JPH07110100A - 潤滑方式 - Google Patents

潤滑方式

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JPH07110100A
JPH07110100A JP25403393A JP25403393A JPH07110100A JP H07110100 A JPH07110100 A JP H07110100A JP 25403393 A JP25403393 A JP 25403393A JP 25403393 A JP25403393 A JP 25403393A JP H07110100 A JPH07110100 A JP H07110100A
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Katsutake Matsuyama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油洩れによる周囲の汚染を防止できる工作機
械の潤滑方式を提供することにある。 【構成】 油霧発生機構と制御機構と配管部と配管部の
先端に配設された噴霧ノズルとを備え、前記制御機構に
より間欠的に油霧発生機構で微細油霧を発生させたの
ち、前記配管部を介して前記噴霧ノズルに供給して油霧
粒子を増大させて前記駆動部に供給するので、油洩れに
よる周囲の汚染を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械に於ける高速
で自転並びに公転運動する機械要素へ潤滑油霧を含んだ
気体を間欠的に供給する潤滑方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日の工作機械の進歩は著しく、より高
速、高精度、自動化、更に省エネルギー、省スペース
(竪形)を目指している。これらの工作機械を潤滑する
ため、従来から種々の潤滑方法が提案されている。例え
ば、グリース(給脂)により潤滑するものが提案されて
いる。また、他の例として、図7に示す様にギアボック
ス1内に潤滑油2を内蔵し、オイルポンプ3を介して強
制循環させて、各歯車4a、4b、4cに潤滑油2を供
給する方式のものが存在した。ギアボックス1から外部
に延設された軸5は、オイルシール6等によりシールさ
れている。また、他の方式としてグリースにより潤滑す
るものも存在した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のグリー
スによる潤滑では、攪拌抵抗が大きい為、発熱により劣
化し高速回転部に潤滑には適当でなかった。また、複雑
で多くの潤滑箇所(歯車、スプライン、ボールねじ等)
を適量給脂するのは極めて困難である。一方、油浴潤滑
方式では、オイルシールが不可欠であるが、このオイル
シールは、高速で回転する程、短期間で摩耗する。ま
た、オイルシールの摩耗を防止する為に軸シール部の外
面をセラミック等の表面処理を施しても、あまり効果的
ではなかった。一般に、通常の工作機械用オイルシール
の軸周速の限界は、10〜15m/秒とされている。
【0004】ここで、オイルシールが摩耗すると、多数
の切削工具の取り付けられたタレットヘッドが回転した
場合、その遠心力でグリースや多量の潤滑油が軸受け等
から洩れ出し周囲を汚染すると云う欠点が存在した。ま
た、グリースと油がヘッド内部で混練され、油はグリー
スを洗い流すと共に、混入したグリースは潤滑油を劣化
させる。
【0005】オイルシールが摩耗すると、切粉やゴミ及
びこれを含んだクーラント液(多量の水)等が外部から
ヘッド内に混入し、ヘッド内のグリースや潤滑油を著し
く劣化させ、軸受や歯車等の損傷事故が多発する。例え
ば、エア・カーテン方式(オイルシールの外側にエア・パ
ージを行う)を採用しても、オイルシールが摩耗すれば
その効果が望めないばかりか、クーラント液の混入以外
に、ヘッドの温度変化により空気中の水蒸気がヘッド内
で結露して水となり溜ると云う欠点が存在した。
【0006】自転或いは公転している工作機械の駆動部
にグリースや潤滑油を補給する事は、現実に困難であ
り、油量の確認、検出を行う事も実質的に不可能であ
る。また、強制循環方式で潤滑油を供給する場合、多量
の油と油圧が油洩れを加速させるだけでなく、工作機械
の外部と回転ヘッドとを連結する配管の回転部分の機構
が複雑化すると云う欠点が存在した。更にまた、一旦使
用した潤滑油を再利用する場合に、ゴミのフィルター機
構及び水と油の分離機構が必要となり装置が大がかりに
なると云う欠点が存在した。
【0007】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたもので、工作機械の完全自動潤滑が可能でし
かも高速化、長寿命で油洩れや油垂れにより周囲を汚染
する事のない工作機械の潤滑方式を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る潤滑方式
は、油霧発生機構と、該油霧発生機構を制御する制御機
構と、前記油霧発生機構で発生した油霧を工作機械の回
転部に配送する配管部と、該配管部の先端に配設された
噴霧ノズルとを備え、前記制御機構により間欠的に油霧
発生機構で微細油霧を発生させたのち、前記配管部を介
して前記噴霧ノズルに供給して油霧粒子を増大させて工
作機械の歯車、回転軸に等に供給する工作機械の潤滑方
式である。
【0009】
【作用】このように、本発明に係る潤滑方式によれば、
竪形多軸タレット等の工作機械の回転部分に集中自動潤
滑ができると共に、油洩れによる周囲の汚染を防止でき
る。また、装置全体をコンパクトな構成とすることがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明の一実施例で
ある潤滑方式を説明する。図1は、本発明の潤滑方式の
実施された竪形多軸タレットマシンの一例を示す全体斜
視図、図2は、本発明の一実施例である潤滑方式による
歯車及び軸受けへの潤滑状況を示す要部断面図である。
ここで、潤滑方式は、油霧発生機構10と、該油霧発生
機構10を制御する制御機構11と、前記油霧発生機構
10で発生した油霧を工作機械の回転部に配送する配管
部12と、該配管部12の先端に配設された噴霧ノズル
13とを備えている。
【0011】図2において、配管部12を介して搬送さ
れた微細油霧は、噴霧ノズル13により粒子径を増した
後、歯車14に吹き付けられて、周囲を潤滑する。粒子
径を増す事で潤滑効果を増大する事が出来る。なお、油
霧発生機構10で発生した油霧は、非常に細かいので配
管部12の曲がり部分等で管壁に付着する虞もない。
【0012】同様に、配管部12内を搬送されて来た微
細油霧は、噴霧ノズル13により粒子径を増した後、ベ
アリング軸受15に吹き付けられて、周囲を潤滑する。
油霧を噴霧する間隔は、制御機構11により適宜制御さ
れる。油霧が供給されない場合でも、軸受及び歯車が回
転している場合には、エアーが供給されている。図2に
於けるギアボックス内の圧力は、0.1〜0.2kgf
/cm2程度の範囲に保たれている。この為、ボックス
内のエアは、回転軸16の軸受17、ラビリンスパッキ
ン18を通じて大気中に排気される。したがって、ラビ
リンスパッキン18或いはクリアランスシール部分は、
2m水柱の水圧に耐える事ができる、水やほこりが侵入
する事がない。
【0013】図3は、回転軸19部分のベアリング軸受
20へ噴霧ノズル13を介して油霧を供給する場合を示
す断面図である。この様に構成した場合、給送された油
霧は、ラビリンスパッキン21から大気中に排気される
ものと、ギアボックス内に流れるものとに分かれる。ギ
アボックス内に流れた噴霧は、他のギア等を潤滑した後
に図外のラビリンスパッキン等から大気中に排出され
る。
【0014】図4は、回転軸22を軸受23で支持する
部分を潤滑する場合を示す断面図である。ここで、油霧
発生機構10で発生した微細油霧は、配管部12を介し
て噴霧ノズル13に供給される。微細油霧は、噴霧ノズ
ル13で粒径が増大して、給油部分に噴射される。回転
軸22が高速回転してもグリースや油を攪拌する抵抗が
無いため、摩擦抵抗を著しく低減する事が出来る。ま
た、エアの断熱膨張により冷却される。このため、工作
機械の消費電力を節約できると共に、水冷も必要もなく
省エネルギーとなる。
【0015】図5は、油霧発生機構10の一実施例を示
す断面図である。ここで、油霧発生機構10は、ミクロ
ンフォグ発生器30と、ディフュージョンプラグ31と
プランジャーポンプ32とエアバイパス調整ニードル3
3等から構成されている。油霧発生機構10は、制御機
構11により制御されており、制御機構11からの制御
信号によりプランジャーポンプ32が駆動され、ミクロ
ンフォグ発生器30に油が所定量供給される。供給され
た油は、微細油霧となりチャンバー34内に蓄積される
と共に、余分な油は、ディフュージョンプラグ31を介
して油槽内に循環される。一方、微細油霧は、配管部1
2を介して給油部に配送される。
【0016】図6は、本発明に使用される油霧供給機構
を示す模式図である。ここで、油霧発生機構10で発生
した油霧は、配管部12を介して潤滑部35に供給され
る。
【0017】次に、以上のように構成された潤滑方式に
おいて、図1に示すように竪形多軸タレットマシンに適
用した場合、高速で自転、公転するタレット36に取り
付けられた工具を潤滑する場合にも、遠心力等で潤滑油
が洩れ出す事がない。また、潤滑した油の内余分なもの
は、ラビリンスパッキン或いはクリアランスシール部か
ら大気に放出されるので油の回収の必要がない。
【0018】微細油霧であり、発熱の原因となるオイル
シールを使用しないので、高速回転に対応できる。ま
た、仮に発熱しても、エアーの断熱膨張により冷却され
るので、回転軸の高速化が可能である。更に、圧力、気
温の変化により油の粘性が変化したり、オイルタンク内
のレベル変化があっても常に一定の給油量を確保する事
が出来ると共に、図外のモニター機構により常に監視す
る事ができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る潤滑方式によれば、油霧発生機構と、該油霧発生機構
を制御する制御機構と、前記油霧発生機構で発生した油
霧を工作機械の回転部に配送する配管部と、該配管部の
先端に配設された噴霧ノズルとを備え、前記制御機構に
より間欠的に油霧発生機構で微細油霧を発生させたの
ち、前記配管部を介して前記噴霧ノズルに供給して油霧
粒子を増大させて工作機械の歯車、回転軸に等に供給す
るので、工作機械の自転、公転する各箇所へ集中的自動
潤滑が可能となる。また、機械を給油の都度停止する必
要がないので、作業能率を大幅に向上する事ができると
共に、機械の高速化、長寿命化が図れる。
【0020】一方、潤滑油の「洩れ」「垂れ」が完全に
防止され、工作機械周囲の汚染が省資源、環境対策に極
めて有効である。また、クーラント液に機械各部から洩
れた潤滑油が混入するのを効果的に防止でき、クーラン
ト液の寿命が延長され、廃液処理上からも有益である。
【0021】また、油霧を給送しない時でも、エアは常
に供給されており、機械内部が大気より加圧されている
為、回転軸及び軸受内に切り粉や水分が侵入するのを阻
止する事ができる。したがって、従来のようにオイルシ
ール等が必要なくラビリンスシールにより充分シールが
可能である。更に、噴霧された油霧は、微量である為、
回収の必要もなく、工作機械の周囲を汚染する虞もな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の潤滑方式の実施された竪形多軸タレッ
トマシンの一例を示す全体斜視図である。
【図2】本発明の一実施例である潤滑方式による歯車及
び軸受けへの潤滑状況を示す要部断面図である。
【図3】本発明の一実施例である潤滑方式により軸受け
部への潤滑状況を示す要部断面図である。
【図4】本発明の一実施例である潤滑方式に使用される
フォグノズルの要部断面図である。
【図5】本発明に使用される油霧発生装置の一例を示す
要部断面図である。
【図6】本発明に使用される油霧供給機構を示す模式図
である。
【図7】従来の油浴潤滑方式の一例を示す要部断面であ
る。
【符号の説明】
10 油霧発生機構 11 制御機構 12 配管部 13 噴霧ノズル 14 歯車 15 ベアリング軸受 16 回転軸 17 軸受 18 ラビリンスパッキン 19 回転軸 20 ベアリング軸受 21 ラビリンスパッキン 22 回転軸 23 軸受 30 ミクロンフォグ発生器 31 ディフュージョンプラグ 32 プランジャーポンプ 33 エアバイパス調整ニードル 34 チャンバー 35 潤滑部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転及び公転する軸受、歯車等の駆動部
    を備えた工作機械であって、油霧発生機構と、該油霧発
    生機構を制御する制御機構と、前記油霧発生機構で発生
    した油霧を工作機械の駆動部に配送する配管部と、該配
    管部の先端に配設された噴霧ノズルとを備え、前記制御
    機構により間欠的に油霧発生機構で微細油霧を発生させ
    たのち、前記配管部を介して前記噴霧ノズルに供給して
    油霧粒子を増大させて前記駆動部に供給する事を特徴と
    する潤滑方式。
  2. 【請求項2】 前記噴霧ノズルは、油霧を縮流させる事
    により油霧粒子の拡大を図る事を特徴とする潤滑方式。
JP5254033A 1993-10-12 1993-10-12 潤滑方式 Expired - Lifetime JP3043930B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6199465B1 (en) 1996-11-29 2001-03-13 Fuji Koeki Co., Ltd. Liquid coater
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US6773212B2 (en) 2000-10-26 2004-08-10 Fuji Koeki Co., Ltd. Cutting-oil coater and cutting device

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