JPH0711073A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
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- JPH0711073A JPH0711073A JP5155688A JP15568893A JPH0711073A JP H0711073 A JPH0711073 A JP H0711073A JP 5155688 A JP5155688 A JP 5155688A JP 15568893 A JP15568893 A JP 15568893A JP H0711073 A JPH0711073 A JP H0711073A
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- ethylene
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 (A)エチレン,(B)ラジカル重合性の酸
無水物,及び(C)前記(B)成分以外のラジカル重合
性コモノマーの3元共重合体を用いることによりコラー
ゲン粉末の分散性を持たせ更に従来のエチレン系重合体
にない染色性、表面放湿性、表面吸水・吸湿性、結露防
止性の優れた材料を提供する樹脂組成物。 【構成】 (A)エチレン,(B)ラジカル重合性の酸
無水物,及び(C)前記(B)成分以外のラジカル重合
性コモノマーを一定の割合で配合してなる多元共重合体
95〜50重量%に対して、コラーゲン粉末5〜50重
量%を添加したエチレン系共重合体組成物。
無水物,及び(C)前記(B)成分以外のラジカル重合
性コモノマーの3元共重合体を用いることによりコラー
ゲン粉末の分散性を持たせ更に従来のエチレン系重合体
にない染色性、表面放湿性、表面吸水・吸湿性、結露防
止性の優れた材料を提供する樹脂組成物。 【構成】 (A)エチレン,(B)ラジカル重合性の酸
無水物,及び(C)前記(B)成分以外のラジカル重合
性コモノマーを一定の割合で配合してなる多元共重合体
95〜50重量%に対して、コラーゲン粉末5〜50重
量%を添加したエチレン系共重合体組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な樹脂組成物に関
する。更に詳しくは、染色性が優れかつ表面吸放湿性、
吸水性、結露防止性に優れた良好な成形物を製造するに
好適なエチレン系共重合体樹脂組成物に関する。
する。更に詳しくは、染色性が優れかつ表面吸放湿性、
吸水性、結露防止性に優れた良好な成形物を製造するに
好適なエチレン系共重合体樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車、車両、家屋等の内装材
料、或いはスポーツ用品、玩具、小物入れ等に使用され
る塩化ビニールやそれを代替するポリオレフィン系柔軟
樹脂は、近年の高級志向によって染色性等の意匠性や、
吸放湿性を上げて良好な手触りを出す等今までにない性
質を付与することが求められている。特に、近年環境衛
生の問題から塩化ビニールに代わる柔軟材料の開発が求
められており、さらに染色性、高級感のある手触り等も
また同時に求められてきている。このような要求を満た
すための手法として、例えば特開昭62−240400
号公報、特開昭62−257973号公報、特開昭62
−257974号公報、特開昭63−11311号公
報、特開昭63−22864号公報、特開平1−197
599号公報等に示されるように、塩化ビニールやポリ
オレフィン系の熱可塑性樹脂に皮革粉を混練して樹脂表
面の改善をはかる方法がある。また、特開昭62−25
2459号公報では、合成ゴムやエチレン−酢酸ビニル
共重合体等の合成樹脂にゼラチンやコラーゲンを混練し
て吸放湿性を改善すること等が開示されている。しか
し、先行技術では樹脂に対する皮革粉やコラーゲン粉末
等の分散性が悪く、安定した品質の成形品が得られない
と言う問題点があった。さらに、使用する皮革粉やコラ
ーゲン粉末等についても開示された技術では、品質のバ
ラつきが大きく高品質の成形体を安定して供給する事は
困難であった。
料、或いはスポーツ用品、玩具、小物入れ等に使用され
る塩化ビニールやそれを代替するポリオレフィン系柔軟
樹脂は、近年の高級志向によって染色性等の意匠性や、
吸放湿性を上げて良好な手触りを出す等今までにない性
質を付与することが求められている。特に、近年環境衛
生の問題から塩化ビニールに代わる柔軟材料の開発が求
められており、さらに染色性、高級感のある手触り等も
また同時に求められてきている。このような要求を満た
すための手法として、例えば特開昭62−240400
号公報、特開昭62−257973号公報、特開昭62
−257974号公報、特開昭63−11311号公
報、特開昭63−22864号公報、特開平1−197
599号公報等に示されるように、塩化ビニールやポリ
オレフィン系の熱可塑性樹脂に皮革粉を混練して樹脂表
面の改善をはかる方法がある。また、特開昭62−25
2459号公報では、合成ゴムやエチレン−酢酸ビニル
共重合体等の合成樹脂にゼラチンやコラーゲンを混練し
て吸放湿性を改善すること等が開示されている。しか
し、先行技術では樹脂に対する皮革粉やコラーゲン粉末
等の分散性が悪く、安定した品質の成形品が得られない
と言う問題点があった。さらに、使用する皮革粉やコラ
ーゲン粉末等についても開示された技術では、品質のバ
ラつきが大きく高品質の成形体を安定して供給する事は
困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、柔軟
な熱可塑性樹脂にコラーゲン粉末を均一に分散する事に
よって、むらの無い良好な染色性が得られると同時に、
吸放湿性を向上させ、さらりとした温もり感のある良好
な性質を持たせると同時に、結露防止性をも兼ね備えた
樹脂を提供することである。
な熱可塑性樹脂にコラーゲン粉末を均一に分散する事に
よって、むらの無い良好な染色性が得られると同時に、
吸放湿性を向上させ、さらりとした温もり感のある良好
な性質を持たせると同時に、結露防止性をも兼ね備えた
樹脂を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題の
解決のため種々検討した結果、エチレンとラジカル重合
性酸無水物及びラジカル重合性コモノマーを共重合させ
て製造されたエチレン系共重合体に、コラーゲン粉末を
添加した樹脂組成物が極めて良好な染色性が得られかつ
表面吸放湿性、結露防止性に優れた温もり感のある良好
な性質を持つことを見いだした。本発明は、かかる知見
に基づいて完成したものである。即ち本発明は、(A)
エチレンとラジカル重合性酸無水物及びラジカル重合性
酸無水物以外のラジカル重合性コモノマーからなるエチ
レン系共重合体95〜50重量%と、(B)コラーゲン
粉末5〜50重量%からなり、成分(A)のエチレン系
共重合体中のラジカル重合性酸無水物モノマーの含有率
が0.5〜5重量%および、その他のラジカル重合性コ
モノマーが5〜50重量%の範囲にあることを特徴とす
る樹脂組成物を提供する。
解決のため種々検討した結果、エチレンとラジカル重合
性酸無水物及びラジカル重合性コモノマーを共重合させ
て製造されたエチレン系共重合体に、コラーゲン粉末を
添加した樹脂組成物が極めて良好な染色性が得られかつ
表面吸放湿性、結露防止性に優れた温もり感のある良好
な性質を持つことを見いだした。本発明は、かかる知見
に基づいて完成したものである。即ち本発明は、(A)
エチレンとラジカル重合性酸無水物及びラジカル重合性
酸無水物以外のラジカル重合性コモノマーからなるエチ
レン系共重合体95〜50重量%と、(B)コラーゲン
粉末5〜50重量%からなり、成分(A)のエチレン系
共重合体中のラジカル重合性酸無水物モノマーの含有率
が0.5〜5重量%および、その他のラジカル重合性コ
モノマーが5〜50重量%の範囲にあることを特徴とす
る樹脂組成物を提供する。
【0005】本発明で用いられるエチレン系共重合体と
は、エチレンとラジカル重合性酸無水物、及びラジカル
重合性酸無水物以外のラジカル重合性コモノマーからな
る多元共重合体である。ここでラジカル重合性酸無水物
とは、分子中にラジカル重合可能な不飽和結合と酸無水
物基を各々1個以上有し、重合により酸無水物基を高分
子鎖内に導入できるような化合物をいう。そのような化
合物としては例えば、無水マレイン酸;無水イタコン
酸;無水エンディック酸;無水シトラコン酸;1−ブテ
ン−3,4−ジカルボン酸無水物;炭素数が18以下で
かつ末端に二重結合を有するアルケニル基で置換された
無水コハク酸;炭素数が18以下でかつ末端に二重結合
を有するアルカジエニル基で置換された無水コハク酸等
を挙げることができる。これらは、2種類以上同時に用
いても差し支えない。このうち特に好ましいのは、無水
マレイン酸,無水イタコン酸である。
は、エチレンとラジカル重合性酸無水物、及びラジカル
重合性酸無水物以外のラジカル重合性コモノマーからな
る多元共重合体である。ここでラジカル重合性酸無水物
とは、分子中にラジカル重合可能な不飽和結合と酸無水
物基を各々1個以上有し、重合により酸無水物基を高分
子鎖内に導入できるような化合物をいう。そのような化
合物としては例えば、無水マレイン酸;無水イタコン
酸;無水エンディック酸;無水シトラコン酸;1−ブテ
ン−3,4−ジカルボン酸無水物;炭素数が18以下で
かつ末端に二重結合を有するアルケニル基で置換された
無水コハク酸;炭素数が18以下でかつ末端に二重結合
を有するアルカジエニル基で置換された無水コハク酸等
を挙げることができる。これらは、2種類以上同時に用
いても差し支えない。このうち特に好ましいのは、無水
マレイン酸,無水イタコン酸である。
【0006】ラジカル重合性コモノマーとしては、ラジ
カル重合性酸無水物以外のものであれば、様々な化合物
を用いることができる。そのような化合物としては、例
えばエチレン系不飽和エステル,エチレン系不飽和アミ
ド,エチレン系不飽和カルボン酸,エチレン系不飽和エ
ーテル化合物等を挙げることができる。
カル重合性酸無水物以外のものであれば、様々な化合物
を用いることができる。そのような化合物としては、例
えばエチレン系不飽和エステル,エチレン系不飽和アミ
ド,エチレン系不飽和カルボン酸,エチレン系不飽和エ
ーテル化合物等を挙げることができる。
【0007】これらを具体的に記せば、エチレン系不飽
和エステル化合物としては、酢酸ビニル;(メタ)アク
リル酸メチル;(メタ)アクリル酸エチル;(メタ)ア
クリル酸プロピル;(メタ)アクリル酸ブチル;(メ
タ)アクリル酸ヘキシル;(メタ)アクリル酸オクチ
ル;(メタ)アクリル酸ラウリル;(メタ)アクリル酸
ベンジル等を例示することができる。
和エステル化合物としては、酢酸ビニル;(メタ)アク
リル酸メチル;(メタ)アクリル酸エチル;(メタ)ア
クリル酸プロピル;(メタ)アクリル酸ブチル;(メ
タ)アクリル酸ヘキシル;(メタ)アクリル酸オクチ
ル;(メタ)アクリル酸ラウリル;(メタ)アクリル酸
ベンジル等を例示することができる。
【0008】エチレン系不飽和アミド化合物としては、
(メタ)アクリルアミド;N−メチル(メタ)アクリル
アミド;N−エチル(メタ)アクリルアミド;N−プロ
ピル(メタ)アクリルアミド;N−ブチル(メタ)アク
リルアミド;N−ヘキシル(メタ)アクリルアミド;N
−オクチル(メタ)アクリルアミド;N,N−ジメチル
(メタ)アクリルアミド;N,N−ジエチル(メタ)ア
クリルアミド;等を例示することができる。
(メタ)アクリルアミド;N−メチル(メタ)アクリル
アミド;N−エチル(メタ)アクリルアミド;N−プロ
ピル(メタ)アクリルアミド;N−ブチル(メタ)アク
リルアミド;N−ヘキシル(メタ)アクリルアミド;N
−オクチル(メタ)アクリルアミド;N,N−ジメチル
(メタ)アクリルアミド;N,N−ジエチル(メタ)ア
クリルアミド;等を例示することができる。
【0009】エチレン系不飽和酸化合物としては(メ
タ)アクリル酸,フマル酸,マレイン酸,クロトン酸,
イタコン酸等を例示することができる。
タ)アクリル酸,フマル酸,マレイン酸,クロトン酸,
イタコン酸等を例示することができる。
【0010】エチレン系不飽和エーテル化合物として
は、メチルビニルエーテル;エチルビニルエーテル;プ
ロピルビニルエーテル;ブチルビニルエーテル;オクタ
デシルビニルエーテル;フェニルビニルエーテル等を例
示することができる。
は、メチルビニルエーテル;エチルビニルエーテル;プ
ロピルビニルエーテル;ブチルビニルエーテル;オクタ
デシルビニルエーテル;フェニルビニルエーテル等を例
示することができる。
【0011】その他の化合物としては、スチレン;α−
メチルスチレン;アクリロニトリル;メタクリロニトリ
ル;アクロレイン;トリメトキシビニルシラン;トリエ
トキシビニルシラン;塩化ビニル;塩化ビニリデン等を
例示することができる。
メチルスチレン;アクリロニトリル;メタクリロニトリ
ル;アクロレイン;トリメトキシビニルシラン;トリエ
トキシビニルシラン;塩化ビニル;塩化ビニリデン等を
例示することができる。
【0012】このうち好ましいものは、(メタ)アクリ
ル酸エステル類,酢酸ビニルであり、特に好ましいもの
は、(メタ)アクリル酸エステル類である。なお必要に
応じて、これらのコモノマーを2種類以上同時に用いて
も差し支えない。
ル酸エステル類,酢酸ビニルであり、特に好ましいもの
は、(メタ)アクリル酸エステル類である。なお必要に
応じて、これらのコモノマーを2種類以上同時に用いて
も差し支えない。
【0013】上記のエチレン系共重合体中の、ラジカル
重合性酸無水物に由来する単位の割合は、この共重合体
の全重量に基づいて、0.5〜5重量%、より好ましく
は0.5〜4.0重量%の範囲である。この割合が0.
5重量%未満では、エチレン系共重合体とコラーゲン粉
末との分散性が悪化し、吸湿,吸水性や染色性が悪化す
る。一方、この割合が5重量%を越えると、成形性の低
下を招いて商業的生産が困難となる上、経済的な点から
もコストが高くなる為に好ましくない。
重合性酸無水物に由来する単位の割合は、この共重合体
の全重量に基づいて、0.5〜5重量%、より好ましく
は0.5〜4.0重量%の範囲である。この割合が0.
5重量%未満では、エチレン系共重合体とコラーゲン粉
末との分散性が悪化し、吸湿,吸水性や染色性が悪化す
る。一方、この割合が5重量%を越えると、成形性の低
下を招いて商業的生産が困難となる上、経済的な点から
もコストが高くなる為に好ましくない。
【0014】また上記のエチレン系共重合体の、ラジカ
ル重合性コモノマーに由来する単位の割合は、5〜50
重量%、より好ましくは10〜40重量%の範囲であ
る。この割合が5重量%未満では、成形物の充分な染色
性が得られなくなる。一方、この割合が50重量%を超
えると、得られた組成物の取扱いが困難となる上に、機
械的強度が低下する為に好ましくない。
ル重合性コモノマーに由来する単位の割合は、5〜50
重量%、より好ましくは10〜40重量%の範囲であ
る。この割合が5重量%未満では、成形物の充分な染色
性が得られなくなる。一方、この割合が50重量%を超
えると、得られた組成物の取扱いが困難となる上に、機
械的強度が低下する為に好ましくない。
【0015】上記のエチレン系共重合体の製造方法につ
いて特に制限はなく、従来からラジカル重合反応に用い
られている各種の方法を適用することができる。そのよ
うな製造方法としては例えば、通常の低密度ポリエチレ
ンの製造設備及び技術を利用した方法を挙げることがで
きる。一般には塊状重合であり、圧力は700〜300
0気圧、好ましくは1000〜2500気圧の条件下
で、また平均重合温度は100〜300℃、好ましくは
150〜270℃の条件下で製造される。
いて特に制限はなく、従来からラジカル重合反応に用い
られている各種の方法を適用することができる。そのよ
うな製造方法としては例えば、通常の低密度ポリエチレ
ンの製造設備及び技術を利用した方法を挙げることがで
きる。一般には塊状重合であり、圧力は700〜300
0気圧、好ましくは1000〜2500気圧の条件下
で、また平均重合温度は100〜300℃、好ましくは
150〜270℃の条件下で製造される。
【0016】ここで、700気圧未満では重合体の分子
量が低くなり、成形性、組成物の樹脂物性が悪化するこ
とがある。一方、3000気圧を超えると実質的に無意
味であり、製造コストを高めるだけで好ましくない。ま
た、平均重合温度が100℃未満では重合反応が安定せ
ず、共重合体への転化率が低下し、経済的な問題を生じ
やすい。一方、300℃を超えると共重合体の分子量の
低下や暴走反応を起こす場合がある。
量が低くなり、成形性、組成物の樹脂物性が悪化するこ
とがある。一方、3000気圧を超えると実質的に無意
味であり、製造コストを高めるだけで好ましくない。ま
た、平均重合温度が100℃未満では重合反応が安定せ
ず、共重合体への転化率が低下し、経済的な問題を生じ
やすい。一方、300℃を超えると共重合体の分子量の
低下や暴走反応を起こす場合がある。
【0017】製造する装置としてはベッセル型の反応器
を使用することが望ましい。特にラジカル重合性の酸無
水物は重合安定性が乏しいため、高度の反応器内の均一
化が必要である。また必要に応じて複数個の反応器を直
列叉は並列に接続し多段重合を行うことも可能である。
さらに反応器の内部を複数のゾーンに仕切ることによ
り、より緻密な温度コントロールを行うことも可能であ
る。
を使用することが望ましい。特にラジカル重合性の酸無
水物は重合安定性が乏しいため、高度の反応器内の均一
化が必要である。また必要に応じて複数個の反応器を直
列叉は並列に接続し多段重合を行うことも可能である。
さらに反応器の内部を複数のゾーンに仕切ることによ
り、より緻密な温度コントロールを行うことも可能であ
る。
【0018】上記のエチレン系共重合体の製造は、少な
くとも1種のフリーラジカル開始剤の存在下で行われ
る。このようなフリーラジカル開始剤としては種々のも
のを用いることができるが、例えば、酸素;ジ−t−ブ
チルパーオキシド,t−ブチルクミルパーオキシド,ジ
クミルパーオキシド等のジアルキルパーオキシド;アセ
チルパーオキシド,i−ブチリルパーオキシド,オクタ
ノイルパーオキシド等のジアシルパーオキシド;ジ−i
−プロピルパーオキシカーボネート,ジ−2−エチルヘ
キシルパーオキシカーボネート等のパーオキシカーボネ
ート;t−ブチルパーオキシピバレート,t−ブチルパ
ーオキシラウレート等のパーオキシエステル;メチルエ
チルケトンパーオキシド,シクロヘキサノンパーオキシ
ド等のケトンパーオキシド;1,1−ビス−t−ブチル
パーオキシシクロヘキサン,2,2−ビス−t−ブチル
パーオキシオクタン等のパーオキシケタール;t−ブチ
ルヒドロパーオキシド,クメンヒドロパーオキシド等の
ヒドロパーオキシド;2,2−アゾ−i−ブチロニトリ
ル等のアゾ化合物などを挙げることができる。
くとも1種のフリーラジカル開始剤の存在下で行われ
る。このようなフリーラジカル開始剤としては種々のも
のを用いることができるが、例えば、酸素;ジ−t−ブ
チルパーオキシド,t−ブチルクミルパーオキシド,ジ
クミルパーオキシド等のジアルキルパーオキシド;アセ
チルパーオキシド,i−ブチリルパーオキシド,オクタ
ノイルパーオキシド等のジアシルパーオキシド;ジ−i
−プロピルパーオキシカーボネート,ジ−2−エチルヘ
キシルパーオキシカーボネート等のパーオキシカーボネ
ート;t−ブチルパーオキシピバレート,t−ブチルパ
ーオキシラウレート等のパーオキシエステル;メチルエ
チルケトンパーオキシド,シクロヘキサノンパーオキシ
ド等のケトンパーオキシド;1,1−ビス−t−ブチル
パーオキシシクロヘキサン,2,2−ビス−t−ブチル
パーオキシオクタン等のパーオキシケタール;t−ブチ
ルヒドロパーオキシド,クメンヒドロパーオキシド等の
ヒドロパーオキシド;2,2−アゾ−i−ブチロニトリ
ル等のアゾ化合物などを挙げることができる。
【0019】また重合にあたって、分子量調節剤として
種々の連鎖移動剤を用いることもできる。このような連
鎖移動剤としては、例えばプロピレン,ブテン,ヘキセ
ン等のオレフィン類、エタン,プロパン,ブタン等のパ
ラフィン類、アセトン,メチルエチルケトン,酢酸メチ
ル等のカルボニル化合物、トルエン,キシレン,エチル
ベンゼン等の芳香族炭化水素等を挙げることができる。
種々の連鎖移動剤を用いることもできる。このような連
鎖移動剤としては、例えばプロピレン,ブテン,ヘキセ
ン等のオレフィン類、エタン,プロパン,ブタン等のパ
ラフィン類、アセトン,メチルエチルケトン,酢酸メチ
ル等のカルボニル化合物、トルエン,キシレン,エチル
ベンゼン等の芳香族炭化水素等を挙げることができる。
【0020】なお本発明においては、このようにして得
られたエチレン系共重合体を、2種類以上同時に用いて
も差し支えない。
られたエチレン系共重合体を、2種類以上同時に用いて
も差し支えない。
【0021】以上の様にして製造されたエチレン系共重
合体は、酸無水物基を含有していることにより以下で詳
述するコラーゲン粉末の分散性を高める効果を有してい
る。従って、従来のエチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体等の柔軟性エチレン系二元共
重合体を使用した場合に比べて、極めて良好な分散性を
有する樹脂組成物が得られる。
合体は、酸無水物基を含有していることにより以下で詳
述するコラーゲン粉末の分散性を高める効果を有してい
る。従って、従来のエチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体等の柔軟性エチレン系二元共
重合体を使用した場合に比べて、極めて良好な分散性を
有する樹脂組成物が得られる。
【0022】本発明の(B)成分として用いられるコラ
ーゲン粉末としては、例えば、豚,牛等の皮のようなコ
ラーゲンを多量に含む動物組織を粉砕処理して一般に得
られる皮革粉(屑)等を用いる事が可能であるが、好ま
しくは以下に述べるごとき特徴を有するコラーゲン粉末
が用いられる。
ーゲン粉末としては、例えば、豚,牛等の皮のようなコ
ラーゲンを多量に含む動物組織を粉砕処理して一般に得
られる皮革粉(屑)等を用いる事が可能であるが、好ま
しくは以下に述べるごとき特徴を有するコラーゲン粉末
が用いられる。
【0023】即ち、本発明で用いられるコラーゲン粉末
は、成形品の表面を平滑にし、且つ斑のない染色性を得
る為に中間径が4〜25μmであるものが好ましい。更
に染色の均一感を出すためには粒子径が40μm以下で
ある粒子の含量が85重量%以上であることが好まし
い。叉、吸水度は150〜300重量%であることが好
ましい。見かけ嵩密度は0.03〜0.30g/ccで
あることが好ましい。コラーゲン粉末の粒子径は、小さ
い程良いが中間径が4〜25μmであれば目的を果たす
に足りる。叉、風合いを更に向上させるには粒子径が4
0μm以下である粒子の含量が85重量%以上であるこ
とが好ましい。中間径が25μmを超えると表面の平滑
性や、ムラのない染色性が失われるので好ましくない。
吸水度は、吸放湿性を高める上で高いほど良いが300
重量%を超えると吸水により粉末の体積が必要以上に増
大して表面の強度を低下させるので好ましくない。叉、
150重量%未満では、充分な吸放湿性の効果が得られ
ないので、実用的ではない。見かけの嵩密度は、吸放湿
速度を高くする上では小さいほど良いが、0.03g/
cc未満になると粉塵がたちやすくなり、エチレン系共
重合体に均一に分散させることが困難となるので実用的
ではない。叉、0.3g/ccを超えると吸放湿速度が
著しく低下して好ましくない。
は、成形品の表面を平滑にし、且つ斑のない染色性を得
る為に中間径が4〜25μmであるものが好ましい。更
に染色の均一感を出すためには粒子径が40μm以下で
ある粒子の含量が85重量%以上であることが好まし
い。叉、吸水度は150〜300重量%であることが好
ましい。見かけ嵩密度は0.03〜0.30g/ccで
あることが好ましい。コラーゲン粉末の粒子径は、小さ
い程良いが中間径が4〜25μmであれば目的を果たす
に足りる。叉、風合いを更に向上させるには粒子径が4
0μm以下である粒子の含量が85重量%以上であるこ
とが好ましい。中間径が25μmを超えると表面の平滑
性や、ムラのない染色性が失われるので好ましくない。
吸水度は、吸放湿性を高める上で高いほど良いが300
重量%を超えると吸水により粉末の体積が必要以上に増
大して表面の強度を低下させるので好ましくない。叉、
150重量%未満では、充分な吸放湿性の効果が得られ
ないので、実用的ではない。見かけの嵩密度は、吸放湿
速度を高くする上では小さいほど良いが、0.03g/
cc未満になると粉塵がたちやすくなり、エチレン系共
重合体に均一に分散させることが困難となるので実用的
ではない。叉、0.3g/ccを超えると吸放湿速度が
著しく低下して好ましくない。
【0024】以上に述べた特徴を有するコラーゲン粉末
の製造方法は、特に制限はないが、例えば、下記のよう
な方法にて調製される。しかし、勿論他の方法によって
製造されたものであっても良い。すなわち、例えば、動
物の皮のような動物組織を精製,湿式粉砕,架橋,脱
水,乾燥,粉砕の各処理を順次行うことによって製造さ
れる。この動物組織としては、牛,馬,豚,羊等の哺乳
動物を始めとするあらゆる脊椎動物の皮,骨,腱等のコ
ラーゲンを多量に含む組織が使用できる。
の製造方法は、特に制限はないが、例えば、下記のよう
な方法にて調製される。しかし、勿論他の方法によって
製造されたものであっても良い。すなわち、例えば、動
物の皮のような動物組織を精製,湿式粉砕,架橋,脱
水,乾燥,粉砕の各処理を順次行うことによって製造さ
れる。この動物組織としては、牛,馬,豚,羊等の哺乳
動物を始めとするあらゆる脊椎動物の皮,骨,腱等のコ
ラーゲンを多量に含む組織が使用できる。
【0025】精製処理は、通常の方法でアルカリ処理し
て水洗された上記動物組織を、プロテアーゼ系の酵素を
使用してこの動物組織からコラーゲン以外の夾雑物であ
る脂肪、多糖類及びタンパク質を分離,除去して、精製
されたコラーゲンとするための処理である。プロテアー
ゼ系の酵素としては、通常の皮革の精製には膵臓トリプ
シン,パパイン,パンクレアチン,バチルス菌系アルカ
リ性プロテアーゼ等から少なくとも1種が使用される
が、本発明の樹脂組成物には耐熱性,耐光性を向上する
上で、上記夾雑物がほぼ完全に除去されたコラーゲン粉
末とする事が好ましく、この目的で例えば、パパイン,
パンクレアチンが用いられ、更にこれらの酵素の働きを
高め、夾雑物の分離,除去の効果を上げるためpHを炭
酸水素ナトリウム及び第四級アンモニウム塩もしくは水
酸化物を用いて8〜10に調整すると共に、助剤とし
て、L−グルタミン酸,L−酒石酸水素カリウム,非イ
オン界面活性剤,コンドロイチン硫酸ナトリウム等が併
用される。非イオン界面活性剤の具体例としては、HL
Bの高いポリエチレングリコールのアルキルフェニルエ
ーテルであるトリトン X−100(キシダ化学製)が
挙げられる。
て水洗された上記動物組織を、プロテアーゼ系の酵素を
使用してこの動物組織からコラーゲン以外の夾雑物であ
る脂肪、多糖類及びタンパク質を分離,除去して、精製
されたコラーゲンとするための処理である。プロテアー
ゼ系の酵素としては、通常の皮革の精製には膵臓トリプ
シン,パパイン,パンクレアチン,バチルス菌系アルカ
リ性プロテアーゼ等から少なくとも1種が使用される
が、本発明の樹脂組成物には耐熱性,耐光性を向上する
上で、上記夾雑物がほぼ完全に除去されたコラーゲン粉
末とする事が好ましく、この目的で例えば、パパイン,
パンクレアチンが用いられ、更にこれらの酵素の働きを
高め、夾雑物の分離,除去の効果を上げるためpHを炭
酸水素ナトリウム及び第四級アンモニウム塩もしくは水
酸化物を用いて8〜10に調整すると共に、助剤とし
て、L−グルタミン酸,L−酒石酸水素カリウム,非イ
オン界面活性剤,コンドロイチン硫酸ナトリウム等が併
用される。非イオン界面活性剤の具体例としては、HL
Bの高いポリエチレングリコールのアルキルフェニルエ
ーテルであるトリトン X−100(キシダ化学製)が
挙げられる。
【0026】湿式粉砕は、生成されるコラーゲン粉末の
性質を一定にする目的で行われる。即ちこの処理を行っ
た後になされる架橋処理が容易に且つ、均一にされるよ
うにすることを目的として精製処理されたコラーゲンの
塊状物を水により膨潤し、コラーゲン繊維の分散物,或
いはコラーゲン分子の溶液にする処理である。前処理と
して乳酸等によりpHを2〜5に調整して肉挽機を用い
て粗粉砕された後、叩解機,回転刃解砕機等の機器を用
いてなされる。またこのときのコラーゲン繊維或いは分
子の濃度は、コラーゲンがゼラチンに変化しないように
するため湿式粉砕時のコラーゲン繊維間の摩擦による温
度上昇を抑える目的から0.2〜6.0重量%とするの
が好ましい。
性質を一定にする目的で行われる。即ちこの処理を行っ
た後になされる架橋処理が容易に且つ、均一にされるよ
うにすることを目的として精製処理されたコラーゲンの
塊状物を水により膨潤し、コラーゲン繊維の分散物,或
いはコラーゲン分子の溶液にする処理である。前処理と
して乳酸等によりpHを2〜5に調整して肉挽機を用い
て粗粉砕された後、叩解機,回転刃解砕機等の機器を用
いてなされる。またこのときのコラーゲン繊維或いは分
子の濃度は、コラーゲンがゼラチンに変化しないように
するため湿式粉砕時のコラーゲン繊維間の摩擦による温
度上昇を抑える目的から0.2〜6.0重量%とするの
が好ましい。
【0027】架橋処理は、コラーゲン粉末の吸水度を所
定の値に保ち、耐熱性を高める目的から、コラーゲン繊
維の分散物或いは分子間を結び付ける処理である。架橋
剤としては、硫酸クロム,硫酸ジルコニル,硫酸ジルコ
ニウム,硫酸アルミニウム等の無機化合物、ホルムアル
デヒド,グルタルアルデヒド,タンニン等の有機化合物
が挙げられ、これらを2種類以上用いることも可能であ
る。コラーゲン粉末の吸水度を150〜300重量%と
する架橋剤のコラーゲン繊維或いは分子100重量部当
たりの添加量は、硫酸クロムでは、1〜2重量部、硫酸
ジルコニル,硫酸ジルコニウムでは1〜10重量部、硫
酸アルミニウムでは、2〜20重量部、ホルムアルデヒ
ド,グルタルアルデヒドでは、1〜2重量部、タンニン
では2〜5重量部が好適である。尚、生成される粉末の
外観を白色にしたい場合は、硫酸ジルコニル,硫酸ジル
コニウム,硫酸アルミニウムを用いることが好ましい。
定の値に保ち、耐熱性を高める目的から、コラーゲン繊
維の分散物或いは分子間を結び付ける処理である。架橋
剤としては、硫酸クロム,硫酸ジルコニル,硫酸ジルコ
ニウム,硫酸アルミニウム等の無機化合物、ホルムアル
デヒド,グルタルアルデヒド,タンニン等の有機化合物
が挙げられ、これらを2種類以上用いることも可能であ
る。コラーゲン粉末の吸水度を150〜300重量%と
する架橋剤のコラーゲン繊維或いは分子100重量部当
たりの添加量は、硫酸クロムでは、1〜2重量部、硫酸
ジルコニル,硫酸ジルコニウムでは1〜10重量部、硫
酸アルミニウムでは、2〜20重量部、ホルムアルデヒ
ド,グルタルアルデヒドでは、1〜2重量部、タンニン
では2〜5重量部が好適である。尚、生成される粉末の
外観を白色にしたい場合は、硫酸ジルコニル,硫酸ジル
コニウム,硫酸アルミニウムを用いることが好ましい。
【0028】脱水処理は、架橋処理で得られたコラーゲ
ン繊維凝集物の水分率を下げて、乾燥を容易にし且つ負
荷が小さくなるようにする目的で通常の遠心分離機、フ
ィルタープレス機、スクリュウプレス機等を使用してな
される。水分量は70重量%以下とすることが好まし
い。乾燥処理は、脱水処理で水分率を下げて塊状となっ
たコラーゲン湿体の水分率を更に下げて粉砕処理を容易
にする目的で、流動式,棚段式,パドル式等の乾燥機を
用いて通常の方法によりなされる。水分率は、10重量
%以下とすることが好ましい。粉砕処理は、乾燥処理で
得られたコラーゲン繊維塊を、通常のジェットミル,ハ
ンマーミル,ボールミル等を使用してなされる。粉末の
粒度は正規分布に近く、中間径を4〜25μmとし、最
大径は63μm(235メッシュパス)とすることが好
ましい。
ン繊維凝集物の水分率を下げて、乾燥を容易にし且つ負
荷が小さくなるようにする目的で通常の遠心分離機、フ
ィルタープレス機、スクリュウプレス機等を使用してな
される。水分量は70重量%以下とすることが好まし
い。乾燥処理は、脱水処理で水分率を下げて塊状となっ
たコラーゲン湿体の水分率を更に下げて粉砕処理を容易
にする目的で、流動式,棚段式,パドル式等の乾燥機を
用いて通常の方法によりなされる。水分率は、10重量
%以下とすることが好ましい。粉砕処理は、乾燥処理で
得られたコラーゲン繊維塊を、通常のジェットミル,ハ
ンマーミル,ボールミル等を使用してなされる。粉末の
粒度は正規分布に近く、中間径を4〜25μmとし、最
大径は63μm(235メッシュパス)とすることが好
ましい。
【0029】このようにして製造されるコラーゲン粉末
は、精製後の裸皮をそのままの状態で架橋処理して製造
される皮革を単に粉砕して得られる従来の皮革粉と異な
り、湿式粉砕処理により、コラーゲン繊維が一旦完全に
解離或いは分子化された後に、架橋処理がなされるの
で、均一に凝集された細繊維の架橋体となって細繊維の
寄り集まった網目状の構造をなし、粒子の中に空隙が認
められる。この結果、見掛け嵩密度が従来の皮革粉より
小さくなって0. 03〜0. 30g/ccとなり比表面
積も大きくなる。また同様に吸水度も高くなっている。
は、精製後の裸皮をそのままの状態で架橋処理して製造
される皮革を単に粉砕して得られる従来の皮革粉と異な
り、湿式粉砕処理により、コラーゲン繊維が一旦完全に
解離或いは分子化された後に、架橋処理がなされるの
で、均一に凝集された細繊維の架橋体となって細繊維の
寄り集まった網目状の構造をなし、粒子の中に空隙が認
められる。この結果、見掛け嵩密度が従来の皮革粉より
小さくなって0. 03〜0. 30g/ccとなり比表面
積も大きくなる。また同様に吸水度も高くなっている。
【0030】本発明の樹脂組成物は、(A)エチレン,
ラジカル重合性酸無水物,ラジカル重合性コモノマーか
らなるエチレン系共重合体と(B)コラーゲン粉末を従
来から知られている方法で混合することによって得る事
ができる。その具体的方法として例えば、一般に用いら
れる加圧ニーダー,バンパリーミキサー,スタティック
ミキサー,スクリュー式押出機等を用いて、溶融状態で
混合する方法を挙げる事ができる。また、上記の組成物
を成形する際に、各成分を溶融混合することも可能であ
る。すなわちエチレン系共重合体の樹脂ペレット叉は粉
体と、コラーゲンの粉体を混合(ドライブレンド)し成
形機内で溶融混練りして得る事が可能である。
ラジカル重合性酸無水物,ラジカル重合性コモノマーか
らなるエチレン系共重合体と(B)コラーゲン粉末を従
来から知られている方法で混合することによって得る事
ができる。その具体的方法として例えば、一般に用いら
れる加圧ニーダー,バンパリーミキサー,スタティック
ミキサー,スクリュー式押出機等を用いて、溶融状態で
混合する方法を挙げる事ができる。また、上記の組成物
を成形する際に、各成分を溶融混合することも可能であ
る。すなわちエチレン系共重合体の樹脂ペレット叉は粉
体と、コラーゲンの粉体を混合(ドライブレンド)し成
形機内で溶融混練りして得る事が可能である。
【0031】本発明の樹脂組成物を成形する他の方法と
しては、本発明に関わる(A)エチレン系共重合体をキ
シレン或いはトルエン等の有機溶剤中に溶解させ、その
エチレン系共重合体の溶液中に(B)成分であるコラー
ゲン粉末を分散させ、その溶液を基材に塗布し、乾燥さ
せる方法も可能である。ここで基材の種類、状態、形状
等は特に制限を受けるものではないが、例えば、ポリエ
チレン,エチレン系高圧共重合体,ポリプロピレン,ポ
リスチレン,ポリエステル,ポリカーボネート,ナイロ
ン,エチレンビニルアルコール共重合体,ポリ塩化ビニ
リデン等の熱可塑性樹脂のシート叉はフィルム、フェノ
ール樹脂,メラミン樹脂,不飽和ポリエステル樹脂等の
熱硬化性樹脂のシート叉はフィルム、鉄,アルミニュウ
ム等の金属箔,ケント紙,コート紙等の紙,発泡ポリプ
ロピレン,発泡ポリエチレン,発泡ポリウレタン,ポリ
スチレンフォーム,等の発泡シート、レジンボード,レ
ジンフェルト,ガラス入りフェノール樹脂板,ガラス強
化ポリプロピレン板,プラスチック製段ボール,紙製段
ボール,ポリプロピレンハニカム,木製合板等の木材,
石膏ボード,ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエス
テル,ナイロン等の熱可塑性樹脂を用いた不織布,木綿
不織布等を挙げる事ができる。勿論、本発明に関わるエ
チレン系共重合体自身を基材として用いる事もできる。
しては、本発明に関わる(A)エチレン系共重合体をキ
シレン或いはトルエン等の有機溶剤中に溶解させ、その
エチレン系共重合体の溶液中に(B)成分であるコラー
ゲン粉末を分散させ、その溶液を基材に塗布し、乾燥さ
せる方法も可能である。ここで基材の種類、状態、形状
等は特に制限を受けるものではないが、例えば、ポリエ
チレン,エチレン系高圧共重合体,ポリプロピレン,ポ
リスチレン,ポリエステル,ポリカーボネート,ナイロ
ン,エチレンビニルアルコール共重合体,ポリ塩化ビニ
リデン等の熱可塑性樹脂のシート叉はフィルム、フェノ
ール樹脂,メラミン樹脂,不飽和ポリエステル樹脂等の
熱硬化性樹脂のシート叉はフィルム、鉄,アルミニュウ
ム等の金属箔,ケント紙,コート紙等の紙,発泡ポリプ
ロピレン,発泡ポリエチレン,発泡ポリウレタン,ポリ
スチレンフォーム,等の発泡シート、レジンボード,レ
ジンフェルト,ガラス入りフェノール樹脂板,ガラス強
化ポリプロピレン板,プラスチック製段ボール,紙製段
ボール,ポリプロピレンハニカム,木製合板等の木材,
石膏ボード,ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエス
テル,ナイロン等の熱可塑性樹脂を用いた不織布,木綿
不織布等を挙げる事ができる。勿論、本発明に関わるエ
チレン系共重合体自身を基材として用いる事もできる。
【0032】本発明の樹脂組成物は、従来から知られて
いる方法で成形加工することができる。そのような成形
法としては例えば、(共)押出成形法,射出成形法等を
挙げる事ができる。成形する際の成形温度は、本発明に
関わるエチレン系共重合体の溶融温度以上ですれば特に
制限はないが通常、100〜200℃の範囲とすること
ができる。
いる方法で成形加工することができる。そのような成形
法としては例えば、(共)押出成形法,射出成形法等を
挙げる事ができる。成形する際の成形温度は、本発明に
関わるエチレン系共重合体の溶融温度以上ですれば特に
制限はないが通常、100〜200℃の範囲とすること
ができる。
【0033】以上のようにして本発明の樹脂組成物を用
いて得られた成形物は、極めて均一で斑のない染色性を
示す。染色剤としては通常用いられる酸性染料,中性染
料,アルカリ性染料のいずれをも用いる事が可能であ
る。更に得られた成形物は、吸放湿性に優れる為通常の
樹脂にみられるベタツキがなく、いわゆるさらさらした
感触が得られる。叉、吸水性に優れる為に結露防止性が
ある等種々の特徴を有している。
いて得られた成形物は、極めて均一で斑のない染色性を
示す。染色剤としては通常用いられる酸性染料,中性染
料,アルカリ性染料のいずれをも用いる事が可能であ
る。更に得られた成形物は、吸放湿性に優れる為通常の
樹脂にみられるベタツキがなく、いわゆるさらさらした
感触が得られる。叉、吸水性に優れる為に結露防止性が
ある等種々の特徴を有している。
【0034】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの例によって何ら限定され
るものではない。尚、染色方法は以下に示す。 1.染色条件; 浴比=1:30,約3.0%o.w.f. 2.染色手順; 1)染料を水中に添加した。 2)染色浴を60℃に昇温した。 3)試料片を染色浴に浸漬し、浴が均一になるように2
0分間撹拌した。 4)試料片を染色浴から取り出した。 5)4)の試料片を水でよく洗浄した。 6)5)の試料片を60℃30%RHの恒温恒湿器にて
乾燥させた。 7)染色性(色の濃さ)を評価した。 3.染料の種類; A;酸性含金染料 1)TZ染料 Red L−2 2)TZ染料 Yellow N−1 B;反応染料 1)日本化薬 Mikacion Brill Red 8BS 2)日本化薬 Brill. Yellow 4GS 以上のような条件にて染色性のテストを行った。試料片
の色度が0.25以上だと易染色性があると判断でき
る。
明するが、本発明は、これらの例によって何ら限定され
るものではない。尚、染色方法は以下に示す。 1.染色条件; 浴比=1:30,約3.0%o.w.f. 2.染色手順; 1)染料を水中に添加した。 2)染色浴を60℃に昇温した。 3)試料片を染色浴に浸漬し、浴が均一になるように2
0分間撹拌した。 4)試料片を染色浴から取り出した。 5)4)の試料片を水でよく洗浄した。 6)5)の試料片を60℃30%RHの恒温恒湿器にて
乾燥させた。 7)染色性(色の濃さ)を評価した。 3.染料の種類; A;酸性含金染料 1)TZ染料 Red L−2 2)TZ染料 Yellow N−1 B;反応染料 1)日本化薬 Mikacion Brill Red 8BS 2)日本化薬 Brill. Yellow 4GS 以上のような条件にて染色性のテストを行った。試料片
の色度が0.25以上だと易染色性があると判断でき
る。
【0035】また、染色性試験の他に次に示す試験を順
次行った。 1.色落ち試験 台所用合成洗剤(ママレモン)の10%溶液を含んだペ
ーパータオル(キムワイパー)で、染色した試料片表面
を約20〜30秒間(約20回)こすり、色落ち試験前
後の色の濃さを評価した。 2.変角光沢度 75゜の角度で光を入射し受光部を変角した場合におけ
る光沢度のパターンを測定した。本試験を行う事によっ
て防眩性叉は深色性(基材のデザインを明瞭にする効
果)のある試料については、光沢度は受光部全域で低い
値を示す。 3.表面吸湿量 予め60℃・1Hr 乾燥した後、シリカゲル・デシケー
ター中で室温まで放冷した試料片を、30℃・80RH
環境下に試験片表面(コーティング面)のみが曝される
ように静置した場合の経時における重量増加量を測定し
た。本試験を行うことによって表面吸湿量が高いほう
が、ムレ感がない。 4.表面放湿量 40℃、90RH環境下に試験片裏側(コーティング
面)のみが曝されるように一晩放置した後、40℃,3
0%RH環境下に移し、重量減少量を測定した。表面放
湿量は以下の表現を用いた。 表面放湿量(g/m2 )=(任意時間における試料片重
量ー測定開始時の試料片重量)/試料片の面積 5.表面吸水度 試料片表面100cm2 を2分間水に浸漬した後、重量
増加量を測定した。本試験を行うことによって得られる
知見として、表面吸水度が高いほうがムレ感がない。一
般の合成皮革は0.5g/m2 以下の値である。 6.結露防止性 昭和電工法にて測定した。
次行った。 1.色落ち試験 台所用合成洗剤(ママレモン)の10%溶液を含んだペ
ーパータオル(キムワイパー)で、染色した試料片表面
を約20〜30秒間(約20回)こすり、色落ち試験前
後の色の濃さを評価した。 2.変角光沢度 75゜の角度で光を入射し受光部を変角した場合におけ
る光沢度のパターンを測定した。本試験を行う事によっ
て防眩性叉は深色性(基材のデザインを明瞭にする効
果)のある試料については、光沢度は受光部全域で低い
値を示す。 3.表面吸湿量 予め60℃・1Hr 乾燥した後、シリカゲル・デシケー
ター中で室温まで放冷した試料片を、30℃・80RH
環境下に試験片表面(コーティング面)のみが曝される
ように静置した場合の経時における重量増加量を測定し
た。本試験を行うことによって表面吸湿量が高いほう
が、ムレ感がない。 4.表面放湿量 40℃、90RH環境下に試験片裏側(コーティング
面)のみが曝されるように一晩放置した後、40℃,3
0%RH環境下に移し、重量減少量を測定した。表面放
湿量は以下の表現を用いた。 表面放湿量(g/m2 )=(任意時間における試料片重
量ー測定開始時の試料片重量)/試料片の面積 5.表面吸水度 試料片表面100cm2 を2分間水に浸漬した後、重量
増加量を測定した。本試験を行うことによって得られる
知見として、表面吸水度が高いほうがムレ感がない。一
般の合成皮革は0.5g/m2 以下の値である。 6.結露防止性 昭和電工法にて測定した。
【0036】[試験方法] 約5cm径のコップに上から0.5cmまで50℃の
温水を入れる。 上記のコップをホットプレート付きマグネット・ス
ターラーの上にのせて、50℃を保ちながら撹拌させ
る。 上記のコップに試料片約7cm×7cmをあてる。 10秒経過後、試料片の結露状態を観察する。
温水を入れる。 上記のコップをホットプレート付きマグネット・ス
ターラーの上にのせて、50℃を保ちながら撹拌させ
る。 上記のコップに試料片約7cm×7cmをあてる。 10秒経過後、試料片の結露状態を観察する。
【0037】(実施例1)エチレン系共重合体として、
エチレン−メチルメタクリレート−無水マレイン酸3元
共重合体を使用した。共重合体は、高圧法低密度ポリエ
チレンプラント設備を使用し、重合温度240℃、重合
圧力1900kg/cm2 の条件で製造した。この共重
合体のMFR(JIS−K7210,190℃,荷重
2. 16kg。以下MFRは、すべてこの条件で測定し
た。)は、8g/10分、メチルメタアクリレートに由
来する単位の含量は8重量%、無水マレイン酸に由来す
る単位の含量は、2. 5重量%であった。なお、エチレ
ン以外の組成は赤外吸収スペクトルにより決定した。こ
のエチレン系共重合体にコラーゲン粉末−a(昭和電工
( 株) 製.トリアゼット−a:粒子径40μm以上の含
有量97.8重量%,中間径7.5μm,吸水度172
重量%,見かけかさ密度0.20g/cc)を10重量
%ドライブレンドした後、30mm径の押出機を有する
シート成形機で、成形温度150℃で200μmの厚み
のシートを成形した。得られたシートの評価結果を表2
及び表3に示す。
エチレン−メチルメタクリレート−無水マレイン酸3元
共重合体を使用した。共重合体は、高圧法低密度ポリエ
チレンプラント設備を使用し、重合温度240℃、重合
圧力1900kg/cm2 の条件で製造した。この共重
合体のMFR(JIS−K7210,190℃,荷重
2. 16kg。以下MFRは、すべてこの条件で測定し
た。)は、8g/10分、メチルメタアクリレートに由
来する単位の含量は8重量%、無水マレイン酸に由来す
る単位の含量は、2. 5重量%であった。なお、エチレ
ン以外の組成は赤外吸収スペクトルにより決定した。こ
のエチレン系共重合体にコラーゲン粉末−a(昭和電工
( 株) 製.トリアゼット−a:粒子径40μm以上の含
有量97.8重量%,中間径7.5μm,吸水度172
重量%,見かけかさ密度0.20g/cc)を10重量
%ドライブレンドした後、30mm径の押出機を有する
シート成形機で、成形温度150℃で200μmの厚み
のシートを成形した。得られたシートの評価結果を表2
及び表3に示す。
【0038】(実施例2)エチレン系共重合体として、
表1に示す配合量からなるエチレン−メチルメタクリレ
ート−無水マレイン酸3元共重合体中に同じく表1に示
すように実施例1で用いたものと同じコラーゲン粉末を
20重量%ドライブレンドした後、実施例1と同様な成
形法にて成形し、評価した。結果を表2及び表3に示
す。
表1に示す配合量からなるエチレン−メチルメタクリレ
ート−無水マレイン酸3元共重合体中に同じく表1に示
すように実施例1で用いたものと同じコラーゲン粉末を
20重量%ドライブレンドした後、実施例1と同様な成
形法にて成形し、評価した。結果を表2及び表3に示
す。
【0039】(実施例3)エチレン系共重合体として、
エチレン−メチルアクリレート−無水マレイン酸3元共
重合体を使用した。共重合体は、高圧法低密度ポリエチ
レンプラント設備を使用し、重合温度240℃、重合圧
力1900kg/cm2 の条件で製造した。この共重合
体のMFRは、10g/10分、メチルアクリレートに
由来する単位の含量は、18重量%、無水マレイン酸に
由来する単位の含量は、2.5重量%であった。なお、
エチレン以外の組成は赤外吸収スペクトルにより決定し
た。このエチレン系共重合体にコラーゲン粉末−b(昭
和電工( 株) 製、トリアゼット−b:粒子径40μm以
上の含有量89.4重量%,中間径22.0μm,吸水
度165重量%,見かけかさ密度0.23g/cc)を
10重量%ドライブレンドした後、30mm径の押出機
を有するシート成形機で、成形温度150℃で200μ
mのシートを成形した。得られたシートの評価結果を表
2及び表3に示す。
エチレン−メチルアクリレート−無水マレイン酸3元共
重合体を使用した。共重合体は、高圧法低密度ポリエチ
レンプラント設備を使用し、重合温度240℃、重合圧
力1900kg/cm2 の条件で製造した。この共重合
体のMFRは、10g/10分、メチルアクリレートに
由来する単位の含量は、18重量%、無水マレイン酸に
由来する単位の含量は、2.5重量%であった。なお、
エチレン以外の組成は赤外吸収スペクトルにより決定し
た。このエチレン系共重合体にコラーゲン粉末−b(昭
和電工( 株) 製、トリアゼット−b:粒子径40μm以
上の含有量89.4重量%,中間径22.0μm,吸水
度165重量%,見かけかさ密度0.23g/cc)を
10重量%ドライブレンドした後、30mm径の押出機
を有するシート成形機で、成形温度150℃で200μ
mのシートを成形した。得られたシートの評価結果を表
2及び表3に示す。
【0040】(実施例4)エチレン系共重合体として、
表1に示す配合量からなるエチレン−メチルアクリレー
ト−無水マレイン酸3元共重合体中に同じく第1表に示
すように実施例3で用いたものと同じコラーゲン粉末を
20重量%ドライブレンドした後、実施例1と同様な成
形法にて成形し、評価した。結果を表2及び表3に示
す。
表1に示す配合量からなるエチレン−メチルアクリレー
ト−無水マレイン酸3元共重合体中に同じく第1表に示
すように実施例3で用いたものと同じコラーゲン粉末を
20重量%ドライブレンドした後、実施例1と同様な成
形法にて成形し、評価した。結果を表2及び表3に示
す。
【0041】(実施例5)エチレン系共重合体として、
エチレン−ブチルアクリレート−無水イタコン酸3元共
重合体を使用した。共重合体は、高圧法低密度ポリエチ
レン設備を使用し、重合温度240℃、重合圧力190
0kg/cm2 の条件で製造した。この共重合体のMF
Rは、3g/10分、ブチルアクリレートに由来する単
位の含量は、5重量%無水イタコン酸に由来する単位の
含量は、1.0重量%であった。尚、エチレン以外の組
成は赤外吸収スペクトルにより決定した。このエチレン
系共重合体に実施例1で用いたものと同じコラーゲン粉
末を25重量%ドライブレンドした後、30mm径の押
出機を有するシート成形機で、成形温度150℃で20
0μmのシートを成形した。得られた結果を表2及び表
3に示す。
エチレン−ブチルアクリレート−無水イタコン酸3元共
重合体を使用した。共重合体は、高圧法低密度ポリエチ
レン設備を使用し、重合温度240℃、重合圧力190
0kg/cm2 の条件で製造した。この共重合体のMF
Rは、3g/10分、ブチルアクリレートに由来する単
位の含量は、5重量%無水イタコン酸に由来する単位の
含量は、1.0重量%であった。尚、エチレン以外の組
成は赤外吸収スペクトルにより決定した。このエチレン
系共重合体に実施例1で用いたものと同じコラーゲン粉
末を25重量%ドライブレンドした後、30mm径の押
出機を有するシート成形機で、成形温度150℃で20
0μmのシートを成形した。得られた結果を表2及び表
3に示す。
【0042】(実施例6)エチレン系共重合体として、
エチレン−N,Nジメチルアクリルアミド−無水マレイ
ン酸3元共重合体を使用した。共重合体は、高圧法低密
度ポリエチレンプラント設備を使用し、重合温度240
℃、重合圧力1900kg/cm2 の重合条件で製造し
た。この共重合体のMFRは6g/10分、N,Nジメ
チルアクリルアミドに由来する単位の含量は、40重量
%無水マレイン酸に由来する単位の含量は、3.0重量
%であった。尚、エチレン以外の組成は赤外吸収スペク
トルにより決定した。このエチレン系共重合体に実施例
3で用いたものと同じコラーゲン粉末を40重量%ドラ
イブレンドした後、30mm径の押出機を有するシート
成形機で、成形温度150℃で200μmのシートを成
形した。得られたシートの評価結果を表2及び表3に示
す。
エチレン−N,Nジメチルアクリルアミド−無水マレイ
ン酸3元共重合体を使用した。共重合体は、高圧法低密
度ポリエチレンプラント設備を使用し、重合温度240
℃、重合圧力1900kg/cm2 の重合条件で製造し
た。この共重合体のMFRは6g/10分、N,Nジメ
チルアクリルアミドに由来する単位の含量は、40重量
%無水マレイン酸に由来する単位の含量は、3.0重量
%であった。尚、エチレン以外の組成は赤外吸収スペク
トルにより決定した。このエチレン系共重合体に実施例
3で用いたものと同じコラーゲン粉末を40重量%ドラ
イブレンドした後、30mm径の押出機を有するシート
成形機で、成形温度150℃で200μmのシートを成
形した。得られたシートの評価結果を表2及び表3に示
す。
【0043】(実施例7)エチレン系共重合体として、
エチレン−エチルアクリレート−無水マレイン酸3元共
重合体を使用した。共重合体は、ポリエチレンプラント
設備を使用し、重合温度240℃、重合圧力1900k
g/cm2 の条件で製造した。この共重合体のMFR
は、5g/10分、エチルアクリレートに由来する単位
の含量は、12重量%、無水マレイン酸に由来する単位
の含量は、0.5重量%であった。尚、エチレン以外の
組成は赤外吸収スペクトルにより決定した。このエチレ
ン系共重合体に実施例1で用いたものと同じコラーゲン
粉末を15重量%ドライブレンドした後、30mm径の
押出機を有するシート成形機で、成形温度150℃で2
00μmのシートを成形した。得られたシートの評価結
果を表2及び表3に示す。
エチレン−エチルアクリレート−無水マレイン酸3元共
重合体を使用した。共重合体は、ポリエチレンプラント
設備を使用し、重合温度240℃、重合圧力1900k
g/cm2 の条件で製造した。この共重合体のMFR
は、5g/10分、エチルアクリレートに由来する単位
の含量は、12重量%、無水マレイン酸に由来する単位
の含量は、0.5重量%であった。尚、エチレン以外の
組成は赤外吸収スペクトルにより決定した。このエチレ
ン系共重合体に実施例1で用いたものと同じコラーゲン
粉末を15重量%ドライブレンドした後、30mm径の
押出機を有するシート成形機で、成形温度150℃で2
00μmのシートを成形した。得られたシートの評価結
果を表2及び表3に示す。
【0044】(比較例1)本発明のエチレン系共重合体
の代わりに高圧法低密度ポリエチレンを用いた。この高
圧法ポリエチレンのMFRは8g/10分である。この
高圧法ポリエチレンに実施例1で用いたものと同じコラ
ーゲン粉末を10重量%ドライブレンドした後、実施例
1と同様な成形法にて成形し、評価した。この時の成形
物はコラーゲン粉末の分散性が極めて悪かった。結果を
表2及び表3に示す。
の代わりに高圧法低密度ポリエチレンを用いた。この高
圧法ポリエチレンのMFRは8g/10分である。この
高圧法ポリエチレンに実施例1で用いたものと同じコラ
ーゲン粉末を10重量%ドライブレンドした後、実施例
1と同様な成形法にて成形し、評価した。この時の成形
物はコラーゲン粉末の分散性が極めて悪かった。結果を
表2及び表3に示す。
【0045】(比較例2)本発明のエチレン系共重合体
の代わりにエチレン−酢酸ビニル共重合体を用いた。こ
のエチレン−酢酸ビニル共重合体のMFRは12g/1
0分、酢酸ビニルに由来する単位の含量は14.5重量
%であった。酢酸ビニルの組成は赤外吸収スペクトルに
て決定した。このエチレン−酢酸ビニル共重合体に実施
例3で用いたものと同じコラーゲン粉末を20重量%ド
ライブレンドした後、実施例2と同様な成形法にて成形
し、評価した。結果を表2及び表3に示す。
の代わりにエチレン−酢酸ビニル共重合体を用いた。こ
のエチレン−酢酸ビニル共重合体のMFRは12g/1
0分、酢酸ビニルに由来する単位の含量は14.5重量
%であった。酢酸ビニルの組成は赤外吸収スペクトルに
て決定した。このエチレン−酢酸ビニル共重合体に実施
例3で用いたものと同じコラーゲン粉末を20重量%ド
ライブレンドした後、実施例2と同様な成形法にて成形
し、評価した。結果を表2及び表3に示す。
【0046】(比較例3)本発明のエチレン系共重合体
の代わりにエチレン−メチルメタクリレート共重合体を
用いた。エチレン−メチルメタクリレート共重合体のM
FRは10g/10分、メチルメタクリレートに由来す
る単位の含量は20重量%であった。メチルメタクリレ
ートの組成は赤外吸収スペクトルにて決定した。このエ
チレン−メチルメタクリレート共重合体に実施例1で用
いたものと同じコラーゲン粉末を20重量%ドライブレ
ンドした後、実施例2と同様な成形法にて成形し、評価
した。結果を表2及び表3に示す。
の代わりにエチレン−メチルメタクリレート共重合体を
用いた。エチレン−メチルメタクリレート共重合体のM
FRは10g/10分、メチルメタクリレートに由来す
る単位の含量は20重量%であった。メチルメタクリレ
ートの組成は赤外吸収スペクトルにて決定した。このエ
チレン−メチルメタクリレート共重合体に実施例1で用
いたものと同じコラーゲン粉末を20重量%ドライブレ
ンドした後、実施例2と同様な成形法にて成形し、評価
した。結果を表2及び表3に示す。
【0047】(比較例4)実施例1においてコラーゲン
粉末を加えなかった以外は、実施例1と同様にして評価
した。結果を表2及び表3に示す。
粉末を加えなかった以外は、実施例1と同様にして評価
した。結果を表2及び表3に示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明の樹脂組成物は、
コラーゲン粉末の分散が良いので易染色性、表面放湿
性、表面吸水・吸湿性、結露防止性の優れた機能を付与
することができ、従来のエチレン系共重合体にない素材
として、家屋,自動車,車両等の内装材料を始め、スポ
ーツ用品,玩具,小物入れ等のファッション性や高吸放
湿性を要求される材料に使用できる。例えば靴の中敷
き,スポーツウェアー等の放湿性やファッション性を必
要とする分野,レインコート等の裏地等として好適に用
いられる。
コラーゲン粉末の分散が良いので易染色性、表面放湿
性、表面吸水・吸湿性、結露防止性の優れた機能を付与
することができ、従来のエチレン系共重合体にない素材
として、家屋,自動車,車両等の内装材料を始め、スポ
ーツ用品,玩具,小物入れ等のファッション性や高吸放
湿性を要求される材料に使用できる。例えば靴の中敷
き,スポーツウェアー等の放湿性やファッション性を必
要とする分野,レインコート等の裏地等として好適に用
いられる。
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)エチレンとラジカル重合性酸無水
物モノマーおよび、その他のラジカル重合性コモノマー
からなるエチレン系共重合体が95〜50重量%と、
(B)コラーゲン粉末5〜50重量%からなり、成分
(A)のエチレン系共重合体中のラジカル重合性酸無水
物モノマーの含有率が0.5〜5重量%および、その他
のラジカル重合性コモノマーが5〜50重量%の範囲に
あることを特徴とする樹脂組成物。 - 【請求項2】 中間径(それ以下の粒子径を有する粉末
が50重量%となる粒子径値)が4〜25μmであるこ
とを特徴とするコラーゲン粉末5〜50重量%からなる
特許請求の範囲第1項の樹脂組成物。 - 【請求項3】 粒子径が40μm以下である粒子の含量
が85重量%以上であり、吸水度が150〜300重量
%のコラーゲン粉末5〜50重量%からなる特許請求の
範囲第1項又は第2項の樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5155688A JPH0711073A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5155688A JPH0711073A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0711073A true JPH0711073A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15611383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5155688A Pending JPH0711073A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711073A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007528918A (ja) * | 2004-03-02 | 2007-10-18 | エグゾテック バイオ ソルーションズ リミテッド | 生体適合性生分解性吸水性ハイブリッド物質 |
| JP2023503904A (ja) * | 2019-12-09 | 2023-02-01 | モダン メドウ,インコーポレイテッド | 溶融ブレンドコラーゲン及び熱可塑性ポリマーを含むレザー様材料 |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP5155688A patent/JPH0711073A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007528918A (ja) * | 2004-03-02 | 2007-10-18 | エグゾテック バイオ ソルーションズ リミテッド | 生体適合性生分解性吸水性ハイブリッド物質 |
| JP2023503904A (ja) * | 2019-12-09 | 2023-02-01 | モダン メドウ,インコーポレイテッド | 溶融ブレンドコラーゲン及び熱可塑性ポリマーを含むレザー様材料 |
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