JPH0711732U - 多方向押圧型スイッチ - Google Patents
多方向押圧型スイッチInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スイッチの数が増えても押圧したいスイッチ
のみが押圧でき、しかもその構造が簡単で薄型化も容易
な多方向押圧型スイッチを提供すること。 【構成】 その下面に円周状に所定間隔毎に突出する押
圧突起169を設けたキートップ体10と、キートップ
体10の下に配置され各押圧突起169に対向する位置
にスイッチ接点を設けたスイッチ板80とを具備する。
キートップ体10の下面中央には下方向に突出する突起
部161を設け、スイッチ板80の中央には貫通孔10
5を有するとともに上方向に突出する円周状突起107
を設ける。キートップ体10をスイッチ板80の上に載
置する際にキートップ体10の突起部161をスイッチ
板80の貫通孔105内に挿入して円周状突起107の
上端面をキートップ体10の下面に当接させ、この状態
でスイッチ板80の下面側に突出した突起部161とス
イッチ板80間をコイルバネ125によって弾発する。
のみが押圧でき、しかもその構造が簡単で薄型化も容易
な多方向押圧型スイッチを提供すること。 【構成】 その下面に円周状に所定間隔毎に突出する押
圧突起169を設けたキートップ体10と、キートップ
体10の下に配置され各押圧突起169に対向する位置
にスイッチ接点を設けたスイッチ板80とを具備する。
キートップ体10の下面中央には下方向に突出する突起
部161を設け、スイッチ板80の中央には貫通孔10
5を有するとともに上方向に突出する円周状突起107
を設ける。キートップ体10をスイッチ板80の上に載
置する際にキートップ体10の突起部161をスイッチ
板80の貫通孔105内に挿入して円周状突起107の
上端面をキートップ体10の下面に当接させ、この状態
でスイッチ板80の下面側に突出した突起部161とス
イッチ板80間をコイルバネ125によって弾発する。
Description
【0001】
本考案は、略板状のキートップ板を揺動させることによってその下に配置した スイッチ接点をオンオフする構造の多方向押圧型スイッチに関するものである。
【0002】
従来、車載用ナビゲータシステム,コンピュータ,各種O.A機器,ゲーム機 等を操作するデバイスとして、多方向押圧型スイッチ(いわゆるジョイパッド) が開発され使用されている。
【0003】 ここで図9はこの種の従来の多方向押圧型スイッチを示す図であり、同図(a )は概略断面図、同図(b)は概略平面図、同図(c)は動作説明図である。
【0004】 同図に示すようにこの多方向押圧型スイッチは、ケース201に設けた円形の 穴203の裏面側から円板状のキートップ板205を挿入して該キートップ板2 05をケース201上に突出させるとともに、該キートップ板205の周囲のつ ば部207をケース201の下面に当接させ、該キートップ板205の下に基板 209を配設して構成されている。このときキートップ板205の下面の外周近 傍に設けた4つの押圧部208は基板209上に取り付けた4つの押釦スイッチ 211の押桿213にそれぞれ当接している。また基板209上の所定位置には 発光素子215が取り付けられている。
【0005】 そして同図(c)に示すように、キートップ板205の周囲の一端を押圧する と、キートップ板205は該押圧した部分とは正反対の端部aを中心として揺動 し、押圧した部分の下にある押圧部208がその下に位置する押釦スイッチ21 1の押桿213をオンする。該押圧を解除すると、キートップ板205は押圧さ れた押釦スイッチ211の押圧部208の復帰力によって元の位置に復帰する。
【0006】 一方発光素子215を発光すれば、キートップ板205がその裏面側から照ら し出される。
【0007】
しかしながらこの多方向押圧型スイッチにおいては、キートップ板205の一 端を押圧した際、その揺動中心は、図9(c)に示すように、該押圧した部分と は正反対側の端部aであるため、その揺動半径は大きい。即ちキートップ板20 5の直径が揺動半径となる。このため例えば図10に示すようにキートップ板2 05の押圧部208の数(即ち押釦スイッチ211の数)を増やして8個とした ような場合、キートップ板205の一端を押圧してその真下の押圧部208を下 降させたとき、その両隣の押圧部208,208もかなり下降してしまう。これ によって図11(a)に示すように、1つの押釦スイッチ211をオンしようと しても、その両隣の押釦スイッチ211も同時にオンしてしまうという問題点が あった。この問題は、押釦スイッチ211の数が増えれば増えるほど、またこの 多方向押圧型スイッチの厚みが薄くなってキートップ板205のストロークが短 くなればなるほど大きくなる。
【0008】 上記問題を解決するためには、キートップ板205の中央でこのキートップ板 205を揺動させるようにすればよい。このように構成すると、図11(b)に 示すように、キートップ板205の揺動半径がキートップ板205の半径となり 、図11(a)に示すと同じストロークLだけ下降させても、キートップ板20 5は大きく傾き、押圧したい押釦スイッチ211の両隣の押釦スイッチ211は オンされない。
【0009】 ここで図12はキートップ板300をその中心軸上で揺動させるための従来の 機構を示す機構図である。同図に示すようにこの機構は、ケース301内にコイ ルバネ303とガイド板305を挿入し、その上にキートップ板300を取り付 けて構成されている。ここでキートップ板300は点309を中心にして揺動自 在となるように固定されている。該キートップ板300の下部にはその下面がガ イド板305に面接触する当接板部308が設けられている。またガイド板30 5はその面が傾かないで上下動自在となるように図示しない機構に保持されてい る。なおこの機構図には、キートップ板300の揺動によってオンオフされるス イッチ基板等は省略されている。
【0010】 ここで同図(b)に示すように、キートップ板300の一端を押圧すれば、キ ートップ板300は点309を中心にして揺動し、当接板部308の一端近傍が ガイド板305を押し下げる。そしてキートップ板300への押圧を解除すれば 、コイルバネ303の弾発力によってガイド板305が押し上げられ、キートッ プ板300は元の位置に復帰する。
【0011】 しかしながらこの機構においては、図示はしていないが、キートップ板300 を点309を中心に揺動させるための機構が必要でありこれが複雑である。また これも図示してはいないがガイド板305をその面が傾かないように上下動させ るための機構も複雑である。
【0012】 一方当接板部308が傾いてガイド板305を押し下げる際、ガイド板305 を上下にガイドする図示しない機構とガイド板305の間に摩擦力が発生したり 、当接板部308とガイド板305の間に摩擦力が発生したりするため、キート ップ板300の操作性が悪くなると共に、当接板部308が正確に中立点に復帰 しない場合が生じる。特にこの多方向押圧型スイッチを小型化・薄型化した場合 、これらの問題は大きくなり、その薄型化を阻害する。
【0013】 また前記図9に示す従来例においては、発光素子215は基板209上に固定 されているので、キートップ板205を揺動させたとき、該発光素子215とキ ートップ板205の離間距離が変化する。このため照らし出されたキートップ板 205表面の明るさにムラが生じてしまうという問題もあった。
【0014】 本考案は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、スイッチの数が 増えても押圧したいスイッチのみが押圧でき、しかもその構造が簡単で薄型化も 容易な多方向押圧型スイッチを提供することにある。
【0015】
上記問題点を解決するため本考案は、略板状であってその下面から下方向に向 かって円周状に所定間隔毎に突出する押圧突起を設けたキートップ体と、前記キ ートップ体の下に配置され前記キートップ体に設けた各押圧突起に対向する位置 にそれぞれスイッチ接点を設けたスイッチ板とを具備し、前記キートップ体の下 面中央には下方向に突出する突起部を設け、一方前記スイッチ板の中央には貫通 孔を設け、さらに前記スイッチ板の貫通穴の周囲(又は前記キートップ体の突起 部の周囲)に円周状突起を設け、前記キートップ体を前記スイッチ板の上に載置 する際に該キートップ体に設けた突起部をスイッチ板の貫通孔内に挿入し且つス イッチ板(又はキートップ体)に設けた円周状突起の上端面をキートップ体(又 はスイッチ板)の面に当接させ、この状態でスイッチ板の下面側に突出したキー トップ体の突起部と前記スイッチ板間を弾発部材によって弾発せしめて構成した 。
【0016】
キートップ体の一端近傍を押圧すると、このキートップ体は、キートップ体( 又はスイッチ板)の面と円周状突起の上端面外周部分とが接する1点を中心にし て弾発部材の弾発力に抗して揺動して傾き、該押圧した部分の真下の押圧突起が 下降してその下のスイッチ接点がオンされる。該押圧を解除すれば弾発部材の弾 発力によってキートップ体は元の位置に復帰する。キートップ体を押圧したとき の揺動中心点は、キートップ体の中心軸よりもさらに押圧したいスイッチ接点側 にあるので、キートップ体を揺動させたときの傾斜角度はかなり大きくなる。こ のため押圧したい押圧突起の部分を下降させた場合、その両隣の押圧突起はあま り下降しなくなる。
【0017】
【実施例】 以下、本考案の1実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の1実施例にかかる多方向押圧型スイッチの分解斜視図である。 同図に示すようにこの多方向押圧型スイッチは、キートップ板20と押釦40と スイッチ接点ゴム50と上部スイッチ板60(基体61上にフレキシブル基板7 1等を固定したもの)とからなるキートップ体10と、基台100内にフレキシ ブルスイッチ基板90を固定したスイッチ板80によって構成されている。以下 各構成部品について説明する。
【0018】 ここで図2はキートップ板20を示す図であり、同図(a)は概略側断面図( 同図(b)のA−A断面図)、同図(b)は裏面図である。同図及び図1に示す ようにこのキートップ板20は、略円板状の皿を伏せた形状の本体21を具備し ており、その中央には円形の貫通孔23が設けられ、また該本体21下面の貫通 孔23の両側には下記するネジ120,120を螺合するための円筒状の突起2 5,25が突設されている。また本体21の外周の対向する位置からは下方に向 かって柱状の突起27,27が突設されている。
【0019】 なおこのキートップ板20は透明な樹脂の表面に不透光性の塗料を塗って構成 されているが、このときキートップ20の上面には、図1に示すように該塗料を 塗らない抜き文字部分を設けておく。
【0020】 次に図3は押釦40を示す側断面図である。同図及び図1に示すようにこの押 釦40は、円柱状の押釦本体41の下面中央に下記するスイッチ接点ゴム50の 押圧部51を係合する段部43を設けると共に、その下端外周につば部45を設 けて成型されている。
【0021】 図4はスイッチ接点ゴム50を示す側断面図である。同図及び図1に示すよう にこのスイッチ接点ゴム50は、略円柱状の押圧部51の周囲にスカート部53 を設けて構成されている。そして押圧部51の下面には円板状の導電ゴム55が 貼り付けられている。
【0022】 次に図5は上部スイッチ板60の分解斜視図である。また図6は基体61を示 す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は側断面図(同図(a)のB−B 断面図)、同図(c)は裏面図である。
【0023】 図5及び図6に示すように基体61は、円板状であってその所定位置に下記す る押え板77の爪78を貫通する貫通孔63と、下記するネジ120,120を 貫通する貫通孔65,65を設けて構成されている。
【0024】 また該基体61の下面中央には、下方向に向かって突出する突起部161が設 けられ、その中央には下記するネジ135を螺合するための穴163が設けられ ている。また該突起部161の周囲には、該突起部161を囲むように円形の突 起縁部165を設けることによってその内側に凹部167を形成している。一方 基体61の下面には下方向に向かって円周状に所定間隔毎に突出する8つの押圧 突起169が設けられている。
【0025】 一方フレキシブル基板71上には4つの発光素子73と8つの圧接ゴム75と 4つの押え板77が取り付けられている。
【0026】 ここでフレキシブル基板71の上面には図示しないパターンが印刷されており 、その中央には接点パターン部67が設けられている。この接点パターン部67 は、図示しない2つの接点パターンを近接せしめて構成されており、前記スイッ チ接点ゴム50の導電ゴム55(図4参照)を当接させることによって両接点パ ターン間がオンするように構成されている。つまり接点パターン部67上に前記 スイッチ接点ゴム50を取り付けることによって1つのスイッチが構成される。
【0027】 またフレキシブル基板71上の発光素子73のリード端子74が当接する位置 には該リード端子74接続用の端子パターン(図示せず)が設けられている。ま たこのフレキシブル基板71には引出部72が引き出されており、該引出部72 は下記するフレキシブルスイッチ基板90の引出部72(図1参照)に連結され ている。またフレキシブル基板71上の所定位置には下記する押え板77の爪7 8を挿通する孔72と、下記するネジ120を貫通する貫通孔79とが設けられ ている。
【0028】 一方押え板77は金属製であり、その中央には発光素子73を挿通する孔76 が設けられ、その4隅には下方向に向かう爪78が設けられている。
【0029】 そしてこれらを組み立てるには、まず基体61上にフレキシブル基板71を載 置する。次にフレキシブル基板71上に4つの発光素子73を載置し、該発光素 子73の2つずつのリード端子74の上にそれぞれ圧接ゴム75を載置する。そ してその上に押え板77を被せ、該押え板77の爪78をフレキシブル基板71 の孔72と基体61の貫通孔63に挿通し、基体61の裏面側で折り曲げる。こ れによって図1に示すように、基体61とフレキシブル基板71等が一体となっ た上部スイッチ板60が構成される。なおこのとき発光素子73のリード端子7 4は図示しないフレキシブル基板71上の接点パターンに強固に圧接されている 。
【0030】 次にフレキシブルスイッチ基板90は、図1に示すように、円形の上部フレキ シブル基板91と下部フレキシブル基板93からなる1枚のフレキシブル基板の パターンを印刷した側の面を内側にして折り曲げることによって該上部フレキシ ブル基板91と下部フレキシブル基板93を重ね合わせ、その上に8個の皿を伏 せた形状のクリック板95を接着テープ95aによって取り付けて構成されてい る。なお上部フレキシブル基板91と下部フレキシブル基板93の間には図示し ないがスペーサ層が介在している。ここでクリック板95は前記基体61下面の 押圧突起169(図6参照)に対向する位置に取り付けられており、それぞれク リック板95の下には、上部と下部のフレキシブル基板91,93に設けた接点 パターンをスペーサ層を介して対向させることで構成したスイッチ接点を設けて いる。
【0031】 またこのフレキシブルスイッチ基板90の中央には下記する基台100に設け た円周状突起107を貫通する孔97が設けられている。また上部フレキシブル 基板91の外周からは引出部72が引き出されており、これは前述の通りフレキ シブル基板71の引出部72に連結されている。つまりフレキシブル基板71と フレキシブルスイッチ基板90は1枚のフレキシブル基板で構成されている。
【0032】 一方下部フレキシブル基板93の外周からも引出部98が引き出されている。 これは外部の回路に接続するためのものである。
【0033】 次に図7は基台100を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は側 断面図(同図(a)のC−C断面図)、同図(c)は同図(a)のD−D断面図 である。
【0034】 同図及び図1に示すように基台100は、略円板状の本体101の外周に外周 側板103を設けて成型されている。本体101の中央にはその内部に貫通孔1 05を有すると共に上方向に突出する円周状突起107を設け、また本体101 の外周近傍部分には前記キートップ板20に設けた突起27,27を貫通する貫 通孔108,108が設けられている。また本体101の下面外周近傍には、下 記するネジ145(図8参照)を螺合する穴109,109が設けられている。
【0035】 また外周側板103には、該外周側板103を周方向に向かって貫通するスリ ット状の長穴部111が設けられている。
【0036】 次にこの多方向押圧型スイッチを組み立てるには、まず図1に示すように、キ ートップ板20に設けた貫通孔23にその下側から押釦40を挿入し、同時に該 押釦40の下面内部にスイッチ接点ゴム50の押圧部51を挿入した状態で、該 キートップ板20の下面に上部スイッチ板60を取り付け、2本のネジ120, 120を基体61とフレキシブル基板71にそれぞれ設けた貫通孔65,79( 図5参照)に挿通させ、その先端をキートップ板20下面に設けた突起25,2 5(図2参照)内の穴に螺合させる。これによって上部スイッチ板60はキート ップ板20と一体となり、キートップ体10が完成する。
【0037】 次に図1に示すように、基台100内にフレキシブルスイッチ基板90を挿入 するが、このとき基台100の円周状突起107にフレキシブルスイッチ基板9 0の孔97を挿入し、またフレキシブルスイッチ基板90の引出部98を基台1 00の長穴部111から外に導出する。これによってスイッチ板80が完成する 。
【0038】 次にキートップ体10をスイッチ板80のフレキシブルスイッチ基板90の上 に載置する。このとき基体61の下面に設けた突起部161(図6参照)は基台 100に設けた貫通孔105内に挿入され、同時に基台100の円周状突起10 7の上端は基体61の下面に設けた凹部167(図6参照)内に挿入されて面接 触する。なおこのとき円周状突起107の外周は突起縁部165の内周に係合さ れ位置決めされる。
【0039】 またこのときキートップ板20に設けた2本の突起27,27は基台100の 貫通孔108,108を貫通する。これはキートップ板20の回転止めのためで ある。
【0040】 そして基台100の下面から下に突出した突起部161にコイルバネ125を 挿入し、該突起部161の先端にバネ受け板130をネジ135によってコイル バネ125を圧縮した状態にして固定する。
【0041】 図8はこのようにして組み立てられた多方向押圧型スイッチの概略側断面図で ある。なお同図には基台100の下にカバー140をネジ145によって取り付 けた状態を示している。
【0042】 同図に示すようにキートップ体10の基体61の下面の押圧突起169はスイ ッチ板80上のクリック板95に近接している。そして基体61の突起部161 に固定されたバネ受け板130と基台100の裏面間はコイルバネ125によっ て弾発されており、これによって基体61下面の凹部167内には基台100の 円周状突起107の上端面が圧接され、キートップ体10は中立位置に保持され ている。
【0043】 そしてキートップ体10の一端近傍を矢印E方向に押圧すると、このキートッ プ体10は、点Fを中心にしてコイルバネ125の弾発力に抗して揺動して傾き 、該押圧した部分の真下に位置する押圧突起169が下降してクリック板95が 押圧され、これによってクリック感覚が生ずると共に、その下に位置するフレキ シブルスイッチ基板90のスイッチ接点がオンする。該押圧を解除すればコイル バネ125の弾発力によってキートップ体10は元の位置に復帰する。
【0044】 ところでキートップ体10を押圧したときの揺動中心は点Fであるが、この点 Fは、キートップ体10の中心軸よりもさらにオンしようとするスイッチ接点側 にある。つまりこの揺動中心点Fから押圧したい押圧突起169までの距離(即 ち揺動半径)はキートップ体10の中心軸から押圧突起169までの距離よりも さらに小さく、キートップ体10を揺動させたときの傾斜角度は、押圧ストロー クを一定とした場合、前記図9に示す従来例の場合に比べてかなり大きくなるば かりか、前記図12に示す従来例に比べても大きくなる。このため押圧したい押 圧突起169の部分を下降させた場合、その両隣の押圧突起169,169は前 記従来例に比べてあまり下降しなくなる。つまりキートップ体10を揺動させて 1つのスイッチ接点をオンさせようとした場合、その両隣のスイッチ接点はオン されにくくなり、このため押圧突起169の数を多数個(この実施例では8個) とすることが容易となる。
【0045】 一方図8において、発光素子73を発光すると、キートップ板20表面に設け た文字などが明るく照らし出されるが、発光素子73はキートップ板20と一体 に揺動するので、キートップ板20と発光素子73間の離間距離はキートップ体 10を揺動させても変化せず、発光素子73によってキートップ板20を照らし 出したときにキートップ板20表面の明るさにムラが生じることはない。
【0046】 また一方、押釦40を押圧すれば、スイッチ接点ゴム50の押圧部51が押圧 されてその下面の導電ゴム55がフレキシブル基板71上の接点パターン部67 (図5参照)に当接してこれをオンする。そして該押圧を解除すればスイッチ接 点ゴム50の復元力によって押釦40は元の位置に復帰する。
【0047】 ところでキートップ体10は初期状態では、図8に示すように、スイッチ板8 0の円周状突起107の上面に、基体61の凹部167の底面が当接するが、両 者は平面なので、平面と平面の当接となり、このためキートップ体10は正確に 中立点位置にある。
【0048】 次にキートップ体10を揺動させて再び中立点位置に復帰させる動作をさせた とき、キートップ体10は点Fを中心に揺動するだけであり、凹部167と円周 状突起107の間には何ら中立点復帰を妨げるような摩擦は生じない。このため キートップ体10は正確に中立点位置に復帰する。更には摩擦によるキートップ 体10の操作性の悪化や、摩耗の問題も生じない。
【0049】 ここで図13は点F付近の拡大図である。同図に示すように突起縁部165の 内周面は下方向に向かって広がるテーパー状となっている。このようにしておけ ば、基体61が点Fを中心にして傾いたとき、その傾いた分をテーパー部分で逃 げることができる。
【0050】 次に図14は本考案の他の実施例の要部を示す概略側断面図である。この実施 例において前記実施例と同一部分には同一符号を付する。この実施例においては 、前記実施例とは逆に、基体61側から円周状突起165′を突出させ、基台1 00の貫通孔105の周囲に円周状の受け部107′を設けている。このように 構成しても前記実施例の場合と同様の効果が得られる。
【0051】 ところで上記実施例においては、キートップ体10とスイッチ板80間を弾発 する手段としてコイルバネ125を用いたが、本考案はこれに限られず、板バネ 等の他の弾発手段を用いてもよい。
【0052】 また例えば図8に示すキートップ板20の中央に上方向に向かう棒状のレバー を取り付ければ、この多方向押圧型スイッチはいわゆるジョイスティックとして も利用できる。
【0053】
以上詳細に説明したように、本考案にかかる多方向押圧型スイッチによれば、 以下のような優れた効果を有する。 キートップ体を揺動させて1つのスイッチ接点をオンさせようとした場合、 その両隣のスイッチ接点はオンされにくくなり、このためスイッチ接点の数を多 数個にすることができる。
【0054】 スイッチ板(又はキートップ体)に設けた円周状突起の上端面をキートップ 体(又はスイッチ板)の面に当接させたので、両者は平面と平面で面接触し動作 させたときに摩擦が生じず、このためキートップ体は正確にスムーズに確実に中 立点に復帰する。
【0055】 このような効果を有するにもかかわらずその構造が簡単で薄型化し易く、ま た組み立ても容易である。
【図1】本考案の1実施例にかかる多方向押圧型スイッ
チの分解斜視図である。
チの分解斜視図である。
【図2】キートップ板20を示す図である。
【図3】押釦40を示す側断面図である。
【図4】スイッチ接点ゴム50を示す側断面図である。
【図5】上部スイッチ板60の分解斜視図である。
【図6】基体61を示す図である。
【図7】基台100を示す図である。
【図8】組み立てられた多方向押圧型スイッチの概略側
断面図である。
断面図である。
【図9】従来の多方向押圧型スイッチを示す図である。
【図10】従来の多方向押圧型スイッチの押圧部208
の数(即ち押釦スイッチ211の数)を8個としたとき
の状態を示す概略平面図である。
の数(即ち押釦スイッチ211の数)を8個としたとき
の状態を示す概略平面図である。
【図11】多方向押圧型スイッチの動作説明図である。
【図12】キートップ板300をその中心軸上で揺動さ
せるための従来の機構を示す機構図である。
せるための従来の機構を示す機構図である。
【図13】図8に示す実施例の点F付近の拡大図であ
る。
る。
【図14】本考案の他の実施例の要部を示す概略側断面
図である。
図である。
10 キートップ体 80 スイッチ板 105 貫通孔 107 円周状突起 125 コイルバネ(弾発部材) 161 突起部 169 押圧突起
Claims (1)
- 【請求項1】 略板状であってその下面から下方向に向
かって円周状に所定間隔毎に突出する押圧突起を設けた
キートップ体と、前記キートップ体の下に配置され前記
キートップ体に設けた各押圧突起に対向する位置にそれ
ぞれスイッチ接点を設けたスイッチ板とを具備し、 前記キートップ体の下面中央には下方向に突出する突起
部を設け、 一方前記スイッチ板の中央には貫通孔を設け、 さらに前記スイッチ板の貫通穴の周囲又は前記キートッ
プ体の突起部の周囲に円周状突起を設け、 前記キートップ体を前記スイッチ板の上に載置する際に
該キートップ体に設けた突起部をスイッチ板の貫通孔内
に挿入し且つスイッチ板又はキートップ体に設けた円周
状突起の上端面をキートップ体又はスイッチ板の面に当
接させ、この状態でスイッチ板の下面側に突出したキー
トップ体の突起部と前記スイッチ板間を弾発部材によっ
て弾発せしめたことを特徴とする多方向押圧型スイッ
チ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993044440U JP2600975Y2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 多方向押圧型スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993044440U JP2600975Y2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 多方向押圧型スイッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0711732U true JPH0711732U (ja) | 1995-02-21 |
| JP2600975Y2 JP2600975Y2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=12691549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993044440U Expired - Fee Related JP2600975Y2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 多方向押圧型スイッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2600975Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0956647A (ja) * | 1995-08-28 | 1997-03-04 | Yoshio Watanabe | 真空箒装置 |
-
1993
- 1993-07-21 JP JP1993044440U patent/JP2600975Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0956647A (ja) * | 1995-08-28 | 1997-03-04 | Yoshio Watanabe | 真空箒装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2600975Y2 (ja) | 1999-11-02 |
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