JPH07115362B2 - 大型ワックス塊状体の製法 - Google Patents

大型ワックス塊状体の製法

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JPH07115362B2
JPH07115362B2 JP24583787A JP24583787A JPH07115362B2 JP H07115362 B2 JPH07115362 B2 JP H07115362B2 JP 24583787 A JP24583787 A JP 24583787A JP 24583787 A JP24583787 A JP 24583787A JP H07115362 B2 JPH07115362 B2 JP H07115362B2
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JP
Japan
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wax
producing
lump
melting point
mold
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JP24583787A
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泰三 野田
隆 佐藤
弘二 川口
晃 石井
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株式会社野田ワックス
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  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はワックス塊状体の製法に係り、殊に大型なワッ
クス塊状体の製法に係る。
本発明により製造される大型ワックス塊状体は、専一的
ではないが、彫刻用に例えば胸像等を実物大で作成する
ために用いることを企図している。
(従来の技術) 従来、胸像等は粘土、石膏、青銅(ブロンズ)等を素材
として製作されており、重量や材料の使用量を低く押え
るために中空体である。即ち、粘土や石膏を素材とする
場合には芯体上に粘土や石膏を塗付け、塑像成形し、次
いで芯体を除去することにより製作され、ブロンズ像の
場合には、金型を成型し、これに青銅溶湯を注入する鋳
造法により製作されている。
一方、ワックスを素材とした成形体としてはロウソクや
蝋人形がある。しかしながら、ロウソクは一般に小形で
あって最大級のものでも太さは数cm程度であり、一方所
謂蝋人形は等身大等のものもあるが、その製作に際して
は小さな部分に分けて鋳造したり、芯体を用いる等して
おり、全体がワックスのみからなる大型の塊状体から製
作されるものでない。即ち、中実の且つ大型のワックス
塊状体は従来全く製作されたことがなかったのである。
(発明の目的及び用途) 本発明は大型の、例えば横断面が長径50cm程度、短径40
cm程度又はこれ以上の寸法を有する楕円状等であり、高
さが60cm程度又はそれ以上の中実のワックス塊状体を製
造する方法を提供することにある。
本発明方法により製造される大型ワックス塊状体は、例
えばヒトの胸像等を彫刻して成形するための素材として
用いられる。この場合の彫刻は手彫りによっても機械彫
りによっても行うことができ、殊に後者の場合には対象
物(胸像の場合には「ヒト」)を例えば特開昭61−2416
12号公報に開示のような3次元計測システムにより計測
してデータを得、このデータにより数値制御加工装置の
多軸カッタを制御して実施することができる。尚、彫刻
して得たワックス像は、例えば、真空蒸着法を利用して
メッキを施すことにより美麗なものとなり、また半永久
的保存が可能となる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明方法により製造される大型ワックス塊状体の用途
として現在の処企図しているものは上述のように彫刻用
材料であり、従って当然のことながら内外部にクラック
が存在するものであってはならず、又内部に気泡即ち巣
が存在してはならない。更に手彫りに供されるにせよ、
或いは機械彫りに供されるにせよ、彫刻の観点から適度
な硬さを有していなければならない。
尚、溶融させたワックスが固化する際には体積の減少が
生起し、この現象はロウソク等の小型物の成形において
は離型性を向上させる等の利点をむしろもたらすが、本
発明が関与する大型塊状体の場合には、外面部の冷却固
化に対して中心部の冷却固化著しく遅れ、このために中
心部の冷却固化時にひずみが発生し、外側部は既に固化
しているためにこのひずみを吸収し得ず、従ってクラッ
クの発生し易いことが予備実験の結果判明した。
(問題点を解決し、目的を達成する手段及び作用) 材料ワックスとして動植物系ワックス、鉱物系ワック
ス、石油系ワックス及び合成ワックス(ポリエチレンワ
ックス等)が考えられるが、上記の問題点、殊に適度な
硬さを考慮して種々検討した結果、基本的には融点に差
のある少くとも2種類のワックスを配合したワックス配
合物の好ましいことが判明した。更にクラックや巣が発
生しない条件について検討を行った結果、冷却固化時に
晶出する結晶を微小化させるためにブレンド処理を高温
下で実施するのが好ましく、又減圧下での強制冷却によ
り融点付近まで降温させてから金型に注入して成型する
のが好ましいことが判明した。
従って、本発明による大型ワックス塊状体の製法は、低
融点ワックスを主体とし、これに高融点ワックスを配合
したワックス配合物を140〜230℃において30〜90分間ブ
レンド処理し、次いで減圧下に攪拌しながら当該ワック
ス溶融物をその融点温度付近まで冷却させた後に金型に
注入し、室温下に放置して固化させることを特徴として
いる。
本発明方法において用いられる主材料である低融点ワッ
クスとしては例えばパラフィンワックス(融点、53℃)
を挙げることができ、又高融点ワックスとしてはポリエ
チレンワックス(融点、86℃)、カルナウバワックス
(融点、83℃)及びこれらの配合物を挙げることがで
き、又自体公知の手法であるが微結晶化をもたらすため
にその1部をマイクロクリスタリンワックス(融点、84
℃)に置換えることができる。低融点ワックスの配合量
は約85重量%とし、残部を高融点ワックスとし、マイク
ロクリスタリンワックスを配合する場合には高融点ワッ
クスの1部をこれで置換え2重量%程度配合するのが適
当である。ブレンド処理を2段階で行ない、第1段階で
は約160℃で約1時間処理し、第2段階では約175℃で約
30分間処理するのが適当である。ブレンド処理されたワ
ックス溶融物は次いで減圧下に攪拌冷却されるが、その
減圧条件としては約10mmHgが適当である。
本発明方法において原料ワックス配合物のブレンド処理
を高温下で実施するのは原料ワックス中に場合により存
在する揮発性成分及び低沸点成分を完全に除去し、これ
によって製品塊状体に気泡が残存するのを防止するため
であり、又ワックスに変性を生じさせてより均斉なもの
となし且つ微結晶化させるためである。減圧下に攪拌す
るのは充分な脱気をもたらし、これによって製品塊状体
に気泡が残存するのを防止するためであり、又このよう
な条件下に冷却してワックス溶融物をその融点温度付近
まで降温させるのはワックスに流動性を保持させ、これ
によって金型への注入操作を容易になすと共に、金型で
の成型固化に際して生じる収縮量を小になし、更には金
型内での固化に必要な所要時間を短縮させるためであ
る。尚、このように冷却させてから注型することによ
り、離型性も向上し、固化に伴なう収縮の向きを中心部
に指向させることができ、これによってクラックの発生
を防止し得ることも判明した。尚、離型性を更に向上さ
せるために、自体周知の手法を用いること、即ち金型内
面に離型剤例えばシリコーンオイルを塗布したり、合成
樹脂シートを配置しておく等の補助手段を講じることも
できる。
(実施例等) 次に、実施例、試験例及び比較例に関連して本発明を更
に詳細に説明する。
予備試験 a)本発明は彫刻用のワックス塊状体の提供を主たる目
的としているので、適度な硬度を有していることが肝要
であるために、主原料とすべきワックスの種類について
検討を行なった処、キャンデリラワックスを主材とする
と硬くなり過ぎ、ミツロウを主材とするとベタツキが生
じ、主材としてはパラフィンワックスが適当なことが判
明した。
b)ワックスは熱伝導率が低いために金型成型に際して
中心部の温度降下が遅延する。従って中心部と外側の温
度をできるだけ均一にする方策として、先ず、同一処方
のフレーク状又は、パウダー状のワックスを金型内に入
れておき、これにワックス溶融物を注入して成型した
処、固型状ワックスの空隙に存在していた空気を完全に
追出すことができず、このために得られた塊状体の内部
には気泡が散在し、又結晶にヒズミが存在するために脆
いものとなった。又中心部の熱を外部に導くために、金
属棒又はスチールウールを差込んで金型成形を行なった
処、離型性が悪かった。尚、彫刻用のワックス塊状体と
なすためには、金属棒等を深部にまで挿入することは不
可能なことも判明した。
実施例 配合処方:種類 量割合 融点 (重量%) (℃) パラフィンワックス 86 53 マイクロクリスタリンワックス 2 84 カルナウバワックス 4 83 ポリエチレンワックス 8 86 上記処方のワックス配合物を160℃に加熱して1時間処
理し、次いで175℃に昇温して30分間処理してブレンド
を行なった。このワックス溶融物を掻取り羽根付き真空
攪拌機に移し、10mmHgの条件下で攪拌しながら54.5℃ま
で冷却させた。このワックス溶融物は未だ充分な流動性
を有しているので、これを横断面が長径52cm、短径40cm
楕円形であって、高さが、70cmの内寸法を有する金型に
注下した。この金型を室温下に3日間放置した後に脱型
して、ワックス塊状体を得た。このワックス塊状体即ち
楕円柱体の寸法は長径50cm、短径38cm、高さ65cmであっ
た。
このワックス塊状体を外部から目視観察した処クラック
や気泡は見当らなかった。次いで切断して内部を調べて
も略完全な中実体でありクラックや気泡は存在しなかっ
た。
比較例1 実施例と同一処方のワックス配合物を120℃でブレンド
処理した以外は実施例と同様にしてワックス塊状体を製
作した処、離型体が悪く中心部にクラックの存在が認め
られた。
比較例2 実施例と同一処方のワックス配合物を実施例と同様にし
て、但し約70℃まで冷却させた時点で金型に注下し、室
温下に3日間放置した後に脱型してワックス塊状体を得
た。このワックス塊状体を切断した処、中心部は未だ固
化しておらず、この部分のワックスが流出して直径約15
cmの空洞部が生じた。
比較例3 実施例と同一処方のワックス配合物につき、実施例と同
様にしてブレンド処理し、次いで常圧下に攪拌しながら
冷却させた。この場合には約55℃まで冷却させると流動
性が低くなり注下が不可能となるので58℃まで冷却させ
た時点で金型に注下した。この金型を室温下に3日間放
置し、次いで脱型してワックス塊状体を得た。
このワックス塊状体はクラックを有していなかったが、
無数の気泡を略全体に内包しているものであった。
(発明の効果) 本発明方法によれば、クラックや気泡を内在しない大型
ワックス塊状体を製造することができ且つ注型温度が低
いので成型所要日数も室温下で3日程度で済む(注型温
度が約100℃であると成型所要日数は7〜10日程度とな
る)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11B 15/00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低融点ワックスを主体とし、これに高融点
    ワックスを配合したワックス配合物を140〜230℃におい
    て30〜90分間ブレンド処理し、次いで減圧下に攪拌しな
    がら当該ワックス組成物の融点温度付近まで冷却させた
    後に金型に注入し、室温下に放置して固化させることを
    特徴とする、大型ワックス塊状体の製法。
  2. 【請求項2】低融点ワックスがパラフィンワックスであ
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の大
    型ワックス塊状体の製法。
  3. 【請求項3】高融点ワックスがポリエチレンワックス及
    びカルナウバワックスの少くとも1種とマイクロクリス
    タリンワックスであることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項に記載の大型ワックス塊状体の製法。
  4. 【請求項4】ブレンド処理が2段階で行われ、第1段階
    では約160℃で約1時間処理され、第2段階では約175℃
    で約30分間処理されることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項に記載の大型ワックス塊状体の製法。
  5. 【請求項5】攪拌冷却を約10mmHgの減圧下で行うことを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の大型ワック
    ス塊状体の製法。
  6. 【請求項6】低融点ワックスの配合量が約85重量%であ
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜5項の何れ
    か1つに記載の大型ワックス塊状体の製法。
  7. 【請求項7】マイクロクリスタリンワックスの配合量が
    約2重量%であることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1〜6項の何れか1つに記載の大型ワックス塊状体の製
    法。
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