JPH07110413B2 - 切刃付バリ取り装置 - Google Patents

切刃付バリ取り装置

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JPH07110413B2
JPH07110413B2 JP9591793A JP9591793A JPH07110413B2 JP H07110413 B2 JPH07110413 B2 JP H07110413B2 JP 9591793 A JP9591793 A JP 9591793A JP 9591793 A JP9591793 A JP 9591793A JP H07110413 B2 JPH07110413 B2 JP H07110413B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切刃付バリ取り装置に
係り、詳しくは、中子や鋳造成形品などのワークに形成
されるバリを除去するための切刃付バリ取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、鋳造成形工程において
は、中子や鋳造成形品の周面にバリが形成されるのが通
例であり、高品質の最終製品を得るには、このバリを完
全に除去する必要がある。そして、このバリ取り作業
は、従来の手作業に代わって、専用の機械を使用するに
至っている。
【0003】この種のバリ取り装置の具体例として、例
えば実公昭63-44215号公報によれば、上下切刃によるバ
リ取りプレス型の構成が開示されている。このバリ取り
プレス型は、上下動可能な上型に製品上面のバリを取る
上型切刃を形成すると共に、この上型と対向する位置に
設置された下型に、製品下面のバリを取る下型切刃と、
上下動可能な製品載せ台とを設け、且つ前記上型に、上
面のバリ取りがされた製品に当接して位置決めを行う製
品当て部を形成したものである。
【0004】このような構成によれば、下型の製品載せ
台に載置されたワークは、上型の下降に伴って先ず上型
切刃によりワーク上面のバリが除去され、この後、上型
の製品当て部によりワークが位置決めされた上で押し下
げられることにより、ワーク下面のバリが除去されるこ
とになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記例
示のバリ取りプレス型は、同公報の図面にも記載されて
いるように、製品載せ台全体の周囲を取り囲むように上
型切刃と下型切刃とが配置されている関係上、単一のワ
ークのバリ取りを行えるに留まり、複数のワークのバリ
取りを同時に行うことはできないという問題を有してい
る。従って、複数のワークのバリ取りを同時に行うに
は、複数台のバリ取りプレス型が必要になり、設置場所
やコスト面において極めて不利になる。
【0006】また、同公報に開示のバリ取りプレス型
は、ワークの上下両面のバリ取りを行うものであるた
め、上型切刃と下型切刃とが必須の構成要件になるばか
りでなく、上型切刃に連続して製品当て部を形成するこ
とも必須の構成要件になり、このため装置の大型や複雑
化を招来するという問題をも有している。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、装置の小型化や簡素化を図った上で、複数のワ
ークのバリ取りを同時に行うことが可能であり、而も設
置場所の小スペース化やコストの低廉化を図ることが可
能な切刃付バリ取り装置を提供することを技術的課題と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を達成す
るためになされた本発明に係る切刃付バリ取り装置の特
徴は、ワークを支持するワーク支持部が複数箇所に形成
された可動テーブルを基台に対して往復動可能に取り付
け、前記可動テーブルにおけるワーク支持部の周囲に複
数の貫通孔を形成し、複数個のワークの輪郭に対応した
形状を呈する複数枚の切刃を、前記可動テーブルの複数
の貫通孔にそれぞれ挿通された複数本の支柱を介して基
台に固定設置し、前記各ワーク支持部に支持された複数
個のワークに対して同時に押圧力を作用させて前記可動
テーブルを移動させる押圧部材を備えたものである。
【0009】そして、上記の切刃付バリ取り装置を手動
で操作可能な構成にするには、前記可動テーブルを、弾
性付勢手段により押圧部材の配設位置側に付勢すると共
に、前記押圧部材を、可動テーブルに回動可能に取り付
けられたアームに連結し、且つ該アームを回動操作する
ハンドルを設けることが好ましい。
【0010】また、上記の切刃付バリ取り装置を自動的
に作動させるようにするには、前記押圧部材を往復動さ
せる油圧式や空気圧式などの往復用駆動手段を備えるこ
とが好ましい。
【0011】更に、正確にバリ取りを行わせるには、可
動テーブルのワーク支持部に、ワークの特定箇所に係合
して位置決めを行う複数の位置決め体を取り付けること
が好ましい。
【0012】
【作用】上記手段によると、同一形状或いは異形状の複
数個のワークを可動テーブルのそれぞれのワーク支持部
に支持させ、このような状態で、押圧部材から複数個の
ワークに同時に押圧力を作用させ、この押圧力により可
動テーブルを移動させる。
【0013】この場合、各ワークの輪郭に対応する形状
を呈する複数枚の切刃は、可動テーブルの貫通孔に挿通
された支柱を介して基台に固定されているので、可動テ
ーブルに支持されている各ワークは、各切刃に対して出
没自在となり、従って、当初において各切刃に対して突
出していた各ワークを、可動テーブルの移動に伴って各
切刃に対して没入させることにより、各ワークが各切刃
を通過することになり、この通過時に各切刃により各ワ
ークのバリ取りが同時に実行される。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る切刃付バリ取り装置の実
施例を図面に基づいて説明する。図1は、この実施例に
係る切刃付バリ取り装置1の全体構成を示す概略図であ
り、このバリ取り装置1は、大別すると、枠組体2の上
端に設置台3を固設してなる基台4と、該基台4の上方
に所定間隔を介在させて上下昇降可能に保持された可動
テーブル5と、該可動テーブル5の複数箇所に並列配置
されたワーク支持部6…6と、前記基台4の上方に複数
本の立設支柱7…7を介して固定設置され且つ前記ワー
ク支持部6…6をそれぞれ包囲するように配設された複
数の切刃8…8とを有する。
【0015】前記可動テーブル5の両端部に固定された
ブラケット9,9には、回転支軸10,10 を介してアーム
11,11 が回動可能に取り付けられていると共に、この両
アーム11,11 の先端に亘ってワークを押圧する押圧部材
12が固定され、更にこの両アーム11,11 の先端外方に作
業者が握持するハンドル13,13 が突設されている。前記
押圧部材12は、両アーム11,11 を連結する連結ロッド14
の一側面に、各々のワークに対して当接及び離反する押
圧凸部15…15を形成したものである。
【0016】前記基台4の設置台3と可動テーブル5と
の間には、四箇所にスプリング16…16が介設されてお
り、これらのスプリング16…16により可動テーブル5が
上方に向かって弾性付勢されている。詳しくは、図6に
示すように、基台4の設置台3に固定されたシリンダチ
ューブ17に出退ロッド18が上下動可能に挿通され、この
出退ロッド18の上端に可動テーブル5が固定され、この
出退ロッド18の外周側にスプリング16が巻回されている
のである。
【0017】また、前記基台4には(図1参照)、バリ
収納ケース19が取り付けられ、基台4の設置台3には前
記バリ収納ケース19に通じる開口部20,20 が形成されて
おり、バリ取り作業によりワークから除去されたバリが
各々のワーク支持部6…6から下方に落下した際に、前
記設置台3の開口部20,20 を経てバリ収納ケース19に落
下収納されるようになっている。
【0018】一方、図2及び図3に示すように、前記可
動テーブル5に形成された各々のワーク支持部6は、後
述するワークを載置する際の一応の目安として位置決め
するために用いられるものであって可動テーブル5に固
定されたラフガイド体21と、ワークの前方を厳密に位置
決めするために用いられるものであって可動テーブル5
に固定された前側位置決め体22,22 と、ワークの後方を
厳密に位置決めするために用いられるものであって可動
テーブル5に固定された後側位置決め体23とを有する。
そして、前側位置決め体22は、大径柱状突起24の上面に
小径柱状突起25を固定したものであるのに対し、後側位
置決め体23は、矩形の幅広平板26の上面に中径柱状突起
27を固定したものである。尚、前側位置決め体22の小径
柱状突起25の上端面は、傾斜面とされている(詳しく
は、図6参照)。
【0019】更に(図2,図3参照)、前記各々のワー
ク支持部6を包囲するように配設されている切刃8は、
一つのワーク支持部6について、右側方に位置する切刃
8と、左側方に位置する切刃8と、前方に位置する切刃
8との合計三枚の切刃を有している。そして、これらの
切刃8…8に対応させて可動テーブル5の複数箇所に貫
通孔28…28が形成されており、これらの貫通孔28…28に
挿通されて下端が基台4の設置台3に固定されている立
設支柱7…7の上端に、締結部材29…29を用いて前記各
切刃8…8が固定されている。尚、前方に位置する切刃
8は、長手方向に長尺な板状の立設支柱7の上端に図外
のスペーサを介して固定されており、而もこの前方の切
刃8は左右両側方の切刃8,8の前端部上面に重合連設
した状態で一段高い位置に設置されており、これにより
各切刃8…8の刃面により形成される輪郭が、ワークの
平面視輪郭形状に合致した連続形状となる。
【0020】また、前記押圧部材12を回転させるアーム
11は、図6に示すようにL字型を呈しており、このアー
ム11の折曲部と可動テーブル5とに亘って、押圧部材12
を可動テーブル5から離反する方向つまり上方に付勢す
る引張コイルバネ30が連結されており、更にこのアーム
11の回転支軸10は、図5に示すように、可動テーブル5
の両端のブラケット9にベアリング31を介して回動自在
に支持されている。
【0021】次に、上記実施例の作用を説明するが、以
下においては、ワークとして中子を使用した場合を一例
として挙げる。
【0022】先ず、可動テーブル5がスプリング16…16
の付勢力により上動端に位置しており、且つ押圧部材12
が引張コイルバネ30の付勢力により上方に位置している
状態の下で、図4に示すように、可動テーブル5の複数
(図例では四つ)のワーク支持部6…6にそれぞれ四個
の中子40…40を載せる。
【0023】この中子40の載置作業については、先ず中
子40の後端部を図3に示すラフガイド体21に当接させて
一応の置き場所の目安を決定し、その後、中子40の前端
部を前側位置決め体22の小径柱状突起25,25 に係合させ
ると共に、その後端部を後側位置決め体23の中径柱状突
起27に係合させることにより、正確な位置に精度良く載
置する。
【0024】次に、作業者がハンドル13,13 を握持して
アーム11を回動操作することにより押圧部材12が可動テ
ーブル5に近接し、これにより、図5及び図6に示すよ
うに、中子40の上面に押圧部材12の押圧凸体15が当接す
る。この時、四個の押圧凸体15…15の全てが同時に、四
個の中子40…40の上面に当接する。
【0025】このような状態から、更に作業者がハンド
ル13,13 を押し下げることにより、図7に示すように、
可動テーブル5が中子40…40と共に下降するが、切刃8
…8は支柱7…7により定位置を維持するので、中子40
…40は切刃8…8の側縁を上方から下方に通過すること
になり、この通過時に全ての中子40…40の側面部に形成
されているバリ41…41が切刃8…8の側縁によって切除
される。
【0026】そして、この切除されたバリ41…41は、可
動テーブル5の貫通孔28…28から下方に落下し、更に基
台4の設置台3に形成されている開口部20,20 を経てバ
リ収納ケース19に落下収納される。
【0027】この後は、作業者がハンドル13,13 に作用
させている押し下げ力を解除することにより、可動テー
ブル5がスプリング16…16の付勢力により上動すると共
に、押圧部材12が引張コイルバネ30の付勢力により上方
に離反し、この結果、再び上記と同様にして後続のバリ
取り作業が行われる。
【0028】この場合において、ワークである中子40が
高温状態にある時には、熱により長手方向に膨張するも
のであるが、このような中子40の温度差に起因する長手
方向寸法の変化に対処するために、位置決め体の構成を
以下のようにすることが好ましい。
【0029】即ち、図8及び図9に示すように、後側位
置決め体23の矩形の幅広平板26に、ワーク長手方向に沿
う溝35を形成し、この溝35に滑動板36をスライド可能に
係合させ、この滑動板36に中径柱状突起27を固定すると
共に、この中径柱状突起27の下方のネジ部27a を、可動
テーブル5に固定された取付板5aの大径孔51に隙間を介
在させて遊嵌合させ、その下方からナット52を螺合させ
たものである。そして、ナット52の座金53は取付板5aの
凹部底面5bから僅かな寸法だけ離反した状態にある。
【0030】このような構成によれば、中子40の前端部
を前側位置決め体22に係合した際に、この中子40が熱に
より寸法の変化を生じていても、後側位置決め体23の滑
動板36及び中径柱状突起27が、そのネジ部27a と大径孔
51との間の隙間分だけ溝35に沿ってスライドすることに
より、中子40の後端部は中径柱状突起27に正確に係合
し、これにより中子40の適切な位置決めが前後両端部に
おいてなされることになる。また、この場合には、前側
位置決め体22を一個にすることが好ましい。
【0031】尚、上記実施例は、手動により押圧部材1
2、中子40、及び可動テーブル5を上下昇降させるよう
に構成したバリ取り装置に本発明を適用したものである
が、これ以外に、油圧シリンダやエアシリンダ等を使用
して自動的に上記列挙の構成要素を上下昇降させるよう
に構成してもよい。この場合には、押圧部材12がアーム
11を介して回動する構成に代えて、油圧シリンダやエア
シリンダのピストンロッドの上下動により押圧部材12が
直線状に上下動するように構成してもよい。
【0032】また、以上の実施例は、基台4に対して上
記列挙の構成要素が上下昇降するものであるが、これに
代えて、基台4に対して上記列挙の構成要素が左右方向
に移動するように構成してもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る切刃付バリ取り装置は、上
述の通り構成されているので、以下に示す効果を奏す
る。
【0034】即ち、請求項1に記載の切刃付バリ取り装
置によれば、押圧部材から複数個のワークに同時に押圧
力を作用させ、且つこの押圧力により可動テーブルを移
動させることにより、可動テーブルのワーク支持部に支
持されている複数個のワークのバリが、同輪郭を呈する
複数の切刃により同時に切除されることになるので、従
来のように装置の大型化や構成の複雑化を招くことな
く、単一の装置で容易に複数個のワークのバリ取りを同
時に行えることになり、当該装置の設置スペースの狭小
化やコストの低廉化を図ることが可能になる。
【0035】請求項2に記載の切刃付バリ取り装置によ
れば、作業者がハンドルを操作することにより押圧部材
がアームを介して回動してワークを押圧し、更なるハン
ドル操作により押圧部材がワーク及び可動テーブルを切
刃に対して相対移動させ、この相対移動時にワークのバ
リが切除されることになるので、作業者はワークの載置
作業とハンドル操作とを行うだけでバリ取り作業が順次
連続して完了することになり、手動の場合における操作
の簡易化や作業能率の向上が図られることになる。
【0036】請求項3に記載の切刃付バリ取り装置によ
れば、押圧部材を往復動させる往復用駆動手段を備えた
ことから、バリ取り作業の自動化が図られることにな
り、更なる作業能率の向上が図られることになる。
【0037】請求項4に記載の切刃付バリ取り装置によ
れば、ワークの特定箇所に係合して位置決めを行う複数
の位置決め体を可動テーブルに取り付けたことから、ワ
ークの位置決め精度が向上し、良質且つ正確なバリ取り
作業が行われることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切刃付バリ取り装置の実施例を示
す斜視図である。
【図2】上記バリ取り装置の平面図である。
【図3】上記バリ取り装置の要部を示す拡大斜視図であ
る。
【図4】上記バリ取り装置の作用を示す斜視図である。
【図5】上記バリ取り装置の作用を示す要部正面図であ
る。
【図6】上記バリ取り装置の作用を示す要部縦断側面図
である。
【図7】上記バリ取り装置の作用を示す要部縦断側面図
である。
【図8】上記バリ取り装置の構成要素である位置決め体
の変形例を示す要部拡大縦断側面図である。
【図9】上記変形例の拡大平面図である。
【符号の説明】
1 切刃付バリ取り装置 4 基台 5 可動テーブル 6 ワーク支持部 7 支柱 8 切刃 11 アーム 12 押圧部材 13 ハンドル 16 弾性付勢手段 22 位置決め体 23 位置決め体 28 貫通孔 40 ワーク 41 バリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを支持するワーク支持部が複数箇
    所に形成された可動テーブルを基台に対して往復動可能
    に取り付け、前記可動テーブルにおけるワーク支持部の
    周囲に複数の貫通孔を形成し、複数個のワークの輪郭に
    対応した形状を呈する複数枚の切刃を、前記可動テーブ
    ルの複数の貫通孔にそれぞれ挿通された複数本の支柱を
    介して基台に固定設置し、前記各ワーク支持部に支持さ
    れた複数個のワークに対して同時に押圧力を作用させて
    前記可動テーブルを移動させる押圧部材を備えたことを
    特徴とする切刃付バリ取り装置。
  2. 【請求項2】 可動テーブルを、弾性付勢手段により押
    圧部材の配設位置側に付勢すると共に、押圧部材を、可
    動テーブルに回動可能に取り付けられたアームに連結
    し、且つ該アームを回動操作するハンドルを設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の切刃付バリ取り装置。
  3. 【請求項3】 押圧部材を往復動させる往復用駆動手段
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の切刃付バリ
    取り装置。
  4. 【請求項4】 可動テーブルのワーク支持部に、ワーク
    の特定箇所に係合して位置決めを行う複数の位置決め体
    を取り付けたことを特徴とする請求項1、2または3に
    記載の切刃付バリ取り装置。
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