JPH07109655B2 - 光学式ディスク基板及び該基板を用いた光学式情報記録媒体 - Google Patents
光学式ディスク基板及び該基板を用いた光学式情報記録媒体Info
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- JPH07109655B2 JPH07109655B2 JP2012510A JP1251090A JPH07109655B2 JP H07109655 B2 JPH07109655 B2 JP H07109655B2 JP 2012510 A JP2012510 A JP 2012510A JP 1251090 A JP1251090 A JP 1251090A JP H07109655 B2 JPH07109655 B2 JP H07109655B2
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
学式情報記録媒体に関し、特に粒系1.1μm以下の異物
の量を低減させた光学式ディスク基板及びこの光学式デ
ィスク基板を用いた光学式情報記録媒体に関する。
リあるいは光磁気ディスク等のレーザ光を利用して情報
の記録及び/または再生を行なう記録媒体たる光学式情
報記録媒体にあっては、ポリカーボネート、ポリメタク
リル酸メチル、ガラス等からなる透明基板、すなわち光
学式ディスク基板中に含まれる異物(塵埃や炭化物等)
が、情報の記録及び/または再生の信頼性に対して大き
な影響を与えることが知られている。
等においてフィルタで濾過するなどして異物の低減化を
図る技術が提案されている(特開昭61-90345号,特開昭
63-91231号等)。そして、これらにおいては、0.5μm
または1μm以上の粒径からなる異物の、原料1g当りに
占める個数が記録再生特性の性能、例えば、エラー率
(ビットエラー率:BER)に関係することが示されてい
る。
必ずしも適正な評価方法とはいえず、BERの低減を完全
に果たせるものではなかった。
として、異物強度の概念を採用し、同異物強度を一定水
準以下とすることにより、光学式ディスク基板の評価を
実際に則して定量的に行なえるようにし、基板中の異物
に起因するBER等の記録再生特性の低下防止を図った光
学式ディスク基板、及びこの光学式ディスク基板を用い
た光学式情報記録媒体に関する出願を先に行なっている
(特願平1-9993号)。
光学式情報記録媒体は、製造時におけるBERの低減等に
関しては十分な成果をあげているものの、高温高湿環境
下に長時間放置した場合におけるBERの低減については
改良の余地が残っていた。
湿環境下に長時間放置されても、情報記録再生特性の低
下等を生ずることがなく、したがって、長時間(10年以
上)にわたって高い信頼性を維持する光学式ディスク基
板及び光学式情報記録媒体の提供を目的とする。
た結果、高温高湿環境下に長時間放置した際にBERの高
くなる原因が、ディスク基板中に存在するサブミクロン
サイズの異物が核となり、これらの異物が吸湿により加
水分解を引き起こし、数ミクロンから数十ミクロンサイ
ズの偏光性欠陥を発生させることにあることを見い出し
た。
異物強度を一定値以下とし、好ましくは同光ディスク基
板に脂肪酸モノグリセリド等の添加剤(滑剤)を含有さ
せると、高湿高温条件下における偏光性欠陥の発生を大
幅に抑制できることを知見し本発明を完成するに至っ
た。
m以下の異物の異物強度が10000μm2/g以下となる構成
としてあり、好ましくは、同光学式ディスク基板が粘度
平均分子量10000〜22000のポリカーボネート系樹脂から
なる構成としてあり、さらに好ましくは、同光学式ディ
スク基板が炭素数14〜30の脂肪酸のモノグリセリドまた
は蜜蝋を0.002〜5重量%含有する構成としてある。
ディスク基板のいずれか一に情報記録層を形成した構成
としてある。
れている異物量の評価方法として、異物強度なる概念を
採用している。
さからなる単位重量当りの異物の、各々の粒径の平方と
個数との積の和である。異物は、評価すべき材料(原料
または基板等)を大過剰の有機溶媒(特に塩化メチレ
ン)に溶解した溶液中に検出されるものである。異物強
度は、式 I=Σ{[1/2(di+di+1)]2 ×(ni−ni′)}÷W で表わされる。
(μm)であり、niは粒径di+1未満及び粒径di以上であ
って溶液中に検出される異物の個数であり、ni′は使用
前の溶液に含まれている異物の個数であり、そしてWは
材料の重量(g)である。
には、適当な数値のd10、d11等を用いる。
の異物強度」といった場合d1〜d4を用いて計算された異
物強度の値を示す。
は、液体微粒子カウンター(HIAC-ROYCO社製)等が用い
られる。
板に種々の経由から入りこむ汚染物質、例えば不純物、
ダストまたは原料樹脂の炭化物等を意味する。また、塩
化メチレン不溶成分である“異物”から算出した前記の
異物強度を用いて光学式ディスク基板のビットエラー率
を正確に評価することができる。
基板として十分信頼性を得るためには、粒径1.1μm以
下の異物の異物強度を10000μm2/g以下にする必要があ
る。粒径1.1μm以下の異物の異物強度が10000μm2/gを
越えると、そのディスク基板を含む情報記録媒体では、
異物が高温高湿条件下で吸湿により偏光性欠陥を発生さ
せビットエラーを引き起こし、光学式ディスク基板の信
頼性を低下させる。
g以下とすることがより十分な信頼性を得るうえで好ま
しい。また、粒径0.5〜25μmの異物の異物強度を1×1
05 μm2/g以下とすることが好ましい。
越えると、そのディスク基板を含む情報記録媒体では、
異物が確実にビットエラーを引き起こし光学式ディスク
基板の信頼性を低下させる。
ては、透明性等の光学特性及び成形性に優れた樹脂であ
れば、特に制限されることなく用いることができる。例
えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、非晶性
ポリオレフィン等を用いることができる。耐熱性、強
度、およびコストの点からポリカーボネート系樹脂を用
いるのが好ましい。
く、例えば、粘度平均分子量が10000〜22000、好ましく
は12000〜20000のものであり、二価フェノールとホスゲ
ンまたはジフェニルカーボネートのような炭酸エステル
との反応により製造されるものである。二価フェノール
類としては、ハイドロキノン、4,4′−ジオキシフェニ
ル、ビス(ヒドロキシフェニル)アルカン、ビス(ヒド
ロキシフェニル)シクロアルカン,ビス(ヒドロキシフ
ェニル)エーテル、ビス(ヒドロキシフェニル)ケト
ン、ビス(ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(ヒ
ドロキシフェニル)スルホン、及びこれらの低級アルキ
ル、ハロゲン等の置換体をあげることができるが、2,
2′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(以
下、ビスフェノールAという)、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)−ヘキサフルオロプロパン等を使用すること
が好ましい。
して使用することもできる。
一部分枝構造のものであってもよい。
トの製造時に、p−t−ブチルフェノールのような末端
停止剤の添加により行なうことができる。粘度平均分子
量が10000未満であるとディスク基板の強度が実用に耐
えられなくなり、22000を越えると成形性または光学的
特性の点で十分な性能を有するディスク基板を得られな
い。
液中のポリカーボネート樹脂の比粘度ηspを測定し、式 ηsp/C=[η](1+0.28ηsp) [ここでCはポリカーボネート樹脂濃度(g/l)であ
る] 及び [η]=1.23×10-5Mv 0.83 によって算出することができる。
方法により製造した後、溶液状態において濾過処理をし
たり、粒状の原料を、例えば加熱条件下でアセトンなど
の貧溶媒で洗浄したりして低分子量成分や未反応成分な
どの不純物や異物を除去することが好ましい。いずれに
しても、射出成形前の原料は、異物,不純物,溶媒など
の含有量を極力低くしておくことが必要である。
添加剤を加えることも可能である。
脂、例えばポリメタクリル酸メチル、メタクリル酸メチ
ルと他のメタクリル酸エステル,アクリル酸エステルま
たはスチレン系モノマーなどとの共重合体、あるいは非
晶性ポリオレフィン(例えば、エチレンとシクロオレフ
ィン類とのランダム共重合体)などを用いることができ
る。
るポリカーボネート樹脂中に、炭素数14〜30、好ましく
は炭素数16〜24の脂肪酸のモノグリセリドまたは蜜蝋を
0.002〜5重量%、より好ましくは0.005〜0.3重量%含
有すると、その理由は明らかではないが偏光性欠陥発生
が抑制される。
ノグリセリドで、ステアリン酸モノグリセリド、ベヘン
酸モノグリセリドなどや、これらの混合物を例示でき
る。
ツ(株)社製)等が挙げられる。
分泌されるもので、巣づくりの材料となるものである。
また、その主成分は脂肪酸のエステルである。
とが好ましく、射出成形時における樹脂温度は300〜400
℃とし、金型温度は通常50〜140℃、好ましくは80〜130
℃とする。さらに、この射出成形時における金属成分の
混入が少なくなるような材質の選定等を行なうことが好
ましい。
温度以上に加熱し、樹脂射出後にディスク基板取出可能
温度まで冷却するようにしてもよい。このようにする
と、より光学的特性に優れた基板を得ることができる。
ィスク基板に公知の情報記録層等を形成することにより
得ることができる。
(a),(b)のようになる。
例を示すものであり、同図において、1はポリカーボネ
ート樹脂からなる光学式ディスク基板である。2は情報
記録層であり、Fe、Co等の遷移金属とTb、Gd、Nd、Dy等
の希土類を組み合わせてなる材料(例えばGd−Fe−C
o系、Tb−Fe−Co系の材料)が蒸着、スパッタリング等
の手段により通常300〜1000Å程度の厚みに形成され
る。3は記録層2を保護するための保護層であり、シリ
コン系セラミックス等を用いている。4は接着層であ
り、熱硬化性樹脂等を用い通常40〜60μm程度の厚みに
形成される。
ものである。ここで、光学式ディスク基板1a、情報記録
層2、記録層2を保護するための保護層3は、第1図
(a)に示すものと同様である。4′はオーバーコート
層であり、紫外線硬化樹脂等を用い、通常10〜20μm程
度の厚みに形成される。
成した光学式情報記録媒体は、主に追記型、書換え型と
して用いられる。
限らず、レーザ光などにより記録可能なものであれば有
機系記録層(例えば、フタロシアニンやテトラカルボニ
ルシアニン)等であってもよい。
発明は、何らこれに限定されるものではない。
ポリカーボネート樹脂に、同表に示す量の脂肪酸モノグ
リセリドまたは蜜蝋を添加したものを原料として用い
た。そして成形温度335℃、金型温度118℃で成形を行な
い、基板サイズ(直径)130mmφ、厚み1.2mmの光学式デ
ィスク基板を製造した(実施例1〜7及び比較例1〜
4)。
リセリドを用い、蜜蝋としては、紺印晒蜜蝋(日興ファ
インプロダクツ(株)社製)を用いた。
1〜7及び比較例1〜4で得られた光学式ディスク基板
(各10枚)2000時間放置して、加速劣化試験を行なっ
た。
コル状態として、光学式ディスク基板中の偏光性欠陥の
数を検出し、1枚当りの平均値を算出した。
スク基板に、スパッタリングにより、厚さ800ÅのTb−F
e−Co系層(記録層)、厚さ800Åのシリコン系セラミッ
クス層(保護層)、厚さ15μmの紫外線硬化樹脂層(オ
ーバーコート層)を形成し、片面記録構造の光学式情報
記録媒体を製造した。
トの初期値BER0を測定した後、上述したディスク基板の
加速劣化試験と同一条件で加速劣化試験を2000時間行な
い、その後のビットエラーレートの値BER2000を測定し
た。その結果を第1表に示す。
異物強度が10000μm2/g以下の光学式ディスク基板及び
光学式情報記録媒体は、異物強度が10000μm2/gを越え
るものに比べ、偏光性欠陥の発生数が少なく、BERの増
加も低い。
を添加したものは、添加しないものに比べ偏光性欠陥の
発生数が少なくBERの増加も低い。
ついて説明したが、本発明にいう光学式ディスク基板及
び光学式情報記録媒体とは、レーザー光を利用して情報
の再生、追記、書換えを行なう基板及び記録媒体を意味
し、例えば光カード等も含まれる。
下の異物の異物強度を10000μm2/g以下としたので、高
温高湿条件下にあっても偏光性欠陥を生ずることなく、
信頼性の高い光学式ディスク基板を得ることができる。
とがないので、ビットエラー率(BER)の増加が抑制さ
れ、したがって耐高温高湿特性に優れ、耐用年数が長
く、信頼性の高い光学式情報記録媒体を得ることができ
る。
面記録構造の一具体例を示す構成図、第1図(b)は同
じく片面記録構造の一具体例を示す構成図である。 1:光学式ディスク基板、2:情報記録層 3:保護層 4:接着槽 4′:オーバーコート層
Claims (4)
- 【請求項1】粒径1.1μm以下の異物の異物強度が、100
00μm2/g以下であることを特徴とした光学式ディスク基
板。 - 【請求項2】粘度平均分子量が、10000〜22000のポリカ
ーボネート系樹脂からなることを特徴とした請求項1記
載の光学式ディスク基板。 - 【請求項3】炭素数14〜30の脂肪酸のモノグリセリドま
たは蜜蝋を0.002〜5重量%含有することを特徴とした
請求項1または2記載の光学式ディスク基板。 - 【請求項4】請求項1,2または3記載の光学式ディスク
基板と、その上に担持された情報記録層とからなること
を特徴とする光学式情報記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012510A JPH07109655B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 光学式ディスク基板及び該基板を用いた光学式情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012510A JPH07109655B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 光学式ディスク基板及び該基板を用いた光学式情報記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03217801A JPH03217801A (ja) | 1991-09-25 |
| JPH07109655B2 true JPH07109655B2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=11807344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012510A Expired - Lifetime JPH07109655B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 光学式ディスク基板及び該基板を用いた光学式情報記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07109655B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19859050A1 (de) | 1998-12-21 | 2000-06-29 | Bayer Ag | Neue Polymergemische mit Entformungsmitteln |
| JP2008308606A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Sumitomo Dow Ltd | 摺動性に優れたポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる成形品 |
-
1990
- 1990-01-24 JP JP2012510A patent/JPH07109655B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03217801A (ja) | 1991-09-25 |
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