JPH07111407A - 強誘電体伝送線路 - Google Patents
強誘電体伝送線路Info
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- JPH07111407A JPH07111407A JP5256863A JP25686393A JPH07111407A JP H07111407 A JPH07111407 A JP H07111407A JP 5256863 A JP5256863 A JP 5256863A JP 25686393 A JP25686393 A JP 25686393A JP H07111407 A JPH07111407 A JP H07111407A
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- line
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体ダイオードを用いず、強誘電体材料と
導体パターンのみでマイクロ波伝送線路を構成し、低価
格で寄生リアクタンス成分の影響のない各種のマイクロ
波回路を実現する。 【構成】 接地導体4上に設けた強誘電体基板材1上
に、マイクロ波を伝搬させる導体パターン3を形成す
る。導体パターン3に印加する電圧を変化させると、強
誘電体基板材1の誘電率を変化させることができる。印
加する電圧がつくる電界と伝搬されるマイクロ波がつく
る電界は同じ方向であるので、導体パターン3を伝搬す
るマイクロ波の特性を変化させることができる。
導体パターンのみでマイクロ波伝送線路を構成し、低価
格で寄生リアクタンス成分の影響のない各種のマイクロ
波回路を実現する。 【構成】 接地導体4上に設けた強誘電体基板材1上
に、マイクロ波を伝搬させる導体パターン3を形成す
る。導体パターン3に印加する電圧を変化させると、強
誘電体基板材1の誘電率を変化させることができる。印
加する電圧がつくる電界と伝搬されるマイクロ波がつく
る電界は同じ方向であるので、導体パターン3を伝搬す
るマイクロ波の特性を変化させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロ波回路を構成す
る強誘電体伝送路に関するものである。
る強誘電体伝送路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、常誘電体上に構成したマイクロ波
伝送線路と半導体ダイオードを組み合わせて、電圧制御
が可能なフィルタ回路、電圧制御が可能な共振回路、変
調回路、検波回路、周波数変換回路などのマイクロ波回
路が実現されている。
伝送線路と半導体ダイオードを組み合わせて、電圧制御
が可能なフィルタ回路、電圧制御が可能な共振回路、変
調回路、検波回路、周波数変換回路などのマイクロ波回
路が実現されている。
【0003】以下に従来の半導体ダイオードを使用した
マイクロ波回路について説明する。図4(a)は代表的
なマイクロ波伝送線路の斜視図を示すものである。同図
(a)において、41は常誘電体基材、42は導体パタ
ーン、43は接地導体である。また同図(b)はマイク
ロ波伝送線路と半導体ダイオードと組み合わせて実現し
た電圧制御フィルタ回路の平面図を示すものである。
マイクロ波回路について説明する。図4(a)は代表的
なマイクロ波伝送線路の斜視図を示すものである。同図
(a)において、41は常誘電体基材、42は導体パタ
ーン、43は接地導体である。また同図(b)はマイク
ロ波伝送線路と半導体ダイオードと組み合わせて実現し
た電圧制御フィルタ回路の平面図を示すものである。
【0004】電圧制御フィルタ回路44は、1/2波長
の伝送線路46の一部にバラクタダイオード45を接続
して構成され、1/2波長の伝送線路46は前後の伝送
線路と電界結合されて、目的の周波数のマイクロ波を伝
送する帯域通過フィルタとなる。制御電圧は1/4波長
の伝送線路の組み合わせによるマイクロ波チョーク線路
47を通して供給される。そして印加する電圧によりバ
ラクタダイオード45の等価線路長が変化することを利
用して中心周波数の制御が行なわれる。
の伝送線路46の一部にバラクタダイオード45を接続
して構成され、1/2波長の伝送線路46は前後の伝送
線路と電界結合されて、目的の周波数のマイクロ波を伝
送する帯域通過フィルタとなる。制御電圧は1/4波長
の伝送線路の組み合わせによるマイクロ波チョーク線路
47を通して供給される。そして印加する電圧によりバ
ラクタダイオード45の等価線路長が変化することを利
用して中心周波数の制御が行なわれる。
【0005】以上のような構成の電圧制御フィルタの
他、電圧制御共振回路、変調回路、検波回路、及び周波
数変換回路等のマイクロ波回路についても、バラクタダ
イオード、PINダイオード、ショットキーダイオード
等を利用して構成されている。
他、電圧制御共振回路、変調回路、検波回路、及び周波
数変換回路等のマイクロ波回路についても、バラクタダ
イオード、PINダイオード、ショットキーダイオード
等を利用して構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、それぞれの回路に半導体ダイオードが必
要になるため、マイクロ波回路が高価になるという問題
点がある。また特に、マイクロ波の周波数が高くなる
程、半導体ダイオードを実装する際の寄生リアクタンス
成分の影響が大きくなり、高周波回路の設計製作が複雑
になるという問題がある。
来の構成では、それぞれの回路に半導体ダイオードが必
要になるため、マイクロ波回路が高価になるという問題
点がある。また特に、マイクロ波の周波数が高くなる
程、半導体ダイオードを実装する際の寄生リアクタンス
成分の影響が大きくなり、高周波回路の設計製作が複雑
になるという問題がある。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、半導体ダイオードを用いず、基板材料と導体パ
ターンのみでマイクロ波伝送線路を構成することによ
り、低価格化が可能で寄生リアクタンス成分の影響のな
い各種のマイクロ波回路を提供することを目的とするも
のである。
であり、半導体ダイオードを用いず、基板材料と導体パ
ターンのみでマイクロ波伝送線路を構成することによ
り、低価格化が可能で寄生リアクタンス成分の影響のな
い各種のマイクロ波回路を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の強誘電体伝送線路は、印加電界の大きさによ
り誘電率が変化する強誘電体材料を接地導体上に設け、
前記強誘電体材料上にマイクロ波を伝搬させる伝送線路
を導体パターンで形成し、前記導体パターンに印加する
電圧によって、前記強誘電体材料の誘電率を変化させる
ことにより、前記マイクロ波の特性を変化させることを
特徴とするものである。
に本発明の強誘電体伝送線路は、印加電界の大きさによ
り誘電率が変化する強誘電体材料を接地導体上に設け、
前記強誘電体材料上にマイクロ波を伝搬させる伝送線路
を導体パターンで形成し、前記導体パターンに印加する
電圧によって、前記強誘電体材料の誘電率を変化させる
ことにより、前記マイクロ波の特性を変化させることを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、強誘電体の誘電率を変化さ
せることにより、線路上波長短縮率つまり等価線路長の
制御を行うことができるので、導体パターンで例えば電
圧制御フィルタ回路、電圧制御共振回路を構成すること
ができる。また強誘電体の誘電率を変化させることによ
り、線路の特性インピーダンス、つまり負荷線路から見
た信号源インピーダンスを制御することができるので、
導体パターンにより、例えば変調回路、検波回路、周波
数変換回路を構成することができる。
せることにより、線路上波長短縮率つまり等価線路長の
制御を行うことができるので、導体パターンで例えば電
圧制御フィルタ回路、電圧制御共振回路を構成すること
ができる。また強誘電体の誘電率を変化させることによ
り、線路の特性インピーダンス、つまり負荷線路から見
た信号源インピーダンスを制御することができるので、
導体パターンにより、例えば変調回路、検波回路、周波
数変換回路を構成することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の強誘電体伝送線路の一
実施例を示すものであり、図(a)は強誘電体伝送線路
の構成図を、図(b)は代表的な強誘電体における電界
と誘電分極特性、即ち非線形誘電率を表わすものであ
る。
ながら説明する。図1は本発明の強誘電体伝送線路の一
実施例を示すものであり、図(a)は強誘電体伝送線路
の構成図を、図(b)は代表的な強誘電体における電界
と誘電分極特性、即ち非線形誘電率を表わすものであ
る。
【0011】図(a)において1は強誘電体基板材、2
は常誘電体基板材、3は導体パターン、4は接地導体を
それぞれ示している。また5の矢印は伝送されるマイク
ロ波信号がつくる電界を、6の矢印はバイアスの直流電
圧がつくる電界を示しており、2つの電界が同一方向で
あることを示している。一般に強誘電体の誘電率はテン
ソル量であり、図(b)に示すように、横軸の電界方向
に測った強誘電体基材1の誘電率は曲線の傾きで表わさ
れ、印加する電界の大きさにより誘電率が変化すること
を示している。本発明の強誘電体伝送線路は、強誘電体
の持つ非線形誘電率を有効に利用するものであり、以下
各種マイクロ波回路を構成した具体例について説明す
る。
は常誘電体基板材、3は導体パターン、4は接地導体を
それぞれ示している。また5の矢印は伝送されるマイク
ロ波信号がつくる電界を、6の矢印はバイアスの直流電
圧がつくる電界を示しており、2つの電界が同一方向で
あることを示している。一般に強誘電体の誘電率はテン
ソル量であり、図(b)に示すように、横軸の電界方向
に測った強誘電体基材1の誘電率は曲線の傾きで表わさ
れ、印加する電界の大きさにより誘電率が変化すること
を示している。本発明の強誘電体伝送線路は、強誘電体
の持つ非線形誘電率を有効に利用するものであり、以下
各種マイクロ波回路を構成した具体例について説明す
る。
【0012】図2(a)は電圧制御フィルタ回路に応用
した実施例、同図(b)は電圧制御共振回路に応用した
実施例、図3(a)は変調回路に応用した実施例、同図
(b)は検波回路に応用した実施例、同図(c)は周波
数変換回路に応用した実施例を示すものでる。
した実施例、同図(b)は電圧制御共振回路に応用した
実施例、図3(a)は変調回路に応用した実施例、同図
(b)は検波回路に応用した実施例、同図(c)は周波
数変換回路に応用した実施例を示すものでる。
【0013】図2(a)に示す電圧制御フィルタ回路1
1は、制御信号の印加される中心線路12は、その線路
長が丁度1/2波長となるマイクロ波を中心周波数とす
るバンドパスフィルタであり、その導体パターンは強誘
電体基材領域A上に形成してある。また制御電圧は1/
4波長の伝送線路の組み合わせによるマイクロ波チョー
ク線路13を通して供給され、チョーク線路13はその
チョーク効果が制御電圧により劣化しないように常誘電
体領域Bに形成している。
1は、制御信号の印加される中心線路12は、その線路
長が丁度1/2波長となるマイクロ波を中心周波数とす
るバンドパスフィルタであり、その導体パターンは強誘
電体基材領域A上に形成してある。また制御電圧は1/
4波長の伝送線路の組み合わせによるマイクロ波チョー
ク線路13を通して供給され、チョーク線路13はその
チョーク効果が制御電圧により劣化しないように常誘電
体領域Bに形成している。
【0014】中心線路12上を、その電界強度が線路基
板材の誘電率の非線形さに対して十分小さいマイクロ波
を伝搬させるとともに、中心線路12に印加する制御信
号として、その電界強度が線路基板材の誘電率を変化さ
せるに十分な大きさを持つ信号を使用する。そして中心
線路12上でのマイクロ波の波長は、線路基板材の誘電
率により変化するということを利用して、フィルタの中
心周波数を制御電圧により変化させることが可能とな
る。
板材の誘電率の非線形さに対して十分小さいマイクロ波
を伝搬させるとともに、中心線路12に印加する制御信
号として、その電界強度が線路基板材の誘電率を変化さ
せるに十分な大きさを持つ信号を使用する。そして中心
線路12上でのマイクロ波の波長は、線路基板材の誘電
率により変化するということを利用して、フィルタの中
心周波数を制御電圧により変化させることが可能とな
る。
【0015】同図(b)に示す電圧制御共振回路14
は、制御信号が印加されるリング型線路15の線路長が
丁度1波長となるマイクロ波を共振周波数とする共振回
路であり、その導体パターンは強誘電体基材領域A上に
形成してある。制御電圧は1/4波長の伝送線路の組み
合わせによるマイクロ波チョーク線路16を通して供給
され、チョーク線路16は、そのチョーク効果が制御電
圧により劣化しないように常誘電体領域Bに形成してい
る。
は、制御信号が印加されるリング型線路15の線路長が
丁度1波長となるマイクロ波を共振周波数とする共振回
路であり、その導体パターンは強誘電体基材領域A上に
形成してある。制御電圧は1/4波長の伝送線路の組み
合わせによるマイクロ波チョーク線路16を通して供給
され、チョーク線路16は、そのチョーク効果が制御電
圧により劣化しないように常誘電体領域Bに形成してい
る。
【0016】リング型線路15上を、その電界強度が線
路基板材の誘電率の非線形さに対して十分小さいマイク
ロ波を伝搬させるとともに、リング型線路に印加する制
御信号として、その電界強度が線路基板材の誘電率を変
化させるに十分な大きさを持つ信号を使用する。すると
電圧制御フィルタ回路11と同様に、リング型線路15
上でのマイクロ波の波長は線路基板材の誘電率により変
化するということを利用して、共振周波数を制御電圧に
より変化させることが可能となる。
路基板材の誘電率の非線形さに対して十分小さいマイク
ロ波を伝搬させるとともに、リング型線路に印加する制
御信号として、その電界強度が線路基板材の誘電率を変
化させるに十分な大きさを持つ信号を使用する。すると
電圧制御フィルタ回路11と同様に、リング型線路15
上でのマイクロ波の波長は線路基板材の誘電率により変
化するということを利用して、共振周波数を制御電圧に
より変化させることが可能となる。
【0017】次に図3(a)に示す変調回路17は、変
調信号が印加される変調用線路18の特性インピーダン
スを変化させることにより、入出力間の整合度を変化さ
せ、伝送されるマイクロ波電力を制御するよう構成した
ものであり、その導体パターンは、強誘電体基材領域A
上に形成してある。また変調信号は1/4波長の伝送線
路の組み合わせによるマイクロ波チョーク線路19を通
して供給され、チョーク線路19はそのチョーク効果が
制御電圧により劣化しないように常誘電体領域Bに形成
し、変調用線路と入出力線路とは変調信号が入出力線路
へ影響しないようにキャパシタ20を介して結合してい
る。
調信号が印加される変調用線路18の特性インピーダン
スを変化させることにより、入出力間の整合度を変化さ
せ、伝送されるマイクロ波電力を制御するよう構成した
ものであり、その導体パターンは、強誘電体基材領域A
上に形成してある。また変調信号は1/4波長の伝送線
路の組み合わせによるマイクロ波チョーク線路19を通
して供給され、チョーク線路19はそのチョーク効果が
制御電圧により劣化しないように常誘電体領域Bに形成
し、変調用線路と入出力線路とは変調信号が入出力線路
へ影響しないようにキャパシタ20を介して結合してい
る。
【0018】中心線路18上を、その電界強度が線路基
板材の誘電率の非線形さに対して十分小さいマイクロ波
を伝搬させるとともに、中心線路18に印加する変調信
号として、その電界強度が線路基板材の誘電率を変化さ
せるに十分な大きさを持つ信号を使用すれば、中心線路
18の特性インピーダンスは、線路基板材の誘電率によ
り変化するということを利用して、入出力間の整合度を
変調信号により変化させてマイクロ波を変調することが
可能となる。
板材の誘電率の非線形さに対して十分小さいマイクロ波
を伝搬させるとともに、中心線路18に印加する変調信
号として、その電界強度が線路基板材の誘電率を変化さ
せるに十分な大きさを持つ信号を使用すれば、中心線路
18の特性インピーダンスは、線路基板材の誘電率によ
り変化するということを利用して、入出力間の整合度を
変調信号により変化させてマイクロ波を変調することが
可能となる。
【0019】同図(b)に示す検波回路21は、検波用
マイクロ波が印加される検波用線路22の特性インピー
ダンスがマイクロ波電界の正側と負側で異なる時、検波
用線路22には印加マイクロ波振幅に応じた低周波電圧
が発生することを利用して検波をおこなうよう構成して
あり、その導体パターンを強誘電体基材領域A上に形成
してある。またバイアス電圧は、1/4波長の伝送線路
の組み合わせによるマイクロ波チョーク線路23を通し
て供給され、チョーク線路23はそのチョーク効果が制
御電圧により劣化しないように常誘電体領域Bに形成
し、検波用線路22と入力線路aおよび整合線路bとは
バイアス電圧dが入力線路a、整合線路bへ影響しない
ようにキャパシタ24を介して結合している。
マイクロ波が印加される検波用線路22の特性インピー
ダンスがマイクロ波電界の正側と負側で異なる時、検波
用線路22には印加マイクロ波振幅に応じた低周波電圧
が発生することを利用して検波をおこなうよう構成して
あり、その導体パターンを強誘電体基材領域A上に形成
してある。またバイアス電圧は、1/4波長の伝送線路
の組み合わせによるマイクロ波チョーク線路23を通し
て供給され、チョーク線路23はそのチョーク効果が制
御電圧により劣化しないように常誘電体領域Bに形成
し、検波用線路22と入力線路aおよび整合線路bとは
バイアス電圧dが入力線路a、整合線路bへ影響しない
ようにキャパシタ24を介して結合している。
【0020】検波用線路22上を、その電界強度が線路
基板材の誘電率を変化させるに十分な大きさを持つマイ
クロ波を伝搬させるとともに、検波用線路22に線路基
板材の誘電率特性を片側へシフトさせるに十分な電界強
度を持つバイアス電圧を印加する。すると、線路を伝搬
するマイクロ波に対する検波用線路22の特性インピー
ダンスはマイクロ波電界の正側と負側で異なり、ダイオ
ード検波回路と同様、検波負荷から見たときの信号源イ
ンピーダンスがマイクロ波の正側と負側で異なることか
らマイクロ波の検波が可能となる。
基板材の誘電率を変化させるに十分な大きさを持つマイ
クロ波を伝搬させるとともに、検波用線路22に線路基
板材の誘電率特性を片側へシフトさせるに十分な電界強
度を持つバイアス電圧を印加する。すると、線路を伝搬
するマイクロ波に対する検波用線路22の特性インピー
ダンスはマイクロ波電界の正側と負側で異なり、ダイオ
ード検波回路と同様、検波負荷から見たときの信号源イ
ンピーダンスがマイクロ波の正側と負側で異なることか
らマイクロ波の検波が可能となる。
【0021】同図(c)に示す周波数変換回路26は、
検波回路21と同様に、周波数変換用線路27の特性イ
ンピーダンスがマイクロ波電界の正側と負側で異なる
時、周波数変換用線路27には印加される2つのマイク
ロ波の差の周波数の電圧が発生することを利用して周波
数変換をおこなうよう構成し、その導体パターンは強誘
電体基材領域A上に形成してある。バイアス電圧は1/
4波長の伝送線路の組み合わせによるマイクロ波チョー
ク線路29を通して供給する。チョーク線路28はその
チョーク効果が制御電圧により劣化しないように常誘電
体領域Bに形成してあり、周波数変換用線路27と入力
線路a,bとは、バイアス電圧が入力線路へ影響しない
ようにキャパシタ29を介して結合している。
検波回路21と同様に、周波数変換用線路27の特性イ
ンピーダンスがマイクロ波電界の正側と負側で異なる
時、周波数変換用線路27には印加される2つのマイク
ロ波の差の周波数の電圧が発生することを利用して周波
数変換をおこなうよう構成し、その導体パターンは強誘
電体基材領域A上に形成してある。バイアス電圧は1/
4波長の伝送線路の組み合わせによるマイクロ波チョー
ク線路29を通して供給する。チョーク線路28はその
チョーク効果が制御電圧により劣化しないように常誘電
体領域Bに形成してあり、周波数変換用線路27と入力
線路a,bとは、バイアス電圧が入力線路へ影響しない
ようにキャパシタ29を介して結合している。
【0022】周波数変換用線路27上を、その電界強度
が線路基板材の誘電率を変化させるに十分な大きさを持
つ2つの周波数のマイクロ波を伝搬させるとともに、周
波数変換用線路27に線路基板材の誘電率特性を片側へ
シフトさせるに十分な電界強度を持つバイアス電圧を印
加する。すると、線路を伝搬する2つの周波数のマイク
ロ波に対する周波数変換用線路27の特性インピーダン
スは、マイクロ波電界の正側と負側で異なり、ダイオー
ド周波数変換回路と同様、周波数変換負荷から見たとき
の信号源インピーダンスがマイクロ波の正側と負側で異
なることからマイクロ波の周波数変換が可能となる。
が線路基板材の誘電率を変化させるに十分な大きさを持
つ2つの周波数のマイクロ波を伝搬させるとともに、周
波数変換用線路27に線路基板材の誘電率特性を片側へ
シフトさせるに十分な電界強度を持つバイアス電圧を印
加する。すると、線路を伝搬する2つの周波数のマイク
ロ波に対する周波数変換用線路27の特性インピーダン
スは、マイクロ波電界の正側と負側で異なり、ダイオー
ド周波数変換回路と同様、周波数変換負荷から見たとき
の信号源インピーダンスがマイクロ波の正側と負側で異
なることからマイクロ波の周波数変換が可能となる。
【0023】以上のように本実施例の強誘電体伝送線路
によれば、半導体ダイオードを用いないで各マイクロ波
回路を実現することができる。
によれば、半導体ダイオードを用いないで各マイクロ波
回路を実現することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の強誘電体伝送線路
は、半導体ダイオードを用いないで、強誘電体を含む誘
電体材料と導体パターンのみで構成し、強誘電体の誘電
率の非線形特性を積極的に利用するものである。このた
め、従来の半導体ダイオードを使用したマイクロ波回路
に替わる機能を持ちながら、低価格で寄生リアクタンス
成分の影響のない電圧制御フィルタ回路、電圧制御共振
回路、変調回路、検波回路、周波数変換回路等のマイク
ロ波回路を構成することができる。
は、半導体ダイオードを用いないで、強誘電体を含む誘
電体材料と導体パターンのみで構成し、強誘電体の誘電
率の非線形特性を積極的に利用するものである。このた
め、従来の半導体ダイオードを使用したマイクロ波回路
に替わる機能を持ちながら、低価格で寄生リアクタンス
成分の影響のない電圧制御フィルタ回路、電圧制御共振
回路、変調回路、検波回路、周波数変換回路等のマイク
ロ波回路を構成することができる。
【図1】本発明の強誘電体伝送線路の構成図と、非線形
誘電率を示す説明図
誘電率を示す説明図
【図2】本発明の強誘電体伝送線路により構成した各種
マイクロ波回路の実施例を示す平面図
マイクロ波回路の実施例を示す平面図
【図3】従来のマイクロ波伝送線路の説明図
【図4】従来のマイクロ波回路の構成図
1 強誘電体基板材 2,41 常誘電体基板材 3,42 導体パターン 4,43 接地導体 11,44 電圧制御フィルタ回路 14 電圧制御共振回路 17 変調回路 21 検波回路 26 周波数変換回路 45 バラクタダイオード
Claims (6)
- 【請求項1】印加電界の大きさにより誘電率が変化する
強誘電体材料を接地導体上に設け、前記強誘電体材料上
にマイクロ波を伝搬させる伝送線路を導体パターンで形
成し、前記導体パターンに印加する電圧によって、前記
強誘電体材料の誘電率を変化させることにより、前記マ
イクロ波の特性を変化させることを特徴とする強誘電体
伝送線路。 - 【請求項2】入力線路及び出力線路のそれぞれに電界で
結合され、伝送線路上を伝搬するマイクロ波の中心周波
数を、印加する電圧によって制御可能なように、強誘電
体材料の誘電率の変化に伴ってマイクロ波の波長短縮率
を変化させるフィルタ回路を導体パターンで形成したこ
とを特徴とする請求項1記載の強誘電体伝送線路。 - 【請求項3】入出力を共用させた線路に電界で結合さ
れ、伝送線路上で共振するマイクロ波の周波数を、印加
する電圧によって制御可能なように、強誘電体材料の誘
電率の変化に伴ってマイクロ波の波長短縮率を変化させ
る共振回路を導体パターンで形成したことを特徴とする
請求項1記載の強誘電体伝送線路。 - 【請求項4】入力線路及び出力線路のそれぞれに電界で
結合され、伝送線路上を伝搬するマイクロ波の電力を、
印加する電圧によって制御可能なように、強誘電体材料
の誘電率の変化に伴って伝送線路の特性インピーダンス
を変化させる変調回路を導体パターンで形成したことを
特徴とする請求項1記載の強誘電体伝送線路。 - 【請求項5】入力線路に電界で結合され、伝送線路上を
伝搬するマイクロ波の電力に応じた電圧信号を発生する
ように、印加する電圧によって強誘電体材料の誘電率
を、前記マイクロ波電圧の正側と負側で異ならしめる検
波回路を導体パターンで形成したことを特徴とする請求
項1記載の強誘電体伝送線路。 - 【請求項6】2つの入力線路に電界で結合され、入力さ
れる2つのマイクロ波の差の周波数の信号を発生するよ
うに、印加する電圧によって強誘電体材料の誘電率を、
前記2つのマイクロ波電圧の正側と負側で異ならしめる
周波数変換回路を導体パターンで形成したことを特徴と
する請求項1記載の強誘電体伝送線路。
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