JPH07112285A - レーザマスクマーカ - Google Patents

レーザマスクマーカ

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JPH07112285A
JPH07112285A JP5282019A JP28201993A JPH07112285A JP H07112285 A JPH07112285 A JP H07112285A JP 5282019 A JP5282019 A JP 5282019A JP 28201993 A JP28201993 A JP 28201993A JP H07112285 A JPH07112285 A JP H07112285A
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laser
laser light
image
mask
liquid crystal
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JP5282019A
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English (en)
Inventor
Taku Yamazaki
卓 山崎
Yukihiro Tsuda
幸宏 津田
Akira Mori
彰 森
Kouji Yoshida
孝司 与四田
Misao Kato
操 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より高速、かつ、高精度、さらに、1個又は
複数個のワークにそれぞれ異なる画像を同時刻印できる
レーザマスクマーカを提供する。 【構成】 レーザ発振器1からのレーザ光L1を液晶マ
スク8の画像面82へラスタ照射し、その透過レーザ光
L2をワーク表面13へ照射することにより、該ワーク
表面13に前記画像を刻印するレーザマスクマーカにお
いて、前記液晶マスク8の上流光側画像面82の枠面に
レーザ光吸収体81を設けると共に、画像面82からレ
ーザ光吸収体81へ、また、レーザ光吸収体81から画
像面82へとレーザ照射光路を適時偏向させる光路偏向
手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造業等、その
製品に品番、製造日、ロット番号及びシリアル番号等を
高速、かつ、高精度で刻印するレーザマスクマーカに係
わり、特に1個又は複数個のワークにそれぞれ異なる画
像を同時刻印するに好適なレーザマスクマーカに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ光の高エネルギー密度性及
び液晶マスクの透光性並びにこれらの高速制御性等に着
目し、レーザ発振器からのレーザ光を液晶マスクの画像
面へラスタ照射し、その透過レーザ光をワーク表面へ照
射することにより、該ワーク表面に前記画像を数十ミリ
秒単位で高精度に刻印するレーザマスクマーカがある
(特開平5ー42379号参照)。これは、Qスイッチ
付きYAGレーザ発振器と、該YAGレーザ発振器から
のレーザ光が液晶マスクの画像面へラスタ照射されるよ
うに該レーザ光を高速偏向する第1偏向器と、刻印用画
像を表示する液晶マスクと、該液晶マスクを透過した
(即ち、画像情報を含んだ)レーザ光がワーク表面の所
定箇所へ照射されて前記画像を刻印するように該透過レ
ーザ光を偏向する第2偏向器と、ワークを次々と刻印位
置へ搬送し、また、刻印完了後に搬出するワークフイー
ダと、これらの駆動系に対して電気的に接続されてこれ
らの制御(Qスイッチ制御、第1偏向器と第2偏向器と
ワークフイーダの駆動制御、液晶マスクの画像表示制
御)を同期させる制御器等とから構成されている。尚、
Qスイッチ制御は、レーザ光発振時はレーザ光を高密度
化し、また、レーザ照射が不要であるワーク搬送時、液
晶マスク上での表示画像変更時及び緊急時等の待ち時間
中はレーザ発振を停止させる(又は、レーザ光のエネル
ギー密度をワーク刻印のためのスレッシュホールド以下
に弱める)制御を司る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近時、レーザマスクマ
ーカは高速、かつ、高精度の刻印性能が要求される。上
記従来のYAGレーザマスクマーカはそれ自体これら性
能をよく備えているが、各構成要素が規定され、かつ、
これら要素における最適動作プログラムも固定されてい
るため、より高い性能を期待することは自ずと難しい状
態にある。
【0004】特に、上記従来のYAGレーザマスクマー
カは、1個又は複数個のワークにそれぞれ異なる画像を
同時刻印できない欠点がある。つまり、YAGレーザ発
振器からのレーザ光を分光し、複数台のマーク部(各マ
ーク部はそれぞれ液晶マスク、第1偏向器、第2偏向
器、ワークフィーダ及び制御器等でなるものとする)に
より、上記のように、1個又は複数個のワークにそれぞ
れ異なる画像を同時刻印しようとしても、該YAGレー
ザ発振器のQスイッチ制御が一台のマーク部だけを対象
に制御されるため、各マーク部が真の同一状態(例え
ば、1個又は複数個のワークに全く同一の画像を全く同
時に刻印する状態、即ち、各マーク部間の同一性に何ら
相違があってもならない状態)以外は刻印できないこと
になり、そしてかかる全く同一状態というものは現実的
にあり得ないためである。即ち、かかる場合、上記従来
のYAGレーザマスクマーカによれば、1個又は複数個
のワークにそれぞれ異なる画像を同時刻印しようとする
と、当該刻印数と同数のYAGレーザマスクマーカが必
要となり、これらの設置場所やコストの増大等、経済
上、誠に不利なことになる。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
より高速、かつ、高精度、さらに、1個又は複数個のワ
ークにそれぞれ異なる画像を同時刻印できるレーザマス
クマーカを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係わるレーザマスクマーカは、図1を参照
して説明すれば、レーザ発振器1からのレーザ光L1を
液晶マスク8の画像面82へラスタ照射し、その透過レ
ーザ光L2をワーク表面13へ照射することにより、該
ワーク表面13に前記画像を刻印するレーザマスクマー
カにおいて、前記液晶マスク8の上流光側画像面82の
枠面にレーザ光吸収体81を設けると共に、画像面82
からレーザ光吸収体81へ、また、レーザ光吸収体81
から画像面82へとレーザ照射光路を適時偏向させる光
路偏向手段を備えてなる構成とした。
【0007】尚、1個又は複数個のワークにそれぞれ異
なる画像を同時刻印するに、上記第1構成の主要部を用
いて次の如く構成できる。即ち、図4を参照して説明す
れば、1台のレーザ発振器1からのレーザ光L1を分光
し、複数個の液晶マスク8の各画像面82へそれぞれラ
スタ照射し、各透過レーザ光L2を少なくとも1個のワ
ーク表面13へ照射することにより、該ワーク表面13
に前記各画像を刻印するレーザマスクマーカにおいて、
前記各液晶マスク8の上流光側画像面82の枠面にそれ
ぞれレーザ光吸収体81を設けると共に、各画像面82
から当該各レーザ光吸収体81へ、また、各レーザ光吸
収体81から当該各画像面82へと各レーザ照射光路を
それぞれ適時偏向せしめる光路偏向手段を備えてなる構
成のレーザマスクマーカである。
【0008】尚、上記第1構成又は第2構成において、
レーザ光吸収体81はレーザ光散乱反射体でもよい。
【0009】また、上記目的を達成するため、本発明に
係わるレーザマスクマーカは、図5を参照して説明すれ
ば、レーザ発振器1からのレーザ光L1を液晶マスク8
の画像面82照射し、その透過レーザ光L2をワーク表
面13へ照射することにより、該ワーク表面13に前記
画像を刻印するレーザマスクマーカにおいて、前記レー
ザ光L1の照射光路にレーザ遮光器20を設けると共
に、該レーザ遮光器20を適時駆動せしめる遮光器制御
手段を備えてなる構成としてもよい。
【0010】尚、1個又は複数個のワークにそれぞれ異
なる画像を同時刻印するに、上記構成もまた、その主要
部を用いて次の如く構成できる。即ち、図8を参照して
説明すれば、1台のレーザ発振器1からのレーザ光L1
を分光し、複数個の液晶マスク8の各画像面82へそれ
ぞれ照射し、各透過レーザ光L2を少なくとも1個のワ
ーク表面13へ照射することにより、該ワーク表面13
に前記各画像を刻印するレーザマスクマーカにおいて、
前記各レーザ光L1の照射光路にそれぞれレーザ遮光器
20を設けると共に、該各レーザ遮光器20をそれぞれ
適時駆動せしめる遮光器制御手段を備えてなる構成のレ
ーザマスクマーカである。
【0011】
【作用】第1構成によれば、レーザ光吸収体81は照射
されたレーザ光を吸収する。光路偏向手段は、適時、例
えば待ち時間の開始時にはレーザ光L1を画像面82か
らレーザ光吸収体81へラスタ照射させ、該待ち時間の
終了時には該レーザ光L1をレーザ光吸収体81から画
像面82へラスタ照射させる。即ち、照射光路が偏向さ
れる。
【0012】第2構成によれば、1台のレーザ発振器1
からのレーザ光L1はマーク部の数だけ分光される。各
レーザ光吸収体81はこれらに照射された各レーザ光を
吸収する。光路偏向手段は、各マーク部毎に独立して、
適時、例えばあるマーク部固有の待ち時間の開始時には
該レーザ光L1を該画像面82から該レーザ光吸収体8
1へラスタ照射させ、各マーク部固有の待ち時間の終了
時には該レーザ光L1を該レーザ光吸収体81から該画
像面82へラスタ照射させる。
【0013】第3構成によれば、第1構成であれば、レ
ーザ光散乱反射体81はこれに照射されたレーザ光を散
乱反射し、第2構成であれば、各レーザ光散乱反射体8
1は個々に照射された各レーザ光を散乱反射する。
【0014】第4構成によれば、遮光器制御手段は、適
時、例えば待ち時間の開始時にはレーザ遮光器20を駆
動して液晶マスク8へのレーザL1の光路を遮断させ、
該待ち時間の終了時には該レーザ遮光器20を駆動して
開放し、レーザ光L1を液晶マスク8へ照射させる。
【0015】第5構成によれば、1台のレーザ発振器1
からのレーザ光L1はマーク部の数だけ分光される。遮
光器制御手段は、各マーク部毎に独立して適時、即ち、
各マーク部固有の待ち時間の開始時には該レーザ遮光器
20を駆動して該液晶マスク8へのレーザ光を遮断さ
せ、各マーク部固有の待ち時間の終了時には該レーザ遮
光器20を駆動して該レーザ光L1を該液晶マスク8へ
照射させる。
【0016】
【実施例】本発明の最も好適な実施例を以下説明する。
尚、説明を簡単にするため、各図において同一構成部材
には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0017】図1は第1実施例を示す。先ず全体構成を
説明する。Qスイッチ付きYAGレーザ発振器1からの
レーザ光L1はビームエキスパンダ5で集光されてガル
バノスキャナミラー6Yへ照射される。そしてここで反
射し、レンズ7で集光的に偏向され、定速かつ高速で回
転中のポリゴンミラー6Xへ照射される。そしてここで
反射し、液晶マスク8の画像面82に照射される。以上
において、図2を参照して説明すれば、ポリゴンミラー
6Xはその回転により、レーザ光Lr(=L1)を走査
線(X方向)へ高速偏向照射する。この状態でガルバノ
スキャナミラー6Yを微動角だけ回転させると、ポリゴ
ンミラー6Xによる照射対象の走査線が次行の走査線へ
と移行する(Y方向、即ち、改行である)。このよう
に、画像面82の全面をXY方向に照射するのがラスタ
照射である。尚、ここで前記従来技術のYAGレーザマ
スクマーカで述べた第1偏向器とは、狭義にはガルバノ
スキャナミラー6Yとポリゴンミラー6Xとを指すが、
広義にはラスタ照射に寄与する構成要素の総て、例えば
ビームエキスパンダ5、レンズ7、ガルバノスキャナミ
ラー6Y、ポリゴンミラー6X、後述する制御器17及
びそのラスタ照射に係わるプログラムを指す。次に、液
晶マスク8の画像面82を透過したレーザ光L2はレン
ズ9で集光されてガルバノスキャナミラー10に照射さ
れる。ここで反射し、レンズ11で集光的に偏向され、
レンズ12で再度偏向されてワークフィーダ15上のワ
ーク表面13に照射される。以上において、ガルバノス
キャナミラー10とレンズ12とはレーザ光L2をワー
ク表面13の最適刻印領域へ照射させる。尚、ここで前
記従来技術のYAGレーザマスクマーカで述べた第2偏
向器とは、狭義にはガルバノスキャナミラー10とレン
ズ12とを指すが、広義にはレーザ光L2の照射光路を
適時可変する構成要素総て、例えばレンズ11、ガルバ
ノスキャナミラー10、レンズ12、後述する制御器1
7及びその照射領域変更に係わるプログラムを指す。次
に、前記制御器17を詳説する。制御器17には信号線
S1〜S8、S11が接続されている。信号線S1は第
1偏向器のガルバノスキャナミラー6Yへの改行及び原
点復帰(後述するレーザ吸収体方向への復帰)のための
駆動及び停止信号を出力し、信号線S2は位置センサ1
6からのワーク位置信号を入力し、信号線S3はワーク
フィーダ駆動モータ14への駆動及び停止信号を出力
し、信号線S4は第2偏向器のレンズ12への駆動及び
停止信号を主力し、信号線S5は第2偏向器のガルバノ
スキャナミラー10への駆動及び停止信号を主力し、信
号線S6は液晶マスク8への画像の表示及び消去又は切
替え信号を出力し、信号線S7は第1偏向器のポリゴン
ミラー6Xへの回転及び停止信号を主力し、信号線S8
は外部端末機18との各種指令の入出力し、信号線S1
1はYAGレーザマスクマーカへのレーザ発停信号やQ
スイッチ信号を出力している。即ち、上記構成により、
レーザ発振器1からのレーザ光L1を液晶マスク8の画
像面82へラスタ照射し、その透過レーザ光L2をワー
ク表面13へ照射することにより、該ワーク表面13に
前記画像を刻印している。
【0018】ところで第1実施例は、液晶マスク8のレ
ーザ光L1の入射側の画像面82の外周枠の内の図示上
枠面にレーザ光吸収体81例えば有色セラミックを備え
ている。尚、ここで言う「上枠面」とは、図示上でも
「上枠」であるが、正確には「液晶マスク8の外周枠面
であり、ラスタ照射時の第1行目走査線に沿った枠面」
を指す。このレーザ光吸収体81は、受光面として、大
略、走査線幅相当の長さと、レーザ光L1のビーム径相
当の幅とを備えたものである。上枠にレーザ光吸収体8
1を設けたのは、ラスタ照射において、原点(即ち、第
1行目の走査線)に最も近いからである。そして制御器
17は、第1偏向器に対し、画像面82からレーザ光吸
収体81へ、また、レーザ光吸収体81から画像面82
へとレーザ照射光路を適時、例えばレーザ照射が不要で
あるワーク搬送時に偏向させる構成となっている。つま
り、本実施例では、制御器17、第1偏向器6X、6Y
及び信号線S1、S7からなるハードと、液晶マスク8
上での待ち時間等に上記偏向動作を実施させるソフトプ
ログラムとで光路偏向手段を構成している。
【0019】次に、第1実施例の動作を説明する。先
ず、全体構成を説明する。制御器17は、予めワーク表
面13に刻印すべき全体画像を複数の画像に分割して記
憶しておき、各分割画像を液晶マスク8に順次表示し、
その都度レーザ光L1を照射し、かつ、第2偏向器でワ
ーク表面13上の最適領域に照射させることにより、該
ワーク表面13に全体画像を合成刻印してゆく構成とな
っている。
【0020】詳しくは、図3のフローチャート例を参照
して説明する。制御器17は、全体画像を0及び1のド
ット情報としてメインメモリの予め定められたアドレス
群内に入力して記憶する(1) 。次に全体画像情報を複数
の分割画像情報に分割する(2) 。次に後工程(10b),(10
a),(8) により、予め、ワークは刻印位置で、第2偏向
器は最初の刻印分割画像の当該刻印方向へ向き、かつ、
第1偏向器のガルバノスキャナミラー6Yはレーザ光吸
収体81の方向へ向き固定状態となっている(3)。次に
レーザ光L1を発振させると共に、第1偏向器のポリゴ
ンミラー6Xを回転させる(4) 。次に最初の刻印用分割
画像情報を一時メモリに抽出し(5) 、これを液晶マスク
8の画像面82に表示する(6) 。ここで第1偏向器のガ
ルバノスキャナミラー6Yを駆動することにより、レー
ザ光L1を画像面へラスタ照射し、これにより、第2偏
向器により規定されたワーク表面13の領域に該分割画
像を刻印する(7) 。ラスタ照射が終了すると、第1偏向
器のガルバノスキャナミラー6Yを再びレーザ吸収体8
1の方向へ向けて固定する(8) 。次に、次の刻印用分割
画像を抽出し、一時メモリ内をこの分割画像で書き換え
ると共に、第2偏向器をワーク上の当該分割画像の刻印
方向へ向けて固定する(10b) 。以降、総ての分割画像が
ワーク表面13の所定領域に合成刻印されるまで、上記ス
テップ(6) から(10b) を繰り返す。全体画像の合成刻印
が終了すると、第2偏向器を最初の刻印用分割画像の該
刻印方向へ向けて固定する(10a) 。そして次のワークが
あれば、ワークフイーダ13を駆動して該次のワークを
刻印位置まで搬送し固定する(11b) 。次のワークがない
ときは、レーザ発振は勿論のこと、各駆動系も停止させ
る(11a) 。以上のとおり、液晶マスク8上での刻印分割
画像の変更時及びワーク搬送時並びに上記フローでは述
べなかったが緊急時等の待ち時間中は、第1偏向器のガ
ルバノスキャナミラー6Yはレーザ吸収体方向81へ向
かって停止している。尚、この停止中でも、ポリゴンミ
ラー6Xは回転しているため、かつ、レーザ光L1は発
振されているため、図1及び図2に示すように、該レー
ザ吸収体81上をX方向にラスタ照射されている。
【0021】次に、第1実施例の効果を説明する。第1
実施例は、Qスイッチ付きYAGレーザを用いている
が、このQスイッチ制御は、上記待ち時間中も作動して
レーザ光の高密度化、かつ、パルス化している。これは
従来技術のYAGレーザマスクマーカと比較して全く異
なる点である。即ち、従来のYAGレーザマスクマーカ
では、高速、かつ、高精度を維持するには、待ち時間に
おける第1偏向器とQスイッチとの同期制御をプログラ
ム的にまた機械的(各要素の機械的応答能力)に考慮し
て設計する必要があるが、上記実施例によれば、この同
期制御がなくなるため、より容易に(即ち、より高速、
かつ、高精度に)刻印することが可能となる。
【0022】上記第1実施例に係わる他の態様例を項目
列挙する。 (1)レーザ発振器はQスイッチ付きYAGレーザ発振
器に限る必要はなく、CW発振レーザ又はパルス発振レ
ーザであってもよい。
【0023】(2)第2偏向器はなくても構わない。第
1実施例の第2偏向器はワーク表面へ分割画像を合成刻
印するためのものであり、液晶マスク8の一画像をワー
ク表面13に刻印するだけで該刻印が完了するようなレ
ーザマスクマーカならば、かかる第2偏向器は必要ない
のである(勿論、かかる態様例での動作フローは、図3
のフローチャートと全く異なることは言うまでもな
い)。尚、画像面82へレーザ光L1をラスタ照射する
のでなく、一括照射するレーザマスクマーカにおいて
は、上記ラスタ照射用第1偏向器も全く不要となる(但
し、一括照射用の簡単な偏向器が必要となる)が、この
場合、該レーザ光吸収体81は、少なくとも前記画像面
82に相当する広面積のものが必要となる(即ち、面積
的に不利となる)。さらに、ラスタ照射は同一箇所への
断続照射となるが、一括照射は同一箇所への継続照射で
あるため、該レーザ光吸収体81の熱負荷が厳しくなる
不都合がある。ところで、ラスタ照射時の場合、レーザ
光吸収体81の幅を広くして、この幅内で第1偏向器の
ガルバノスキャナミラー6Yを複数段駆動させることに
より、該レーザ光吸収体81における熱負荷を小さくし
てもよい。
【0024】(3)レーザ光吸収体81はレーザ光散乱
反射体であってもよい。尚、これらは、第1実施例のよ
うに、画像面82の上枠面に設けることに限定される必
要はなく、例えば図示上下左右の枠面(即ち、全面)に
設けてもよい。これは、図2に拡大して示すように、ラ
スタ照射における改行時にはレーザ光Lr(=L1)
は、同図の左右枠の点線で示すように、必ずに左右枠に
も照射され、さらに、下枠のみに照射しないように照射
することも難しいからである。尚、にもかかわず、第1
実施例では上枠面だけにレーザ光吸収体81を設けたの
は、待ち時間中にレーザ光Lw(=L1)が照射される
上枠面と比較し、改行時だけにレーザ照射される左右枠
面及び下枠はそのレーザ照射の機会が少なく、即ち、熱
負荷が小さいためである。勿論、これらレーザ光吸収体
81又はレーザ光散乱反射体81は、液晶マスク8の枠
面でなく、レーザ光路に近接する他の位置に別途設けた
支材等に設けることもできるが、これは不経済であろ
う。
【0025】次に第2実施例を図4を参照して説明す
る。これは、上記第1実施例の主構成を変えることな
く、複数個のワークにそれぞれ異なる画像を同時刻印で
きるようにしたものである。尚、前述のとおり、同図に
おいて、前出の図と同一構成部材には同一符号を付して
重複説明を省略する。
【0026】第2実施例は、上記第1実施例の液晶マス
ク、第1偏向器、第2偏向器、ワークフィーダ及び制御
器(以下、マーク部とする)に相当する2台のマーク部
A1、A2に対して1台のレーザ発振部Bが光ファイバ
4、4で連結された構成となっている。レーザ発振部B
は、Qスイッチ付きYAGレーザ発振器1、光成形器
2、ビームスプリッタ3及び制御器19で構成されてい
る。即ち、1台のQスイッチ付きレーザ発振器1からの
レーザ光Loは、光成形器2で光ファイバ4、4に入射
し易い形状に成形された後、ビームスプリッタ3で分光
され、各光ファイバ4、4に入射し、これらを経て各マ
ークA1、A2のビームエキスパンダ5、5に入射す
る。その後、ワーク表面13、13までの経路は第1実
施例で示したと同様である。勿論、動作フローは前述図
3のフローと変わるところはないが、動作を担当するハ
ード面に多少の変更がある。即ち、追設された制御器1
9は、各マークA1、A2の制御器17、17に対して
通信線S9、S9で、また、Qスイッチ付きYAGレー
ザ発振器1に対して上記第1実施例の信号線S11に変
わる信号線S10で連結されており、各制御器17、1
7のいずれか一方からレーザ発振信号を入力したときレ
ーザ発振を行い、両制御器17、17からレーザ停止信
号を入力したときレーザ停止を行うようになっている。
またパルス発振化のためのQスイッチ制御を行ってい
る。
【0027】因みに、図4に示される第2実施例は、マ
ーク部A1は、刻印時を、つまり、レーザ光L1の画像
面82へのラスタ照射時を、他方マーク部A2は、待ち
時間を、つまり、レーザL2のレーザ光吸収体81への
ラスタ照射時を示している。即ち、第2実施例によれ
ば、上述のとおり、上記第1実施例の主構成を変えるこ
となく、複数個のワークにそれぞれ異なる画像を同時刻
印できるようになる。
【0028】上記第2実施例に係わる他の態様例を示
す。例えばワークフイーダ15を共通化し(即ち、1個
のワークとし)、かつ、マーク部A1、A2のいずれか
一方の第2偏向器をさらに偏向することにより、上記1
個のワークに2つの同一又は異なる画像を照射して刻印
することができる。他の態様例としては、マーク部Aは
2台に限定されるものではない。また、上記第1実施例
に係わる他の態様例(1)、(2)及び(3)をそのま
ま適用することもできる。
【0029】以上によれば、より高速、かつ、高精度、
さらに、1個又は複数個のワークにそれぞれ異なる画像
を同時刻印できるようになる。
【0030】次に第3実施例を図5を参照して説明す
る。前述のとおり、同図において、前出の図と同一構成
部材には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0031】第3実施例は、待ち時間中、レーザ光L1
をレーザ光吸収体81にラスタ照射するという(即ち、
レーザ光L1を画像面82から逸らすという)上記第1
実施例(及び第2実施例)とは異なり、レーザ光L1の
照射光路に備えたレーザ遮光器20で該レーザ光L1を
根元から遮断するものである。従って、構成としては、
前記レーザ遮光器20の外、該レーザ遮光器20を、適
時(即ち、主に待ち時間等)駆動される遮光器制御手段
を備える必要がある。つまり本実施例によれば、第1実
施例と全く同様の最終効果を得ることができる。尚、図
6に示すとおり、刻印中のレーザ光L1は改行時に画像
面を外れる外は、総て画像面を照射するのは、前出の図
2における照射レーザ光Lrと同様である。
【0032】上記において、レーザ遮光器20は、例え
ば上記第1実施例のレーザ光散乱反射体81と同様物を
備えた遮光板と、これを回動又は回転させるモータ等で
構成する。遮光器制御手段は、前記モータへ駆動及び停
止信号を出力する信号線S12と、制御器17とからな
るハード面と、図7のフローチャートにおける工程(3の
ハ) 、(61)、(8) のソフト面とから構成され、該遮光器
制御手段からの同期信号に基づき、待ち時間等におい
て、前記レーザ遮光器20を駆動してレーザ光路を遮断
する。尚、図7のフローチャートは、前出図3のフロー
チャートに対し、前記工程(3のハ) 、(61)、(8) と、第
1偏向器のガルバノスキャナーミラー6Yの動作(4) と
が異なる外、これらに大差はない。図7のフローチャー
ト例は、図3のフローチャート例と同様、全工程につい
て記載してあるので、詳細は同図を参照されたい。
【0033】上記第3実施例に係わる他の態様例を述べ
る。レーザ発振器1は、Qスイッチ付きYAGレーザ発
振器に限る必要はなく、CW発振レーザでも、パルス発
振レーザでも、また、ラスタ照射式でも、一括照射式で
もよい。一括照射式であれば、ラスタ用第1偏向器を備
える必要はない。一括照射形式のレーザ発振器によって
1つの画像をワーク表面に刻印することで該刻印が完了
するときは、ラスタ用第1偏向器は勿論のこと、第2偏
向器も備える必要はない(勿論、かかる態様例での動作
フローは、図7のフローチャートと全く異なることは言
うまでもない)。尚、前記レーザ光散乱反射体をレーザ
光吸収体に置き換えてもよい。但しこの場合、熱負荷的
に厳しい。理由は次のとおりである。レーザ遮光器20
はレーザ光L1を総て遮断するのであるが、応答性を確
保するにはレーザ光散乱反射体及びその基盤の慣性を小
さく(即ち、小型化)しておく必要があるが、これに
は、レーザ光L1が拡大される前の位置に該レーザ遮光
器20を設置するのが望ましい。ところがこの場合、レ
ーザ遮光器20のレーザ光散乱反射体へ照射されるレー
ザエネルギー密度は、CW発振レーザであれ、パルス発
振であれ、ラスタ照射式であれ、一括照射式であれ、大
差なく大きくなるため、レーザ吸収体を使用するのは熱
負荷的に有利とは言えないのである。
【0034】以上によれば、より高速、かつ、高精度に
刻印できる外、第2実施例のように、ラスタ照射に限定
した方がよいと言うこともなくなる。
【0035】次に第4実施例を図8を参照して説明す
る。これは上記第3実施例の主構成を変えることなく、
また図4の構成に類して構成した実施例であって、複数
個のワークにそれぞれ異なる画像を同時刻印できるよう
にしたものである。尚、前述のとおり、同図において、
前出の図と同一構成部材には同一符号を付して重複説明
を省略する。
【0036】上記第2実施例と同様、第4実施例は、2
台のマーク部A1、A2に対して1台のレーザ発振部B
が光ファイバ4、4で連結されている。レーザ発振部B
はQスイッチ付きYAGレーザ発振器1、光成形器2、
ビームスプリッタ3及び制御器19で構成されている。
即ち、1台のQスイッチ付きレーザ発振器1からのレー
ザ光Loは光成形器2で光ファイバ4、4に入射し易い
形状に成形された後、ビームスプリッタ3で分光され、
各光ファイバ4、4に入射し、これらを経て各マークA
1、A2のビームエキスパンダ5、5に入射する。その
後、ワーク表面13、13までの経路は第3実施例で示
したと同じである。勿論、動作フローも前述図7のもの
と変わるところはないが、ハード面で多少異なる。即
ち、追設された制御器19は、各マークA1、A2の制
御器17、17に対して通信線S9、S9で、また、Q
スイッチ付きYAGレーザ発振器1に対して上記第3実
施例の信号線S11に変わる信号線S10で連結されて
おり、各制御器17、17のいずれか一方からレーザ発
振信号を入力したときレーザ発振を行い、両制御器1
7、17からレーザ停止信号を入力したときレーザ停止
を行うようになっている。またパルス発振化のためのQ
スイッチ制御を行っている。
【0037】因みに、図8に示される第4実施例は、マ
ーク部A1は、刻印時を、つまり、レーザ光L1の画像
面82へのラスタ照射時を、他方マーク部A2は、待ち
時間を、つまり、遮光器制御手段によるレーザ遮光器2
0のレーザ光路遮断時を示している。即ち、第4実施例
によれば、上述のとおり、上記第3実施例の主構成を変
えることなく、複数個のワークにそれぞれ異なる画像を
同時刻印できるようになる。
【0038】上記第4実施例に係わる他の態様例を示
す。第2実施例同様、例えばワークフイーダ15を共
通、即ちワークを1個とし、かつ、マーク部A1、A2
のいずれか一方の第2偏向器をさらに偏向することによ
り、1個のワークに2つの同一又は異なる画像を照射し
刻印することもできる。また、マーク部Aは2台に限定
されるものではない。他の態様例としては、第3実施例
に係わる他の態様例と同様である。
【0039】上記第4実施例によれば、上記第2実施例
と同様、より高速、かつ、高精度、さらに、1個又は複
数個のワークにそれぞれ異なる画像を同時刻印できるよ
うになる。また、第2実施例のように、ラスタ照射に支
障が生ずることもなくなる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるレ
ーザマスクマーカによれば、より高速、かつ、高精度、
さらに、1個又は複数個のワークにそれぞれ異なる画像
を同時刻印できるレーザマスクマーカとなり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例なるレーザマスクマーカの全体外観
図である。
【図2】第1実施例及び第2実施例におけるラスタ照射
を説明する図である。
【図3】第1実施例及び第2実施例の動作例を説明する
ためのフローチャートである。
【図4】第2実施例なるレーザマスクマーカの全体外観
図である。
【図5】第3実施例なるレーザマスクマーカの全体外観
図である。
【図6】第3実施例及び第4実施例におけるラスタ照射
を説明する図である。
【図7】第3実施例及び第4実施例の動作例を説明する
ためのフローチャートである。
【図8】第4実施例なるレーザマスクマーカの全体外観
図である。
【符号の説明】
1……レーザ発振器、13……ワーク表面、20……レ
ーザ遮光器、8……液晶マスク、81……レーザ光吸収
体、82……画像面、L1……レーザ光、L2……透過
レーザ光。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 与四田 孝司 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内 (72)発明者 加藤 操 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器1からのレーザ光L1を液
    晶マスク8の画像面82へラスタ照射し、その透過レー
    ザ光L2をワーク表面13へ照射することにより、該ワ
    ーク表面13に前記画像を刻印するレーザマスクマーカ
    において、前記液晶マスク8の上流光側画像面82の枠
    面にレーザ光吸収体81を設けると共に、画像面82か
    らレーザ光吸収体81へ、また、レーザ光吸収体81か
    ら画像面82へとレーザ照射光路を適時偏向させる光路
    偏向手段を備えてなる構成を特徴とするレーザマスクマ
    ーカ。
  2. 【請求項2】 1台のレーザ発振器1からのレーザ光L
    1を分光し、複数個の液晶マスク8の各画像面82へそ
    れぞれラスタ照射し、各透過レーザ光L2を少なくとも
    1個のワーク表面13へ照射することにより、該ワーク
    表面13に前記各画像を刻印するレーザマスクマーカに
    おいて、前記各液晶マスク8の上流光側画像面82の枠
    面にそれぞれレーザ光吸収体81を設けると共に、各画
    像面82から当該各レーザ光吸収体81へ、また、各レ
    ーザ光吸収体81から当該各画像面82へと各レーザ照
    射光路をそれぞれ適時偏向せしめる光路偏向手段を備え
    てなる構成を特徴とするレーザマスクマーカ。
  3. 【請求項3】 レーザ光吸収体81は、レーザ光散乱反
    射体である請求項1又は請求項2記載のレーザマスクマ
    ーカ。
  4. 【請求項4】 レーザ発振器1からのレーザ光L1を液
    晶マスク8の画像面82照射し、その透過レーザ光L2
    をワーク表面13へ照射することにより、該ワーク表面
    13に前記画像を刻印するレーザマスクマーカにおい
    て、前記レーザ光L1の照射光路にレーザ遮光器20を
    設けると共に、該レーザ遮光器20を適時駆動せしめる
    遮光器制御手段を備えてなる構成を特徴とするレーザマ
    スクマーカ。
  5. 【請求項5】 1台のレーザ発振器1からのレーザ光L
    1を分光し、複数個の液晶マスク8の各画像面82へそ
    れぞれ照射し、各透過レーザ光L2を少なくとも1個の
    ワーク表面13へ照射することにより、該ワーク表面1
    3に前記各画像を刻印するレーザマスクマーカにおい
    て、前記各レーザ光L1の照射光路にそれぞれレーザ遮
    光器20を設けると共に、該各レーザ遮光器20をそれ
    ぞれ適時駆動せしめる遮光器制御手段を備えてなる構成
    を特徴とするレーザマスクマーカ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003531010A (ja) * 2000-04-18 2003-10-21 レーザーインク 製品へのコードの印刷

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