JPH07110601A - 磁性トナー - Google Patents

磁性トナー

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Publication number
JPH07110601A
JPH07110601A JP5255905A JP25590593A JPH07110601A JP H07110601 A JPH07110601 A JP H07110601A JP 5255905 A JP5255905 A JP 5255905A JP 25590593 A JP25590593 A JP 25590593A JP H07110601 A JPH07110601 A JP H07110601A
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JP
Japan
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toner
magnetic toner
electrostatic latent
latent image
magnetic
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Application number
JP5255905A
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English (en)
Inventor
Noriaki Hirota
典昭 廣田
Yasuhito Yuasa
安仁 湯浅
Akinori Toyoda
昭則 豊田
Hideki Tatematsu
英樹 立松
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5255905A priority Critical patent/JPH07110601A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単で小型高性能、かつ現像特性の安
定した磁性トナーを実現すること。 【構成】 固定磁石2を内部に有する感光体ドラム1を
用い、静電潜像を形成した後、トナー溜め6内で磁性ト
ナーを磁力で吸着させ、電極ローラ8で非画像部のトナ
ーを回収する構成の電子写真方式に用いられる磁性トナ
ーで、磁性トナーが少なくとも結着樹脂,磁性体,外添
剤から構成され、0.45〜0.60g/cm3の静嵩密度と、1.6
〜2.1g/cm3の真比重を有し、窒素吸着法によるBET
比表面積が4V/g以下で、かつ外添剤の量が0.5〜2
重量%で、磁性トナーの製造工程中における微粉砕工程
が、表面に凹凸を有し高速回転する円柱状の回転体と、
回転体と狭間隔で、表面に凹凸を有する固定体から構成
される機械式粉砕法によって作成された磁性トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,プリンタやフ
ァクシミリに用いられる磁性トナーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としてはカスケード現
像法,タッチダウン現像法,ジャンピング現像法などが
ある。そのなかで、感光体に直接現像剤を振りかける現
像法として米国特許第3105770号に示されるカスケード
現像法が知られている。カスケード現像法は、電子写真
法初の実用複写機に用いられた現像法である。また現像
ローラに交流バイアスを印加し一成分トナーを飛翔させ
現像する方法として米国特許第3866574号がある。この
発明では現像ローラに印加する交流バイアスはトナーの
動きを活性化する目的に用いられ、トナーは画像部には
飛翔し、非画像部では途中で舞い戻ると説明されてい
る。
【0003】また、この交流バイアスを印加する技術を
改良したものとして、特公昭63−42256号公報に示され
るジャンピング現像法がある。このジャンピング現像法
はトナーをトナー担持体に担持させ、トナー担持体上に
担持体と微小な間隙で剛性体または弾性体の規制ブレー
ドを設置し、その規制ブレードによりトナーを薄層に規
制し、現像部まで運び、そこで交流バイアスにより感光
体の画像部にトナーを付着させる方法である。この特公
昭63−42256号公報の技術思想は、画像部および非画像
部においてトナーが往復運動するという点で前述の米国
特許第3866574号と異なるものである。さらに現像器の
小型化と高画質化を推進するため、固定磁石を感光体に
内包し、さらに感光体と所定の間隙を設けて対向する位
置に磁石を有する電極ローラから構成される現像方式が
提案され、より一層の高画質化,小型化,装置の簡素
化,低コストが可能となっている。
【0004】周知のように、これらの現像法に使用され
る静電荷現像用のトナーは、一般的に樹脂成分,顔料も
しくは染料からなる着色成分および可塑剤,電荷制御剤
等の添加成分によって構成されている。樹脂成分として
天然または合成樹脂が単独あるいは適時混合して使用さ
れている。一方、近年複写像の益々の高画質化や画質の
長期安定性が望まれる傾向が著しくなるにつれ、トナー
の主要構成成分である結着樹脂,電荷制御剤,外添剤に
従来以上の帯電性や耐久性が要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、当技術分野ではよく知られていることで
あるが、カスケード現像法は、ベタ画像再現を苦手とし
ていた。また、装置が大型複雑化するという問題点を有
していた。さらに米国特許第3866574号の現像器は、装
置に高い精度が要求され複雑で高いコストがかかるとい
う欠点を有していた。ジャンピング現像法はトナー層を
担持したトナー担持体上に極めて均一な薄層を形成する
ことが不可欠であった。また、この方法ではしばしばト
ナー担持体上のトナー薄層に前画像の履歴が残り画像に
残像が現れる、いわゆるスリーブゴースト現象が発生し
た。さらに装置が複雑でコストが高いという欠点もあ
る。
【0006】しかし現像器を小型高性能にした本発明に
使用する現像法は感光体に固定磁石を内包しさらに感光
体と所定の間隙を設けて対向する位置に磁石を有する電
極ローラから構成される現像方式で、ベタ画像を忠実に
再現し、またスリーブゴーストも発生せず、より一層の
装置の小型化,簡素化,低コストが可能になる方式であ
るが、反面高画質化のためにより高性能化されたトナー
特性に寄り掛かざるをえない面を含んでいる。この現像
法特有の現象と考えられるが、トナーを薄層に規制する
規制ブレードを用いないため、トナーは層規制されずに
感光体と電極ローラが回転する現像場に飛び込んでく
る。そのためトナーに外添剤として添加したシリカ等が
遊離し感光体に付着し、画像欠陥を発生させる。外添剤
量が多く、かつ比表面積値が大きいトナーは遊離した外
添剤量が多いため、この現象が顕著に現れる。あるいは
トナー流動性が低いと、ベタ黒画像部や中間調画像部に
ムラが生じたり、また非画像部に地かぶりが増加する傾
向にある。この現象は体積平均粒径が10μm以下の小粒
径トナーにおいて顕著である。そこで外添剤を遊離させ
ずに均一付着させるため、機械的衝撃力で外添剤をトナ
ーに打ち込んだりする手段が取られる。しかしシリカ等
の外添剤を打ち込むと流動性は減少する傾向にあり、現
像場に供給されるトナー量に不均一を生じる。また衝撃
力でトナー粒子が破壊され微小トナー粒子が増加する。
本発明は上記問題点に鑑み、より一層の装置の小型化,
簡素化,低コストが可能な現像法であり、さらに均一帯
電性のトナーにより低地かぶりの高画質を達成し、感光
体へのフィルミングが防止でき、小型で装置内にトナー
の汚染の発生しない、画像濃度低下,白抜けがなく、長
寿命化が図られる磁性トナーを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の磁性トナーは、固定磁石を内包し移動する
静電潜像保持体と、前記静電潜像保持体の表面に対向し
前記固定磁石により磁気的に吸引させて磁性トナーを供
給するトナー溜めと、前記静電潜像保持体の表面と所定
の間隙を有した位置に設置され、内部に磁石を有する電
極ローラとを有する現像工程と、前記静電潜像保持体上
の静電潜像を可視像化したトナー像を静電力で転写材に
移す転写工程と、転写時に一部前記静電潜像保持体に残
留する前記磁性トナーを前記静電潜像保持体から除去す
るクリーニング工程とを有する電子写真方法に用いる磁
性トナーであって、前記磁性トナーが少なくとも結着樹
脂,磁性体,外添剤から構成され、前記磁性トナーが、
0.45〜0.60g/cm3の静嵩密度を有し、かつ1.6〜2.1g
/cm3の真比重を有し、前記磁性トナーの窒素吸着法に
よるBET比表面積(トナー比表面積値)が4V/g以下
であることを特徴とする磁性トナーである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成により、固定磁石を内包
する静電潜像保持体を用い、静電潜像を形成した静電潜
像保持体にトナーを振りかけ磁気的に付着させ、電極ロ
ーラ部まで担持搬送し、電極ローラに交流バイアスを印
加し、静電潜像保持体の非画像部トナーを静電力と磁力
によって除去する構成である。すなわち本発明はカスケ
ード現像法を、静電潜像保持体内部に磁石を設置し、電
極に交流電圧を印加し、より小型高性能化したものであ
る。本発明では、最初にトナーが静電潜像保持体に振り
かけられたときに現像はほとんど終了している。電極ロ
ーラ部はトナーをトナー溜め内で循環させると同時に、
静電潜像の非画像部のトナーを回収している。すなわ
ち、トナーをトナー溜めから現像部まで担持し運ぶのは
静電潜像保持体である。電極ローラはトナー層を担持し
ない裸の面が静電潜像保持体に対向する。電極ローラと
静電潜像保持体は逆方向回転である。
【0009】本発明に提示された電子写真方法に用いる
磁性トナーは、特に絶縁性一成分トナーが好ましい。一
成分トナーを用いると二成分現像で必要なキャリアとト
ナーとの混合撹拌機構やトナー濃度制御が不必要になる
ため装置構成が簡略化できる。
【0010】また、電子写真方法は一度静電潜像保持体
の全面にトナーを付着させ、後に電極ローラにより静電
力と磁力により非画像部のトナーを除去する構成であ
る。そのためこの方法ではトナーの帯電特性,流動性が
強く画像特性に影響する。本発明では、トナー流動性を
静嵩密度で定量化した。本発明の磁性トナーは静嵩密度
が0.45〜0.60g/cm3、真比重が1.6〜2.1g/cm3、かつ
窒素吸着法によるBET比表面積(トナー比表面積値)が
4V/g以下であることを特徴とする。静嵩密度0.45g
/cm3以下では、流動性が低く静電潜像保持体への搬送
性が悪化し、画像濃度が低下したり、ベタ画像にムラが
発生する。また、静嵩密度が0.60g/cm3以上では外添
剤のトナーへの付着が十分でなく遊離外添剤が発生し、
静電潜像保持体にフィルミングする。また、真比重が1.
6g/cm3以下では、トナーが軽く十分な静電潜像保持体
への搬送性が得られず、また非画像部において静電潜像
保持体からの回収力が弱くなるため地カブリが増加す
る。真比重2.1g/cm3以上では画像濃度が低下する。な
お、比表面積が4V/g以上では、遊離した外添剤が多
く静電潜像保持体へのフィルミングや機内汚染が発生す
る。
【0011】トナーの静嵩密度はパウダーテスターEP
−T型(ホソカワミクロン社製)を用い、容量100mlのカ
ップを使用して測定した。またトナーの真比重は種々の
方法で測定が可能であるが、本発明においては空気比較
式比重計(ベックマン・ジャパン社製)を用いて測定し
た。比表面積は窒素吸着法によるBET一点法により、
島津製作所製のフローソーブ6 2300を用い測定した。
【0012】本発明に係る磁性トナーは少なくとも結着
樹脂,磁性体,外添剤から構成される。磁性トナーの製
造方法としては公知の方法が用いられる。混合,混練,
粉砕,分級,外添処理が行われる。混合は結着樹脂,磁
性体と、その他必要に応じて添加される電荷制御剤,離
型剤,顔料等の内添剤を撹拌羽根を具備したミキサー等
により均一分散する工程で、公知の処理方法が用いられ
る。そして混合された材料を加熱してせん断力により結
着樹脂に内添剤を分散させる工程が混練である。このと
きの混練としては公知の加熱混練機を用いて行うことが
できる。加熱混練機としては、三本ロール型,一軸スク
リュー型,二軸スクリュー型,バンバリーミキサー型等
の混練物を加熱して、せん断力をかけて練る装置を使用
することができる。その塊をカッターミル等で粗粉砕
し、その後微粉砕工程を行う。微粉砕工程は表面に凹凸
を有し高速に回転する円柱状の回転体と、前記回転体と
狭間隔で、表面に凹凸を有する固定体から構成される機
械式粉砕方法によって行われる。機械式粉砕法は、固定
体と回転体との微小な空隙に粗粉砕後のトナーを投入
し、回転体や固定体との直接衝突や、微小な空隙に発生
した渦流により微粉砕を行う方式である。従来用いられ
てきた衝突板式粉砕法では粉砕後の粒子形状が不定型を
しているのに対し、機械式粉砕法は凹凸がとれた形状を
している。このため外添剤の増量を行うことなくトナー
の静嵩密度が向上し、画像濃度が向上し、地カブリやベ
タむらが減少する。
【0013】分級は分級室中に半自由渦を形成しその中
にトナー粒子を分散させることによって分級を行う方法
や、回転するロータの発生する遠心力によって分級を行
う方法等が使用できるが、微粉の凝集を分散させること
がポイントである。これによって得られたトナー微粉末
に外添剤が外添処理される。外添処理はミキサー等の公
知の撹拌方法が用いられる。この磁性トナーは疎水化処
理された外添剤(本発明では疎水性シリカを用いたが他
の公知の無機微粉末、有機微粉末の外添剤を用いてもよ
い)が均一にトナーに付着し、遊離外添剤の発生もな
く、高いレベルの流動性を得ることができる。添加量は
磁性トナーに対して0.5〜2.0重量%が好ましい。0.5重
量%以下では流動性が不足するため、画像にムラが発生
し、また、2.0重量%以上では外添処方等で比表面積を
4V/g以下にしても遊離シリカの発生が避けられない
ため、感光体フィルミングが発生する。
【0014】本発明に係る磁性トナーは結着樹脂を主要
成分としているが、公知の重合体あるいは共重合体を使
用する。例えばスチレンーアクリレート系共重合体樹
脂,ポリエステル系樹脂,エポキシ系樹脂,ポリウレタ
ン系樹脂等がある。磁性トナーには必要に応じて他の公
知の外添剤を添加する。外添剤の好ましい材料としては
疎水性シリカ,チタニア,アルミナ,ジルコニア等公知
の無機微粉末材料が使用される。例えば、疎水性シリカ
は四塩化ケイ素を処理して得られる親水性シリカをさら
に表面処理して疎水性シリカが得られるわけであるが、
処理剤としてマイナス帯電性および疎水性を考慮したジ
メチルジクロロシラン,ヘキサメチレンジシラザン,ジ
メチルシロキサン等の公知の処理剤が疎水性およびマイ
ナス帯電性に有効な材料である。また、磁性トナーには
必要に応じて着色・電荷制御の目的で適当な顔料または
染料が配合される。そのような顔料または染料としては
カーボンブラック,鉄黒,グラファイト,ニグロシン,
アゾ染料の金属錯体,フタロシアニンブルー,デュポン
オイルレッド,アニリンブルー,ベンジジンイエロー,
ローズベンガルやこれら等の混合物があり、電荷量およ
び着色に必要な量が配合される。さらに本発明に係る磁
性トナーは必要に応じて離型剤がさらに配合され、必要
に応じて他の種類の添加剤を配合せしめることができ
る。例えば、酸化スズ,チタン酸ストロンチウム,タン
グステンカーバイド等の研磨剤である。有機材料の微粉
末も流動性補助剤,帯電補助剤,クリーニング補助剤等
の目的で必要に応じて添加される。なお、磁性トナーは
磁性体が配合される。磁性粉としては鉄,マンガン,ニ
ッケル,コバルト等の金属粉末や鉄,マンガン,ニッケ
ル,コバルト,亜鉛等のフェライト等がある。粉体の平
均粒径は1μm以下、特に好ましくは0.6μm以下が好まし
い。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の電子写真方法の一例
を示している。現像方式は一成分方式を用いている。図
1において、1はフタロシアニンをポリエステル系バイ
ンダ樹脂に分散した有機感光体ドラム、2は感光体ドラ
ム1と同軸で固定された固定磁石、3は感光体をマイナ
スに帯電するコロナ帯電器、4は感光体の帯電電位を制
御するグリッド電極、5は信号光(レーザ光)、6はトナ
ー溜め、7は磁性一成分トナー、8は感光体ドラム1と
ギャップをあけて設定した非磁性の電極ローラ、9は電
極ローラ8の内部に設置された磁石、10は電極ローラ8
に電圧を印加する交流高圧電源、11は電極ローラ8上の
トナーを掻き落すポリエステルフィルム製のスクレー
パ、12は感光体ドラム1上のトナー像を紙に転写する転
写コロナ帯電器である。13は転写残りの廃トナーを掻き
落とすクリーニングブレード、16は、トナー溜め6内で
のトナーの流れをスムーズにし、またトナーが自重で押
しつぶされ感光体ドラム1と電極ローラ8との間でのつ
まりが発生するのを防止するためのダンパーである。感
光体ドラム1表面での磁束密度は600Gsである。電極ロ
ーラ8内部の磁力の方を強くして搬送性を向上させた。
また、図中に示す固定磁石2の磁極角θは15度に設定し
た。感光体ドラム1の直径は30mmで、周速60mm/sで図
中の矢印の方向に回転させ用いた。電極ローラ8の直径
は16mmで、周速40mm/sで感光体の進行方向とは逆方向
(図中の矢印方向)に回転させ用いた。感光体ドラム1と
電極ローラ8とのギャップは300μmに設定した。
【0016】感光体ドラム1をコロナ帯電器3(印加電
圧−4.5kV、グリッド4の電圧−500V)で、−500Vに
帯電させた。この感光体ドラム1にレーザ光5を照射し
静電潜像を形成した。このとき感光体の露光電位は−90
Vであった。この感光体ドラム1表面上に、磁性一成分
トナー7をトナー溜め6内で磁石により付着させた。次
に感光体ドラム1を電極ローラ8の前を通過させた。感
光体ドラム1の未帯電域の通過時には、電極ローラ8に
は交流高圧電源10により、0Vの直流電圧を重畳した75
0V0-p(ピーク・ツー・ピーク 1.5kV)の交流電圧(周波
数1kHz)を印加した。その後、−500Vに帯電し静電潜
像が書き込まれた感光体ドラム1の通過時には、電極ロ
ーラ8には交流高圧電源10により、−350Vの直流電圧
を重畳した750V0-p(ピーク・ツー・ピーク 1.5kV)の交
流電圧(周波数1kHz)を印加した。すると感光体ドラム
1の帯電部分に付着したトナーは電極ローラ8に回収さ
れ、感光体ドラム1上には画像部のみのネガポジ反転し
たトナー像が残った。矢印方向に回転する電極ローラ8
に付着したトナーは、スクレーパ11によって掻き取ら
れ、回収される。こうして感光体ドラム1上に得られた
トナー像を、紙(図示せず)に、転写コロナ帯電器12によ
って転写した後、定着器(図示せず)により熱定着して複
写画像が得られる。
【0017】次に磁性トナーの材料組成および製造方法
を述べる。実施例中の組成比はすべて重量%である。シ
リカの添加量のみ磁性トナー100重量部に対する重量部
で示している。また実施例中のモノマー比はすべて重量
%である。
【0018】第1の実施例で使用されるトナーa1の材
料組成を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1に示した混合物をヘンシェルミキサー
FM20B(三井三池化工機j社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、機械式粉砕機KTM−0型(川崎重工業j社
製)にて微粉砕を行い、気流分級機DS−2型(日本ニュ
ーマチック工業j社製)にて微粉をカットした。その後
外添処理として上記によってできたトナー微粉末と無機
微粉末の疎水性シリカをヘンシェルミキサーFM20B
(三井三池化工機j社製)にて混合し外添処理し、静嵩密
度0.52g/cm3、真比重1.85g/cm3、比表面積2.58V/
gの磁性トナー粒子が得られた。これを本発明に提示さ
れた電子写真方法で複写テストを行い、画像濃度を反射
濃度計(マクベス社)で測定し、評価を行った。その結
果、横線の乱れやトナーの飛び散りなどがなくベタが均
一で濃度が1.4の16本/mmの画線をも再現した極めて高
解像度高画質の画像が得られた。初期画像において反射
濃度1.4の高濃度の画像が得られ、低地かぶりで、また
電荷制御剤,磁性体等の内添剤の分散が良好で凝集物も
見られなかった。
【0021】また連続4,000枚印字においても高画質を
維持し、感光体上にフィルミングの発生は起こっていな
い。
【0022】表2に各トナーの初期と4,000枚印字後の
静嵩密度で定量化した流動性を示す。
【0023】
【表2】
【0024】表3に各トナーの真比重,比表面積を示
す。
【0025】
【表3】
【0026】表4に各トナーの複写テストでの初期と4,
000枚印字後の画像濃度を示す。
【0027】
【表4】
【0028】第2の実施例で使用されるトナーa2の材
料組成を表5に示す。
【0029】
【表5】
【0030】表5に示した混合物を、第1の実施例と同
様の方法で磁性トナーa2を作成し評価した。その結
果、高い流動性,高いマイナス帯電量が得られ、シャー
プな帯電量分布が得られた。これを本発明の電子写真方
法で複写テストを4,000枚行い、画像濃度を反射濃度計
(マクベス社)で測定し評価を行った。その結果、横線の
乱れやトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で濃度が
1.4の16本/mmの画線をも再現した極めて高解像度高画
質の画像が得られた。初期画像において反射濃度1.35の
高濃度の画像が得られ、低地かぶりで、また電荷制御
剤,磁性体等の内添剤の分散が良好で凝集物も見られな
かった。また4,000枚後のトナーの流動性の低下は少な
く、高い電荷量を維持し、廃トナーの流動性、電荷量も
初期のトナーとほぼ同程度の値を維持し、初期の画像に
比べて遜色のない高濃度の複写物が得られた。
【0031】第1の実施例と同様の材料組成で、微粉砕
条件のみを衝突板式粉砕法に変更した以外は第1の実施
例と同様の処理でトナーb1(比較例1)を製作した。そ
の結果、流動性が低く、複写テストの結果地かぶりが多
く、中間調の画像にムラが多く発生し、本発明の電子写
真方法においては実用的な画像は得られなかった。また
感光体へのフィルミングが発生した。4,000枚複写後の
トナー流動性は大きく低下し、帯電量分布もブロードな
ものになった。
【0032】第2の実施例と同様の材料組成で、外添条
件のみを変更した以外は第2の実施例と同様の処理でト
ナーb2(比較例2)を製作した。その結果、遊離外添剤
による感光体フィルミングが発生した。また、帯電量分
布が不均一になり、むら,地カブリの多い低品位な画像
になった。
【0033】比較例3で使用されるトナーb3の材料組
成を表6に示す。
【0034】
【表6】
【0035】表6に示した混合物を、第1の実施例と同
様の方法で磁性トナーb3を作成し、評価した。その結
果、流動性は高いものの、帯電量は低く帯電量分布もブ
ロードであった。初期から感光体フィルミングが発生
し、画像濃度も低かった。また4,000枚複写後のトナー
の流動性は大きく低下し、感光体フィルミングも激しく
劣悪な画像となった。
【0036】比較例4で使用されるトナーb4の材料組
成を表7に示す。
【0037】
【表7】
【0038】表7に示した混合物を、第1の実施例と同
様の方法で磁性トナーb4を作成し評価した。その結
果、帯電量は低く帯電量分布もブロードであった。画像
濃度も低く、文字周辺の飛び散りも激しかった。
【0039】図2は本発明の実施例における磁性トナー
の微粉砕装置の主要部を示すものである。図2におい
て、101は表面に凹凸を有する固定体、102は表面に凹凸
を有する回転体、103は粗粉砕後トナー、104は粉砕トナ
ーである。
【0040】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、本発明
は、固定磁石を内包し移動する静電潜像保持体と、固定
磁石の一部に対向した位置でかつ前記静電潜像保持体の
表面と所定の間隙を有した位置に設置され、内部に磁石
を有する電極ローラとを有する現像工程と、転写工程
と、クリーニング工程と、を有する電子写真方法に用い
られる磁性トナーで、磁性トナーが少なくとも結着樹
脂,磁性体,外添剤から構成され、0.45〜0.60g/cm3
の静嵩密度と、1.6〜2.1g/cm3の真比重を有し、窒素
吸着法によるBET比表面積が4V/g以下で、かつ外
添剤量が0.5〜2重量%で、磁性トナーの製造工程中に
おける微粉砕工程が機械式粉砕法によって行われること
を特徴とし、より一層の小型化,装置の簡素化,低コス
トが可能な現像法を実現し、高帯電性,高流動性を保持
する磁性トナーにより高濃度で低地かぶりの高画質を達
成し、小型で装置内にトナーの汚染の発生しない、感光
体へのフィルミングの発生がなく、長寿命化が図られる
磁性トナーを提供することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の磁性トナーが使用される電子
写真装置の主要部を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例の磁性トナーの微粉砕装置の主
要部を示す概略図である。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、 2…固定磁石(感光体に内包され
た)、 3…コロナ帯電器、 4…グリッド電極、 5
…信号光(レーザ光)、 6…トナー溜め、 7…磁性一
成分トナー、 8…電極ローラ、 9…磁石(電極ロー
ラ8内部に設置された)、 10…交流高圧電源、 11…
スクレーパ、 12…転写コロナ帯電器、 13…クリーニ
ングブレード、 16…ダンパー、 101…表面に凹凸を
有する固定体、 102…表面に凹凸を有する回転体、 1
03…粗粉砕後トナー、 104…粉砕トナー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/08 374 (72)発明者 立松 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定磁石を内包し移動する静電潜像保持
    体と、前記静電潜像保持体の表面に対向し前記固定磁石
    により磁気的に吸引させて磁性トナーを供給するトナー
    溜めと、前記静電潜像保持体の表面と所定の間隙を有し
    た位置に設置され、内部に磁石を有する電極ローラとを
    有する現像工程と、前記静電潜像保持体上の静電潜像を
    可視像化したトナー像を静電力で転写材に移す転写工程
    と、転写時に一部前記静電潜像保持体に残留する前記磁
    性トナーを前記静電潜像保持体から除去するクリーニン
    グ工程とを有する電子写真方法に用いる磁性トナーであ
    って、前記磁性トナーが少なくとも結着樹脂,磁性体,
    外添剤から構成され、かつ前記磁性トナーの製造工程が
    少なくとも混練工程,微粉砕工程,外添工程からなり、
    前記磁性トナーが、0.45〜0.60g/cm3の静嵩密度を有
    し、かつ1.6〜2.1g/cm3の真比重を有し、前記磁性ト
    ナーの窒素吸着法によるBET比表面積(トナー比表面
    積値)が4V/g以下であることを特徴とする磁性トナ
    ー。
  2. 【請求項2】 外添剤量が0.5〜2重量%であることを
    特徴とする請求項1記載の磁性トナー。
  3. 【請求項3】 磁性トナーの微粉砕工程が、表面に凹凸
    を有し高速に回転する円柱状の回転体と、前記回転体と
    狭間隔で、表面に凹凸を有する固定体から構成される機
    械式粉砕方法によって行われることを特徴とする請求項
    1記載の磁性トナー。
JP5255905A 1993-10-13 1993-10-13 磁性トナー Pending JPH07110601A (ja)

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