JPH0711573B2 - 放射能測定方法およびその装置 - Google Patents

放射能測定方法およびその装置

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JPH0711573B2
JPH0711573B2 JP63323350A JP32335088A JPH0711573B2 JP H0711573 B2 JPH0711573 B2 JP H0711573B2 JP 63323350 A JP63323350 A JP 63323350A JP 32335088 A JP32335088 A JP 32335088A JP H0711573 B2 JPH0711573 B2 JP H0711573B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドラム缶などの放射性廃棄物貯蔵容器(以
下、単に貯蔵容器という)内の放射能を非破壊的に測定
する放射能測定方法及び装置に係わり、特に貯蔵容器内
の密度及び放射能分布状態が未知である貯蔵容器内のγ
線放出核種の放射能を簡便に定量するのに好適な放射能
測定方法及びその装置に関する。
〔従来技術〕
貯蔵容器内の密度が未知である場合の従来の放射能測定
方法としては、特開昭56−115974号公報,及び特開昭61
−107183号公報に示されたものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
特開昭56−115974号公報に示された放射能測定方法は、
貯蔵容器内の重量を測定し、その測定値を測定対象の容
積で除することにより貯蔵容器内の平均密度を求め、そ
の平均密度を用いて貯蔵容器内の放射線を測定する。し
かし、この方法は、内容物密度が貯蔵容器長軸方向に大
きく変化している場合には適用できないという問題点が
ある。
特開昭61−107183号公報に示された放射能測定方法は、
貯蔵容器を挟んで放射線検出器と対向する位置に設けた
放射能が既知の外部線源を利用して密度を求め、その密
度を用いて貯蔵容器内の放射能を測定する。貯蔵容器内
の放射能測定は、放射線検出器の前面に設置されたコリ
メータで決る貯蔵容器長軸方向の高さを持つ断面毎に行
い、貯蔵容器内全体の放射能を定量する。従つて、本方
法では、外部線源からのγ線と貯蔵容器内部から放射さ
れたγ線とを識別するために、一断面当たり外部線源が
ある場合とない場合の2回のγ線測定をする必要があ
り、測定時間が長くなるという問題点がある。
本発明の目的は、貯蔵容器内の内容物密度が未知であつ
ても、一断面当り一回の放射能測定で貯蔵容器内の放射
能を定量できる測定時間の短い放射能測定方法及びその
装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、貯蔵容器内の放射能を定量すると
共に、貯蔵容器内の未知の内容物密度を求めることがで
きる装置構成の簡単な放射能測定方法及びその装置を提
供することにある。
さらに、本発明の第3の目的は、貯蔵容器内の内容物密
度を求めなくても、貯蔵容器内の放射能を定量すること
ができる放射能測定方法及びその装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は、放射線検出器の前面に設置されたコリ
メータを通して入射される被検体(貯蔵容器内内容物)
からの放射線のエネルギースペクトルを求め、前記エネ
ルギースペクトルの波高分布から求まる前記放射線の散
乱線強度と非散乱線強度に基づいてスペクトル指標を求
め、前記スペクトル指標から被検体の密度に関係する密
度関連値を求め、前記密度関連値と前記非散乱線強度か
ら被検体の放射能を定量することにある。
〔実施例〕
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図は、本発明の第1の実施例による放射
線測定装置を示す。本実施例では、被検体の貯蔵容器と
してドラム缶を用い、さらに話を簡単にするためにドラ
ム缶には単一エネルギーE0のγ線を放出する核種のみが
存在している場合を示す。
第1図及び第2図において、1は被検体としてのドラム
缶であり、図示されていない回転装置によりR方向に回
転可能であり、また、図示されていない昇降装置により
ドラム缶長軸方向Lに移動可能である。ドラム缶1の内
部から放出されるγ線は放射線検出器2により測定され
る。この放射線検出器2としては、例えばNaI(Tl)シ
ンチレータを用いることができる。放射線検出器2の前
面には、放射線検出器2がドラム缶長軸方向Lの一断面
3内の放射能から放出されたγ線のみを測定できるよう
に、垂直コリメータ4が設けられている。また放射線検
出器2の前面には、断面3内のγ線放出核種の位置に対
する検出効率を補正するための水平コリメータ5が設け
られている。
放射線検出器2の出力は波高分析装置6に入力され、波
高分析装置6ではドラム缶1の内部で放出されドラム缶
1を透過してきた非散乱線7とドラム缶内部で一旦散乱
後に透過してきた散乱線8に起因するエネルギースペク
トルを求める。波高分析装置6の出力は光電ピーク演算
装置9に入力され、この光電ピーク演算装置9では非散
乱線7と散乱線8に起因した各々の計数率を求める。こ
れらの計数率は各々非散乱線7と散乱線8の強度を表わ
す。光電ピーク演算装置9の出力はスペクトル指標演算
装置10に入力され、このスペクトル指標演算装置10では
スペクトル指標の一例として散乱線8と非散乱線7の強
度比を求める。スペクトル指標演算装置10の出力は、密
度関連値演算装置11に入力され、この密度関連値演算装
置11ではスペクトル指標からドラム缶一断面3内の内容
物の平均密度を求める。光電ピーク演算装置9及び密度
関連値演算装置11の出力は放射能演算装置12に入力さ
れ、この放射能演算装置12では非散乱線7の計数率と平
均密度から該断面3内の放射能を演算すると共に、全断
面の放射能を加算してドラム缶内の総放射能を演算す
る。その結果は、プリンターあるいはCRTからなる出力
装置13から出力される。
光電ピーク演算装置9,スペクトル指標演算装置10,密度
関連値演算装置11及び放射能演算装置12はマイクロコン
ピユータで構成することができる。
次に、このように構成された放射能測定値装置の動作を
説明する。
ドラム缶周囲で測定したγ線強度からドラム缶内部のγ
線放出核種の放射能を求めるためには、放射能分布及び
ドラム缶内容物の密度分布に依存する測定系の検出効率
に基づいて測定γ線強度を補正しなければならない。そ
の為に、一連のドラム缶内の放射能を定量する前に、少
なくとも1回以上ドラム缶1,コリメータ4,5、及び放射
線検出器2からなる測定系の設定を行う。
ドラム缶長軸方向の放射能分布及びドラム缶内容物の密
度分布の補正は、垂直コリメータ4の開口幅を放射線検
出器2がドラム缶長軸方向の一断面のみを見込むように
設定し、ドラム缶をドラム缶長軸方向に順次昇降しなが
らドラム缶の全断面を測定することで行う。
一方、ドラム缶断面内の補正は次のように行う。放射能
分布に関しては、γ線発生位置に係らず放射線検出器2
で測定する非散乱線に対して検出効率がほぼ一様になる
ような水平コリメータ5の開口幅10があり、その開口幅
10用いて測定することで対処する。最適開口幅10は、密
度が既知の基準物質を入れたドラム缶を用意して行う。
基準物質としては、例えば、水,セメントあるいは空気
等を用いる。内容物密度分布に関しては、水平コリメー
タ5の開口幅として最適な開口幅10を用い、内容物密度
或いは内容物密度に関係した値(以下、これらの値を密
度関連値と呼ぶ)とスペクトル指標との関係を予め校正
曲線として求めることで放射能を正確に定量できるよう
に補正する。
以上述べたように測定を設定系した後、ドラム缶の各断
面毎に放射能を次のように定量する。
まず、波高分析装置6においては、ドラム缶1を回転装
置により1回転させ、放射線検出器2で測定したγ線の
エネルギースペクトルを求める。このエネルギースペク
トルの波高分布はドラム缶1内の内容物密度に依存して
変化し、ドラム缶1内に単一エネルギーE0のγ線のみを
放出する核種だけが存在する場合の波高分布は第3図に
示すようになる。一般的に、内容物の密度が高くなると
γ線は透過しにくくなり非散乱線の強度Pは弱くなる
が、非散乱線強度Pに対する散乱線の強度Cの相対値は
強くなる。内容物に一度も散乱されず放射線検出器2に
到達したエネルギE0の非散乱線の光電ピーク値で規格す
れば、波高分布は内容物が高密度ρの場合は破線とな
り、内容物が低密度ρの場合は実線となる。第3図に
おいて、非散乱線7に起因するスペクトルは、エネルギ
ーE0近傍の光電ピーク領域であり、該光電ピーク領域内
のエネルギーE0を含むエネルギー範囲ΔE1を与えると、
このエネルギー範囲ΔE1内の計数率の和Pは、非散乱線
7の強度に対応する。エネルギー範囲ΔE1は、例えば放
射線検出器2のエネルギー分解能にとることができる。
従つて光電ピーク演算装置9においては、光電ピーク領
域内のエネルギーE0を含むエネルギー範囲ΔE1を与え、
その範囲内の計数率の和Pを求める。即ち非散乱線7の
強度を求める。
また第3図において、光電ピーク領域以下の領域は、非
散乱線7が放射線検出器2内で散乱した成分とドラム缶
断面3内で散乱した散乱線に起因する。この内、前者の
成分は放射線検出器2に固有のものであり、その成分の
非散乱線強度に対する比率はドラム缶内容物の密度が変
化しても変わらない。従つて、光電ピーク領域以下のあ
るエネルギー範囲、例えば光電ピーク領域以下でこれに
直接燐接する領域にエネルギー範囲ΔE2を与えれば、こ
のエネルギー範囲ΔE2内の計数率の和Cは、散乱線8の
強度に対応する。エネルギー範囲ΔE2も、例えば放射線
検出器2のエネルギー分解能にとることができる。この
ようにして、光電ピーク演算装置9は、散乱線8の強度
Cを求める。
スペクトル指標演算装置10は、光電ピーク演算装置9の
散乱線と非散乱線の各々の強度C,Pから、両者の比C/Pを
スペクトル指標として求める。
このスペクトル指標C/Pは、第3図からわかるようにド
ラム缶断面3内の密度に依存して、第4図のように変化
する。第4図は、一定の放射能を持つγ線線源をドラム
缶内に設置し、ドラム缶内の内容物密度を変えて、その
時のスペクトル指標との関係から定まる。密度関連値演
算装置11には、第4図に示す内容物密度ρとスペクトル
指標C/Pの関係 ρ=f(C/P) …(1) 示す校正式が記憶されている。第5図は、密度関連値演
算装置11をマイコンで構成した場合の処理フローを示し
た図である。この処理フローに従い内容物密度ρを求め
る。即ち、エネルギー範囲ΔE1とΔE2内の計数率の和P
及びCからスペクトル指標C/Pを求め、このスペクトル
指標C/Pと上記校正式(1)とから内容物の密度ρを求
める。そしてその値ρを放射能演算装置12に出力する。
放射能演算装置12においては、上記光電ピーク演算装置
9及び密度関連値演算装置11の出力からドラム缶断面3
内の放射能を次のようにして演算する。
ドラム缶断面3内の放射能をAとすると、放射能Aと非
散乱線の強度Pは、一般的に、次式の関係を満足する。
P=ηA exp(−μρt) …(2) ここでμはエネルギーに依存したγ線の質量吸収係数
であり、約300Kev以上のエネルギーのγ線に対しては物
質に殆ど依存しない。tはγ線がドラム缶断面3内を透
過する平均距離であり、例えばドラム缶1の半径rにと
ることができる。また、ηは検出効率の一要素である検
出感度である。検出感度ηは、主に幾何効率と非散乱線
エネルギーに依存した放射線検出器の固有効率の積で表
わすことができ内容物密度が変化しても殆ど一定であ
る。垂直コリメータと水平コリメータの各々の開口幅が
決まれば、幾何効率は一定となる。そこで、設定したコ
リメータの開口幅を持つ測定系で密度ρの基準物質に
放射能が既知A0である核種を入れて非散乱線の強度P0
求める。P0を求めれば、式(2)を変形して得られる式
(3)により、検出感度ηを定めることができる。
従つて、種々の核種、言い換えれば、核種に1対1に対
応する非散乱線のエネルギーEに対して、検出効率ηを
求めれば、 η=g(E) …(4) なる効正式を予め求めておことができる。
放射能演算装置12は、検出感度ηの校正式、質量吸収係
数μ及び平均透過距離rを予め記憶している。まず、
放射能演算装置12は、光電ピーク演算装置9から入力さ
れた非散乱線のエネルギーEと校正式(4)から、検出
効率ηを求める。その後、求めた検出効率η、光電ピー
ク演算装置9からの非散乱線の強度P及び密度関連値演
算装置11からの内容物密度ρを用いて、 A=P exp(μργ)/η …(5) の式から、断面3の放射能Aを演算する。
このようにして放射能演算装置12はドラム缶断面3内の
放射能を演算する。このような放射能の演算をドラム缶
1の全断面について行い、放射能演算装置12は、またそ
の全断面の放射能を加算してドラム缶内の放射能を演算
する。
以上説明したように本実施例によれば、一連のドラム缶
内の放射能を定量する前に、垂直コリメータと水平コリ
メータの各々の開口幅、検出感度及び平均透過距離など
の測定条件を一度設定すれば、ドラム缶内部から放射さ
れたγ線を一断面につき一回測定するだけで、次々と異
なるドラム缶の放射能を定量することができ、測定時間
を短縮することができる。また、外部線源を用いること
なくドラム缶内の密度を求めることができるので、装置
を簡単にすることができる。
以上は、被検体であるドラム缶内に単一の核種が存在し
ている場合の実施例であるが、本発明はドラム缶内に複
数の核種が存在している場合にも適用できる。以下この
ような本発明の第2の実施例を第6図を参照して説明す
る。第6図は、ドラム缶に複数の核種が存在している場
合の放射線検出器2で測定したγ線の波高分布を示す。
ここでE01,E02,E03が、異なる核種の非散乱線7のエネ
ルギーである。本実施例の光電ピーク演算装置9では、
次のようにして各核種毎の非散乱線強度P0i(i=1,2,
3)及び最も高いエネルギーに対する散乱線強度を求め
る。最も非散乱線エネルギーの大きいE01の核種に対し
て、単一核種の場合の第3図と同様に、非散乱線強度P
01と散乱線強度C01を求める。E01より低い非散乱線エネ
ルギーに対する強度P02,P03は、測定スペクトル上に光
電ピーク領域に接するようななめらかな曲線あるいは直
線(第6図では破線で図示)を引き、それより上にある
領域の計数値の和あるいは面積として求める。これは、
測定対象であるドラム缶内から放出される散乱線のスペ
クトルはなだらかな形状をしているのに対して、非散乱
線のスペクトルは、ピーク形状(たとえば、正規分布
等)をしているからである。すなわち、このようにして
求めたP02,P03の値は、ほとんど、非散乱線強度に依存
していると考えてよい。
次に、スペクトル指標演算装置10は、最も非散乱線エネ
ルギーの大きい第6図に示すE01のみに注目し、光電ピ
ーク演算装置9で求めた散乱線と非散乱線の各々の強度
C01,P01からスペクトル指標C/Pを求める。
密度関連値演算装置11は、上記のスペクトル指標値よ
り、第5図の処理フローに従い内容物密度ρを求める。
放射能演算装置12では、まず、光電ピーク演算装置9で
求められた各核種の非散乱線の強度P0iと内部に記憶さ
れている式(4)から、各非散乱線のエネルギーE0i
対する検出効率η0iを求める。次に、求めた検出効率η
0i、非散乱線の強度P0i及び密度関連値演算装置11で得
られた内容物密度ρから、式(5)を用いて各核種の放
射能A0i(i=1,2,3)を求める。この時、質量吸収係
数μは単一の核種の場合と同様一定にしたが、測定精
度を高めるために、非散乱線のエネルギーEに対して校
正式を予め作成しておき、非散乱線のエネルギーEに対
応した値とすることも可能である。
このように本実施例によれば、複数核種が存在する場合
であつても、それぞれ核種別に放射能を求めることがで
きる。
以上の実施例においては、密度関連値演算装置11は内容
物密度ρを求めている。しかし、必ずしも内容物密度ρ
を陽に求める必要がない場合がある。そこで、以下、内
容物密度ρを陽に求めることなく、内容物密度に関連し
た値を用いてドラム缶内部の放射能を定量する第3の実
施例について説明する。
式(2)において、γ線のエネルギーが約300Kev以上の
場合、質量吸収係数μは、内密物密度に殆ど依存しな
いこと、ドラム缶断面を透過する平均距離tは、ドラム
缶の半径rと一定であることから、exp(−μρr)
は内容物密度ρと1対1対応する。そこで、内容物密度
関連値として、 F=exp(μργ)/η …(8) を考える。式(2)より内容物密度関連値Fを違う形で
表現すると F=A/P …(9) となる。そこで、密度が不明な内容物に放射能が既知A0
である核種を入れて、非散乱線強度P0と散乱線強度C0
求める。両強度を放射能A0から、スペクトル指示C0/P0
と内容物密度関連値E0を求め、スペクトル指示C0/D0
内容物密度関連値F0との関係を求める。この関係を値は
不明だが種々の密度の異なつた内容物に対して求めるこ
とにより、第7図に示す内容物密度関連値Fとスペクト
ル指標C/Pとの関係を示す校正式 F=h(C/P) …(10) を得ることができる。また、式(9)を変形すると A=PF …(11) が得られる。そこで、未知の放射能にもつドラム缶に対
しても非散乱線強度Pとスペクトル指標C/Pより得られ
た内容物密度関連値Fとによりその放射能の量を定量す
ることができる。本実施例では、検出感度ηを各核種に
対して予め求めておく必要がないこと、校正式(10)を
作る時に内容物密度を測定する必要がないなどの優れた
利点がある。
第1,第2の実施例は、非散乱線強度Pを光電ピーク領域
内にとり、散乱線強度Cを光電ピーク領域以下にとつた
実施例であるが、散乱線強度Cと非散乱線強度Pの取り
方はこれに限られるものではない。以下、散乱線強度C
と非散乱線強度Pの別の取り方を示す他の実施例(第4
の実施例)を第8図を参照して説明する。本実施例で
は、被検体であるドラム缶には単一のエネルギーE0のγ
線を放出する核種が存在している場合を想定しており、
第8図は、放射線検出器2の出力から波高分析装置6で
得られたγ線の波高分布を示している。ここで線mは、
波高分布曲線上における光電ピーク領域の始点と終点と
を結んだ直線である。この場合、エネルギーE0を含むエ
ネルギー範囲ΔEを与えると、このΔEの範囲内での直
線m以上のピーク領域の部分の面積が非散乱線の強度
P、それ以外の面積が散乱線強度Cになる。このΔEの
とり方は任意である。
以上の説明では、単一核種について述べたが、上記実施
例においても、第2の実施例に示した考え方を導入する
ことにより、ドラム缶内に複数の核種が存在している場
合にも適用できる。
第4の実施例では、光電ピーク演算装置9及び密度関連
値演算装置11において、このようにして直線mによって
分けられた領域から非散乱線の強度Pと、スペクトル指
標C/Pとをそれぞれ求めるものである。
また、第1から第4の実施例において、スペクトル指標
として散乱線強度Cと非散乱線強度Pの比C/Pを用いて
いたが、スペクトル指標の取り方はこれに限られるもの
ではない。第3図の説明で述べたように、一般的に、内
容物の密度が高くなるとγ線は散乱されやすくなり散乱
線の強度Cは強くなり、非散乱線の強度Pは弱くなる。
内容物に散乱されず放射線検出器2に到達したエネルギ
E0の非散乱線で言い換えれば非散乱線強度Pで規格すれ
ば、散乱線強度Cは、内容物が高密度の場合は相対的に
弱くなり、逆に内容物が低密度の場合は相対的に強くな
る。以上のことは、密度関連値を求めるためのスペクト
ル指標としては、散乱線強度Cと非散乱線強度Pの両者
の比C/P又はP/Cが構成項となることが必要であることを
示している。従つてスペクトル指標としては、C/P又はP
/Cの関数であれば何でもよい。
〔発明の効果〕
以上明らかなように本発明によれば、貯蔵容器内の内容
物密度が未知であつても、一断面当り一回の放射能測定
で貯蔵容器内の放射能を定量できる測定時間の短い放射
能測定方法及びその装置を提供できる。
また、貯蔵容器内の放射能を定量すると共に、貯蔵容器
内の未知の内容物密度を求めることができる装置構成の
簡単な放射能測定方法及びその装置を提供できる。
さらに、貯蔵容器内の内容物密度を求めなくても、貯蔵
容器内の放射能を定量することができる放射能測定方法
及びその装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適な一実施例による放射能測定装置
を示す概略図、第2図はその一部の立面図、第3図はそ
の放射能測定装置における放射線検出器で測定した波高
分布及び非散乱線強度と散乱線強度の取り方を示す図、
及び第4図は密度関連値を被検体の平均密度とした場合
のスペクトル指標に対する密度関連値を示す図、第5図
は密度関連値演算装置において第4図に示す較正曲線か
ら平均密度を演算する手順を示すフローチヤートを示す
図、第6図は本発明の他の実施例による放射能測定装置
における非散乱線強度と散乱線強度の取り方を示す図、
第7図は密度関連値を放射能と非散乱強度の比とした場
合のスペクトル指標に対する密度関連値を示す図、第8
図は本発明のさらに他の実施例による放射能測定装置に
おける非散乱線強度と散乱線強度の取り方を示す図であ
る。 1……ドラム缶、2……放射線検出器、3……ドラム缶
長軸方向の一断面、4,5……コリメータ、6……波高分
析装置、7……非散乱線、8……散乱線、9……光電ピ
ーク演算装置、10……スペクトル指標演算装置、11……
密度関連値演算装置、12……放射能演算装置、13……出
力装置。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線検出器の前面に設置されたコリメー
    タから入射される被検体からの放射線のエネルギースペ
    クトルを求め、前記エネルギースペクトルの波高分布か
    ら求まる前記放射線の散乱線強度と非散乱線強度に基づ
    くスペクトル指標を求め、前記スペクトル指標から被検
    体の密度又は密度に関係する密度関連値を求め、前記密
    度関連値と前記非散乱線強度から被検体の放射能を定量
    することを特徴とする放射能測定方法。
  2. 【請求項2】放射線検出器の前面に設置されたコリメー
    タから入射される被検体からの放射線のエネルギースペ
    クトルを求め、前記エネルギースペクトルの波高分布か
    ら求まる前記放射線の散乱線と非散乱線の強度比の関数
    で定義されるスペクトル指標を求め、予め求めた前記ス
    ペクトル指標と被検体の密度又は密度に関係する密度関
    連値の関係から前記被検体の密度又は密度に関係する密
    度関連値を求めることによつて、一回の測定で前記被検
    体の一断面の放射能を定量することを特徴とする放射能
    測定方法。
  3. 【請求項3】放射線検出器の前面に設置されたコリメー
    タから入射される被検体からの放射線のエネルギースペ
    クトルを求め、前記エネルギースペクトルの波高分布か
    ら求まる前記放射線の散乱線と非散乱線の強度比の関数
    で定義されるスペクトル指標を求め、予め求めた前記ス
    ペクトル指標と被検体の密度に関係する密度関連値の関
    係から前記被検体の密度を求めることなしに、前記被検
    体の放射能を定量することを特徴とする放射能測定方
    法。
  4. 【請求項4】光量ピーク領域以下の所定のエネルギー範
    囲内の計数率の和を散乱線強度とし、光電ピーク領域内
    の所定のエネルギー範囲内の計数率を非散乱線強度とし
    たことを特徴とする請求項1の放射能測定方法。
  5. 【請求項5】波高分布曲線上における光電ピーク領域の
    始点と終点とを結んだ直線で光電ピーク領域を分け、所
    定のエネルギー範囲内で前記直線より上部にある光電ピ
    ーク領域を除いた計数率の和を散乱線強度とし、前記直
    線より上部の光電ピーク領域の計数率の和を非散乱線強
    度としたことを特徴とする請求項1の放射能測定方法。
  6. 【請求項6】ドラム缶を回転し、上下に移動する駆動機
    構を有するドラム缶を被検体とする請求項1の放射能測
    定方法。
  7. 【請求項7】被検体からの放出された放射線を検出する
    放射線検出器と放射線検出器の前面に設置されたコリメ
    ータを具備し、該放射線のエネルギースペクトルを求め
    る手段と、該エネルギースペクトルの波高分布から該放
    射線の散乱線強度と非散乱線強度を求める手段と、該散
    乱線強度と該非散乱線強度から定まるスペクトル指標を
    求める手段と、該スペクトル指標から被検体の密度に関
    係する密度関連値を求める手段と、前記密度関連値と前
    記非散乱線強度から被検体の放射能を定量する手段を有
    することを特徴とする放射能測定装置。
  8. 【請求項8】ドラム缶を回転し、上下に移動する駆動機
    構を有するドラム缶を被検体とする請求項7の放射能測
    定装置。
  9. 【請求項9】ドラム缶を回転し、上下に移動する機構の
    みを有するドラム缶駆動機構と請求項7の放射能測定装
    置からなるドラム缶の放射能測定装置。
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