JPH07113104A - 光学素子成形用型 - Google Patents
光学素子成形用型Info
- Publication number
- JPH07113104A JPH07113104A JP28194693A JP28194693A JPH07113104A JP H07113104 A JPH07113104 A JP H07113104A JP 28194693 A JP28194693 A JP 28194693A JP 28194693 A JP28194693 A JP 28194693A JP H07113104 A JPH07113104 A JP H07113104A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molding
- glass
- forming
- optical element
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/06—Construction of plunger or mould
- C03B11/08—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
- C03B11/084—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses material composition or material properties of press dies therefor
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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- C03B11/084—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses material composition or material properties of press dies therefor
- C03B11/086—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses material composition or material properties of press dies therefor of coated dies
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2215/00—Press-moulding glass
- C03B2215/02—Press-mould materials
- C03B2215/08—Coated press-mould dies
- C03B2215/14—Die top coat materials, e.g. materials for the glass-contacting layers
- C03B2215/26—Mixtures of materials covered by more than one of the groups C03B2215/16 - C03B2215/24, e.g. C-SiC, Cr-Cr2O3, SIALON
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大気中加熱でも成形面へ酸化による劣化が生
じず、高精度の光学素子を成形する。また、生産能力の
向上を図る。 【構成】 Cr3 C2 粉末とNiとを重量%で95:5
の割合で混合して混練する。次に、成形型1と近似した
形状になる型へ挿入する。これにより、形成された型を
HIP装置内に設置して真空排気し、Arガス雰囲気で
焼結させる。この後、研削加工により成形型1の形状に
仕上げる。
じず、高精度の光学素子を成形する。また、生産能力の
向上を図る。 【構成】 Cr3 C2 粉末とNiとを重量%で95:5
の割合で混合して混練する。次に、成形型1と近似した
形状になる型へ挿入する。これにより、形成された型を
HIP装置内に設置して真空排気し、Arガス雰囲気で
焼結させる。この後、研削加工により成形型1の形状に
仕上げる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学素子の成形用型に
関し、詳細にはプレス成形後に研磨工程を必要としない
高精度光学ガラス素子製造を行う際に用いる光学素子成
形用型に関する。
関し、詳細にはプレス成形後に研磨工程を必要としない
高精度光学ガラス素子製造を行う際に用いる光学素子成
形用型に関する。
【0002】
【従来の技術】光学ガラス素子の設計において、レンズ
部の簡略化のため非球面を用いる方向にある。しかし、
この非球面光学ガラス素子の製造方法にあたっては従来
の研磨方法では量産化が困難であった。そこで近年、光
学ガラスを加熱軟化させ、高精度の非球面形状を持つ型
にてプレス成形する方法が開発されている。このプレス
成形ではガラスを高温軟化させてプレスのみで光学面を
成形するため、高温でのガラスとの反応が生じない材料
を要求される。そのため、型材にはガラスとの濡れ性の
悪い特性が要求される。
部の簡略化のため非球面を用いる方向にある。しかし、
この非球面光学ガラス素子の製造方法にあたっては従来
の研磨方法では量産化が困難であった。そこで近年、光
学ガラスを加熱軟化させ、高精度の非球面形状を持つ型
にてプレス成形する方法が開発されている。このプレス
成形ではガラスを高温軟化させてプレスのみで光学面を
成形するため、高温でのガラスとの反応が生じない材料
を要求される。そのため、型材にはガラスとの濡れ性の
悪い特性が要求される。
【0003】因って、上記特性を満足すべく、例えば特
開平1−172542号公報記載の発明においては、す
くなくとも成形面がWCとCr3 C2 との混合体より形
成された成形型が提案されている。
開平1−172542号公報記載の発明においては、す
くなくとも成形面がWCとCr3 C2 との混合体より形
成された成形型が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来技
術の特開平1−172542号公報記載の発明において
は以下の様な欠点がある。すなわち、主成分の一つであ
るCr3 C2 は大気中で加熱すると表面層にCr2 O3
の形態をとる強固な酸化物層が形成される。この酸化物
は表面層に緻密な層を形成するため、酸化が内部まで進
行しない。そのため大気中での酸化劣化が生じない特性
を有する。
術の特開平1−172542号公報記載の発明において
は以下の様な欠点がある。すなわち、主成分の一つであ
るCr3 C2 は大気中で加熱すると表面層にCr2 O3
の形態をとる強固な酸化物層が形成される。この酸化物
は表面層に緻密な層を形成するため、酸化が内部まで進
行しない。そのため大気中での酸化劣化が生じない特性
を有する。
【0005】しかしながら、もう一つの主成分であるタ
ングステンは高融点金属ではあるが、大気中で加熱する
と酸素と反応し易い特性を有している。酸素と反応する
といろいろな酸化物形態を形成するが、最終的にはWO
3 という黄色の粉末を生成する。さらに、タングステン
酸化物はCr3 C2 と異なり、緻密な酸化物層を形成し
ない。従って、酸化が進行してしまい表面が劣化する。
ングステンは高融点金属ではあるが、大気中で加熱する
と酸素と反応し易い特性を有している。酸素と反応する
といろいろな酸化物形態を形成するが、最終的にはWO
3 という黄色の粉末を生成する。さらに、タングステン
酸化物はCr3 C2 と異なり、緻密な酸化物層を形成し
ない。従って、酸化が進行してしまい表面が劣化する。
【0006】前記特許公報に示されるWCとCr3 C2
の混合体において、その実施例で示される成形機は成形
室を真空排気して窒素ガスを導入するため、加熱による
前記酸化物の生成は生じにくい。しかし、ガラスは酸化
物からなり、かつ高温に加熱するため微量ではあるがガ
ラス表面から酸素が分解されて放出される。ガラス表面
と成形型とは接触するため、ガラス表面から放出される
酸素と反応し、WCがWO3 を生成する。そのため、鏡
面加工した成形面が劣化して高精度な光学素子が得られ
ない。
の混合体において、その実施例で示される成形機は成形
室を真空排気して窒素ガスを導入するため、加熱による
前記酸化物の生成は生じにくい。しかし、ガラスは酸化
物からなり、かつ高温に加熱するため微量ではあるがガ
ラス表面から酸素が分解されて放出される。ガラス表面
と成形型とは接触するため、ガラス表面から放出される
酸素と反応し、WCがWO3 を生成する。そのため、鏡
面加工した成形面が劣化して高精度な光学素子が得られ
ない。
【0007】因って、本発明は前記従来技術における欠
点に鑑みて開発されたもので、高温大気中で酸化物生成
により表面が劣化すること無く、かつガラスとの融着が
生じない耐久性の高い高精度な光学素子成形用型を提供
するものである。
点に鑑みて開発されたもので、高温大気中で酸化物生成
により表面が劣化すること無く、かつガラスとの融着が
生じない耐久性の高い高精度な光学素子成形用型を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも成
形面がCr3 C2 を主成分とし、かつ助剤に少なくとも
Ni、Fe、Co、Moのうちの1種を1〜15wt
%、またはNi.Fe、Ni.Co、Ni.Moの組み
合わせのうちの1種を3〜15wt%、またはNi.F
e.Al、Ni.Co.Al、Ni.Mo.Alの組み
合わせのうちの1種を5〜15wt%、またはNi.F
e.Al.Si、Ni.Co.Al.Si、Ni.M
o.Al.Siの組み合わせのうちの1種を5〜15w
t%含有した焼結体によって形成したものである。
形面がCr3 C2 を主成分とし、かつ助剤に少なくとも
Ni、Fe、Co、Moのうちの1種を1〜15wt
%、またはNi.Fe、Ni.Co、Ni.Moの組み
合わせのうちの1種を3〜15wt%、またはNi.F
e.Al、Ni.Co.Al、Ni.Mo.Alの組み
合わせのうちの1種を5〜15wt%、またはNi.F
e.Al.Si、Ni.Co.Al.Si、Ni.M
o.Al.Siの組み合わせのうちの1種を5〜15w
t%含有した焼結体によって形成したものである。
【0009】
【作用】本発明で主成分として使用するCrは、ステン
レスでも使用されるように酸素との結合を防止する特性
を有する。これはCrが酸素と反応して酸化クロムの不
動体を形成するためである。従って、表面に酸化クロム
の不動体を形成するとそこから反応が進行することがな
いため、その特性を利用してステンレスを錆びにくくし
ている。
レスでも使用されるように酸素との結合を防止する特性
を有する。これはCrが酸素と反応して酸化クロムの不
動体を形成するためである。従って、表面に酸化クロム
の不動体を形成するとそこから反応が進行することがな
いため、その特性を利用してステンレスを錆びにくくし
ている。
【0010】CrとNi,Mo,Co,Fe,Siおよ
びAlとの合金を形成すると、ジェットエンジンのター
ビンブレードに使用される耐熱合金を形成する。これも
前記と同様に、表面にCrの不動体を形成するとにより
酸化を防止するとともに、他の材料で耐熱性を向上させ
ている。また、クロム酸化物はガラスとの反応性が悪い
特性を有する。従って、成形面にクロム酸化物の不動体
を形成することにより、ガラスとの融着が防止できる。
びAlとの合金を形成すると、ジェットエンジンのター
ビンブレードに使用される耐熱合金を形成する。これも
前記と同様に、表面にCrの不動体を形成するとにより
酸化を防止するとともに、他の材料で耐熱性を向上させ
ている。また、クロム酸化物はガラスとの反応性が悪い
特性を有する。従って、成形面にクロム酸化物の不動体
を形成することにより、ガラスとの融着が防止できる。
【0011】以上、前記クロムの特性により成形面の劣
化の防止が可能となるが、クロム酸化物を使用しない理
由は助剤特性による。クロム酸化物を焼結する場合はジ
ルコニウム等が使用される。このジルコニウム等の助剤
は酸化するとタングステンと同様に粉末状になる。その
ためクロム酸化物の劣化は生じないが、助剤の酸化によ
る劣化が生じる。しかし、本発明では耐熱性を高めるた
めNi,Mo,Co,Fe,Si,Alを助剤としてい
る。該助剤は炭化物を形成させて結合するため、クロム
と反応させるためにはクロムを炭化物にする必要があ
る。
化の防止が可能となるが、クロム酸化物を使用しない理
由は助剤特性による。クロム酸化物を焼結する場合はジ
ルコニウム等が使用される。このジルコニウム等の助剤
は酸化するとタングステンと同様に粉末状になる。その
ためクロム酸化物の劣化は生じないが、助剤の酸化によ
る劣化が生じる。しかし、本発明では耐熱性を高めるた
めNi,Mo,Co,Fe,Si,Alを助剤としてい
る。該助剤は炭化物を形成させて結合するため、クロム
と反応させるためにはクロムを炭化物にする必要があ
る。
【0012】これらの要因からCr3 C2 を主成分と
し、Ni,Mo,Co,Fe,SiおよびAlを助剤と
して添加することにより、成形面が劣化することなく且
つガラスと融着しにくい型材の提供が可能となる。
し、Ni,Mo,Co,Fe,SiおよびAlを助剤と
して添加することにより、成形面が劣化することなく且
つガラスと融着しにくい型材の提供が可能となる。
【0013】
【実施例1】図1〜図4は本実施例を示し、図1は成形
型の正面図、図2〜図4はレンズの成形工程を示す概略
構成図である。本実施例では、助剤は1種類を使用し、
φ20mm有効径19mmの凹形状の型の製造およびそ
の型を用いて成形した例を示す。成形は高温の溶融ガラ
スを用い、低圧で成形した。
型の正面図、図2〜図4はレンズの成形工程を示す概略
構成図である。本実施例では、助剤は1種類を使用し、
φ20mm有効径19mmの凹形状の型の製造およびそ
の型を用いて成形した例を示す。成形は高温の溶融ガラ
スを用い、低圧で成形した。
【0014】成形型の製造は、平均粒子径0.5〜1.
0μmのCr3 C2 粉末(純度99.9%以上)とNi
とを重量%で95:5の割合で混合して5時間混練す
る。混練後、図1の成形型1と近似した形状になる型へ
挿入する。これにより、形成された成形型1と近似した
型をHIP装置内に設置し、2×10-6torrまで真
空排気する。
0μmのCr3 C2 粉末(純度99.9%以上)とNi
とを重量%で95:5の割合で混合して5時間混練す
る。混練後、図1の成形型1と近似した形状になる型へ
挿入する。これにより、形成された成形型1と近似した
型をHIP装置内に設置し、2×10-6torrまで真
空排気する。
【0015】排気後、Arガスを1000〜1500気
圧の圧力で導入し、1100〜1500℃の温度で約2
〜3時間焼結させる。この焼結により相対密度が約10
0%の材料が得られた。焼結させたブランクはダイヤモ
ンド砥石で外形を研削加工し、成形型1の形状に仕上げ
る。また、ガラスレンズの成形面2はダイヤモンドパウ
ダーにて研磨加工し、表面をRmax=0.05μm以
下に仕上げた。その後、600℃,1時間大気中で加熱
して表面にCr2 O3 層を形成した。
圧の圧力で導入し、1100〜1500℃の温度で約2
〜3時間焼結させる。この焼結により相対密度が約10
0%の材料が得られた。焼結させたブランクはダイヤモ
ンド砥石で外形を研削加工し、成形型1の形状に仕上げ
る。また、ガラスレンズの成形面2はダイヤモンドパウ
ダーにて研磨加工し、表面をRmax=0.05μm以
下に仕上げた。その後、600℃,1時間大気中で加熱
して表面にCr2 O3 層を形成した。
【0016】上記光学素子成形用型を用いて本実施例で
はSK8の硝材を成形した。レンズ形状はφ19.5m
m,中心厚さ5mmの両凸レンズの成形を行った。ガラ
スをルツボ4にてガラス粘度で102 から103 ポアズ
に相当する温度に加熱溶融する。プランジャー5を上昇
させて溶融ガラス3をノズルより定量排出し、シャー6
にて切断後、下型9上に落下させる。下型9は前記Cr
3 C2 で形成されており図示されていないヒーターによ
り温度はガラス粘度で1012〜1014ポアズに相当する
温度に保持されている。
はSK8の硝材を成形した。レンズ形状はφ19.5m
m,中心厚さ5mmの両凸レンズの成形を行った。ガラ
スをルツボ4にてガラス粘度で102 から103 ポアズ
に相当する温度に加熱溶融する。プランジャー5を上昇
させて溶融ガラス3をノズルより定量排出し、シャー6
にて切断後、下型9上に落下させる。下型9は前記Cr
3 C2 で形成されており図示されていないヒーターによ
り温度はガラス粘度で1012〜1014ポアズに相当する
温度に保持されている。
【0017】溶融ガラスゴブ7供給後、下型9は移動
し、上面加熱ヒーター8にてガラスゴブ10上面を再加
熱して表面のシワおよびシャーマークを除去し、かつガ
ラス粘度で102 〜104 ポアズに相当する温度に保持
する。シワおよびシャーマーク除去後、下型9を上型1
1と同軸上まで移動して成形する。前記上型11は下型
9と同様にCr3 C2 で形成されており温度はガラス粘
度で1012〜1014ポアズに相当する温度に保持されて
いる。
し、上面加熱ヒーター8にてガラスゴブ10上面を再加
熱して表面のシワおよびシャーマークを除去し、かつガ
ラス粘度で102 〜104 ポアズに相当する温度に保持
する。シワおよびシャーマーク除去後、下型9を上型1
1と同軸上まで移動して成形する。前記上型11は下型
9と同様にCr3 C2 で形成されており温度はガラス粘
度で1012〜1014ポアズに相当する温度に保持されて
いる。
【0018】下型9が上型11の同軸上に移動した後、
下型9が上昇してプレス時間5秒,プレス圧5kgf/
cm2 にて成形し、プレス開始3秒後に上下型9,11
外周部へガラス粘度で107 〜109 ポアズに相当する
温度の不活性ガスを5秒間吹きつけて上下型9,11外
周部の温度を上昇させた後、さらにプレス圧80kgf
/cm2 に加圧してプレス時間20秒で成形し、成形レ
ンズ12を得た。
下型9が上昇してプレス時間5秒,プレス圧5kgf/
cm2 にて成形し、プレス開始3秒後に上下型9,11
外周部へガラス粘度で107 〜109 ポアズに相当する
温度の不活性ガスを5秒間吹きつけて上下型9,11外
周部の温度を上昇させた後、さらにプレス圧80kgf
/cm2 に加圧してプレス時間20秒で成形し、成形レ
ンズ12を得た。
【0019】本実施例によれば、前記Ni助剤を用いて
焼結した型材にて連続成形した結果、大気中に近い成形
装置において25000ショット後でも成形面の粗さは
Rmax=0.07μmであり、高精度の光学素子が得
られた。また、窒素ガス置換した成形装置では3600
0ショット成形を行っても成形面の粗さはRmax=
0.08μmであり、ほとんど変化がなかった。
焼結した型材にて連続成形した結果、大気中に近い成形
装置において25000ショット後でも成形面の粗さは
Rmax=0.07μmであり、高精度の光学素子が得
られた。また、窒素ガス置換した成形装置では3600
0ショット成形を行っても成形面の粗さはRmax=
0.08μmであり、ほとんど変化がなかった。
【0020】しかしながら、従来のWCとCr3 C2 と
を混合した型材では、窒素ガス置換した成形装置では溶
融ガラスのため7000ショット成形までは成形面粗さ
に問題は生じなかったが、以降ガラスの酸素と反応し、
10000ショットでは成形面粗さがRmax=0.1
8μmまで低下し、高精度なレンズの製造ができなくな
った。また大気中に近い成形装置では3000ショット
にて、成形面粗さがRmax=0.17μmまで低下し
たため前記同様に高精度なレンズの製造ができなくなっ
た。
を混合した型材では、窒素ガス置換した成形装置では溶
融ガラスのため7000ショット成形までは成形面粗さ
に問題は生じなかったが、以降ガラスの酸素と反応し、
10000ショットでは成形面粗さがRmax=0.1
8μmまで低下し、高精度なレンズの製造ができなくな
った。また大気中に近い成形装置では3000ショット
にて、成形面粗さがRmax=0.17μmまで低下し
たため前記同様に高精度なレンズの製造ができなくなっ
た。
【0021】尚、本実施例ではNiを助剤として使用し
たが、以下の表1に示す助剤および含有量でも同様な効
果が得られた。
たが、以下の表1に示す助剤および含有量でも同様な効
果が得られた。
【0022】
【表1】
【0023】しかし、上記表1に示される助剤量未満に
すると、焼結が不完全となり緻密な焼結体が得られなか
った。また、強度も低下する問題が生じた。さらに、上
記表1に示す量を越える量を添加すると成形面にCr2
O3 以外の助剤の酸化物を形成するため、ガラスとの融
着を生じる問題が発生した。
すると、焼結が不完全となり緻密な焼結体が得られなか
った。また、強度も低下する問題が生じた。さらに、上
記表1に示す量を越える量を添加すると成形面にCr2
O3 以外の助剤の酸化物を形成するため、ガラスとの融
着を生じる問題が発生した。
【0024】
【実施例2】図5〜図7は本実施例を示し、図5は成形
型の正面図、図6および図7はレンズの成形工程を示す
概略構成図である。本実施例では助剤を2種類使用し、
前記実施例1と同様な方法で製造したφ30mm,有効
径29mmの凸形状の型の製造およびその型にて成形し
た例を示す。本実施例はガラス素材にプリフォームを使
用し、低温・高圧成形について示す。
型の正面図、図6および図7はレンズの成形工程を示す
概略構成図である。本実施例では助剤を2種類使用し、
前記実施例1と同様な方法で製造したφ30mm,有効
径29mmの凸形状の型の製造およびその型にて成形し
た例を示す。本実施例はガラス素材にプリフォームを使
用し、低温・高圧成形について示す。
【0025】平均粒子径0.5〜1.0μmのCr3 C
2 粉末(純度99.9%以上)とNiとFeとを重量%
で95:3:2の割合に混合して6時間混練する。混練
後、図5の成形型13と近似した形状になる型へ挿入す
る。これにより、形成された成形型13と近似した型を
HIP装置内に設置し、2×10-6torrまで真空排
気する。
2 粉末(純度99.9%以上)とNiとFeとを重量%
で95:3:2の割合に混合して6時間混練する。混練
後、図5の成形型13と近似した形状になる型へ挿入す
る。これにより、形成された成形型13と近似した型を
HIP装置内に設置し、2×10-6torrまで真空排
気する。
【0026】排気後、Arガスを1000〜1500気
圧の圧力で導入し、1100〜1500℃の温度で約2
〜3時間焼結させる。この焼結により相対密度が約10
0%の材料が得られた。焼結させたブランクはダイヤモ
ンド砥石で外形を研削加工して形状を仕上げる。また、
ガラスレンズの成形面14はダイヤモンドパウダーにて
研磨加工し、表面をRmax=0.07μm以下に仕上
げた。その後、600℃,1時間大気中で加熱し、表面
にCr2 O3 層を形成した。
圧の圧力で導入し、1100〜1500℃の温度で約2
〜3時間焼結させる。この焼結により相対密度が約10
0%の材料が得られた。焼結させたブランクはダイヤモ
ンド砥石で外形を研削加工して形状を仕上げる。また、
ガラスレンズの成形面14はダイヤモンドパウダーにて
研磨加工し、表面をRmax=0.07μm以下に仕上
げた。その後、600℃,1時間大気中で加熱し、表面
にCr2 O3 層を形成した。
【0027】上記光学素子成形用型を用いて本実施例で
は高軟化点のBK7の硝材の成形を行った。両面を♯5
00の砥石で平面研削したガラス素材19を胴型18に
挿入し、さらに搬送アーム17に設置する。搬送アーム
17を前進させ、ガラス素材19および胴型18をヒー
ター15,16間に挿入して加熱する。この時、ガラス
素材19をガラス粘度で105 から107 ポアズに相当
する温度に加熱軟化する。
は高軟化点のBK7の硝材の成形を行った。両面を♯5
00の砥石で平面研削したガラス素材19を胴型18に
挿入し、さらに搬送アーム17に設置する。搬送アーム
17を前進させ、ガラス素材19および胴型18をヒー
ター15,16間に挿入して加熱する。この時、ガラス
素材19をガラス粘度で105 から107 ポアズに相当
する温度に加熱軟化する。
【0028】加熱後、搬送アーム17を移動させて成形
型20,21間に搬送する。成形型20,21はガラス
粘度で10 から10 ポアズに相当する温度に加熱保
持してある。搬送アーム17を移動させて成形型20,
21間に搬送後、下型21が上昇して胴型18およびプ
リフォーム19を上昇させ、上型20にて成形する。成
形はプレス圧250kgf/cm2 にて成形した後、プ
レス開始後3秒後に不活性ガスにて成形型20,21外
周部を冷却し、成形型20,21中心部と外周部との温
度差を小さくしてプレスを25秒間行った。
型20,21間に搬送する。成形型20,21はガラス
粘度で10 から10 ポアズに相当する温度に加熱保
持してある。搬送アーム17を移動させて成形型20,
21間に搬送後、下型21が上昇して胴型18およびプ
リフォーム19を上昇させ、上型20にて成形する。成
形はプレス圧250kgf/cm2 にて成形した後、プ
レス開始後3秒後に不活性ガスにて成形型20,21外
周部を冷却し、成形型20,21中心部と外周部との温
度差を小さくしてプレスを25秒間行った。
【0029】本実施例によれば、助剤にNiおよびFe
を用いて焼結した型材にて連続成形したが、大気中に近
い成形装置において30000ショット後でも成形面の
粗さはRmax=0.08μmであり、高精度の光学素
子が得られた。また、窒素ガス置換した成形装置では4
6000ショット成形を行っても成形面の粗さはRma
x=0.08μmであり、ほとんど変化がなかった。
を用いて焼結した型材にて連続成形したが、大気中に近
い成形装置において30000ショット後でも成形面の
粗さはRmax=0.08μmであり、高精度の光学素
子が得られた。また、窒素ガス置換した成形装置では4
6000ショット成形を行っても成形面の粗さはRma
x=0.08μmであり、ほとんど変化がなかった。
【0030】しかしながら、従来のWCとCr3 C2 と
を混合した型材では、窒素ガス置換した成形装置では1
0000ショット成形までは成形面粗さに変化は生じな
かったが、以降ガラスの酸素と反応し、12000ショ
ットでは成形面粗さがRmax=0.16μmであり、
高精度のレンズが成形出来なくなった。また、大気中に
近い成形装置では5000ショットにて、成形面粗さが
Rmax=0.17μmまで低下した。
を混合した型材では、窒素ガス置換した成形装置では1
0000ショット成形までは成形面粗さに変化は生じな
かったが、以降ガラスの酸素と反応し、12000ショ
ットでは成形面粗さがRmax=0.16μmであり、
高精度のレンズが成形出来なくなった。また、大気中に
近い成形装置では5000ショットにて、成形面粗さが
Rmax=0.17μmまで低下した。
【0031】尚、本実施例ではNiおよびFeを助剤と
して使用したが、以下の表2に示す助剤の含有量でも同
様な効果が得られた。
して使用したが、以下の表2に示す助剤の含有量でも同
様な効果が得られた。
【0032】
【表2】
【0033】ただし、助剤量の組み合わせは個々の成分
が最低0.5wt%、最大14.5wt%であり、トー
タルの最低は3wt%、トータルの最大は15wt%で
ある。しかし、上記表2に示される助剤量未満にする
と、焼結が不完全となり緻密な焼結体が得られず、かつ
強度も低下する問題が生じた。また個々の量を0.5w
t%以下にすると焼結体としては問題ないが前記実施例
1に示した1種類の助剤と同様となる。また、上記表2
に示す含有量のトータル15wt%を越える量を添加す
ると、成形面にCr2 O3 以外の助剤の酸化物を形成す
るため、ガラスとの融着を生じる問題が発生した。
が最低0.5wt%、最大14.5wt%であり、トー
タルの最低は3wt%、トータルの最大は15wt%で
ある。しかし、上記表2に示される助剤量未満にする
と、焼結が不完全となり緻密な焼結体が得られず、かつ
強度も低下する問題が生じた。また個々の量を0.5w
t%以下にすると焼結体としては問題ないが前記実施例
1に示した1種類の助剤と同様となる。また、上記表2
に示す含有量のトータル15wt%を越える量を添加す
ると、成形面にCr2 O3 以外の助剤の酸化物を形成す
るため、ガラスとの融着を生じる問題が発生した。
【0034】
【実施例3】本実施例では助剤を変更した時の効果を示
す。表3に個々の助剤量を示す。焼結合方法は前記各実
施例で記載した通りである。成形での効果は溶融ガラス
およびプリフォーム成形のどちらでも、従来のWCを含
有した型より耐久性が高い結果が得られた。
す。表3に個々の助剤量を示す。焼結合方法は前記各実
施例で記載した通りである。成形での効果は溶融ガラス
およびプリフォーム成形のどちらでも、従来のWCを含
有した型より耐久性が高い結果が得られた。
【0035】
【表3】
【0036】ただし、助剤量の組み合わせは個々の成分
が最低0.5wt%、最大14.5wt%であり、トー
タルの最低は3wt%、トータルの最大は15wt%で
ある。個々の成分の最低量は0.5wt%でありそれ以
下になると焼結体としての問題は生じないが、前記実施
例2と同様にその成分の効果がなくなる。また、助剤量
のトータルを最低5wt%未満とすると、焼結が不完全
となり緻密な焼結体が得られず、かつ強度も低下する問
題が生じた。さらに、助剤量のトータルが15wt%以
上になると、成形面にCr2 O3 以外の助剤の酸化物を
形成するため、ガラスとの融着を生じる問題が発生し
た。
が最低0.5wt%、最大14.5wt%であり、トー
タルの最低は3wt%、トータルの最大は15wt%で
ある。個々の成分の最低量は0.5wt%でありそれ以
下になると焼結体としての問題は生じないが、前記実施
例2と同様にその成分の効果がなくなる。また、助剤量
のトータルを最低5wt%未満とすると、焼結が不完全
となり緻密な焼結体が得られず、かつ強度も低下する問
題が生じた。さらに、助剤量のトータルが15wt%以
上になると、成形面にCr2 O3 以外の助剤の酸化物を
形成するため、ガラスとの融着を生じる問題が発生し
た。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、光学素子成形用型とし
て、少なくとも成形面がCr3 C2 を主成分とし、かつ
助剤に少なくともNi,Fe,Co,Moのうちの1種
を1〜15wt%、またはNi.Fe、Ni.Co、N
i.Moの組み合わせのうちの1種を3〜15wt%、
またはNi.Fe.Al、Ni.Co.Al、Ni.M
o.Alの組み合わせのうちの1種を5〜15wt%、
またはNi.Fe.Al.Si、Ni.Co.Al.S
i、Ni.Mo.Al.Siの組み合わせのうちの1種
を5〜15wt%を含有した焼結体によって形成するこ
とにより、大気中加熱でも酸化による劣化が生じること
もなく、高精度の光学素子が成形可能となった。さら
に、従来使用していた様な真空排気後に不活性ガスを導
入する成形装置の使用がないため、生産能力を向上させ
ることも可能になった。
て、少なくとも成形面がCr3 C2 を主成分とし、かつ
助剤に少なくともNi,Fe,Co,Moのうちの1種
を1〜15wt%、またはNi.Fe、Ni.Co、N
i.Moの組み合わせのうちの1種を3〜15wt%、
またはNi.Fe.Al、Ni.Co.Al、Ni.M
o.Alの組み合わせのうちの1種を5〜15wt%、
またはNi.Fe.Al.Si、Ni.Co.Al.S
i、Ni.Mo.Al.Siの組み合わせのうちの1種
を5〜15wt%を含有した焼結体によって形成するこ
とにより、大気中加熱でも酸化による劣化が生じること
もなく、高精度の光学素子が成形可能となった。さら
に、従来使用していた様な真空排気後に不活性ガスを導
入する成形装置の使用がないため、生産能力を向上させ
ることも可能になった。
【図1】実施例1を示す正面図である。
【図2】実施例1を示す概略構成図である。
【図3】実施例1を示す概略構成図である。
【図4】実施例1を示す概略構成図である。
【図5】実施例2を示す正面図である。
【図6】実施例2を示す概略構成図である。
【図7】実施例2を示す概略構成図である。
1 成形型 2 成形面 3 溶融ガラス 4 ルツボ 5 プランジャー 6 シャー 7 溶融ガラスゴブ 8 上面加熱ヒーター 9 下型 10 ガラスゴブ 11 上型 12 成形レンズ
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも成形面がCr3 C2 を主成分
とし、かつ助剤に少なくともNi、Fe、Co、Moの
うちの1種を1〜15wt%、またはNi.Fe、N
i.Co、Ni.Moの組み合わせのうちの1種を3〜
15wt%、またはNi.Fe.Al、Ni.Co.A
l、Ni.Mo.Alの組み合わせのうちの1種を5〜
15wt%、またはNi.Fe.Al.Si、Ni.C
o.Al.Si、Ni.Mo.Al.Siの組み合わせ
のうちの1種を5〜15wt%含有した焼結体によって
形成したことを特徴とする光学素子成形用型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28194693A JPH07113104A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 光学素子成形用型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28194693A JPH07113104A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 光学素子成形用型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07113104A true JPH07113104A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17646121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28194693A Withdrawn JPH07113104A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 光学素子成形用型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07113104A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012171864A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Hoya Corp | 磁気ディスク用ガラスブランクの製造方法、磁気ディスク用ガラス基板の製造方法 |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP28194693A patent/JPH07113104A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012171864A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Hoya Corp | 磁気ディスク用ガラスブランクの製造方法、磁気ディスク用ガラス基板の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |