JPH07108256B2 - 炊飯器 - Google Patents
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- JPH07108256B2 JPH07108256B2 JP3224383A JP22438391A JPH07108256B2 JP H07108256 B2 JPH07108256 B2 JP H07108256B2 JP 3224383 A JP3224383 A JP 3224383A JP 22438391 A JP22438391 A JP 22438391A JP H07108256 B2 JPH07108256 B2 JP H07108256B2
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- Cookers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炊飯量の大小に関わらず
均質な米飯が炊き上げられるようにした炊飯器に関する
ものである。
均質な米飯が炊き上げられるようにした炊飯器に関する
ものである。
【0002】
【従来技術及び課題】加熱方法を工夫して高品質の米飯
が炊けるようにした炊飯器として、例えば図6に示すよ
うなものがある。釜(1) を加熱するガスバーナ(2)への
ガス回路には開閉弁(3)が挿入されており、該開閉弁
(3)は加熱制御装置(30)で開閉制御されるようになって
いる。
が炊けるようにした炊飯器として、例えば図6に示すよ
うなものがある。釜(1) を加熱するガスバーナ(2)への
ガス回路には開閉弁(3)が挿入されており、該開閉弁
(3)は加熱制御装置(30)で開閉制御されるようになって
いる。
【0003】炊飯の全工程は、図7に示すように、時系
列的に配列された予備炊き工程(A),本炊き工程(B) ,
及び蒸らし工程(C) の各工程から成り、予備炊き工程
(A) は米粒の含水量を適正に調整し、本炊き工程(B) は
米飯を実際に炊き上げ、更に、蒸らし工程(C) は米飯を
蒸らす動作を行う。予備炊き工程(A) では20分程度に
設定された予備加熱時間だけ釜(1) 内を一定温度(通常
は45℃)に加熱保温し、これにより、米粒への適正含
水量を確保する。
列的に配列された予備炊き工程(A),本炊き工程(B) ,
及び蒸らし工程(C) の各工程から成り、予備炊き工程
(A) は米粒の含水量を適正に調整し、本炊き工程(B) は
米飯を実際に炊き上げ、更に、蒸らし工程(C) は米飯を
蒸らす動作を行う。予備炊き工程(A) では20分程度に
設定された予備加熱時間だけ釜(1) 内を一定温度(通常
は45℃)に加熱保温し、これにより、米粒への適正含
水量を確保する。
【0004】本炊き工程(B)は、釜(1)内が沸騰温
度になるまで加熱する昇温工程(B1)と該釜内の水分
を蒸発させてその内部温度が125℃(以下、「火力切
替温度」という。)に昇温するまで加熱する水分蒸発工
程(B2)とからなり、該本炊き工程(B)においては
ガスバーナ(2)を一定火力に維持して上記昇温工程
(B1)及びこれに続く水分蒸発工程(B2)を実行す
る。そして、該水分蒸発工程(B2)の終了時には釜
(1)内が145℃(以下、「本炊き終了温度」とい
う。)になるまでガスバーナ(2)を弱火燃焼させ、こ
れにより本炊き工程(B)を終了させる。爾後、釜
(1)内を一定時間(通常は15分程度)だけ98℃程
度に保温する蒸らし工程(C)を実行すると全炊飯工程
が終了する。
度になるまで加熱する昇温工程(B1)と該釜内の水分
を蒸発させてその内部温度が125℃(以下、「火力切
替温度」という。)に昇温するまで加熱する水分蒸発工
程(B2)とからなり、該本炊き工程(B)においては
ガスバーナ(2)を一定火力に維持して上記昇温工程
(B1)及びこれに続く水分蒸発工程(B2)を実行す
る。そして、該水分蒸発工程(B2)の終了時には釜
(1)内が145℃(以下、「本炊き終了温度」とい
う。)になるまでガスバーナ(2)を弱火燃焼させ、こ
れにより本炊き工程(B)を終了させる。爾後、釜
(1)内を一定時間(通常は15分程度)だけ98℃程
度に保温する蒸らし工程(C)を実行すると全炊飯工程
が終了する。
【0005】しかしながら、上記従来のものでは、炊き
上がり時に於ける米粒の膨潤度や粘度等の食味因子が炊
飯量によって相違し、該炊飯量によって均質な米飯が炊
けないという問題があった。上記の問題点について更に
詳述すると、炊飯完了時における米粒の膨潤度等は、米
粒が高温状態で比較的長時間加熱される水分蒸発工程(B
2)の加熱制御の態様によって大きく影響される。
上がり時に於ける米粒の膨潤度や粘度等の食味因子が炊
飯量によって相違し、該炊飯量によって均質な米飯が炊
けないという問題があった。上記の問題点について更に
詳述すると、炊飯完了時における米粒の膨潤度等は、米
粒が高温状態で比較的長時間加熱される水分蒸発工程(B
2)の加熱制御の態様によって大きく影響される。
【0006】即ち、水分蒸発工程(B2)の所要時間の長短
は、該米粒の膨潤度等に影響を与え、上記所要時間が短
い少量炊飯時は米粒の膨潤度が不足気味になる。又、こ
れとは逆に上記水分蒸発工程(B2)の所要時間が長い大量
炊飯時には米粒が過剰膨潤状態になって所謂「腰の弱
い」米飯が炊き上がってしまう。このことから、上記従
来のものでは、炊飯量によって米飯の炊き上り状態が一
定せず、均質な米飯が炊けないのである。
は、該米粒の膨潤度等に影響を与え、上記所要時間が短
い少量炊飯時は米粒の膨潤度が不足気味になる。又、こ
れとは逆に上記水分蒸発工程(B2)の所要時間が長い大量
炊飯時には米粒が過剰膨潤状態になって所謂「腰の弱
い」米飯が炊き上がってしまう。このことから、上記従
来のものでは、炊飯量によって米飯の炊き上り状態が一
定せず、均質な米飯が炊けないのである。
【0007】本発明は上記の点に鑑みて成されたもの
で、『米粒に適正含水量を確保する予備炊き工程(A)
と、釜(1)内の水分を蒸発させる本炊き工程(B)
と、更に、蒸らし工程(C)をこの順序で順次実行する
と共に、上記本炊き工程(B)においては釜(1)内を
沸騰状態になるまで昇温させる昇温工程(B1)とその
後に釜内水分を実際に蒸発させる水分蒸発工程(B2)
を実行し、更に、水分蒸発工程(B2)の終了段階では
釜(1)内の温度が沸騰温度より一定レベル高温度の火
力切替温度からこれより更に高温の本炊き終了温度にな
るまで弱火加熱する炊飯器』に於いて、炊飯量の大小に
関わらず均質の米飯が炊けるようにすることをその課題
とする。
で、『米粒に適正含水量を確保する予備炊き工程(A)
と、釜(1)内の水分を蒸発させる本炊き工程(B)
と、更に、蒸らし工程(C)をこの順序で順次実行する
と共に、上記本炊き工程(B)においては釜(1)内を
沸騰状態になるまで昇温させる昇温工程(B1)とその
後に釜内水分を実際に蒸発させる水分蒸発工程(B2)
を実行し、更に、水分蒸発工程(B2)の終了段階では
釜(1)内の温度が沸騰温度より一定レベル高温度の火
力切替温度からこれより更に高温の本炊き終了温度にな
るまで弱火加熱する炊飯器』に於いて、炊飯量の大小に
関わらず均質の米飯が炊けるようにすることをその課題
とする。
【0008】
【技術的手段】上記課題を解決する為の本発明の技術的
手段は、『釜(1)内の炊飯量を判断する炊飯量判定手
段と、該炊飯量判定手段が判断する炊飯量が多くなるに
従って水分蒸発工程(B2)に於ける火力を高く設定す
る火力設定手段と、上記炊飯量が多くなるに従って火力
切替温度を高くする設定する火力切替温度設定手段を設
け、上記火力設定手段で設定した火力によって上記水分
蒸発工程(B2)の加熱制御を実行するようにした』こ
とである。
手段は、『釜(1)内の炊飯量を判断する炊飯量判定手
段と、該炊飯量判定手段が判断する炊飯量が多くなるに
従って水分蒸発工程(B2)に於ける火力を高く設定す
る火力設定手段と、上記炊飯量が多くなるに従って火力
切替温度を高くする設定する火力切替温度設定手段を設
け、上記火力設定手段で設定した火力によって上記水分
蒸発工程(B2)の加熱制御を実行するようにした』こ
とである。
【0009】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。炊飯動
作が開始すると、既述従来のものと同様に予備炊き工程
(A) に続けて本炊き工程(B) の昇温工程(B1)(釜内が沸
騰状態になるまで昇温させる工程)が実行されることと
なる。
作が開始すると、既述従来のものと同様に予備炊き工程
(A) に続けて本炊き工程(B) の昇温工程(B1)(釜内が沸
騰状態になるまで昇温させる工程)が実行されることと
なる。
【0010】他方、釜(1)内の炊飯量は炊飯量判定手
段で判断され、この判断の結果、火力設定手段は炊飯量
が多くなるに従って大きな火力を設定し、火力切替温度
設定手段は炊飯量が多くなるに従って火力切替温度(水
分蒸発工程(B2)が終了時に近付いた時に弱火に切替
える基準となる温度)を高い温度に設定する。 炊飯量に
応じて火力が上記のように設定されると、大量炊飯時に
は大火力で水分蒸発工程(B2)が実行されると共に、
逆に少量炊飯時には小火力で水分蒸発工程(B2)が実
行され、これにより、該水分蒸発工程(B2)の所要時
間が炊飯量に関わらず一定に近付くこととなる。
段で判断され、この判断の結果、火力設定手段は炊飯量
が多くなるに従って大きな火力を設定し、火力切替温度
設定手段は炊飯量が多くなるに従って火力切替温度(水
分蒸発工程(B2)が終了時に近付いた時に弱火に切替
える基準となる温度)を高い温度に設定する。 炊飯量に
応じて火力が上記のように設定されると、大量炊飯時に
は大火力で水分蒸発工程(B2)が実行されると共に、
逆に少量炊飯時には小火力で水分蒸発工程(B2)が実
行され、これにより、該水分蒸発工程(B2)の所要時
間が炊飯量に関わらず一定に近付くこととなる。
【0011】又、上記技術的手段によれば、沸騰温度よ
り高温の火力切替温度から本炊き終了温度までの温度領
域、即ち、釜底の米粒を沸騰温度以上の過熱状態に維持
してこれに香ばしさを付与する時間も炊飯量に関わらず
一定になり、該香ばしさに関する食味因子も炊飯量に関
わらず均一化する。 即ち、水分蒸発工程(B2)の終了
段階で火力を弱火に切替えるタイミングを判断する火力
切替温度は、炊飯量が多くなるに従って高温に設定され
るから、この火力切替温度から本炊き終了温度までの温
度差は、炊飯量が増加するに従って小さくなる。又、こ
れとは逆に、炊飯量が少ない場合は火力切替温度から本
炊き終了温度までの温度差が大きくなる。つまり、この
温度差は、加熱昇温に時間を要する大量炊飯時ほど小さ
くなり、逆に、この加熱昇温に時間を要しない少量炊飯
時には小さくなって、該加熱昇温時間が炊飯量に影響さ
れずに略一定になる。従って、上記火力切替温度から本
炊き終了温度まで加熱昇温させて米飯に香ばしさを付与
する時間が炊飯量に関わらずほぼ一定になり、これによ
り、香ばしさに関する食味因子も炊飯量に関わらず均一
化する。 このように、上記技術的手段によれば、水分蒸
発工程(B21)の初期から上記火力切替温度になるま
での所要時間が一定になるだけでなく、更に、火力切替
温度から本炊き終了温度になるまでの所要時間も炊飯米
量に関わらず一定になる。爾後、水分蒸発工程(B2)
が終了すると、既述従来のものと同様に蒸らし工程
(C)を実行して炊飯の全工程を完了させる。
り高温の火力切替温度から本炊き終了温度までの温度領
域、即ち、釜底の米粒を沸騰温度以上の過熱状態に維持
してこれに香ばしさを付与する時間も炊飯量に関わらず
一定になり、該香ばしさに関する食味因子も炊飯量に関
わらず均一化する。 即ち、水分蒸発工程(B2)の終了
段階で火力を弱火に切替えるタイミングを判断する火力
切替温度は、炊飯量が多くなるに従って高温に設定され
るから、この火力切替温度から本炊き終了温度までの温
度差は、炊飯量が増加するに従って小さくなる。又、こ
れとは逆に、炊飯量が少ない場合は火力切替温度から本
炊き終了温度までの温度差が大きくなる。つまり、この
温度差は、加熱昇温に時間を要する大量炊飯時ほど小さ
くなり、逆に、この加熱昇温に時間を要しない少量炊飯
時には小さくなって、該加熱昇温時間が炊飯量に影響さ
れずに略一定になる。従って、上記火力切替温度から本
炊き終了温度まで加熱昇温させて米飯に香ばしさを付与
する時間が炊飯量に関わらずほぼ一定になり、これによ
り、香ばしさに関する食味因子も炊飯量に関わらず均一
化する。 このように、上記技術的手段によれば、水分蒸
発工程(B21)の初期から上記火力切替温度になるま
での所要時間が一定になるだけでなく、更に、火力切替
温度から本炊き終了温度になるまでの所要時間も炊飯米
量に関わらず一定になる。爾後、水分蒸発工程(B2)
が終了すると、既述従来のものと同様に蒸らし工程
(C)を実行して炊飯の全工程を完了させる。
【0012】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。米粒の膨潤
度等の食味因子に大きな影響を与える本炊き工程(B)
に於ける水分蒸発工程(B2)の所要時間が歌飯量に関
わらずほぼ一定になるから、米飯の炊き上り状態が炊飯
量に関わらずほぼ均一化して良質の米飯が炊き上げられ
る。釜(1)内の温度が火力切替温度に到達してから本
炊き終了温度になるまで(米飯に香ばしさを付与する工
程)の加熱時間も炊飯量に関わらず一定になるから、炊
飯量に関わらず米飯に一定の香ばしさが付与できてこれ
が焦げ過ぎるような不都合がない。即ち、上記米飯に付
与される香ばしさに関する食味因子も均一になって、一
層均質な米飯が炊き上げられるのである。
度等の食味因子に大きな影響を与える本炊き工程(B)
に於ける水分蒸発工程(B2)の所要時間が歌飯量に関
わらずほぼ一定になるから、米飯の炊き上り状態が炊飯
量に関わらずほぼ均一化して良質の米飯が炊き上げられ
る。釜(1)内の温度が火力切替温度に到達してから本
炊き終了温度になるまで(米飯に香ばしさを付与する工
程)の加熱時間も炊飯量に関わらず一定になるから、炊
飯量に関わらず米飯に一定の香ばしさが付与できてこれ
が焦げ過ぎるような不都合がない。即ち、上記米飯に付
与される香ばしさに関する食味因子も均一になって、一
層均質な米飯が炊き上げられるのである。
【0013】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。本発明実施例の炊飯器は図1に示すような
概略構成を有し、釜(1) の外面と上蓋(11)には、釜(1)
内の温度を検知する温度センサ(31)(12)が各別に設けら
れている。又、加熱源としてのガスバーナ(2)へのガス
回路には、その上流側から第1ガス弁(22),第2ガス弁
(23)及び比例弁(24)とこの順序で配設されており、上記
第1ガス弁(22)と第2ガス弁(23)の間からはパイロット
バーナ(26)へのガス回路が分岐している。又、上記各弁
は、温度センサ(12)(31)の出力を判断する加熱制御装置
(30)で制御されるようになっており、更に、該加熱制御
装置(30)には、炊飯スイッチ(10)の操作信号が印加され
ている。
て詳述する。本発明実施例の炊飯器は図1に示すような
概略構成を有し、釜(1) の外面と上蓋(11)には、釜(1)
内の温度を検知する温度センサ(31)(12)が各別に設けら
れている。又、加熱源としてのガスバーナ(2)へのガス
回路には、その上流側から第1ガス弁(22),第2ガス弁
(23)及び比例弁(24)とこの順序で配設されており、上記
第1ガス弁(22)と第2ガス弁(23)の間からはパイロット
バーナ(26)へのガス回路が分岐している。又、上記各弁
は、温度センサ(12)(31)の出力を判断する加熱制御装置
(30)で制御されるようになっており、更に、該加熱制御
装置(30)には、炊飯スイッチ(10)の操作信号が印加され
ている。
【0014】上記炊飯器は加熱制御装置(30)内のマイク
ロコンピュータに格納された制御プログラムによって制
御せしめられるが、該制御プログラムは図2のフローチ
ャートのようになっている。以下、この実施例の炊飯器
が実行する全加熱工程を図2等に基づいて説明する。 〈予備炊き工程(A) について〉先ず、後述する炊飯米量
の判定に必要な炊飯量メモリZに「0」をセットした後
に炊飯スイッチ(10)が操作されるのを監視し(図面符合
(59)(60)のステップ参照)、該炊飯スイッチ(10)が操作
されると予備炊き工程(A) を実行する。即ち、ガス弁(2
2)(23)を開弁すると共にガスバーナ(2)への点火動作を
し、その後、ガスバーナ(2)の燃焼動作をコントロール
する(比例弁(24)の開度を調整する)ことにより、釜
(1) 内の温度を30℃に3分間だけ維持する第1予備炊
き工程(A1)(図面符合(61)のステップ参照)を実行した
後、釜(1) 内の温度を36℃に17分間維持する第2予
備炊き工程(A2)(図面符合(62)のステップ参照)を実行
するのである。 〈本炊き工程(B) について〉本炊き工程(B) は、図3に
示すように、温度センサ(12)が検知する釜(1) 内の温度
を10分間で沸騰点に近い95℃に昇温させる昇温工程
(B1)と、その後の水分蒸発工程(B2)から構成されており
(図3参照)、更に昇温工程(B1)は、釜(1)内の温度を
7分間で70℃まで昇温させる第1昇温工程(B11) と、
3分間で上記70℃から95℃まで昇温させる第2昇温
工程(B12) から構成されている。又、この本炊き工程
(B) においては、後述する単位上昇温度Hi と補正係数
X2 の両者を判断・評価してガスバーナ(2)の最適な燃
焼量を決定するファジー制御が実行されるようになって
いる。尚、上蓋(11)に添設した温度センサ(12)が上記9
5℃を検知している状態では釜(1) 内は沸騰状態になっ
ている。
ロコンピュータに格納された制御プログラムによって制
御せしめられるが、該制御プログラムは図2のフローチ
ャートのようになっている。以下、この実施例の炊飯器
が実行する全加熱工程を図2等に基づいて説明する。 〈予備炊き工程(A) について〉先ず、後述する炊飯米量
の判定に必要な炊飯量メモリZに「0」をセットした後
に炊飯スイッチ(10)が操作されるのを監視し(図面符合
(59)(60)のステップ参照)、該炊飯スイッチ(10)が操作
されると予備炊き工程(A) を実行する。即ち、ガス弁(2
2)(23)を開弁すると共にガスバーナ(2)への点火動作を
し、その後、ガスバーナ(2)の燃焼動作をコントロール
する(比例弁(24)の開度を調整する)ことにより、釜
(1) 内の温度を30℃に3分間だけ維持する第1予備炊
き工程(A1)(図面符合(61)のステップ参照)を実行した
後、釜(1) 内の温度を36℃に17分間維持する第2予
備炊き工程(A2)(図面符合(62)のステップ参照)を実行
するのである。 〈本炊き工程(B) について〉本炊き工程(B) は、図3に
示すように、温度センサ(12)が検知する釜(1) 内の温度
を10分間で沸騰点に近い95℃に昇温させる昇温工程
(B1)と、その後の水分蒸発工程(B2)から構成されており
(図3参照)、更に昇温工程(B1)は、釜(1)内の温度を
7分間で70℃まで昇温させる第1昇温工程(B11) と、
3分間で上記70℃から95℃まで昇温させる第2昇温
工程(B12) から構成されている。又、この本炊き工程
(B) においては、後述する単位上昇温度Hi と補正係数
X2 の両者を判断・評価してガスバーナ(2)の最適な燃
焼量を決定するファジー制御が実行されるようになって
いる。尚、上蓋(11)に添設した温度センサ(12)が上記9
5℃を検知している状態では釜(1) 内は沸騰状態になっ
ている。
【0015】次に、図2等を引用しながら、本炊き工程
(B) の詳細を記載する。 (ア).上記予備炊き工程(A) が完了すると、比例弁(2
4)の開度を全開時の1/8程度に設定してガスバーナ(2)
を燃焼させ、この状態を1分間維持する(図面符合(63)
(64)のステップ参照)。 (イ).上蓋(11)に添設した温度センサ(12)が検知する
現在の釜内温度hを初期温度メモリh0 に記憶させる
(図面符合(65)のステップ参照)。 (ウ).次に、10秒間隔でガスバーナ(2)の燃焼量を
変化させながら、釜(1)内の温度を6分間(36回)で
70℃に昇温させる加熱制御を行う。
(B) の詳細を記載する。 (ア).上記予備炊き工程(A) が完了すると、比例弁(2
4)の開度を全開時の1/8程度に設定してガスバーナ(2)
を燃焼させ、この状態を1分間維持する(図面符合(63)
(64)のステップ参照)。 (イ).上蓋(11)に添設した温度センサ(12)が検知する
現在の釜内温度hを初期温度メモリh0 に記憶させる
(図面符合(65)のステップ参照)。 (ウ).次に、10秒間隔でガスバーナ(2)の燃焼量を
変化させながら、釜(1)内の温度を6分間(36回)で
70℃に昇温させる加熱制御を行う。
【0016】このため、 昇温係数K=(70℃−h0 )/36 (「36」は、6分間に10秒間隔で実行するガスバー
ナ(2)の燃焼制御回数である。)の演算をする。これに
より、1回当りの加熱制御(10秒間)で昇温させよう
とする温度(昇温係数K)が計算上決定される。又、制
御回数iを「1」にセットすると共に、ガスバーナ(2)
の燃焼量を補正する際に必要となる初期温度勾配Y0 ,
Y1 を共に「h0 」にセットする(図面符合(66)のステ
ップ参照)。 (エ).次に、第i回目の加熱制御で釜(1) 内を昇温さ
せようとする目標温度Qを、上蓋(11)に添設した温度セ
ンサ(12)の検知温度や上記昇温係数K等を利用して演算
する。即ち、 目標温度Q=初期温度メモリh0 が記憶する温度+昇温
係数k×i の演算をするのである(図面符合(67)のステップ参
照)。 (オ).上記目標温度Qが演算されると、次に、温度セ
ンサ(12)が検知する現実の釜内温度hと目標温度Qの差
を取り、これにより、第i回目の燃焼制御が続く10秒
の間に釜(1) 内を昇温させる必要のある温度(以下、単
位上昇温度Hi と言う)を演算する。即ち、 単位上昇温度Hi =釜内温度h−目標温度Q を演算するのである(図面符合(68)のステップ参照)。
すると、第1昇温工程(B11) の実行途中における釜(1)
内の温度の拡大図(図4)に示すように、実際の釜内温
度hと目標温度Qの差としての単位上昇温度Hi が求ま
ることとなる。 (カ).次に、第i回目の制御初期の釜内温度を記憶さ
せる釜温度メモリYiに温度センサ(12)が検知する釜内
温度hを格納する。即ち、第1回目(i=1)の加熱制
御の初期に温度センサ(12)が検知する釜内温度hは第1
番目の釜温度メモリY1 に、第2回目(i=2)の加熱
制御の初期に温度センサ(12)が検知する釜内温度hは第
2番目の釜温度メモリY2に、そして、第i回目の加熱
制御の初期に温度センサ(12)が検知する釜内温度hは第
i番目の釜温度メモリYi にと順次格納して行くのであ
る。
ナ(2)の燃焼制御回数である。)の演算をする。これに
より、1回当りの加熱制御(10秒間)で昇温させよう
とする温度(昇温係数K)が計算上決定される。又、制
御回数iを「1」にセットすると共に、ガスバーナ(2)
の燃焼量を補正する際に必要となる初期温度勾配Y0 ,
Y1 を共に「h0 」にセットする(図面符合(66)のステ
ップ参照)。 (エ).次に、第i回目の加熱制御で釜(1) 内を昇温さ
せようとする目標温度Qを、上蓋(11)に添設した温度セ
ンサ(12)の検知温度や上記昇温係数K等を利用して演算
する。即ち、 目標温度Q=初期温度メモリh0 が記憶する温度+昇温
係数k×i の演算をするのである(図面符合(67)のステップ参
照)。 (オ).上記目標温度Qが演算されると、次に、温度セ
ンサ(12)が検知する現実の釜内温度hと目標温度Qの差
を取り、これにより、第i回目の燃焼制御が続く10秒
の間に釜(1) 内を昇温させる必要のある温度(以下、単
位上昇温度Hi と言う)を演算する。即ち、 単位上昇温度Hi =釜内温度h−目標温度Q を演算するのである(図面符合(68)のステップ参照)。
すると、第1昇温工程(B11) の実行途中における釜(1)
内の温度の拡大図(図4)に示すように、実際の釜内温
度hと目標温度Qの差としての単位上昇温度Hi が求ま
ることとなる。 (カ).次に、第i回目の制御初期の釜内温度を記憶さ
せる釜温度メモリYiに温度センサ(12)が検知する釜内
温度hを格納する。即ち、第1回目(i=1)の加熱制
御の初期に温度センサ(12)が検知する釜内温度hは第1
番目の釜温度メモリY1 に、第2回目(i=2)の加熱
制御の初期に温度センサ(12)が検知する釜内温度hは第
2番目の釜温度メモリY2に、そして、第i回目の加熱
制御の初期に温度センサ(12)が検知する釜内温度hは第
i番目の釜温度メモリYi にと順次格納して行くのであ
る。
【0017】そして、上記(Yi −Yi-2 )の演算をし
て、i回目の加熱制御を行った際における釜(1) 内の釜
内温度hと、その2回前(i−2回目)の加熱制御時の
釜内温度hの差を取って釜(1) の実際の温度変化L1 を
演算する。そして、これを2で割って温度勾配X1 を演
算する。すると、該温度勾配X1 は前2回に於ける加熱
制御で実際に釜(1) 内が昇温した温度の平均を示すこと
となり、現在(第i回目の制御の際)におけるガスバー
ナ(2)の燃焼量をそのまま持続させた場合には、次回
(i+1回目)の加熱制御が完了した際に温度勾配X1
だけ釜(1) 内が昇温していることが推測できることとな
る。又、次のi+1回目の加熱制御で昇温させようとす
る釜(1) 内の温度は昇温係数Kであることから、これら
両者の比率をとり、「補正係数X2 =温度勾配X1 /昇
温係数K」を演算する(図面符合(69)のステップ参
照)。即ち、温度勾配X1 と昇温係数Kが一致している
場合(実際の釜(1) 内の温度変化がこれに対応する計算
上の温度昇温係数Kに適合している場合)には、補正係
数X2 は「1」となるのである。 (キ). 次に、上記「(オ)」と「(カ)」のステップ
で求めた、単位上昇温度Hi 及び補正係数X2 からガス
バーナ(2)の燃焼量を補正する作業を行う。
て、i回目の加熱制御を行った際における釜(1) 内の釜
内温度hと、その2回前(i−2回目)の加熱制御時の
釜内温度hの差を取って釜(1) の実際の温度変化L1 を
演算する。そして、これを2で割って温度勾配X1 を演
算する。すると、該温度勾配X1 は前2回に於ける加熱
制御で実際に釜(1) 内が昇温した温度の平均を示すこと
となり、現在(第i回目の制御の際)におけるガスバー
ナ(2)の燃焼量をそのまま持続させた場合には、次回
(i+1回目)の加熱制御が完了した際に温度勾配X1
だけ釜(1) 内が昇温していることが推測できることとな
る。又、次のi+1回目の加熱制御で昇温させようとす
る釜(1) 内の温度は昇温係数Kであることから、これら
両者の比率をとり、「補正係数X2 =温度勾配X1 /昇
温係数K」を演算する(図面符合(69)のステップ参
照)。即ち、温度勾配X1 と昇温係数Kが一致している
場合(実際の釜(1) 内の温度変化がこれに対応する計算
上の温度昇温係数Kに適合している場合)には、補正係
数X2 は「1」となるのである。 (キ). 次に、上記「(オ)」と「(カ)」のステップ
で求めた、単位上昇温度Hi 及び補正係数X2 からガス
バーナ(2)の燃焼量を補正する作業を行う。
【0018】図5は、単位上昇温度Hi と補正係数X2
の組合わせから、ガスバーナ(2)の燃焼量の補正量をサ
ーチするマトリクスで、該マトリクスは、加熱制御装置
(30)のマイクロコンピュータ内に記憶させられている。
上記「(オ)」のステップで演算した単位上昇温度Hi
が最大の場合にはガスバーナ(2)の燃焼量を相当大きく
する必要がある。又、補正係数X2 が最小の場合にも、
ガスバーナ(2)の燃焼量を相当大きくする必要がある。
従って、単位上昇温度Hi が最大で補正係数X2 が最小
の場合(ガスバーナ(2)の燃焼量を大きく増加させる必
要がある場合)には、同図5の「Hi ; 最大」及び「X
2;最小」で特定される「+大」がマイクロコンピュータ
内で選択され、ガスバーナ(2)の燃焼量を大きく増加さ
せる。即ち、比例弁(24)の開度Xを大きく増加させるの
である。
の組合わせから、ガスバーナ(2)の燃焼量の補正量をサ
ーチするマトリクスで、該マトリクスは、加熱制御装置
(30)のマイクロコンピュータ内に記憶させられている。
上記「(オ)」のステップで演算した単位上昇温度Hi
が最大の場合にはガスバーナ(2)の燃焼量を相当大きく
する必要がある。又、補正係数X2 が最小の場合にも、
ガスバーナ(2)の燃焼量を相当大きくする必要がある。
従って、単位上昇温度Hi が最大で補正係数X2 が最小
の場合(ガスバーナ(2)の燃焼量を大きく増加させる必
要がある場合)には、同図5の「Hi ; 最大」及び「X
2;最小」で特定される「+大」がマイクロコンピュータ
内で選択され、ガスバーナ(2)の燃焼量を大きく増加さ
せる。即ち、比例弁(24)の開度Xを大きく増加させるの
である。
【0019】又、単位上昇温度Hi が最大であっても、
補正係数X2 が「小」若しくは「適正」である場合に
は、同図のマトリクスから「+小」が選択され、ガスバ
ーナ(2)の燃焼量は少量だけ増加せしめられる。更に、
単位上昇温度Hi が最大であっても、補正係数X2 が
「大」若しくは「最大」である場合、即ち、釜(1) 内の
上昇温度勾配が大きく該補正係数X2 がガスバーナ(2)
の燃焼減少を要求している場合には、同図のマトリクス
から「0」が選択され、ガスバーナ(2)の燃焼量(比例
弁(24)の開度X)は現状に維持される。そして、該制御
は、図2の図面符合(70)のステップの部分で実行され
る。尚、図5において「−小」,「−大」は、夫々、ガ
スバーナ(2)の燃焼量を「僅かに小さく」すること及び
「相当小さくすること」を示している。
補正係数X2 が「小」若しくは「適正」である場合に
は、同図のマトリクスから「+小」が選択され、ガスバ
ーナ(2)の燃焼量は少量だけ増加せしめられる。更に、
単位上昇温度Hi が最大であっても、補正係数X2 が
「大」若しくは「最大」である場合、即ち、釜(1) 内の
上昇温度勾配が大きく該補正係数X2 がガスバーナ(2)
の燃焼減少を要求している場合には、同図のマトリクス
から「0」が選択され、ガスバーナ(2)の燃焼量(比例
弁(24)の開度X)は現状に維持される。そして、該制御
は、図2の図面符合(70)のステップの部分で実行され
る。尚、図5において「−小」,「−大」は、夫々、ガ
スバーナ(2)の燃焼量を「僅かに小さく」すること及び
「相当小さくすること」を示している。
【0020】次に、「0」に初期設定されている炊飯量
メモリZに比例弁(24)の開度Xを加算する(図面符合(7
1)のステップ参照)。そして、上記ガスバーナ(2)の燃
焼状態を10秒間維持し(図面符合(72)のステップ参
照)、続けてiが36回に達したか否かを判断し、該i
が36回以下の場合には、該iの値を「1」だけ増加さ
せて再び、目標温度Qを演算する図面符合(67)のステッ
プに制御が戻される(図面符合(73)のステップ参照)。
メモリZに比例弁(24)の開度Xを加算する(図面符合(7
1)のステップ参照)。そして、上記ガスバーナ(2)の燃
焼状態を10秒間維持し(図面符合(72)のステップ参
照)、続けてiが36回に達したか否かを判断し、該i
が36回以下の場合には、該iの値を「1」だけ増加さ
せて再び、目標温度Qを演算する図面符合(67)のステッ
プに制御が戻される(図面符合(73)のステップ参照)。
【0021】このようにして、10秒間隔で36回の制
御を行い、ガスバーナ(2)の燃焼量を補正しながら第1
昇温工程(B11) の開始後7分で釜(1) 内の温度を70℃
まで上昇させる。そして、ガスバーナ(2)の燃焼量を上
記10秒間隔で補正する毎に、その時点における比例弁
(24)の開度X(具体的には比例弁(24)への供給電流値)
を炊飯量メモリZに累積する。すると、炊飯量が多いほ
ど、ガスバーナ(2)の燃焼量が増加して比例弁(24)の開
度も大きくなることから、該比例弁(24)の開度の10秒
毎の累積値を記憶する炊飯量メモリZの内容も大きなも
のとなる。従って、該炊飯量メモリZの内容を判断する
ことにより炊飯米量に比例する値が分ることとなる。
御を行い、ガスバーナ(2)の燃焼量を補正しながら第1
昇温工程(B11) の開始後7分で釜(1) 内の温度を70℃
まで上昇させる。そして、ガスバーナ(2)の燃焼量を上
記10秒間隔で補正する毎に、その時点における比例弁
(24)の開度X(具体的には比例弁(24)への供給電流値)
を炊飯量メモリZに累積する。すると、炊飯量が多いほ
ど、ガスバーナ(2)の燃焼量が増加して比例弁(24)の開
度も大きくなることから、該比例弁(24)の開度の10秒
毎の累積値を記憶する炊飯量メモリZの内容も大きなも
のとなる。従って、該炊飯量メモリZの内容を判断する
ことにより炊飯米量に比例する値が分ることとなる。
【0022】これにより、第1昇温工程(B11) の工程が
終了する。 (ク).次に、加熱制御は、3分で釜(1) 内の温度を9
5℃まで昇温させる第2昇温工程(B12) に移行し、先
ず、比例弁(24)を半開状態に維持してガスバーナ(2)を
30秒間だけ燃焼させる(図面符合(74)のステップ参
照)。 (ケ).次に、ガスバーナ(2)の燃焼量を10秒間隔で
2分30秒間(合計15回)制御することによって、最
終的に釜(1) 内の温度を95℃まで昇温させる為、上記
第1昇温工程(B11) と同様の制御をする図面符合(75)〜
(84)のステップが実行される。この場合、昇温係数K=
(95℃−釜内温度h0 )/15(全制御回数)として
演算・決定される点、及びiの最大値が「15」である
点を除いて、第1昇温工程(B11)と同様に制御される。
終了する。 (ク).次に、加熱制御は、3分で釜(1) 内の温度を9
5℃まで昇温させる第2昇温工程(B12) に移行し、先
ず、比例弁(24)を半開状態に維持してガスバーナ(2)を
30秒間だけ燃焼させる(図面符合(74)のステップ参
照)。 (ケ).次に、ガスバーナ(2)の燃焼量を10秒間隔で
2分30秒間(合計15回)制御することによって、最
終的に釜(1) 内の温度を95℃まで昇温させる為、上記
第1昇温工程(B11) と同様の制御をする図面符合(75)〜
(84)のステップが実行される。この場合、昇温係数K=
(95℃−釜内温度h0 )/15(全制御回数)として
演算・決定される点、及びiの最大値が「15」である
点を除いて、第1昇温工程(B11)と同様に制御される。
【0023】又、上記第2昇温工程(B12) においても、
ガスバーナ(2)の燃焼量をコントロールする比例弁(24)
の開度Xが10秒毎に累積されてその値が炊飯量メモリZ
に書き込まれる(図面符合(81)のステップ参照)。これ
により、第1昇温工程(B11) 及び第2昇温工程(B12) か
ら成る昇温工程(B1)が完了し、本炊き工程(B) の開始か
ら釜(1) 内温度を95℃に昇温させる昇温工程(B1)の工
程が10分で完了することとなる。即ち、第1昇温工程
(B11) が7分で完了するとともに第2昇温工程(B12) が
3分で完了し、合計10分を掛けて昇温工程(B1)が実行
されるのである。
ガスバーナ(2)の燃焼量をコントロールする比例弁(24)
の開度Xが10秒毎に累積されてその値が炊飯量メモリZ
に書き込まれる(図面符合(81)のステップ参照)。これ
により、第1昇温工程(B11) 及び第2昇温工程(B12) か
ら成る昇温工程(B1)が完了し、本炊き工程(B) の開始か
ら釜(1) 内温度を95℃に昇温させる昇温工程(B1)の工
程が10分で完了することとなる。即ち、第1昇温工程
(B11) が7分で完了するとともに第2昇温工程(B12) が
3分で完了し、合計10分を掛けて昇温工程(B1)が実行
されるのである。
【0024】そして、上蓋(11)に添設した温度セン
サ(12)の検知温度が95℃に到達した上記の状態で
は、これより釜(1)内の実際の温度は若干高く、該釜
(1)内は沸騰状態になっている。尚、この実施例のも
のでは、釜内温度を95℃に昇温させる動作の確実性を
確保するため、図面符合(95)のステップを設けて再
度釜(1)内が95℃に到達したか否かを温度センサ
(12)の出力から判断する。そして、釜内温度が95
℃以下の場合は比例弁(24)を全開状態にしてガスバ
ーナ(2)を3分間だけ最大燃焼状態に維持する。。 (コ).次に加熱制御は釜(1)内の水分を蒸発させる
水分蒸発工程(B2)に移行し、炊飯量メモリZの内容
が所定値より大きいか否か判断し、これにより、炊飯米
量を判定する(図面符合(86)のステップ参照)。そ
して、炊飯量メモリZが大きい場合は、後述する火力変
更時点の釜(1)内の温度、即ち、火力切替温度を12
5℃にセットすると共に、以後の比例弁(24)の開度
X9を「大」(この実施例では最大開度の76%に設定
されている)にセットする。又、上記とは逆に炊飯量メ
モリZの内容が小さく少量炊飯と判断される場合には火
力切替温度Aを115℃にセットし、更に比例弁(2
4)の開度X9を「小」(この実施例では最大開度の5
7%に設定されている)にセットする。又、その後、後
述する蒸らし時間を判断する為に必要な蒸らし時間メモ
リ(T)に現在時刻tを記憶させる(図面符合(87)
のステップ参照)。そして、この状態でガスバーナ
(2)を燃焼させて釜(1)内の水分を蒸発させる(図
面符合(88)のステップ参照)。尚、この実施例で
は、炊飯中に於ける比例弁(24)の開度を累積して
(図面符合(71),(81)のステップ)これを炊飯
量メモリZに記憶させると共に、該炊飯量メモリZの内
容を判断する図面符合(85)のステップを実行するマ
イコン内の機能部が既述技術的手段の項に記載の炊飯量
判定手段に対応している。又、上記炊飯量メモリZの内
容の大小、即ち炊飯量の大小によって比例弁(24)の
開度X9の値を「大」と「小」に切替えるマイコン内の
機能部が既述技術的手段の項に記載の火力設定手段に対
応する。更に、炊飯量メモリZの内容に応じて火力切替
温度Aを115℃又は125℃に選択設定する工程を実
行するマイコン内の機能部が既述技術的手段の項に記載
の火力切替温度設定手段に対応している。
サ(12)の検知温度が95℃に到達した上記の状態で
は、これより釜(1)内の実際の温度は若干高く、該釜
(1)内は沸騰状態になっている。尚、この実施例のも
のでは、釜内温度を95℃に昇温させる動作の確実性を
確保するため、図面符合(95)のステップを設けて再
度釜(1)内が95℃に到達したか否かを温度センサ
(12)の出力から判断する。そして、釜内温度が95
℃以下の場合は比例弁(24)を全開状態にしてガスバ
ーナ(2)を3分間だけ最大燃焼状態に維持する。。 (コ).次に加熱制御は釜(1)内の水分を蒸発させる
水分蒸発工程(B2)に移行し、炊飯量メモリZの内容
が所定値より大きいか否か判断し、これにより、炊飯米
量を判定する(図面符合(86)のステップ参照)。そ
して、炊飯量メモリZが大きい場合は、後述する火力変
更時点の釜(1)内の温度、即ち、火力切替温度を12
5℃にセットすると共に、以後の比例弁(24)の開度
X9を「大」(この実施例では最大開度の76%に設定
されている)にセットする。又、上記とは逆に炊飯量メ
モリZの内容が小さく少量炊飯と判断される場合には火
力切替温度Aを115℃にセットし、更に比例弁(2
4)の開度X9を「小」(この実施例では最大開度の5
7%に設定されている)にセットする。又、その後、後
述する蒸らし時間を判断する為に必要な蒸らし時間メモ
リ(T)に現在時刻tを記憶させる(図面符合(87)
のステップ参照)。そして、この状態でガスバーナ
(2)を燃焼させて釜(1)内の水分を蒸発させる(図
面符合(88)のステップ参照)。尚、この実施例で
は、炊飯中に於ける比例弁(24)の開度を累積して
(図面符合(71),(81)のステップ)これを炊飯
量メモリZに記憶させると共に、該炊飯量メモリZの内
容を判断する図面符合(85)のステップを実行するマ
イコン内の機能部が既述技術的手段の項に記載の炊飯量
判定手段に対応している。又、上記炊飯量メモリZの内
容の大小、即ち炊飯量の大小によって比例弁(24)の
開度X9の値を「大」と「小」に切替えるマイコン内の
機能部が既述技術的手段の項に記載の火力設定手段に対
応する。更に、炊飯量メモリZの内容に応じて火力切替
温度Aを115℃又は125℃に選択設定する工程を実
行するマイコン内の機能部が既述技術的手段の項に記載
の火力切替温度設定手段に対応している。
【0025】次に、上記炊飯量メモリZの内容に応じて
比例弁(24)の開度X9を調整して炊飯動作を進行さ
せると、釜(1)内は炊飯量の大小に関わらずほぼ一定
スピードで水分蒸発工程(B2)が進行する。これによ
り、該水分蒸発工程(B2)の所要時間が炊飯量に関わ
らずほぼ一定になる。尚、上記水分蒸発工程(B2)の
最終段階においては香り付け加熱(B22)が短時間だ
け実行せしめられるようになっており、これにより、米
飯への適度の香りを附与するようになっている。即ち、
水分蒸発工程(B2)において温度センサ(31)の検
知する釜底温度が上記した火力切替温度A(大量炊飯の
場合は125℃,少量炊飯の場合は115℃)まで昇温
すると、比例弁(24)を半開状態にしてガスバーナ
(2)を弱火燃焼させる(図面符号(89)(90)の
ステップ参照)。即ち、大量炊飯の場合は図面符号(8
6)のステップで設定した125℃に釜(1)内温度が
昇温したときに、又、少量炊飯の場合は115℃に釜
(1)内温度が昇温したときにガスバーナ(24)が弱
火状態で香り付け動作が始まる。即ち、米粒が若干過剰
加熱されて芳香性を有する揮発性アルデヒドが生じて香
り成分が生成されるのである。そして、釜(1)内温度
が本炊き終了温度たる145℃に達すると、第1,第2
ガス弁(22)(23)を閉じてガスバーナ(2)を消
火させ、これにより、香り付けの為の上記加熱が炊飯量
に関わらずほぼ一定時間だけ継続し、本炊き工程(B)
を完了させる(図面符合(89)〜(91)のステップ
参照)。そして、この実施例によれば、上記香り付けの
為の加熱(火力切替温度から本炊き終了温度までの加
熱)に要する時間が炊飯量に関わらずほぼ一定になるか
ら、弱火で炊飯する場合でも、該香り付けの為の加熱が
長時間継続して米飯が焦げるようなことがない。 (蒸らし工程(C)について) 次に、釜(1)内を蒸らし温度(通常は96℃〜98
℃)に保つ蒸らし工程(c)を実行する図面符合(9
2)のステップが実行されると共に、釜(1)内が沸騰
状態になった水分蒸発工程(B2)の開始から23分の
時間が経過したか否かを判断し(図面符合(93)のス
テップ参照)、該時間が経過している場合(米飯がアル
ファー化している場合)には、炊飯完了のアラームを鳴
らす等して全炊飯工程を完了させる。
比例弁(24)の開度X9を調整して炊飯動作を進行さ
せると、釜(1)内は炊飯量の大小に関わらずほぼ一定
スピードで水分蒸発工程(B2)が進行する。これによ
り、該水分蒸発工程(B2)の所要時間が炊飯量に関わ
らずほぼ一定になる。尚、上記水分蒸発工程(B2)の
最終段階においては香り付け加熱(B22)が短時間だ
け実行せしめられるようになっており、これにより、米
飯への適度の香りを附与するようになっている。即ち、
水分蒸発工程(B2)において温度センサ(31)の検
知する釜底温度が上記した火力切替温度A(大量炊飯の
場合は125℃,少量炊飯の場合は115℃)まで昇温
すると、比例弁(24)を半開状態にしてガスバーナ
(2)を弱火燃焼させる(図面符号(89)(90)の
ステップ参照)。即ち、大量炊飯の場合は図面符号(8
6)のステップで設定した125℃に釜(1)内温度が
昇温したときに、又、少量炊飯の場合は115℃に釜
(1)内温度が昇温したときにガスバーナ(24)が弱
火状態で香り付け動作が始まる。即ち、米粒が若干過剰
加熱されて芳香性を有する揮発性アルデヒドが生じて香
り成分が生成されるのである。そして、釜(1)内温度
が本炊き終了温度たる145℃に達すると、第1,第2
ガス弁(22)(23)を閉じてガスバーナ(2)を消
火させ、これにより、香り付けの為の上記加熱が炊飯量
に関わらずほぼ一定時間だけ継続し、本炊き工程(B)
を完了させる(図面符合(89)〜(91)のステップ
参照)。そして、この実施例によれば、上記香り付けの
為の加熱(火力切替温度から本炊き終了温度までの加
熱)に要する時間が炊飯量に関わらずほぼ一定になるか
ら、弱火で炊飯する場合でも、該香り付けの為の加熱が
長時間継続して米飯が焦げるようなことがない。 (蒸らし工程(C)について) 次に、釜(1)内を蒸らし温度(通常は96℃〜98
℃)に保つ蒸らし工程(c)を実行する図面符合(9
2)のステップが実行されると共に、釜(1)内が沸騰
状態になった水分蒸発工程(B2)の開始から23分の
時間が経過したか否かを判断し(図面符合(93)のス
テップ参照)、該時間が経過している場合(米飯がアル
ファー化している場合)には、炊飯完了のアラームを鳴
らす等して全炊飯工程を完了させる。
【0026】尚、上記実施例では、水分蒸発工程(B2)に
於けるガスバーナ(2)の火力を炊飯量によって大・小二
段階に分けたが、大・中・小の三種類又はそれ以上の種
類の炊飯量を判断して水分蒸発工程(B2)に於ける火力を
三段階またはそれ以上に切替えるようにしてもよい。か
かる場合は、炊飯量に関わらず水分蒸発工程(B2)の所要
時間が一層一定に近付くこととなる。
於けるガスバーナ(2)の火力を炊飯量によって大・小二
段階に分けたが、大・中・小の三種類又はそれ以上の種
類の炊飯量を判断して水分蒸発工程(B2)に於ける火力を
三段階またはそれ以上に切替えるようにしてもよい。か
かる場合は、炊飯量に関わらず水分蒸発工程(B2)の所要
時間が一層一定に近付くこととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の炊飯釜の全体構成図
【図2】制御プログラムを示すフローチャート
【図3】炊飯時における釜(1) 内の温度を示すグラフ
【図4】図3の要部の拡大図
【図5】ファジー制御に用いる制御ルールを示すマトリ
クス
クス
【図6】従来例の説明図
【図7】従来例の説明図
(1) ・・・釜 (A) ・・・予備炊き工程 (B) ・・・本炊き工程 (B1)・・・昇温工程 (B2)・・・水分蒸発工程 (C) ・・・蒸らし工程
Claims (1)
- 【請求項1】 米粒に適正含水量を確保する予備炊き工
程(A)と、釜(1)内の水分を蒸発させる本炊き工程
(B)と、更に、蒸らし工程(C)をこの順序で順次実
行すると共に、上記本炊き工程(B)においては釜
(1)内を沸騰状態になるまで昇温させる昇温工程(B
1)とその後に釜内水分を実際に蒸発させる水分蒸発工
程(B2)を実行し、更に、水分蒸発工程(B2)の終
了段階では釜(1)内の温度が沸騰温度より一定レベル
高温度の火力切替温度からこれより更に高温の本炊き終
了温度になるまで弱火加熱する炊飯器に於いて、釜
(1)内の炊飯量を判断する炊飯量判定手段と、該炊飯
量判定手段が判断する炊飯量が多くなるに従って水分蒸
発工程(B2)に於ける火力を高く設定する火力設定手
段と、上記炊飯量が多くなるに従って火力切替温度を高
くする設定する火力切替温度設定手段を設け、上記火力
設定手段で設定した火力によって上記水分蒸発工程(B
2)の加熱制御を実行するようにした炊飯器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3224383A JPH07108256B2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3224383A JPH07108256B2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 炊飯器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0556845A JPH0556845A (ja) | 1993-03-09 |
| JPH07108256B2 true JPH07108256B2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=16812891
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3224383A Expired - Fee Related JPH07108256B2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 炊飯器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07108256B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7338599B2 (en) | 2000-05-12 | 2008-03-04 | Pall Corporation | Filtration systems and fitting arrangements for filtration systems |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5542620A (en) * | 1978-09-19 | 1980-03-26 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | Rice cooker |
| JPS6018183Y2 (ja) * | 1979-03-23 | 1985-06-03 | 株式会社日立ホームテック | 電気炊飯器 |
| JPH01227720A (ja) * | 1988-03-07 | 1989-09-11 | Hitachi Heating Appliance Co Ltd | 硬軟炊き分け電気炊飯器 |
-
1991
- 1991-09-04 JP JP3224383A patent/JPH07108256B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7338599B2 (en) | 2000-05-12 | 2008-03-04 | Pall Corporation | Filtration systems and fitting arrangements for filtration systems |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0556845A (ja) | 1993-03-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |