JPH0711119B2 - 製紙用サイズ剤分散液 - Google Patents
製紙用サイズ剤分散液Info
- Publication number
- JPH0711119B2 JPH0711119B2 JP60293889A JP29388985A JPH0711119B2 JP H0711119 B2 JPH0711119 B2 JP H0711119B2 JP 60293889 A JP60293889 A JP 60293889A JP 29388985 A JP29388985 A JP 29388985A JP H0711119 B2 JPH0711119 B2 JP H0711119B2
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- JP
- Japan
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- group
- carbon atoms
- formula
- mol
- alkyl group
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は製紙用サイズ剤分散液に関するものである。更
に詳しくは置換環式ジカルボン酸無水物を特定の分散剤
で安定に分散させた製紙用サイズ剤分散液に関する。
に詳しくは置換環式ジカルボン酸無水物を特定の分散剤
で安定に分散させた製紙用サイズ剤分散液に関する。
〔従来の技術及び問題点〕 従来より製紙用サイズ剤としてロジンもしくは強化ロジ
ン(マレイン化ロジン)が広く利用されている。しかし
ながら、このロジン系サイズ剤は硫酸アルミニウムによ
る定着を必要とする為、多くの問題を有している。即
ち、硫酸アルミニウムによる定着は、抄造時の抄造水の
pHが低い(酸性)為、抄紙機械の損傷が大きく紙の印刷
適性を悪くし、更に紙の長期保存による変色の虞れがあ
る等の欠点が指摘されてきた。又、填料として炭酸カル
シウムを使用した時、炭酸カルシウムが酸性溶液中で分
解する為、ロジン系サイズ剤は使用出来ない。炭酸カル
シウムは安価であり、白色度も高い為、紙の填料として
使用すれば、有効であることは判っているものの上記の
理由によりその使用が極めて制限されているのが現状で
ある。この為、上記欠点を克服した、紙質を劣化させ
ず、炭酸カルシウムの使用可能な中性抄紙用サイズ剤の
開発が望まれていた。
ン(マレイン化ロジン)が広く利用されている。しかし
ながら、このロジン系サイズ剤は硫酸アルミニウムによ
る定着を必要とする為、多くの問題を有している。即
ち、硫酸アルミニウムによる定着は、抄造時の抄造水の
pHが低い(酸性)為、抄紙機械の損傷が大きく紙の印刷
適性を悪くし、更に紙の長期保存による変色の虞れがあ
る等の欠点が指摘されてきた。又、填料として炭酸カル
シウムを使用した時、炭酸カルシウムが酸性溶液中で分
解する為、ロジン系サイズ剤は使用出来ない。炭酸カル
シウムは安価であり、白色度も高い為、紙の填料として
使用すれば、有効であることは判っているものの上記の
理由によりその使用が極めて制限されているのが現状で
ある。この為、上記欠点を克服した、紙質を劣化させ
ず、炭酸カルシウムの使用可能な中性抄紙用サイズ剤の
開発が望まれていた。
近年この目的を達成すべく、種々の中性サイズ剤が提案
されているが、置換環式ジカルボン酸無水物又は置換ジ
カルボン酸(又はその塩)を水に分散させ使用するとい
う数多くの特許が出願されている。
されているが、置換環式ジカルボン酸無水物又は置換ジ
カルボン酸(又はその塩)を水に分散させ使用するとい
う数多くの特許が出願されている。
特に、置換環式ジカルボン酸無水物の分散液は、製紙用
サイズ剤や繊維処理剤として使用されることは公知であ
り、特公昭53-36044号公報ではカチオン性澱粉及び特定
の非イオン性界面活性剤を用い、安定に置換コハク酸無
水物を水に分散せしめ利用する方法が示されている。し
かしながら、カチオン性澱粉を使用する場合、これを予
めクッキングし、更に大量の水で希釈した後、置換環式
ジカルボン酸無水物を特定の乳化分散装置により分散化
しなくてはならず、装置が大掛かりになるうえ、分散粒
子の平均粒径をコントロールする為には高い剪断力を必
要とし、エネルギーコストの上昇という欠点を有してい
る。又、特定の非イオン性界面活性剤、ここではポリオ
キシエチレンアリールエーテルであるが、これを併用し
たとしても、分散粒子の平均粒径のコントロールかつ粒
度分布のコントロール(平均粒径は1μm前後、粒度分
布はシャープで5μm以上の粒子が皆無に近い状態に保
つこと)が容易ではない。更には、仮に平均粒径及び粒
度分布をコントロールできたとしても大量にカチオン性
澱粉を使わざるを得なく、薬品コストを考慮すると必ず
しも満足すべきものではない。
サイズ剤や繊維処理剤として使用されることは公知であ
り、特公昭53-36044号公報ではカチオン性澱粉及び特定
の非イオン性界面活性剤を用い、安定に置換コハク酸無
水物を水に分散せしめ利用する方法が示されている。し
かしながら、カチオン性澱粉を使用する場合、これを予
めクッキングし、更に大量の水で希釈した後、置換環式
ジカルボン酸無水物を特定の乳化分散装置により分散化
しなくてはならず、装置が大掛かりになるうえ、分散粒
子の平均粒径をコントロールする為には高い剪断力を必
要とし、エネルギーコストの上昇という欠点を有してい
る。又、特定の非イオン性界面活性剤、ここではポリオ
キシエチレンアリールエーテルであるが、これを併用し
たとしても、分散粒子の平均粒径のコントロールかつ粒
度分布のコントロール(平均粒径は1μm前後、粒度分
布はシャープで5μm以上の粒子が皆無に近い状態に保
つこと)が容易ではない。更には、仮に平均粒径及び粒
度分布をコントロールできたとしても大量にカチオン性
澱粉を使わざるを得なく、薬品コストを考慮すると必ず
しも満足すべきものではない。
本発明者らはこの点を改良すべく鋭意研究を行った結
果、ある特定の分散剤を用いることにより、水溶液中の
置換環式ジカルボン酸無水物粒子の平均粒径が1μm前
後、粒度分布はシャープでしかも5μm以上の粒子が皆
無に近いという状態に保つことができること、また、こ
の分散剤はカチオン性であり、カチオン性澱粉の20〜10
0倍のカチオン電荷密度を有し、少量で有効に置換環式
ジカルボン酸無水物を分散化し得ること、更にモノマー
組成比を変えることにより適宜カチオン電荷密度の異な
る分散剤を合成することも可能であり、この分散剤を用
いると、置換環式ジカルボン酸無水物粒子のζ−電位を
コントロールできるため抄紙工程で最良なサイズ効果を
発現せしめ得ることを見出し、本発明を完成させた。
果、ある特定の分散剤を用いることにより、水溶液中の
置換環式ジカルボン酸無水物粒子の平均粒径が1μm前
後、粒度分布はシャープでしかも5μm以上の粒子が皆
無に近いという状態に保つことができること、また、こ
の分散剤はカチオン性であり、カチオン性澱粉の20〜10
0倍のカチオン電荷密度を有し、少量で有効に置換環式
ジカルボン酸無水物を分散化し得ること、更にモノマー
組成比を変えることにより適宜カチオン電荷密度の異な
る分散剤を合成することも可能であり、この分散剤を用
いると、置換環式ジカルボン酸無水物粒子のζ−電位を
コントロールできるため抄紙工程で最良なサイズ効果を
発現せしめ得ることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は一般式(I) 〔式(I)中、R′は炭素数8〜36の直鎖または分岐鎖
のアルキル基、アルケニル基、アラルキル基またはアラ
ルケニル基であり、nは2または3である。〕 で示される置換環式ジカルボン酸無水物(I)と分散剤
として炭素数4〜28の炭化水素基と重合可能な官能基と
を有するカチオン性界面活性剤(A)、共重合可能なカ
チオン性モノマー(B)及び共重合可能な非イオン性モ
ノマー(C)の水溶性共重合物(II)を必須成分とする
製紙用サイズ剤分散液を提供するものである。
のアルキル基、アルケニル基、アラルキル基またはアラ
ルケニル基であり、nは2または3である。〕 で示される置換環式ジカルボン酸無水物(I)と分散剤
として炭素数4〜28の炭化水素基と重合可能な官能基と
を有するカチオン性界面活性剤(A)、共重合可能なカ
チオン性モノマー(B)及び共重合可能な非イオン性モ
ノマー(C)の水溶性共重合物(II)を必須成分とする
製紙用サイズ剤分散液を提供するものである。
本発明を構成する必須成分の一つである置換環式ジカル
ボン酸無水物(I)としては、従来公知の置換環式ジカ
ルボン酸無水物はいずれも使用できる。例えば、炭素数
8以上の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基、
アラルキル基またはアラルケニル基を有する置換環式ジ
カルボン酸無水物であり、α−オレフィン、内部オレフ
ィン、プロピレン、ブチレン等と無水マレイン酸との反
応によって得られる化合物またはその化合物を水素添加
して得られる化合物を挙げることができる。具体的に
は、1−プロピル−2−トリデセニルコハク酸無水物、
1−エチル2−テトラデセニルコハク酸無水物、1−エ
チル−2−ペンタデセニルコハク酸無水物、1−オクチ
ル−2−デセニルコハク酸無水物、ポリ(3〜8)プロ
ピレンコハク酸無水物、ポリ(3〜8)ブテニルコハク
酸無水物、n−ヘキサデセニルコハク酸無水物、イソオ
クタデセニルコハク酸無水物等である。
ボン酸無水物(I)としては、従来公知の置換環式ジカ
ルボン酸無水物はいずれも使用できる。例えば、炭素数
8以上の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基、
アラルキル基またはアラルケニル基を有する置換環式ジ
カルボン酸無水物であり、α−オレフィン、内部オレフ
ィン、プロピレン、ブチレン等と無水マレイン酸との反
応によって得られる化合物またはその化合物を水素添加
して得られる化合物を挙げることができる。具体的に
は、1−プロピル−2−トリデセニルコハク酸無水物、
1−エチル2−テトラデセニルコハク酸無水物、1−エ
チル−2−ペンタデセニルコハク酸無水物、1−オクチ
ル−2−デセニルコハク酸無水物、ポリ(3〜8)プロ
ピレンコハク酸無水物、ポリ(3〜8)ブテニルコハク
酸無水物、n−ヘキサデセニルコハク酸無水物、イソオ
クタデセニルコハク酸無水物等である。
本発明に係わる分散剤即ち水溶性共重合物(II)は炭素
数4〜28の炭化水素基と重合可能な官能基とを有するカ
チオン性界面活性剤(A)、共重合可能なカチオン性モ
ノマー(B)及び共重合可能な非イオン性モノマー
(C)の共重合体であるが、炭素数4〜28の炭化水素基
と重合可能な官能基とを有するカチオン性界面活性剤
(A)としては、下記一般式(1)、(2)、(3)で
表わされる炭素数4〜28の炭化水素基を持つ四級アンモ
ニウム塩でアクリル酸又はメタクリル酸、好ましくはメ
タクリル酸系の重合性の良いカチオン性界面活性剤が例
示される。
数4〜28の炭化水素基と重合可能な官能基とを有するカ
チオン性界面活性剤(A)、共重合可能なカチオン性モ
ノマー(B)及び共重合可能な非イオン性モノマー
(C)の共重合体であるが、炭素数4〜28の炭化水素基
と重合可能な官能基とを有するカチオン性界面活性剤
(A)としては、下記一般式(1)、(2)、(3)で
表わされる炭素数4〜28の炭化水素基を持つ四級アンモ
ニウム塩でアクリル酸又はメタクリル酸、好ましくはメ
タクリル酸系の重合性の良いカチオン性界面活性剤が例
示される。
〔式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2及びR3
は炭素数1〜3のアルキル基を表わし、R4は炭素数4〜
28の炭化水素基を表わし、Yは酸素原子又は−NH−を表
わし、Z及びZ′は炭素数1〜4のアルキレン基又は炭
素数2〜4のヒドロキシアルキレン基を表わし、Xはハ
ロゲン原子又は酸残基を表わす。〕 一般式(1)、(2)又は(3)で表わされる化合物と
しては2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロ
ピル−N,N,N−ジメチルアルキル(C4〜C28)アンモニウ
ム塩、2′−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメ
チル−2−ヒドロキシ−3−アルキル(C4〜C28)プロ
ピルアンモニウム塩、2′−ヒドロキシ−3′−メタク
リロイルオキシプロピル−N,N−ジメチル−3−アルキ
ル(C4〜C28)オキシプロピルアンモニウム塩等を挙げ
ることができる。
は炭素数1〜3のアルキル基を表わし、R4は炭素数4〜
28の炭化水素基を表わし、Yは酸素原子又は−NH−を表
わし、Z及びZ′は炭素数1〜4のアルキレン基又は炭
素数2〜4のヒドロキシアルキレン基を表わし、Xはハ
ロゲン原子又は酸残基を表わす。〕 一般式(1)、(2)又は(3)で表わされる化合物と
しては2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロ
ピル−N,N,N−ジメチルアルキル(C4〜C28)アンモニウ
ム塩、2′−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメ
チル−2−ヒドロキシ−3−アルキル(C4〜C28)プロ
ピルアンモニウム塩、2′−ヒドロキシ−3′−メタク
リロイルオキシプロピル−N,N−ジメチル−3−アルキ
ル(C4〜C28)オキシプロピルアンモニウム塩等を挙げ
ることができる。
本発明に係わるカチオン性モノマー(B)としては、下
記一般式(4)で表わされるアクリル酸又はメタクリル
酸系カチオン性モノマー、或いは下記一般式(5)で表
わされるビニルピリジン系カチオン性モノマーが好まし
い。
記一般式(4)で表わされるアクリル酸又はメタクリル
酸系カチオン性モノマー、或いは下記一般式(5)で表
わされるビニルピリジン系カチオン性モノマーが好まし
い。
〔式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2及びR3
は炭素数1〜3のアルキル基を表わし、R5は水素原子、
炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数2〜4のヒドロキ
シアルキル基を表わし、Yは酸素原子又は−NH−を表わ
し、Zは炭素数1〜4のアルキレン基又は炭素数2〜4
のヒドロキシアルキレン基を表わし、Xはハロゲン原子
又は酸残基を表わす。〕 前記一般式(4)で表わされる化合物としては,メタク
リル酸−2−ジメチルアミノエチルの酸塩、メタクリル
酸−2−ジエチルアミノエチルの酸塩、3−ジメチルア
ミノプロピルアクリルアミドの酸塩、β−アクリロイル
オキシエチルトリメチルアンモニウム塩、β−メタクリ
ロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩、β−ア
クリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニウム
塩、β−メタクリロイルオキシエチルジメチルエチルア
ンモニウム塩等を挙げることができる。前記一般式
(5)で表わされる化合物としては、ビニルピリジンの
酸塩、N−エチル−4−ビニルピリジニウムエトサルフ
ェート等を挙げることができる。
は炭素数1〜3のアルキル基を表わし、R5は水素原子、
炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数2〜4のヒドロキ
シアルキル基を表わし、Yは酸素原子又は−NH−を表わ
し、Zは炭素数1〜4のアルキレン基又は炭素数2〜4
のヒドロキシアルキレン基を表わし、Xはハロゲン原子
又は酸残基を表わす。〕 前記一般式(4)で表わされる化合物としては,メタク
リル酸−2−ジメチルアミノエチルの酸塩、メタクリル
酸−2−ジエチルアミノエチルの酸塩、3−ジメチルア
ミノプロピルアクリルアミドの酸塩、β−アクリロイル
オキシエチルトリメチルアンモニウム塩、β−メタクリ
ロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩、β−ア
クリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニウム
塩、β−メタクリロイルオキシエチルジメチルエチルア
ンモニウム塩等を挙げることができる。前記一般式
(5)で表わされる化合物としては、ビニルピリジンの
酸塩、N−エチル−4−ビニルピリジニウムエトサルフ
ェート等を挙げることができる。
本発明に係わる非イオン性モノマー(C)としてはアク
リルアミド、メタクリルアミド、N−ビニル−2−ピロ
リドン、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、ポリエチレングリコール
モノメタクリレート、メトキシポリエチレングリコール
メタクリレート、ジアセトンアクリルアミド、アクリロ
ニトリル及びメタクリロニトリル等を挙げることができ
る。
リルアミド、メタクリルアミド、N−ビニル−2−ピロ
リドン、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、ポリエチレングリコール
モノメタクリレート、メトキシポリエチレングリコール
メタクリレート、ジアセトンアクリルアミド、アクリロ
ニトリル及びメタクリロニトリル等を挙げることができ
る。
該水溶性共重合物中の各モノマーの成分の比率は特に重
要であり、(A)は1〜15モル%、好ましくは3〜13モ
ル%、(B)は10〜70モル%、好ましくは20〜60モル
%、(C)は10〜70モル%、好ましくは20〜60モル%で
あるのが好適である。
要であり、(A)は1〜15モル%、好ましくは3〜13モ
ル%、(B)は10〜70モル%、好ましくは20〜60モル
%、(C)は10〜70モル%、好ましくは20〜60モル%で
あるのが好適である。
本発明に係わる分散剤即ち水溶性共重合物(II)は前記
モノマー(A)、(B)及び(C)の混合物を溶媒中ラ
ジカル開始剤の存在下で重合せしめることによって得る
ことができる。溶媒としてはエタノール、イソプロパノ
ール、ターシャリーブタノール、メチルエチルケトン、
トルエン、水等が使用できる。ラジカル重合開始剤とし
ては用いた溶媒に可溶なものを選択すれば良い。例えば
2,2′−アゾビスイソブチルニトリル、2,2′−アゾビス
−(2,4−ジメチルバレロニトリル)等が使用できる。
重合温度はラジカル開始剤の分解温度により設定され
る。
モノマー(A)、(B)及び(C)の混合物を溶媒中ラ
ジカル開始剤の存在下で重合せしめることによって得る
ことができる。溶媒としてはエタノール、イソプロパノ
ール、ターシャリーブタノール、メチルエチルケトン、
トルエン、水等が使用できる。ラジカル重合開始剤とし
ては用いた溶媒に可溶なものを選択すれば良い。例えば
2,2′−アゾビスイソブチルニトリル、2,2′−アゾビス
−(2,4−ジメチルバレロニトリル)等が使用できる。
重合温度はラジカル開始剤の分解温度により設定され
る。
本発明に於いて、分散液中のサイズ剤の濃度は一般に0.
1〜10重量%の範囲であり、置換環式ジカルボン酸無水
物(I)に対して水溶性共重合物(II)を0.2〜20重量
%の割合で添加するのが適当である。
1〜10重量%の範囲であり、置換環式ジカルボン酸無水
物(I)に対して水溶性共重合物(II)を0.2〜20重量
%の割合で添加するのが適当である。
本発明のサイズ剤を歩留りよく使用するために、定着剤
の使用が有効であるが、その定着剤としてはカチオン性
ポリマーが好ましい。定着剤として使用されるカチオン
性ポリマーの好ましい例としては、カチオン化澱粉、カ
チオン化セルロース、ポリアミド−エピハロヒドリン系
ポリマー、ポリエチレンイミン、ポリビニルピリジン及
びその四級化物、ポリジメチルアミノエチルメタクリレ
ート及びその四級化物、ポリジエチルアミノエチルメタ
クリレート及びその四級化物、またこれらカチオン性モ
ノマーとアクリルアミドとの共重合物等を挙げることが
できる。
の使用が有効であるが、その定着剤としてはカチオン性
ポリマーが好ましい。定着剤として使用されるカチオン
性ポリマーの好ましい例としては、カチオン化澱粉、カ
チオン化セルロース、ポリアミド−エピハロヒドリン系
ポリマー、ポリエチレンイミン、ポリビニルピリジン及
びその四級化物、ポリジメチルアミノエチルメタクリレ
ート及びその四級化物、ポリジエチルアミノエチルメタ
クリレート及びその四級化物、またこれらカチオン性モ
ノマーとアクリルアミドとの共重合物等を挙げることが
できる。
本発明の実施にあたって、本発明のサイズ剤分散液はパ
ルプ重量に対する固型分として0.01〜2重量%、好まし
くは0.05〜1重量%添加される。これらのサイズ剤の添
加水準は目的とする紙に要求されるサイズ度に応じて加
減されることは言うまでもない。
ルプ重量に対する固型分として0.01〜2重量%、好まし
くは0.05〜1重量%添加される。これらのサイズ剤の添
加水準は目的とする紙に要求されるサイズ度に応じて加
減されることは言うまでもない。
本発明に係わる製紙用サイズ剤分散液は、サイズ性能が
優れ、且つ定着剤添加量を減らすことが可能である。
優れ、且つ定着剤添加量を減らすことが可能である。
以下に本発明を製造例及び実施例をもって詳細に説明す
るが、本発明はこれら実施例等に制約されるものではな
い。
るが、本発明はこれら実施例等に制約されるものではな
い。
尚、例中の部は重量基準である。
製造例1 予め加熱還流させておいたイソプロパノール100部に2
−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルジメ
チルステアリルアンモニウムクロライド4.7部、β−メ
タクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニウム
エトサルフェート29.3部、アクリルアミド19.6部及び2
−2′−アゾビスイソブチルニトリル0.5部を含むイソ
プロパノール溶液100部を2時間かけて滴下した。滴下
後3時間反応液を加熱還流した後、水200gを加えて希釈
し、イソプロパノールを留去し、濃度調節し固型分20.0
%の水溶液を得た。
−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルジメ
チルステアリルアンモニウムクロライド4.7部、β−メ
タクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニウム
エトサルフェート29.3部、アクリルアミド19.6部及び2
−2′−アゾビスイソブチルニトリル0.5部を含むイソ
プロパノール溶液100部を2時間かけて滴下した。滴下
後3時間反応液を加熱還流した後、水200gを加えて希釈
し、イソプロパノールを留去し、濃度調節し固型分20.0
%の水溶液を得た。
製造例2〜5 全仕込みモノマー量を0.2モルとして仕込み、モノマー
組成を表1に示すように変化させ、製造例1と同様の方
法で各種ポリマーを得た。表1中の( )内の数字は各
モノマーの仕込みモル%を表わす。
組成を表1に示すように変化させ、製造例1と同様の方
法で各種ポリマーを得た。表1中の( )内の数字は各
モノマーの仕込みモル%を表わす。
〔サイズ剤分散液の効果〕 実施例1〜9 (サイズ剤分散液の調整) 製造例1〜5で製造された水溶性共重合体を0.5〜1重
量部、置換環式ジカルボン酸無水物を18重量部用い、0.
5重量%水溶液となるように調整し、実験用高圧吐出型
ホモジナイザーで乳化・分散させ、サイズ剤分散液を得
た。この分散液の乳化状態を表2に示す。尚、粒度分布
測定は遠心自動粒度分布測定装置CAPA-500(堀場製作所
製)を使用した。
量部、置換環式ジカルボン酸無水物を18重量部用い、0.
5重量%水溶液となるように調整し、実験用高圧吐出型
ホモジナイザーで乳化・分散させ、サイズ剤分散液を得
た。この分散液の乳化状態を表2に示す。尚、粒度分布
測定は遠心自動粒度分布測定装置CAPA-500(堀場製作所
製)を使用した。
測定条件: 平均粒径を求める場合 0.4〜4.0μm 5μm以上の粒子の割合を求める場合 2.0〜30μm (抄紙条件) 本試験に用いた成紙は次に示す条件下で製造した。
パルプ:LBKP(カナディアンスタンダードフリーネス400
ml) サイズ剤:パルプ重量に対する固型分0.1% 定着剤:カチオン化澱粉(市販品)パルプ重量に対する
固型分0.2〜0.8% 歩留向上剤:カチオン性ポリアクリルアミド系高分子
(市販品)パルプ重量に対する固型分0.02% 填料:重質炭酸カルシウム(市販品)紙中炭酸カルシウ
ムが12%になるように調節して添加 定着時pH:8.2 添加順序:パルプ−填料−定着剤−サイズ剤−歩留向上
剤 抄造:タッピー角型手抄き機 プレス:3.5kg w/cm2×2分間 乾燥:回転式ドライヤー、100℃×40秒間 秤量:70g/m2 (サイズ度試験) サイズ度試験は次に示す方法にて行った。
ml) サイズ剤:パルプ重量に対する固型分0.1% 定着剤:カチオン化澱粉(市販品)パルプ重量に対する
固型分0.2〜0.8% 歩留向上剤:カチオン性ポリアクリルアミド系高分子
(市販品)パルプ重量に対する固型分0.02% 填料:重質炭酸カルシウム(市販品)紙中炭酸カルシウ
ムが12%になるように調節して添加 定着時pH:8.2 添加順序:パルプ−填料−定着剤−サイズ剤−歩留向上
剤 抄造:タッピー角型手抄き機 プレス:3.5kg w/cm2×2分間 乾燥:回転式ドライヤー、100℃×40秒間 秤量:70g/m2 (サイズ度試験) サイズ度試験は次に示す方法にて行った。
サイズ度試験:ステッキヒト法(JIS P−8122)試験紙
の四方を上方に折り曲げて舟型にし、2%NH4SCN水溶液
上に浮かべる。浮かべると同時に上方より1%FeCl3水
溶液を一滴試験紙上に落とし、両水溶液が紙に浸透して
接しチオシアン鉄の赤い斑点が3つ出現するまでの時間
(秒)を測定した。
の四方を上方に折り曲げて舟型にし、2%NH4SCN水溶液
上に浮かべる。浮かべると同時に上方より1%FeCl3水
溶液を一滴試験紙上に落とし、両水溶液が紙に浸透して
接しチオシアン鉄の赤い斑点が3つ出現するまでの時間
(秒)を測定した。
上記の条件にて抄造した紙のサイズ度を抄造直後、1日
調湿(20℃×60%)後に測定した試験結果を表3に示
す。抄造直後のサイズ度は、サイズ効果の立上がりの良
否を示し、数値の高いもの程良である。
調湿(20℃×60%)後に測定した試験結果を表3に示
す。抄造直後のサイズ度は、サイズ効果の立上がりの良
否を示し、数値の高いもの程良である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 220/60 MNH 226/06 MNM
Claims (1)
- 【請求項1】一般式(I) 〔式(I)中、R′は炭素数8〜36の直鎖または分岐鎖
のアルキル基、アルケニル基、アラルキル基またはアラ
ルケニル基であり、nは2または3である。〕 で示される置換環式ジカルボン酸無水物(I)と分散剤
として下記一般式(1)、(2)、(3)で表わされる
化合物の群から選ばれた炭素数4〜28の炭化水素基と重
合可能な官能基とを有するカチオン性界面活性剤(A)
1〜15モル%、 〔式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2及びR3
は炭素数1〜3の低級アルキル基を表わし、R4は炭素数
4〜28の炭化水素基を表わし、Yは酸素原子又は−NH−
を表わし、Z及びZ′は炭素数1〜4のアルキレン基又
は炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基表わし、Xは
ハロゲン原子又は酸残基を表わす。〕 下記一般式(4)、(5)で表わされる化合物の群から
選ばれた1種又は2種以上の共重合可能なカチオン性モ
ノマー(B)10〜70モル%、 〔式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2及びR3
は炭素数1〜3のアルキル基を表わし、R5は水素原子、
炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数2〜4のヒドロキ
シアルキル基を表わし、Yは酸素原子又は−NH−を表わ
し、Zは炭素数1〜4のアルキレン基又は炭素数2〜4
のヒドロキシアルキレン基を表わし、Xはハロゲン原子
又は酸残基を表わす。〕 及びアクリルアミド、メタクリルアミド、N−ビニル−
2−ピロリドン、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ポリエチレン
グリコールモノメタクリレート、メトキシポリエチレン
グリコールメタクリレート、ジアセトンアクリルアミ
ド、アクリロニトリル及びメタクリロニトリルより成る
群から選ばれた1種又は2種以上の共重合可能な非イオ
ン性モノマー(C)10〜70モル%の水溶性共重合物(I
I)を必須成分とする製紙用サイズ剤分散液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60293889A JPH0711119B2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 製紙用サイズ剤分散液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60293889A JPH0711119B2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 製紙用サイズ剤分散液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62156392A JPS62156392A (ja) | 1987-07-11 |
| JPH0711119B2 true JPH0711119B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=17800462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60293889A Expired - Lifetime JPH0711119B2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 製紙用サイズ剤分散液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711119B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE602005008437D1 (en) * | 2004-06-17 | 2008-09-04 | Kemira Oyj | Kationische polymere mit 2-hydroxyethylmethacryl als promotoren für die asa-leimung |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5430913A (en) * | 1977-08-12 | 1979-03-07 | Arakawa Rinsan Kagaku Kogyo | Paper strength enhancing agent |
| JPS57101098A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-23 | Rei Tech Inc | Papermaking method |
| JPH0633597B2 (ja) * | 1984-07-24 | 1994-05-02 | 日本ピー・エム・シー株式会社 | 製紙用サイズ剤 |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP60293889A patent/JPH0711119B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62156392A (ja) | 1987-07-11 |
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