JPH07111218A - ガス絶縁静止誘導電器 - Google Patents

ガス絶縁静止誘導電器

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JPH07111218A
JPH07111218A JP25534793A JP25534793A JPH07111218A JP H07111218 A JPH07111218 A JP H07111218A JP 25534793 A JP25534793 A JP 25534793A JP 25534793 A JP25534793 A JP 25534793A JP H07111218 A JPH07111218 A JP H07111218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
insulation
gas
static induction
insulating coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP25534793A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Inoue
保 井上
Yasuhiko Taniguchi
安彦 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻線部に開閉サージが進入した場合にも絶縁
的に信頼性の高いガス絶縁静止誘導電器を提供するこ
と。 【構成】 外周囲を絶縁被覆した銅線から成る巻線を巻
回して形成される巻線部が開閉機器と接続されて成るガ
ス絶縁静止誘導電器において、巻線部の開閉機器と接続
される端部から少くとも1巻回分の巻線は絶縁被覆厚を
他よりも厚くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静止誘導電器に係り、特
に開閉機器と接続されるガス絶縁静止誘導電器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電力需要の増大によって、変圧器
などが設置される変電所は、地下に設置される場合が多
くなってきている。このような地下変電所は、その設置
面積の縮小からガス遮断器、ガス断路器などのガス絶縁
開閉機器と変圧器などが使用されている。そして、変電
所相互間は、電力ケーブルで接続されている。さらに、
電力ケーブルの進相電流補償のため、変圧器などと並列
にリアクトルが設置される場合が多い。このリアクトル
は、負荷状況によって断路器によって、開閉される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様なガス絶縁開閉
機器と接続されたリアクトル、変圧器などには、開閉機
器の開閉時に過電圧すなわち、例えば断路器サージが発
生することが近年明らかになってきている。特に、開閉
の多い、リアクトルは、ほぼ毎日開閉が行われるため、
そのサージを受ける回数は、他の機器に比べてはるかに
多くなってきている。この断路器サージは、立ち上がり
時間が数マイクロ秒といったきわめて急峻な電圧であ
る。従来、油入り変圧器の場合は、絶縁油のいわゆるv
−t特性により、前述のような急峻な電圧においては、
絶縁強度の弱い部分である油の絶縁強度が高く、巻線の
場合でも余り問題とならなかった。ところが、前述のよ
うな変電所に用いられるガス絶縁の静止誘導電気機器に
前述のサージ電圧が進入した場合は、ガス絶縁のv−t
特性がフラットであることに加え、ガス絶縁の破壊は、
周知のように電界依存型であるため、特に問題となって
いる。
【0004】ところで、高電圧の静止誘導電気機器の巻
線には、雷電圧が印加されたときの巻線内の初期電位分
布をよくするため、インターリブド巻線が使用されてい
る。そのインターリブド巻線の例を図3に示す。図にお
いて、平角銅線1の上に、絶縁被覆2をほぼ全周均等に
施し、その絶縁銅線を絶縁筒3上に同軸状に巻回してセ
クション4及び巻線部を構成している。このインターリ
ブド巻線では、巻線の直列静電容量が大きくなり、前述
のように初期電位分布が良くなり、高電圧用の変圧器、
あるいはリアクトル巻線として使用されている。このよ
うな巻線において、前述の断路器サージなどの過電圧に
対する絶縁対策としては、絶縁銅線の絶縁被覆2の厚さ
を厚くする方法が考えられる。ところが絶縁被覆厚を厚
くすると、直列静電容量が小さくなるので、雷電圧が印
加されたときの初期電位分布が悪くなり、絶縁厚に比例
して絶縁強度は、高くならない。さらに、絶縁厚を厚く
するとそれだけ巻線の占積率が悪くなり、大型の巻線を
有する変圧器などの静止誘導電気機器を提供することに
なる。さらには、絶縁被覆厚を厚くすると、それだけ巻
線の冷却効率が悪くなり、巻線を冷却するための冷却装
置も大型になってくる。
【0005】ところで、前述のリアクトルの開閉におけ
る断路器サージが変圧器、あるいはリアクトルに進入し
た場合、その急峻な断路器サージ電圧は、巻線の高圧電
路入り口のほぼ1ターンのみに加わり、他の部分には加
わらないことが、発明者らの実験によって明らかになっ
ている。
【0006】本発明は、上記の点に鑑み成されたもので
その目的は、巻線部に開閉サージが進入した場合におい
ても絶縁的に信頼性の高いガス絶縁静止誘導電器を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、外周囲を絶縁
被覆した銅線から成る巻線を巻回して形成される巻線部
が開閉機器と接続されて成るガス絶縁静止誘導電器にお
いて、前記巻線部の前記開閉機器と接続される端部から
少くとも1巻回分の巻線は絶縁被覆厚を他よりも厚くし
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】この様に構成された本発明においては、開閉サ
ージが加わる巻線部分のみの絶縁強度を高くし、他の部
分は、従来と同じなので、巻線の初期電位分布がよく、
冷却効率も良い信頼性の高い静止誘導電気機器の巻線構
造を得ることができる。さらには、巻線の占積率も向上
する。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図1において従来と同一部分は同一符号を記しその説明
は省略する。図において、平角銅線11の上に、絶縁被覆
12をほぼ全周均等に施し、その絶縁銅線の被覆絶縁厚
は、他の一般部分の絶縁被覆厚さより厚くしてある。そ
の絶縁被覆を厚くする部分は、巻線の線路端入り口の少
なくとも1ターンである。そして、その絶縁被覆材料
は、巻線一般部分の絶縁被覆材料の誘電率より低い誘電
率の材料で構成している。この絶縁被覆を厚くする部分
の絶縁被覆は、巻線巻回時に一般部分と同じ絶縁被覆し
た絶縁銅線を巻回し、その上から前述の絶縁被覆材料を
巻回するようにする。
【0010】この様に構成された本発明の一実施例にお
いては、次のような作用効果が生じる。 (1)前述のように、発明者らの実験によると断路器の
開閉によるサージ電圧の影響は、巻線の線路端入り口の
ほぼ1ターンのみしか加わらず、他の部分には加わらな
い。本発明では、その部分のみの絶縁被覆厚を厚くして
いるため、断路器の開閉に伴うサージが巻線に進入して
も巻線の絶縁信頼性が向上する。さらに、巻線の線路端
の少なくとも1ターンのみしか絶縁被覆厚を厚くしてな
く、他の部分は、絶縁被覆厚が薄いので巻線の占積率が
向上し、小型化した巻線が得られる。
【0011】(2)さらに、一般部分の絶縁被覆厚が薄
いので、巻線の直列静電容量が大きく、雷電圧が進入し
た場合においても巻線内部の初期電位分布がよく、高耐
圧化した巻線となる。
【0012】(3)絶縁被覆を厚くする絶縁材料が一般
部分の絶縁被覆する絶縁材料より誘電率が低いため、タ
ーン間にできるくさび状のガスギャップに加わる電界集
中が少なくなり、それだけ高耐圧化した巻線が得られ
る。これは、破壊が電界依存型のガス絶縁タイプの静止
誘導電気機器の巻線でより効果を生じることはいうまで
もない。
【0013】(4)さらに、巻線の線路端の少なくとも
1ターンのみしか絶縁被覆厚を厚くしてなく、他の部分
は、絶縁被覆厚が薄いので巻線の冷却効率がよく、巻線
を冷却するための補器が少なくてすみ小型化した静止誘
導電気機器が得られる。
【0014】ところで、本発明の一実施例として、巻線
線路端の少なくとも1ターンのみの絶縁被覆厚を厚く
し、絶縁強度を高める手段について説明したが、他の実
施例として、次のような手段が挙げられる。図2に本発
明の他の実施例の説明図を示す。図において従来と同一
部分は同一符号を記し、その説明は省略する。
【0015】図2において、平角銅線21の上に、絶縁被
覆12をほぼ全周均等に施し、その絶縁銅線は、巻線の線
路端の少なくとも1セクション同一絶縁被覆厚さで構成
され、その絶縁厚さは、他の部分の絶縁厚さより厚くし
てある。
【0016】なお、図2では、巻線の線路端の2セクシ
ョンの絶縁被覆厚さが、他の一般部分の絶縁被覆厚さよ
り厚くした例であり、その絶縁被覆材料は、他のセクシ
ョンを絶縁被覆している誘電率より低い誘電率を有する
絶縁材料で構成してある。そして、その2セクションの
絶縁被覆銅線は、図2に示すA点で接合され、あらかじ
め、前述の絶縁被覆が施された他の銅線とロー付けなど
によって接続され、巻線が巻回されている。
【0017】このように構成された他の実施例によれば
本発明の一実施例以外に次のような新たな作用効果が生
じる。 (1)前述のように、ガス絶縁機器では、電界依存型の
破壊を示し、絶縁被覆された巻線の場合、被覆銅線上の
ターン間にできるくさび状のガスギャップの電界集中が
問題となる。隣接するターンの絶縁厚がすべて同じで一
般部分より厚くしてあるので、ガスギャップにかかる電
界集中は、本発明の一実施例よりさらに低下し、さらに
高耐圧化した巻線が得られる。
【0018】(2)図2に示すA点で接合され、あらか
じめ、前述の絶縁被覆が施された他の銅線とロー付けな
どによって接続され、巻線が巻回されているため、作業
が簡単で高耐圧化した巻線が容易に制作できる。さら
に、巻線の種類として、インターリブド巻線で説明した
が、本発明は、インターリブド巻線に必ずしも限定され
るものでなく、他の巻線にも適用できる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、開閉器の開閉サージ電圧に対
しても、絶縁的に信頼性が高い巻線部を有するガス絶縁
静止誘導電器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る巻線部の要部断面図
【図2】本発明の他の実施例に係る巻線部の要部断面図
【図3】従来の巻線部の断面図
【符号の説明】
1,11,21…絶縁銅線 2,12…絶縁被覆 3…絶
縁筒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周囲を絶縁被覆した銅線から成る巻線
    を巻回して形成される巻線部が開閉機器と接続されて成
    るガス絶縁静止誘導電器において、前記巻線部の前記開
    閉機器と接続される端部から少くとも1巻回分の巻線は
    絶縁被覆厚を他よりも厚くしたことを特徴とするガス絶
    縁静止誘導電器。
  2. 【請求項2】 前記絶縁被覆厚を他よりも厚くした部分
    の絶縁被覆材の誘電率は他の部分より低い請求項1記載
    のガス絶縁静止誘導電器。
  3. 【請求項3】 外周囲を絶縁被覆した銅線から成る巻線
    を巻回して形成される巻線部が開閉機器と接続されて成
    るガス絶縁静止誘導電器において、前記巻線部の前記開
    閉機器と接続される端部から少くとも隣接して板状に巻
    回される1セクション部分の巻線の絶縁被覆厚を他より
    も厚くしたことを特徴とするガス絶縁静止誘導電器。
  4. 【請求項4】 前記絶縁被覆厚を他よりも厚くした部分
    の絶縁被覆材の誘電率は他の部分よりも低い請求項3記
    載のガス絶縁静止誘導電器。
JP25534793A 1993-10-13 1993-10-13 ガス絶縁静止誘導電器 Pending JPH07111218A (ja)

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