JPH0711519Y2 - 導電性プラスチック成型部材の接合部のシールド構造 - Google Patents

導電性プラスチック成型部材の接合部のシールド構造

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JPH0711519Y2
JPH0711519Y2 JP1989152369U JP15236989U JPH0711519Y2 JP H0711519 Y2 JPH0711519 Y2 JP H0711519Y2 JP 1989152369 U JP1989152369 U JP 1989152369U JP 15236989 U JP15236989 U JP 15236989U JP H0711519 Y2 JPH0711519 Y2 JP H0711519Y2
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electrode
molding
conductive
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plastic
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芳昭 村山
博 谷田部
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は導電性プラスチックからなる電子機器用シール
ドケース、ハウジング等の成型部材の接合部から、電磁
波が漏洩するのを防止できるようにした導電性プラスチ
ック成型部材の接合部のシールド構造に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、OA機器等の電子機器より放射される高周波電磁波
が、他の機器への雑音源となったり、電磁波障害の原因
となったりして悪影響を与えている。
これらの電磁波障害を防止するため近年は、OA機器等の
電子機器のシールドケース、ハウジング等を、プラスチ
ックに金属繊維などの導電性フィラーが混入されている
導電性プラスチックにより成型することが研究されてい
る。
この導電性プラスチックは導電性フィラーとプラスチッ
クとが一体となっているため、樹脂の表面にメッキや塗
装を施したもののような剥離の問題はないが、例えば、
導電性プラスチックにより成型されたケース本体の周縁
(接合部)と蓋の周縁(接合部)とを重ねて接合した場
合、接合部間が導通しにくいという問題があった。即
ち、導電性プラスチックの成型部材の表面には、その成
型時に必然的に数10μmの厚みの樹脂スキン層が形成さ
れるため、二以上の成型部材の接合部同士をそのまま接
合させるだけでは表面を導通状態にすることは困難であ
った。
そこで従来は重合される接合部の導通化をはかるため、
第10図aに示すように上下の二つの成型部材A,Bの接合
部a,bを適宜間隔で同図aのようにビスCで締付けた
り、同図cのようにネジdとナットeとにより固定する
ことが行われていた。
また、第11図aのように重合された接合部a、b間に形
成されている収納溝f,gに、銀粉入りのエラストマーで
作られた紐状のシールドパッキングhや、シールドメッ
シュと呼ばれる金属線編組紐のシールドパッキングiを
嵌入し、この状態で接合部a、bを図示されていない貫
通ネジで締めつけて固定することが試みられていた。
(考案が解決しようとする課題) 第10図の接合構造では次のような問題があった。
.各隣合うビスc、或は隣合うネジd間の間隔が波長
に対して充分細かい(波長の5%以下、例えば1000MHz
では1.5cm)場合は特に問題はないが、同間隔がそれよ
り細かくない場合はこの部分から電磁波が洩れる。
.ビスcやネジdの締付けが長年月の間に緩んだりし
て、接合部a、bの締つけが緩むと同接合部a、b間よ
り電磁波が洩れる虞れがある。
.成型部材A、B全体の接地が困難であるためESD
(静電放射)の問題もあった。
第11図の接合構造では次のような問題があった。
.成型部材A、Bが剛直な金属製である場合は良好な
導通が得られるが、金属フィラー入りプラスチック製の
場合は接合面にフィラーを露出させても、接触相手が金
属粒子または金属線の表面であるため粗い点接触に近い
状態となり、導通が不確実であった。
.長期間使用中に導電性プラスチックが湾曲したり、
変形したり、ネジがゆるんだりして接合部a、bの導通
が不確実となり、電磁波が漏洩し易くなる。
.ケース、ハウジング全体のの接地が困難であるため
ESD(静電放射)の問題もあった。
(考案の目的) 本考案の目的は、従来技術の前記のような諸問題を解決
し、導電性プラスチック成型部材の接合部からの電磁波
の漏洩をより良く防止できるようにすると共に、接地の
確実な接合構造が得られるようにした導電性プラスチッ
ク成型部材の接合部のシールド構造を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案の導電性プラスチック成型部材の接合部のシール
ド構造は第1図〜第4図のように、導電性フィラー1が
混入されている導電性プラスチックからなる成型部材
2、3の対向する接合部4、5に嵌合溝6、7が形成さ
れ、同嵌合溝6、7及びその周囲(例えば、嵌合溝6、
7の側方の突出部9)の表面に、成型部材2、3の成形
時にその表面にできるプラスチックスキン層を除去して
前記導電性フィラー1を露出させ、両嵌合溝6、7に金
属製の電極8が前記の露出している導電性フィラー1と
接触するように嵌合され、同電極8を介して前記成型部
材2、3の接合部4、5同士が接合されてなることを特
徴とするものである。
(作用) 本考案の導電性プラスチック成型部材の接合部のシール
ド構造では、接合部4、5の夫々に形成された嵌合溝
6、7及びその周囲の表面に、成型部材2、3の成形時
にその表面にできるプラスチックスキン層を除去して導
電性プラスチックの導電性フィラー1を露出させ、接合
部4、5同士が嵌合溝6、7に導電性フィラー1と接触
するように嵌合された金属製の電極8を介して接合され
てなるので、成型部材2、3の接合部4、5が導電性フ
ィラー1及び電極8により確実に導通され、成型部材
2、3の接合部4、5間からの電磁波の漏洩が防止され
る。また、同電極8を接地用電極として利用することに
よりESD(静電放射)を防止することもできる。
(実施例) 第1図〜第4図は本考案の導電性プラスチック成型部材
の接合部のシールド構造の各種実施例である。
これらの図の2、3は通信機器用筐体等の成型部材であ
り、これらには接合部4、5が形成されている。この両
成型部材2、3はプラスチックに金属片、金属粉、金属
繊維等の導電性フィラー1が混入されている導電性プラ
スチックを射出成型して成型されている。
6、7は前記成型部材2、3の接合部4、5に対向する
よう形成された嵌合溝である。この嵌合溝6、7及びそ
の周囲の表面は成型部材2、3の成型時に成形品の表面
にできるプラスチックスキン層が除去されて導電性フィ
ラー1が露出されている。この導電性フィラー1として
は剛性があり、先端が鋭利で電極8に喰い込み易いもの
が好ましい。
前記嵌合溝6、7は第1図a、第2図aの場合は夫々の
成型部材2、3の接合部4、5の対向面に一本づつ形成
され、第1図(b)、第2図(b)、第3図(a)、第
4図(a)の場合は夫々の成型部材2、3の接合部4、
5に二本づつ形成され、第3図(b)、第4図(b)の
場合は一方の成型部材2の接合部4に一本、他方の成型
部材3の接合部5に二本形成されている。
嵌合溝6、7は成型部材2、3の接合部4、5の1ケ所
だけでなく、成型部材2、3の接合部4、5の複数ケ所
に設けるのが望ましい。そのようにすれば嵌合溝6、7
に嵌入される電極8の本数も多くなるため、電極8と成
型部材2、3の接合部4、5との接触面積が増加して成
型部材2、3の接合部4、5同士の接合が確実になる。
8は電極であり、これは成型部材2、3の接合部4、5
の嵌合溝6、7内に嵌入されて、同嵌合溝6、7及びそ
の周囲の突出部9の表面に露出させた導電性フィラー1
と導通させるものである。この電極8としては各種構造
のものが考えられる。第1図、第2図の電極8は板状の
ものであり、これは第7図に示すように等価表皮厚さ以
上の厚さの金属板10を一層以上積層して板状にしたもの
である。
電極8自体の遮蔽効果を高めるためには、電極8の接触
面積が大きく、金属板10の積層枚数が多く、且つ厚さが
等価表皮厚さ以上あることあ好ましい。等価表皮層に近
い肉薄のものを2枚以上重ね合わせて複合化したもの
は、それ自体が遮蔽効果が良いので好ましい。ここで、
等価表皮厚さとは、導体に高周波電流が流れたとき、表
皮効果により電流は表面に集中されるが、50%までの電
流が含まれる範囲の厚さを云い、次の式で表わされる。
第3図(a)、第4図(a)の電極8はH型としてあ
り、第3図(b)、第4図(b)の電極8はY型として
ある。このH型の電極8の場合はその凹部11により嵌合
溝6、7間の突出部9を挟むと、金属製電極8の弾性に
より同突出部9が加圧されて成型部材2、3の接合部
4、5の導通が確実になるようにしてある。Y型の電極
8の場合もその凹部12により嵌合溝6、7間の突出部9
を挟むと、金属製電極8の弾性により同突出部9が加圧
されて成型部材2、3の接合部4、5の導通が確実にな
るようにしてある。
電極8の形状は第7図のものに限らず、例えば第5図
(a),(b),(c)のような各種形状のものでもよ
い。
同電極8はプラスチックに混入させた導電性フィラー1
より軟質な金属で被覆された剛性の金属であることが好
ましい。そのためには例えば、第6図(a),(b),
(c)のようにゴム、エラストマー等の芯材13の外周に
金属層14を被覆して弾性を持たせたり、第9図のように
金属チューブ16に適宜間隔で切り込み17を入れて同図の
矢印方向(金属チューブ16の径方向)へ弾性を持たせ、
更に同チューブ16の内部に弾性を有する心材18を入れ
て、前記成型部材2、3の接合部4、5の嵌合溝6、7
への嵌入時の接触圧力が向上するようにしたものが望ま
しい。
また第8図のように金属19の表面に細い突起20を多数本
設けたり、同表面に図示されていない凹凸をつける等し
て嵌合溝6、7への嵌入時の接触圧力を向上させたもの
でもよい。
また、成型部材2、3の接合部4、5の嵌合溝6、7と
電極8との接触界面は長期使用中に酸化被膜により導通
が劣化しないような材料の組合せが好ましい。例えば、
導電性フィラー1が銅系金属線又はステンレス線又はハ
ンダ又は錫でメッキされた金属線である場合は、電極8
は錫又はハンダ又は亜鉛等よりも軟質の金属の外周が、
導電性フィラーより軟質の金属により被覆された剛性の
ある金属とか、ステンレス、銅合金、それらの単体等が
好ましい。
第1図、第3図の電極8は成型部材2、3の接合部4、
5の嵌合溝6、7に脱着自在としたものであるが、第2
図、第4図の電極8はその一部が嵌合溝6、7の成型金
型の成型部材の接合部位(図示せず)にインサート成型
されたものである。
(考案の効果) 本考案の導電性プラスチック成型部材の接合部のシール
ド構造は次のような効果がある。
.成型部材2、3の成形時にその表面にできるプラス
チックスキン層を除去して、導電性フィラー1を嵌合溝
6、7及びその周囲の表面に露出させ、この嵌合溝6、
7に電極8を嵌合するので、電極8と成型部材2、3内
の導電性フィラー1との電気的導通が確実になり、更に
は電極8を介しての接合部4、5同士の電気的導通が確
実になるので、接合部4、5間からの電磁波の漏洩が確
実に防止される。
.電極8を接地用電極として利用して、より良く電磁
波の漏洩を防止することができ、また、ESD(静電放
射)を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)〜第4図(a)、(b)は本考案
の成型部材の接合部のシールド構造の各種実施例を示す
説明図、第5図(a)、(b)、(c)、第6図
(a)、(b)、(c)は本発明における電極の各種実
施例の断面図、第7図、第8図は同電極の異なる実施例
の側面図、第9図(a)は同電極の他例の側面図、同図
(b)は同電極の縦断面図、第10図(a)は従来の成型
部材の接合部のシールド構造の斜視図、同図(b)、
(c)は同図(a)のX部分の異なる例の詳細図、第11
図(a)は従来の成型部材の接合部のシールド構造の断
面図、同図(b)、(c)は同シールド構造に使用され
るシールド材の説明図である。 1は導電性フィラー 2、3は成型部材 4、5は接合部 6、7は嵌合溝 8は電極

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性フィラー1が混入されている導電性
    プラスチックからなる成型部材2、3の対向する接合部
    4、5の夫々に嵌合溝6、7が形成され、同嵌合溝6、
    7及びその周囲の表面に、成型部材2、3の成形時にそ
    の表面にできるプラスチックスキン層を除去して前記導
    電性フィラー1を露出させ、両嵌合溝6、7に金属製の
    電極8が前記の露出している導電性フィラー1と接触す
    るように嵌合され、同電極8を介して前記成型部材2、
    3の接合部4、5同士が接合されてなることを特徴とす
    る導電性プラスチック成型部材の接合部のシールド構
    造。
JP1989152369U 1989-12-28 1989-12-28 導電性プラスチック成型部材の接合部のシールド構造 Expired - Lifetime JPH0711519Y2 (ja)

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