JPH07108033B2 - 床用ドライバユニットの取付方法 - Google Patents

床用ドライバユニットの取付方法

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JPH07108033B2
JPH07108033B2 JP3340151A JP34015191A JPH07108033B2 JP H07108033 B2 JPH07108033 B2 JP H07108033B2 JP 3340151 A JP3340151 A JP 3340151A JP 34015191 A JP34015191 A JP 34015191A JP H07108033 B2 JPH07108033 B2 JP H07108033B2
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明 小松
友久 太田
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ボディソニック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広い床平面に複数個の電
気・機械振動変換器を取付けるときの床用ドライバユニ
ットの取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、振動伝達部材を伝わる振動の伝わ
り方について説明する。振動伝達部材を伝わっていく振
動には横振動と縦振動の二通りがある。そのうち横振動
による振動伝達部材への振動の伝わり方を糸電話を例に
して説明すると横振動は、自分の話している音声の音波
により糸を振動させ、この振動により相手側に音声が伝
達する如に伝達される。したがって、横振動の場合には
振動伝達部材が糸電話の糸のように柔軟でかつ長いもの
でも糸全体が振動させられる。これに対して縦振動は糸
電話の糸に上下方向に振動を与えるので、糸のように柔
軟で長いものは上下方向に振動が与えられた部分のみが
振動して糸全体へ振動が伝達されにくい。以下に説明す
る振動伝達部材は上記糸電話の糸に相当するものであ
る。したがって、電気・機械振動変換器を用いて振動伝
達部材に振動を伝える場合においては横振動の方がその
伝達効率がよい。
【0003】音響装置等から信号を受けてこれを機械的
な振動に変換し、この振動をスピーカあるいはヘッドホ
ンからの音と共に身体に与える体感音響装置は本発明者
等によって既に研究が進められ、これに関する多くの出
願がある(特公昭58−2517号公報、特公昭57−
9272号公報、特公昭58−9640号公報、実公昭
64−6622号公報、実公昭58−4316号公報等
参照)。
【0004】これら各公報に記載されたものは、いずれ
も縦振動に関するもので、電気・機械振動変換器を人体
載置物内に埋設した振動伝達部材に取付け、あるいは人
体載置物に直接、取付けて電気・機械振動変換器の発生
する振動を人体載置物を介して人体に与えるものであっ
た。
【0005】ところで、音響装置等から流れてくる音楽
に合わせて有酸素運動すなわちリズム体操が行なわれる
エアロビクススタジオのような床においても、最近では
電気・機械振動変換器を人体載置物である床に取り付け
て、床面から体感音響振動を発生させ体に直接、音響の
リズム感を与えるようにした床が増加している。
【0006】このように床面から体感音響振動を発し体
に直接、音響のリズム感を与えるようにした床(以下エ
アロビクススタジオを例にして説明する)において、振
動を発生する電気・機械振動変換器は、図42ないし図44
に示すように床に縦振動を与えるように設置されてい
る。すなわち、図に示すように、電気・機械振動変換器
1をエアロビクススタジオの床2の裏面に複数個、全域
にわたって分散して取り付けている。
【0007】このように取り付けることは電気・機械振
動変換器1の発生する上下方向の振動をエアロビクスス
タジオの床2全体に縦振動として確実に伝達させるため
である。この床2の場合は床2自体が振動伝達部材であ
り人体載置物である。そして、電気・機械振動変換器1
が作動して体感音響振動が発生した場合には、床2およ
びその上の人体3には図45に矢印で示すような縦振動が
伝達される。なお、符号4で示すものは床2を支持する
脚、符号5で示すものはインシュレータである。
【0008】床2に取り付けられている電気・機械振動
変換器1は、円盤状のハウジング1a内にヨークとマグネ
ットを装着し、振動出力がハウジング1aの面に直交する
方向に発生する公知のもので、この電気・機械振動変換
器1をエアロビクススタジオの床2に取り付ける場合に
は、前述したように床2の裏面に複数個、床2全域にわ
たって分散させ、かつ、電気・機械振動変換器1のハウ
ジング1aの面を床2の裏面に沿わせて直接取り付けるよ
うにしている。
【0009】このように電気・機械振動変換器1のハウ
ジング面1aを床2の裏面に沿わせて直接取り付けること
は床2に縦振動を伝達させ、かつ発生させた縦振動を減
衰させないためである。また、電気・機械振動変換器1
を複数個、床2全域にわたって分散させて取り付けるこ
とは床2および人体3への振動伝達効率をよくするため
である。すなわち床2の裏面、1か所から床2に縦振動
を伝達した場合、前述の糸電話で説明したように電気・
機械振動変換器1の取付位置の上部への振動伝達効率は
すぐれても床2全体への振動伝達効率が劣っているから
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
にあっては、縦振動の振動伝達効率をよくするために電
気・機械振動変換器1をエアロビクススタジオの床2の
裏面に複数個、床2全体にわたって分散させて取り付け
ていたので、電気・機械振動変換器1の取り付け工事は
電気・機械振動変換器1の単独作業として進めることが
できず、床2の工事工程に合わせて行わなければならな
かった。そのため作業始めには床2の工事と、電気・機
械振動変換器1の取り付けの工事の段取りをしなければ
ならず、さらに、施工時には相互の施工時間を調整しつ
つ作業を進めていかなければならないので、作業が煩雑
になって作業性が悪かった。また、電気・機械振動変換
器1を一旦取り付けてしまうと故障の際、床2全体を開
けて作業を行わなければならずメンテナンスが大変であ
った。
【0011】また、床2全域にわたって電気・機械振動
変換器1を分散させて取り付け、床2に伝達させる縦振
動の伝達効率をよくしているが、人体3がこの電気・機
械振動変換器1の取付位置の上部に位置した場合には音
の種類によって人体3が過度につき上げられる感じにな
り違和感を感じる問題があった。
【0012】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あり、電気・機械振動変換器の取付作業を簡単にしてメ
ンテナンスを容易にし、かつ、振動伝達効率を向上させ
床用ドライバユニットの取付方法を提供するものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、板状あるいは網状平面の
振動伝達部材に配設する複数個の、コイル付きコアとマ
グネットあるいはコイルとヨークを含む電気・機械振動
変換器を、振動方向を同一にしてホルダで組み付けてブ
ロック体に形成し、該ブロック体を、前記電気・機械振
動変換器の振動方向を前記振動伝達部材の平面と一致す
るように、前記ホルダを介して前記振動伝達部材に取り
付けることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明は上記のように、電気・機械振動変換器
をブロック体にひとまとめに形成して振動伝達部材に横
振動を与えるものであり、縦振動の場合に1箇所で強い
振動を起こすと中心からの距離による振動強弱の差が大
きくなり、また、強振動に耐えられる振動伝達部材を必
要とするが、横振動を振動伝達部材に与えるので振動伝
達部材の全体が同じような強さで振動する。これによ
り、電気・機械振動変換器を床全体にわたって分散させ
て配設する必要がなくなり、かつ、ブロック体を振動伝
達部材の1箇所に取り付けることが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る床用ドライバユニットの
一実施例を図1ないし図4にもとづき従来例を示す図42
ないし図45と同一の部材には同一の符号を付して説明す
る。図において、符号1で示すものは電気・機械振動変
換器であって、後述する構造により、音声信号に応じて
ハウジング1aの部分がその面に平行する方向(矢印6の
方向)に機械的振動を発生するものである。そして、こ
の電気・機械振動変換器1を複数個、横振動が発生する
ようにホルダ7によって組み付けてブロック体にして床
用ドライバユニット8を形成する。以下そのブロック体
に形成した床用ドライバユニットの具体例を詳述する。
【0016】図1はこの電気・機械振動変換器1を、例
えば8個重ねてユニット部9とし、これをフランジ7aを
有するホルダ7によって組み付けて1つのブロック体に
形成した床用ドライバユニット8である。電気・機械振
動変換器1をこのように水平にして組み付けることによ
って形成した床用ドライバユニット8は矢印6の方向に
強い横振動を発生する。
【0017】図2は図1のユニット部9のその振動方向
(矢印6の方向)側にもう1個、別のユニット部9を配
置し、ホルダ7によって組み付けて1つのブロック体に
形成した床用ドライバユニット8である。図3は図1の
ユニット部6のその振動方向(矢印6の方向)側にもう
1個、別のユニット部9を配置したものを2列に並べて
ホルダ7によって組み付けて1つのブロック体に形成し
た床用ドライバユニット8である。
【0018】図4は図1のユニット部6のその振動方向
(矢印6の方向)側に2個、別のユニット部9を順次配
設して、ユニット部9を3個並べたものを2列並べてホ
ルダ7によって組み付けて1つのブロック体に形成した
床用ドライバユニット8である。上記図2ないし図4の
床用ドライバユニット8はいずれもハウジング1aの面に
平行する方向(矢印6の方向)に横振動を発生するもの
である。なお、上記床用ドライバユニット8を形成する
電気・機械振動変換器1の数は床2の面積や床2の材質
などを考慮して決定される。
【0019】これらの床用ドライバユニット8の使用態
様を以下に説明する。床用ドライバユニット8を振動伝
達部材であり、 かつ人体載置物であるエアロビクススタ
ジオ10の床2に取り付ける場合は、ホルダ7に形成され
ている取付フランジ7aによって取り付けることになる。
図5は図1の1つのユニット部9からなる床用ドライブ
ユニット8をエアロビクススタジオ10の床2の表面に取
り付けたものである。この場合エアロビクススタジオ10
の床2は適度の硬度と弾性を有するボードからなるもの
である。そして、床用ドライバユニット8には図5に矢
印6で示す方向の横振動が発生するので床2にも同じ矢
印方向の横振動が伝達される。11はエアロビクススタジ
オ10の壁と床2との振動のための隙間である。
【0020】図6は図4の6個のユニット部9からなる
床用ドライバユニット8をエアロビクススタジオ10の床
2の表面に取り付けたものである。この場合も矢印6で
示す方向の横振動が発生するので床2にも同じ方向の横
振動が伝達されることになる。図7はエアロビクススタ
ジオ10の床2の中央表面に図4の6個のユニット部9か
らなる床用ドライバユニット8を1セット配設したもの
を示している。符号12で示すものはスピカーである。
【0021】上記したように、横振動が発生するように
電気・機械振動変換器1を組み付け、これを床2に取り
付ければ振動伝達効率がよくなって、床2に分散させて
取り付けなくても確実に音響振動が床2に伝達されるこ
とになる。同様に、床用ドライバユニット8をエアロビ
クススタジオ10の床2の表面に取り付けているので、そ
の取り付け工事は床の工事とは無関係に取り付けること
ができると共にドライバユニット8が故障して取り替え
るときにも床をそのままの状態にして取り替え工事をす
ることが可能となる。
【0022】図8は床2の裏面に取り付けるように、ホ
ルダ7を改良して組み付けた裏面取り付け用の床用ドラ
イバユニット8である。これはたとえば電気・機械振動
変換器図1を4個重ねたユニット部13の振動方向(矢印
6の方向)に2個、別のユニット部13を順次配設したも
のを2列に並べてホルダ7によって組み付けて1つのブ
ロック体に形成した床用ドライバユニット8である。床
用ドライバユニット8は図9に示すようにして床2の裏
面に取り付けられる。この場合においても床用ドライバ
ユニット8には矢印6で示す方向に機械的な横振動が発
生するのでその振動が床2に伝達される。図10はこの床
用ドライバユニット8をエアロビクススタジオ10の床2
の下面に2セット取り付けたところを示している。
【0023】図11は図8の床裏面取り付け用の床用ドラ
イバユニット8を床埋め込み用に形成して使用する場合
を示している。この場合はドライバユニット8が床2の
上面から取り付けられるのが特徴である。すなわち、床
2の上面にドライバユニット8の挿通する取付孔14を設
け、この取付孔14より床用ドライバユニット8を下ろし
入れてホルダ7上部の取付フランジ7aを取付孔14の内周
に設けた取付部14a に係合させることによって床用ドラ
イバユニット8を床2に埋め込むようにして保持させ
る。
【0024】図12は床裏面取り付け用の床用ドライバユ
ニット8の取り付け状態を示した断面図である。床用ユ
ニット8を床2に埋め込むようにすると床2の表面にド
ライバユニット8が突出しなくなるので床2上に邪魔に
なるものがない。この場合も矢印6で示す方向の横振動
が床2に伝達される。図13はエアロビクススタジオ10の
床2にドライバユニット8を2セット埋め込んで取り付
けたところを示している。
【0025】上記のようにブロック体にした床用ドライ
バユニット8を床2の裏面に取り付けた場合において
も、同様に、振動伝達効率がよくなり床2に分散させて
取り付けなくても確実に音響振動が床2に伝達されるこ
とになる。また、ドライバユニット8をエアロビクスス
タジオ10の床2の裏面に取り付けても、その取り付け工
事は床工事とは無関係に取り付けることができると共に
ドライブユニット8が故障して取り替えるときにも取り
付け部分の床のみを開ければ簡単に取り替え工事をする
ことが可能になる。
【0026】また、この床用ドライバユニット8は小規
模の薄形床にも適用することができる。図14ないし図16
は薄形床15に本発明の床用ドライバユニット8を装着し
たところを示したものである。薄形床15には図15に示す
ような矢印6の方向の横振動が伝達される。したがっ
て、人体3も同じ方向の横振動を体感することになる。
図16は薄形床15の脚部16の構造を拡大して示したもので
ある。このように薄形床15の脚部16が横振動の振動の方
向に揺動可能なものなら横振動を十分に伝達することが
可能となる。図17は薄形床15の表面に、電気・機械振動
変換器1を2列に並べてホルダ7によって組み付けてブ
ロック体にした床用ドライバユニット8を取り付けたも
のである。
【0027】上記のように、薄形床15にあっても同様に
振動伝達効率がよくなって、床2に分散させて取り付け
なくても確実に音響振動が床2に伝達されることにな
る。また、ドライブユニット8を薄形床15の表面に取り
付けているので、その取り付け工事は簡単になり、ドラ
イブユニット8が故障して取り替えるときにも薄型床15
をそのままの状態にして取り替え工事をすることが可能
になる。
【0028】次に、ハウジング1aの面に直交する方向に
振動が発生する電気・機械振動変換器1Aを複数個組み付
けてブロック体に形成した床用ドライバユニット17につ
いて説明する。図18に示すものは、電気・機械振動変換
器1Aを立てて、8個振動方向(矢印6の方向)に並べて
ユニット部18とし、これをフランジ7aを有するホルダ7
によって組み付けて1つのブロック体に形成した床用ド
ライバユニット17である。電気・機械振動変換器1Aをこ
のように立てて組み付けることによって形成した床用ド
ライバユニット17は矢印6の方向に強い横振動を発生す
る。
【0029】図19に示すものは、電気・機械振動変換器
1Aを立てて上下方向に2個取り付けたボードを、例えば
8枚振動方向(矢印6の方向)に配設してユニット部18
とし、それをホルダ7によって組み付けて1つのブロッ
ク体に形成した床用ドライバユニット17である。図20に
示すものは、電気・機械振動変換器1Aを立てて、上下方
向に3個取り付けたボードを、例えば8枚振動方向(矢
印6の方向)に配設してユニット部18とし、それをホル
ダ7によって組み付けて1つのブロック体に形成した床
用ドライバユニット17である。
【0030】図21に示すものは、電気・機械振動変換器
1Aを立てて、上下方向に3個、横方向に2個取り付けた
ボードを、例えば8枚振動方向(矢印6の方向)に配設
してユニット部18とし、それをホルダ7によって組み付
けて1つのブロック体に形成した床用ドライバユニット
17である。図22に示すものは、電気・機械振動変換器1A
を立てて、2個横に並べて取り付けたボードを、例えば
7枚振動方向に配設してユニット部18とし、これをホル
ダ7によって組み付けて1つのブロック体に形成した床
用ドライバユニット17である。
【0031】図23に示すものは、図18に示した床用ドラ
イバユニット17をエアロビクススタジオ10の床2の上面
に取り付けたものである。この場合、床2には矢印6で
示すような横振動が伝達されることになる。図中、11は
スタジオ10の壁と床2の振動のための隙間である。図24
はエアロビクススタジオ10の床2に図19に示す床用ドラ
イバユニット17を2セット取り付けたものを示してい
る。この場合、床2には矢印6で示すような横振動が伝
達されることになる。図25はエアロビクススタジオ10の
床2の中央に図21に示す床用ドライバユニット17を1セ
ット取り付けたものを示している。この場合も床2には
矢印6で示すような横振動が伝達されることになる。
【0032】上記のように、床用ドライバユニット17を
床2の上面に取り付けても、同様に、振動伝達効率がよ
くなって、電気・機械振動変換器1を床2に分散させて
取り付けなくても確実に音響振動が床2に伝達されるこ
とになる。さらに、床用ドライバユニット17をエアロビ
クススタジオ10の床2の表面に取り付けているので、そ
の取り付け工事は床の工事とは無関係にすることができ
ると共にドライバユニット17が故障して取り替えるとき
にも床2をそのままの状態にして取り替え工事をするこ
とが可能となる。
【0033】図26に示すものは、電気・機械振動変換器
1Aを立てて、2個並べて取り付けたボードを、例えば7
枚振動方向に配設してユニット部18とし、それを床2裏
面取り付け用に改良したホルダ7によって組み付けて1
つのブロック体に形成した床用ドライバユニット17であ
る。床2の裏面に取り付ける場合には取付フランジ7aに
よって取り付ける。このようにハウジング1aの面に直交
する方向に振動が発生する電気・機械振動変換器1Aを立
てて組み付けることによって、床用ドライバユニット17
は図26に矢印6で示す方向に強い横振動を発生する。
【0034】図27は図26の床用ドライバユニット17をエ
アロビクススタジオ10の床2の下面に取り付けたもので
ある。この場合、床2には図27に矢印6で示すような横
振動が伝達されることになる。図28はエアロビクススタ
ジオ10に図26に示す床用ドライバユニット17を2セット
取り付けたものを示している。振動は床2に矢印6で示
すような横振動が伝達される。図29および図30はエアロ
ビクススタジオ10の床2の裏面に3セット取り付けた場
合の床用ドライバユニット17の配置図を示している。
【0035】図31は、電気・機械振動変換器1Aを立て
て、2個並べて取り付けたボードを、例えば7枚振動方
向に配設してユニット部18とし、それを床2裏面取り付
け用に改良したホルダ7によって組み付けて1つのブロ
ック体に形成した床用ドライバユニット17を床埋め込み
形にして使用する場合を示している。この場合は床用ド
ライバユニット17が床2の上面から取り付けられるのが
特徴である。すなわち、床2の上面にドライバユニット
17の取付孔14を設け、この取付孔14より床用ドライバユ
ニット17を下ろし入れてホルダ7の上部の取付フランジ
7aを取付孔14の内周に設けた取付部14a に係合させるこ
とによって床用ドライバユニット17を床2に埋め込んで
取り付けることができる。
【0036】図32は床用ドライバユニット17を床2に埋
め込んで取り付けたところを示したものである。このよ
うにすると床2の表面に床用ドライバユニット17が突出
しないので邪魔になることはない。この場合にも床2に
は矢印6で示すように横振動が伝達される。図33はエア
ロビクススタジオ10の床2に床用ドライバユニット17を
2セット埋め込んで取り付けたところを示したものであ
る。
【0037】上記のように、ドライブユニット17を床2
の裏面に取り付けても埋め込んで取り付けても、同様
に、振動伝達効率がよくなって、床2に分散させて取り
付けなくても確実に音響振動が床2に伝達されることに
なる。また、ドライバユニット8をエアロビクススタジ
オ10の床2の裏面に取り付けても埋め込んで取り付けて
も、その取り付け工事は床工事とは無関係に取り付ける
ことができると共に床用ドライバユニット17が故障して
取り替えるときにも床2の床用ドライバユニット17の取
り付け部分のみを開ければ簡単に取り替え工事をするこ
とが可能になる。
【0038】図34に示すものは、電気・機械振動変換器
1Aを立てて、例えば4個、振動方向に配設してユニット
部18A とし、それをホルダ7によって組み付けて1つの
ブロック体に形成した床用ドライバユニット17を網状の
振動伝達部材であるネット18a とこれを包囲するクッシ
ョン材18b からなる人体載置物である薄い敷物18c に取
り付けたものである。この場合、床用ドライバユニット
17はネット18a に固定される。そして、振動は電気・機
械振動変換器1Aのハウジング1aの面に直交する方向に発
生するので、ネット18a には図35に矢印6で示す方向の
横振動が伝達され、薄い敷物18c にも同じような横振動
が伝達されることになる。これによって敷物18c に座っ
ている人体3に横振動を体感させることができる。
【0039】上記のように、人体載置物が薄い敷物18c
であっても上記と同様に振動伝達効率がよくなって、電
気・機械振動変換器1Aを敷物18c に分散させて取り付け
なくても確実に音響振動が敷物18c に伝達されることに
なる。また、床用ドライバユニット17を薄い敷物18c の
表面に取り付けているので、その取り付け工事は簡単に
なり、ドライバユニット17が故障して取り替えるときに
も薄い敷物18c をそのままの状態にして取り替え工事を
することが可能になる。
【0040】次に床用ドライバユニット8,17を構成し
ている電気・機械振動変換器1,1Aを図にもとづいて詳
述する。まず、床用ドライバユニット8の電気・機械振
動変換器1のハウジング1aの面に平行する方向に機械的
振動を発生するものの構造を図36にもとづいて説明す
る。この図において、19は棒状の着磁されたマグネット
である。このマグネット19の両側には着磁されていない
コ字状の磁性体であるコア20がその突出部分20a の端部
をマグネット19に向けて各々設けられている。マグネッ
ト19とコア20の端部とは、たとえば、3mmないし5mm程
度の微小空隙dを設けて対向している。そして、マグネ
ット19はハウジング1aに接着固定された取付部21にその
両端部分を支持された状態で固定されており(図37をも
参照)のマグネット19の両側にあるコア20はダンパ22に
よってハウジング1aに振動自在に吊下されている。
【0041】ダンパ22は板にスリット23を形成したもの
であり(図38参照)、このダンパ22のハウジング1aへの
固定は、ハウジング1aにボルト24固定したスペーサ25に
接着等の手段で行なっている。また、ダンパ22のコ字状
のコア20への固定は、ダンパ22にボルト26固定したボス
27に接着等の手段で行なっている。そして、マグネット
19両側のコア20同士は互に上部、下部の2つの連結部材
28によって連結されている。
【0042】ハウジング1aとしては、この実施例におい
ては図39および図40に示すように2個の箱29,30を組み
合わせて形成しているが他の構造であってもよく、要は
マグネット19、コア20、コイル32(後述)等のすべてを
収容できるものであればよい。
【0043】マグネット19の両側に設けられたコ字状の
コア20の各平行部分20a にはボビン31に巻回された2個
のコイル32がそれぞれ装着されている。このコイル32は
音響機器の出力信号である音声電流等の低周波電流で磁
力が発生するものである。4個のコイル32は、可及的に
アンペアターンが稼げ、かつ、外形が大きくなり過ぎな
いような線径に選んで巻き、規格のインピーダンスにな
るようそれぞれが直列または並列に接続されている。
【0044】このような構成の電気・機械振動変換器1
は、磁性体の一つがマグネット19であることから、磁力
線が終始発生しており、その磁力線はコア20側へも及ん
でいる。その状態で信号源である音響機器(図示せず)
から、ローパスフィルタを通すなどの信号処理した音声
電流をコイル32に流すと、これによって電磁石となるコ
ア20は、瞬間、瞬間に(図28に示すN,S)極性が変化
する。したがって極性に変化が生じないマグネット19と
の間に、「吸引、反発」という磁気干渉作用を生ずる。
この磁気干渉作用により、ダンパ22に吊下され、かつ連
結部材28によって連結されたコア20の質量による振動が
ハウジング1aを平面方向に振動させる。このようにして
発生するハウジング1aの振動は、電気・機械振動変換器
1を振動伝達部材あるいは人体載置物に水平に取付ける
ことにより、振動伝達部材あるいは人体載置物を横振動
させることになる。
【0045】次に、床用ドライバユニット17の電気・機
械振動変換器1Aのハウジング(以下カバーという)の面
に直交する方向に機械的振動が発生するものの構造を図
41にもとづいて説明する。電気・機械振動変換器1Aは図
41に示すような内部構造をしているものである。この図
において33はカバーでり、34はベース板である。カバー
33はボルト35によってベース板34に固定されている。そ
して、カバー33とベース板34とによって形成された内部
には、次のような構造のものが収納されて電気・機械振
動変換器1Aが形成される。
【0046】さらに説明すると36はヨークであり、図示
するように、断面T字形を有するものである。ヨーク36
の外周部分にはリング状のマグネット37が取り付けられ
ており、その外側にはトッププレート38が設けられて、
これらはダンパーとしてのリングバネ39を介して前述の
ボルト35で支持されている。40はスペーサである。
【0047】この構造により一面をマグネット37に接触
させたトッププレート38の内周とヨーク36の突出部36a
との間には磁気的な空隙41が形成されることになる。こ
の空隙41の内部にはコイル42が設けられており、コード
43を通じて図示しない音響機器からの低周波電流が与え
られるようになっている。
【0048】このように構成されたこの電気・機械振動
変換器1aには、床2に取り付けられた状態で、信号処理
されたすなわち高域をカットした音楽信号が供給され
る。すなわちコイル42は図示しない音響機器からの信号
処理した低周波電流を受けると、コイル42とマグネット
37との磁気干渉作用により、コイル42に対してヨーク3
6、マグネット37およびトッププレート38の一体物が振
動をする。これによってこの電気・機械振動変換器1aを
取付けた床2は振動を受けることになる。この振動によ
って床上の人体は体感振動をうることができる。
【0049】本実施例は以上のように、音声信号を受け
て機械的な振動を発生する電気・機械振動変換器1,1A
を複数個、横振動が発生するように組み付けてブロック
体に形成したので、エアロビクススタジオ10の床2に振
動伝達効率がよい横振動を伝達することができ、これに
より電気・機械振動変換器1,1Aを床2全体にわたって
分散させて配設する必要がない。このように電気・機械
振動変換器1,1Aをブロック体に形成し、かつ、電気・
機械振動変換器1,1Aを床2全体にわたって分散させて
配設する必要がないので、このブロック体を板状あるい
は網状の振動伝達部材の1個所にひとまとめにして取り
付けることが可能となる。
【0050】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、振動伝達
部材を横振動させるので、1箇所で振動させても振動伝
達部材全体に容易に伝達でき、また、複数個合わせた出
力であるので振動の大きさも維持することができる。
【0051】したがって、電気・機械振動変換器の取り
付け工事が単独作業としてでき、作業が煩雑になること
もなくなって作業性が向上する。さらに、故障時の際に
は床全体を開けることなく修理作業をすることができメ
ンテナンスも容易になる。また、電気・機械振動変換器
を横振動伝達可能に1つのブロック体にまとめたので、
床上の人体がこの電気・機械振動変換器の取付位置の上
部に位置することもなくなるので人体が過度につき上げ
られる感じもなくなり音の違和感も感じなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハウジングの面に平行する方向に振動が発生す
る電気・機械振動変換器を8個重ねたものを組み付けて
形成した床用ドライバユニットの斜視図である。
【図2】図1と同じ電気・機械振動変換器を8個重ねた
ものを2組、組み付けて形成した床用ドライバユニット
の斜視図である。
【図3】図1と同じ電気・機械振動変換器を8個重ねた
ものを4組、組み付けて形成した床用ドライバユニット
の斜視図である。
【図4】図1と同じ電気・機械振動変換器を8個重ねた
ものを6組、組み付けて形成した床用ドライバユニット
の斜視図である。
【図5】図1の床用ドライバユニットをエアロビクスス
タジオの床面に取り付けたところを示す側面図である。
【図6】図4の床用ドライバユニットをエアロビクスス
タジオの床面に取り付けたところを示す側面図である。
【図7】図4の床用ドライバユニットをエアロビクスス
タジオの床面の中央部に1セット取り付けたところを示
す斜視図である。
【図8】電気・機械振動変換器を4個重ねたものを6
組、床裏面取り付け用のホルダで組み付けて形成した床
用ドライバユニットの斜視図である。
【図9】図8の床用ドライバユニットをエアロビクスス
タジオの床裏面に取り付けたところを示す側面図であ
る。
【図10】図8の床用ドライバユニットを床裏面に2セ
ット取り付けたエアロビクススタジオの斜視図である。
【図11】電気・機械振動変換器を4個重ねたものをつ
6組床埋込用のホルダで組み付けて形成した床用ドライ
バユニットを床に埋め込むところを示す斜視図である。
【図12】図11と同じ床用ドライバユニットをエアロ
ビクススタジオの床に埋め込んだところを示す側面図で
ある。
【図13】図11と同じ床用ドライバユニットを床に2
セット埋め込んだエアロビクススタジオの斜視図であ
る。
【図14】薄型の床に図1の床用ドライバユニットを取
り付けたところを示す斜視図である。
【図15】図14のもの側面図である。
【図16】図14の床の脚部の構造を拡大して示した側
面図である。
【図17】薄型の床に2組からなる床用ドライバユニッ
トを取り付けたところを示す斜視図である。
【図18】ハウジングの面に直交する方向に振動が発生
する電気・機械振動変換器を立てて8個並べたものをホ
ルダで組み付けて形成した床用ドライバユニットの斜視
図である。
【図19】電気・機械振動変換器を立てて、上下方向に
2個取り付けたボードを8組、組み付けて形成した床用
ドライバユニットの斜視図である。
【図20】電気・機械振動変換器を立てて、上下方向に
3個取り付けたボードを8組、組み付けて形成した床用
ドライバユニットの斜視図である。
【図21】電気・機械振動変換器を立てて、6個取り付
けたボードを8組、組み付けて形成した床用ドライバユ
ニットの斜視図である。
【図22】電気・機械振動変換器を立てて、横方向に2
個取り付けたボードを7組、組み付けて形成した床用ド
ライバユニットの斜視図である。
【図23】図18の床用ドライバユニットをエアロビクス
スタジオの床に取り付けたところを示す側面図である。
【図24】図19の床用ドライバユニットを床面に2セッ
ト取り付けたエアロビクススタジオの斜視図である。
【図25】図21の床用ドライバユニットを床の中央に2
セット取り付けたエアロビクススタジオの斜視図であ
る。
【図26】電気・機械振動変換器を立てて、横方向に2
個取り付けたボードを床裏面取付用のホルダで組み付け
て形成した床用ドライバユニットの斜視図である。
【図27】図26の床用ドライバユニットをエアロビク
ススタジオの床裏面に取り付けたところを示す側面図で
ある。
【図28】図26の床用ドライバユニットを2セット床
裏面に取り付けたエアロビクススタジオの斜視図であ
る。
【図29】床裏面に取り付けた床用ドライバユニットの
取付配置図である。
【図30】図29の側面図である。
【図31】電気・機械振動変換器を立てて、2個取り付
けたボードを床埋込用のホルダで組み付けて形成した床
用ドライバユニットを床に埋め込むところを示す斜視図
である。
【図32】図31の床用ドライバユニットを床に埋め込
んで取り付けたところを示す側面図である。
【図33】図31の床用ドライバユニットを2セット床
に埋め込んだエアロビクススタジオの斜視図である。
【図34】電気・機械振動変換器を立てて4個並べたも
のをホルダで組み付けて形成した床用ドライバユニット
を薄い敷物に取り付けたところを示す斜視図である。
【図35】図34の側面図である。
【図36】ハウジングの面に平行する方向に振動が発生
する電気・機械振動変換器の内部の平面図である。
【図37】図36のA−A線に沿う断面図である。
【図38】図36のB−B線に沿う断面図である。
【図39】図36のC−C線に沿う断面図である。
【図40】図36のD−D線に沿う断面図である。
【図41】ハウジングの面に直交する方向に振動が発生
する電気・機械振動変換器の内部の縦断面図である。
【図42】従来のエアロビクススタジオの床の電気・機
械振動変換器の配置図である。
【図43】図42のものの側面図である。
【図44】図42の床上に人体が立った状態を示す斜視
図である。
【図45】図44の振動の伝達状況を示した正面図であ
る。
【符号の説明】
1 電気・機械振動変換器 1A 電気・機械振動変換器 2 床 7 ホルダ 8 床用ドライバユニット 17 床用ドライバユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−138795(JP,U) 特公 昭58−2516(JP,B2) 実公 平2−8043(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状あるいは網状平面の振動伝達部材に配
    設する複数個の、コイル付きコアとマグネットあるいは
    コイルとヨークを含む電気・機械振動変換器を、振動方
    向を同一にしてホルダで組み付けてブロック体に形成
    し、該ブロック体を、前記電気・機械振動変換器の振動
    方向を前記振動伝達部材の平面と一致するように、前記
    ホルダを介して前記振動伝達部材に取り付けることを特
    徴とする床用ドライバユニットの取付方法。
JP3340151A 1991-10-29 1991-11-29 床用ドライバユニットの取付方法 Expired - Fee Related JPH07108033B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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JP3-309986 1991-10-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS582516A (ja) * 1981-06-29 1983-01-08 Miyamoto Kogyosho:Kk 火葬装置
JPH0756557Y2 (ja) * 1987-03-03 1995-12-25 ボデイソニツク株式会社 体感振動発生装置
JPH028043U (ja) * 1988-06-24 1990-01-18

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