JPH0711037Y2 - 人力推進ボート - Google Patents
人力推進ボートInfo
- Publication number
- JPH0711037Y2 JPH0711037Y2 JP3120492U JP3120492U JPH0711037Y2 JP H0711037 Y2 JPH0711037 Y2 JP H0711037Y2 JP 3120492 U JP3120492 U JP 3120492U JP 3120492 U JP3120492 U JP 3120492U JP H0711037 Y2 JPH0711037 Y2 JP H0711037Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- ratchet
- boat
- pedal
- reciprocating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transmission Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、人力によってスクリ
ューを回転させて、推進力を得る人力推進ボートに関す
る。
ューを回転させて、推進力を得る人力推進ボートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】人力によってスクリューを回転させて水
面上を進むボートとして、従来ペダル式のものが知られ
ている。このペダル式人力推進ボートは、自転車のペダ
ルと同様のペダルをボートの座席部分に設けて、このペ
ダルを乗員が漕ぐことによってペダルシャフトが回転す
る。このペダルシャフトの回転が、ギアによってボート
の後部下面に取り付けられたスクリューのシャフトに伝
達されて、スクリューが回転することによって推進力が
得られるものである。このようなペダル式人力推進ボー
トは、オール式の人力推進ボートに比べて操作が簡単で
あり、また手で漕ぐオールと異なり足でペダルを回転さ
せるので、より大きな力で漕ぐことができるという利点
がある。
面上を進むボートとして、従来ペダル式のものが知られ
ている。このペダル式人力推進ボートは、自転車のペダ
ルと同様のペダルをボートの座席部分に設けて、このペ
ダルを乗員が漕ぐことによってペダルシャフトが回転す
る。このペダルシャフトの回転が、ギアによってボート
の後部下面に取り付けられたスクリューのシャフトに伝
達されて、スクリューが回転することによって推進力が
得られるものである。このようなペダル式人力推進ボー
トは、オール式の人力推進ボートに比べて操作が簡単で
あり、また手で漕ぐオールと異なり足でペダルを回転さ
せるので、より大きな力で漕ぐことができるという利点
がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このペ
ダル式人力推進ボートにおいては、ペダルをペダルシャ
フトを中心として360度回転させるため、乗員から最
も離れた点に死点が生じる。この死点を通過させるため
に大きな力が必要になるとともに、ペダルをスムースに
回転させにくくなる。さらに、足でペダルを漕ぐために
ペダルアームの長さを余り長くできず、足の力を力学的
に有利に推進力に変えることができない。このため、短
時間で足が疲労してしまうという問題点があった。そこ
で本考案においては、死点を通過させる必要をなくすと
ともにアームの長さを長くすることによって、乗員が疲
労しにくく、小さな力で容易に漕ぐことができる人力推
進式のボートを提供することを目的とする。
ダル式人力推進ボートにおいては、ペダルをペダルシャ
フトを中心として360度回転させるため、乗員から最
も離れた点に死点が生じる。この死点を通過させるため
に大きな力が必要になるとともに、ペダルをスムースに
回転させにくくなる。さらに、足でペダルを漕ぐために
ペダルアームの長さを余り長くできず、足の力を力学的
に有利に推進力に変えることができない。このため、短
時間で足が疲労してしまうという問題点があった。そこ
で本考案においては、死点を通過させる必要をなくすと
ともにアームの長さを長くすることによって、乗員が疲
労しにくく、小さな力で容易に漕ぐことができる人力推
進式のボートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本考案の人力推進ボートはつぎのように構成されて
いる。すなわち人力によりスクリュー等の船外推進器を
回転させて推進力を得るボートであって、該ボートに中
間部分において回動自在に支持され、人力により往復回
動させられるに入力アームと、該入力アームの往復回動
により往復回動する往復回動ギヤと、該往復回動ギヤの
回転軸線と平行なそれぞれの軸線上において互いに噛み
合って回転するように配置された第1ギヤ及び第2ギヤ
と、前記往復回動ギヤの一方向への回転力を前記第1ギ
ヤに伝達する第1ラチェット機構と、前記往復回動ギヤ
の他方向への回転力を前記第2ギヤに伝達する第2ラチ
ェット機構と、前記第1ギヤあるいは第2ギヤのいずれ
かの回転力を受けて回転するように接続され、かつその
軸上に前記船外推進器が固定された出力シャフトとを備
えている。
に、本考案の人力推進ボートはつぎのように構成されて
いる。すなわち人力によりスクリュー等の船外推進器を
回転させて推進力を得るボートであって、該ボートに中
間部分において回動自在に支持され、人力により往復回
動させられるに入力アームと、該入力アームの往復回動
により往復回動する往復回動ギヤと、該往復回動ギヤの
回転軸線と平行なそれぞれの軸線上において互いに噛み
合って回転するように配置された第1ギヤ及び第2ギヤ
と、前記往復回動ギヤの一方向への回転力を前記第1ギ
ヤに伝達する第1ラチェット機構と、前記往復回動ギヤ
の他方向への回転力を前記第2ギヤに伝達する第2ラチ
ェット機構と、前記第1ギヤあるいは第2ギヤのいずれ
かの回転力を受けて回転するように接続され、かつその
軸上に前記船外推進器が固定された出力シャフトとを備
えている。
【0005】
【作用】さて、上記の構成を備えた本考案の人力推進ボ
ートにおいては、人力による原動力が以下のように伝達
されてボートが前後進する。まず、入力アームが人力に
より往復回動させられ、これによって往復回動ギアも往
復回動させられる。この往復回動の際に、往復回動ギア
が一方向に回動するときには、往復回動ギアの回転力が
第1ラチェット機構によって第1ギアに伝達され、往復
回動ギアが他方向に回動するときには第2ラチェット機
構によって第2ギアに伝達される。ここで、第1ギアと
第2ギアとは互いに噛み合わされているため、一方が回
転するときには他方は逆方向に回転する。このようにし
て、往復回動ギアの往復回動によって第1ギアは一方向
に、第2ギアは他方向に、それぞれ連続して回転するこ
とになる。
ートにおいては、人力による原動力が以下のように伝達
されてボートが前後進する。まず、入力アームが人力に
より往復回動させられ、これによって往復回動ギアも往
復回動させられる。この往復回動の際に、往復回動ギア
が一方向に回動するときには、往復回動ギアの回転力が
第1ラチェット機構によって第1ギアに伝達され、往復
回動ギアが他方向に回動するときには第2ラチェット機
構によって第2ギアに伝達される。ここで、第1ギアと
第2ギアとは互いに噛み合わされているため、一方が回
転するときには他方は逆方向に回転する。このようにし
て、往復回動ギアの往復回動によって第1ギアは一方向
に、第2ギアは他方向に、それぞれ連続して回転するこ
とになる。
【0006】これらの第1ギヤ及び第2ギヤのいずれか
の回転力が前記出力シャフトに伝達され、この出力シャ
フトが同一方向へ連続して回転する。これによって前記
スクリュー等の船外推進器が連続回転し、ボートを推進
させることができる。このように入力アームをペダルの
ような回転運動ではなく、往復回動させることでスクリ
ュー等の船外推進器を同一方向に連続的に回転させてボ
ートを推進させることができる。このためペダルの回転
運動のように死点を通過させる必要がなく、また入力ア
ームの長さを充分に長くすることができる。さらに往復
いずれの回動によっても一方向の回転力としてが取り出
されるため、人力が有効に推進力に変えられる。以上の
作用によって小さな力でボートを容易に推進させること
ができる。
の回転力が前記出力シャフトに伝達され、この出力シャ
フトが同一方向へ連続して回転する。これによって前記
スクリュー等の船外推進器が連続回転し、ボートを推進
させることができる。このように入力アームをペダルの
ような回転運動ではなく、往復回動させることでスクリ
ュー等の船外推進器を同一方向に連続的に回転させてボ
ートを推進させることができる。このためペダルの回転
運動のように死点を通過させる必要がなく、また入力ア
ームの長さを充分に長くすることができる。さらに往復
いずれの回動によっても一方向の回転力としてが取り出
されるため、人力が有効に推進力に変えられる。以上の
作用によって小さな力でボートを容易に推進させること
ができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案を具現化した一実施例について
図1〜図3を参照して説明する。図1および図2は、本
考案に係る人力推進ボートの一実施例の主要部分を示す
図であり、図3は人力推進ボートの操作部を示した図で
ある。まず図3を参照して、本実施例の人力推進ボート
2の全体構成について説明する。図3(A)は人力推進
ボート2の操作部をボートの左側面から見た図で、図3
(B)は人力推進ボート2の座席から先端方向に向かっ
て見た図である。図3(B)において参照符号6が人力
推進ボート2の本体であり、このボート本体6の上に支
持台8が固定され、この支持台8の上にギアボックス1
0が固定されている。このギアボックス10内には、以
下に説明するように、人力による推進力を伝達するギア
機構が収納されている。ギアボックス10からは、図3
(B)に示されるように、左右一対のハンドルシャフト
16および26が外部に出ている。このハンドルシャフ
ト16,26には、それぞれ接続部材14および24を
介して、左右一対のハンドルペダルアーム12および2
2が固定されている。
図1〜図3を参照して説明する。図1および図2は、本
考案に係る人力推進ボートの一実施例の主要部分を示す
図であり、図3は人力推進ボートの操作部を示した図で
ある。まず図3を参照して、本実施例の人力推進ボート
2の全体構成について説明する。図3(A)は人力推進
ボート2の操作部をボートの左側面から見た図で、図3
(B)は人力推進ボート2の座席から先端方向に向かっ
て見た図である。図3(B)において参照符号6が人力
推進ボート2の本体であり、このボート本体6の上に支
持台8が固定され、この支持台8の上にギアボックス1
0が固定されている。このギアボックス10内には、以
下に説明するように、人力による推進力を伝達するギア
機構が収納されている。ギアボックス10からは、図3
(B)に示されるように、左右一対のハンドルシャフト
16および26が外部に出ている。このハンドルシャフ
ト16,26には、それぞれ接続部材14および24を
介して、左右一対のハンドルペダルアーム12および2
2が固定されている。
【0008】このハンドルペダルアーム12,22は、
ハンドルシャフト16,26を中心として上下にほぼ同
じ長さだけ伸びた長尺のアームである。そして、ハンド
ルペダルアーム12,22の上端には、それぞれハンド
ル部12A,22Aが固定されており、また下端にはペ
ダル部12B,22Bがそれぞれ固定されている。人力
推進ボート2を漕ぐためには、図示しない座席に着席し
た乗員が、左手で左ハンドル部12Aを握るとともに左
足を左ペダル部12Bに乗せ、右手で右ハンドル部22
Aを握るとともに右足を右ペダル部22Bに乗せる。そ
して、手でハンドル部12A,22Aを引っ張りながら
足でペダル部12B,22Bを押し、手でハンドル部1
2A,22Aを押しながら足でペダル部12B,22B
を引っ張るという動作を繰り返す。このようにして、左
右のハンドルペダルアーム12,22を交互に往復回動
させることにより、後述する機構によって人力推進ボー
ト2が推進される。
ハンドルシャフト16,26を中心として上下にほぼ同
じ長さだけ伸びた長尺のアームである。そして、ハンド
ルペダルアーム12,22の上端には、それぞれハンド
ル部12A,22Aが固定されており、また下端にはペ
ダル部12B,22Bがそれぞれ固定されている。人力
推進ボート2を漕ぐためには、図示しない座席に着席し
た乗員が、左手で左ハンドル部12Aを握るとともに左
足を左ペダル部12Bに乗せ、右手で右ハンドル部22
Aを握るとともに右足を右ペダル部22Bに乗せる。そ
して、手でハンドル部12A,22Aを引っ張りながら
足でペダル部12B,22Bを押し、手でハンドル部1
2A,22Aを押しながら足でペダル部12B,22B
を引っ張るという動作を繰り返す。このようにして、左
右のハンドルペダルアーム12,22を交互に往復回動
させることにより、後述する機構によって人力推進ボー
ト2が推進される。
【0009】次に、前記ギアボックス10内に収納され
た、人力による推進力を伝達するためのギア機構につい
て、図1および図2を参照しつつ説明する。なお、以下
の説明において回転方向(時計回り,反時計回り)は、
図1および図3(B)の左方から(すなわち図3(A)
の方向から)、あるいは図1および図2(B)の下方か
ら見た場合の回転方向を示している。図1に示されるよ
うに、ギアボックス10に回転自在に取り付けられた前
記ハンドルシャフト16,26の各々の内側先端には、
左右一対のベベルギア18および28が固定されてい
る。このベベルギア18,28は、共に往復回動ベベル
ギア20に噛み合っている。この往復回動ベベルギア2
0は、往復回動シャフト30の先端に固定されており、
往復回動シャフト30はギアボックス10に回転自在に
取り付けられている。
た、人力による推進力を伝達するためのギア機構につい
て、図1および図2を参照しつつ説明する。なお、以下
の説明において回転方向(時計回り,反時計回り)は、
図1および図3(B)の左方から(すなわち図3(A)
の方向から)、あるいは図1および図2(B)の下方か
ら見た場合の回転方向を示している。図1に示されるよ
うに、ギアボックス10に回転自在に取り付けられた前
記ハンドルシャフト16,26の各々の内側先端には、
左右一対のベベルギア18および28が固定されてい
る。このベベルギア18,28は、共に往復回動ベベル
ギア20に噛み合っている。この往復回動ベベルギア2
0は、往復回動シャフト30の先端に固定されており、
往復回動シャフト30はギアボックス10に回転自在に
取り付けられている。
【0010】この往復回動シャフト30の他端(図1に
おいて下端)には、往復回動ギア40が固定されてい
る。この往復回動ギア40は、ギアボックス10の外側
(下方)に位置しており、図3に示されている支持台8
内に収納されている。以下に説明する他のギア機構につ
いても同様である。図1に示されるように、往復回動ギ
ア40には、左右一対のラチェット付きピニオンギア3
4および44が噛み合わされている。これらのラチェッ
ト付きピニオンギア34,44は、左右一対のシャフト
38および58にそれぞれ固定されている。これらのシ
ャフト38,58の両端は、前記ギアボックス10と図
1の下方に示されている支持プレート64とに回転自在
に支持されている。この支持プレート64は、図3に示
される支持台8の内壁に固定されている。
おいて下端)には、往復回動ギア40が固定されてい
る。この往復回動ギア40は、ギアボックス10の外側
(下方)に位置しており、図3に示されている支持台8
内に収納されている。以下に説明する他のギア機構につ
いても同様である。図1に示されるように、往復回動ギ
ア40には、左右一対のラチェット付きピニオンギア3
4および44が噛み合わされている。これらのラチェッ
ト付きピニオンギア34,44は、左右一対のシャフト
38および58にそれぞれ固定されている。これらのシ
ャフト38,58の両端は、前記ギアボックス10と図
1の下方に示されている支持プレート64とに回転自在
に支持されている。この支持プレート64は、図3に示
される支持台8の内壁に固定されている。
【0011】前記ラチェット付きピニオンギア34,4
4の下面には、ラチェット歯34a,44aが設けられ
ており、ラチェット付きピニオンギア34,44の下方
には、左右一対のラチェット付き出力伝達ギア36,4
6が配置されている。これらのラチェット付き出力伝達
ギア36,46の上面にはラチェット歯36a,46a
が設けられ、前記ラチェット歯34a,44aに噛み合
わされている。これらのラチェット付き出力伝達ギア3
6,46は、それぞれ前記シャフト38,58に固定さ
れており、シャフト38,58と一体に回転する。そし
て、前記ラチェット付きピニオンギア34,44は、ラ
チェット付きピニオンギア34,44と前記ギアボック
ス10の間に嵌挿された押し込みスプリング32および
42によって、それぞれ前記ラチェット付き出力伝達ギ
ア36,46の側に押し付けられている。
4の下面には、ラチェット歯34a,44aが設けられ
ており、ラチェット付きピニオンギア34,44の下方
には、左右一対のラチェット付き出力伝達ギア36,4
6が配置されている。これらのラチェット付き出力伝達
ギア36,46の上面にはラチェット歯36a,46a
が設けられ、前記ラチェット歯34a,44aに噛み合
わされている。これらのラチェット付き出力伝達ギア3
6,46は、それぞれ前記シャフト38,58に固定さ
れており、シャフト38,58と一体に回転する。そし
て、前記ラチェット付きピニオンギア34,44は、ラ
チェット付きピニオンギア34,44と前記ギアボック
ス10の間に嵌挿された押し込みスプリング32および
42によって、それぞれ前記ラチェット付き出力伝達ギ
ア36,46の側に押し付けられている。
【0012】さらに、前記左シャフト38の下方には出
力伝達ギア60が固定されており、一方右シャフト58
には出力伝達ギア48が固定されている。そして、これ
ら左右のシャフト38,58の中間の位置には出力シャ
フト66が配置されており、前記支持プレート64に対
して回転自在に取り付けられている。この出力シャフト
66には、ラチェット付き出力受けギア50,62およ
び52,54が回転自在に挿入されている。ラチェット
付き出力受けギア50は、出力シャフト66に回転自在
に挿入されており、前記出力伝達ギア48に噛み合わさ
れている。同様に、ラチェット付き出力受けギア62も
出力シャフト66に回転自在に挿入されており、前記出
力伝達ギア60に噛み合わされている。
力伝達ギア60が固定されており、一方右シャフト58
には出力伝達ギア48が固定されている。そして、これ
ら左右のシャフト38,58の中間の位置には出力シャ
フト66が配置されており、前記支持プレート64に対
して回転自在に取り付けられている。この出力シャフト
66には、ラチェット付き出力受けギア50,62およ
び52,54が回転自在に挿入されている。ラチェット
付き出力受けギア50は、出力シャフト66に回転自在
に挿入されており、前記出力伝達ギア48に噛み合わさ
れている。同様に、ラチェット付き出力受けギア62も
出力シャフト66に回転自在に挿入されており、前記出
力伝達ギア60に噛み合わされている。
【0013】以上の各ギアの横方向配置について、図2
(A)を参照して説明する。図2(A)は、図1,図2
(B)の下方から見た各ギアの配置を示す図である。な
お、図において黒く塗りつぶされた部分は、ギア同士の
噛み合いを示している。図2(A)に示されるように、
前記往復回動ベベルギア20および往復回動ギア40
は、往復回動シャフト30に同心的に固定されており、
往復回動ギア40には、ラチェット付きピニオンギア3
4が噛み合わされている。このラチェット付きピニオン
ギア34が回転自在に嵌合する左シャフト38には、上
方にラチェット付き出力伝達ギア36、下方に出力伝達
ギア60が固定されている(図においてラチェット付き
出力伝達ギア36,出力伝達ギア60は重なってい
る)。
(A)を参照して説明する。図2(A)は、図1,図2
(B)の下方から見た各ギアの配置を示す図である。な
お、図において黒く塗りつぶされた部分は、ギア同士の
噛み合いを示している。図2(A)に示されるように、
前記往復回動ベベルギア20および往復回動ギア40
は、往復回動シャフト30に同心的に固定されており、
往復回動ギア40には、ラチェット付きピニオンギア3
4が噛み合わされている。このラチェット付きピニオン
ギア34が回転自在に嵌合する左シャフト38には、上
方にラチェット付き出力伝達ギア36、下方に出力伝達
ギア60が固定されている(図においてラチェット付き
出力伝達ギア36,出力伝達ギア60は重なってい
る)。
【0014】同様に、往復回動ギア40にはラチェット
付きピニオンギア44も噛み合わされ、ラチェット付き
ピニオンギア44が回転自在に嵌合する右シャフト58
には、ラチェット付き出力伝達ギア46,出力伝達ギア
48が固定されている。さらに、ラチェット付き出力伝
達ギア36とラチェット付き出力伝達ギア46は互いに
噛み合わされている。また、出力伝達ギア60はラチェ
ット付き出力受けギア62と、出力伝達ギア48はラチ
ェット付き出力受けギア50と、それぞれ噛み合わされ
ている。そして、ラチェット付き出力受けギア50とラ
チェット付き出力受けギア62は、ワンウェイクラッチ
内蔵ラチェット52,54とともに、出力シャフト66
に対して同心的に取り付けられている。
付きピニオンギア44も噛み合わされ、ラチェット付き
ピニオンギア44が回転自在に嵌合する右シャフト58
には、ラチェット付き出力伝達ギア46,出力伝達ギア
48が固定されている。さらに、ラチェット付き出力伝
達ギア36とラチェット付き出力伝達ギア46は互いに
噛み合わされている。また、出力伝達ギア60はラチェ
ット付き出力受けギア62と、出力伝達ギア48はラチ
ェット付き出力受けギア50と、それぞれ噛み合わされ
ている。そして、ラチェット付き出力受けギア50とラ
チェット付き出力受けギア62は、ワンウェイクラッチ
内蔵ラチェット52,54とともに、出力シャフト66
に対して同心的に取り付けられている。
【0015】図2(B)に示されるように、ワンウェイ
クラッチ内蔵ラチェット52には、出力シャフト66を
ロックして時計回り方向に回転させるワンウェイクラッ
チが内蔵されている。そして、ラチェット付き出力受け
ギア50とワンウェイクラッチ内蔵ラチェット52が結
合されることによって、これらと一体に出力シャフト6
6が時計回り方向に回転する。同様に、ワンウェイクラ
ッチ内蔵ラチェット54には出力シャフト66をロック
し反時計回り方向に回転させるワンウェイクラッチが内
蔵されている。そして、ラチェット付き出力受けギア6
2とワンウェイクラッチ内蔵ラチェット54が結合され
ることによって、出力シャフト66が反時計回り方向に
回転する。さらに、出力シャフト66の途中には、フラ
イホイール68が固定されている。このフライホイール
68は、出力シャフト66を惰性で回転させるためのは
ずみ車である。そして、出力シャフト66の先端には船
外推進器としてのスクリュー70が固定されている。
クラッチ内蔵ラチェット52には、出力シャフト66を
ロックして時計回り方向に回転させるワンウェイクラッ
チが内蔵されている。そして、ラチェット付き出力受け
ギア50とワンウェイクラッチ内蔵ラチェット52が結
合されることによって、これらと一体に出力シャフト6
6が時計回り方向に回転する。同様に、ワンウェイクラ
ッチ内蔵ラチェット54には出力シャフト66をロック
し反時計回り方向に回転させるワンウェイクラッチが内
蔵されている。そして、ラチェット付き出力受けギア6
2とワンウェイクラッチ内蔵ラチェット54が結合され
ることによって、出力シャフト66が反時計回り方向に
回転する。さらに、出力シャフト66の途中には、フラ
イホイール68が固定されている。このフライホイール
68は、出力シャフト66を惰性で回転させるためのは
ずみ車である。そして、出力シャフト66の先端には船
外推進器としてのスクリュー70が固定されている。
【0016】さらに、前記ワンウェイクラッチ内蔵ラチ
ェット52,54の側面には、ワンウェイクラッチ内蔵
ラチェット52,54に嵌合して、正逆切換え部材56
が上下方向にスライド可能に設けられている。この正逆
切換え部材56は、図示しない伝達機構によって外部か
らスライドさせることができる。この正逆切換え部材5
6を上下方向にスライドさせることによって、ワンウェ
イクラッチ内蔵ラチェット52および54を、ラチェッ
ト付き出力受けギア50と62のいずれに結合させるか
を選択することができる。正逆切換え部材56を上方に
スライドさせれば、ワンウェイクラッチ内蔵ラチェット
52がラチェット付き出力受けギア50と結合して、出
力シャフト66が時計回り方向に回転する。一方、正逆
切換え部材56を下方にスライドさせれば、ワンウェイ
クラッチ内蔵ラチェット54がラチェット付き出力受け
ギア62と結合して、出力シャフト66を反時計回り方
向に回転させることができる。このようにして、正逆切
換え部材56を操作することによって、出力シャフト6
6の正転および反転を切り換えることができる。
ェット52,54の側面には、ワンウェイクラッチ内蔵
ラチェット52,54に嵌合して、正逆切換え部材56
が上下方向にスライド可能に設けられている。この正逆
切換え部材56は、図示しない伝達機構によって外部か
らスライドさせることができる。この正逆切換え部材5
6を上下方向にスライドさせることによって、ワンウェ
イクラッチ内蔵ラチェット52および54を、ラチェッ
ト付き出力受けギア50と62のいずれに結合させるか
を選択することができる。正逆切換え部材56を上方に
スライドさせれば、ワンウェイクラッチ内蔵ラチェット
52がラチェット付き出力受けギア50と結合して、出
力シャフト66が時計回り方向に回転する。一方、正逆
切換え部材56を下方にスライドさせれば、ワンウェイ
クラッチ内蔵ラチェット54がラチェット付き出力受け
ギア62と結合して、出力シャフト66を反時計回り方
向に回転させることができる。このようにして、正逆切
換え部材56を操作することによって、出力シャフト6
6の正転および反転を切り換えることができる。
【0017】さて、以上のような構成を有する人力推進
ボート2の操作方法と人力推進ボート2が推進される仕
組みについて、図1〜図3を参照しながら説明する。人
力推進ボート2を漕ぐためには、図示しない座席(図3
(A)においては右側、図3(B)では手前側にある)
に着席した乗員が、左手で図3に示される左ハンドル部
12Aを握るとともに左足を左ペダル部12Bに乗せ、
また右手で右ハンドル部22Aを握るとともに右足を右
ペダル部22Bに乗せる。そして、手でハンドル部12
A,22Aを引っ張りながら足でペダル部12B,22
Bを押し、また手でハンドル部12A,22Aを押しな
がら足でペダル部12B,22Bを引っ張るという動作
を繰り返す。このようにして、左右一対のハンドルペダ
ルアーム12,22を交互に往復回動させることによっ
て、以下のようにして人力推進ボート2が推進される。
ボート2の操作方法と人力推進ボート2が推進される仕
組みについて、図1〜図3を参照しながら説明する。人
力推進ボート2を漕ぐためには、図示しない座席(図3
(A)においては右側、図3(B)では手前側にある)
に着席した乗員が、左手で図3に示される左ハンドル部
12Aを握るとともに左足を左ペダル部12Bに乗せ、
また右手で右ハンドル部22Aを握るとともに右足を右
ペダル部22Bに乗せる。そして、手でハンドル部12
A,22Aを引っ張りながら足でペダル部12B,22
Bを押し、また手でハンドル部12A,22Aを押しな
がら足でペダル部12B,22Bを引っ張るという動作
を繰り返す。このようにして、左右一対のハンドルペダ
ルアーム12,22を交互に往復回動させることによっ
て、以下のようにして人力推進ボート2が推進される。
【0018】まず、左ハンドルペダルアーム12のハン
ドル部12Aを手前にペダル部12Bを前方に回動させ
ると、左ハンドルペダルアーム12が図1の左方から見
て時計回り方向に回動する。これによって、左ハンドル
ペダルアーム12に左接続部材14,左ハンドルシャフ
ト16を介して固定されている左べベルギア18も時計
回り方向に回動する。この結果、左べベルギア18と噛
み合う往復回動べベルギア20が、図1の下方から見て
反時計回り方向に回動する。これによって、往復回動べ
ベルギア20と噛み合う右べベルギア28が反時計回り
方向に回動し、右べベルギア28に右ハンドルシャフト
26,右接続部材24を介して固定されている右ハンド
ルペダルアーム22も反時計回り方向に回動する。すな
わち、右ハンドルペダルアーム22は、ハンドル部22
Aが前方に、ペダル部22Bが手前に移動する方向に、
自動的に回動する。
ドル部12Aを手前にペダル部12Bを前方に回動させ
ると、左ハンドルペダルアーム12が図1の左方から見
て時計回り方向に回動する。これによって、左ハンドル
ペダルアーム12に左接続部材14,左ハンドルシャフ
ト16を介して固定されている左べベルギア18も時計
回り方向に回動する。この結果、左べベルギア18と噛
み合う往復回動べベルギア20が、図1の下方から見て
反時計回り方向に回動する。これによって、往復回動べ
ベルギア20と噛み合う右べベルギア28が反時計回り
方向に回動し、右べベルギア28に右ハンドルシャフト
26,右接続部材24を介して固定されている右ハンド
ルペダルアーム22も反時計回り方向に回動する。すな
わち、右ハンドルペダルアーム22は、ハンドル部22
Aが前方に、ペダル部22Bが手前に移動する方向に、
自動的に回動する。
【0019】一方、右ハンドルペダルアーム22のハン
ドル部22Aを手前にペダル部22Bを前方に回動させ
ると、右ハンドルペダルアーム22が図1の左方から見
て時計回り方向に回動する。これによって、右べベルギ
ア28も時計回り方向に回動し、往復回動べベルギア2
0が図1の下方から見て反時計回り方向に回動する。こ
の結果、左べベルギア18が反時計回り方向に回動し、
左ハンドルペダルアーム12も反時計回り方向に回動す
る。すなわち、左ハンドルペダルアーム12は、ハンド
ル部12Aが前方に、ペダル部12Bが手前に移動する
方向に、自動的に回動する。このようにして、両手でハ
ンドル部12A,22Aを交互に引き、両足でペダル部
12B,22Bを交互に押す動作を繰り返すことによっ
て、往復回動べベルギア20が時計回り方向および反時
計回り方向に往復回動する。
ドル部22Aを手前にペダル部22Bを前方に回動させ
ると、右ハンドルペダルアーム22が図1の左方から見
て時計回り方向に回動する。これによって、右べベルギ
ア28も時計回り方向に回動し、往復回動べベルギア2
0が図1の下方から見て反時計回り方向に回動する。こ
の結果、左べベルギア18が反時計回り方向に回動し、
左ハンドルペダルアーム12も反時計回り方向に回動す
る。すなわち、左ハンドルペダルアーム12は、ハンド
ル部12Aが前方に、ペダル部12Bが手前に移動する
方向に、自動的に回動する。このようにして、両手でハ
ンドル部12A,22Aを交互に引き、両足でペダル部
12B,22Bを交互に押す動作を繰り返すことによっ
て、往復回動べベルギア20が時計回り方向および反時
計回り方向に往復回動する。
【0020】このようにして往復回動ベベルギア20が
往復回動することにより、ギアボックス10内のギア機
構によって、以下のようにして回動力の伝達が行われ
る。まず、往復回動ベベルギア20が時計回り方向に回
動するときには、往復回動シャフト30により固定され
た往復回動ギア40も一体に、時計回り方向に回動す
る。この結果、往復回動ギア40に噛み合うラチェット
付きピニオンギア34とラチェット付きピニオンギア4
4が反時計回り方向に回動する。ラチェット付きピニオ
ンギア34とラチェット34a,36aにより連結され
ているラチェット付き出力伝達ギア36は、ラチェット
34aと36aが互いに滑る方向に回転するため空転す
る。一方、ラチェット付きピニオンギア44とラチェッ
ト44a,46aにより連結されているラチェット付き
出力伝達ギア46は、ラチェット44aと46aが互い
に噛み合う方向に回転するため、反時計回り方向に回動
する。このとき、ラチェット付き出力伝達ギア46と噛
み合うラチェット付き出力伝達ギア36も時計回り方向
に回動するが、反時計回り方向に回動するラチェット付
きピニオンギア34とはラチェットが滑り、噛み合わな
い。
往復回動することにより、ギアボックス10内のギア機
構によって、以下のようにして回動力の伝達が行われ
る。まず、往復回動ベベルギア20が時計回り方向に回
動するときには、往復回動シャフト30により固定され
た往復回動ギア40も一体に、時計回り方向に回動す
る。この結果、往復回動ギア40に噛み合うラチェット
付きピニオンギア34とラチェット付きピニオンギア4
4が反時計回り方向に回動する。ラチェット付きピニオ
ンギア34とラチェット34a,36aにより連結され
ているラチェット付き出力伝達ギア36は、ラチェット
34aと36aが互いに滑る方向に回転するため空転す
る。一方、ラチェット付きピニオンギア44とラチェッ
ト44a,46aにより連結されているラチェット付き
出力伝達ギア46は、ラチェット44aと46aが互い
に噛み合う方向に回転するため、反時計回り方向に回動
する。このとき、ラチェット付き出力伝達ギア46と噛
み合うラチェット付き出力伝達ギア36も時計回り方向
に回動するが、反時計回り方向に回動するラチェット付
きピニオンギア34とはラチェットが滑り、噛み合わな
い。
【0021】一方、往復回動ベベルギア20が反時計回
り方向に回動すると、往復回動ギア40が噛み合うラチ
ェット付きピニオンギア34とラチェット付きピニオン
ギア44が、共に時計回り方向に回動する。この場合に
は、ラチェット付きピニオンギア34とラチェット付き
出力伝達ギア36のラチェット34a,36aが噛み合
うため、ラチェット付き出力伝達ギア36が時計回り方
向に回動する。一方、ラチェット付きピニオンギア44
とラチェット付き出力伝達ギア46はラチェット44
a,46aが滑るため、ラチェット付き出力伝達ギア4
6は空転する。しかし、ラチェット付き出力伝達ギア3
6と噛み合っているため、ラチェット付き出力伝達ギア
46も反時計回り方向に回動する。このとき、ラチェッ
ト付き出力伝達ギア46と時計回り方向に回動するラチ
ェット付きピニオンギア44とは、ラチェット44a,
46aが滑って空転するため問題はない。以上のように
して、往復回動ベベルギア20が往復回動することによ
って、ラチェット付き出力伝達ギア36が時計回り方向
に、ラチェット付き出力伝達ギア46が反時計回り方向
に、それぞれ連続的に回動することになる。
り方向に回動すると、往復回動ギア40が噛み合うラチ
ェット付きピニオンギア34とラチェット付きピニオン
ギア44が、共に時計回り方向に回動する。この場合に
は、ラチェット付きピニオンギア34とラチェット付き
出力伝達ギア36のラチェット34a,36aが噛み合
うため、ラチェット付き出力伝達ギア36が時計回り方
向に回動する。一方、ラチェット付きピニオンギア44
とラチェット付き出力伝達ギア46はラチェット44
a,46aが滑るため、ラチェット付き出力伝達ギア4
6は空転する。しかし、ラチェット付き出力伝達ギア3
6と噛み合っているため、ラチェット付き出力伝達ギア
46も反時計回り方向に回動する。このとき、ラチェッ
ト付き出力伝達ギア46と時計回り方向に回動するラチ
ェット付きピニオンギア44とは、ラチェット44a,
46aが滑って空転するため問題はない。以上のように
して、往復回動ベベルギア20が往復回動することによ
って、ラチェット付き出力伝達ギア36が時計回り方向
に、ラチェット付き出力伝達ギア46が反時計回り方向
に、それぞれ連続的に回動することになる。
【0022】これによって、ラチェット付き出力伝達ギ
ア36とともに左シャフト38に固定される出力伝達ギ
ア60も、ラチェット付き出力伝達ギア36と同じく時
計回り方向に連続的に回転する。また、ラチェット付き
出力伝達ギア46とともに右シャフト58に固定される
出力伝達ギア48も、ラチェット付き出力伝達ギア46
と同じく反時計回り方向に連続的に回転する。従って、
出力伝達ギア48と噛み合うラチェット付き出力受けギ
ア50は時計方向に連続的に回転し、出力伝達ギア60
と噛み合うラチェット付き出力受けギア62は、反時計
回り方向に連続的に回転する。これらのラチェット付き
出力受けギア50,62のいずれかが、正逆切換え部材
56のスライド位置に応じて、ワンウェイクラッチ内蔵
ラチェット52,54によって出力シャフト66に接続
される。これによって、ラチェット付き出力受けギア5
0および62の連続的な回転のいずれかが、出力シャフ
ト66に伝達されて、スクリュー70が一方向に連続的
に回転する。
ア36とともに左シャフト38に固定される出力伝達ギ
ア60も、ラチェット付き出力伝達ギア36と同じく時
計回り方向に連続的に回転する。また、ラチェット付き
出力伝達ギア46とともに右シャフト58に固定される
出力伝達ギア48も、ラチェット付き出力伝達ギア46
と同じく反時計回り方向に連続的に回転する。従って、
出力伝達ギア48と噛み合うラチェット付き出力受けギ
ア50は時計方向に連続的に回転し、出力伝達ギア60
と噛み合うラチェット付き出力受けギア62は、反時計
回り方向に連続的に回転する。これらのラチェット付き
出力受けギア50,62のいずれかが、正逆切換え部材
56のスライド位置に応じて、ワンウェイクラッチ内蔵
ラチェット52,54によって出力シャフト66に接続
される。これによって、ラチェット付き出力受けギア5
0および62の連続的な回転のいずれかが、出力シャフ
ト66に伝達されて、スクリュー70が一方向に連続的
に回転する。
【0023】すなわち、図2(B)に示されるように正
逆切換え部材56が上方のスライド位置にあるときに
は、ラチェット歯50aと52aとが噛み合うことによ
り、ラチェット付き出力受けギア50とワンウェイクラ
ッチ内蔵ラチェット52が結合している。一方、ラチェ
ット歯54aと62aとは離れて、ラチェット付き出力
受けギア62とワンウェイクラッチ内蔵ラチェット54
が切り離されている。これによって、ワンウェイクラッ
チ内蔵ラチェット52は、ラチェット付き出力受けギア
50と一体に時計方向に連続的に回転し、内蔵されたワ
ンウェイクラッチによって、ワンウェイクラッチ内蔵ラ
チェット52が出力シャフト66をロックして時計回り
方向に回転させる。従って、この状態で乗員が左右のハ
ンドルペダルアーム12,22を動かせば、出力シャフ
ト66が時計回り方向に回転してスクリュー70が正転
するため、人力推進ボート2は前進する。
逆切換え部材56が上方のスライド位置にあるときに
は、ラチェット歯50aと52aとが噛み合うことによ
り、ラチェット付き出力受けギア50とワンウェイクラ
ッチ内蔵ラチェット52が結合している。一方、ラチェ
ット歯54aと62aとは離れて、ラチェット付き出力
受けギア62とワンウェイクラッチ内蔵ラチェット54
が切り離されている。これによって、ワンウェイクラッ
チ内蔵ラチェット52は、ラチェット付き出力受けギア
50と一体に時計方向に連続的に回転し、内蔵されたワ
ンウェイクラッチによって、ワンウェイクラッチ内蔵ラ
チェット52が出力シャフト66をロックして時計回り
方向に回転させる。従って、この状態で乗員が左右のハ
ンドルペダルアーム12,22を動かせば、出力シャフ
ト66が時計回り方向に回転してスクリュー70が正転
するため、人力推進ボート2は前進する。
【0024】一方、正逆切換え部材56が下方にスライ
ドした場合には、ラチェット付き出力受けギア50とワ
ンウェイクラッチ内蔵ラチェット52が切り離され、ラ
チェット付き出力受けギア62とワンウェイクラッチ内
蔵ラチェット54が結合している。これによって、ワン
ウェイクラッチ内蔵ラチェット54がラチェット付き出
力受けギア62と一体に反時計方向に連続的に回転し、
内蔵されたワンウェイクラッチが出力シャフト66をロ
ックして、反時計回り方向に回転させる。従って、この
状態でハンドルペダルアーム12,22が操作される
と、出力シャフト66が反時計回り方向に回転してスク
リュー70が反転し、人力推進ボート2は後進する。こ
のように、人力推進ボート2の前後進の切換え、すなわ
ちスクリュー70の正転および反転の切換えは、乗員が
図示しない伝達機構によって正逆切換え部材56を上下
へスライドさせることによって行われる。
ドした場合には、ラチェット付き出力受けギア50とワ
ンウェイクラッチ内蔵ラチェット52が切り離され、ラ
チェット付き出力受けギア62とワンウェイクラッチ内
蔵ラチェット54が結合している。これによって、ワン
ウェイクラッチ内蔵ラチェット54がラチェット付き出
力受けギア62と一体に反時計方向に連続的に回転し、
内蔵されたワンウェイクラッチが出力シャフト66をロ
ックして、反時計回り方向に回転させる。従って、この
状態でハンドルペダルアーム12,22が操作される
と、出力シャフト66が反時計回り方向に回転してスク
リュー70が反転し、人力推進ボート2は後進する。こ
のように、人力推進ボート2の前後進の切換え、すなわ
ちスクリュー70の正転および反転の切換えは、乗員が
図示しない伝達機構によって正逆切換え部材56を上下
へスライドさせることによって行われる。
【0025】以上のようにして、左右一対のハンドルペ
ダルアーム12,22を、交互に往復回動させることに
よって、ギアボックス10内のギア機構によりスクリュ
ーが回転して、人力推進ボート2が推進されるのであ
る。これによって、従来のペダルのように死点を通過さ
せる必要がなく、またハンドルペダルアーム12,22
の長さを充分に長くすることができるため、より容易に
かつ小さい力で推進させることができる。
ダルアーム12,22を、交互に往復回動させることに
よって、ギアボックス10内のギア機構によりスクリュ
ーが回転して、人力推進ボート2が推進されるのであ
る。これによって、従来のペダルのように死点を通過さ
せる必要がなく、またハンドルペダルアーム12,22
の長さを充分に長くすることができるため、より容易に
かつ小さい力で推進させることができる。
【0026】さらに、出力シャフト66の回転速度がワ
ンウェイクラッチ内蔵ラチェット52の回転速度を上回
ったときには、ワンウェイクラッチが滑ることによっ
て、フライホイール68に蓄えられた惰力が取り出され
て、出力シャフト66の回転が継続される。同様に、出
力シャフト66の回転速度がワンウェイクラッチ内蔵ラ
チェット54の回転速度を上回ったときにも、ワンウェ
イクラッチが滑ることによって惰力を得ることができ
る。これによって、ハンドルペダルアーム12,22か
ら入力された推進力を有効に利用することができ、乗員
の負担が軽減される。
ンウェイクラッチ内蔵ラチェット52の回転速度を上回
ったときには、ワンウェイクラッチが滑ることによっ
て、フライホイール68に蓄えられた惰力が取り出され
て、出力シャフト66の回転が継続される。同様に、出
力シャフト66の回転速度がワンウェイクラッチ内蔵ラ
チェット54の回転速度を上回ったときにも、ワンウェ
イクラッチが滑ることによって惰力を得ることができ
る。これによって、ハンドルペダルアーム12,22か
ら入力された推進力を有効に利用することができ、乗員
の負担が軽減される。
【0027】本実施例においては、入力アームとしての
ハンドルペダルアーム12,22を手と足を同時に使っ
て操作する方式としているが、入力アームは手のみまた
は足のみで往復回動させる方式としてもよい。この場合
でも、死点を通過させる必要がなく、またアーム長さを
長くとれることから、従来のペダル式よりも小さな力で
容易に漕ぐことができる。また、左右一対のハンドルペ
ダルアーム12,22を設けて、左右の手足で交互に往
復回動させる方式としたが、入力アームは一本だけでも
よく、また三本以上の入力アームを設けて複数の乗員が
操作する方式としてもよい。さらに、ラチェット付きピ
ニオンギア34,44,ラチェット付き出力伝達ギア3
6,46,ワンウェイクラッチ内蔵ラチェット52,5
4等の構造についても、本実施例以外の構造とすること
もできる。人力推進ボートの他の部分の構造,材質,配
置,数量,大きさ等についても、本実施例に限定される
ものではない。
ハンドルペダルアーム12,22を手と足を同時に使っ
て操作する方式としているが、入力アームは手のみまた
は足のみで往復回動させる方式としてもよい。この場合
でも、死点を通過させる必要がなく、またアーム長さを
長くとれることから、従来のペダル式よりも小さな力で
容易に漕ぐことができる。また、左右一対のハンドルペ
ダルアーム12,22を設けて、左右の手足で交互に往
復回動させる方式としたが、入力アームは一本だけでも
よく、また三本以上の入力アームを設けて複数の乗員が
操作する方式としてもよい。さらに、ラチェット付きピ
ニオンギア34,44,ラチェット付き出力伝達ギア3
6,46,ワンウェイクラッチ内蔵ラチェット52,5
4等の構造についても、本実施例以外の構造とすること
もできる。人力推進ボートの他の部分の構造,材質,配
置,数量,大きさ等についても、本実施例に限定される
ものではない。
【0028】また、本実施例に固有の効果として、入力
アームとしてのハンドルペダルアーム12,22を手と
足で同時に操作する方式としたため、より小さな力でよ
り容易に漕ぐことができる。さらに、左右一対のハンド
ルペダルアーム12,22を設けたことによって、左右
の手足で交互に往復回動させることができ、操作のし易
さが一層向上している。
アームとしてのハンドルペダルアーム12,22を手と
足で同時に操作する方式としたため、より小さな力でよ
り容易に漕ぐことができる。さらに、左右一対のハンド
ルペダルアーム12,22を設けたことによって、左右
の手足で交互に往復回動させることができ、操作のし易
さが一層向上している。
【0029】
【考案の効果】本考案は、入力アームを往復回動させる
ことでスクリュー等の船外推進器を同一方向に連続的に
回転させることができ、これまでのペダル操作のように
死点を通過させる必要がなく、また入力アームを充分に
長くできる。これらのことから人力が効率よく推進力に
変換されることとなり、小さな力で容易にボートを漕ぐ
ことができる。
ことでスクリュー等の船外推進器を同一方向に連続的に
回転させることができ、これまでのペダル操作のように
死点を通過させる必要がなく、また入力アームを充分に
長くできる。これらのことから人力が効率よく推進力に
変換されることとなり、小さな力で容易にボートを漕ぐ
ことができる。
【図1】本考案に係る人力推進ボートの一実施例の主要
部分を示す図である。
部分を示す図である。
【図2】人力推進ボートの一実施例の主要部分を示す図
である。
である。
【図3】人力推進ボートの一実施例の操作部を示す図で
ある。
ある。
2 人力推進ボート 12,22 入力アーム 32,34,36,38 第1ラチェット機構 40 往復回動ギア 42,44,46,58 第2ラチェット機構 48 第2ギア 50,52,54,62 切換え接続機構 60 第1ギア 66 出力シャフト 70 船外推進器
Claims (1)
- 【請求項1】 人力によりスクリュー等の船外推進器を
回転させて推進力を得るボートであって、該ボートに中
間部分において回動自在に支持され、人力により往復回
動させられるに入力アームと、該入力アームの往復回動
により往復回動する往復回動ギヤと、該往復回動ギヤの
回転軸線と平行なそれぞれの軸線上において互いに噛み
合って回転するように配置された第1ギヤ及び第2ギヤ
と、前記往復回動ギヤの一方向への回転力を前記第1ギ
ヤに伝達する第1ラチェット機構と、前記往復回動ギヤ
の他方向への回転力を前記第2ギヤに伝達する第2ラチ
ェット機構と、前記第1ギヤあるいは第2ギヤのいずれ
かの回転力を受けて回転するように接続され、かつその
軸上に前記船外推進器が固定された出力シャフトと、を
備えた人力推進ボート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3120492U JPH0711037Y2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 人力推進ボート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3120492U JPH0711037Y2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 人力推進ボート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0582797U JPH0582797U (ja) | 1993-11-09 |
| JPH0711037Y2 true JPH0711037Y2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=12324892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3120492U Expired - Lifetime JPH0711037Y2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 人力推進ボート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711037Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4625493B2 (ja) * | 2007-11-19 | 2011-02-02 | 新太郎 後藤 | 水上自転車 |
| JP6868808B2 (ja) * | 2017-09-26 | 2021-05-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電動工具 |
-
1992
- 1992-04-13 JP JP3120492U patent/JPH0711037Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0582797U (ja) | 1993-11-09 |
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