S,Tを担う
ようにする。
さて、そのように構成されている平形ケーブル1は、ビ
ル内の各階に対応して分岐部5が設定されるが、そこで
は平形シース4及び絶縁体3を除去して並列導体2が露
出され、その部分で分岐用の帯状導体6が溶接等により
接続一体化し、平形シース4の側縁側から突出するよう
にしてクリップ受け刃6aを形成している。かかる帯状導
体の接続一体化には、並列導体2に対応してスリーブ部
を形成し、圧縮接続するようにしてもよい。7はビニル
製の保護カバーにして、導体露出により分離されたシー
ス4の切断端部間及び帯状導体6の先端受け刃6aの根元
部分に跨がるように覆設される。保護カバー7内には絶
縁性コンパウンド8を充填して水密性を保持している。
なおまた保護カバー7と平形シース4の切断端部との間
には絶縁テープ巻処理9を施して保護カバー7と平形シ
ース4との一体化及び水密化をさらに十分なものにして
いる。
かかる帯状導体6の設立及び絶縁処理は、各平形ケーブ
ル1毎に行われ、各ケーブル1の帯状導体6クリップ受
け刃6aはそれぞれ並列した状態で突設されている。
このような分岐部5は、予めケーブル製造工場において
構成しておき、布設に備えることができる。従って、分
岐ケーブルは布設現場にて接続すればよいこととなる。
上記のようにして帯状導体6を設けた分岐部5に対し
て、並列突出する帯状導体6に絶縁板10を嵌合させる。
絶縁板10には帯状導体6に対応して3つの角孔10aを設
け、この角孔10aに帯状導体6を挿通させることによ
り、クリップ受け刃6aが所定の間隔で突出するよう整合
させることができる。かかる絶縁板10は保護カバー7を
囲んだ格好のバンド(例えばステンレス製板)11の両端
に螺子止めすることにより固定されている。
本発明によれば、以上のようにして構成された分岐部に
対して、分岐ボックス12が付設されるが、その分岐ボッ
クス12は、積層された平形ケーブル1に対して取付脚12
aをボルト締結し、また絶縁板10に螺子止めすることに
より、所定に位置に装着固定することができる。
分岐ボックス12には、絶縁板10取付位置に差込み孔12b
があり、この孔12bを通して帯状導体6の受け刃6aを取
り込むようにしている。また、同ボックス12内には、配
線用遮断器13が内蔵されているとともに、支持板14を介
してクリップ15が設けられ、かかる遮断器13の一次側端
子より導出される絶縁電線よりなるリード導体16の端部
に有する端子17がかかるクリップ15の端子台18に螺子止
めして接続されている。
上記のようにして、分岐ボックス12が分岐部5に付設さ
れるとき、孔12bを通してボックス12内に取り込んだ分
岐部側の帯状導体6の受け刃6aに分岐ボックス12内のク
リップ15が挟接されるようにしてある。従って、分岐ボ
ックスの装着と同時に平形ケーブル導体2と配線用遮断
器13との電気的導通がかかるクリップ接触方式により随
時成就され、分岐作業は至極簡単である。
19は分岐側ケーブルにして、分岐ボックス12内の配線遮
断器13の二次側端子に一端が終端接続され、そして、階
上の図外分電盤に継ぎ込まれている。
上記のように配線用遮断器13が幹線となる平形ケーブル
1の分岐部5に近接して設けられる結果、分電盤が8m以
上の距離に離れていようとも分岐側ケーブル19は、実際
の負荷に相応しい導体サイズのものを選定することがで
き、そのように小サイズ化された可撓性が良好なケーブ
ルを採用することができ、配線作業性を改善することが
できる。
因に、幹線保護遮断器の許容電流が1600Aで幹線となる
平形ケーブル1に1500mm2の導体サイズを適用したとす
ると、分岐側ケーブル19には、100Aの許容電流を有する
500mm2の導体サイズのものを適用することができる。
さらに、分岐部5の近傍に遮断器が存在することによ
り、分電盤における引き込み開閉器を省略することが可
能となり、それだけ機器故障の確立を低減させることが
できる。そして分岐部の近傍にて遮断器の動作状況を確
認することができるので、分岐回路の保守、改修が容易
且つ安全に行なえるものである。
上記実施例では、遮断器13を用いているが、それに変わ
って開閉器を使用することができる。
また、特に図面には示していないが、本実施例のような
クリップ接触方式は、帯状導体6側に取着し、配線用遮
断器13の一次側におけるリード導体16の端部に帯状導体
を接続してこれをボックス内に配置し、もって上記と同
様のクリップ接触による導通を成就させることができ
る。
上記実施例では、絶縁板10を採用しているがこれに限ら
ず、第4図に示すように、複数の絶縁体20をボルト21の
串刺しにて組み立て、隣り合う絶縁体間に帯状導体6を
通し、ボルト21の締め付けにより当該帯状導体6に合体
させたものであってもよい。このようにすれば、帯状導
体6の受け刃6aの寸法出し調整がさらに十分に行なえる
ものである。
帯状導体6が平形ケーブル導体2に予め接続一体化され
た状態で製造され、それから付設現場に搬送されること
に鑑み、分岐ボックスを付設されるまでの間、露出する
受け刃6aを保護するために、第5図に示すように、保護
カバー22を装着しておくとよい。保護カバー22は、絶縁
板10に螺子止めにより仮設することにより受け刃6を覆
設しておくとよい。
第6図は、他の実施例を示すもので、平形ケーブル導体
2に接続一体化されて突設され、そして分岐ボックス12
内に取り込まれた帯状導体6′の突端をタップバー6a′
として、その面に配線用遮断器13の一次側端子から導出
されるリード導体16′端に取着された端子23をボルト締
め付けにより圧接してなるものである。第1図乃至第3
図と同一部分は同一符号を用いて示してある。
このような構成とすることで、接触接続部の導通を確実
なものにでき、而もタップバー方式によるためタップバ
ー6a′の突出し方向が多少変位していてもリード導体1
6′により吸収することができ、構造及び組み立ての簡
略化が図れる。
第7図第8図は、さらに他の実施例を示している。
第7図の例では、平形ケーブル1を分岐設定箇所におい
て切断分離し、各々の切断端部でシース及び絶縁体を段
剥ぎして並列導体2を露出しておき、これら導体間を帯
状導体6″で接続一体化している。帯状導体6″の両端
には、スリーブ状導体取付部24を一体に設けており、こ
の導体取付部24に当該露出された導体端部を差込んで圧
縮接続するか若しくは溶接することによりかかる切断分
離された導体間の接続一体化を図っている。各々の導体
取付部24及び露出された導体端部にはこれらを水密に覆
うように絶縁処理25が行われている。
分岐ボックス12′は、帯状導体6″を取り込むように導
体取付部24,24間を橋絡するように取付けられており、
そして分岐ボックスに内蔵された遮断器13′は、それ自
身に内蔵された一次側クリップ端子を帯状導体6″を挟
持するように設けられることによって、平形ケーブル導
体2との導通が図られている。遮断器13′の二次側より
分岐ケーブル19を導出させる点は従前の例と同じであ
る。
なお、分岐ボックス12′と導体取付部24との電気的導通
を遮断するため、当該導体取付部の表面全体を絶縁処理
しておくか若しくはボックス12′の通し孔の周縁にブッ
シングを装着するか若しくはボックス自身を電気的絶縁
性の例えば強化プラスチック材にて形成しておくとよ
い。
このように構成すると、分岐ボックス付設の分岐部の小
型化を図ることができる。
一方、第8図の例では、上記のように導体2を切断する
ことなく単に露出するものとし、その導体2の露出部に
例えば第9図に示すように略U字状の短冊状金具6を
被嵌し且つ溶接して帯状導体としており、そして分岐ボ
ックス12″を、かかる短冊状金具6及び導体露出部を
覆う如く同露出部の前後におけるシース4の切断端部間
に跨設した第一のボックス12a″と、このボックス12a″
にフランジ26とねじ27とにより組合わされた第二のボッ
クス12b″とからなるものとし、該第二のボックス12b″
内に遮断器13を内蔵させている。
しかして、第一のボックス12a″は、二分割の箱状であ
って、筒状フランジ28により幹線ケーブル1のシース4
を密着把持させるようにしている。そして、遮断器13の
一次側端子として当該第二のボックス12b″より導出さ
せ且つ第一のボックス12a″内に導入させたクリップ1
5′をかかる短冊状金具6の帯板面に挟接させること
により接触接続部を構成しているものである。
このようにボックスが複数ユニット化されることによ
り、接触接続部を構成しつつ組み立てる作業が容易とな
る。
これまで説明してきた何れの例においても、帯状導体6,
6′,6″,6は、導体2に対して溶接により一体化した
例を示しているが、それ以外にボルト締結によるものも
可能である。
第10図はそのボルト締結方式により構成した分岐構造の
例を示しており、導体2の外囲形状に合う凹凸形状を有
する一対の導電金具29,29を導体2を挟む如く組合せ、
ボルト30の締付により一体化接続を成就させ、各金具29
の突出部分に帯状導体6′を設定したものである。
このような構造であれば、ケーブル布設現地出の組み立
ても可能となる。
〔発明の効果〕 以上説明して来たように、本発明における低圧幹線用平
形ケーブルの分岐構造によれば、平形ケーブルの分岐設
定箇所に接近して開閉器又は遮断器を内蔵する分岐ボッ
クスを付設し、そして開閉器又は遮断器と平形ケーブル
導体とをボックス装着とともに付随的に接触接続するよ
うにしたことで、分岐ケーブルの導体サイズを必要以上
に大きくすることなく而も分岐側の配線作業性を良好な
ものとし、併せて保守上も有利とする、所期の目的は達
成され、実益は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる低圧幹線用平形ケーブルの分岐
構造の実施例を示す部分断面化された正面説明図、第2
図は同第1図のX−X断面説明図、第3図は同第1図の
Y−Y線に沿う説明図、第4図は第3図に示す絶縁板の
変形例説明図である。 第5図は本発明における分岐構造の分岐ボックス付設前
の保護状況を示す説明図である。 第6図及び第7図並びに第8図は本発明にかかる分岐構
造の他の三様の実施例を示す部分断面化された正面説明
図である。 さらに第9図及び第10図は、帯状導体構成部の他の二様
例を示し、(a)は全体説明図、(2)は同図のX−X
線断面説明図である。 1:平形ケーブル、2:導体、3:絶縁体、4:平形シース、5:
分岐部、6,6′,6″:帯状導体、6a:受け刃、6a′:タッ
プバー、7:保護カバー、8:絶縁性コンパウンド、9:絶縁
テーブ巻処理、10:絶縁板、11:バンド、12,12′:分岐
ボックス、12a:取付脚、13,13′:配線用遮断器、15:ク
リップ、16,16′:リード導体、19:分岐ケーブル、23:
端子。
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 茂 東京都千代田区丸の内2丁目1番2号 日 立電線株式会社内 (72)発明者 斉藤 他吉 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 小林 一彦 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平形ケーブルの分岐設定箇所に分岐ボック
    スを付設し、前記平形ケーブルの導体に接続一体化され
    た帯状導体を当該ボックス内に取り込み、その帯状導体
    と当該ボックスに内蔵された開閉器又は遮断器の一次側
    導体との間に接触接続部を有せしめたことを特徴とする
    低圧幹線用平形ケーブルの分岐構造。
  2. 【請求項2】上記一次側導体端に接続されたクリップを
    上記帯状導体に挟接させることにより上記接触接続部が
    形成されている特許請求の範囲第1項記載の低圧幹線用
    平形ケーブルの分岐構造。
  3. 【請求項3】上記帯状導体に取着接続されたクリップを
    上記一次側導体端に有する帯状導体部分に挟接させるこ
    とにより上記接触接続部が形成されている特許請求の範
    囲第1項記載の低圧幹線用平形ケーブルの分岐構造。
  4. 【請求項4】上記一次側導体端に接続された端子を上記
    帯状導体に圧接させることにより上記接触接続部が形成
    されている特許請求の範囲第1項記載の低圧幹線用平形
    ケーブルの分岐構造。
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