JPH07107631B2 - ガス放電表示装置の駆動回路 - Google Patents

ガス放電表示装置の駆動回路

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JPH07107631B2
JPH07107631B2 JP59275770A JP27577084A JPH07107631B2 JP H07107631 B2 JPH07107631 B2 JP H07107631B2 JP 59275770 A JP59275770 A JP 59275770A JP 27577084 A JP27577084 A JP 27577084A JP H07107631 B2 JPH07107631 B2 JP H07107631B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プラズマ・デイスプレイ・パネルまたはガス
放電表示管等を用いるガス放電表示装置の駆動回路、特
に使用電源の数を少なくした駆動回路に関するものであ
る。
[従来の技術] 補助放電を用いた従来のガス放電表示装置には、 (1)直流ガス放電デイスプレイ・パネル(特開昭53−
40227号公報) (2)パルス・メモリ放電パネル(テレビジョン学会技
術報告、IPD82−9(昭58年)) (3)タウンゼント放電メモリ・パネル (Japan Display '83、14・3) 等がある。
第5図(イ)は上述の表示装置(1)の駆動回路を示す
配線図であり、そして第5図(ロ)は各電極への印加電
圧を示す波形図である。表示装置1は第1電極10、第2
電極20および第3電極30並びに第1電極10と第2電極20
の間の補助放電空間200、第2電極20と第3電極30の間
の表示放電空間210および第2電極20の中心にある電離
結合路220を有する。第1電極10は直流電源110の負端子
へ放電安定化抵抗112を介して接続され、直流電源110の
正端子は基準電位点Aへ接続されている。第2電極20は
パルス電源120を介して基準電位点Aへ接続されてい
る。第3電極30は他のパルス電源130を介して他の直流
電源132の正端子へ接続され、その負端子は基準電位点
Aへ接続されている。従って、直流電源110は電位−E1
の直流電圧を第1電極110に印加し、パルス電源120は電
位0から電位E3まで振れる正のパルス電圧を第2電極20
に印加し、そして電位E2の直流電源132によってバイア
スされたパルス電源130は電位E2から電位E4まで振れる
正のパルス電圧を第3電極30に印加する。このように、
駆動回路の電源としては全部で4種類必要である。ま
た、パルス電源130が直流電源132によってバイアスされ
電位0の基準電位点Aから浮いているので、基準電位点
Aとパルス電源130の低電圧側とで絶縁を行わなければ
ならない。
第6図(イ)は上述の表示装置(2)の駆動回路を示す
配線図であり、そして第6図(ロ)は各電極への印加電
圧を示す波形図である。表示装置(2)は第5図につい
て上述した表示装置1と同一の構成を有する。第1電極
10はこゝでは直流電源110の正端子へ放電安定化抵抗112
を介して接続され直流電源110の負端子は基準電位点A
へ接続されている。第2電極20はパルス電源120Aを介し
て基準電位点Aへ接続されている。第3電極30は他のパ
ルス電源130を介して基準電位点Aへ接続されている。
従って、直流電源110は電位E1の直流電圧を第1電極10
に印加し、パルス電源120Aは電位0から電位−E2まで振
れる負のパルス電圧および電位0から電位E3まで振れる
正のパルス電圧を第2電極20に印加し、そしてパルス電
源130Aは電位0から電位E4まで振れる正のパルス電圧を
第3電極30に印加する。このように、3種類の電源が必
要である。
第7図(イ)は上述の表示装置(3)の駆動回路を示す
配線図であり、そして第7図(ロ)は各電極への印加電
圧を示す波形図である。表示装置3は、表示装置1およ
び2と同様に第1電極10、第2電極20および第3電極30
を有し、またこれら電極によって囲まれた補助放電空間
200、表示放電空間210および電離結合路220を有する。
第1電極10は放電安定化抵抗112およびパルス電源110A
を介して基準電位点Aへ接続されている。第2電極20、
第3電極30はそれぞれパルス電源120B、130Bを介して基
準電位点Aへ接続されている。従って、パルス電源110A
は電位0から電位−E1まで振れる負のパルス電圧を第1
電極10に印加し、パルス電源120Bは電位0から電位−E2
まで振れる負のパルス電圧を第2電電極20に印加し、そ
してパルス電源130Bは電位0からそれぞれ電位E4,E3
E5まで振れる正のパルス電圧を第3電極30に印加する。
このように、第7図(イ)の駆動回路でも、第6図
(イ)と同様に3種類の電源が必要である。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の駆動回路では、表示装置の全ての電極に電圧を印
加し、しかも(1)直流電圧を1個または2個の電極に
印加しかつパルス電圧を2個の電極に印加するか、或は
パルス電圧を3個の電極に印加しており、3種類以上の
電源が必要であった。このため、駆動回路の構成が複雑
になり、表示装置の表示部から出るリード線の数も多く
なり、また装置の絶縁設計も充分考慮する必要があり、
表示装置の価格が高くかつ寸法も大きくなるという問題
点があった。
本発明の目的は、ガス放電表示装置を駆動する回路に必
要な電源の数を減らすことにより、より安価で小型のガ
ス放電表示装置を実現できる新規な駆動回路を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る駆動回路では、表示装置の第1電極が第1
のパルス電源を介して基準電位点へ接続され、第2電極
が放電安定化抵抗を介して基準電位点へ接続され、そし
て第3電極が第2のパルス電源を介して矢張り基準電位
点へ接続される。
[作用] 書き込み動作時、第1のパルス電源から第1電極に走査
パルスを印加して補助放電を引き起し、次いで第2のパ
ルス電源から第3電極に書き込みパルスを印加して表示
放電を引き起す。その後、第2のパルス電源からパルス
を印加する毎に表示放電が繰り返される。消去動作時、
第1のパルス電源から表示放電繰り返し用パルスと期間
が重複する正の消去パルス或は表示放電繰り返し用パル
スと期間が重複しない負の消去パルスを印加する。な
お、放電安定化抵抗を第2電極に接続することにより、
第2電極の電位はあたかも電極が接続されているかのよ
うに変化し、表示放電を引き起し易くする。
〔実施例〕
第1図(イ)は本発明に係る駆動回路の一実施例を示す
配線図であり、そして第1図(ロ)は書き込み動作だけ
を説明するため第1電極および第3電極への印加電圧並
びに第2電極の電圧を示す波形図であるが、第1図
(ハ)は書き込み動作と消去動作の両方を説明するため
第1電極および第3電極への印加電圧を示す波形図であ
る。
表示装置は第5図(イ)に示したもの1または第6図
(イ)に示したもの2と全く同じである。第1電極10は
第1のパルス電源110Bを介して基準電位点Aへ接続さ
れ、第2電極20は放電安定化抵抗122を介して基準電位
点Aへ接続され、そして第3電極30は第2のパルス電源
130Cを介して矢張り基準電位点Aへ接続されている。
第1のパルス電源110Bは電位0から電位−E1まで振れる
負のパルス電圧および電位0から適当な電位値まで振れ
る正のパルス電圧を第1電極10に印加するが、第2のパ
ルス電源130Cは電位0から電位E3まで振れる正のパルス
電圧を第3電極30に印加する。
まず、書き込み動作を、第1図(ロ)について詳しく説
明する。第1電極10と第2電極20の間にある補助放電空
間200で放電が生じるのに充分な負の電圧すなわち−E1
の負のパルス電圧を第1のパルス電源110Bにより時点t1
で第1電極10に印加し、補助放電を引き起す。この時、
補助放電電流−I12が第1電極10から第2電極20を通し
て放電安定化抵抗122に流れるため、第2電極20の電位
は基準電位点Aから見て−I12×Rとなる。ただし、R
は放電安定化抵抗122の抵抗値である。この状態におい
て、E3の正のパルス電圧を第2のパルス電源130Cにより
時点t2で第3電極30に印加すると、第3電極30と第2電
極20の間の電位差E32はE3−(−I12×R)=E3+I12×
Rとなり、また補助放電により補助放電空間200に生じ
ていた空間電荷は第2電極20の中心にある電離結合路22
0を通して表示放電空間210に引き込まれる。そのために
表示放電空間210は表示放電が生じ易くなつており、ま
た第3電極30と第2電極20の間にはE3とくらべてI12×
Rだけ大きい電位差E32が存在するため、表示放電空間2
10で表示放電が引き起される。電位差E32すなわち第3
電極30に印加するE3、放電安定化抵抗122の抵抗値Rお
よび時点t2での補助放電々流I12の大きさと、補助放電
空間200での電荷量および電荷分布状態を決める−E1
よび時間t2−t1とは、表示放電を引き起すのに充分な値
に選ぶ.表示放電が引き起されると表示放電々流I32
第3電極30から第2電極20を通して放電安定化抵抗122
に流れる。この時の第2電極電位は、補助放電々流がI
12からI12′へ減少するので(I32−I12′)×Rとなる
が、この電位の変化は表示動作等に全く悪影響を及さな
い。表示書き込みは以上のように行うことができる。な
お、第2電極20は電源につながれていないが、これに抵
抗を接続することにより、あたかも電源が接続されてい
るように第2電極20の電位が変化し、表示放電を引き起
し易くなつており、この点は本発明の1つの特徴であ
る。
書き込みを一度行つて表示放電が生じると、第3電極30
の電圧を取り去つても、しばらくの間は表示放電空間21
0に空間電荷および励起分子が残つており、放電が生じ
易い状態にあるので、これらの粒子が残つているうちに
第3電極30へ再びE3を印加すると、表示放電を再閉する
ことができる。従つて、第1図(ハ)に示す電圧をそれ
ぞれ第1電極10、第3電極30に印加することにより、表
示放電を何回でも繰り返すことができる。
第1図(ハ)において、第3電極印加電圧(a)は周期
T0、パルス幅T1のパルス電圧であり、T1は第1電極印加
電圧のパルス幅T3のパルス電圧の期間と重なつていな
い。また、第3電極印加電圧(b)は第3電極印加電圧
(a)と周期およびパルス幅が基本的には同じである
が、図中左から2番目のパルスすなわち書き込みパルス
WPはそのパルス幅がT1+T2となっており、T2の期間が第
1電極印加電圧のパルス幅T3のパルス電圧すなわち走査
パルスSPの期間と重なっている点で異なる。第3電極印
加電圧(b)を用いて場合、上述したようなT3とT2が重
なる部分で表示放電の書き込みを行えるが、第3電極印
加電圧(a)を用いた場合は、第1電極印加電圧と第3
電極印加電圧の印加期間が重ならないため補助放電空間
200で生じた空間電荷が表示放電空間210に移り難いこ
と、および第2電極20の電位変化期間と第3電極30への
電圧印加期間とが重ならないせいで第3電極30と第2電
極20の間の電位差が第3電極印加電圧(b)を用いた場
合よりもI12×Rだけ小さいことのために、表示放電は
生じない。
一度起きた表示放電は第3電極30にパルス電圧が印加さ
れる毎に何度でも起きるが、第3電極30にパルス電圧が
印加されても表示放電が起きないようにする消去動作を
以下に述べる。第1図(ハ)に示すように第3電極印加
電圧パルスと同時に或はその少し前から第1電極10に正
のパルス電圧すなわち消去パルスEPを印加しかつその電
圧値を適当に選ぶと、第2電極20の電位が0であるの
で、補助放電空間200に放電を引き起すことができる。
そうすると、第1電極10から第2電極20を通して放電安
定化抵抗122に電流が流れ、第2電極20の電位が上昇す
る。この第2電極上昇電位が適当となるように第1電極
印加電圧を選ぶことにより、この状態で第3電極30にパ
ルス電圧が印加されても、第3電極30と第2電極20の間
の電位差を、表示放電を引き起すことができない値にす
ることができる。第3電極30にパルス電圧が印加されて
も表示放電が一度起きなくなると、それまで表示放電空
間に存在した空間電荷や励起分子は存在量が減り、次に
第3電極30にパルス電圧が印加されても表示放電を行え
なくなる。このようにして表示放電が消去される。
第2図(イ)および(ロ)は、本発明の駆動回路を3×
3マトリクス形表示装置に適用した場合およびその際の
印加電圧波形を示す。なお、第2図(イ)は3×3のマ
トリクスのうち、表示礎子(2,2)のみを表示させる例
である。また、例2は10−1は第1電極10の1行目の電
極をそして30−1は第3電極30の1列目の電極を示す。
第1電極10に印加する走査パルスSPおよび消去パルスEP
は表示の有無にかゝわらず1行目から順次印加して行
く。また、第3電極30には通常、周期T0、パルス幅T1
パルス電圧を印加しておき、表示を行う際に第1電極10
の走査パルス印加期間と或る期間重複するように第3電
極印加電圧パルス幅を図示のようにT1+T2とする。一度
書き込まれた表示放電は第1電極10に消去パルスEPが印
加されるまで、第3電極30に電圧パルスが印加される毎
に起るので、表示放電の継続回数は任意に設定できる。
第3図(イ)、(ロ)、(ハ)および(ニ)は、本発明
の駆動回路をパネル形表示装置に適用した例を示す各構
成部品の斜視図である。第3図(イ)、(ロ)、
(ハ)、(ニ)に示す各構成部品をこの順序で貼り合わ
せ、放電用ガスを封入し、周囲の開口部を閉じ、電源を
接続すれば表示を行うことができる。第3図(イ)、
(ニ)に示す透明電極314、基板310A上の第3電極30第
1電極10は第1図(イ)に示したそれぞれ第2、第1の
パルス電源130C、110Bに接続され第3図(ハ)の各第2
電極20は基板310B上でそれぞれの放電安定化抵抗122に
接続され、この放電安定化抵抗122の、第2電極側とは
反対側の端子は接地用配線312によつて基準電位点Aに
接続されている。透明電極314の、表示放電空間21側に
螢光体(図示しない)を塗布することにより、この螢光
体を表示放電セル中に発生した放射で励起、発光させて
表示させることができる。
以上、本発明の一実施例について述べたが、第1電極10
に印加するパルス電圧を基準電位から見て負方向のもの
のみを用いても良い。すなわち表示放電の消去を、第4
図に示すような負の第1電極印加がパルス電圧を用いて
行つても良い。消去パルスEPの電圧値、パルス幅および
第3電極印加電圧パルス終了時から消去パルス電圧印加
開始時までの時間Tを補助放電間200に放電が生じない
ように選ぶことにより、表示放電空間210内の空間電荷
を引き込んで第1電極10、第2電極20または第3電極30
に電気的に接触させ、空間電荷量を減少させることがで
きる。この消去パルス電圧印加後に第3電極30にパルス
電圧が印加されても、表示放電空間210内の空間電荷量
が少ないために表示放電は行われない。このような消去
動作を用いることにより、第1電極10に印加するパルス
電圧は基準電位から負方向のものだけで良いので、第1
のパルス電源の構成を簡単にすることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、わずか2種類の電源で駆動回路を構成
できるので、従来のものが3種類以上の電源を用いてい
ることにくらべ、駆動回路自体の構成を簡単にできる。
また、パルス電圧に直流電圧を重畳して電極に印加する
こともないので、パルス電圧に直流電圧を重畳して電極
に印加する従来回路とくらべて、回路の絶縁設計を簡単
にすることができる。これらの効果があるので、本発明
を実施することにより、より安価でより小さい寸法の表
示装置を実現できる。
また、第4図に示した波形を有するパルス電源を使用す
れば、上述の利点の他に、1つのパルス電源で発生させ
る電圧の極性が正または負のどちらか一方で良いので、
回路構成をより簡単にできる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る駆動回路の一実施例を示す配線図
およびその電圧波形図、第2図は本発明を適用したマト
リクス形表示装置の概略図およびその電圧波形図、第3
図は本発明を適用したパネル形表示装置の斜視図、第4
図は本発明で使用される他の電圧波形図、第5図ないし
第7図はそれぞれ従来の駆動回路を示す配線図およびそ
の電圧波形図である。 1および2は表示装置、10は第1電極、20は第2電極、
30は第3電極、200は補助放電空間、210は表示放電空
間、110Bは第1のパルス電源、122は放電安定化抵抗、1
30Cは第2のパルス電源、Aは基準電位点である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1電極と第2電極の間の補助放電空間に
    補助放電を生じた空間電荷を、前記第2電極と第3電極
    の間の表示放電空間に引き込むことにより、表示放電を
    生じさせて画像を表示するガス放電表示装置であって、
    前記第1電極が負のパルス電圧のみを発生する第1のパ
    ルス電源を介して基準電位点に接続され、前記第2電極
    が放電安定化抵抗を介して前記基準電位点に接続され、
    そして前記第3電極が正のパルス電圧のみを発生する第
    2のパルス電源を介して前記基準電位点に接続されてお
    り、第2のパルス電源が発生する正のパルス電圧は、書
    き込みパルスおよびこれよりもパルス幅が狭い表示放電
    繰り返し用パルスで、第1のパルス電源が発生する負の
    パルス電圧は、書き込みパルスと期間が一部重複する走
    査パルス、および表示放電繰り返し用パルスと期間が重
    複しない消去パルスでなることを特徴とするガス放電表
    示装置の駆動回路。
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