JPH0711545A - シャトルレス織機におけるよこ糸飛走検出装置 - Google Patents

シャトルレス織機におけるよこ糸飛走検出装置

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JPH0711545A
JPH0711545A JP17605993A JP17605993A JPH0711545A JP H0711545 A JPH0711545 A JP H0711545A JP 17605993 A JP17605993 A JP 17605993A JP 17605993 A JP17605993 A JP 17605993A JP H0711545 A JPH0711545 A JP H0711545A
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昭三郎 牧野
Keiji Yoshikawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の小型薄型化が可能で、おさのリード板
内への装着を容易となし、よこ糸の飛走検出を確実にな
すことを可能とする。 【構成】 シャトルレス織機におけるおさ3のリード板
4−1内に挿入され、かつ飛走するよこ糸2の帯電気を
誘電する一対の電極8−1、8−2有する感知部9と、
前記誘電の帯電気を増巾する増巾器15と、該増巾器1
5の出力信号を波形整形して出力する波形整形器16と
が一体化されて前記おさ3に連動する検出器17が構成
され、該検出器17の出力信号により飛走するよこ糸2
が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジエット式、グリッパ
ー式、レピア式等のシャトルレス織機におけるよこ糸飛
走検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シャトルレス織機の例えばエアージエッ
トルームにおいて、そのよこ糸の飛走が間断なく行われ
ているか、更にその長さおよび到達点が所定の通りであ
るか等の検出が必要であり、このため、従来において
は、よこ糸飛走の到達点の近辺に対し、非接触的な検出
器を設置する方法がとられている。例えばよこ糸飛走個
所に対し光を照射し、その反射光または透過光の変化を
検出している。この他、検出原理として静電容量の変化
を検出する方式とか、超音波を利用する方式等が考えら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来の技術で述べた
光学式の検出方法において、反射光式のものは、よこ糸
の飛走個所が一定でないため、検出の見逃しがあり、ま
た、反射光の少ない色糸等に対しては不適合であった。
また、透過光式のものは、リード板内に投受光器を一体
化して設置する方法がとられているが、その形状が比較
的大きいため、リード板内に設置するのに制限があり、
また、光軸によるその測定の場から、よこ糸道が外れる
ことがある等、不充分な性能である。なお、静電容量方
式、超音波方式等は何れも構造面、安定性、検出精度、
価格面等から実用化されてない。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、小型、薄型化が可能であるため、おさのリード板内
への装着が容易で、よこ糸の飛走の検出が確実になされ
るシャトルレス織機におけるよこ糸飛走検出装置を提供
することにある。
【0005】また、本発明のもう一つの目的は、風綿、
油材等の付着による誤感知がなく、構造が簡単で、かつ
堅牢で耐振性に優れ、その上、廉価に製作できると共
に、設置、取扱いが簡易であるシャトルレス織機におけ
るよこ糸飛走検出装置を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】これらの目的を達成す
るため、本発明は、シャトルレス織機におけるおさのリ
ード板内に挿入され、かつ飛走するよこ糸の帯電気を誘
電する一対の電極を有する感知部と、該感知部の一対の
電極と夫々接続され、前記誘電された帯電気を増巾する
増巾器と、該増巾器と接続され、かつ該出力信号を波形
整形して出力する波形整形器とが一体化されて前記おさ
に連動する検出器が構成され、該検出器の出力信号によ
り飛走するよこ糸が検出される構成を特徴とするもので
ある。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照し、その作用と共
に説明する。図1は本発明に係るよこ糸飛走検出装置の
一例での一部を断面して示す側面図、図2は一部を断面
して示す正面図で、本実施例は、シャトルレス織機にお
けるエアージエットルームのおさのリード板間に挿入さ
れた検出器について示す。更に説明すると、図1におい
て、たて糸1−1、1−nはA⇔B間を上下方向に交叉
して運動している。また、よこ糸2は、たて糸1−1、
1−nの交叉毎におさ3のリード板4−1、4−nの凹
み部5の中を飛走している。おさ3はおさ保持具6に装
着され、おさ保持具6は、たて糸1−1、1−nの交叉
運動と同期して、E点を支点として左右方向C⇔Dの運
動が行われ、たて糸1−1、1−nとよこ糸2により布
7を編織している。電極8−1、8−2は導体で、図1
に示されている如く、リード板4−1、4−nの形状に
合わせた形状の感知部9のよこ糸2に対応する面に配置
され、その表面は絶縁性の保護膜10で被覆されてい
る。感知部9は、絶縁性基板11に電極8−1、8−2
およびリード線12が配線されると共に、電極8−1、
8−2は図2に示されているように、絶縁膜13を介し
てシールド板14により静電遮蔽されている。リード線
12は、高入力インピーダンスを有する差動増巾器15
と接続され、電極8−1、8−2の誘電信号は該増巾器
15によって増巾される。増巾器15の出力は波形整形
器16と接続され、該波形整形器16により増巾器15
の信号が整流および比較されて出力端子Pに検出信号と
して出力される。図1に示されているように、検出器1
7は感知部9、増巾器15および波形整形器16を一体
化することによって構成され、該検出器17はこれらの
電子回路が例えば絶縁性基板11を含むプリント基板1
8上に配置されて金属ケース19内に収納されブラケッ
トを介しておさ保持具6に取り付けられている。
【0008】以上の構成において、今、たて糸1−1、
1−nが図2に示されている如く、開口状態に同期し、
よこ糸2は空気圧の送りにより凹み部5に沿って矢印F
の方向に飛走してくるものとする。すると、図1におい
て電極8−1、8−2はよこ糸2の帯電気を誘電する。
この誘電信号E1、E2はよこ糸2の走行速度および糸斑
に応じた変動信号で、また、その大きさはよこ糸2の帯
電量に比例し、よこ糸2と電極8−1、8−2との距離
に反比例している。このため、電極8−1、8−2は凹
み部5の形状に合わせた形状とし、よこ糸2からの誘電
量を多くする構造となっている。電極8−1、8−2の
誘電信号E1、E2は微弱であるので、増巾器15で増巾
され、充分に増巾された信号は波形整形器16にて波形
整形され、比較器等にて1−0信号に変換されて端子P
に出力される。実際にはこれらの感知部9の挿入されて
いるリード板4−1ないし4−n間には、たて糸1−
1、1−nは存在しないが、おさ3が布7に近接したと
きは、当然布7の帯電気を誘電する。したがって、おさ
3の運動に対応して電気信号を発生する同期信号発生器
21からの同期信号Qが論理回路20の一方の入力に加
えられると共に、他の一方の入力は検出器17の出力P
と接続され、よこ糸2が飛走している期間のみの信号が
論理回路20の出力端子Rに出力される。
【0009】図3および図4は、本発明の他例を示すも
ので、図3において、感知部9はプリント基板18にて
構成され、該プリント基板18には増巾器15、波形整
形器16が搭載されており、一対の電極8−1、8−2
はスルーホールメッキにて絶縁性基板11の上下方向
(板厚方向)に貫通し、かつ平面視L形に設けられてい
る。よこ糸2は電極8−1、8−2に対応して感知部9
の凹み部5の個所を飛走し、電極8−1、8−2で感知
されたよこ糸2の帯電気E1、E2はリード線12−1、
12−2を介して増巾器15と接続され、増巾された信
号は波形整形器16により波形整形されて出力端子Pに
出力される。
【0010】図4は、図3の感知部9の凹み部5のG方
向から見たH−H線部の断面図で、図において、プリン
ト基板18における感知部9の部分には、電極8−1、
8−2およびリード線12−1、12−2が配線される
と共に、電極8−1、8−2は絶縁性基板11の板厚方
向を貫通する狭隙にスルーホールメッキされて、リード
線12−1、12−2と夫々接続されている。また、プ
リント基板18はそのリード線12−1、12−2を含
む上下面に、絶縁膜13−1、13−2を介してシール
ド板14−1、14−2が複合せられてプリント配線さ
れ、これらは接地接続されて静電遮蔽効果を有するよう
になっている。以上の如き電極8−1、8−2におい
て、スルーホールメッキ層による電極面と基板11の側
面との間隔の層を保護膜10として、図示の如く製作上
でき得る限りの薄さとすれば、電極8−1、8−2は外
気に対して基板11の材質によって保護され、外気の塵
埃、水気等から保護され、図1に示される保護膜10の
如き特別な加工を施す必要がなくなる。
【0011】次に、前記実施例における作用を、各部の
信号波形と電気回路とを含む作用説明図としての図5を
参照して説明すると、同図において、横軸はさお3がよ
こ糸を打ち込む際の時間的経過を示し、よこ糸2の飛走
毎におさ3は開口、打込みの動作を繰返している。この
時間的経過に対応して電極8−1、8−2の誘電信号E
1、E2が発生するもので、縦軸はその信号値の大きさの
目安を示す。また、検出信号Pは検出器17における波
形整形器16の検出信号、同期信号Qは同期信号発生器
21による同期信号、出力信号Sは論理回路20の出力
信号を夫々示す。そこで、今、よこ糸2が飛走を繰返
し、電極8−1、8−2を通過する場合は、誘電信号E
1、E2は夫々飛走信号e1、e2を、おさ3の打込み中は
打込み信号t1、t2を、ひ打点ではひ打点信号u1、u2
を夫々誘電する。また、開口時は開口よこ糸2が電極8
−1、8−2に対して介在しないので、開口信号n1
2は微弱信号で、この時は波形整形器16の出力信号
は高レベルとなる。即ち、電極8−1、8−2に誘電さ
れた誘電信号E1、E2は、商用周波数等の同期、同位相
的外部雑音信号は相殺し、糸信号等の非同期、非同相な
信号のみを増巾する増巾器15の集積回路IC1、IC2
等により増巾され、この増巾された交流信号は波形整形
器16にて整流され、集積回路IC3によりその信号は
基準値と比較され出力される。この場合、波形整形器1
6の入力信号が高レベルの場合は検出信号Pは低レベル
で、入力信号が低レベルの場合は高レベルの信号を出力
するものとする。したがって、よこ糸2が電極8−1、
8−2に対応して介在する場合は、波形整形器16の検
出信号Pは低レベルで、よこ糸2が介在しない場合は検
出信号Pは高レベルとなる。
【0012】次に、よこ糸2が飛走すべき時点、即ち同
期信号Qが高レベルの時によこ糸2の飛走がない場合
は、誘電信号E1、E2は飛走信号e1、e2を誘電せず
に、開口信号n1、n2のみとなり、したがって、同期信
号Qの発生時点で検出信号Pが高レベルであるので、論
理回路20の出力信号Sが発生し、よこ糸2の飛走停止
が検出される。
【0013】以上実施例について詳述したが、本発明装
置は種々の変形が可能であり、例えば感知部9の電極8
−1、8−2のスルーホールメッキは小孔を多数貫通さ
せて夫々を電気的に連結するように構成しても同等の効
果が得られる。また、検出器17に包含される増巾器1
5の一部ないしは波形整形器16等を検出器ケース外に
装備することも可能であり、また、同期信号Qは織機に
内蔵の電気回路からの同期信号を利用することも可能で
ある。
【0014】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、感知部が極
めて薄く構成されているので、おさのリード板内に容易
に装着することができ、したがって、よこ糸の飛走を理
想的場所で検出し得るので、その検出が確実である。
【0015】また、よこ糸の飛走の防げとならないと共
に、検出器の設置に伴うたて糸の削減本数が在来品に比
較して少くて済む。
【0016】更に風綿、油材等の付着による誤感知がな
く、構造が簡単でかつ堅牢で耐震性に優れ、その上、小
型、廉価に製作できると共に、その設置、取扱いが簡易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るよこ糸飛走検出装置の一例での一
部を断面して示す側面図である。
【図2】同上の一部を断面して示す正面図である。
【図3】本発明に係るよこ糸飛走検出装置の他例を示す
一部省略の斜視図である。
【図4】同上のH−H線部分の拡大断面図である。
【図5】作用説明図である。
【符号の説明】
1−1、1−n たて糸 2 よこ糸 3 おさ 4−1、4−n リード板 8−1、8−2 一対の電極 9 感知部 11 絶縁性基板 12、12−1、12−2 リード線 13、13−1、13−2 絶縁膜 14、14−1、14−2 シールド板 15 増巾器 16 波形整形器 17 検出器 18 プリント基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャトルレス織機におけるおさのリード
    板内に挿入され、かつ飛走するよこ糸の帯電気を誘電す
    る一対の電極を有する感知部と、該感知部の一対の電極
    と夫々接続され、前記誘電された帯電気を増巾する増巾
    器と、該増巾器と接続され、かつ該出力信号を波形整形
    して出力する波形整形器とが一体化されて前記おさに連
    動する検出器が構成され、該検出器の出力信号により飛
    走するよこ糸が検出される構成を特徴とするシャトルレ
    ス織機におけるよこ糸飛走検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出器における感知部は、前記おさ
    のリード板のよこ糸飛走個所に対応する形状のプリント
    基板にて構成されると共に、該感知部の一対の電極は、
    前記よこ糸飛走個所に対応した前記プリント基板の絶縁
    性基板の板厚方向の貫通孔にスルーホールメッキが施さ
    れて形成され、該一対の電極およびそのリード線を含む
    絶縁性基板の上下面には、前記リード板に対し静電遮蔽
    する絶縁膜を介しての接地シールド板が設けられた構成
    を特徴とする請求項1のシャトルレス織機におけるよこ
    糸飛走検出装置。
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