JPH071096A - 連続鋳造における鋳片の冷却方法 - Google Patents
連続鋳造における鋳片の冷却方法Info
- Publication number
- JPH071096A JPH071096A JP8026494A JP8026494A JPH071096A JP H071096 A JPH071096 A JP H071096A JP 8026494 A JP8026494 A JP 8026494A JP 8026494 A JP8026494 A JP 8026494A JP H071096 A JPH071096 A JP H071096A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- slab
- solid fraction
- block
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
る冷却方法の提供。 【構成】鋼を連続鋳造する際の二次冷却において、鋳片
の中心部の固相率が0.1ないし0.3 になった時点で、そ
の鋳片の表面を水量密度25〜100 〔リットル/(min・
m2) 〕で水冷却を制御冷却を開始し、鋳片の中心部の固
相率が0.8 以上になるまで上記の制御冷却を継続する鋳
片の冷却方法。この方法では、複数の冷却ブロックに分
割された二次冷却帯を適切に組み合わせた制御冷却帯を
用いることができる。それによって、鋳片の中心部の固
相率が0.1 未満のときから上記制御冷却が開始されるこ
とを避けて、効果を確実にすることができる。これらの
方法では、冷却手段としてエアーミストスプレーを用い
るのが望ましい。 【効果】図示のようにセンターポロシティが少なく、シ
ームレス管製造用素材等として好適な鋳片を製造するこ
とができる。
Description
合金鋼、ステンレス鋼など種々の鋼のブルームまたはビ
レット(以下、鋳片という)の連続鋳造において、鋳片
の中心部に発生するセンターポロシティを低減すること
が可能な鋳片の冷却方法に関する。
造工程を経てユジーンセジュルネ法、マンネスマン法等
によりシームレス管を製造する工程において、連続鋳造
鋳片にセンターポロシティが存在し、その程度が大きい
場合、その鋳片から製造した管にはしばしば内面疵が生
じ、品質上の欠陥となりやすい。
を目的として、鋳片冷却の際の熱収縮を利用する二次冷
却方法が既にいくつか開示されている。例えば、特開昭
62−61764 号公報には、鋳片内部の残溶湯プールの凝固
終了点の手前2〜15mの位置から鋳片表面を冷却し、鋳
片に凝固収縮を与えて鋳片断面を減少させ、キャビティ
を低減させる連続鋳造法が示されている。
却して鋳片に凝固収縮を与え、センターポロシティを低
減させる二次冷却方法においては、さらに検討すべき下
記の問題点がある。
ように鋳片の中心部が完全に凝固する前に凝固収縮を与
えることはキャビティの低減に有効である。しかし、凝
固終了点よりも余りに上流側 (鋳型寄り) で強い冷却を
行うと、真にセンターポロシティが発生し易くなる時期
には冷却代が少なくなってしまい、その効果が小さくな
る。即ち、凝固収縮を与えるための冷却は、それを行う
時期 (鋳片の位置) を適正に選ばなければならない。
止すると、復熱によりセンターポロシティが増大する
か、または内部割れが発生する。
の水量密度の調整)が不適切であるとセンターポロシテ
ィが増大する。
て、センターポロシティの少ない鋼のブルーム又はビレ
ットを製造するための連続鋳造における鋳片の冷却方法
を提供することにある。
(1)の鋳片の冷却方法にあるが、この方法の実施に際し
ては、下記(2) の方法が採用でき、また、下記(3) のエ
アーミストスプレーを行うのが望ましい。
造する際の二次冷却において、鋳片の中心部の固相率が
0.1ないし0.3 になった時点で水量密度25〜100 〔リッ
トル/(min・m2) 〕の水冷却による鋳片の表面冷却を開
始し、鋳片の中心部の固相率が0.8 以上になるまで上記
の水量密度による水冷却を継続することを特徴とする鋳
片の冷却方法。
の表面冷却を行う。
くとも鋳片の中心部の固相率が 0.1である位置から 0.8
以上となる位置までをカバーする長さを複数のブロック
に分割し、かつ、その分割ブロックの1番目から少なく
とも上記固相率が0.3 の位置をカバーするブロックまで
の1個のブロックの長さは、上記固相率が 0.1である位
置から 0.3になる位置までの距離よりも短くすること。
をカバーするブロックの次のブロックから上記固相率が
0.3である位置をカバーするブロックまでのいずれかの
ブロックにおいて水量密度25〜100 〔リットル/(min・
m2) 〕の水冷却による鋳片の表面冷却を開始し、この表
面冷却を少なくとも上記固相率が 0.8である位置をカバ
ーするブロックまで継続させること。
0 〔リットル/(min・m2) 〕の水冷却による鋳片の表面
冷却をエアーミストスプレーで行う。
用いられる伝熱計算によって求められる値を用いること
で十分である。また、エアーミストスプレーを使用する
場合の水量密度とは、エアーミストを構成する水の量
〔リットル/(min・m2) 〕で定義されるものである。
に基づいて説明する。なお、前記の「鋳片の表面を水量
密度25〜100 〔リットル/(min・m2) 〕として水または
エアーミストで冷却すること」を以下『冷却制御』と記
す。
鋳造装置の一例である直径が 200〜265mm 程度の丸ビレ
ット鋳造用の湾曲型連続鋳造装置を示す側面方向の縦断
面図である。この装置では、鋳片1は次のように製造さ
れる。
る溶鋼2を、水冷(一次冷却 )の鋳型4の直下に設けた
前段二次冷却スプレー5と、さらに凝固が完了する手前
に設けた凝固末期用の後段二次冷却スプレー6とで冷却
するとともに、ピンチロール7で引抜く。図1において
符号8は凝固殻(シェル)を示す。
に設けられ、一般の連続鋳造装置に設置されているもの
である。通常、鋳型4の直下では凝固殻8が薄く、溶鋼
2の静圧によって鋳片1のバルジングが増大するので、
このバルジングを防止するための冷却を施すものであ
る。また、前段二次冷却スプレー5による冷却速度は、
連続鋳造装置のロールピッチや鋳造速度によっても変わ
るが、バルジングが増大しない程度の最小の冷却速度と
するのが通常である。
成され始めて順次厚くなり、鋳片1は最終的に後段二次
冷却スプレー6により冷却され、所望の収縮が与えられ
た後に、完全に凝固し、鋳片1の中心部の固相率(以
下、単に『固相率』という)は1.0 となる。
縮と凝固を与えるための冷却制御は、鋳片1の固相率が
0.1〜0.3 となった時点で開始する。そして、その冷却
制御は、固相率が 0.8以上になるまで継続させなければ
ならない。通常、この固相率が 0.1から0.8 以上になる
位置は、図1に示す凝固末期用の後段二次冷却スプレー
6でカバーされる範囲内にある。以下、この冷却制御を
行う範囲を『冷却制御帯』と言う。
水とエアーを混合したエアーミストとするのがよい。い
ずれの場合も水量密度が25〜100 〔リットル/(min・
m2) 〕となる条件で冷却を行わなければならない。
却帯(スプレーゾーン)の総長さを、鋼種、鋳造速度等
の変更に対応することができるように、凝固完了点から
その手前、即ち上流側に向かって長くし(例えば、前記
の 200〜265 mmの径の丸ビレット鋳片の場合 10 m)、さ
らにこの間を適切な長さの小さな複数のブロック(例え
ば図1のように5個のブロック)に分割し、鋳造条件に
応じて各ブロックに冷却媒体を供給し、かつ鋳片の固相
率に応じてその実効長さを変更することができるように
したものである。なお、このブロックとは一群のスプレ
ーからなり、その一群単位で冷却条件 (例えば、前記の
水量密度) を変えることができるブロックである。
バーされる範囲内で、鋳片の固相率が 0.1〜0.3 に達し
た位置以降のブロックの水量密度を前記のように調整し
て冷却制御を実施することができる。
件を前記のように限定した理由を述べる。
縮分を埋めるために溶鋼は流動しようとするが、溶鋼の
流動抵抗が大きく流動性が悪い場合には、体積収縮分を
埋めることができなくなり、センターポロシティが発生
しやすくなる。
ると、固相の存在により溶鋼のみかけの粘性が急激に大
きくなり、その流動性が低下し始める。さらに固相率が
高くなると、もはや固相は移動しなくなり、固相のデン
ドライト間を溶鋼のみが移動する。加えて、その流路径
の大きさが数〜数百μm と非常に狭くなり、このため溶
鋼の流動抵抗は著しく大きくなって流動性が低下し、凝
固収縮部に溶鋼を補給できなくなる。
場合に冷却制御を行って鋳片に収縮を与えても、この時
点ではまだセンターポロシティの原因になる溶鋼の供給
不足部は生じていないから、単に溶鋼の移動が起こるだ
けで、センターポロシティの低減には関与しない。さら
に、二次冷却の早い時期に、例えば前段二次冷却スプレ
ーによる冷却過程で過剰な冷却を行うと、鋳片の表面温
度は必要以上に低下するので、後段二次冷却スプレーの
範囲での冷却制御によるセンターポロシティの低減に不
可欠な収縮代を得ることが困難となるか、または収縮代
を無駄に消費してしまうことになる。
御を開始するのは中心部の固相率が0.1〜0.3 になった
時点としなければならない。さらに望ましいのは完全に
0.1を超えてしまった後から冷却を開始することであ
る。
部の凝固収縮による溶鋼の不足分を補ってやることでセ
ンターポロシティが低減される。
その中心部には強度がなく、小さな応力で割れが発生し
やすい。このような時点で鋳片表面の冷却を停止する
と、復熱により中心部に引張応力が働き、センターポロ
シティが増大しやすくなる。
は、鋳片の中心部の固相率が 0.8に相当することがわか
っている (例えば、本発明者らによる特開平3−174962
号公報参照) 。センターポロシティを低減させるには、
少なくとも中心部の固相率が0.8 となる温度まで鋳片表
面の冷却制御を継続することが必要である。
鋼はわずかであり、この程度の微量の溶鋼が凝固して収
縮する場合であれば、極めてミクロ的なセンターポロシ
ティしか形成されることがないため、ほとんど問題にな
らないと考えてよい。
の鋳片の中心部の固相率を 0.8以上とした。なお、前段
二次冷却スプレーから後の二次冷却帯の中で冷却制御を
行わない領域、即ち、冷却制御帯を外れた領域では、必
要に応じてバルジングを防止する程度の冷却を行う。
合したエアーミストを用いればよい。冷却水量が多いと
温度低下により表面の熱伝達性が高くなり、温度低下→
熱伝達性アップ→温度低下と加速度的に冷却が進行しや
すく、過冷却を招きやすい。
〕は、鋳片の凝固収縮、溶鋼の流動性低下による局所
的な溶鋼の供給不足(センターポロシティの発生原因と
なる)を補うのに最低の水量密度である。一方、水量密
度が100 〔リットル/(min・m2) 〕を超えると、冷却の
初期で急速に鋳片表面を冷却してしまうことにより、鋳
片表面部の強度が大きくなり、望ましい収縮が進まなく
なる。また低温部での冷却速度が低下し、鋳片中心部で
引張応力が働き、かえってセンターポロシティの増大を
招くことになる。よって、水量密度の範囲は、25〜100
〔リットル/(min・m2) 〕とした。
プレーの場合よりも熱伝達性の温度依存性が小さく、温
度制御性に優れている。
アー流量 (リットル/min)/水量 (リットル/min) 〕(以
下、気水比という)が10未満になると、エアーミストと
しての特性が少なくなり、通常の水スプレーと変わらな
くなるので、この場合の気水比は10以上とすることが望
ましい。
操業においては次のようにして行うことができる。
常は後段二次冷却スプレーでカバーされるゾーン)のう
ち、少なくとも鋳片の固相率が 0.1である位置から 0.8
以上となる位置までをカバーする長さLを、それぞれの
長さが、上記固相率が 0.1である位置から 0.3になる位
置までの距離(図2のLX ) よりも短いLs である1番
目、2番目・・・i番目、i+1 番目、i+2 番目・・
・i+n 番目、j番目・・・x番目・・・の複数のブロ
ックに分割する。
片の固相率が 0.1である位置をカバーするブロックをi
番目のブロックとし、同じく固相率が 0.3である位置を
カバーするブロックをi+n 番目 (このn は1以上の数
値)のブロックとし、同じく固相率が 0.8である位置を
カバーするブロックをx番目のブロックとする。
される領域に固相率が 0.1の位置があり、その下流側の
どこか (ただし、i+1番目以降でx番目よりも前) の
ブロックでカバーされる領域に固相率が 0.3である位置
があり、さらに、x番目のブロックでカバーされる領域
に固相率が 0.8である位置があるように各ブロックを設
定するのである。
て、i+1番目のブロックから水量密度25〜100 〔リッ
トル/(min・m2) 〕の水冷却による鋳片の表面冷却、即
ち、前記の冷却制御を開始し、この表面冷却を少なくと
もx番目のブロックまで続けるのである。
クの長さLs は、種々の鋳込み条件において、次に述べ
る計算方法で鋳片の固相率が 0.1になる点から 0.3にな
る点までの距離(Lx)を予め求め、その最小値よりも短
くなるように設定しておけばよい。このLs は各ブロッ
クで同じ値として、前記Lを均等分割にしてもよく、そ
れぞれのブロックでLs の値を変えてもよい。ただし、
いずれの場合も1番目からi+n番目までの1個のブロ
ックの長さは前記のLx よりも小さくする。
場合には、鋼種、鋳片の断面寸法、および鋳造速度等の
連続鋳造条件に応じて、各固相率と対応する上記i番
目、i+n番目およびx番目の冷却ブロックの位置を予
測し、1個の冷却ブロックの長さと冷却制御帯の長さを
予め設定しておく必要がある。この予測計算は、2次元
非定常伝熱計算モデルを用いる伝熱解析によって行うこ
とができる。計算で得られた凝固プロフィールの予測結
果は、境界条件となる鋳片表面温度の実測値および鋲打
ちなどの凝固確認試験結果と対比することで、その精度
を向上させることができる。
ンで適用する場合の制御システムの例を示す図である。
鋳込み中は、鋳込み条件(鋼種、鋳片サイズ、鋳造温
度、鋳造速度、等)を入力し、前記伝熱計算モデルで凝
固プロフィールを算出して各境界固相率(中心固相で
0.1、 0.3、0.8)の位置とそれを含む冷却ブロックの位
置を随時チェックする。そして、前記のi番目、i+n
番目、およびx番目のブロックを決定する。この決定に
従って、i+1番目から少なくともx番目のブロックま
で所定条件での冷却制御を実施するのである。
ず固相率が 0.1以上で 0.3以下の領域で開始され、固相
率 0.8以上の領域まで続けられることになる。言い換え
れば、鋳片の固相率が 0.1に達していないときに制御冷
却を開始してしまうおそれがなく、また、固相率が 0.8
に達しないうちに冷却制御が停止されてしまうおそれも
ない。従って、鋳片のセンターポロシティ低減の効果を
確実にすることができる。
13%Cr鋼の直径265 mmの丸ビレットを連続鋳造した。用
いた装置は図1に示したもので、鋳造速度は0.6m/min、
タンディッシュ内ΔTは40℃とした。後段二次冷却スプ
レーの範囲内で実施する冷却制御の冷却媒体には水を用
い、その水量密度は 25 〜 100〔リットル/(min・m2)
〕の範囲で変化させた。後段の二次冷却スプレーゾー
ンの冷却制御可能範囲は 10mとし、この間を0.5mピッチ
の20個のブロックに分割して、ビレットの中心固相率が
0.1 、0.3 および0.8 になるブロックを決定した。そし
て固相率が 0.1未満の位置をカバーするブロックから、
固相率が 0.8を超える位置をカバーするブロックまで、
冷却制御の開始ブロックと停止ブロックを様々に変化さ
せて(即ち、冷却制御区間を変化させて)鋳造を行っ
た。
常の条件、即ち、 80 〔リットル/(min・m2) 〕程度の
水量密度による冷却とした。後述の試験2および3でも
同様である。
ようにして得られた丸ビレットの中央縦断面で、センタ
ーポロシティの発生状況を調査する方法で評価した。
の水量密度が15〔リットル/(min・m2) 〕と 120〔リッ
トル/(min・m2) 〕の場合、および冷却制御を中心部固
相率が 0.1未満のときに開始した場合のセンターポロシ
ティの発生状況も確認した。
水量密度毎に鋳片冷却時の冷却区間を変更して、鋳片冷
却開始時点と終了時点の中心固相率を変化させたとき
の、センターポロシティの存在径の変化を示す図であ
る。
25〜100 〔リットル/(min・m2) 〕の間であって、この
条件での冷却制御開始時の鋳片の中心固相率が 0.1〜0.
3 の範囲にあり、かつ冷却制御終了時の中心固相率が
0.8以上のときに、センターポロシティの存在径が小さ
く、センターポロシティ低減の顕著な効果が得られるこ
とが明らかである。
御の開始時点が適切でも水量密度が不適切であれば、セ
ンターポロシティ低減の効果が乏しいことがわかる。
件で、ただし、水量密度を変化させ、さらに冷却制御の
冷却スプレーは水およびエアーミストとし、鋳片の中心
固相率は冷却制御の開始時点で 0.1〜0.3 、終了時点で
0.8〜1.0 として連続鋳造を行った。
におけるセンターポロシティの存在径と、冷却制御のス
プレーの水量密度および冷却媒体との関係を示す図であ
る。
センターポロシティの存在径の減少に効果が大きいこと
が明らかであり、特に気水比が大きい方が効果も大きい
ことがわかる。ただし、気水比が8の場合のエアーミス
トスプレーの効果は水スプレーの効果とほぼ同等であ
る。
を種々変化させる試験を行った。冷却制御のスプレーに
水スプレーとエアーミストスプレーを用い、いずれの場
合も水量密度は50〔リットル/(min・m2) 〕とし、その
ほかの条件は試験1と同じにして、得られたビレットの
中央縦断面におけるセンターポロシティの存在径を調査
した。その結果を図7に示す。
により、センターポロシティの存在径に若干の増大傾向
はみられるが、存在径の値そのものは小さく、ほとんど
問題とならない程度に軽減されている。
0.2%C−1%Cr鋼の鋳片(丸ビレット)の連続鋳造を
行った。鋳造温度(タンディッシュ内ΔT)は 30 ℃と
し、鋳片サイズと鋳造速度は下記のように変化させた。
び300mm の3サイズ。
2種類。
における前記伝熱解析による凝固プロフィールの計算結
果を示す図である。即ち、鋳込み速度(Vc)が 2.0m/mi
n(図8)と2.2 m/min (図9)の場合の凝固シェル厚さ
および鋳片中心部の固相率(fs )と鋳型内の溶鋼メニ
スカスからの距離との関係を示す図である。
みれば、鋳片中心部の固相率が 0.1である位置 (溶鋼メ
ニスカスからの距離) は 28.8m、同じく中心部固相率が
0.3である位置は 30.6m、同じく中心部固相率が 0.8で
ある位置は 32.6mである。従って、固相率が 0.1である
位置から同じく 0.3である位置までの距離(Lx )は、 30.6−28.8=1.6 (m) であり、固相率が 0.1である位置から同じく 0.8である
位置までの距離は、 32.6−28.8=3.8 (m) である。
みると、鋳片中心部の固相率が 0.1である位置 (溶鋼メ
ニスカスからの距離) は 31.5m、同じく中心部固相率が
0.3である位置は 33.5m、同じく中心部固相率が 0.8で
ある位置は 36.5mである。従って、固相率が 0.1である
位置から同じく 0.3である位置までの距離(Lx )は、 33.5−31.5=2.0 (m) であり、固相率が 0.1である位置から同じく 0.8である
位置までの距離は、 36.5−31.5=5.0 (m) である。
の長さを1m の一定とし、その第1番目の最上流側を、
メニスカスから 28 m の位置に置き、以下、2番目から
10番目までのブロックを順次下流側に設置した。冷却制
御が可能なブロックの合計長さは10m である。従って、
鋳造速度2m/min の場合は、固相率が 0.1である位置を
カバーするのは、第1ブロック、固相率が 0.3である位
置をカバーするのは、第3ブロック、固相率が 0.8であ
る位置をカバーするのは、第5ブロック、となる。そこ
で、第2ブロックで冷却制御を開始し、第5ブロックで
これを停止する操業を行った。
率が 0.1である位置をカバーするのは、前記の第4ブロ
ック、固相率が 0.3である位置をカバーするのは、前記
の第6ブロック、固相率が 0.8である位置をカバーする
のは、前記の第9ブロック、となる。そこで、第5ブロ
ックで冷却制御を開始し、第9ブロックでこれを停止す
る操業を行った。
ビレットについても冷却制御の開始と停止の位置 (ブロ
ック番号) を決定して、鋳造を行った。そして、鋳造後
のビレットのセンターポロシティ(C.P.) 不良発生率を
調査した。C.P.不良発生率は次の式によって算出した。
範囲が30mm以上となったチャーシ゛数)/鋳込みチャーシ゛数〕×
100 上記のセンターポロシティ不良発生率を図10に示す。な
お、図10に比較例として示したのは、冷却制御を行わな
い従来の操業で得られたビレットのデータである。図示
のとおり、本発明方法によれば、センターポロシティ不
良発生率は著しく低下する。
適切に二次冷却する本発明の冷却方法によれば、鋳片の
センターポロシティを著しく少なくすることが可能であ
る。この方法を適用して連続鋳造されたビレット等を、
例えばシームレス鋼管製造用素材として用いれば、内面
きずの少ない製品を製造することができる。
を示す側面方向の縦断面図である。
ための図で、鋳片の固相率と冷却制御を行うスプレーブ
ロックの対応関係を示す図である。
方法の1例を示す図である。
よび水量密度を変化させたときのビレット中央縦断面に
おけるセンターポロシティの存在径の変化を示す図であ
る。
よび水量密度を変化させたときのビレット中央縦断面に
おけるセンターポロシティの存在径の変化を示す図であ
る。
ィの存在径に及ぼす冷却媒体の種類と量の影響を示す図
である。
ィの存在径に及ぼす冷却制御の条件と鋳造速度の影響を
示す図である。
ルの例を示す図である。
ルの別の例を示す図である。
レット鋳造の場合のセンターポロシティ不良発生率を対
比して示す図である。
4:鋳型、5:前段二次冷却スプレー、6:後段二次
冷却スプレー、7:ピンチロール、 8:凝固殻
(シェル)、 9:切断用トーチ
Claims (3)
- 【請求項1】鋼のブルーム又はビレットを連続鋳造する
際の二次冷却において、鋳片の中心部の固相率が 0.1な
いし0.3 になった時点で水量密度25〜100 〔リットル/
(min・m2) 〕の水冷却による鋳片の表面冷却を開始し、
鋳片の中心部の固相率が 0.8以上になるまで上記の水量
密度による水冷却を継続することを特徴とする鋳片の冷
却方法。 - 【請求項2】下記のととを特徴とする請求項1の鋳
片の冷却方法。 連続鋳造装置の二次冷却帯のうち、少なくとも鋳片
の中心部の固相率が 0.1である位置から 0.8以上となる
位置までをカバーする長さを複数のブロックに分割し、
かつ、その分割ブロックの1番目から少なくとも上記固
相率が 0.3の位置をカバーするブロックまでの1個のブ
ロックの長さは、上記固相率が 0.1である位置から 0.3
になる位置までの距離よりも短くすること、 鋳片の中心部の固相率が 0.1である位置をカバーす
るブロックの次のブロックから上記固相率が 0.3である
位置をカバーするブロックまでのいずれかのブロックに
おいて水量密度25〜100 〔リットル/(min・m2) 〕の水
冷却による鋳片の表面冷却を開始し、この表面冷却を少
なくとも上記固相率が 0.8である位置をカバーするブロ
ックまで継続させること。 - 【請求項3】水量密度25〜100 〔リットル/(min・m2)
〕の水冷却による鋳片の表面冷却をエアーミストスプ
レーで行うことを特徴とする請求項1または請求項2の
鋳片の冷却方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8026494A JP2856068B2 (ja) | 1993-04-20 | 1994-04-19 | 連続鋳造における鋳片の冷却方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-93009 | 1993-04-20 | ||
| JP9300993 | 1993-04-20 | ||
| JP8026494A JP2856068B2 (ja) | 1993-04-20 | 1994-04-19 | 連続鋳造における鋳片の冷却方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH071096A true JPH071096A (ja) | 1995-01-06 |
| JP2856068B2 JP2856068B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=26421305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8026494A Expired - Lifetime JP2856068B2 (ja) | 1993-04-20 | 1994-04-19 | 連続鋳造における鋳片の冷却方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2856068B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006315011A (ja) * | 2005-05-10 | 2006-11-24 | Jfe Steel Kk | スラブ連続鋳造における鋳片の二次冷却方法 |
| WO2007110930A1 (ja) | 2006-03-28 | 2007-10-04 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | 継目無管の製造方法 |
| JP2009006367A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 小断面ビレットの連続鋳造方法 |
| JP2013244492A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Jfe Steel Corp | 高Cr鋼継目無鋼管製管用丸鋳片の製造方法 |
| JP2016055304A (ja) * | 2014-09-08 | 2016-04-21 | 新日鐵住金株式会社 | 連続鋳造機で鋳造されている鋳片の状態推定方法および推定装置 |
| WO2020203715A1 (ja) * | 2019-04-02 | 2020-10-08 | Jfeスチール株式会社 | 鋼の連続鋳造方法 |
| EP4450185A4 (en) * | 2022-03-28 | 2025-04-09 | JFE Steel Corporation | Method for continuous casting of steel |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP8026494A patent/JP2856068B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006315011A (ja) * | 2005-05-10 | 2006-11-24 | Jfe Steel Kk | スラブ連続鋳造における鋳片の二次冷却方法 |
| WO2007110930A1 (ja) | 2006-03-28 | 2007-10-04 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | 継目無管の製造方法 |
| JP2009006367A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 小断面ビレットの連続鋳造方法 |
| JP2013244492A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Jfe Steel Corp | 高Cr鋼継目無鋼管製管用丸鋳片の製造方法 |
| JP2016055304A (ja) * | 2014-09-08 | 2016-04-21 | 新日鐵住金株式会社 | 連続鋳造機で鋳造されている鋳片の状態推定方法および推定装置 |
| WO2020203715A1 (ja) * | 2019-04-02 | 2020-10-08 | Jfeスチール株式会社 | 鋼の連続鋳造方法 |
| JPWO2020203715A1 (ja) * | 2019-04-02 | 2021-04-30 | Jfeスチール株式会社 | 鋼の連続鋳造方法 |
| KR20210133282A (ko) * | 2019-04-02 | 2021-11-05 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 강의 연속 주조 방법 |
| CN113677455A (zh) * | 2019-04-02 | 2021-11-19 | 杰富意钢铁株式会社 | 钢的连续铸造方法 |
| EP3932586A4 (en) * | 2019-04-02 | 2022-05-04 | JFE Steel Corporation | PROCESSES FOR CONTINUOUS STEEL CASTING |
| CN113677455B (zh) * | 2019-04-02 | 2023-09-05 | 杰富意钢铁株式会社 | 钢的连续铸造方法 |
| US11759851B2 (en) | 2019-04-02 | 2023-09-19 | Jfe Steel Corporation | Method for continuously casting steel |
| EP4450185A4 (en) * | 2022-03-28 | 2025-04-09 | JFE Steel Corporation | Method for continuous casting of steel |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2856068B2 (ja) | 1999-02-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5145791B2 (ja) | 小断面ビレットの連続鋳造方法 | |
| JPH071096A (ja) | 連続鋳造における鋳片の冷却方法 | |
| JP3401785B2 (ja) | 連続鋳造における鋳片の冷却方法 | |
| JP3427794B2 (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JPH0671389A (ja) | 水平連続鋳造法 | |
| JPH08238550A (ja) | 鋼の連続鋳造方法 | |
| JP2982622B2 (ja) | 連続鋳造における鋳片の冷却方法 | |
| JP3111954B2 (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JP2012152781A (ja) | 継目無鋼管製管用丸鋳片の連続鋳造設備 | |
| JP3405490B2 (ja) | 連続鋳造における鋳片内質改善方法 | |
| KR101862146B1 (ko) | 주조 방법 | |
| JPH0390263A (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JP3104627B2 (ja) | 丸ビレットの未凝固圧下製造方法 | |
| JP3240978B2 (ja) | 連続鋳造鋳片の製造方法 | |
| JP3362703B2 (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JP3633573B2 (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JP3082834B2 (ja) | 丸断面鋳片の連続鋳造方法 | |
| JP3876768B2 (ja) | 連続鋳造方法 | |
| EP4711060A1 (en) | Slab manufacturing method | |
| JP7273307B2 (ja) | 鋼の連続鋳造方法 | |
| JP3275828B2 (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JP3395674B2 (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JPS62263855A (ja) | 中心偏析の少ない連続鋳造方法 | |
| JP3111953B2 (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JP7332870B2 (ja) | 鋳片の引抜方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071127 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081127 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091127 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091127 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101127 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111127 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127 Year of fee payment: 14 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131127 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131127 Year of fee payment: 15 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |