JPH07116663B2 - 伸縮性編地 - Google Patents

伸縮性編地

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JPH07116663B2
JPH07116663B2 JP61225528A JP22552886A JPH07116663B2 JP H07116663 B2 JPH07116663 B2 JP H07116663B2 JP 61225528 A JP61225528 A JP 61225528A JP 22552886 A JP22552886 A JP 22552886A JP H07116663 B2 JPH07116663 B2 JP H07116663B2
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幸夫 田中
武彦 清水
和義 土田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は伸縮性編地、特に水着、レオタード等の体型補
整効果を必要とする衣服に適する伸縮性編地に関するも
のである。
(従来の技術) 水着、レオタード等を構成する編地としてナイロン仮撚
糸使いの丸編地が古くから知られているが最近はスパン
デツクス等の伸縮糸とナイロン、エステルなどの長繊維
を交編した、たて編地または前述スパンデツクス糸また
はその複合糸(カバード糸、コアヤーン)と紡績糸とを
交編した丸編地が伸縮性にすぐれており、フイツト感、
着用感もよいため多く用いられている。これらの編地は
大きな伸縮性を持たせるため、比較的伸縮力の小さい単
一のスパンテツクス糸を用いて編成する場合が多い。し
たがつて、これらの編地のみで作つた水着、レオタード
等を着用した場合身体に密着しフイツト性はよいが伸縮
力が小さいため、特に女性の腹部、臀部などが突出し易
く、体型補整効果が少なかつた。これらの欠点を改善す
るため、上側部分と下側部分とが異なるデニールで連続
編成された一枚の伸縮性編物片で形成されるレオタード
または水着等の衣服であつて該細い伸縮性糸条部でウエ
ストラインより上半部を、太い伸縮性糸条部で下半部を
夫々形成したことを特徴とするレオタードまたは水着等
の衣服(実開昭60−86515号公報)が提案されている
が、該衣料は、ウエスト部付近で伸縮力の違う糸が一斉
に切り替つているため、伸縮力の強い下部、および弱い
上部との境界でウエスト部全周にわたり体型に凹凸が生
じ極めて見苦しい状態を呈したし、また該編地を染色加
工する際、伸縮力の違う部分がバツカリング状態(凹凸
状態)となり外観および縫製時に大きな問題となつた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、伸縮力の異なる2種以上の伸縮性繊維糸と非
伸縮性繊維糸とにより交編された編地であつて、水着、
レオタードなどの体型補整効果を必要とする衣服に用い
た場合、体型補整効果がすぐれており、且つ、補整部位
が凹凸観を呈しない体型補整効果を必要とする衣服用に
適した伸縮性編地を得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、非伸縮性繊維糸と、伸縮力の異なる2種以上
の伸縮性繊維糸とを交編することにより高伸縮力糸を含
む部分と低伸縮力糸を含む部分とを形成する編地であっ
て、前記両部分の境界部分は高伸縮糸のバンド部と低伸
縮糸のバンド部が交互に混在しており、しかも高伸縮糸
のバンド部の巾を低伸縮力糸を含む部分に向かって段階
的に小さくし、低伸縮糸のバンド部の巾を5mm以下とし
て、切り替え部を有することなく連続して編成されてい
ることを特徴とする伸縮性編地である。
本発明において、伸縮力の異なる2種以上の伸縮性繊維
糸と交編される非伸縮性繊維糸は、種々の合成繊維糸、
天然繊維糸が用いられる。丸編地の場合、綿、アクリル
などの100%糸、または綿/アクリル混紡糸、綿/ポリ
エステル混紡糸が好ましく、太さは、綿番手で30s/1〜5
0s/1が好ましい。また経編地の場合、ナイロン、ポリエ
ステルなどの長繊維糸が好ましく、太さは30〜70デニー
ルが好ましく、より好ましい太さは40〜50デニールであ
る。
また、伸縮性糸としては、ポリウレタン系弾性糸がよ
く、この場合、ポリエーテル型ポリウレタン弾性糸、ポ
リエステル型ポリウレタン弾性糸のどちらでもよいが、
水着用としては耐塩素性の強いポリエステル型ポリウレ
タン弾性糸が適している。伸縮力の異なる伸縮性繊維糸
は、いずれの方法によつて得られてもよいが、糸の太さ
を変化させて伸縮力に差をつけるのが好ましい。低伸縮
力糸の場合、20〜40デニールが好ましい。20デニール未
満の場合、糸の300%伸長時の伸縮力が10g以下となり生
地での応力も弱くなりすぎ、フイツト感に劣るのでよく
ない。また、40デニールを超えると、伸縮力は300%伸
長時20g以上となり生地での応力も充分となるが、高伸
縮糸との差が付けにくくなるため好ましくない。また、
高伸縮力糸の場合、50〜140デニールが好ましい。50デ
ニール未満の場合、低伸縮力糸との差が付けにくく、ま
た140デニールを超えると、糸の300%伸長時伸縮力が40
gを超え生地での応力も強すぎ、また特に経編地ではニ
ツトするのが困難になるので好ましくない。また特に丸
編地の場合、伸縮性糸として伸縮性糸と非伸縮性糸の複
合糸、たとえばカバリング糸コアヤーン等を用いてもよ
い。編組織は、丸編の場合、平編、リブ編が好ましく、
経編ではダブルデンビー、ハーフ、サテンが好ましい。
この場合、伸縮力の異なる編地部分および伸縮力の異な
る境界部は着用時の編地外観、体型補整部の凹凸感を極
力均一にし、また編成加工時の操業を円滑に進めるため
に、同一編組織に編成されていることが好ましい。使用
する編機のゲージは丸編機では平編で24〜28ゲージ、リ
ブ編では18〜24ゲージが好ましく、また、経編では24〜
32ゲージが好ましい。伸縮力の異なる2種の伸縮糸が切
替わる部分、即ち、境界部で編地のパツカリング現象お
よび着用時の凹凸状態を極力少なくするため種々検討し
た結果両方の伸縮糸が混在する部分で伸縮力を段階的に
変える場合一方の糸が多く存在する部分に他方の糸が5m
m以上の巾で多数本バンド状に置かれるとパツカリング
状態となり、この傾向は他方の糸が伸縮力の大きな糸の
場合により出ることがわかつた。また他方の糸が5mm以
下の場合でも伸縮力の大きな糸の存在する部分に伸縮力
の小さい糸をバンド状に置く方が、この逆の場合よりパ
ツカリングが発生しにくいこともわかつた。これらの知
見を利用し、さらに検討した結果、第1図に示すごと
く、非伸縮性繊維糸と伸縮性繊維糸との交編編地1にお
いて高伸縮力糸を含む部分Aから低伸縮力糸を含む部分
Bの間で両伸縮糸が混在する部分即ち、境界部Cを配置
し、編地の伸縮力を段階的に変化させるため、低伸縮糸
のバンド状部B1〜B6の巾を5mm以下で均一とし、高伸縮
糸のバンド状部A1〜A6の巾を段階的に小さくしていくこ
とが好ましい。さらにバンド状部A1〜Anとバンド状部B1
〜Bnとの巾の比は、A1:B1=4〜5:1、A2:B2=3:1、
A3:B3=2〜2.5:1、A4:B4=1.5〜1.8:1……An:Bn
1:1というようにB部に接続する最後のバンド部の巾An
とBnとが等しくなることが好ましい。また、バンド部の
総数およびバンド部の巾は該編地を使用して得られる最
終製品の編地使用部位あるいはサイズなどにより変化さ
せることが好ましい。たとえば腹部のごとく、腹部の突
出部をウエスト上部まで滑らかに押し上げるためにバン
ド数およびA4A5の数を比較的多くし、ソフトな力で持ち
上げ臀部では、逆にA1A2のバンド数を多くしてハードな
力で臀部を持ちあげるようにした方がよい。また、高伸
縮力糸を含む部分A、低伸縮力糸を含む部分B、それら
が混在する境界部分Cの配列は、いかなる順序で配列さ
れていてもよく、該編地を使用して得られる最終製品の
編地使用部位などにより適宜決定されてよい。たとえば
第2図のようにA、B、Cの各伸縮力の違う部分を有す
る編地を編成し、第3図に示す水着を縫製すると胸部下
のA部により胸部の下りを防止し、腹部のA部によりこ
の部分の突出部がその上部のC、Bに押し上げられる。
(実施例) 実施例1 1針床のたて編機28ゲージ、3枚筬を用い、非伸縮性糸
としてナイロン50デニール12フイラメントプライト異形
糸を配し、高伸縮力糸としてポリエステル型ポリウレタ
ン弾性糸70デニールを配し、低伸縮力糸として、ポリエ
ステル型ポリウレタン弾性糸40デニールを配して、第3
図の水着を得るためのハーフ編組織の水着用編地を編成
した。この時の糸配置は、 前 筬 ナイロン糸 50デニール フルセツト 中 筬 ポリウレタン弾性糸 70デニール 後 筬 〃 40デニール とし、 中筬および後筬の糸を合せてフルセツトとした。また、
高伸縮力糸を含む部分A、低伸縮力糸を含む部分B、そ
れらが混在する境界部分Cの配列は第2図に示す通りで
ある。
基本となる後筬の低伸縮力糸の針本数を8本とし、臀部
に相当する境界部分C1では第4図に示すように、A1 10
本、B1 8本、A3 20本、B2 8本、A2 35本、B3 8本、A1 4
0本、B4 8本とし、腹部に相当する部分の境界部C2
は、第5図に示すように、A1 40本、B1 8本、A2 30本、
B2 8本、A3 20本、B3 8本、A4 16本、B4 8本、A5 10
本、B5 8本、A6 8本、B6 8本、A7 8本、B7 8本とし、胸
部下部に相当する部分の境界部C3およびC4においては胸
部の突出をはつきり出したいため、第6図に示す如く構
成した。
C3部 A3 8本、B3 8本、 A2 25本、B2 8本、 A1 40本、B1 8本 A部 60本 C4部 B1 8本、A1 20本、 B2 8本、A2 16本、 B3 8本、A3 12本、 B4 8本、A4 8本、 B5 8本、A5 8本 これらの糸配置、編組織で、他のA、B部を着用寸法に
合せて編成長を設定し、機上コースを70に設定、ナイロ
ンランナー160cm伸縮糸のランナーを75cmとして編地を
作つた。得られた編地を下記のポリウレタン弾性糸を含
む編地の通常の染色加工工程で染色仕上した。
リラツクス(90℃×30秒)−脱水−プレセツト(185℃
×30秒)−精練(80℃×30分)−湯洗(50℃×10分)−
染色(95℃×60分)−湯洗(50℃×10分)−脱水−仕上
セツト(170℃×30秒) 得られた仕上編地の密度は108コース/インチおよび56
コース/インチであり、基本とした後筬の低伸縮力糸部
分Bの巾は約3.6mmであつた。以上の如くして得られた
編地のみを用いて(裏打ちすることなしに)、第3図の
ようなワンピース型水着を製作した。該水着は、胸部下
のA−1部により胸部の下りを防止して、胸部を上方に
押し上げ、胸部のA−2部によりこの部分の突出部がそ
の上部のB部、C2部に押し上げられて、整形効果にすぐ
れており、従来の裏打ちされた水着と同様の整形効果が
あつた。また、伸縮性にもすぐれており、着脱性は極め
てすぐれていた。
実施例2 28ゲージシングル丸編機を用い、非伸縮性糸としてアク
リル/綿紡績糸30′S/1(混率アクリル/綿=60/40)を
配し、また、伸縮力糸として実施例1と同様のポリエス
テル型ポリウレタン弾性糸70デニールおよび40デニール
を配して第3図の水着を得るための水着用編地を編成し
た。また、高伸縮力糸を含む部分A、低伸縮力糸を含む
部分B、それらが混在する部分Cの配列は実施例1.と同
様とした。また、基本となる低伸縮力糸の本数を6本と
し、臀部に相当する部分の境界部C1、腰部に相当する部
分の境界部C2および胸部下部に相当する部分の境界部C3
およびC4における高伸縮力糸と低伸縮力糸との使用割合
は実施例1と同様とした。得られた編地は開反−プレセ
ツト(175℃、30秒)−精練(80℃、40分)−仕上げセ
ツト(170℃×30秒)を行なつた。得られた編地の密度
は58コース/インチ、40ウエール/インチとなり、基本
とした低伸縮力糸部分Bの巾は約3.8mmであつた。該編
地のみを用いて(裏打ちすることなしに)、実施例1と
同様のワンピース型水着を製作したところ、実施例1と
同様の効果が認められた。
(発明の効果) 本発明の伸縮性編地は、高伸縮性部分と低伸縮性部分と
が切り替え部を有することなく連続して編成されている
ので、該編地で水着、レオタードなどの衣服を製作した
場合、凹凸が表現されず、また、伸縮性部分が段階的に
伸縮力が異なつているので、体型補整効果が大であり、
水着、レオタードなどの衣服に適した編地である。ま
た、高伸縮性部分と低伸縮性部分との境界部は、伸縮力
の異なる糸が併存するので、体型補整効果がより大きく
発揮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明伸縮性編地の模式図であり、第2図およ
び第4図〜第6図は本発明の一実施例を示すものであ
り、第3図は本発明の伸縮性編地により作成した水着の
正面図である。 1:交編編地 A:高伸縮力糸を含む部分 B:低伸縮力糸を含む部分 C:境界部分
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−72490(JP,A) 特開 昭58−70701(JP,A) 実開 昭60−86515(JP,U) 実開 昭58−42105(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非伸縮性繊維糸と、伸縮力の異なる2種以
    上の伸縮性繊維糸とを交編することにより高伸縮力糸を
    含む部分と低伸縮力糸を含む部分とを形成する編地であ
    って、前記両部分の境界部分は高伸縮糸のバンド部と低
    伸縮糸のバンド部が交互に混在しており、しかも高伸縮
    糸のバンド部が交互に混在しており、しかも高伸縮糸の
    バンド部の巾を低伸縮力糸を含む部分に向かって段階的
    に小さくし、低伸縮糸のバンド部の巾を5mm以下とし
    て、切り替え部を有することなく連続して編成されてい
    ることを特徴とする伸縮性編地。
JP61225528A 1986-09-24 1986-09-24 伸縮性編地 Expired - Fee Related JPH07116663B2 (ja)

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