JPH07112247B2 - 垂直同期信号分離装置 - Google Patents

垂直同期信号分離装置

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JPH07112247B2
JPH07112247B2 JP60199754A JP19975485A JPH07112247B2 JP H07112247 B2 JPH07112247 B2 JP H07112247B2 JP 60199754 A JP60199754 A JP 60199754A JP 19975485 A JP19975485 A JP 19975485A JP H07112247 B2 JPH07112247 B2 JP H07112247B2
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博 水口
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は,複合映像信号から分離された複合同期信号か
ら,垂直同期信号を分離するための垂直同期信号分離装
置に関する。
従来の技術 近年,垂直同期信号分離装置は,テレビジョン受像機,
ビデオテープレコーダなど種々の映像機器に設けられて
いるが,垂直同期信号が水平同期信号とは周波数が異な
ることを利用し,複合同期信号から垂直同期信号をアナ
ログ的に分離するのが一般的であった。
第4図はかかる従来の垂直同期信号分離装置の一例を示
す回路図であって,1は低域フィルタ、2はレベル検出
器、3,4は抵抗、5,6はコンデンサ、7は入力端子、8は
出力端子である。
第5図は第4図の各部の信号を示す波形図であって,第
4図に対応する信号には同一信号を付けてある。
この従来技術の動作を,第4図,第5図により説明す
る。入力端子7からは,水平同期信号Hssと垂直同期信
号Vssとからなる正極性の複合同期信号aが低域フィル
タ1に供給される。低域フィルタ1は,例えば抵抗3と
抵抗4とコンデンサ5,6がπ型に接続された回路からな
って積分作用をなし,適当に時定数が設定されて複合同
期信号を積分する。その結果、低域フィルタ1の出力信
号bとしては,高い周波数の水平同期信号Hssの部分が
充分に抑圧され,低い周波数の垂直同期信号Vssの部分
が充分に高いレベルとなった信号が得られる。
この出力信号bは波形整形の機能を有するレベル検出器
2に供給される。レベル検出器2に予め一定の基準レベ
ルEが設定されており,供給される出力信号bのレベル
が基準レベルE以上であるときには,出力レベルを高レ
ベル(以下“H"という)とし基準レベルE未満であると
きには,出力レベルを低レベル(以下“L"という)とす
る。したがって,基準レベルEを適当な値に設定するこ
とにより,出力端子8に幅が3H(ただし,Hは水平同期信
号の繰り返し周期)の垂直同期信号cが得られる。
発明が解決しようとする問題点 ところで,この従来の垂直同期信号分離装置において
は,低域フィルタ1の出力信号bの垂直同期信号Vssの
部分の立上りは瞬間的でなく,低域フィルタ1の時定数
で決まる傾斜を有している。このために,出力信号bを
レベル検出器2で波形整形して得られる垂直同期信号c
は,複合同期信号の垂直同期信号Vssよりも,低域フィ
ルタ1の時定数とレベル検出器2で設定されている基準
レベルEとによって決まる時間τだけ遅れることにな
る。
この時間遅れτは一般に非常にわずかなものであるか
ら,テレビジョン受像機において,かかる時間遅れを有
する垂直同期信号を用いて画像再生を行っても,また,
この時間遅れτが変動しても特に問題にはならない。
しかし,ビデオテープレコーダにおいては2つの磁気ヘ
ッドに交互に1フィールドづつ映像信号を供給して磁気
テープ上に記録しているが,これら2つの磁気ヘッドの
切換タイミングをとるために,複合映像信号に含まれる
複合同期信号の垂直同期信号が用いられており,この切
換タイミングを精度よく設定するために,垂直同期信号
の位相が固定されている必要がある。すなわち、この磁
気ヘッドの切換タイミングは複合映像信号中の垂直同期
信号よりも,例えば6.5H進んだ時点に設定されており,
この時点に磁気ヘッドの切り換えが行われるように,上
記の時間遅れτを考慮して複合同期信号から分離された
垂直同期信号から切換信号が形成される。したがって,
複合同期信号から分離するときに,垂直同期信号に上記
の時間遅れτが生じても格別問題ではないが,この時間
遅れτが変動すると,上記の時点で磁気ヘッドの切換え
を行うことができなくなる。
一方、再生時において2つの磁気ヘッドで各々再生され
た複合映像信号は,その垂直同期信号の6.5H前で継ぎ合
わされるが,上記のように記録時に2つの磁気ヘッドの
切換タイミングに誤差が生ずると,再生時の各々の磁気
ヘッドからの複合映像信号の継目に欠除部が生ずる。そ
して,複合映像信号が記録されるときには周波数変調さ
れているから,この再生された複合映像信号を周波数復
調すると、上記継目の欠除部でノイズが生ずることにな
る。
このために上記の時間遅れτは一定に保持され,かつ,
全てのビデオテープレコーダに用いられている垂直同期
信号分離装置について上記の時間遅れτは一定でなけれ
ばならない。
しかし,実際には低域フィルタ1には時定数のバラツキ
が生ずるし,レベル検出器2には設定された基準レベル
Eなどの特性にバラツキが生ずる。また、これらの回路
の特性の温度変化による影響や経年変化を避けることが
できず、結局、第4図に示す従来の垂直同期信号分離装
置は,複合映像信号に含まれる垂直同期信号に対するこ
の複合映像信号から分離された垂直同期信号の時間遅れ
τにバラツキや変動が生ずるという欠点を有し,特に,
ビデオテープレコーダには適したものではなかった。
さらに,かかる従来の垂直同期信号分離装置は構成素子
として,コンデンサを用いた低域フィルタを含んでいる
ものであるから,この低域フィルタを集積回路化するこ
とができず,この低域フィルタを外付部品とするため
に,集積回路化に際して部品点数の増加が避けられず,
また,小形化できないという欠点があった。
本発明の目的は,上記従来技術の欠点を除き,構成回路
の特性のバラツキや変動による影響を除き,集積回路化
に好適な垂直同期信号分離装置を提供することであり,
さらに複合映像信号の奇数フィールドと偶数フィールド
の判別を可能にする垂直同期信号分離装置を提供するこ
とである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために,本発明は複合同期信号中の
水平同期信号と垂直同期信号を構成するパルスのデュー
ティ比の差を利用するものである。すなわち,複合同期
信号によりセットあるいはリセットされ,クロックパル
スを計数するカウンタの出力を適当にデコードすること
により水平同期信号の1周期(1H=63.5μS)の前半部
分で発生する第1のパルスと後半部分で発生する第2の
パルスにより,複合同期信号から垂直同期信号とフィー
ルド判別信号をディジタル的に得ることができる様にし
た点に特徴がある。
作用 すなわち,複合同期信号は第4図のaに示したように垂
直同期信号期間とその前後3H期間(以下,等価パルス期
間という)を合わせた垂直ブランキング期間では水平同
期信号の周期が2分の1になっており,また垂直同期信
号期間と等価パルス期間では波形デューティが反転して
いる。したがって上記第1のパルスは,垂直同期信号期
間で,また第2のパルスは垂直ブランキング期間では発
生しないことを利用しようとするものである。また,テ
レビジョン受像機では飛び越し走査を行わせる為に,複
合同期信号の奇数フィールドと偶数フィールドとでは垂
直同期信号の位置をH/2ずらせてあり,垂直同期信号期
間前の等価パルス(H/2周期)は奇数フィールドでは6
パルス,偶数フィールドでは7パルスとなっており,こ
の等価パルスを計数することによりフィールド判別を行
う。
実 施 例 以下,本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明に係る垂直同期信号分離装置の一実施例
を示すブロック図であって,7は複合同期信号入力端子、
9はクロックパルス入力端子、29は垂直同期信号出力端
子、30はフィールド判別出力端子であり、10,11,12,22
はセット機能付T型フリップフロップ回路(以下,T−FF
という),28はD型フリップフロップ回路(以下,D−FF
という)、13,16,17はインバータ回路、14,18,19,20,2
3,24,25,26,27はNANDゲート回路、15,21はANDゲート回
路である。
第2図,第3図は第1図の各部の信号を示す波形図であ
って,第1図に対応する信号には同一符号を付けてい
る。第2図と第3図は,それぞれ奇数フィールドから偶
数フィールド,偶数フィールドから奇数フィールドに切
り換わる時の垂直ブランキング期間の波形図である。
第1図,第2図,第3図において、入力端子7からの複
合同期信号aはT−FF10,11,12から成るカウンタの各セ
ット端子に入力される。複合同期信号aの正パルスによ
りセットされた上記カウンタは,入力端子9より入力さ
れるクロックパルスdを計数し,次の複合同期信号aの
正パルスで再びセットされる。そして上記カウンタを構
成するT−FF10,11,12の各出力と,上記クロックパルス
dをインバータ回路13により反転した信号とが第1図に
示す様に入力されるNANDゲート回路14とANDゲート回路1
5により第1のパルスh、第2のパルスiが出力され
る。
本実施例においては、上記クロックパルスdの周波数を
3.58MHz/32(=112KHz)に選んであり、第2図、第3図
に示すように第1のパルスhは、複合同期信号aの正パ
ルスの立ち下がりクロックパルスdの2発目に、第2の
パルスiは5発目に出力される。ここで本実施例では複
合同期信号aの極性を第2図aに示すようにおいている
ので、複合同期信号aの正パルスの立ち下がりとは厳密
には複合同期信号aの後縁を意味する。すなわち、第1
のパルスhは複合同期信号aの立ち下がりエッジ(後
縁)から13.4μsから22.3μsの間(複合同期信号aの
L区間の前半部分)に出力され,第2のパルスiは40.2
μSから49.2μsの間(複合同期信号aのL区間の後半
部分)に出力される。従って,第1のパルスhは複合同
期信号aのデューティ比の反転している垂直同期信号期
間では出力されず,第2のパルスiは複合同期信号a中
の水平同期信号の周波数が2倍となっている垂直ブラン
キング期間では出力されない様にしてある。
次にNANDゲート回路18,19,20により複合同期信号aの立
ち下がりエッジ(後縁)の微分パルスjを発生させ,そ
の微分パルスjと上述した第1のパルスhをNANDゲート
回路23,24により構成された第1のRSフリップフロップ
回路に入力することにより信号mを取り出し,該信号m
と複合同期信号aとをNANDゲート回路25を介して得た信
号oと上記第1のパルスhをNANDゲート回路26,27によ
り構成された第2のRSフリップフロップ回路に入力する
ことにより,垂直同期信号pを得ることができる。ここ
で得た垂直同期信号pの立ち上がりエッジ(前縁)は本
来の垂直同期信号の立ち上がりエッジ(前縁)よりH/2
だけ遅れているが,変動することはない。
さらに,上述した第2のパルスiがセット端子に入力さ
れ,上記微分パルスjをインバータ回路17により反転し
たパルスと,上記第2のRSフリップフロップの反転出力
すなわち垂直同期信号pの反転信号qとをANDゲート回
路21を介してクロック入力端子に入力されたT−FF22
と,そのT−FF22の非反転出力sを上記垂直同期信号p
によりD−FF28でラッチすることによりフィールド判別
信号tを得ることができる。すなわち,垂直ブランキン
グ期間以外では,T−FF22はセット入力とクロック入力が
交互に入力されるが,等価パルス期間になると第2のパ
ルスiは消滅し,クロック入力信号すなわち等価パルス
を計数することになり,奇数フィールドから偶数フィー
ルドに移行するときは第2図に示す様に垂直同期信号前
の等価パルス6発と垂直同期信号期間の最初の立ち下が
りパルス(後縁)の合計7発を計数することになりD−
FF28で上記垂直同期信号pによりラッチされる時のT−
FF22の非反転出力は“L"となる。また,偶数フィールド
から奇数フィールドに移行する時は第3図に示す様に垂
直同期信号前の等価パルス7発と垂直同期信号期間の最
初の立ち下がりパルス(後縁)の合計8発を計数するこ
とになり、D−FF28で上記垂直同期信号pによりラッチ
される時のT−FF22の非反転出力は“H"となる。
従って、フィールド判別信号tは,偶数フィールドの時
は“L"となり,奇数フィールドの時は“H"となる。
発明の効果 以上説明したように,本発明によれば,複合同期信号か
ら温度変化や経時変化の影響を受けることなく,常に複
合同期信号に対して一定位相関係で垂直同期信号を分離
することと、フィールド判別をすることができ、また、
ディジタル回路で構成されるため半導体集積化が容易で
あり、外付部品を無くして小型化,量産化が実現でき、
前記従来技術よりも優れた機能の垂直同期信号分離装置
を低コストで提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る垂直同期信号分離装置の一実施例
を示すブロック図、第2図,第3図は第1図の各部の信
号を示す波形図、第4図は従来の垂直同期信号分離装置
の一例を示す回路図、第5図は第4図の各部の信号を示
す波形図である。 2……レベル検出器、10,11,12,22……T型フリップフ
ロップ回路、28……D型フリップフロップ回路。
フロントページの続き (72)発明者 水口 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 國平 宰司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複合同期信号によりセット乃至はリセット
    され、その直後からクロックパルスを計数して垂直同期
    信号期間を除いて水平同期信号の半周期以内のタイミン
    グで第1のパルスを垂直ブランキング期間を除いて水平
    同期信号の半周期以降のタイミングで第2のパルスを発
    生するタイミングパルス発生回路と、前記複合同期信号
    の後縁によりセットされ、前記第1のパルスによりリセ
    ットされる第1のRSフリップフロップと、前記複合同期
    信号と前記第1のRSフリップフロップの出力が入力され
    るNANDゲート回路と、そのNANDゲート回路の出力により
    セットされ、前記第1のパルスによりリセットされ、そ
    の出力を垂直同期信号とする第2のRSフリップフロップ
    と、前記第2のパルスによりセットされ、前記第2のRS
    フリップフロップの反転出力によりゲートされた前記複
    合同期信号の後縁をクロック入力とするT型フリップフ
    ロップと、そのT型フリップフロップの出力をD入力と
    し、前記垂直同期信号をクロック入力とし、その出力を
    フィールド判別信号とするD型フリップフロップとから
    成る垂直同期信号分離装置。
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