JPH07115638B2 - 鉄道の保線車両の脱線回復装置 - Google Patents

鉄道の保線車両の脱線回復装置

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JPH07115638B2
JPH07115638B2 JP5029875A JP2987593A JPH07115638B2 JP H07115638 B2 JPH07115638 B2 JP H07115638B2 JP 5029875 A JP5029875 A JP 5029875A JP 2987593 A JP2987593 A JP 2987593A JP H07115638 B2 JPH07115638 B2 JP H07115638B2
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vehicle
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maintenance vehicle
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博國 橋詰
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East Japan Railway Co
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道のレールの高低や曲
がりを整正する保線車両が脱線した場合に、それを迅速
且つ効率良く回復する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道のレールは車両の走行や地盤沈下等
により高低や曲がりを生ずるので、定期的に整正する必
要があり、通常このために専用に作られた保線車両が使
用される。この保線車両は車両にレールの検査装置、こ
う上装置、ダンピング装置等が備えられ、それらの装置
により走行しながらレールの検査をすると共に、レール
の必要箇所を整正できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常このような保線車
両による保線工事は一般車両の運行が停止される夜間に
行われ、しかも地上員と連携しつつ保線車両を徐行させ
ながら作業を進めていく必要がある。すなわち軌道には
多数のポイントが存在するので、それらを必要により地
上員が切換ながら保線車両を走行させ整正作業が行われ
る。しかし、このように暗い照明下でのポイント切り換
えおよび連携の不備等により、しばしば保線車両の脱線
事故が起ることがある。
【0004】従来、このような保線車両に脱線事故が起
こった場合は、油圧ジャッキ等を事故現場に持ち込み、
作業員が手作業で回復作業を行っていた。しかしこのよ
うな回復方法は手間がかかる上に危険性が高く、また限
られた時間内で迅速に回復作業を完了させるためには、
多くの作業員を動員しなければならないという問題があ
った。なお機関車の脱線復元装置として、実開昭48−
55510号のマイクロフィルムに記載されたものが提
案されている。この装置は、車体の両端部に夫々縦方向
シリンダが設けられ、その上端が車体に回動自在に軸支
される。そして、縦方向シリンダの下端部に横方向シリ
ンダの一端が連結されたものである。そして、車両の脱
線時には縦方向シリンダのピストンロッドを伸長させて
車両を上昇させると共に、横方向シリンダを伸縮させて
縦方向シリンダを揺動させることにより、車体をレール
の幅方向に移動させる。そして、車輪をレールの真上に
位置させた状態で縦方向シリンダを収縮させるものであ
る。 ところがこの機関車は、トンネル等における掘削土
砂の運搬用牽引車として用いられるものであり、本発明
の対象とする保線車両の如く敷設レールの曲がりや高低
を修正するための各種機器を備えたものを対象としてい
ない。この従来装置を保線車両にそのまま取付けると、
各種不都合が生じる。即ち、先ず本発明の対象とする保
線車両の如く、敷設されたレールの高低や曲がりを矯正
する各種機器を搭載し直接レールに対し外力を加えた
り、レール近傍を作業する車両において、前記のような
縦シリンダをそのまま取り付けて路面方向へ突出させた
状態にすると、各種保線作業の邪魔になる欠点がある。
また、レール上方に車輪を位置させた状態で縦方向シリ
ンダを収縮させると、その縦方向シリンダが斜めに傾斜
して立設されるため、縦方向シリンダの収縮に伴って車
体自体が幅方向に移動してしまう。そのため、復旧作業
中に車輪がレールから外れて復旧できない虞がある。ま
た、縦方向シリンダが斜めに立設されることになるか
ら、そのシリンダ下端の設置面が安定せず安全性に欠け
る虞がある。そこで本発明は、このような従来の脱線回
装置における問題点を解決し、安 全性が高く且つ保線
作業の邪魔にならない脱線回復装置を提供することを課
題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の保線車両の脱線回復装置は、鉄道の敷設レールの高
低や曲がりを整正する各種装置を備えた保線車両1であ
って、 その保線車両1の前部および後部の両側面下部
置で、夫々その車両の本体ベース5にその車両の幅方向
に案内面が配置されたガイドレール24と、夫々の前記
ガイドレール24に案内される四つのブロック16と、
直線方向に駆動される油圧シリンダ21等の駆動体の一
端が夫々の前記ブロック16に取付けられ、他端が前記
本体ベース5に取付けられた四つの水平移動手段と、
々の前記ブロック16に一端が軸支されると共に、他端
がそのブロック16に設けられたピン掛合部19を介し
てピン20に挿脱自在に挿通されて位置決め固定され、
そのピン20が抜き取られたときに前記軸支を中心にほ
ぼ直角に回動可能な四つの旋回板18と、 長手方向の長
さが前記旋回板18の長さよりも著しく長く、その旋回
板18に上端が一体的に固定されて長手方向に伸縮自在
に地上に垂下される四つのシリンダ9と、を具備し、そ
の車両の保線作業時には、その保線作業の邪魔にならな
いように前記旋回板18を旋回して前記シリンダ9の長
手方向がほぼ前記本体ベース5に平行に位置されるよう
に構成された、ものである。
【0006】
【作用・効果】 本発明の保線車両の脱線回復装置は、保
線車両1が正常に軌道上を走行する際及び、適宜位置に
停止し敷設レールの高低や曲がりを修正する際には、本
脱線回復装置の四つのシリンダ9はそれらの作業等に邪
魔にならないように90度旋回し、図示しない係止手段
を介して車両側にシリンダ9部分が水平に保持される。
次に、保線車両の車輪が脱輪したときはその脱輪した車
輪7側の一対のシリンダ9の固定を外してジャッキ手段
3を反時計方向に旋回させ、それを垂直にしてからピン
20をピン掛合部19のピン孔に挿通して旋回板18を
ロックする。次いで、シリンダ9を操作してその出力部
を伸長させ、脱輪した車両の下部がレ−ルより高い位置
になるまで保線車両1を持ち上げる。 次に、左右の水平
移動手段4を操作し、脱輪した車輪がレール上に位置す
るまで保線車両を幅方向に水平移動させた後、再び左右
のシリンダ9を操作し、その出力部を縮退させることに
より車輪をレール上に復帰させる。その後、シリンダを
操作しその出力部を完全に縮退させると共に、再びピン
20をピン掛合部19から引き抜き、シリンダを時計方
向に旋回させて保線車両に固定し、保線作業の邪魔にな
らないようにする。 このように本装置は、ガイドレール
24に案内される四つのブロック16に夫々回動自在な
旋回板18を介してシリンダ9の上端を一体固定してい
るから、構造が簡単で且つシリンダ9の伸縮時の安定性
を増す。それと共に、車両の水平移動の際にはブロック
16が本体ベースのガイドレールに案内されるように構
成したため、車両の水平移動も安定して行うことができ
る効果がある。 また、構造が簡単で夫々独立した四つの
水平移動手段及びシリンダからなるため、既存の保線車
両に取付けが可能で且つ、保線作業の邪魔にならない。
【0007】
【実施例】次に図面により本発明の脱線回復装置の実施
例を説明する。図1は本発明の脱線回復装置の一例を部
分的に示す正面図であり、図2はその側面図である。保
線車両1の前部および後部の両側下部に図1及び図2に
示すような車両移動装置2が4個配置されている。車輪
移動装置2はジャッキ手段3およびそれにより昇降され
る水平移動手段4を有している。保線車両1の下部には
本体ベース5および補強材6が結合され、これらを介し
て水平移動手段4と保線車両1の下部が連結されてい
る。なお7は保線車両の車輪、8はレールである。
【0008】図1(および図2)における車両移動装置
2部分の拡大正面図を図3に示し、図4にそのA−A断
面図を示す。ジャッキ手段3は例えば油圧ジャッキが使
用され、そのシリンダ9の下端から突出された出力部
(ピストンロッド)10の先端に、ジャッキ手段3を軌
道等の地上に安定に立設するための基板11が設けられ
ている。またシリンダ9の側面に一対の油圧管接続部1
2、13が設けられ、それらは油圧ホース14により保
線車両内に設けられた図示しない油圧回路と接続されて
いる。ジャッキ手段3には、そのシリンダ9の上端に旋
回手段15が取り付けられ、その旋回手段15に水平移
動手段4が連結されている。旋回手段15は、水平移動
手段4におけるブロック16の下面に設けられた軸受1
7に軸支された旋回板18と、該旋回板18の先端およ
び前記ブロック16の下面の間に設けられたピン掛合部
19、およびピン掛合部19の各ピン孔に連通され、旋
回板18の先端をブロック16に掛合しロックするため
のピン20を有している。
【0009】水平移動手段4は油圧操作されるシリンダ
21、その出力部(ピストンロッド)22にピン等によ
り連結されたブラケット23、保線車両側に固定された
ガイドレール24を有しており、ガイドレール24は図
4の如く両側外面に条溝25をそれぞれ設けた一対の案
内部26を有しており、それら案内部26はブロック1
6の上面に設けられた凹溝27に沿ってスライド自在と
されている。そしてこの凹溝27の両側内面の上部に設
けた凸条28に前記条溝25が係合されている。ブロッ
ク16の上部中央にはシリンダ21を嵌装するスペース
を有した一対の連結ブラケット29が設けられ、該連結
ブラケット29の孔30にピン31を介してシリンダ2
1の外周がブロック16に連結されている。なお、シリ
ンダ21は図示しない油圧ホースにより保線車両1内に
設けられた油圧回路と接続されている。
【0010】次に上記装置の作用を説明すると、保線車
両1が正常に軌道上を走行する際は、旋回手段15のピ
ン20を引き抜いてジャッキ手段3を図4の状態から一
例として時計方向へ90度旋回し、図示しない係止手段
を介して車両側にシリンダ9部分を水平に保持してお
く。保線車両の例えば前部の車輪が脱輪したときは、先
ず図1に示すように脱輪した前部の左右の車輪7の外側
の軌道上に適宜な支持ブロック32等をそれぞれ載置す
る。それと共にシリンダ9の車両側の固定を外してジャ
ッキ手段3を反時計方向へ旋回させ、図1のように垂直
にしてからピン20をピン掛合部19のピン孔に挿通し
て旋回手段15をロックする。次いでシリンダ9の油圧
を操作して出力部10を矢印のように伸長させ、その先
端を支持ブロック32上に接触させる。
【0011】使用するジャッキ手段3を上記のような状
態とした後、車両移動装置2を次のように同期的に操作
して左右の脱輪した車輪を同時にレール上に復帰させ
る。すなわち、先ず左右のジャッキ手段3のシリンダ9
の油圧回路を操作してその出力部10をさらに伸長さ
せ、脱輪した車輪の下部がレールより高い位置になるま
で保線車両1を持ち上げる。次に左右の水平移動手段4
のシリンダ21の油圧回路を操作し、脱輪した車輪7が
レール8上に位置するまで保線車両を幅方向に水平移動
させた後、再び左右のシリンダ9の油圧回路を操作し、
その出力部10を縮退させることにより、車輪7をレー
ル8上に復帰させる。さらに後部の車輪も脱輪している
ときは、上記の保線車両の持ち上げ以下の操作を後部に
ついて繰り返す。上記操作により保線車両の脱線を回復
させた後、シリンダ9の油圧回路を操作してその出力部
10を縮退させると共に、再びピン20をピン掛合部1
9から引き抜き、シリンダ9を時計方向に旋回させて保
線車両側に固定する。なお旋回手段15は省略すること
もでき、その場合には当然ながらこれら旋回操作は存在
しない。
【0012】上記例ではジャッキ手段3および水平移動
手段4の駆動方式を油圧シリンダで行っているが、いず
れか一方もしくは両方を他の駆動方式、例えば空気圧駆
動方式または電動駆動方式とすることもできる。また左
右の脱輪した車輪部分を持ち上げて水平移動するため、
左右のジャッキ手段3および水平移動手段4を同期操作
するが、この操作は左右共通の油圧回路とすることによ
り達成できる。さらに保線車両の左右の傾きを検出する
センサーを車両に取り付け、その信号と正常姿勢との差
が最小になるように油圧回路を制御する制御器を設ける
ことにより、保線車両のバランスをさらに高い精度で維
持しながら同期操作することができる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱線回復装置の一例を部分的に示す正
面図。
【図2】図1における側面図。
【図3】図1における車両移動装置2部分の拡大正面
図。
【図4】図3におけるA−A断面図。
【符号の説明】
1 保線車両 2 車両移動装置 3 ジャッキ手段 4 水平移動手段 5 本体ベース 6 補強材 7 車輪 8 レール 9 シリンダ 10 出力部 11 基板 12 油圧管接続部 13 油圧管接続部 14 油圧ホース 15 旋回手段 16 ブロック 17 軸受 18 旋回板 19 ピン掛合部 20 ピン 21 シリンダ 22 出力部 23 ブラケット 24 ガイドレール 25 条溝 26 案内部 27 凹溝 28 孔 29 連結脚 30 孔 31 ピン 32 支持ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道の敷設レールの高低や曲がりを整正
    する各種装置を備えた保線車両1であって、 その保線車両1の 前部および後部の両側面下部位置で、
    夫々その車両の本体ベース5にその車両の幅方向に案内
    面が配置されたガイドレール24と、夫々の前記 ガイドレール24に案内される四つのブロッ
    ク16と、 直線方向に駆動される油圧シリンダ21等の駆動体の一
    端が夫々の前記ブロック16に取付けられ、他端が前記
    本体ベース5に取付けられた四つの水平移動手段と、夫々の前記ブロック16に一端が軸支されると共に、他
    端がそのブロック16に設けられたピン掛合部19を介
    してピン20に挿脱自在に挿通されて位置決め固定さ
    れ、そのピン20が抜き取られたときに前記軸支を中心
    にほぼ直角に回動可能な四つの旋回板18と、 長手方向の長さが前記旋回板18の長さよりも著しく長
    く、その旋回板18に上端が一体的に固定されて長手方
    向に伸縮自在に地上に垂下される四つのシリンダ9と、
    を具備し、その車両の保線作業時には、その保線作業の
    邪魔にならないように前記旋回板18を旋回して前記シ
    リンダ9の長手方向がほぼ前記本体ベース5に平行に位
    置されるように構成された、 鉄道の保線車両の脱線回復装置。
JP5029875A 1993-01-25 1993-01-25 鉄道の保線車両の脱線回復装置 Expired - Lifetime JPH07115638B2 (ja)

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