JPH07116530B2 - 硫化亜鉛精鉱の熔融脱硫方法 - Google Patents
硫化亜鉛精鉱の熔融脱硫方法Info
- Publication number
- JPH07116530B2 JPH07116530B2 JP2271654A JP27165490A JPH07116530B2 JP H07116530 B2 JPH07116530 B2 JP H07116530B2 JP 2271654 A JP2271654 A JP 2271654A JP 27165490 A JP27165490 A JP 27165490A JP H07116530 B2 JPH07116530 B2 JP H07116530B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は硫化亜鉛精鉱を用いた製錬法に関する。
[従来の技術] 硫化亜鉛精鉱より金属亜鉛を得る方法には大別して湿式
法と乾式法がある。
法と乾式法がある。
湿式法は、硫化精鉱を焙焼して得られた焼鉱を硫酸で溶
解し、硫酸亜鉛溶液を得、脱鉄等の浄液を行った後電解
により電気亜鉛を得て、これを電気炉で溶解して金属亜
鉛を得るものである。
解し、硫酸亜鉛溶液を得、脱鉄等の浄液を行った後電解
により電気亜鉛を得て、これを電気炉で溶解して金属亜
鉛を得るものである。
乾式法には、焼鉱と40〜60重量%の還元用炭とを混合
し、これを横置式レトルトに装入してレトルトを外部よ
り加熱し、亜鉛を還元揮発させ、コンデンサーで凝縮さ
せる水平蒸溜法や、焼鉱等と粉炭及び粉コークスとを混
練し、団鉱とし、炭化炉で加熱してコークス化して得た
団鉱を立型の外部加熱式レトルトに、加熱しつつ連続的
に供給し、亜鉛を還元揮発させ、レトルト上部に設けら
れたコンデンサーで凝縮させる立型蒸溜法や、焼鉱と粉
コークスとを混合し焼結して焼結鉱を得、これと粉コー
クスとを円筒型の炉に装入し、炉の上下に設置してある
電極より通電し、この混合原料自体を低抗体として電気
抵抗加熱を行って還元蒸溜する電熱蒸溜法や、前処理と
して硫化精鉱を適当量の溶剤と混合し酸化焼結して脱硫
し、焼結塊を得、これをコースと共に溶鉱炉に装入し、
溶鉱炉で加熱還元し亜鉛を揮発させ、この亜鉛蒸気に熔
融鉛をスプラッシュして亜鉛を鉛−亜鉛合金として捕促
し、次いでこれを冷却して溶解度差により亜鉛熔体を分
離し、要すれば精留して金属亜鉛を得るISP法とがあ
る。
し、これを横置式レトルトに装入してレトルトを外部よ
り加熱し、亜鉛を還元揮発させ、コンデンサーで凝縮さ
せる水平蒸溜法や、焼鉱等と粉炭及び粉コークスとを混
練し、団鉱とし、炭化炉で加熱してコークス化して得た
団鉱を立型の外部加熱式レトルトに、加熱しつつ連続的
に供給し、亜鉛を還元揮発させ、レトルト上部に設けら
れたコンデンサーで凝縮させる立型蒸溜法や、焼鉱と粉
コークスとを混合し焼結して焼結鉱を得、これと粉コー
クスとを円筒型の炉に装入し、炉の上下に設置してある
電極より通電し、この混合原料自体を低抗体として電気
抵抗加熱を行って還元蒸溜する電熱蒸溜法や、前処理と
して硫化精鉱を適当量の溶剤と混合し酸化焼結して脱硫
し、焼結塊を得、これをコースと共に溶鉱炉に装入し、
溶鉱炉で加熱還元し亜鉛を揮発させ、この亜鉛蒸気に熔
融鉛をスプラッシュして亜鉛を鉛−亜鉛合金として捕促
し、次いでこれを冷却して溶解度差により亜鉛熔体を分
離し、要すれば精留して金属亜鉛を得るISP法とがあ
る。
これらの乾式法の中で、ISP法は亜鉛と鉛と同時に製錬
することができること、生産性が高いこと、不純物に対
する許容量が大きいことから広く採用されている。
することができること、生産性が高いこと、不純物に対
する許容量が大きいことから広く採用されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、このISP法の前処理である脱硫工程、酸化促進
のために焙焼温度をあまり高くすると、原料の一部が熔
融し、熔焼設備に融着し、焼成物を該設備より排出させ
ることが困難となり、最悪の場合は操業を停止せざるを
得なくなるという問題がある。又、一部の原料の熔融に
より粒子の凝集が起こり反応粒子の表面積が小さくなる
ことから、焙焼温度を1100℃以下とせざるを得ないた
め、脱硫速度が遅くなるという問題がある。
のために焙焼温度をあまり高くすると、原料の一部が熔
融し、熔焼設備に融着し、焼成物を該設備より排出させ
ることが困難となり、最悪の場合は操業を停止せざるを
得なくなるという問題がある。又、一部の原料の熔融に
より粒子の凝集が起こり反応粒子の表面積が小さくなる
ことから、焙焼温度を1100℃以下とせざるを得ないた
め、脱硫速度が遅くなるという問題がある。
そして、焙焼温度を1100℃以下にしても、粒子の凝集を
防止するために、焼結機に投入する原料の約4倍量の返
し粉が工程内を常に循環するようにせざるを得ないとい
う問題がある。さらに、焙焼温度が低くなると、脱硫反
応で発生する酸化熱の有効利用が図れないという問題が
ある。
防止するために、焼結機に投入する原料の約4倍量の返
し粉が工程内を常に循環するようにせざるを得ないとい
う問題がある。さらに、焙焼温度が低くなると、脱硫反
応で発生する酸化熱の有効利用が図れないという問題が
ある。
従って、本発明の目的は、脱硫速度が早く、かつ熱効率
のよい脱硫方法の提供にある。
のよい脱硫方法の提供にある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは種々検討した結果、脱硫反応により生成す
る鉄及び亜鉛等の酸化物並びにSiO2を始めとする脈石成
分を熔融スラグとすれば、熱移動速度及び物質移動速
度、特に酸素の移動速度が極めて速くなり、焙焼よりも
大きな脱硫速度を得ることができるということを見出し
本発明に至った。
る鉄及び亜鉛等の酸化物並びにSiO2を始めとする脈石成
分を熔融スラグとすれば、熱移動速度及び物質移動速
度、特に酸素の移動速度が極めて速くなり、焙焼よりも
大きな脱硫速度を得ることができるということを見出し
本発明に至った。
すなわち、本発明の熔融脱硫法は、亜鉛硫化物を主体と
する原料とフラックスとを工業用酸素、酸素富化空気、
空気の何れか一種と反応させ、該原料中の一部の亜鉛を
主として酸化亜鉛よりなる煙灰として回収し、残部の亜
鉛を熔融スラグとして回収し、このとき熔融スラグが、
1200℃以上の温度に保持され、鉄酸化物及び硅酸を含
み、その硫黄品位が0.3〜15重量%(以下%として示
す。)であるようにする。
する原料とフラックスとを工業用酸素、酸素富化空気、
空気の何れか一種と反応させ、該原料中の一部の亜鉛を
主として酸化亜鉛よりなる煙灰として回収し、残部の亜
鉛を熔融スラグとして回収し、このとき熔融スラグが、
1200℃以上の温度に保持され、鉄酸化物及び硅酸を含
み、その硫黄品位が0.3〜15重量%(以下%として示
す。)であるようにする。
本発明の熔融脱硫法では、必要に応じて、重油、微粉
炭、コークスなどの補助燃料を原料及びフラックスと共
に使用できる。
炭、コークスなどの補助燃料を原料及びフラックスと共
に使用できる。
又、本発明の熔融脱硫法では、原料に対して供給する酸
素量及び/当は添加フラックス量を調節することにより
原料中の亜鉛の煙灰とスラグとへの分配比を調節でき
る。そして、好ましくは、原料中の亜鉛の5〜95%を煙
灰として回収し、残部を熔融スラグとして回収する。
素量及び/当は添加フラックス量を調節することにより
原料中の亜鉛の煙灰とスラグとへの分配比を調節でき
る。そして、好ましくは、原料中の亜鉛の5〜95%を煙
灰として回収し、残部を熔融スラグとして回収する。
[作用] 本発明において、原料中のZnSは酸素と反応し、式に
従いZnO粒子とSO2とを生成する。
従いZnO粒子とSO2とを生成する。
ZnS(s)+3/2O2(g)→ ZnO(s)+SO2(g) この反応の速度は1200℃以上で著しく増加する。そのた
め酸素富化の程度及び/又は補助燃料の添加量を調節し
て反応温度やスラグ温度を1200℃以上となるように調節
する。
め酸素富化の程度及び/又は補助燃料の添加量を調節し
て反応温度やスラグ温度を1200℃以上となるように調節
する。
前述のように、本発明の熔融スラグは、酸化鉄と硅酸を
含むが、熔融スラグは、原料中に10%前後含まれる鉄よ
り生じた酸化鉄と、脈石の主成分であるSiO2と、フラッ
クスとから形成されるのである。
含むが、熔融スラグは、原料中に10%前後含まれる鉄よ
り生じた酸化鉄と、脈石の主成分であるSiO2と、フラッ
クスとから形成されるのである。
この溶融スラグの組成は、FeO−Fe2O3−SiO2系スラグを
基本とするものであり、必要に応じてCaOをスラグ成分
として追加し、融点を低下させる。
基本とするものであり、必要に応じてCaOをスラグ成分
として追加し、融点を低下させる。
熔融スラグの成分について、次に説明する。
精鉱中のFeは通常FlSとして存在するが、このFeSは反応
性が極めて高く、急速に酸化され、各種の価数の酸化鉄
となる。これらの酸化鉄の中でFe3O4は融点が高く、析
出しやすい。Fe3O4が析出すると炉底の上昇を招き、最
終的には操業ができなくなる。これを防ぐためには熔融
スラグ中のFe3O4品位を可能なかぎり下げる必要があ
る。
性が極めて高く、急速に酸化され、各種の価数の酸化鉄
となる。これらの酸化鉄の中でFe3O4は融点が高く、析
出しやすい。Fe3O4が析出すると炉底の上昇を招き、最
終的には操業ができなくなる。これを防ぐためには熔融
スラグ中のFe3O4品位を可能なかぎり下げる必要があ
る。
本発明は、熔融スラグ中のFe3O4品位と熔融スラグの性
質との関係を研究した結果に基づいている。
質との関係を研究した結果に基づいている。
本発明の方法で生成するスラグ中のFe3O4品位とS品位
との関係の調査で得た結果を第1図に示す。第1図にお
いて、縦軸は熔融スラグ中のFe3O4含有量を示し、横軸
は熔融スラグ中のS含有量を示す。
との関係の調査で得た結果を第1図に示す。第1図にお
いて、縦軸は熔融スラグ中のFe3O4含有量を示し、横軸
は熔融スラグ中のS含有量を示す。
第1図によれば、S品位が0.3%以下となるとFe3O4品位
が急激に増加することがわかる。
が急激に増加することがわかる。
この結果より、Fe3O4の析出を防止するためには熔融ス
ラグ中のS品位を0.3%以上とすることが必要であるこ
とがわかる。また、この熔融スラグにおけるSの溶解度
の上限値はほぼ15%である。従って、本発明は、溶融ス
ラグ中の硫黄含有量が0.3〜15重量%である。
ラグ中のS品位を0.3%以上とすることが必要であるこ
とがわかる。また、この熔融スラグにおけるSの溶解度
の上限値はほぼ15%である。従って、本発明は、溶融ス
ラグ中の硫黄含有量が0.3〜15重量%である。
式で生成したZnO粒子はこの熔融スラグに吸収され、
熔体となる。原料と反応する酸素の量が少ないと、ZnS
の一部は式に従い分解されZn蒸気を生成し、この蒸気
はガス処理設備において漏入したフリーエアにより、あ
るいはフリーエアを供給することにより式に従いZnO
粒子となり、煙灰として回収される。
熔体となる。原料と反応する酸素の量が少ないと、ZnS
の一部は式に従い分解されZn蒸気を生成し、この蒸気
はガス処理設備において漏入したフリーエアにより、あ
るいはフリーエアを供給することにより式に従いZnO
粒子となり、煙灰として回収される。
ZnS(s)→Zn(g)+1/2S2(g) Zn(g)+1/2O2(g)→ZnO(s) よって、原料中の精鉱に対する供給酸素量を変化させる
ことにより容易にZnの煙灰への分配率を調節できる。
ことにより容易にZnの煙灰への分配率を調節できる。
しかし、供給酸素量を0としても生成したZn蒸気の一部
は式の逆反応によりZnSとなりスラグ中に取込まれる
ため煙灰へのZnの分配率を100%とすることは困難であ
る。
は式の逆反応によりZnSとなりスラグ中に取込まれる
ため煙灰へのZnの分配率を100%とすることは困難であ
る。
逆に、大過剰の酸素を供給し、原料中のZnSを全てZnO粒
子としたとしても、スラグ中への吸収が間に合わず、一
部のZnOの粒子は煙灰として飛散することから、スラグ
へのZnの分配率を100%とすることも困難である。な
お、スラグ量の調整によるZnの煙灰への分配率の調節が
可能であることは言うまでもないことである。
子としたとしても、スラグ中への吸収が間に合わず、一
部のZnOの粒子は煙灰として飛散することから、スラグ
へのZnの分配率を100%とすることも困難である。な
お、スラグ量の調整によるZnの煙灰への分配率の調節が
可能であることは言うまでもないことである。
本発明の適用に際し、Znの煙灰への分配率をどの程度に
するかは、当該熔融脱硫法を実施する製錬所の操業形態
に依存するので、その製錬所のトータルエネルギーコス
トが最小になるように選択することが好ましい。
するかは、当該熔融脱硫法を実施する製錬所の操業形態
に依存するので、その製錬所のトータルエネルギーコス
トが最小になるように選択することが好ましい。
本発明の実施に際して使用する装置としては自熔製錬法
やバススメルティング法が適用できる装置であればよ
い。このような装置を用いて本発明の方法を実施した場
合には、、式の反応を完了させるに必要な時間は1
秒程度であり、従来の焼結機を用いた場合よりもはるか
に速い。
やバススメルティング法が適用できる装置であればよ
い。このような装置を用いて本発明の方法を実施した場
合には、、式の反応を完了させるに必要な時間は1
秒程度であり、従来の焼結機を用いた場合よりもはるか
に速い。
本発明の方法で得られた煙灰はそのまま次工程である団
鉱工程に供給できる。また、スラグ中のZnは、通常行わ
れているスラグヒューミング法により容易に回収できる
が、このスラグヒューミング法はかなりの高温度を必要
とすることを考えると、1200℃以上の温度のスラグを得
る本発明の方法はエネルギー的に極めて有利となる。
鉱工程に供給できる。また、スラグ中のZnは、通常行わ
れているスラグヒューミング法により容易に回収できる
が、このスラグヒューミング法はかなりの高温度を必要
とすることを考えると、1200℃以上の温度のスラグを得
る本発明の方法はエネルギー的に極めて有利となる。
[実施例−1] 本実施例は、自熔製錬方式の試験用熔錬炉に本発明の方
法を適用したものである。
法を適用したものである。
この試験用熔錬炉は、第2図に示すように、高さ4m、内
径1.5mのシャフト10と、長さ5.25m、内径1.5mのセトラ
ー20から構成され、シャフト10の頂部に、精鉱シュート
12を供えた酸素・燃料バーナー14を設け、セトラー20の
一端がシャフト10に結合され、他端に廃煙道22を設けて
ある。
径1.5mのシャフト10と、長さ5.25m、内径1.5mのセトラ
ー20から構成され、シャフト10の頂部に、精鉱シュート
12を供えた酸素・燃料バーナー14を設け、セトラー20の
一端がシャフト10に結合され、他端に廃煙道22を設けて
ある。
第2図の試験用溶錬炉を用い、第1表に示した組成の原
料を用いて、第2表のCase−1とCase−2の条件で試験
操業を行った。その結果を第3表のCase−1とCase−2
に示した。
料を用いて、第2表のCase−1とCase−2の条件で試験
操業を行った。その結果を第3表のCase−1とCase−2
に示した。
Case−1とCase−2を比較すると、トータルフラックス
率(第2表)が増加するとZnの揮発率(第3表)が低下
していることがわかる。このことより、Znの煙灰への分
配率を大きくするためにはトータルフラックス率を減少
させればよく、小さくするためにはトータルフラックス
率を増加すればよいことがわかる。
率(第2表)が増加するとZnの揮発率(第3表)が低下
していることがわかる。このことより、Znの煙灰への分
配率を大きくするためにはトータルフラックス率を減少
させればよく、小さくするためにはトータルフラックス
率を増加すればよいことがわかる。
[実施例−2] 本実施例は、バススメルティング方式の試験用熔錬炉に
本発明の方法を適用したものである。
本発明の方法を適用したものである。
この試験用熔錬炉は、第3図に示すように、第2の酸素
・燃料バーナー14の代りに吹込みランス16及び吹込みタ
ンク18を設け、側壁に、酸素・燃料バーナー24を設け、
シャフト10の高さを2.8mとした以外は実施例−1と同じ
構成である。この試験用熔練炉において、ランス16よ
り、第1表に示した組成の原料を流送用空気及び酸素
(純度90%の工業用酸素)と共に炉内のスラグ層中に吹
込む試験操業を行った。
・燃料バーナー14の代りに吹込みランス16及び吹込みタ
ンク18を設け、側壁に、酸素・燃料バーナー24を設け、
シャフト10の高さを2.8mとした以外は実施例−1と同じ
構成である。この試験用熔練炉において、ランス16よ
り、第1表に示した組成の原料を流送用空気及び酸素
(純度90%の工業用酸素)と共に炉内のスラグ層中に吹
込む試験操業を行った。
試験操業における条件を第2表のCase−3、Case−4に
示し、結果を第3表のCase−3、Case−4に示した。
示し、結果を第3表のCase−3、Case−4に示した。
第3表のCase−3とCase−4とを比較するとバス・スメ
ルティングでも実施例−1と同様の結果が得られてい
る。
ルティングでも実施例−1と同様の結果が得られてい
る。
[実施例−3] 実施例−2と同じ試験用熔練炉を用いて第2表のCase−
5に示した条件に従い第1表に示した組成の原料を流送
用空気と共に炉内のスラグ層中に吹込み試験操業を行っ
た。本実施例はZn精鉱中のFeSの一部を酸化するに必要
な酸素のみを空気によって供給することを目的とするも
のである。この条件に従えば、ZnSのほとんどが式に
従い分解するはずである。得られた3日間の平均結果を
第3表のCase−5に示した。
5に示した条件に従い第1表に示した組成の原料を流送
用空気と共に炉内のスラグ層中に吹込み試験操業を行っ
た。本実施例はZn精鉱中のFeSの一部を酸化するに必要
な酸素のみを空気によって供給することを目的とするも
のである。この条件に従えば、ZnSのほとんどが式に
従い分解するはずである。得られた3日間の平均結果を
第3表のCase−5に示した。
第3表のCase−5の結果では、スラグ中のS品位は12.9
%となっているが、スポット的には最大15.0%のS品位
が得られている。また、Znの揮発率が71.8%と高い。
%となっているが、スポット的には最大15.0%のS品位
が得られている。また、Znの揮発率が71.8%と高い。
この結果、Znを煙灰として回収するためには反応酸素量
を制限し、トータルフラックス率を低くすればよいこと
がわかる。
を制限し、トータルフラックス率を低くすればよいこと
がわかる。
[実施例−4] セトラー20内のスラグ面に400Nm3/hの空気を吹きつける
以外は実施例−3と同一条件で試験操業を行った。操業
条件を第2表のCase−6に、得られた結果を第3表のCa
se−6に示した。第3表のCase−6の結果よりスラグ中
のS品位が低下し、Znがスラグより揮発除去され、スラ
グ中のZn品位も低下したことがわかる。この結果、Znの
揮発率と煙灰発生率とが、Case−5の値よりさらに大き
くなっている。これは、スラグ表面に空気を吹きつけ、
スラグ表面でZnと反応する酸素量を増加させたためであ
る。
以外は実施例−3と同一条件で試験操業を行った。操業
条件を第2表のCase−6に、得られた結果を第3表のCa
se−6に示した。第3表のCase−6の結果よりスラグ中
のS品位が低下し、Znがスラグより揮発除去され、スラ
グ中のZn品位も低下したことがわかる。この結果、Znの
揮発率と煙灰発生率とが、Case−5の値よりさらに大き
くなっている。これは、スラグ表面に空気を吹きつけ、
スラグ表面でZnと反応する酸素量を増加させたためであ
る。
よって、酸素の増減をもって煙灰へのZnの分配率の調整
が可能と言える。
が可能と言える。
[発明の効果] 本発明の方法では、脱硫反応により生成する鉄及び亜鉛
等の酸化物並びにSiO2等の脈石成分を熔融スラグとして
構成し、熔融スラグ中に原料を吹込むため脱流速度が極
めて速く、かつ生成物の温度が高いため脱硫反応熱を還
元工程で有効に利用できる。さらに、Znを煙灰とスラグ
とに任意の比率で分配することが可能である。
等の酸化物並びにSiO2等の脈石成分を熔融スラグとして
構成し、熔融スラグ中に原料を吹込むため脱流速度が極
めて速く、かつ生成物の温度が高いため脱硫反応熱を還
元工程で有効に利用できる。さらに、Znを煙灰とスラグ
とに任意の比率で分配することが可能である。
第1図は、本発明の方法で生成するスラグ中のFe3O4品
位とS品位との関係を示したグラフである。 第2図は、本発明の実施例に使用した自熔製錬方式の試
験用熔錬炉の断面略図である。 第3図は、本発明の実施例に使用したバススメルティン
グ方式の試験用熔錬炉の断面略図である。 図中、参照数字は次の要素を示す。 10:シャフト 12:精鉱シュート 14:酸素・燃料バーナー 16:吹込みランス 18:吹込みタンク 20:セトラー 22:廃煙道 24:酸素・燃料バーナー
位とS品位との関係を示したグラフである。 第2図は、本発明の実施例に使用した自熔製錬方式の試
験用熔錬炉の断面略図である。 第3図は、本発明の実施例に使用したバススメルティン
グ方式の試験用熔錬炉の断面略図である。 図中、参照数字は次の要素を示す。 10:シャフト 12:精鉱シュート 14:酸素・燃料バーナー 16:吹込みランス 18:吹込みタンク 20:セトラー 22:廃煙道 24:酸素・燃料バーナー
Claims (3)
- 【請求項1】亜鉛硫化物を主体とする原料を脱硫、還
元、精製して金属亜鉛を得る亜鉛製錬法の脱硫工程にお
いて、亜鉛硫化物を主体とする原料とフラックスとを工
業用酸素、酸素富化空気、空気の何れか一種と反応さ
せ、該原料中の一部の亜鉛を主として酸化亜鉛よりなる
煙灰として回収し、残部の亜鉛を熔融スラグとして回収
し、このとき熔融スラグが、1200℃以上の温度に保持さ
れ、鉄酸化物及び硅酸を含み、その硫黄含有量が0.3〜1
5重量%であることを特徴とする硫化亜鉛精鉱の熔融脱
硫方法。 - 【請求項2】重油、微粉炭、コークスの少なくとも一種
を前記原料とフラックスとに加えることを特徴とする請
求項1記載の硫化亜鉛精鉱の熔融脱硫方法。 - 【請求項3】原料に対して供給する酸素量及び/又はフ
ラックス量を調節することにより原料中の亜鉛の煙灰と
スラグとへの分配比を調節することを特徴とする請求項
1又は2記載の硫化亜鉛精鉱の熔融脱硫方法。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2271654A JPH07116530B2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 硫化亜鉛精鉱の熔融脱硫方法 |
| US07/767,894 US5178667A (en) | 1990-10-09 | 1991-09-30 | Dry process for refining zinc sulfide concentrates |
| CA002052647A CA2052647C (en) | 1990-10-09 | 1991-10-02 | Dry process for refining zinc sulfide concentrates |
| AU85609/91A AU644219C (en) | 1990-10-09 | 1991-10-03 | Dry process for refining zinc sulfide concentrates |
| GB9121249A GB2251252B (en) | 1990-10-09 | 1991-10-07 | Pyrometallurgical process for refining mixtures of zinc sulfide and lead sulfide concentrates |
| ITMI912667A IT1251667B (it) | 1990-10-09 | 1991-10-08 | Procedimento a secco per la raffigurazione di concentrati di solfuro di zinco. |
| KR1019910017710A KR0177174B1 (ko) | 1990-10-09 | 1991-10-09 | 황화아연정광(精鑛)의 용융탈황법 |
| DE4133470A DE4133470C2 (de) | 1990-10-09 | 1991-10-09 | Trockenverfahren zum Raffinieren von Zinksulfid-Konzentraten |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2271654A JPH07116530B2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 硫化亜鉛精鉱の熔融脱硫方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04147926A JPH04147926A (ja) | 1992-05-21 |
| JPH07116530B2 true JPH07116530B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=17503050
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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