JPH07114192A - 電子写真感光体の塗布方法 - Google Patents
電子写真感光体の塗布方法Info
- Publication number
- JPH07114192A JPH07114192A JP26223493A JP26223493A JPH07114192A JP H07114192 A JPH07114192 A JP H07114192A JP 26223493 A JP26223493 A JP 26223493A JP 26223493 A JP26223493 A JP 26223493A JP H07114192 A JPH07114192 A JP H07114192A
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- coating
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Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複雑な設備を用いることなく、基体の内部に
塗膜が形成されず、かつ、均一な塗膜の形成が可能な電
子写真感光体を可能とする。 【構成】 基体の上端部を閉塞した状態で該基体の下端
部のみを塗液に浸入させ、該基体の下端部からの気泡の
発生が実質的に見られなくなった後に、該基体の上端部
を閉塞した状態のまま、該基体のほぼ全体を塗液に浸漬
し、さらに浸漬された基体を塗液から離脱させる。
塗膜が形成されず、かつ、均一な塗膜の形成が可能な電
子写真感光体を可能とする。 【構成】 基体の上端部を閉塞した状態で該基体の下端
部のみを塗液に浸入させ、該基体の下端部からの気泡の
発生が実質的に見られなくなった後に、該基体の上端部
を閉塞した状態のまま、該基体のほぼ全体を塗液に浸漬
し、さらに浸漬された基体を塗液から離脱させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は両端が開口している筒状
の基体の表面に塗液を浸漬法により塗布して、電子写真
感光体を製造する方法に関するものである。
の基体の表面に塗液を浸漬法により塗布して、電子写真
感光体を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体の基体の表面に塗液を塗
布する方法としては、塗液中に基体を浸漬させ、次いで
適当な速さで塗液から基体を離脱させることにより、そ
の表面に塗液を塗布する方法(浸漬法)が一般に用いら
れている。電子写真感光体の基体としては、内部が中空
で両端が開口している筒状のものが用いられることが多
いが、このような形状のものをそのまま浸漬法により塗
工すると、基体の内部まで塗工されてしまい、拭取りが
面倒な上、塗液消費量が大となってはなはだ不経済であ
る。そこで、基体の上端部を閉塞した状態で浸漬する方
法が提案されているが、電子写真感光体の塗布に用いら
れる塗液は一般に蒸気圧の高い溶剤を用いるために、筒
状の基体を塗液に浸漬すると、基体内部の空間に向かっ
て溶剤が蒸発し、閉じ込められた気体の圧力が高まっ
て、基体の下端部の開口から気泡が発生するという現象
が起こる。このような気泡が発生すると塗液が攪乱され
るため、浸漬した基体を引き上げて表面に塗膜を形成す
る際、塗膜が均一に形成されないという問題があった。
また、基体の下端部を閉塞した状態で浸漬する方法も提
案されているが、この方法は設備的にはなはだ困難で、
生産性に劣っている。他方、両端が開口されていない電
子写真感光体の基体に関しては、特公昭62−4187
号に見られる如く、これを塗液に浸漬し、途中で基体内
部に閉じ込められた空気の一部を抜くことにより気泡の
発生を防止するなどの試みがあったが、この方法では複
雑な設備を要するなどの欠点があった。
布する方法としては、塗液中に基体を浸漬させ、次いで
適当な速さで塗液から基体を離脱させることにより、そ
の表面に塗液を塗布する方法(浸漬法)が一般に用いら
れている。電子写真感光体の基体としては、内部が中空
で両端が開口している筒状のものが用いられることが多
いが、このような形状のものをそのまま浸漬法により塗
工すると、基体の内部まで塗工されてしまい、拭取りが
面倒な上、塗液消費量が大となってはなはだ不経済であ
る。そこで、基体の上端部を閉塞した状態で浸漬する方
法が提案されているが、電子写真感光体の塗布に用いら
れる塗液は一般に蒸気圧の高い溶剤を用いるために、筒
状の基体を塗液に浸漬すると、基体内部の空間に向かっ
て溶剤が蒸発し、閉じ込められた気体の圧力が高まっ
て、基体の下端部の開口から気泡が発生するという現象
が起こる。このような気泡が発生すると塗液が攪乱され
るため、浸漬した基体を引き上げて表面に塗膜を形成す
る際、塗膜が均一に形成されないという問題があった。
また、基体の下端部を閉塞した状態で浸漬する方法も提
案されているが、この方法は設備的にはなはだ困難で、
生産性に劣っている。他方、両端が開口されていない電
子写真感光体の基体に関しては、特公昭62−4187
号に見られる如く、これを塗液に浸漬し、途中で基体内
部に閉じ込められた空気の一部を抜くことにより気泡の
発生を防止するなどの試みがあったが、この方法では複
雑な設備を要するなどの欠点があった。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明は、上記従来技術の問
題点を解決するものであり、その目的は、複雑な設備を
用いることなく、均一な塗膜の形成が可能な電子写真感
光体の塗布方法を提供せんとするものである。
題点を解決するものであり、その目的は、複雑な設備を
用いることなく、均一な塗膜の形成が可能な電子写真感
光体の塗布方法を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による塗布方法
は、両端が開口している筒状の基体を塗液内に浸漬さ
せ、浸漬された基体を塗液から離脱させて基体表面に塗
液を塗布する電子写真感光体の塗布方法に関するもので
あるが、上記の目的を達成するため、該基体の上端部を
閉塞した状態で該基体の下端部のみを塗液に浸入させ、
該基体の下端部からの気泡の発生が実質的に見られなく
なった後に、該基体の上端部を閉塞した状態のまま、該
基体のほぼ全体を塗液に浸漬し、さらに浸漬された基体
を塗液から離脱させることを特徴とするものである。
は、両端が開口している筒状の基体を塗液内に浸漬さ
せ、浸漬された基体を塗液から離脱させて基体表面に塗
液を塗布する電子写真感光体の塗布方法に関するもので
あるが、上記の目的を達成するため、該基体の上端部を
閉塞した状態で該基体の下端部のみを塗液に浸入させ、
該基体の下端部からの気泡の発生が実質的に見られなく
なった後に、該基体の上端部を閉塞した状態のまま、該
基体のほぼ全体を塗液に浸漬し、さらに浸漬された基体
を塗液から離脱させることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明方法において、筒状の基体を上端部が閉
塞された状態でその下端部のみを塗液に浸入させると、
基体内部の塗液表面から溶剤が蒸発して基体内部の圧力
が次第に高まる。そして、ついには開口された基体の下
端部から気泡が発生し、その圧力を開放する。この現象
は徐々にゆるやかになりながら基体内部の空間が溶剤蒸
気で飽和されるまで続くが、必ずしもそれまで待つ必要
は無く、基体内部の溶剤蒸気濃度がある程度高まり、こ
の現象がゆるやかになれば充分である。この後、基体の
ほぼ全体を塗液に浸漬し、上端部を閉塞した状態のまま
浸漬された基体を塗液から離脱させるが、基体内部は既
に溶剤蒸気でほぼ飽和になっており、あらたな溶剤の蒸
発が殆ど無いので、開口された基体の下端部からの気泡
の発生は無い。また、基体の下端部が塗液に浸入してか
ら浸漬された基体が塗液から離脱するまで、基体の上端
部は閉塞した状態のままであるから、基体の内部には塗
液が浸入せず、塗膜が形成されることも無い。
塞された状態でその下端部のみを塗液に浸入させると、
基体内部の塗液表面から溶剤が蒸発して基体内部の圧力
が次第に高まる。そして、ついには開口された基体の下
端部から気泡が発生し、その圧力を開放する。この現象
は徐々にゆるやかになりながら基体内部の空間が溶剤蒸
気で飽和されるまで続くが、必ずしもそれまで待つ必要
は無く、基体内部の溶剤蒸気濃度がある程度高まり、こ
の現象がゆるやかになれば充分である。この後、基体の
ほぼ全体を塗液に浸漬し、上端部を閉塞した状態のまま
浸漬された基体を塗液から離脱させるが、基体内部は既
に溶剤蒸気でほぼ飽和になっており、あらたな溶剤の蒸
発が殆ど無いので、開口された基体の下端部からの気泡
の発生は無い。また、基体の下端部が塗液に浸入してか
ら浸漬された基体が塗液から離脱するまで、基体の上端
部は閉塞した状態のままであるから、基体の内部には塗
液が浸入せず、塗膜が形成されることも無い。
【0006】
【実施例】以下に、本発明を実施例に従って説明する。
図1から図3は、本発明による塗布方法の一態様を順に
示すものである。図1は、電子写真感光体の基体1が塗
工装置本体に、昇降可能に接続された把持部2に保持さ
れた状態を示している。基体1は、筒状で両端が開口さ
れており、その内部は中空となっている。把持部2の先
端は、基体1の内径より小さい円筒形状をしており、そ
の外周にゴム製のO−リング3が配設されている。基体
1は、O−リング3が拡がることにより内側から保持さ
れると共に、その上端部が閉塞した状態となり、気体の
流出が遮断されている。
図1から図3は、本発明による塗布方法の一態様を順に
示すものである。図1は、電子写真感光体の基体1が塗
工装置本体に、昇降可能に接続された把持部2に保持さ
れた状態を示している。基体1は、筒状で両端が開口さ
れており、その内部は中空となっている。把持部2の先
端は、基体1の内径より小さい円筒形状をしており、そ
の外周にゴム製のO−リング3が配設されている。基体
1は、O−リング3が拡がることにより内側から保持さ
れると共に、その上端部が閉塞した状態となり、気体の
流出が遮断されている。
【0007】図2は、図1において保持されている基体
1を上端部を閉塞したまま下降させ、その下端部のみを
塗液4に浸入させた状態を示している。塗工槽5内に
は、感光性物質を塩化メチレン等の溶剤に配合した塗液
4が満たされているが、塗液4からは溶剤の蒸気が絶え
ず蒸発しているため、気密状態となっている基体1の内
部は次第に圧力が高まって、基体1の下端部からは、気
泡6が発生している。
1を上端部を閉塞したまま下降させ、その下端部のみを
塗液4に浸入させた状態を示している。塗工槽5内に
は、感光性物質を塩化メチレン等の溶剤に配合した塗液
4が満たされているが、塗液4からは溶剤の蒸気が絶え
ず蒸発しているため、気密状態となっている基体1の内
部は次第に圧力が高まって、基体1の下端部からは、気
泡6が発生している。
【0008】図3は、図2において基体1の下端部から
気泡6の発生が実質的に見られなくなった後、基体1を
さらに下降させて、基体1のほぼ全体を塗液4に浸漬さ
せた状態を示している。このとき、基体1の内部は既に
溶剤の蒸気でほぼ飽和状態となっており、基体1の下端
部からあらたに気泡が発生することはない。
気泡6の発生が実質的に見られなくなった後、基体1を
さらに下降させて、基体1のほぼ全体を塗液4に浸漬さ
せた状態を示している。このとき、基体1の内部は既に
溶剤の蒸気でほぼ飽和状態となっており、基体1の下端
部からあらたに気泡が発生することはない。
【0009】そして、図3の状態から基体1の上端部を
閉塞したまま所定の速度で基体1を上昇させ、塗液4か
ら基体1を離脱させることにより、その表面に塗膜が形
成される。その結果、基体1の下端部から気泡が漏出す
ることが無いまま塗膜が形成される一方、基体1の内部
には塗液が浸入することはほとんど無い。なお、塗液に
基体の下端部を浸入する深さは浅いほど効果的で実験に
よれば1mm位が適当であった。また、基体の下端部から
の気泡の発生が実質的に見られなくなるまでの時間は、
溶剤の種類と組合わせ、塗液中の比率、塗液の粘度、塗
液の温度、基体の大きさ、引上時の速度等によっても異
なるが、我々の実験における1つの例では、溶剤として
塩化メチレンを使用した場合で約30秒程度であった。
閉塞したまま所定の速度で基体1を上昇させ、塗液4か
ら基体1を離脱させることにより、その表面に塗膜が形
成される。その結果、基体1の下端部から気泡が漏出す
ることが無いまま塗膜が形成される一方、基体1の内部
には塗液が浸入することはほとんど無い。なお、塗液に
基体の下端部を浸入する深さは浅いほど効果的で実験に
よれば1mm位が適当であった。また、基体の下端部から
の気泡の発生が実質的に見られなくなるまでの時間は、
溶剤の種類と組合わせ、塗液中の比率、塗液の粘度、塗
液の温度、基体の大きさ、引上時の速度等によっても異
なるが、我々の実験における1つの例では、溶剤として
塩化メチレンを使用した場合で約30秒程度であった。
【0010】
【発明の効果】本発明方法によれば、基体を塗液から離
脱させる際に基体内部から気泡が発生することが防止さ
れるので、塗面の均一な電子写真感光体を得ることが出
来る。しかも、基体内部の空気を抜くための特別の装置
等を必要とせず、簡単に気泡の発生を防止することが出
来る。本発明方法は、溶剤自体の蒸気圧を利用している
ので、溶剤が変わっても、また混合溶剤の場合であって
も、蒸気圧の計算等の必要はなく、ただ気泡の発生が殆
どなくなる時間を設定すればすむので簡便である。ま
た、塗液が基体内部に浸入することがほとんど無いの
で、後工程における手間が著しく軽減され、塗液の消費
量も最低限に抑えられる。
脱させる際に基体内部から気泡が発生することが防止さ
れるので、塗面の均一な電子写真感光体を得ることが出
来る。しかも、基体内部の空気を抜くための特別の装置
等を必要とせず、簡単に気泡の発生を防止することが出
来る。本発明方法は、溶剤自体の蒸気圧を利用している
ので、溶剤が変わっても、また混合溶剤の場合であって
も、蒸気圧の計算等の必要はなく、ただ気泡の発生が殆
どなくなる時間を設定すればすむので簡便である。ま
た、塗液が基体内部に浸入することがほとんど無いの
で、後工程における手間が著しく軽減され、塗液の消費
量も最低限に抑えられる。
【図1】基体を把持部により保持した状態の断面図であ
る。
る。
【図2】基体の下端部のみを塗液に浸入させた状態の断
面図である。
面図である。
【図3】基体のほぼ全体を塗液に浸漬させた状態の断面
図である。
図である。
1 基体 2 把持部 3 O−リング 4 塗液 5 塗工槽 6 気泡
Claims (1)
- 【請求項1】 両端が開口している筒状の基体を塗液内
に浸漬させ、浸漬された基体を塗液から離脱させて基体
表面に塗液を塗布する電子写真感光体の塗布方法におい
て、該基体の上端部を閉塞した状態で該基体の下端部の
みを塗液に浸入させ、該基体の下端部からの気泡の発生
が実質的に見られなくなった後に、該基体の上端部を閉
塞した状態のまま、該基体のほぼ全体を塗液に浸漬し、
さらに浸漬された基体を塗液から離脱させることを特徴
とする電子写真感光体の塗布方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26223493A JP3286684B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 電子写真感光体の塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26223493A JP3286684B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 電子写真感光体の塗布方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07114192A true JPH07114192A (ja) | 1995-05-02 |
| JP3286684B2 JP3286684B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=17372946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26223493A Expired - Fee Related JP3286684B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 電子写真感光体の塗布方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3286684B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP26223493A patent/JP3286684B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3286684B2 (ja) | 2002-05-27 |
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Legal Events
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