JPH07112464A - 射出成形機の成形方法 - Google Patents
射出成形機の成形方法Info
- Publication number
- JPH07112464A JPH07112464A JP28570393A JP28570393A JPH07112464A JP H07112464 A JPH07112464 A JP H07112464A JP 28570393 A JP28570393 A JP 28570393A JP 28570393 A JP28570393 A JP 28570393A JP H07112464 A JPH07112464 A JP H07112464A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection
- molding
- pressure
- screw
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 title claims description 20
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 124
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims abstract description 124
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 66
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 55
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 34
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 34
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 12
- 230000002950 deficient Effects 0.000 claims description 9
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 8
- 238000005303 weighing Methods 0.000 abstract description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 abstract 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000012778 molding material Substances 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/47—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
- B29C45/50—Axially movable screw
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 計量値の設定を不要にし、成形条件の設定容
易化、生産性向上、製造コストの低減、資源やエネルギ
の節減、金型の破損防止及び安全性向上を図るととも
に、加えて、成形品質の向上を図る。 【構成】 射出工程ではスクリュ2を最後退位置Xbか
ら前進させて射出を行い、かつスクリュ2の前方に所定
量の樹脂Lが残存する樹脂残存状態Zmで射出を終了さ
せるとともに、計量工程では樹脂残存状態Zmからスク
リュ2を後退させ、最後退位置Xbまで計量を行う。
易化、生産性向上、製造コストの低減、資源やエネルギ
の節減、金型の破損防止及び安全性向上を図るととも
に、加えて、成形品質の向上を図る。 【構成】 射出工程ではスクリュ2を最後退位置Xbか
ら前進させて射出を行い、かつスクリュ2の前方に所定
量の樹脂Lが残存する樹脂残存状態Zmで射出を終了さ
せるとともに、計量工程では樹脂残存状態Zmからスク
リュ2を後退させ、最後退位置Xbまで計量を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金型データの不明な金型
を使用する場合等に用いて好適な射出成形機の成形方法
に関する。
を使用する場合等に用いて好適な射出成形機の成形方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形機に使用する金型には
金型データが判明している場合と不明な場合がある。例
えば、製品を製造する際、金型設計を含む全ての製作工
程を社内に有している場合には、金型図面や模型等から
キャビティ容量等の金型データを知ることができる。し
かし、製造部門のみを有する製造会社等では、成形依託
を受けた際に金型のみを渡される場合もあり、この場合
には金型データが不明であることも少なくない。
金型データが判明している場合と不明な場合がある。例
えば、製品を製造する際、金型設計を含む全ての製作工
程を社内に有している場合には、金型図面や模型等から
キャビティ容量等の金型データを知ることができる。し
かし、製造部門のみを有する製造会社等では、成形依託
を受けた際に金型のみを渡される場合もあり、この場合
には金型データが不明であることも少なくない。
【0003】ところで、成形条件となる計量値(計量ス
トローク)を設定する場合、キャビティ容量等の金型デ
ータが判明していれば、初期条件としてある程度の暫定
的な計量値を設定して成形を行うことができるが、金型
データが不明の場合には計量値を設定することが容易で
ない。このため、従来は、熟練したオペレータが金型の
キャビティ等を目視し、勘や経験に基づいて射出速度及
び射出圧力等の初期条件を設定するとともに、最初は少
なめの計量値を設定して成形を行い、成形された成形品
の充填状態を見ながら徐々に計量値を大きくしつつ、成
形を繰り返すことにより、試行錯誤的に計量値を設定し
ていた。
トローク)を設定する場合、キャビティ容量等の金型デ
ータが判明していれば、初期条件としてある程度の暫定
的な計量値を設定して成形を行うことができるが、金型
データが不明の場合には計量値を設定することが容易で
ない。このため、従来は、熟練したオペレータが金型の
キャビティ等を目視し、勘や経験に基づいて射出速度及
び射出圧力等の初期条件を設定するとともに、最初は少
なめの計量値を設定して成形を行い、成形された成形品
の充填状態を見ながら徐々に計量値を大きくしつつ、成
形を繰り返すことにより、試行錯誤的に計量値を設定し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の手法では熟練したオペレータの勘や経験に頼らざるを
得ないため、次のような問題点があった。
の手法では熟練したオペレータの勘や経験に頼らざるを
得ないため、次のような問題点があった。
【0005】第一に、設定作業を行うオペレータにかな
り熟練度が要求されるため、設定を行うことができるオ
ペレータが限られてしまう。また、熟練したオペレータ
でも設定作業を容易に行えないため、設定時間の長時間
化、生産性の低下及び製造コストの上昇を招くととも
に、無駄な資源及びエネルギの消費も伴う。
り熟練度が要求されるため、設定を行うことができるオ
ペレータが限られてしまう。また、熟練したオペレータ
でも設定作業を容易に行えないため、設定時間の長時間
化、生産性の低下及び製造コストの上昇を招くととも
に、無駄な資源及びエネルギの消費も伴う。
【0006】第二に、設定ミス或いは不的確な設定によ
り、計量値が過大設定された場合には、金型内部に異常
圧力が加わり、金型の破損を生ずる虞れがあるととも
に、安全性にも劣る。
り、計量値が過大設定された場合には、金型内部に異常
圧力が加わり、金型の破損を生ずる虞れがあるととも
に、安全性にも劣る。
【0007】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、計量値の設定を不要にする
ことにより、成形条件の設定容易化、生産性向上、製造
コストの低減、資源やエネルギの節減、金型の破損防止
及び安全性向上を図るとともに、加えて、成形品質の向
上に寄与できる射出成形機の成形方法の提供を目的とす
る。
課題を解決したものであり、計量値の設定を不要にする
ことにより、成形条件の設定容易化、生産性向上、製造
コストの低減、資源やエネルギの節減、金型の破損防止
及び安全性向上を図るとともに、加えて、成形品質の向
上に寄与できる射出成形機の成形方法の提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る射出成形機
の成形方法は、射出工程ではスクリュ2を最後退位置X
bから前進させて射出を行い、かつスクリュ2の前方に
所定量の樹脂Lが残存する樹脂残存状態Zmで射出を終
了させるとともに、計量工程では樹脂残存状態Zmから
スクリュ2を後退させ、最後退位置Xbまで計量を行う
ことを特徴とする。
の成形方法は、射出工程ではスクリュ2を最後退位置X
bから前進させて射出を行い、かつスクリュ2の前方に
所定量の樹脂Lが残存する樹脂残存状態Zmで射出を終
了させるとともに、計量工程では樹脂残存状態Zmから
スクリュ2を後退させ、最後退位置Xbまで計量を行う
ことを特徴とする。
【0009】この場合、予め、射出速度Vを高速側の一
速値Vhに、射出圧力を低圧側の一圧値Pdにそれぞれ
設定して成形を行うとともに、成形した成形品の充填不
良に対応して良品を成形するまで射出圧力の大きさを変
更し、得られた射出圧力の大きさ及びこのときの平均し
た射出速度の大きさを成形条件に用いることができる。
なお、良品化に際しては、成形した成形品の充填不良の
度合に対応して、射出圧力の大きさを予め設定した変更
量だけ変更し、かつ変更した射出圧力により再成形を行
う再成形サイクルを、良品を成形するまで繰り返すこと
が望ましい。
速値Vhに、射出圧力を低圧側の一圧値Pdにそれぞれ
設定して成形を行うとともに、成形した成形品の充填不
良に対応して良品を成形するまで射出圧力の大きさを変
更し、得られた射出圧力の大きさ及びこのときの平均し
た射出速度の大きさを成形条件に用いることができる。
なお、良品化に際しては、成形した成形品の充填不良の
度合に対応して、射出圧力の大きさを予め設定した変更
量だけ変更し、かつ変更した射出圧力により再成形を行
う再成形サイクルを、良品を成形するまで繰り返すこと
が望ましい。
【0010】
【作用】本発明に係る射出成形機の成形方法によれば、
計量工程ではスクリュ2を最後退位置Xbまで一律に後
退させるため、実質的な計量は行われない。一方、射出
工程ではスクリュ2を最後退位置Xbから前進させて射
出を行う。この場合、射出は金型に対する樹脂Lの充填
が終了するまで行われるとともに、スクリュ2は最後退
位置Xbから前進させるため、射出が終了した後は、ス
クリュ2の前方に所定量の樹脂Lが残存する樹脂残存状
態Zmが生ずる。したがって、計量工程ではこの樹脂残
存状態Zmからスクリュ2が後退し、最後退位置Xbま
では上述した実質的に計量を伴わない計量が行われる。
これにより、キャビティ容量等の金型データが不明な金
型であっても成形可能になるとともに、樹脂残存状態Z
mが生ずるため、加熱筒内で十分に時間をかけて加熱さ
れ、確実に溶融した樹脂Lが金型に射出充填されること
になり、成形品質が高められる。
計量工程ではスクリュ2を最後退位置Xbまで一律に後
退させるため、実質的な計量は行われない。一方、射出
工程ではスクリュ2を最後退位置Xbから前進させて射
出を行う。この場合、射出は金型に対する樹脂Lの充填
が終了するまで行われるとともに、スクリュ2は最後退
位置Xbから前進させるため、射出が終了した後は、ス
クリュ2の前方に所定量の樹脂Lが残存する樹脂残存状
態Zmが生ずる。したがって、計量工程ではこの樹脂残
存状態Zmからスクリュ2が後退し、最後退位置Xbま
では上述した実質的に計量を伴わない計量が行われる。
これにより、キャビティ容量等の金型データが不明な金
型であっても成形可能になるとともに、樹脂残存状態Z
mが生ずるため、加熱筒内で十分に時間をかけて加熱さ
れ、確実に溶融した樹脂Lが金型に射出充填されること
になり、成形品質が高められる。
【0011】なお、金型データが不明な金型を用いるた
め、成形条件である射出圧力と射出速度は、一例として
次のように設定できる。
め、成形条件である射出圧力と射出速度は、一例として
次のように設定できる。
【0012】即ち、予め、射出速度を高速側の一速値V
hに、射出圧力を低圧側の一圧値Pdにそれぞれ設定し
て成形するとともに、成形した成形品の不良の度合に対
応して、射出圧力の大きさを予め設定した変更量だけ変
更し、変更した射出圧力により再成形を行う再成形サイ
クルを、良品を得るまで繰り返す。そして、良品を成形
したなら、このときの射出圧力、さらには平均した射出
速度を求め、求めた射出圧力と射出速度を成形条件に利
用する。
hに、射出圧力を低圧側の一圧値Pdにそれぞれ設定し
て成形するとともに、成形した成形品の不良の度合に対
応して、射出圧力の大きさを予め設定した変更量だけ変
更し、変更した射出圧力により再成形を行う再成形サイ
クルを、良品を得るまで繰り返す。そして、良品を成形
したなら、このときの射出圧力、さらには平均した射出
速度を求め、求めた射出圧力と射出速度を成形条件に利
用する。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【0014】まず、本発明に係る成形方法を実施できる
射出成形機1の概略構成について、図3を参照して説明
する。
射出成形機1の概略構成について、図3を参照して説明
する。
【0015】射出成形機1は機台3を備え、この機台3
の上面一側には射出装置4を備えるとともに、上面他側
には安全カバー6で覆われた金型データの不明な金型5
を備える。この場合、金型5は図に現れない型締装置に
より支持されるとともに、射出装置4は進退移動装置7
により進退移動する。射出装置4は先端に射出ノズル9
を、後部にホッパー10をそれぞれ有する加熱筒8を備
え、この加熱筒8にはスクリュ2を内蔵する(図1参
照)。他方、加熱筒8の後端にはスクリュ3を回転及び
進退移動させるスクリュ駆動装置11を備える。スクリ
ュ駆動装置11としてはサーボモータを利用した電動駆
動式、油圧回路を利用した油圧駆動式が知られている。
の上面一側には射出装置4を備えるとともに、上面他側
には安全カバー6で覆われた金型データの不明な金型5
を備える。この場合、金型5は図に現れない型締装置に
より支持されるとともに、射出装置4は進退移動装置7
により進退移動する。射出装置4は先端に射出ノズル9
を、後部にホッパー10をそれぞれ有する加熱筒8を備
え、この加熱筒8にはスクリュ2を内蔵する(図1参
照)。他方、加熱筒8の後端にはスクリュ3を回転及び
進退移動させるスクリュ駆動装置11を備える。スクリ
ュ駆動装置11としてはサーボモータを利用した電動駆
動式、油圧回路を利用した油圧駆動式が知られている。
【0016】一方、図3中、12は前記機台3に内蔵
し、かつ射出成形機1全体の制御を司るコントローラで
ある。また、13は機台3の側面パネル3pに取付けた
入力装置(キーボード)であり、コントローラ12に接
続する。入力装置13とコントローラ12は各種条件を
設定する設定機能を備える。さらにまた、14はスクリ
ュ位置検出器であり、例えば、電動駆動式の場合にはサ
ーボモータの回転数を検出するロータリエンコーダ、油
圧駆動式の場合にはスクリュ位置を直接検出するリニア
スケール等を利用できる。スクリュ位置検出器14は直
接コントローラ12に接続するとともに、速度変換器1
5を介してコントローラ12に接続する。速度変換器1
5はスクリュ位置検出器14からの位置信号を微分して
スクリュの速度信号に変換する機能を備える。
し、かつ射出成形機1全体の制御を司るコントローラで
ある。また、13は機台3の側面パネル3pに取付けた
入力装置(キーボード)であり、コントローラ12に接
続する。入力装置13とコントローラ12は各種条件を
設定する設定機能を備える。さらにまた、14はスクリ
ュ位置検出器であり、例えば、電動駆動式の場合にはサ
ーボモータの回転数を検出するロータリエンコーダ、油
圧駆動式の場合にはスクリュ位置を直接検出するリニア
スケール等を利用できる。スクリュ位置検出器14は直
接コントローラ12に接続するとともに、速度変換器1
5を介してコントローラ12に接続する。速度変換器1
5はスクリュ位置検出器14からの位置信号を微分して
スクリュの速度信号に変換する機能を備える。
【0017】他方、16は射出圧力検出器であり、例え
ば、電動駆動式の場合にはスクリュ2の後端の背圧を検
出するロードセル、油圧駆動式の場合には油圧シリンダ
の油圧を検出する油圧センサ等を利用できる。なお、1
7は側面パネル3pに取付けたディスプレイであり、各
種表示を行うとともに、前記入力装置13の補助装置と
して用いられる。また、コントローラ12は光通信方式
(無線方式)等によりシステムコンピュータ18に接続
する。
ば、電動駆動式の場合にはスクリュ2の後端の背圧を検
出するロードセル、油圧駆動式の場合には油圧シリンダ
の油圧を検出する油圧センサ等を利用できる。なお、1
7は側面パネル3pに取付けたディスプレイであり、各
種表示を行うとともに、前記入力装置13の補助装置と
して用いられる。また、コントローラ12は光通信方式
(無線方式)等によりシステムコンピュータ18に接続
する。
【0018】次に、本発明に係る成形方法について、図
1〜図8を参照して説明する。
1〜図8を参照して説明する。
【0019】まず、成形に先立って成形条件の設定を行
う。図4には成形条件の設定手順をフローチャートで示
す。
う。図4には成形条件の設定手順をフローチャートで示
す。
【0020】成形条件の設定に際しては、入力装置1
3、さらにディスプレイ17を利用して、成形材料、仕
様スクリュ等に関する既知データを入力する。コントロ
ーラ12には材料特性、成形機性能仕様、基本成形条件
等に関するデータベースが格納されており、コントロー
ラ12は入力した既知データと格納されているデータベ
ースによって温度に関する成形条件、スクリュの最大ス
トローク等の基本的な成形条件を求めてコントローラ1
2に設定する。なお、温度に関する成形条件、即ち、加
熱筒温度及び金型温度は成形材料の種類に基づいて自動
設定される。
3、さらにディスプレイ17を利用して、成形材料、仕
様スクリュ等に関する既知データを入力する。コントロ
ーラ12には材料特性、成形機性能仕様、基本成形条件
等に関するデータベースが格納されており、コントロー
ラ12は入力した既知データと格納されているデータベ
ースによって温度に関する成形条件、スクリュの最大ス
トローク等の基本的な成形条件を求めてコントローラ1
2に設定する。なお、温度に関する成形条件、即ち、加
熱筒温度及び金型温度は成形材料の種類に基づいて自動
設定される。
【0021】一方、入力装置13における選択キーKs
を押すことにより初期条件設定モードを選択し、初期条
件の設定を行う(ステップ31、32)。初期条件の設
定は図5に示すフローチャートに従って行う。
を押すことにより初期条件設定モードを選択し、初期条
件の設定を行う(ステップ31、32)。初期条件の設
定は図5に示すフローチャートに従って行う。
【0022】まず、射出条件として、射出速度を高速側
の一速値Vhに設定する(ステップ51)。この場合、
高速側の一速値Vhとは使用する射出成形機における設
定レンジの中間点よりも高速側であり、望ましくは最大
速度に対して90%以上の値を選定する。また、スクリ
ュ2の射出開始位置を最後退位置Xbに設定する(ステ
ップ52)。この場合、最後退位置Xbとは完全な後端
を意味するものではなく、金型5の容積に対して十分な
樹脂を計量可能な任意の後方位置を含む概念である。さ
らにまた、射出圧力は低圧側の一圧値Pdに設定する
(ステップ53)。この場合、低圧側の一圧値Pdとは
使用する射出成形機における設定レンジの中間点よりも
低圧側であり、望ましくは最大圧力に対して30%以下
の値に選定する。以上の設定の他、初期条件の設定では
保圧切換位置、背圧、冷却時間、スクリュ回転速度等の
各種成形条件を設定する(ステップ54)。
の一速値Vhに設定する(ステップ51)。この場合、
高速側の一速値Vhとは使用する射出成形機における設
定レンジの中間点よりも高速側であり、望ましくは最大
速度に対して90%以上の値を選定する。また、スクリ
ュ2の射出開始位置を最後退位置Xbに設定する(ステ
ップ52)。この場合、最後退位置Xbとは完全な後端
を意味するものではなく、金型5の容積に対して十分な
樹脂を計量可能な任意の後方位置を含む概念である。さ
らにまた、射出圧力は低圧側の一圧値Pdに設定する
(ステップ53)。この場合、低圧側の一圧値Pdとは
使用する射出成形機における設定レンジの中間点よりも
低圧側であり、望ましくは最大圧力に対して30%以下
の値に選定する。以上の設定の他、初期条件の設定では
保圧切換位置、背圧、冷却時間、スクリュ回転速度等の
各種成形条件を設定する(ステップ54)。
【0023】また、スクリュ2の射出終了位置Xfを検
出するための設定速度Vsと設定時間Tsを設定する。
設定速度Vsは金型5に対する樹脂の充填終了を検出す
るための射出速度Vに対するしきい値であり、ほぼ停止
状態に近い数m/秒程度を設定できる。設定時間Tsは
設定速度Vs以下になった後、より確実な充填を確保す
るための時間であり、例えば、数秒程度に設定できる。
出するための設定速度Vsと設定時間Tsを設定する。
設定速度Vsは金型5に対する樹脂の充填終了を検出す
るための射出速度Vに対するしきい値であり、ほぼ停止
状態に近い数m/秒程度を設定できる。設定時間Tsは
設定速度Vs以下になった後、より確実な充填を確保す
るための時間であり、例えば、数秒程度に設定できる。
【0024】次に、背圧をオフ(零)にし、無背圧で計
量を行う(ステップ33)。この際、スクリュ2は図1
(a)に示すように、最後退位置Xbまで後退する。そ
して、半自動成形モードを選択することにより、射出装
置4(射出ノズル9)が前進する(ステップ34、3
5)。一方、ノズルタッチにより射出が開始する。即
ち、設定された初期条件によりスクリュ2が前進し、金
型5に樹脂Lが射出充填される(ステップ36)。この
とき、コントローラ12は速度変換器15から得る充填
時の射出速度Vを監視する。射出速度Vは金型5に樹脂
Lが充填途中であれば、設定速度Vsよりもはるかに大
きくなり、樹脂Lの充填が終了すれば、急速に低下して
設定速度Vs以下になる。したがって、射出速度Vを監
視し、射出速度Vが設定速度Vs以下になった時に、設
定時間Tsを計時する(ステップ37、38)。そし
て、設定時間Tsを経過したなら、図1(b)に示すス
クリュ2の射出終了位置Xfをモニタする(ステップ3
9、40)。
量を行う(ステップ33)。この際、スクリュ2は図1
(a)に示すように、最後退位置Xbまで後退する。そ
して、半自動成形モードを選択することにより、射出装
置4(射出ノズル9)が前進する(ステップ34、3
5)。一方、ノズルタッチにより射出が開始する。即
ち、設定された初期条件によりスクリュ2が前進し、金
型5に樹脂Lが射出充填される(ステップ36)。この
とき、コントローラ12は速度変換器15から得る充填
時の射出速度Vを監視する。射出速度Vは金型5に樹脂
Lが充填途中であれば、設定速度Vsよりもはるかに大
きくなり、樹脂Lの充填が終了すれば、急速に低下して
設定速度Vs以下になる。したがって、射出速度Vを監
視し、射出速度Vが設定速度Vs以下になった時に、設
定時間Tsを計時する(ステップ37、38)。そし
て、設定時間Tsを経過したなら、図1(b)に示すス
クリュ2の射出終了位置Xfをモニタする(ステップ3
9、40)。
【0025】次に、射出圧力の変更処理を行う(ステッ
プ41)。この変更処理は主に低圧側に設定した射出圧
力(一圧値Pd)を適切な大きさまで高めるもので、図
6に変更処理手順をフローチャートで示す。
プ41)。この変更処理は主に低圧側に設定した射出圧
力(一圧値Pd)を適切な大きさまで高めるもので、図
6に変更処理手順をフローチャートで示す。
【0026】この際、まず、背圧をオンにし、背圧を付
与した状態で計量を行うとともに、射出装置4(射出ノ
ズル9)を後退させ、金型5の型開を行う(ステップ6
1、62、63)。そして、取出した成形品に対する充
填不良の判断を行うとともに、必要なデータ収集、例え
ば、肉厚、ゲート圧等のデータ収集を行う(ステップ6
4)。この際、収集した肉厚及びゲート圧に関するデー
タから冷却時間を自動で算出する。
与した状態で計量を行うとともに、射出装置4(射出ノ
ズル9)を後退させ、金型5の型開を行う(ステップ6
1、62、63)。そして、取出した成形品に対する充
填不良の判断を行うとともに、必要なデータ収集、例え
ば、肉厚、ゲート圧等のデータ収集を行う(ステップ6
4)。この際、収集した肉厚及びゲート圧に関するデー
タから冷却時間を自動で算出する。
【0027】ところで、入力装置13には、充填不良の
種類及び各充填不良の度合に対するランクを選択できる
選択キーK1、K2、K3(図3参照)を設けるととも
に、コントローラ12には充填不良を無くする方向に射
出圧力を変更するための各ランクに対応した複数の変更
量を設定しておく。
種類及び各充填不良の度合に対するランクを選択できる
選択キーK1、K2、K3(図3参照)を設けるととも
に、コントローラ12には充填不良を無くする方向に射
出圧力を変更するための各ランクに対応した複数の変更
量を設定しておく。
【0028】例えば、ショートショットの場合には、図
7に示すように、ショートショットの度合を「大」、
「中」、「小」の三段階にランク分けし、「大」のとき
は圧力変更率(変更量)を「+20%」、「中」のとき
は圧力変更率を「+10%」、「小」のときは圧力変更
率を「+5%」にそれぞれ設定する。この場合、ランク
は「大」、「中」、「小」としたが勿論数値化してもよ
い。なお、変更量として圧力変更率を用いたが、この理
由は、通常、射出圧力は最高圧力に対する比率で設定さ
れるためである。したがって、例えば、ショートショッ
トの度合として「大」を選択したなら、圧力変更率「+
20%」が選択され、設定されている射出圧力の比率に
20%加算される。このように、変更量は絶対量又は比
率で設定してもよいし、射出圧力の対して加減算又は乗
除算により変更してもよい。
7に示すように、ショートショットの度合を「大」、
「中」、「小」の三段階にランク分けし、「大」のとき
は圧力変更率(変更量)を「+20%」、「中」のとき
は圧力変更率を「+10%」、「小」のときは圧力変更
率を「+5%」にそれぞれ設定する。この場合、ランク
は「大」、「中」、「小」としたが勿論数値化してもよ
い。なお、変更量として圧力変更率を用いたが、この理
由は、通常、射出圧力は最高圧力に対する比率で設定さ
れるためである。したがって、例えば、ショートショッ
トの度合として「大」を選択したなら、圧力変更率「+
20%」が選択され、設定されている射出圧力の比率に
20%加算される。このように、変更量は絶対量又は比
率で設定してもよいし、射出圧力の対して加減算又は乗
除算により変更してもよい。
【0029】また、同様に、過充填の場合には、図8に
示すように、過充填の度合を「小」、「中」、「大」の
三段階にランク分けし、「小」のときは圧力変更率を
「−2%」、「中」のときは圧力変更率を「−5%」、
「大」のときは圧力変更率を「−10%」にそれぞれ設
定する。このように、いずれの場合も圧力変更率は充填
不良の度合の大きいランクに対応して大きくなるように
設定する。
示すように、過充填の度合を「小」、「中」、「大」の
三段階にランク分けし、「小」のときは圧力変更率を
「−2%」、「中」のときは圧力変更率を「−5%」、
「大」のときは圧力変更率を「−10%」にそれぞれ設
定する。このように、いずれの場合も圧力変更率は充填
不良の度合の大きいランクに対応して大きくなるように
設定する。
【0030】したがって、成形品を目視し、充填不足に
よるショートショットが発生していたなら、射出圧力を
増加させる処理を行う(ステップ65、66)。即ち、
ショートショットの度合を判断し、例えば、度合が
「大」であれば、入力装置13における対応する選択キ
ーK1を押せばよい。この場合、射出圧力は初期条件と
して低圧側の一圧値Pdに設定されているため、一圧値
Pdが20%に設定されていれば、コントローラ12は
射出圧力20%に対して圧力変更率の20%を加算する
ことにより、射出圧力を40%に変更する。そして、変
更(増加)した射出圧力により再成形、即ち、図4に示
すステップ35〜41及び図6に示すステップ61〜6
4の工程である再成形サイクルを実行する(ステップ6
7)。そして、成形した成形品に、さらに、ショートシ
ョットが発生していれば、再度、射出圧力を増加させる
処理を行う。即ち、ショートショットの度合が「中」に
なっていれば、同様に、射出圧力に対して圧力変更率の
10%を加算して、再成形サイクルを実行する。各圧力
変更率の大きさはそれぞれ異なるとともに、充填不良の
度合の大きいランクに対応して大きく設定されているた
め、このような射出圧力Pを変更した後の再成形サイク
ルを繰り返せば、選択するランクは次第に小さくなると
ともに、最終的に良品を得ることができる(ステップ6
8)。
よるショートショットが発生していたなら、射出圧力を
増加させる処理を行う(ステップ65、66)。即ち、
ショートショットの度合を判断し、例えば、度合が
「大」であれば、入力装置13における対応する選択キ
ーK1を押せばよい。この場合、射出圧力は初期条件と
して低圧側の一圧値Pdに設定されているため、一圧値
Pdが20%に設定されていれば、コントローラ12は
射出圧力20%に対して圧力変更率の20%を加算する
ことにより、射出圧力を40%に変更する。そして、変
更(増加)した射出圧力により再成形、即ち、図4に示
すステップ35〜41及び図6に示すステップ61〜6
4の工程である再成形サイクルを実行する(ステップ6
7)。そして、成形した成形品に、さらに、ショートシ
ョットが発生していれば、再度、射出圧力を増加させる
処理を行う。即ち、ショートショットの度合が「中」に
なっていれば、同様に、射出圧力に対して圧力変更率の
10%を加算して、再成形サイクルを実行する。各圧力
変更率の大きさはそれぞれ異なるとともに、充填不良の
度合の大きいランクに対応して大きく設定されているた
め、このような射出圧力Pを変更した後の再成形サイク
ルを繰り返せば、選択するランクは次第に小さくなると
ともに、最終的に良品を得ることができる(ステップ6
8)。
【0031】他方、成形した成形品を目視した際に、過
充填によるバリ等の充填不良が生じていたなら、射出圧
力を減少させる処理を行う(ステップ69、70)。こ
の場合、過充填の度合を判断し、例えば、度合が「小」
であれば、入力装置13における選択キーを押すことに
より、コントローラ12は設定されている射出圧力の大
きさから、圧力変更率の2%を減算する。そして、変更
(減少)した射出圧力による再成形、即ち、再成形サイ
クルを良品が得れるまで繰り返す(ステップ71、7
2)。
充填によるバリ等の充填不良が生じていたなら、射出圧
力を減少させる処理を行う(ステップ69、70)。こ
の場合、過充填の度合を判断し、例えば、度合が「小」
であれば、入力装置13における選択キーを押すことに
より、コントローラ12は設定されている射出圧力の大
きさから、圧力変更率の2%を減算する。そして、変更
(減少)した射出圧力による再成形、即ち、再成形サイ
クルを良品が得れるまで繰り返す(ステップ71、7
2)。
【0032】よって、最終的に良品が得られれば、コン
トローラ12はスクリュ位置検出器14から得るそのと
きの射出終了位置Xfを取込み、得られた射出終了位置
Xfと最後退位置Xbから、射出ストロークSi(=X
b−Xf)を算出するとともに、予め設定したクッショ
ンストロークScを加えて計量値Mdを求める。そし
て、この計量値Mdを成形条件としてコントローラ12
に設定する(ステップ42)。
トローラ12はスクリュ位置検出器14から得るそのと
きの射出終了位置Xfを取込み、得られた射出終了位置
Xfと最後退位置Xbから、射出ストロークSi(=X
b−Xf)を算出するとともに、予め設定したクッショ
ンストロークScを加えて計量値Mdを求める。そし
て、この計量値Mdを成形条件としてコントローラ12
に設定する(ステップ42)。
【0033】また、最終的に良品を得たときの射出圧力
Pと射出速度Vを利用して成形条件を求め、求めた成形
条件をコントローラ12に設定する。この場合、良品が
得られたときの射出ストロークSiにおける平均した射
出速度を求める。射出速度は初期条件により、高速側の
一速値に設定されているが、実際の成形時における射出
速度Vはこれよりもはるかに小さくなるため、平均した
射出速度を求め、求めた射出速度を成形条件としてコン
トローラ12に設定する。この場合、平均した射出速度
は一定の短時間置きにサンプリングした射出速度V…
を、サンプリング回数で割って求めてもよいし、スクリ
ュ2の位置に対する速度特性の面積を求め、この面積を
位置で割って平均化してもよい。
Pと射出速度Vを利用して成形条件を求め、求めた成形
条件をコントローラ12に設定する。この場合、良品が
得られたときの射出ストロークSiにおける平均した射
出速度を求める。射出速度は初期条件により、高速側の
一速値に設定されているが、実際の成形時における射出
速度Vはこれよりもはるかに小さくなるため、平均した
射出速度を求め、求めた射出速度を成形条件としてコン
トローラ12に設定する。この場合、平均した射出速度
は一定の短時間置きにサンプリングした射出速度V…
を、サンプリング回数で割って求めてもよいし、スクリ
ュ2の位置に対する速度特性の面積を求め、この面積を
位置で割って平均化してもよい。
【0034】一方、射出圧力は補正圧力を加算して設定
する。射出速度は初期条件により、高速側の一速値に設
定され、上述したように平均化した後に設定されること
から、平均した射出速度は初期条件の一速値Vhよりも
小さくなる。このため、小さくなった射出速度の安定化
を図るために、比例ポンプ等のオーバライド特性に基づ
く変動圧力を考慮して、射出圧力に対し一定のオーバラ
イド圧力を補正圧力として加算して設定する。なお、油
圧駆動式に用いる比例ポンプの場合には、通常、10%
前後の値を加算することができる。
する。射出速度は初期条件により、高速側の一速値に設
定され、上述したように平均化した後に設定されること
から、平均した射出速度は初期条件の一速値Vhよりも
小さくなる。このため、小さくなった射出速度の安定化
を図るために、比例ポンプ等のオーバライド特性に基づ
く変動圧力を考慮して、射出圧力に対し一定のオーバラ
イド圧力を補正圧力として加算して設定する。なお、油
圧駆動式に用いる比例ポンプの場合には、通常、10%
前後の値を加算することができる。
【0035】なお、上述した実施例では射出終了位置X
fを検出するに際し、射出速度Vを監視し、射出速度V
が設定速度Vs以下になったら射出終了位置Xfを検出
したが、しきい値として設定圧力Psを設定することに
より、射出圧力検出器16から得る射出圧力Pを監視し
てもよい。即ち、射出圧力Pは金型5に樹脂Lが充填途
中であれば、設定圧力Psよりもはるかに小さい大きさ
となり、樹脂Lの充填が終了すれば、急激に上昇して設
定圧力Ps以上となる。したがって、射出圧力Pが設定
圧力Psになったことに基づいて、前述した実施例と同
様に射出終了位置Xfを検出できる。
fを検出するに際し、射出速度Vを監視し、射出速度V
が設定速度Vs以下になったら射出終了位置Xfを検出
したが、しきい値として設定圧力Psを設定することに
より、射出圧力検出器16から得る射出圧力Pを監視し
てもよい。即ち、射出圧力Pは金型5に樹脂Lが充填途
中であれば、設定圧力Psよりもはるかに小さい大きさ
となり、樹脂Lの充填が終了すれば、急激に上昇して設
定圧力Ps以上となる。したがって、射出圧力Pが設定
圧力Psになったことに基づいて、前述した実施例と同
様に射出終了位置Xfを検出できる。
【0036】次に、本発明に係る成形方法を用いた実際
の成形工程について、図1及び図2を参照して説明す
る。
の成形工程について、図1及び図2を参照して説明す
る。
【0037】まず、計量工程ではスクリュ2を後退さ
せ、図1(a)に示すように、最後退位置Xbまで計量
を行う(ステップ21、22)。この場合、計量工程で
はスクリュ2を最後退位置Xbまで一律に後退させるた
め、実質的な計量は行われない。次いで、射出工程に移
行する。射出工程ではスクリュ2を最後退位置Xbから
前進させて射出を行う。この際、射出は金型5に対して
樹脂Lの充填が終了するまで行う(ステップ23、2
4)。そして、充填が終了したなら保圧工程に移行し、
予め設定した保圧時間だけ、スクリュ2に保圧力が付与
される(ステップ25)。この際、保圧工程への切換タ
イミングは前述したスクリュ2の射出終了位置Xf或い
は射出時間等を考慮して設定できる。なお、図1(b)
に示すように、スクリュ2は最後退位置Xbから前進さ
せるため、射出が終了した後は、スクリュ2の前方に所
定量の樹脂Lが残存する樹脂残存状態Zmが生ずる。
せ、図1(a)に示すように、最後退位置Xbまで計量
を行う(ステップ21、22)。この場合、計量工程で
はスクリュ2を最後退位置Xbまで一律に後退させるた
め、実質的な計量は行われない。次いで、射出工程に移
行する。射出工程ではスクリュ2を最後退位置Xbから
前進させて射出を行う。この際、射出は金型5に対して
樹脂Lの充填が終了するまで行う(ステップ23、2
4)。そして、充填が終了したなら保圧工程に移行し、
予め設定した保圧時間だけ、スクリュ2に保圧力が付与
される(ステップ25)。この際、保圧工程への切換タ
イミングは前述したスクリュ2の射出終了位置Xf或い
は射出時間等を考慮して設定できる。なお、図1(b)
に示すように、スクリュ2は最後退位置Xbから前進さ
せるため、射出が終了した後は、スクリュ2の前方に所
定量の樹脂Lが残存する樹脂残存状態Zmが生ずる。
【0038】一方、保圧工程の終了により、計量工程に
移行する(ステップ21)。この際、計量工程では上述
した樹脂残存状態Zmからスクリュ2が後退し、最後退
位置Xbまで計量する。即ち、スクリュ2は最後退位置
Xbまで一律に後退するため、上述のように、実質的に
は計量を伴わない計量が行われる。
移行する(ステップ21)。この際、計量工程では上述
した樹脂残存状態Zmからスクリュ2が後退し、最後退
位置Xbまで計量する。即ち、スクリュ2は最後退位置
Xbまで一律に後退するため、上述のように、実質的に
は計量を伴わない計量が行われる。
【0039】よって、キャビティ容量等の金型データの
不明な金型5であっても、容易に成形を実現させること
ができるとともに、樹脂残存状態Zmが生ずるため、加
熱筒内で十分に時間をかけて加熱され、かつ確実に溶融
した樹脂Lが金型5に射出充填されることになり、成形
品質が高められる。
不明な金型5であっても、容易に成形を実現させること
ができるとともに、樹脂残存状態Zmが生ずるため、加
熱筒内で十分に時間をかけて加熱され、かつ確実に溶融
した樹脂Lが金型5に射出充填されることになり、成形
品質が高められる。
【0040】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、射出速度及び射出圧力の設定方法及び条件は例
示以外の他の手法を用いてもよい。その他、細部の構
成、手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
任意に変更できる。
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、射出速度及び射出圧力の設定方法及び条件は例
示以外の他の手法を用いてもよい。その他、細部の構
成、手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
任意に変更できる。
【0041】
【発明の効果】このように、本発明は射出工程と計量工
程を含む射出成形機の成形方法において、射出工程では
スクリュを最後退位置から前進させて射出を行い、かつ
スクリュの前方に所定量の樹脂が残存する樹脂残存状態
で射出を終了させるとともに、計量工程では樹脂残存状
態からスクリュを後退させ、最後退位置まで計量を行う
ようにしたため、次のような顕著な効果を奏する。
程を含む射出成形機の成形方法において、射出工程では
スクリュを最後退位置から前進させて射出を行い、かつ
スクリュの前方に所定量の樹脂が残存する樹脂残存状態
で射出を終了させるとともに、計量工程では樹脂残存状
態からスクリュを後退させ、最後退位置まで計量を行う
ようにしたため、次のような顕著な効果を奏する。
【0042】 金型データが不明であっても計量値の
設定が不要なため、成形条件の設定容易化、生産性向
上、製造コストの低減、資源やエネルギの節減を図るこ
とができる。また、熟練度の低いオペレータであっても
容易に成形可能となる。
設定が不要なため、成形条件の設定容易化、生産性向
上、製造コストの低減、資源やエネルギの節減を図るこ
とができる。また、熟練度の低いオペレータであっても
容易に成形可能となる。
【0043】 設定ミスや不適切な設定が排除される
ため、金型の破損防止及び安全性向上を図ることができ
る。
ため、金型の破損防止及び安全性向上を図ることができ
る。
【0044】 加熱筒内において樹脂が十分に加熱さ
れ、かつ確実に溶融した樹脂が金型に射出充填されるた
め、成形品質の向上に寄与できる。
れ、かつ確実に溶融した樹脂が金型に射出充填されるた
め、成形品質の向上に寄与できる。
【図1】本発明に係る射出成形機の成形方法を説明する
ためのスクリュ位置を示す加熱筒の模式的断面図、
ためのスクリュ位置を示す加熱筒の模式的断面図、
【図2】同成形方法の手順を示すフローチャート、
【図3】同成形方法を実施する射出成形機の構成図、
【図4】同成形方法における成形条件の設定手順を示す
フローチャート、
フローチャート、
【図5】同成形方法における初期条件の設定手順を示す
フローチャート、
フローチャート、
【図6】同成形方法における射出圧力の変更手順を示す
フローチャート、
フローチャート、
【図7】同成形方法における射出圧力の変更方法を説明
するための原理説明図、
するための原理説明図、
【図8】同成形方法における射出圧力の変更方法を説明
するための他の原理説明図、
するための他の原理説明図、
1 射出成形機 2 スクリュ L 樹脂 Zm 樹脂残存状態 Xb スクリュの最後退位置 Xf スクリュの射出終了位置
Claims (4)
- 【請求項1】 射出工程と計量工程を含む射出成形機の
成形方法において、射出工程ではスクリュを最後退位置
から前進させて射出を行い、かつスクリュの前方に所定
量の樹脂が残存する樹脂残存状態で射出を終了させると
ともに、計量工程では樹脂残存状態からスクリュを後退
させ、前記最後退位置まで計量を行うことを特徴とする
射出成形機の成形方法。 - 【請求項2】 予め、射出速度を高速側の一速値に、射
出圧力を低圧側の一圧値にそれぞれ設定して成形を行う
とともに、成形した成形品の充填不良に対応して良品を
成形するまで射出圧力の大きさを変更し、得られた射出
圧力の大きさを成形条件に用いることを特徴とする請求
項1記載の射出成形機の成形方法。 - 【請求項3】 成形した成形品の充填不良の度合に対応
して、射出圧力の大きさを予め設定した変更量だけ変更
し、かつ変更した射出圧力により再成形を行う再成形サ
イクルを、良品を成形するまで繰り返すことを特徴とす
る請求項2記載の射出成形機の成形方法。 - 【請求項4】 良品を成形したときの平均した射出速度
の大きさを成形条件に用いることを特徴とする請求項2
又は3記載の射出成形機の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5285703A JP2649010B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 射出成形機の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5285703A JP2649010B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 射出成形機の成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07112464A true JPH07112464A (ja) | 1995-05-02 |
| JP2649010B2 JP2649010B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=17694936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5285703A Expired - Fee Related JP2649010B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 射出成形機の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2649010B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002098626A1 (de) * | 2001-06-06 | 2002-12-12 | Bayer Aktiengesellschaft | Spritzgussmaschine und betriebsverfahren für eine spritzgussmaschine |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0477224A (ja) * | 1990-07-18 | 1992-03-11 | Nissei Plastics Ind Co | 射出成形方法 |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP5285703A patent/JP2649010B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0477224A (ja) * | 1990-07-18 | 1992-03-11 | Nissei Plastics Ind Co | 射出成形方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002098626A1 (de) * | 2001-06-06 | 2002-12-12 | Bayer Aktiengesellschaft | Spritzgussmaschine und betriebsverfahren für eine spritzgussmaschine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2649010B2 (ja) | 1997-09-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5518671A (en) | Method of setting molding conditions for an injection molding machine | |
| CN101947840B (zh) | 全电动注塑机伺服电机控制系统及控制方法 | |
| US6258303B1 (en) | Apparatus and method of monitoring injection molding operation wherein sprue gate closing point of time is indicated together with displayed parameter waveforms | |
| JPH0440178B2 (ja) | ||
| JPH07256722A (ja) | 射出成形機における射出成形制御方法 | |
| CA2045532A1 (en) | Product acceptance/rejection judgment method in an injection molding machine | |
| WO1991013745A1 (en) | Method of determining load in injection molding machine | |
| CN103481479A (zh) | 注塑成型机的压力控制装置 | |
| US6616871B1 (en) | Filling step control method of injection molding machine | |
| JP2731800B2 (ja) | 射出成形機の成形条件設定方法 | |
| JP2649009B2 (ja) | 射出成形機の計量値設定方法及び装置 | |
| JP2649010B2 (ja) | 射出成形機の成形方法 | |
| JP2724536B2 (ja) | 射出成形機の成形条件調整方法及び装置 | |
| JP2598745B2 (ja) | 射出成形機の成形条件設定方法及び装置 | |
| JP5801641B2 (ja) | トグル式射出成形機のセッティング方法及び成形方法 | |
| EP0464225A1 (en) | Method of detecting loaded quantity in injection molding machine | |
| JP2598747B2 (ja) | 射出成形機の射出速度設定方法 | |
| JP2598746B2 (ja) | 射出成形機の射出圧力設定方法 | |
| US20220203592A1 (en) | Injection molding method and injection molding machine | |
| JP4295906B2 (ja) | 射出成形機の充填工程制御方法 | |
| JP2627047B2 (ja) | 射出成形機の成形条件設定方法 | |
| JP4166747B2 (ja) | 射出成形機の特性測定装置及び特性測定方法 | |
| JPH04263917A (ja) | 射出成形機におけるバックフロー量の計測方法 | |
| JP3293415B2 (ja) | 射出圧縮成形の最適充填樹脂量の設定方法 | |
| JP2003039519A (ja) | 射出成形機におけるモニタリング方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516 Year of fee payment: 15 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516 Year of fee payment: 16 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |