JPH0710985A - ポリフェニレンエーテルの製造方法 - Google Patents
ポリフェニレンエーテルの製造方法Info
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- JPH0710985A JPH0710985A JP15023593A JP15023593A JPH0710985A JP H0710985 A JPH0710985 A JP H0710985A JP 15023593 A JP15023593 A JP 15023593A JP 15023593 A JP15023593 A JP 15023593A JP H0710985 A JPH0710985 A JP H0710985A
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- Japan
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- polymerization
- heat exchanger
- external heat
- polyphenylene ether
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 核置換フェノールを有機溶媒中で触媒の存在
下に酸素含有ガスによって酸化重合させて、ポリフェニ
レンエーテルを製造する方法において、複数基の重合槽
に対して1基の外部熱交換器を備えた装置を用い、これ
により所定の酸素消費量に達するまで反応熱を除去し、
それ以後は重合槽のジャケットによる反応熱除去に切り
替えて、回分重合させることを特徴とするポリフェニレ
ンエーテルの製造方法。 【効果】 長期運転が可能となり、設備費の低減および
重合時間の短縮により、生産性が向上する。
下に酸素含有ガスによって酸化重合させて、ポリフェニ
レンエーテルを製造する方法において、複数基の重合槽
に対して1基の外部熱交換器を備えた装置を用い、これ
により所定の酸素消費量に達するまで反応熱を除去し、
それ以後は重合槽のジャケットによる反応熱除去に切り
替えて、回分重合させることを特徴とするポリフェニレ
ンエーテルの製造方法。 【効果】 長期運転が可能となり、設備費の低減および
重合時間の短縮により、生産性が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリフェニレンエーテル
の重合方法に関し、更に詳細には、核置換フェノール類
を酸化重合させるにあたり、特定の反応熱の除去方法及
び重合システムを用いて、生産性を高めてポリフェニレ
ンエーテルを製造する方法に関する。
の重合方法に関し、更に詳細には、核置換フェノール類
を酸化重合させるにあたり、特定の反応熱の除去方法及
び重合システムを用いて、生産性を高めてポリフェニレ
ンエーテルを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリフェニレンエーテルを製造す
るには、次式
るには、次式
【化1】 (式中、R2 〜R5 は、それぞれ水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基、シアノ基または置換もしくは非置換の
炭化水素基を表し、そのうち少なくとも一つは水素原子
であり、かつ少なくとも一つは水素原子以外の基であ
る)で示されるフェノール類を、ベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素の溶媒中で、あるいは芳香
族炭化水素とメタノール類との混合溶媒中で、銅または
マンガンを含有する錯体触媒の存在下に、酸素または酸
素含有ガスと接触させ、20〜50℃の比較的低温で重
合させる方法が採用されている。
子、アルキル基、シアノ基または置換もしくは非置換の
炭化水素基を表し、そのうち少なくとも一つは水素原子
であり、かつ少なくとも一つは水素原子以外の基であ
る)で示されるフェノール類を、ベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素の溶媒中で、あるいは芳香
族炭化水素とメタノール類との混合溶媒中で、銅または
マンガンを含有する錯体触媒の存在下に、酸素または酸
素含有ガスと接触させ、20〜50℃の比較的低温で重
合させる方法が採用されている。
【0003】また重合方法としては、回分重合法及び連
続重合法によるのが通例である。回分重合法は、原料の
仕込みや排出等に費やす時間(以下、「アイドルタイ
ム」と記す)が必要なため、連続重合法と比較して生産
性が低いといわれている。
続重合法によるのが通例である。回分重合法は、原料の
仕込みや排出等に費やす時間(以下、「アイドルタイ
ム」と記す)が必要なため、連続重合法と比較して生産
性が低いといわれている。
【0004】回分重合法において生産性を高める方法
は、アイドルタイムを極力小さくする方法もあるが、酸
素または酸素含有ガスの供給量を増加して重合時間を短
縮する方法が一般的である。
は、アイドルタイムを極力小さくする方法もあるが、酸
素または酸素含有ガスの供給量を増加して重合時間を短
縮する方法が一般的である。
【0005】かかる重合反応は発熱反応であり、重合時
間の短縮に伴って発熱量が増加するため、重合槽に付帯
するジャケットによる除熱だけでは、所望の温度が維持
できず、重合時間の短縮には限界がある。したがって、
重合時間を更に短縮するためには、他の熱除去方法の併
用が必要となる。
間の短縮に伴って発熱量が増加するため、重合槽に付帯
するジャケットによる除熱だけでは、所望の温度が維持
できず、重合時間の短縮には限界がある。したがって、
重合時間を更に短縮するためには、他の熱除去方法の併
用が必要となる。
【0006】かかる熱除去方法としては、重合槽内に内
部コイルを設置する方法、冷凍機を設置して冷媒温度を
下げる方法、外部熱交換器を設置する方法があげられ
る。これらの方法のうち、重合槽内に内部コイルを設置
する方法は、設置面積に限界があるため重合時間を短く
できず、また冷凍機を設置する方法は設備費及び電気代
等のランニングコストが高くなるため得策ではない。
部コイルを設置する方法、冷凍機を設置して冷媒温度を
下げる方法、外部熱交換器を設置する方法があげられ
る。これらの方法のうち、重合槽内に内部コイルを設置
する方法は、設置面積に限界があるため重合時間を短く
できず、また冷凍機を設置する方法は設備費及び電気代
等のランニングコストが高くなるため得策ではない。
【0007】したがって、外部熱交換器を設置する方法
が適切であるが、この方法にも以下の欠点があった。
(1)各重合槽に1基ずつ外部熱交換器を設置したので
は設備費が高くなり経済的に不利となる。(2)重合完
了まで外部熱交換器を稼働させる場合には、重合液の粘
度が上昇するため伝熱係数が低下する。(3)回分重合
の繰り返しに伴い、外部熱交換器内部に高分子量重合体
が蓄積して伝熱係数が低下するため、外部熱交換器の解
体洗浄を頻繁に行わなければならない。
が適切であるが、この方法にも以下の欠点があった。
(1)各重合槽に1基ずつ外部熱交換器を設置したので
は設備費が高くなり経済的に不利となる。(2)重合完
了まで外部熱交換器を稼働させる場合には、重合液の粘
度が上昇するため伝熱係数が低下する。(3)回分重合
の繰り返しに伴い、外部熱交換器内部に高分子量重合体
が蓄積して伝熱係数が低下するため、外部熱交換器の解
体洗浄を頻繁に行わなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、外部
熱交換器の長期運転を可能にするとともに、生産性が高
く、経済的に有利なポリフェニレンエーテルの製造方法
を提供することにある。
熱交換器の長期運転を可能にするとともに、生産性が高
く、経済的に有利なポリフェニレンエーテルの製造方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、酸化重合
の前段階だけ外部熱交換器を稼働させ、しかも外部熱交
換器内に重合液が常に充満した状態で連続稼働させる重
合方法を構築することによって、上記目的が達成される
ことを見い出し、本発明に到達した。
の前段階だけ外部熱交換器を稼働させ、しかも外部熱交
換器内に重合液が常に充満した状態で連続稼働させる重
合方法を構築することによって、上記目的が達成される
ことを見い出し、本発明に到達した。
【0010】すなわち、本発明は、核置換フェノール類
を有機溶媒中で触媒の存在下に酸素含有ガスによって酸
化重合させて、ポリフェニレンエーテルを製造する方法
において、複数基の重合槽に対して1基の外部熱交換器
を備えた装置を用い、酸素の消費量が反応完結に要す
る理論量の75〜95%に達する迄、該外部熱交換器に
より反応熱を除去し、それ以後は重合槽のジャケット
による反応熱除去に切り替え、この重合周期を各重合槽
で繰り返して回分重合させることを特徴とするポリフェ
ニレンエーテルの製造方法である。
を有機溶媒中で触媒の存在下に酸素含有ガスによって酸
化重合させて、ポリフェニレンエーテルを製造する方法
において、複数基の重合槽に対して1基の外部熱交換器
を備えた装置を用い、酸素の消費量が反応完結に要す
る理論量の75〜95%に達する迄、該外部熱交換器に
より反応熱を除去し、それ以後は重合槽のジャケット
による反応熱除去に切り替え、この重合周期を各重合槽
で繰り返して回分重合させることを特徴とするポリフェ
ニレンエーテルの製造方法である。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。ポリフェ
ニレンエーテルの回分重合における重合周期は、 (1)原料、溶剤、触媒の仕込み段階(時間Aとする) (2)酸素含有ガスを吹き込んで重合を開始し、酸素吸
収速度が酸素含有ガス量に比例して増大する段階(時間
Bとする) (3)酸素吸収速度は低下するが、分子量が増大する段
階(時間Cとする) (4)酸素をパージし、重合液を排出する段階(時間D
とする) に分けられる。B+Cは重合時間で、A+Dはアイドル
タイムである。
ニレンエーテルの回分重合における重合周期は、 (1)原料、溶剤、触媒の仕込み段階(時間Aとする) (2)酸素含有ガスを吹き込んで重合を開始し、酸素吸
収速度が酸素含有ガス量に比例して増大する段階(時間
Bとする) (3)酸素吸収速度は低下するが、分子量が増大する段
階(時間Cとする) (4)酸素をパージし、重合液を排出する段階(時間D
とする) に分けられる。B+Cは重合時間で、A+Dはアイドル
タイムである。
【0012】本発明では、複数基の重合槽に対して1基
の外部熱交換器を備えた装置を用い、外部熱交換器は段
階(2)で稼働させること、及び外部熱熱交換器内に重
合液が常に充満した状態で連続的に稼働させることが重
要である。
の外部熱交換器を備えた装置を用い、外部熱交換器は段
階(2)で稼働させること、及び外部熱熱交換器内に重
合液が常に充満した状態で連続的に稼働させることが重
要である。
【0013】外部熱交換器を段階(3)まで稼働させる
と、重合液の粘度上昇により伝熱係数が低下したり、回
分重合の繰り返しに伴い外部熱交換器内に重合体が蓄積
して伝熱係数が低下するため、外部熱交換器の解体洗浄
を頻繁に行わなければならず好ましくない。
と、重合液の粘度上昇により伝熱係数が低下したり、回
分重合の繰り返しに伴い外部熱交換器内に重合体が蓄積
して伝熱係数が低下するため、外部熱交換器の解体洗浄
を頻繁に行わなければならず好ましくない。
【0014】また外部熱交換器内に重合液が充満した状
態で連続的に稼働させないと、外部熱交換器内に重合液
が滞留し徐々に重合が進行するため、伝熱係数の低下を
きたし好ましくない。重合槽の基数は、 N=(B+(A+C+D))/B で表わすことができ、Nを選ぶことで外部熱交換器を連
続的に稼働させることができる。
態で連続的に稼働させないと、外部熱交換器内に重合液
が滞留し徐々に重合が進行するため、伝熱係数の低下を
きたし好ましくない。重合槽の基数は、 N=(B+(A+C+D))/B で表わすことができ、Nを選ぶことで外部熱交換器を連
続的に稼働させることができる。
【0015】例えば、アイドリングタイムA+Dを1時
間、Bを2時間、Cを3時間とすれば、重合槽の基数は
3基になる。
間、Bを2時間、Cを3時間とすれば、重合槽の基数は
3基になる。
【0016】外部熱交換器は段階(2)で稼働させる
が、具体的には酸素の消費量を反応に要する理論量の7
5〜95%において稼働させるのが好ましい。酸素消費
量が理論量の75%以下では、重合液の粘度は数センチ
ポアズ(cP)と低くなり有利であるが、これ以降の熱除
去を重合槽のジャケットだけで行うのでは、重合の後段
階での熱除去が不十分なため好ましくなく、95%以上
では重合液の粘度が数十〜数百cPと高くなり、伝熱係数
の低下をきたすので好ましくない。
が、具体的には酸素の消費量を反応に要する理論量の7
5〜95%において稼働させるのが好ましい。酸素消費
量が理論量の75%以下では、重合液の粘度は数センチ
ポアズ(cP)と低くなり有利であるが、これ以降の熱除
去を重合槽のジャケットだけで行うのでは、重合の後段
階での熱除去が不十分なため好ましくなく、95%以上
では重合液の粘度が数十〜数百cPと高くなり、伝熱係数
の低下をきたすので好ましくない。
【0017】本発明で用いる外部熱交換器には特に制限
はなく、2重管式熱交換器、多管式熱交換器、スパイラ
ル熱交換器等が使用できるが、圧力損失が小さく、伝熱
係数が大きい機種であるスパイラル熱交換器が好まし
い。
はなく、2重管式熱交換器、多管式熱交換器、スパイラ
ル熱交換器等が使用できるが、圧力損失が小さく、伝熱
係数が大きい機種であるスパイラル熱交換器が好まし
い。
【0018】本発明で用いる重合槽も特に制限はない
が、酸素含有ガスを高分散させる内部構造を有し、ジャ
ケットを有する撹拌式重合槽を用いるのが一般的であ
る。例えば、翼としてタービン翼またはタービン翼とフ
ァウドラー翼との組み合せ、バッフルとして板バッフ
ル、フィンガーバッフルまたはループバッフルを備えた
撹拌式重合槽があげられる。
が、酸素含有ガスを高分散させる内部構造を有し、ジャ
ケットを有する撹拌式重合槽を用いるのが一般的であ
る。例えば、翼としてタービン翼またはタービン翼とフ
ァウドラー翼との組み合せ、バッフルとして板バッフ
ル、フィンガーバッフルまたはループバッフルを備えた
撹拌式重合槽があげられる。
【0019】酸素の消費量が理論量の75〜95%に到
達した後は、上記重合槽のジャケットのみによる反応熱
除去に切り替え、反応が完結すると酸素パージして重合
液を排出する。
達した後は、上記重合槽のジャケットのみによる反応熱
除去に切り替え、反応が完結すると酸素パージして重合
液を排出する。
【0020】上記サイクルを各重合槽で繰り返して重合
させるが、外部熱交換器を含めた配管系の空間容積が、
重合容積の20%以下になるように設計するのが好まし
い。20%を超える場合は、回分重合開始時に外部熱交
換器中の残留液が次槽に混入し、分子量の低下をきたす
ので好ましくない。
させるが、外部熱交換器を含めた配管系の空間容積が、
重合容積の20%以下になるように設計するのが好まし
い。20%を超える場合は、回分重合開始時に外部熱交
換器中の残留液が次槽に混入し、分子量の低下をきたす
ので好ましくない。
【0021】また切り替え操作は、各重合槽から外部熱
交換器への供給管および各重合槽への戻り管に遮蔽弁を
設けることにより円滑に行うことができる。
交換器への供給管および各重合槽への戻り管に遮蔽弁を
設けることにより円滑に行うことができる。
【0022】本発明の方法を実施するのに適した重合装
置の例を、図1に示す。これはアイドルタイムA+Dが
1時間、Bが2時間、Cが3時間における例である。図
1中1、2および3は撹拌式重合槽を示し、それぞれ4
枚の板バッフル、2段のタービン翼、ジャケット、及び
空気導入管4を備えている。槽下部には外部熱交換器へ
の供給管5、遮断弁8、10、12、排出管13、1
4、15が、槽上部には外部熱交換器からの戻り管6、
遮断弁7、9、11が備えられている。図1中17は外
部熱交換器、16は循環ポンプを示す。
置の例を、図1に示す。これはアイドルタイムA+Dが
1時間、Bが2時間、Cが3時間における例である。図
1中1、2および3は撹拌式重合槽を示し、それぞれ4
枚の板バッフル、2段のタービン翼、ジャケット、及び
空気導入管4を備えている。槽下部には外部熱交換器へ
の供給管5、遮断弁8、10、12、排出管13、1
4、15が、槽上部には外部熱交換器からの戻り管6、
遮断弁7、9、11が備えられている。図1中17は外
部熱交換器、16は循環ポンプを示す。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明す
る。内容積100L の撹拌式重合槽3基、伝熱面積2m2
のスパイラル熱交換器(αラバル社製)、循環ポンプ、
各管および遮断弁を備えた図1に示す重合システムによ
り、下記に示すように重合させた。第1重合槽1に、有
機溶媒としてキシレン35.7kgとメタノール9.6k
g、原料として2,6−ジメチルフェノール12.2kg
(100モル)、触媒として水酸化ナトリウム240g
(6モル)をメタノール1.6kgに溶解した溶液、なら
びにモノエタノールアミン220g(3.6モル)、ジブ
チルアミン129g(1モル)及び塩化マンガン四水和物
8.9g(0.045モル)をメタノール1.0kgに溶解
した溶液をそれぞれ仕込んだ。次いで、これを遮断弁
7、8を開いた状態で(他の遮断弁は閉じておく)外部
熱交換器を用い、撹拌速度280rpm 、圧力8kg/cm2、
空気吹き込み流量2.44Nm3/h 及び槽内温度40℃の
条件の下で重合させた。重合開始より2時間経過した時
点(酸素の消費量が反応完結に要する理論量の80%)
で、遮断弁7、8を閉じて遮断弁9、10を開き、予め
上記溶剤、モノマーおよび触媒を仕込んでおいた第2重
合槽2の循環系に切り替えた。第1重合槽1の温度は、
切り替え後引き続きジャケットにより40℃に維持し、
さらに3時間重合させ、その後酸素をパージして重合液
を排出した。第2重合槽2では第1重合槽1での重合と
同様に、2時間経過した時点で遮断弁9、10を閉じて
遮断弁11、12を開き、予め上記溶剤、モノマー、触
媒を仕込んでおいた第3重合槽3の循環系に切り替え、
第1重合槽と同様に重合させた。
る。内容積100L の撹拌式重合槽3基、伝熱面積2m2
のスパイラル熱交換器(αラバル社製)、循環ポンプ、
各管および遮断弁を備えた図1に示す重合システムによ
り、下記に示すように重合させた。第1重合槽1に、有
機溶媒としてキシレン35.7kgとメタノール9.6k
g、原料として2,6−ジメチルフェノール12.2kg
(100モル)、触媒として水酸化ナトリウム240g
(6モル)をメタノール1.6kgに溶解した溶液、なら
びにモノエタノールアミン220g(3.6モル)、ジブ
チルアミン129g(1モル)及び塩化マンガン四水和物
8.9g(0.045モル)をメタノール1.0kgに溶解
した溶液をそれぞれ仕込んだ。次いで、これを遮断弁
7、8を開いた状態で(他の遮断弁は閉じておく)外部
熱交換器を用い、撹拌速度280rpm 、圧力8kg/cm2、
空気吹き込み流量2.44Nm3/h 及び槽内温度40℃の
条件の下で重合させた。重合開始より2時間経過した時
点(酸素の消費量が反応完結に要する理論量の80%)
で、遮断弁7、8を閉じて遮断弁9、10を開き、予め
上記溶剤、モノマーおよび触媒を仕込んでおいた第2重
合槽2の循環系に切り替えた。第1重合槽1の温度は、
切り替え後引き続きジャケットにより40℃に維持し、
さらに3時間重合させ、その後酸素をパージして重合液
を排出した。第2重合槽2では第1重合槽1での重合と
同様に、2時間経過した時点で遮断弁9、10を閉じて
遮断弁11、12を開き、予め上記溶剤、モノマー、触
媒を仕込んでおいた第3重合槽3の循環系に切り替え、
第1重合槽と同様に重合させた。
【0024】この重合周期を3周期実施した結果を、図
2に示す。重合中、重合温度は設定値に維持され、各重
合槽から採取した重合液の極限粘度は0.50〜0.5
1であった。なお、重合後外部熱交換器を解体点検した
が何ら異常は認められなかった。
2に示す。重合中、重合温度は設定値に維持され、各重
合槽から採取した重合液の極限粘度は0.50〜0.5
1であった。なお、重合後外部熱交換器を解体点検した
が何ら異常は認められなかった。
【0025】
【比較例】第1重合槽のみを用い、重合開始から2時間
経過後も引き続き外部熱交換器による熱除去を行った以
外は、実施例と同様の重合を繰り返し行った。5周期目
には、40℃に設定した重合温度を維持することが困難
となったため、空気吹き込み量を1.22Nm3/h に低減
して重合時間を7時間迄延長した。その後外部熱交換器
を解体点検したところ、各所にわたり重合体の蓄積、付
着が認められた。
経過後も引き続き外部熱交換器による熱除去を行った以
外は、実施例と同様の重合を繰り返し行った。5周期目
には、40℃に設定した重合温度を維持することが困難
となったため、空気吹き込み量を1.22Nm3/h に低減
して重合時間を7時間迄延長した。その後外部熱交換器
を解体点検したところ、各所にわたり重合体の蓄積、付
着が認められた。
【0026】
【発明の効果】本発明の方法においては、次のような効
果を奏することができる。 (1)外部熱交換器を低粘度液が充満した状態で連続稼
働できるために、長期運転が可能となる。 (2)複数基の重合槽で外部熱交換器を兼用するため
に、設備費の低減及び重合時間の短縮が可能となり、生
産性が向上する。
果を奏することができる。 (1)外部熱交換器を低粘度液が充満した状態で連続稼
働できるために、長期運転が可能となる。 (2)複数基の重合槽で外部熱交換器を兼用するため
に、設備費の低減及び重合時間の短縮が可能となり、生
産性が向上する。
【図1】本発明の方法を実施する重合装置の概略図の一
例である。
例である。
【図2】本発明の方法を実施する場合の重合周期を表わ
す概略図である。
す概略図である。
1、2、3 撹拌式重合槽 4 空気導入管 5、6 循環系管 7、8、9、10、11、12 遮断弁 13、14、15 排出管 16 循環ポンプ 17 外部熱交換器 18 パージ管 期間(1)……原料、溶剤および触媒の仕込み段階 期間(2)……酸素含有ガスを吹き込んで重合を開始
し、酸素吸収速度が酸素含有ガス量に比例して増大する
段階(重合周期中連続稼動) 期間(3)……酸素吸収速度は低下するが、分子量が増
大する段階 期間(4)……酸素をパージし、重合液を排出する段階
し、酸素吸収速度が酸素含有ガス量に比例して増大する
段階(重合周期中連続稼動) 期間(3)……酸素吸収速度は低下するが、分子量が増
大する段階 期間(4)……酸素をパージし、重合液を排出する段階
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊沢 勝久 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 松居 隆平 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 核置換フェノール類を有機溶媒中で触媒
の存在下に酸素含有ガスによって酸化重合させて、ポリ
フェニレンエーテルを製造する方法において、複数基の
重合槽に対して1基の外部熱交換器を備えた装置を用
い、酸素の消費量が反応完結に要する理論量の75〜
95%に達する迄、該外部熱交換器により反応熱を除去
し、それ以後は重合槽のジャケットによる反応熱除去
に切り替え、この重合周期を各重合槽で繰り返して回分
重合させることを特徴とするポリフェニレンエーテルの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15023593A JPH0710985A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ポリフェニレンエーテルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15023593A JPH0710985A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ポリフェニレンエーテルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0710985A true JPH0710985A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15492514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15023593A Pending JPH0710985A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ポリフェニレンエーテルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0710985A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3686234A1 (en) * | 2019-01-22 | 2020-07-29 | SABIC Global Technologies B.V. | Method for preparing a poly(phenylene ether) and poly(phenylene ether) prepared thereby |
| US12024589B2 (en) | 2018-10-18 | 2024-07-02 | Shpp Global Technologies B.V. | Method of preparing a poly (phenylene ether), poly(phenylene ether) made thereby, and article comprising the poly(phenylene ether) |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP15023593A patent/JPH0710985A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12024589B2 (en) | 2018-10-18 | 2024-07-02 | Shpp Global Technologies B.V. | Method of preparing a poly (phenylene ether), poly(phenylene ether) made thereby, and article comprising the poly(phenylene ether) |
| EP3686234A1 (en) * | 2019-01-22 | 2020-07-29 | SABIC Global Technologies B.V. | Method for preparing a poly(phenylene ether) and poly(phenylene ether) prepared thereby |
| US11472920B2 (en) | 2019-01-22 | 2022-10-18 | Shpp Global Technologies B.V. | Method for preparing a poly(phenylene ether) and poly(phenylene ether) prepared thereby |
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