JPH07116706A - 圧延機およびタンデム圧延機 - Google Patents

圧延機およびタンデム圧延機

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JPH07116706A
JPH07116706A JP5262053A JP26205393A JPH07116706A JP H07116706 A JPH07116706 A JP H07116706A JP 5262053 A JP5262053 A JP 5262053A JP 26205393 A JP26205393 A JP 26205393A JP H07116706 A JPH07116706 A JP H07116706A
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JP
Japan
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rolling mill
roll
lubricant
mixing device
supplying
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Application number
JP5262053A
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English (en)
Inventor
Kenichi Yasuda
健一 安田
Kenjiro Narita
健次郎 成田
Yukio Hirama
幸夫 平間
Koji Sato
宏司 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一対の作業ロールをそれを支える補強ロールに
対してある角度だけ水平面内で上下反対方向にクロスさ
せ幅方向板厚分布を制御する圧延機において、作業ロー
ルと補強ロール間に供給する潤滑剤の量を最小化する。 【構成】潤滑剤供給系統のうち、高濃度潤滑剤の必要な
系統の途中に混合装置を設け、該混合装置へ別種類の物
質を必要に応じて供給する。高濃度潤滑剤の必要な系統
の例としては、タンデムミルの前段,圧延機の下側,幅
方向の中央部などが考えられる。 【効果】作業ロールと補強ロール間に供給する潤滑剤使
用量が必要最小限ですみ、製造コスト上昇を押さえるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板用の熱間、あるいは冷
間の圧延機、および複数の圧延機を一列に配置したタン
デム圧延機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の4段圧延機においては、圧延材の
板クラウン(板幅方向板厚分布)や形状(フラットネ
ス)の制御はロールベンディング装置によって行われ
る。しかし、これのみでは板クラウンや形状を制御する
能力に限界があるため、その後種々の高性能圧延機を組
み込んだタンデム圧延機が開発されてきた。その中の一
つに、特開平5−50110号に見られるような、一対の作業
ロールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ
水平面内で上下反対方向にクロスさせ、幅方向板厚分布
を制御する図2に示す圧延機が開発された。本圧延機で
は補強ロール4,5と作業ロール2,3の間にスラスト
力が発生するため、この間に潤滑剤を供給し摩擦係数を
下げる必要がある。この供給方法に関し、特開平5−501
10号では複数系統の潤滑剤供給ラインおよび供給源を有
し、供給個所に応じた潤滑剤濃度の適正化を図ることに
より、潤滑油量の低減を図っている。すなわち、低濃度
でも十分な個所には低濃度潤滑剤供給ラインを、圧延条
件が厳しく高濃度が必要な個所には、高濃度潤滑剤供給
ラインをそれぞれ配置している。図3は、この従来方法
の一実施例を示すものである。材料1を6〜11で示す
圧延機で圧延している。一般に高濃度が必要な個所の例
としては、圧下率が大きくしかも回転数の低いタンデム
ミルにおける前段スタンドや、1台の圧延機中では冷却
水によって流されやすい下ロール側などがある。そこ
で、図3に示すものでは前段スタンド6〜8には潤滑剤
供給配管12を通じ高濃度潤滑油を、後段スタンド9〜
11には潤滑剤供給配管15を通じ低濃度潤滑油を、そ
れぞれの潤滑剤供給タンク14,17からポンプ13,
16により供給している。
【0003】また、特開平3−234305 号公報には、少な
くともワークロールをクロスさせる圧延機において、ワ
ークロール同士がキスロールする場合に、ワークロール
若しくはバックアップロールの両エッジ側から潤滑剤を
吹き付けることが記載されている。
【0004】更に、特開平5−57314号公報には、圧延油
と水をインラインミキサで混合し、ワークロールと圧延
材の間に吹き付けることが記載されており、また、特開
平3−8511号公報には、タンデムミルの少なくとも一つ
のスタンドにおいて、ワークロールと圧延材の間に吹き
付ける圧延油の系統を別系統とすることが記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3で
示した従来の方法におけるものは、時間的な状況の変化
に対する考慮がなされていなかったという問題がある。
すなわち、ロール間潤滑を開始してある程度の時間が経
過すると、ロール表面に油膜が形成され、高濃度の潤滑
油が必要な圧延条件の厳しい個所でも、低濃度潤滑剤で
問題がなくなることが実験により判明した。そこでこれ
までは、図3のように前後のスタンドで潤滑剤供給配管
を符号12と符号15に示すように2系統に分けた場
合、前系統は高濃度、後系統は低濃度の潤滑油をそれぞ
れの供給源となる潤滑剤供給タンク14,17からポン
プ13,16によりロール間に噴射していた。この場
合、ある程度の時間が経過し、低濃度潤滑剤が使用可能
になっても、常に高濃度の潤滑剤を噴射し続けることに
なり、不経済となる。これを防止するには、ある程度の
時間が経過したら高濃度潤滑剤の流量を絞ればよいが、
次のような理由により、いずれにしても不経済であるこ
とにはかわりがない。まず、潤滑剤供給タンク14,1
7は数スタンド分の潤滑剤を貯蔵するため、有る程度大
きな容量が必要で、ポンプ13,16についても大型の
機種が必要となる。そこで、初めに潤滑剤供給タンク1
4に仕込まなければならない高濃度潤滑剤の量も多く必
要である。さらに、流量を絞ったとしてもポンプ2台は
常に動かしていなければならない。このように、潤滑剤
量,ポンプの動力費などに無駄が生じていた。
【0006】また、図3で示した従来の方法におけるも
のは、各供給場所に応じたきめ細かい潤滑剤の切り替え
ができないという問題もあった。図3の例で説明する
と、第2,3スタンド7,8では低濃度の潤滑剤が使え
るようになっても、一番条件のきびしい第1スタンド6
ではまだ高濃度の潤滑剤が必要という場合が多々ある。
従来のように一つの系統で結ばれていると、この中で潤
滑剤を使い分けすることは不可能で、もし行おうとする
と各スタンド毎に流量調整弁を設置する必要があり、設
備が複雑になる。
【0007】また、特開平3−234305 号公報に記載され
たものは、上下ワークロールがキスロールしている場合
に潤滑剤を供給するものであり、また、潤滑剤の供給系
統を複数系統設けたり、インラインミキサで混合すると
いうことについては何ら考慮されていない。
【0008】更に、特開平5−57314号公報及び特開平3
−8511 号公報に記載されたものは、ワークロールと圧
延材の間に圧延油を供給するものであり、圧延油は光沢
などの圧延材品質を良好に保つためのものである。ま
た、これらのものは、圧延中常時圧延油を供給する必要
があるものである。
【0009】本発明は上述した点を鑑みなされたもので
あり、第1番目の発明の目的は、一対の作業ロールをそ
れを支える補強ロールに対してある角度だけ水平面内で
上下反対方向にクロスさせることにより発生する作業ロ
ールと補強ロール間のスラスト力を低減させるために供
給する潤滑剤の濃度を必要に応じて調整でき、安定した
圧延が可能で、かつ、潤滑剤の使用量を軽減することが
可能なロール間潤滑装置を有する圧延機を提供すること
にある。
【0010】第2番目の発明の目的は、一対の作業ロー
ルをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水平
面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生する
作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させるた
めに供給する潤滑剤の濃度を調整する必要がある場所の
潤滑剤の濃度を調整でき、安定した圧延が可能で、か
つ、潤滑剤の使用量をより軽減することが可能なロール
間潤滑装置を有する圧延機を提供することにある。
【0011】第3番目の発明の目的は、一対の作業ロー
ルをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水平
面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生する
作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させるた
めに供給する潤滑剤の濃度をスラスト力の発生に応じて
調整でき、安定した圧延が可能で、かつ、潤滑剤の使用
量を軽減することが可能なロール間潤滑装置を有する圧
延機を提供することにある。
【0012】第4番目の発明の目的は、一対の作業ロー
ルをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水平
面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生する
作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させるた
めに供給する潤滑剤の濃度を圧延機の異常振動の発生に
応じて調整でき、安定した圧延が可能で、かつ、潤滑剤
の使用量を軽減することが可能なロール間潤滑装置を有
する圧延機を提供することにある。
【0013】第5番目の発明の目的は、一対の作業ロー
ルをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水平
面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生する
作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させるた
めに供給する潤滑剤の濃度を圧延速度に応じて調整で
き、安定した圧延が可能で、かつ、潤滑剤の使用量を軽
減することが可能なロール間潤滑装置を有する圧延機を
提供することにある。
【0014】第6番目の発明の目的は、一対の作業ロー
ルをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水平
面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生する
作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させるた
めに供給する潤滑剤の濃度をクロス角の変更中に調整で
き、安定した圧延が可能で、かつ、潤滑剤の使用量を軽
減することが可能なロール間潤滑装置を有する圧延機を
提供することにある。第7番目の発明の目的は、一対の
作業ロールをそれを支える補強ロールに対してある角度
だけ水平面内で上下反対方向にクロスさせることにより
発生する作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減
させるために供給する潤滑剤の濃度をクロス角の変更量
に応じて調整でき、安定した圧延が可能で、かつ、潤滑
剤の使用量を軽減することが可能なロール間潤滑装置を
有する圧延機を提供することにある。
【0015】第8番目の発明の目的は、一対の作業ロー
ルをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水平
面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生する
作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させるた
めに供給する潤滑剤の濃度を圧延材の噛み込みの状況に
応じて調整でき、安定した圧延が可能で、かつ、潤滑剤
の使用量を軽減することが可能なロール間潤滑装置を有
する圧延機を提供することにある。
【0016】また、本発明は上述した点を鑑みなされた
ものであり、第9番目の発明の目的は、一対の作業ロー
ルをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水平
面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生する
作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させるた
めに供給する潤滑剤の濃度を必要に応じて調整でき、安
定した圧延が可能で、かつ、潤滑剤の使用量を軽減する
ことが可能なロール間潤滑装置を有する圧延機を少なく
とも1台備えたタンデム圧延機を提供することにある。
【0017】第10番目の発明の目的は、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度を調整する必要がある場所
の潤滑剤の濃度を調整でき、安定した圧延が可能で、か
つ、潤滑剤の使用量をより軽減することが可能なロール
間潤滑装置を有する圧延機を少なくとも1台備えたタン
デム圧延機を提供することにある。
【0018】第11番目の発明の目的は、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度をスラスト力の発生に応じ
て調整でき、安定した圧延が可能で、かつ、潤滑剤の使
用量を軽減することが可能なロール間潤滑装置を有する
圧延機を少なくとも1台備えたタンデム圧延機を提供す
ることにある。
【0019】第12番目の発明の目的は、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度を圧延機の異常振動の発生
に応じて調整でき、安定した圧延が可能で、かつ、潤滑
剤の使用量を軽減することが可能なロール間潤滑装置を
有する圧延機を少なくとも1台備えたタンデム圧延機を
提供することにある。
【0020】第13番目の発明の目的は、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度を圧延速度に応じて調整で
き、安定した圧延が可能で、かつ、潤滑剤の使用量を軽
減することが可能なロール間潤滑装置を有する圧延機を
少なくとも1台備えたタンデム圧延機を提供することに
ある。
【0021】第14番目の発明の目的は、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度をクロス角の変更中に調整
でき、その使用量を軽減することが可能なロール間潤滑
装置を有する圧延機を少なくとも1台備えたタンデム圧
延機を提供することにある。
【0022】第15番目の発明の目的は、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度をクロス角の変更量に応じ
て調整でき、安定した圧延が可能で、かつ、潤滑剤の使
用量を軽減することが可能なロール間潤滑装置を有する
圧延機を少なくとも1台備えたタンデム圧延機を提供す
ることにある。
【0023】第16番目の発明の目的は、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度を圧延材の噛み込みの状況
に応じて調整でき、安定した圧延が可能で、かつ、潤滑
剤の使用量を軽減することが可能なロール間潤滑装置を
有する圧延機を少なくとも1台備えたタンデム圧延機を
提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記第1番目の発明の目
的を達成するために本発明では、一対の作業ロールをそ
れを支える補強ロールに対してある角度だけ水平面内で
上下反対方向にクロスさせ、幅方向板厚分布を制御する
圧延機において、前記補強ロールと作業ロール間を潤滑
する潤滑手段を有し、該潤滑手段は、少なくとも1系統
の潤滑剤供給配管ラインと、該潤滑剤供給配管ライン中
に少なくとも1個所設けられた混合装置と、該混合装置
へ別種類の物質を供給する配管ラインを備えたものであ
る。
【0025】上記第2番目の発明の目的を達成するため
に本発明では、一対の作業ロールをそれを支える補強ロ
ールに対してある角度だけ水平面内で上下反対方向にク
ロスさせ、幅方向板厚分布を制御する圧延機において、
前記補強ロールと作業ロール間を潤滑する潤滑手段を有
し、該潤滑手段は、少なくとも1系統の潤滑剤供給配管
ラインと、前記潤滑手段のうち少なくとも下補強ロール
と下作業ロール間を潤滑する潤滑手段の前記潤滑剤供給
配管ライン中に少なくとも1個所設けられた混合装置
と、該混合装置へ別種類の物質を供給する配管ラインを
備えたものである。
【0026】上記第3番目の発明の目的を達成するため
に本発明では、上記第1或いは第2番目の目的を達成す
るための発明の前記混合装置へ別種類の物質を供給する
配管ライン中に電磁弁を設け、更に、前記圧延機に、ス
ラスト力を検出するロードセルと、該ロードセルの検出
値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御する制御装置を
設けたものである。
【0027】上記第4番目の発明の目的を達成するため
に本発明では、上記第1或いは第2番目の目的を達成す
るための発明の前記混合装置へ別種類の物質を供給する
配管ライン中に電磁弁を設け、更に、前記圧延機に、振
動計と該振動計の検出値に基づき前記電磁弁の開閉動作
を制御する制御装置を設けたものである。
【0028】上記第5番目の発明の目的を達成するため
に本発明では、上記第1或いは第2番目の目的を達成す
るための発明の前記混合装置へ別種類の物質を供給する
配管ライン中に電磁弁を設け、更に、前記圧延機に、圧
延速度を検出する検出手段と該検出手段の検出値に基づ
き前記電磁弁の開閉動作を制御する制御装置を設けたも
のである。
【0029】上記第6番目の発明の目的を達成するため
に本発明では、上記第1或いは第2番目の目的を達成す
るための発明の前記混合装置へ別種類の物質を供給する
配管ライン中に電磁弁を設け、更に、前記圧延機に、ク
ロス角制御装置を設け、該クロス角制御装置から作業ロ
ールのクロス角が変更中であるという信号値に基づき前
記電磁弁の開閉動作を制御する制御装置を設けたもので
ある。
【0030】上記第7番目の発明の目的を達成するため
に本発明では、上記第1或いは第2番目の目的を達成す
るための発明の前記混合装置へ別種類の物質を供給する
配管ライン中に電磁弁を設け、更に、前記圧延機に、ク
ロス角検出器と該クロス角検出器の検出値に基づき前記
電磁弁の開閉動作を制御する制御装置を設けたものであ
る。
【0031】上記第8番目の発明の目的を達成するため
に本発明では、上記第1或いは第2番目の目的を達成す
るための発明の前記混合装置へ別種類の物質を供給する
配管ライン中に電磁弁を設け、更に、前記圧延機の入側
に圧延材検出手段を設け、該圧延材検出手段の検出値に
基づき前記電磁弁の開閉動作を制御する制御装置を設け
たものである。
【0032】そして、好ましくは、上記第1乃至第8番
目の目的を達成するための発明の前記潤滑手段は、前記
補強ロールの軸方向に沿って配置されたノズルであるも
のとし、更に好ましくは、前記混合装置へ別種類の物質
を供給する配管ラインは、前記ノズルのうち前記補強ロ
ールの中央位置に配置されたノズルにのみ接続している
ものである。
【0033】また、上記第9番目の発明の目的を達成す
るために本発明では、一対の作業ロールをそれを支える
補強ロールに対してある角度だけ水平面内で上下反対方
向にクロスさせ、幅方向板厚分布を制御する圧延機を複
数台含むタンデム圧延機において、前記複数台の各圧延
機には、前記補強ロールと作業ロール間を潤滑する潤滑
手段を有し、該潤滑手段は、少なくとも1系統の潤滑剤
供給配管ラインと、前記複数台の圧延機のうち少なくと
も1台の圧延機の前記潤滑剤供給配管ライン中に少なく
とも1個所設けられた混合装置と、該混合装置へ別種類
の物質を供給する配管ラインを備えたものである。
【0034】上記第10番目の発明の目的を達成するた
めに本発明では、一対の作業ロールをそれを支える補強
ロールに対してある角度だけ水平面内で上下反対方向に
クロスさせ、幅方向板厚分布を制御する圧延機を複数台
含むタンデム圧延機において、前記複数台の各圧延機に
は、前記補強ロールと作業ロール間を潤滑する潤滑手段
を有し、該潤滑手段は、少なくとも1系統の潤滑剤供給
配管ラインと、前記複数台の圧延機のうち少なくとも1
台の圧延機の前記潤滑剤供給配管ラインの少なくとも下
補強ロールと下作業ロール間を潤滑する潤滑手段の前記
潤滑剤供給配管ライン中に少なくとも1個所設けられた
混合装置と、該混合装置へ別種類の物質を供給する配管
ラインを備えたものである。
【0035】上記第11番目の発明の目的を達成するた
めに本発明では、上記第9或いは第10番目の目的を達
成するための発明の前記混合装置へ別種類の物質を供給
する配管ライン中に電磁弁を設け、更に、前記混合装置
へ別種類の物質を供給する配管ラインを備えた圧延機
に、スラスト力を検出するロードセルと、該ロードセル
の検出値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御する制御
装置を設けたものである。
【0036】上記第12番目の発明の目的を達成するた
めに本発明では、上記第9或いは第10番目の目的を達
成するための発明の前記混合装置へ別種類の物質を供給
する配管ライン中に電磁弁を設け、更に、前記混合装置
へ別種類の物質を供給する配管ラインを備えた圧延機
に、振動計と該振動計の検出値に基づき前記電磁弁の開
閉動作を制御する制御装置を設けたものである。
【0037】上記第13番目の発明の目的を達成するた
めに本発明では、上記第9或いは第10番目の目的を達
成するための発明の前記混合装置へ別種類の物質を供給
する配管ライン中に電磁弁を設け、更に、前記混合装置
へ別種類の物質を供給する配管ラインを備えた圧延機
に、圧延速度を検出する検出手段と該検出手段の検出値
に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御する制御装置を設
けたものである。
【0038】上記第14番目の発明の目的を達成するた
めに本発明では、上記第9或いは第10番目の目的を達
成するための発明の前記混合装置へ別種類の物質を供給
する配管ライン中に電磁弁を設け、更に、前記混合装置
へ別種類の物質を供給する配管ラインを備えた圧延機
に、クロス角制御装置を設け、該クロス角制御装置から
作業ロールのクロス角が変更中であるという信号値に基
づき前記電磁弁の開閉動作を制御する制御装置を設けた
ものである。
【0039】上記第15番目の発明の目的を達成するた
めに本発明では、上記第9或いは第10番目の目的を達
成するための発明の前記混合装置へ別種類の物質を供給
する配管ライン中に電磁弁を設け、更に、前記混合装置
へ別種類の物質を供給する配管ラインを備えた圧延機
に、クロス角検出器と該クロス角検出器の検出値に基づ
き前記電磁弁の開閉動作を制御する制御装置を設けたも
のである。
【0040】上記第16番目の発明の目的を達成するた
めに本発明では、上記第9或いは第10番目の目的を達
成するための発明の前記混合装置へ別種類の物質を供給
する配管ライン中に電磁弁を設け、更に、前記タンデム
圧延機の入側に圧延材検出手段を設け、該圧延材検出手
段の検出値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御する制
御装置を設けたものである。
【0041】そして、好ましくは、上記第9乃至第16
番目の目的を達成するための発明の前記潤滑手段は、前
記補強ロールの軸方向に沿って配置されたノズルである
ものとし、更に好ましくは、前記混合装置へ別種類の物
質を供給する配管ラインは、前記ノズルのうち任意のノ
ズルにのみ接続しているものである。
【0042】
【作用】上記第1番目の発明では、補強ロールと作業ロ
ール間を潤滑する潤滑手段を有し、該潤滑手段は、少な
くとも1系統の潤滑剤供給配管ラインと、該潤滑剤供給
配管ライン中に少なくとも1個所設けられた混合装置
と、該混合装置へ別種類の物質を供給する配管ラインを
備えている。この混合装置は、主系統の潤滑剤に高濃度
の潤滑剤を供給するものであり、補強ロールと作業ロー
ル間の潤滑の際の潤滑剤濃度を調整するものである。
【0043】つまり、補強ロールと作業ロール間に供給
する潤滑剤の濃度を必要に応じて調整できるため、安定
した圧延が可能となるわけである。また、必要に応じて
高濃度の潤滑剤を供給するため潤滑剤の使用量を軽減す
ることができるわけである。上記第2番目の発明では、
補強ロールと作業ロール間を潤滑する潤滑手段を有し、
該潤滑手段は、少なくとも1系統の潤滑剤供給配管ライ
ンと、前記潤滑手段のうち少なくとも下補強ロールと下
作業ロール間を潤滑する潤滑手段の前記潤滑剤供給配管
ライン中に少なくとも1個所設けられた混合装置と、該
混合装置へ別種類の物質を供給する配管ラインを備えて
いる。
【0044】通常、ロールの潤滑状態は上下で異なり、
ロールの摩耗量も上下で差がある。特に、熱間圧延では
大量の冷却水を用い、下側のロールでは潤滑剤が流され
やすい。
【0045】つまり、高濃度の潤滑剤の供給が必要とな
る下補強ロールと下作業ロール間に潤滑剤を供給する潤
滑剤供給配管ライン中に少なくとも混合装置を設けるこ
とで、高濃度の潤滑剤の供給が必要な場所へ供給できる
ため、安定な圧延が可能となるわけである。また、必要
な場所のみへ高濃度の潤滑剤を供給するため、潤滑剤の
使用量を軽減することができるわけである。
【0046】上記第3番目の発明では、混合装置へ別種
類の物質を供給する配管ライン中に電磁弁を設け、更
に、圧延機に、スラスト力を検出するロードセルと、該
ロードセルの検出値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制
御する制御装置を設けている。作業ロールと補強ロール
間のスラスト力がある程度大きくなると高濃度の潤滑剤
を供給してスラスト力を低減する必要がある。つまり、
作業ロールと補強ロール間のスラスト力の発生に応じて
潤滑剤の濃度を調整することで安定した圧延が可能とな
るわけである。また、必要に応じて高濃度の潤滑剤を供
給するため、潤滑剤の使用量を軽減することができるわ
けである。
【0047】上記第4番目の発明では、混合装置へ別種
類の物質を供給する配管ライン中に電磁弁を設け、更
に、圧延機に、振動計と該振動計の検出値に基づき前記
電磁弁の開閉動作を制御する制御装置を設けている。
【0048】作業ロールと補強ロール間の摩擦係数が大
きくなると振動が発生してしまい、圧延材にチャタマー
クや板厚変動が起こる。つまり、圧延機の異常振動の発
生に応じて潤滑剤の濃度を調整することで安定した圧延
が可能となるわけである。また、必要に応じて高濃度の
潤滑剤を供給するため、潤滑剤の使用量を軽減すること
ができるわけである。
【0049】上記第5番目の発明では、混合装置へ別種
類の物質を供給する配管ライン中に電磁弁を設け、更
に、圧延機に、圧延速度を検出する検出手段と該検出手
段の検出値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御する制
御装置を設けている。
【0050】圧延速度が小さいと作業ロールと補強ロー
ル間に巻き込む潤滑剤の量が少なく、摩擦係数が大きく
なる。つまり、圧延速度に応じて潤滑剤の濃度を調整す
ることで安定した圧延が可能となるわけである。また、
必要に応じて高濃度の潤滑剤を供給するため、潤滑剤の
使用量を軽減することができるわけである。
【0051】上記第6番目の発明では、混合装置へ別種
類の物質を供給する配管ライン中に電磁弁を設け、更
に、圧延機に、クロス角制御装置を設け、該クロス角制
御装置から作業ロールのクロス角が変更中であるという
信号値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御する制御装
置を設けている。
【0052】圧延中にクロス角を変更する場合、摩擦係
数が小さいほど変更に要する時間や力が小さくて済む。
つまり、クロス角の変更中に潤滑剤の濃度を調整するこ
とで安定した圧延が可能となるわけである。また、必要
に応じて高濃度の潤滑剤を供給するため、潤滑剤の使用
量を軽減することができるわけである。
【0053】上記第7番目の発明では、混合装置へ別種
類の物質を供給する配管ライン中に電磁弁を設け、更
に、前記圧延機に、クロス角検出器と該クロス角検出器
の検出値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御する制御
装置を設けている。
【0054】クロス角が大きくなると軸方向の相対すべ
り量が増大することにより異常振動を起こしやすくな
る。従って、あるクロス角以上になると摩擦係数を下げ
る必要がある。つまり、クロス角の変更量に応じて潤滑
剤の濃度を調整することで安定した圧延が可能となるわ
けである。また、必要に応じて高濃度の潤滑剤を供給す
るため、潤滑剤の使用量を軽減することができるわけで
ある。
【0055】上記第8番目の発明では、混合装置へ別種
類の物質を供給する配管ライン中に電磁弁を設け、更
に、前記圧延機の入側に圧延材検出手段を設け、該圧延
材検出手段の検出値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制
御する制御装置を設けている。摩擦係数を下げすぎると
圧延材の噛み込み時にスリップし、圧延不能に陥る。こ
のため、材料噛み込み直前には高濃度の潤滑剤の供給を
停止する必要がある。つまり、圧延材の噛み込み状況に
応じて潤滑剤の濃度を調整することで安定した圧延が可
能となるわけである。また、必要に応じて高濃度の潤滑
剤を供給するため、潤滑剤の使用量を軽減することがで
きるわけである。
【0056】そして、好ましくは、上記第1乃至第8番
目の発明において、潤滑手段は補強ロールの軸方向に沿
って配置されたノズルとしている。従って、作業ロール
と補強ロール間の全長に亘って潤滑剤を供給でき、安定
な圧延が可能となる。
【0057】更に好ましくは、混合装置へ別種類の物質
を供給する配管ラインは、前記ノズルのうち前記補強ロ
ールの中央位置に配置されたノズルにのみ接続してい
る。つまり、作業ロールと補強ロール間の接触圧力分布
はロール端部位置に比べて圧延材のある中央位置の方が
高いため、中央位置へ高濃度の潤滑剤を供給する必要が
ある。従って、混合装置へ別種類の物質を供給する配管
ラインを前記ノズルのうち前記補強ロールの中央位置に
配置されたノズルにのみ接続することで、中央位置にの
み高濃度の潤滑剤を供給することができるので安定した
圧延が可能となるわけである。また、必要に応じて高濃
度の潤滑剤を供給するため、潤滑剤の使用量を軽減する
ことができるわけである。
【0058】また、上記第9番目の発明では、複数台の
各圧延機には、前記補強ロールと作業ロール間を潤滑す
る潤滑手段を有し、該潤滑手段は、少なくとも1系統の
潤滑剤供給配管ラインと、前記複数台の圧延機のうち少
なくとも1台の圧延機の前記潤滑剤供給配管ライン中に
少なくとも1個所設けられた混合装置と、該混合装置へ
別種類の物質を供給する配管ラインを備えている。
【0059】つまり、高濃度の潤滑剤の供給が必要な圧
延機にのみ高濃度の潤滑剤を供給することができ、か
つ、補強ロールと作業ロール間に供給する潤滑剤の濃度
を必要に応じて調整できるため安定した圧延が可能とな
るわけである。また、高濃度の潤滑剤の供給が必要な圧
延機に対してのみ必要に応じた高濃度の潤滑剤を供給す
るため潤滑剤の使用量を軽減することができるわけであ
る。
【0060】上記第10番目の発明では、複数台の各圧
延機には、前記補強ロールと作業ロール間を潤滑する潤
滑手段を有し、該潤滑手段は、少なくとも1系統の潤滑
剤供給配管ラインと、前記複数台の圧延機のうち少なく
とも1台の圧延機の前記潤滑剤供給配管ラインの少なく
とも下補強ロールと下作業ロール間を潤滑する潤滑手段
の前記潤滑剤供給配管ライン中に少なくとも1個所設け
られた混合装置と、該混合装置へ別種類の物質を供給す
る配管ラインを備えている。
【0061】通常、ロールの潤滑状態は上下で異なり、
ロールの摩耗量も上下で差がある。特に、熱間圧延では
大量の冷却水を用い、下側のロールでは潤滑剤が流され
やすい。
【0062】つまり、高濃度の潤滑剤の供給が必要な圧
延機であって、補強ロールと作業ロール間に供給する潤
滑剤の濃度を必要に応じて調整高濃度の潤滑剤の供給が
必要となる下補強ロールと下作業ロール間に潤滑剤を供
給する潤滑剤供給配管ライン中に少なくとも混合装置を
設けることで、高濃度の潤滑剤の供給が必要な圧延機の
必要な場所へ供給できるため安定な圧延が可能となるわ
けである。また、高濃度の潤滑剤の供給が必要な圧延機
の必要な場所のみへ高濃度の潤滑剤を供給するため、潤
滑剤の使用量を軽減することができるわけである。
【0063】上記第11番目の発明では、高濃度の潤滑
剤の供給が必要な圧延機の潤滑剤供給ライン中に設けら
れた混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
電磁弁を設け、更に、圧延機に、スラスト力を検出する
ロードセルと、該ロードセルの検出値に基づき前記電磁
弁の開閉動作を制御する制御装置を設けている。
【0064】作業ロールと補強ロール間のスラスト力が
ある程度大きくなると高濃度の潤滑剤を供給してスラス
ト力を低減する必要がある。つまり、作業ロールと補強
ロール間のスラスト力の発生に応じて潤滑剤の濃度を調
整することで安定した圧延が可能となるわけである。ま
た、高濃度の潤滑剤の供給が必要な圧延機に対し必要に
応じて高濃度の潤滑剤を供給するため、潤滑剤の使用量
を軽減することができるわけである。
【0065】上記第12番目の発明では、高濃度の潤滑
剤の供給が必要な圧延機の潤滑剤供給ライン中に設けら
れた混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
電磁弁を設け、更に、圧延機に、振動計と該振動計の検
出値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御する制御装置
を設けている。
【0066】作業ロールと補強ロール間の摩擦係数が大
きくなると振動が発生してしまい、圧延材にチャタマー
クや板厚変動が起こる。つまり、圧延機の異常振動の発
生に応じて潤滑剤の濃度を調整することで安定した圧延
が可能となるわけである。また、高濃度の潤滑剤の供給
が必要な圧延機に対し必要に応じて高濃度の潤滑剤を供
給するため、潤滑剤の使用量を軽減することができるわ
けである。
【0067】上記第13番目の発明では、高濃度の潤滑
剤の供給が必要な圧延機の潤滑剤供給ライン中に設けら
れた混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
電磁弁を設け、更に、圧延機に、圧延速度を検出する検
出手段と該検出手段の検出値に基づき前記電磁弁の開閉
動作を制御する制御装置を設けている。
【0068】圧延速度が小さいと作業ロールと補強ロー
ル間に巻き込む潤滑剤の量が少なく、摩擦係数が大きく
なる。つまり、圧延速度に応じて潤滑剤の濃度を調整す
ることで安定した圧延が可能となるわけである。また、
高濃度の潤滑剤の供給が必要な圧延機に対し必要に応じ
て高濃度の潤滑剤を供給するため、潤滑剤の使用量を軽
減することができるわけである。
【0069】上記第14番目の発明では、高濃度の潤滑
剤の供給が必要な圧延機の潤滑剤供給ライン中に設けら
れた混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
電磁弁を設け、更に、圧延機に、クロス角制御装置を設
け、該クロス角制御装置から作業ロールのクロス角が変
更中であるという信号値に基づき前記電磁弁の開閉動作
を制御する制御装置を設けている。
【0070】圧延中にクロス角を変更する場合、摩擦係
数が小さいほど変更に要する時間や力が小さくて済む。
つまり、クロス角の変更中に潤滑剤の濃度を調整するこ
とで安定した圧延が可能となるわけである。また、高濃
度の潤滑剤の供給が必要な圧延機に対し必要に応じて高
濃度の潤滑剤を供給するため、潤滑剤の使用量を軽減す
ることができるわけである。
【0071】上記第15番目の発明では、高濃度の潤滑
剤の供給が必要な圧延機の潤滑剤供給ライン中に設けら
れた混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
電磁弁を設け、更に、前記圧延機に、クロス角検出器と
該クロス角検出器の検出値に基づき前記電磁弁の開閉動
作を制御する制御装置を設けている。
【0072】クロス角が大きくなると軸方向の相対すべ
り量が増大することにより異常振動を起こしやすくな
る。従って、あるクロス角以上になると摩擦係数を下げ
る必要がある。つまり、クロス角の変更量に応じて潤滑
剤の濃度を調整することで安定した圧延が可能となるわ
けである。また、高濃度の潤滑剤の供給が必要な圧延機
に対し必要に応じて高濃度の潤滑剤を供給するため、潤
滑剤の使用量を軽減することができるわけである。
【0073】上記第16番目の発明では、高濃度の潤滑
剤の供給が必要な圧延機の潤滑剤供給ライン中に設けら
れた混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
電磁弁を設け、更に、前記圧延機の入側に圧延材検出手
段を設け、該圧延材検出手段の検出値に基づき前記電磁
弁の開閉動作を制御する制御装置を設けている。
【0074】摩擦係数を下げすぎると圧延材の噛み込み
時にスリップし、圧延不能に陥る。このため、材料噛み
込み直前には高濃度の潤滑剤の供給を停止する必要があ
る。つまり、圧延材の噛み込み状況に応じて潤滑剤の濃
度を調整することで安定した圧延が可能となるわけであ
る。また、高濃度の潤滑剤の供給が必要な圧延機に対し
必要に応じて高濃度の潤滑剤を供給するため、潤滑剤の
使用量を軽減することができるわけである。
【0075】そして、好ましくは、上記第9乃至第16
番目の発明において、潤滑手段は補強ロールの軸方向に
沿って配置されたノズルとしている。従って、作業ロー
ルと補強ロール間の全長に亘って潤滑剤を供給でき、安
定な圧延が可能となる。
【0076】更に好ましくは、高濃度の潤滑剤の供給が
必要な圧延機の潤滑剤供給ライン中に設けられた混合装
置へ別種類の物質を供給する配管ラインは、前記ノズル
のうち任意のノズルにのみ接続している。つまり、作業
ロールと補強ロール間の接触圧力分布はロールの位置に
応じて変化するため、該接触圧力分布の高い位置へ高濃
度の潤滑剤を供給する必要がある。従って、混合装置へ
別種類の物質を供給する配管ラインを前記ノズルのうち
任意のノズルにのみ接続することで、中央位置にのみ高
濃度の潤滑剤を供給することができるので安定した圧延
が可能となるわけである。また、高濃度の潤滑剤の供給
が必要な圧延機に対し必要に応じて高濃度の潤滑剤を供
給するため、潤滑剤の使用量を軽減することができるわ
けである。
【0077】
【実施例】図は本発明の一実施例によるタンデム圧延機
の概略図である。材料1が6〜11の圧延機で圧延され
ており、この時各圧延機6〜11の作業ロールと補強ロ
ール間の潤滑は主系統である潤滑剤供給配管18により
低粘度の潤滑剤を供給することにより行われている。1
9はポンプ、20は潤滑剤供給源となる潤滑剤供給タン
クである。一般に圧延スケジュールは圧延動力が各圧延
機6〜11が均一になるように決められる。このため、
圧延荷重は必ずしも各圧延機6〜11で同程度とはなら
ない。前段に配置された圧延機6〜8では速度が遅い分
圧延荷重が大きく、後段に配置された圧延機9〜11で
は逆に小さくなる傾向にある。スラスト力は圧延荷重に
ほぼ比例するため、前段に配置された圧延機6〜8では
後段に配置された圧延機9〜11に比べスラスト力が大
きくなり、高濃度の潤滑剤が必要になる可能性がある。
そこで、前段に配置された圧延機6〜8の潤滑剤供給配
管18には混合装置21〜23が設けられ、高濃度潤滑
剤供給系統である高濃度潤滑剤供給配管24と接続して
いる。なお、26は高濃度の潤滑剤の供給源となる高濃
度潤滑剤タンク、25は高濃度潤滑剤供給用ポンプであ
る。前段に配置された圧延機6〜8におけるスラスト力
が大きくなった場合、高濃度潤滑剤供給用ポンプ25を
起動させて高濃度の潤滑剤を混合装置21〜23に送り
込む。混合装置では主系統の低粘度の潤滑剤と送り込ま
れた高濃度の潤滑剤が混合され、低粘度の潤滑剤のみの
場合に比べ摩擦係数が低くなり、スラスト力は軽減され
る。これにより安定した圧延が可能になる。また、高濃
度の潤滑剤はスラスト力が大きくなった場合にのみ供給
されるので、潤滑剤の使用量は全体として軽減される。
【0078】図4は本発明の他の実施例によるタンデム
圧延機の概略図を示すものである。これは図1で示した
実施例中の高濃度潤滑剤供給配管24に、電磁弁27〜
29を配置したもので、これらの開閉を制御装置30で
制御するものである。
【0079】制御方法としては種々の方式が考えられる
が、作業ロールと補強ロール間のスラスト力がある程度
以上に大きくなったら電磁弁27〜29を開き、高濃度
の潤滑剤を混合装置21〜23に送り込み、ロール間の
摩擦係数を下げるという方法が最も一般的である。そこ
で図4では、前段に配置された圧延機6〜8のスラスト
力をスラスト検出用ロードセル31〜33で検出し、そ
れらの信号を制御装置30に送る。制御装置30では、
各圧延機6〜8のスラスト力があらかじめ設定された限
界値を超えているかどうかを判断し、超えている場合に
は当該圧延機に係る電磁弁に開の信号を送る。そして、
高濃度の潤滑剤を電磁弁の開いた混合装置に送り込む。
このようにすることで、スラスト力の大きさに応じた高
濃度の潤滑剤の供給が可能となり、安定した圧延が可能
になると共に、高濃度の潤滑剤の供給量を必要量だけと
することができる。
【0080】図5に本発明の更に他の実施例によるタン
デム圧延機の概略図を示す。先述のように、図2に示す
圧延機では潤滑により作業ロールと補強ロール間の摩擦
係数を下げる必要がある。しかし、摩擦係数を下げすぎ
ると圧延材1の噛み込み時にスリップし、圧延不能に陥
る。このため、圧延材1の噛み込み直前に高濃度の潤滑
剤の供給を停止し、圧延材1の噛み込み後に再度供給を
開始するようにする。そこで図5では、圧延機群の入側
に圧延材検出器34を設置し、圧延材1の有無を検出す
る。ここで、圧延材検出は熱間圧延の場合温度計を用い
て検出するのが普通である。圧延材1が入ってきたこと
が検出されると、その信号が制御装置30に取り込ま
れ、直ちに供給停止のための閉信号が第1圧延機6の電
磁弁27に送られる。制御装置30には各圧延機の通板
速度がインプットされており、圧延材1が各圧延機間を
通過する時間を計算し、順次その時間をずらせてその後
の圧延機7〜11の電磁弁28〜29および38〜40
に供給停止信号を送る。
【0081】一方、圧延材1を噛み込んだ後は直ちに供
給を再開する必要があるが、それには各圧延機に設置さ
れた圧延荷重検出用ロードセル41〜46で噛み込みを
検知し、開信号を電磁弁27〜29および38〜40に
出力する。以上の装置により、圧延材の噛み込み時のス
リップ事故がなくなり、安定した圧延が可能となり、生
産性が向上する。
【0082】図6は本発明の更に他の実施例によるタン
デム圧延機の概略図を示す。通常作業ロールと補強ロー
ル間の潤滑状態は圧延材1を挟んで上下で異なり、ロー
ル摩耗量も上下で差があることの方が多い。一般に熱間
圧延では大量の冷却水を用いるため、下側の作業ロール
と補強ロール間では潤滑剤が流されやすい。このため、
下側の摩擦係数が大きくなりロールの摩耗量が増大す
る。そこで、下側の作業ロールと補強ロール間を潤滑す
る潤滑剤供給配管18に混合装置21〜23を設け、濃
度の高い潤滑剤を供給する。これにより下作業ロールと
下補強ロール間の摩耗増大が防止でき、ロールの寿命を
長くすることができる。さらに無駄な高濃度の潤滑剤の
使用が減ると共にロール組替え頻度が減り、安定な圧延
が可能となり、生産性の向上につながる。
【0083】これまではタンデム圧延機の場合の例であ
るが、1台の圧延機中においても高濃度潤滑剤が必要に
なる個所とそうでない個所がある。例えば、作業ロール
と補強ロール間の接触圧力分布は、ロール端部に比べ板
のあるロール中央位置の方が当然のことながら圧力が高
い。したがって、中央部の方が摩耗量が多いため、高濃
度の潤滑剤により摩擦係数を下げる必要がある。
【0084】そこで、図7を用いて潤滑手段について説
明する。図7に示した実施例において潤滑手段は、補強
ロール4の軸方向にノズル47〜55が並べられてお
り、3個1組となって配管系統56〜58につながり、
さらにこれら56〜58は主系統となる潤滑剤供給配管
18に接続している。このうち、中央部の供給系統56
にのみ混合装置21が設置され、高濃度潤滑剤供給配管
24から高濃度の潤滑剤の供給を受ける。これによりロ
ールの軸方向の異常摩耗が防止でき、上記と同様に無駄
な高濃度の潤滑剤の使用が減ると共にロール組替え頻度
の減り、安定な圧延が可能となり、生産性の向上が図れ
る。
【0085】本発明は以上説明した上記実施例に限定さ
れるものでは勿論なく、他にも種々の変形例が考えられ
る。まず、タンデム圧延機の台数は本例に示す6台とは
限らず、何台でも構わない。また、混合装置を設置する
系統もここに示した例のみに限らず、すべてのスタンド
に設けてもよいし、上下方向および軸方向のどの位置に
設置しても構わない。このように本発明は種々の展開が
可能である。
【0086】更に、これまで説明した以外に高濃度の潤
滑剤を必要とする場合には次のようなケースがある。
【0087】1)圧延機が異常振動を起こしたとき つまり、作業ロールと補強ロール間の摩擦係数が大きく
なると振動が発生し、圧延材にチャタマークがついた
り、板厚変動が起こったりする。このため、圧延機が異
常振動を起こしたときに作業ロールと補強ロール間に高
濃度の潤滑剤を供給して摩擦係数を下げると振動はおさ
まる。
【0088】2)圧延速度が小さいとき つまり、圧延速度が小さいと作業ロールと補強ロール間
に巻き込む潤滑剤の量が少なくなるため、摩擦係数が大
きくなる。このため、圧延速度が小さいときに作業ロー
ルと補強ロール間に高濃度の潤滑剤を供給して摩擦係数
を下げる。
【0089】3)クロス角を変更している最中 特に、圧延中にクロス角を変更する場合、摩擦係数が小
さいほどクロス角変更に要する時間や力が小さくて済
む。このため、クロス角を変更している最中は作業ロー
ルと補強ロール間に高濃度の潤滑剤を供給して摩擦係数
を下げる。
【0090】4)クロス角がある程度大きくなったとき クロス角度が大きくなると軸方向の相対すべり量が増大
することにより、異常振動を起こしやすくなる。具体的
には、クロス角度が0.5゜ 以上になると発生しやす
く、この時点で摩擦係数を下げる必要がある。このた
め、クロス角を変更している最中は作業ロールと補強ロ
ール間に高濃度の潤滑剤を供給して摩擦係数を下げる。
【0091】図8は、以上のことを考慮した実施例であ
る。
【0092】まず、上記1)に関しては、ハウジング4
7に設置された振動計60により圧延機の振動が常時監
視され、制御装置30に出力されている。制御装置30
では振動加速度がある限界値を超えるか否かを判断し、
超えた場合には異常信号とみなして電磁弁27に開信号
を出力し、高濃度の潤滑剤を混合装置21に送り、作業
ロールと補強ロール間の摩擦係数を下げる。これにより
振動を抑えることができ、安定した圧延が実現できる。
【0093】上記2)については、ロール駆動用モータ
61に付属している速度計62により圧延速度が検出さ
れ、制御装置30に出力されている。制御装置30で
は、圧延速度がある速度、例えば、100m/min 以上
か或いは以下かを判断し、ある速度以下であれば電磁弁
27に開信号を出力し、高濃度に潤滑剤を混合装置21
に送り作業ロールと補強ロール間の摩擦係数を下げる。
これにより、通板時や尻抜け時などの圧延速度が小さい
ときに異常振動が発生するのを未然に防ぐことができ、
安定した圧延が実現できる。
【0094】上記3)については、クロス角の変更を作
業ロールチョック63,64を移動装置65,66によ
り水平方向に押し引きすることにより行う。角度制御装
置67では、上位計算機(図示はなし)よりの角度指令
を受けて該押し引き量を計算し、移動装置65,66に
移動指令を送ると共に、この移動指令を制御装置30に
も出力する。制御装置30では、移動指令がON或いは
OFFかを判断し、ONのときはクロス角度変更中と判
断し、電磁弁27に開信号を出力し、高濃度の潤滑剤を
混合装置21に送り作業ロールと補強ロール間の摩擦係
数を下げる。これにより、短時間でスムーズなクロス角
度の変更が可能になり、安定した圧延が実現できる。
【0095】上記4)については、作業ロール2,3の
クロス角度は、チョック63,64の位置を検出する位
置検出器68,69の検出値により、計算機70によっ
て求められ、制御装置30に出力されている。制御装置
30では、クロス角がある値、例えば、0.5゜ 以上或
いは以下かを判断し、ある値以上であれば電磁弁27に
開信号を出力し、高濃度の潤滑剤を混合装置21に送り
作業ロールと補強ロール間の摩擦係数を下げる。これに
より、異常振動が発生するのを未然に防ぐことができ、
安定した圧延が実現できる。
【0096】なお、以上説明した実施例においては、作
業ロールと補強ロール間に潤滑剤を供給する潤滑手段
は、図7で説明したように、補強ロールの軸方向に沿っ
て配置された複数個のノズルであっても良いことは言う
までもない。
【0097】また、以上説明してきた上記1)〜4)に
ついては、図8に示したようにすべてを備えることが望
ましいが、それぞれ単独で用いても、或いは、いくつか
のものを組み合わせても何ら差し支えない。タンデム圧
延機の場合、スタンドによっては、特に上記の構成を備
える必要のないものもあり、また、スタンドごとにその
組み合わせを変えても良い。例えば、後段スタンドでは
圧延速度が大きく圧下率が小さいため、異常振動は発生
しにくい。そこでここでは最悪の場合に備えて上記1)
の装置のみを設置し、他は省略することもできる。この
ように、本発明は種々の変形が可能である。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、第1番目の発明に
よれば、一対の作業ロールをそれを支える補強ロールに
対してある角度だけ水平面内で上下反対方向にクロスさ
せることにより発生する作業ロールと補強ロール間のス
ラスト力を低減させるために供給する潤滑剤の濃度を必
要に応じて調整できるのでロール摩耗が均一化され、無
駄なロール組替え時間が減り安定した圧延が可能とな
り、また、潤滑剤の使用量を軽減することが可能なロー
ル間潤滑装置を有する圧延機を実現することができる。
【0099】第2番目の発明によれば、一対の作業ロー
ルをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水平
面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生する
作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させるた
めに供給する潤滑剤の濃度を調節する必要がある場所の
潤滑剤濃度を調整できるのでロール摩耗が均一化され、
無駄なロール組替え時間が減り安定した圧延が可能とな
り、また、潤滑剤の使用量をより軽減することが可能な
ロール間潤滑装置を有する圧延機を実現することができ
る。
【0100】第3番目の発明によれば、一対の作業ロー
ルをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水平
面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生する
作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させるた
めに供給する潤滑剤の濃度をスラスト力の発生に応じて
調整できるのでロール摩耗が均一化され、無駄なロール
組替え時間が減り安定した圧延が可能となり、また、潤
滑剤の使用量を軽減することが可能なロール間潤滑装置
を有する圧延機を実現することができる。
【0101】第4番目の発明によれば、一対の作業ロー
ルをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水平
面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生する
作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させるた
めに供給する潤滑剤の濃度を圧延機の異常振動の発生に
応じて調整できるのでロール摩耗が均一化され、無駄な
ロール組替え時間が減り、かつ、圧延機の異常振動を抑
えることができるので安定した圧延が可能となり、ま
た、潤滑剤の使用量を軽減することが可能なロール間潤
滑装置を有する圧延機を実現することができる。
【0102】第5番目の発明によれば、一対の作業ロー
ルをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水平
面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生する
作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させるた
めに供給する潤滑剤の濃度を圧延速度に応じて調整でき
るのでロール摩耗が均一化され、無駄なロール組替え時
間が減り、かつ、通板時や尻抜け時などの圧延速度が小
さいときに異常振動が発生するのを未然に防ぐことがで
きるので安定した圧延が可能となり、また、潤滑剤の使
用量を軽減することが可能なロール間潤滑装置を有する
圧延機を実現することができる。
【0103】第6番目の発明によれば、一対の作業ロー
ルをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水平
面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生する
作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させるた
めに供給する潤滑剤の濃度をクロス角の変更中に調整で
きるのでロール摩耗が均一化され、無駄なロール組替え
時間が減り、かつ、短時間でスムーズなクロス角度の変
更ができるので安定した圧延が可能となり、また、潤滑
剤の使用量を軽減することが可能なロール間潤滑装置を
有する圧延機を実現することができる。
【0104】第7番目の発明によれば、一対の作業ロー
ルをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水平
面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生する
作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させるた
めに供給する潤滑剤の濃度をクロス角の変更量に応じて
調整できるのでロール摩耗が均一化され、無駄なロール
組替え時間が減り、かつ、異常振動が発生するのを未然
に防ぐことができるので安定した圧延が可能となり、ま
た、潤滑剤の使用量を軽減することが可能なロール間潤
滑装置を有する圧延機を実現することができる。
【0105】第8番目の発明によれば、、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度を圧延材の噛み込みの状況
に応じて調整できるのでロール摩耗が均一化され、無駄
なロール組替え時間が減り、かつ、圧延材の噛み込み時
のスリップ事故がなくなり安定した圧延が可能となり、
また、潤滑剤の使用量を軽減することが可能なロール間
潤滑装置を有する圧延機を実現することができる。
【0106】また、第9番目の発明によれば、一対の作
業ロールをそれを支える補強ロールに対してある角度だ
け水平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発
生する作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減さ
せるために供給する潤滑剤の濃度を必要に応じて調整で
きるのでロール摩耗が均一化され、無駄なロール組替え
時間が減り安定した圧延が可能となり、また、潤滑剤の
使用量を軽減することが可能なロール間潤滑装置を有す
る圧延機を少なくとも1台備えたタンデム圧延機を実現
することができる。
【0107】第10番目の発明によれば、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度を調節する必要がある場所
の潤滑剤濃度を調整できるのでロール摩耗が均一化さ
れ、無駄なロール組替え時間が減り安定した圧延が可能
となり、また、潤滑剤の使用量をより軽減することが可
能なロール間潤滑装置を有する圧延機を少なくとも1台
備えたタンデム圧延機を実現することができる。
【0108】第11番目の発明によれば、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度をスラスト力の発生に応じ
て調整できるのでロール摩耗が均一化され、無駄なロー
ル組替え時間が減り安定した圧延が可能となり、また、
潤滑剤の使用量を軽減することが可能なロール間潤滑装
置を有する圧延機を少なくとも1台備えたタンデム圧延
機を実現することができる。
【0109】第12番目の発明によれば、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度を圧延機の異常振動の発生
に応じて調整できるのでロール摩耗が均一化され、無駄
なロール組替え時間が減り、かつ、圧延機の異常振動を
抑えることができるので安定した圧延が可能となり、ま
た、潤滑剤の使用量を軽減することが可能なロール間潤
滑装置を有する圧延機を少なくとも1台備えたタンデム
圧延機を実現することができる。
【0110】第13番目の発明によれば、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度を圧延速度に応じて調整で
きるのでロール摩耗が均一化され、無駄なロール組替え
時間が減り、かつ、通板時や尻抜け時などの圧延速度が
小さいときに異常振動が発生するのを未然に防ぐことが
できるので安定した圧延が可能となり、また、潤滑剤の
使用量を軽減することが可能なロール間潤滑装置を有す
る圧延機を少なくとも1台備えたタンデム圧延機を実現
することができる。
【0111】第14番目の発明によれば、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度をクロス角の変更中に調整
できるのでロール摩耗が均一化され、無駄なロール組替
え時間が減り、かつ、短時間でスムーズなクロス角度の
変更ができるので安定した圧延が可能となり、また、そ
の使用量を軽減することが可能なロール間潤滑装置を有
する圧延機を少なくとも1台備えたタンデム圧延機を実
現することができる。
【0112】第15番目の発明によれば、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度をクロス角の変更量に応じ
て調整できるのでロール摩耗が均一化され、無駄なロー
ル組替え時間が減り、かつ、異常振動が発生するのを未
然に防ぐことができるので安定した圧延が可能となり、
また、潤滑剤の使用量を軽減することが可能なロール間
潤滑装置を有する圧延機を少なくとも1台備えたタンデ
ム圧延機を提供することにある。
【0113】第16番目の発明によれば、一対の作業ロ
ールをそれを支える補強ロールに対してある角度だけ水
平面内で上下反対方向にクロスさせることにより発生す
る作業ロールと補強ロール間のスラスト力を低減させる
ために供給する潤滑剤の濃度を圧延材の噛み込みの状況
に応じて調整できるのでロール摩耗が均一化され、無駄
なロール組替え時間が減り、かつ、圧延材の噛み込み時
のスリップ事故がなくなり安定した圧延が可能となり、
また、潤滑剤の使用量を軽減することが可能なロール間
潤滑装置を有する圧延機を少なくとも1台備えたタンデ
ム圧延機を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるタンデム圧延機の概略
図である。
【図2】図1に示す圧延機(一対の作業ロールをそれを
支える補強ロールに対してある角度だけ水平面内で上下
反対方向にクロスさせ、幅方向板厚分布を制御する圧延
機)の概略図である。
【図3】従来方法にかかるタンデム圧延機の概略図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例によるタンデム圧延機の概
略図である。
【図5】本発明の更に他の実施例によるタンデム圧延機
の概略図である。
【図6】本発明の更に他の実施例によるタンデム圧延機
の概略図である。
【図7】本発明の潤滑剤供給装置に関する更に他の実施
例におけるクロスミルの概略図である。
【図8】本発明の潤滑剤供給装置に関する更に他の実施
例におけるクロスミルの概略図である。
【符号の説明】
1…圧延材、2,3…作業ロール、4,5…補強ロー
ル、6〜11…圧延機、12,15,18…潤滑剤供給
配管、13,16,19…ポンプ、14,17,20…
潤滑剤供給タンク、21〜23,35〜37…混合装
置、24…高濃度潤滑剤供給配管、25…高濃度潤滑剤
供給用ポンプ、26…高濃度潤滑剤タンク、27〜2
9,38〜40…電磁弁、31〜33…スラスト力検出
用ロードセル、34…圧延材検出器、41〜46…ロー
ドセル、60…振動計、61…ロール駆動用モータ、6
2…速度計、67…角度制御装置、68,69…位置検
出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16N 7/38 29/00 (72)発明者 佐藤 宏司 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の作業ロールをそれを支える補強ロー
    ルに対してある角度だけ水平面内で上下反対方向にクロ
    スさせ、幅方向板厚分布を制御する圧延機において、 前記補強ロールと作業ロール間を潤滑する潤滑手段を有
    し、 該潤滑手段は、少なくとも1系統の潤滑剤供給配管ライ
    ンと、該潤滑剤供給配管ライン中に少なくとも1個所設
    けられた混合装置と、該混合装置へ別種類の物質を供給
    する配管ラインを備えたことを特徴とする圧延機。
  2. 【請求項2】一対の作業ロールをそれを支える補強ロー
    ルに対してある角度だけ水平面内で上下反対方向にクロ
    スさせ、幅方向板厚分布を制御する圧延機において、 前記補強ロールと作業ロール間を潤滑する潤滑手段を有
    し、 該潤滑手段は、少なくとも1系統の潤滑剤供給配管ライ
    ンと、前記潤滑手段のうち少なくとも下補強ロールと下
    作業ロール間を潤滑する潤滑手段の前記潤滑剤供給配管
    ライン中に少なくとも1個所設けられた混合装置と、該
    混合装置へ別種類の物質を供給する配管ラインを備えた
    ことを特徴とする圧延機。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の圧延機に
    おいて、 前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
    電磁弁を設け、 更に、前記圧延機に、スラスト力を検出するロードセル
    と、該ロードセルの検出値に基づき前記電磁弁の開閉動
    作を制御する制御装置を設けたことを特徴とする圧延
    機。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の圧延機に
    おいて、 前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
    電磁弁を設け、 更に、前記圧延機に、振動計と該振動計の検出値に基づ
    き前記電磁弁の開閉動作を制御する制御装置を設けたこ
    とを特徴とする圧延機。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2に記載の圧延機に
    おいて、 前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
    電磁弁を設け、 更に、前記圧延機に、圧延速度を検出する検出手段と該
    検出手段の検出値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御
    する制御装置を設けたことを特徴とする圧延機。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項2に記載の圧延機に
    おいて、 前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
    電磁弁を設け、 更に、前記圧延機に、クロス角制御装置を設け、該クロ
    ス角制御装置から作業ロールのクロス角が変更中である
    という信号値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御する
    制御装置を設けたことを特徴とする圧延機。
  7. 【請求項7】請求項1または請求項2に記載の圧延機に
    おいて、 前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
    電磁弁を設け、 更に、前記圧延機に、クロス角検出器と該クロス角検出
    器の検出値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御する制
    御装置を設けたことを特徴とする圧延機。
  8. 【請求項8】請求項1または請求項2に記載の圧延機に
    おいて、 前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
    電磁弁を設け、 更に、前記圧延機の入側に圧延材検出手段を設け、該圧
    延材検出手段の検出値に基づき前記電磁弁の開閉動作を
    制御する制御装置を設けたことを特徴とする圧延機。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の
    圧延機において、 前記潤滑手段は、前記補強ロールの軸方向に沿って配置
    されたノズルであることを特徴とする圧延機。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
    の圧延機において、 前記潤滑手段は、前記補強ロールの軸方向に沿って配置
    されたノズルであり、前記混合装置へ別種類の物質を供
    給する配管ラインは、前記ノズルのうち前記補強ロール
    の中央位置に配置されたノズルにのみ接続していること
    を特徴とする圧延機。
  11. 【請求項11】一対の作業ロールをそれを支える補強ロ
    ールに対してある角度だけ水平面内で上下反対方向にク
    ロスさせ、幅方向板厚分布を制御する圧延機を複数台含
    むタンデム圧延機において、 前記複数台の各圧延機には、前記補強ロールと作業ロー
    ル間を潤滑する潤滑手段を有し、 該潤滑手段は、少なくとも1系統の潤滑剤供給配管ライ
    ンと、前記複数台の圧延機のうち少なくとも1台の圧延
    機の前記潤滑剤供給配管ライン中に少なくとも1個所設
    けられた混合装置と、該混合装置へ別種類の物質を供給
    する配管ラインを備えたことを特徴とするタンデム圧延
    機。
  12. 【請求項12】一対の作業ロールをそれを支える補強ロ
    ールに対してある角度だけ水平面内で上下反対方向にク
    ロスさせ、幅方向板厚分布を制御する圧延機を複数台含
    むタンデム圧延機において、 前記複数台の各圧延機には、前記補強ロールと作業ロー
    ル間を潤滑する潤滑手段を有し、 該潤滑手段は、少なくとも1系統の潤滑剤供給配管ライ
    ンと、前記複数台の圧延機のうち少なくとも1台の圧延
    機の前記潤滑剤供給配管ラインの少なくとも下補強ロー
    ルと下作業ロール間を潤滑する潤滑手段の前記潤滑剤供
    給配管ライン中に少なくとも1個所設けられた混合装置
    と、該混合装置へ別種類の物質を供給する配管ラインを
    備えたことを特徴とするタンデム圧延機。
  13. 【請求項13】請求項11または請求項12に記載のタ
    ンデム圧延機において、 前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
    電磁弁を設け、 更に、前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライ
    ンを備えた圧延機に、スラスト力を検出するロードセル
    と、該ロードセルの検出値に基づき前記電磁弁の開閉動
    作を制御する制御装置を設けたことを特徴とするタンデ
    ム圧延機。
  14. 【請求項14】請求項11または請求項12に記載のタ
    ンデム圧延機において、 前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
    電磁弁を設け、 更に、前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライ
    ンを備えた圧延機に、振動計と該振動計の検出値に基づ
    き前記電磁弁の開閉動作を制御する制御装置を設けたこ
    とを特徴とするタンデム圧延機。
  15. 【請求項15】請求項11または請求項12に記載のタ
    ンデム圧延機において、 前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
    電磁弁を設け、 更に、前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライ
    ンを備えた圧延機に、圧延速度を検出する検出手段と該
    検出手段の検出値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御
    する制御装置を設けたことを特徴とするタンデム圧延
    機。
  16. 【請求項16】請求項11または請求項12に記載のタ
    ンデム圧延機において、 前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
    電磁弁を設け、 更に、前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライ
    ンを備えた圧延機に、クロス角制御装置を設け、該クロ
    ス角制御装置から作業ロールのクロス角が変更中である
    という信号値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御する
    制御装置を設けたことを特徴とするタンデム圧延機。
  17. 【請求項17】請求項11または請求項12に記載のタ
    ンデム圧延機において、 前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
    電磁弁を設け、 更に、前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライ
    ンを備えた圧延機に、クロス角検出器と該クロス角検出
    器の検出値に基づき前記電磁弁の開閉動作を制御する制
    御装置を設けたことを特徴とするタンデム圧延機。
  18. 【請求項18】請求項11または請求項12に記載のタ
    ンデム圧延機において、 前記混合装置へ別種類の物質を供給する配管ライン中に
    電磁弁を設け、 更に、前記タンデム圧延機の入側に圧延材検出手段を設
    け、該圧延材検出手段の検出値に基づき前記電磁弁の開
    閉動作を制御する制御装置を設けたことを特徴とするタ
    ンデム圧延機。
  19. 【請求項19】請求項11乃至請求項18のいずれかに
    記載のタンデム圧延機において、 前記潤滑手段は、前記補強ロールの軸方向に沿って配置
    されたノズルであることを特徴とするタンデム圧延機。
  20. 【請求項20】請求項11乃至請求項18のいずれかに
    記載のタンデム圧延機において、 前記潤滑手段は、前記補強ロールの軸方向に沿って配置
    されたノズルであり、前記混合装置へ別種類の物質を供
    給する配管ラインは、前記ノズルのうち任意のノズルに
    のみ接続していることを特徴とするタンデム圧延機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100616119B1 (ko) * 1999-05-18 2006-08-25 후지 기카이 고교 가부시키가이샤 인쇄판체에 대한 도포액 공급장치
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