JPH07118377B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPH07118377B2
JPH07118377B2 JP3983187A JP3983187A JPH07118377B2 JP H07118377 B2 JPH07118377 B2 JP H07118377B2 JP 3983187 A JP3983187 A JP 3983187A JP 3983187 A JP3983187 A JP 3983187A JP H07118377 B2 JPH07118377 B2 JP H07118377B2
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JP
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coil
induction coil
induction
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assembly
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勝春 松尾
照也 田中
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、誘導コイルに高周波電流を流して被加熱体を
誘導加熱する誘導加熱調理器に関する。
(従来の技術) 従来よりこの種の誘導加熱調理器においては、例えば第
6図に示す構造の誘導コイル1が使用されている。この
誘導コイル1は、36本の細い銅素線(直径0.1mm)を束
ねてより合せて形成したより線2を更に9本より合せる
ことによりコイル導線3を形成し、このコイル導線3を
例えば65ターン巻回して形成されている。より合せ構造
とするのは、誘導コイル1において高周波電流を流した
ときに生じる表皮効果による抵抗増加を抑えるためであ
る。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、最近鉄鍋よりも更に表皮抵抗の小さいアルミ
ニウムあるいは銅鍋を誘導加熱したいという要望がある
が、それには高周波電流の周波数を鉄鍋に適した周波数
(約30KHz)よりも更に高い周波数(40〜50KHz)にする
と共に、巻線も例えば3倍以上に増大させる必要があ
る。このような高周波化や巻数の増大化を行うとコイル
導線3における表皮効果によりコイル抵抗が大きく増大
するため、この対策として銅素線を更に細かくすること
が考えられる。しかしたがら銅素線を更に細くすること
により表皮効果による抵抗増加は抑えることができて
も、近接効果による抵抗増加は十分に抑えることはでき
ないという欠点があった。ここで近接効果とは、近接し
た導体に電流が流れるときに、相互に影響を与えてあっ
て電流分布に偏りが生じ、導体の抵抗が増加すること
で、電流の向き即ち各導体の向きが揃っている程、導体
間が近接している程、また巻数が多い程、近接効果の影
響は大きい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、誘導コイルの高周波電流に対する抵抗増加を抑える
ことができる誘導加熱調理器を提供するにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、コイル導線を巻回して成る誘導コイルに高周
波電流を流して被加熱体を誘導加熱する誘導加熱調理器
において、前記コイル導線を、集合線を更に集合させる
多段階集合構造となすと共に、少なくとも1の段階の集
合線は編みあげにより形成したことを特徴とするもので
ある。
(作用) 上記手段のものによれば、集合線のうちのいずれかの集
合線は編みあげにより形成されているから、多数の素線
を単純に束ねて集合線としたものに比べ、集合線を形成
する素線の向きは不揃いとなる。従ってこの集合線ひい
てはコイル導線に高周波電流が流れるときに生じる近接
効果による抵抗増加は、素線の向きが揃っている従来の
ものに比べて低下する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について第1図乃至第5図を参
照して説明する。
まず、第3図において、11は直流電源回路で、これは商
用電源12を整流して直流電力をインバータ主回路13に供
給する。14は後述する誘導コイルであり、この誘導コイ
ル14と図示しない共振用のコンデンサとにより共振回路
が形成されている。そして、この共振回路にインバータ
主回路13から高周波電流が流されるようになっている。
15は被加熱体たる鍋で、これは第2図に示すようにトッ
ププレート16を介して誘導コイル14の上方に載置されて
いて、誘導コイル14に高周波電流が流されると誘導加熱
されるようになっている。
さて、誘導コイル14の構造について第1図を参照して詳
述する。17は一次集合線で、これは例えば36本の銅素線
(直径0.1mm)を束ねてより合せることにより形成され
ている。そして、この一次集合線17を3本だけ第4図に
示すように編みあげることによって二次集合線18を形成
し、最後にこの二次集合線18を3本だけ束ねてより合せ
ることによって三次集合線即ちコイル導線19を形成して
いる。即ち本実施例では、コイル導線19は3段階の集合
構造となっていると共に、第2段階目の二次集合線18は
3本の一次集合線17の編みあげにより形成されている。
そして、斯様に形成したコイル導線19を例えば65ターン
巻回することにより誘導コイル14が形成されている。
ここで、本実施例の誘導コイル14のコイル抵抗を従来構
造のものと比較して測定した実験結果を第5図に示す。
この第5図において実線は本実施例の誘導コイル14の高
周波電流に対するコイル抵抗を示し、破線は従来構造の
誘導コイルの高周波電流に対するコイル抵抗を示す。
尚、従来構造の誘導コイルとしては、第6図に示す誘導
コイル1を用いた。既述したように、この誘導コイル1
は、36本の銅素線を束ねてより合せることにより集合線
を形成し、更にこの集合線を9本束ねてより合せること
により形成されている。従ってどちらの誘導コイル14,1
においても銅素線全体の断面積は同一であるから、直流
電流に対するコイル抵抗は同一である。この実験結果か
ら明らかなように夫々の誘導コイル14,1に与える高周波
電流の周波数が高くなる程両者のコイル抵抗は増大する
が、従来構造の誘導コイル1では高周波化したときのコ
イル抵抗の増大が著しいのに対し、本実施例の誘導コイ
ル14では増大傾向が穏やかであり、低表皮抵抗の鍋の誘
導加熱に適した50KHzでは、本実施例の誘導コイル14の
コイル抵抗は従来の約1/2となっている。ここで、誘導
コイル14と誘導コイル1の夫々の銅素線の全断面積は同
一であることから、電流の周波数が高くなる程そのコイ
ル抵抗に大きな差が生じるのは、各誘導コイル14,1を構
成する夫々のコイル導線の集合構造の差異によって生じ
たと考えられる。
例えば、本実施例の二次集合線18を形成する3本の一次
集合線17に着目すると、この各一次集合線17の向きは互
いに編みあげられていることにより第4図に示すように
不揃いになっている。これに対して従来構造のコイル導
線1の集合線2の向きは束ねてより合せられていること
により一定方向に揃っている。このことは本実施例の誘
導コイル14の方が従来構造の誘導コイル1に比べて近接
効果によるコイル抵抗増が小さいことを意味し、これは
実験結果と一致するものである。
更に、誘導コイル14における二次集合線18は一次集合線
17を編みあげることにより形成されているので、その二
次集合線18においては各一次集合線17が互いに離間して
粗の状態となっているのに対して、従来構造のコイル導
線3においては各集合線2は接した密な状態となってい
る。従って本実施例の誘導コイル1の方が近接効果によ
るコイル抵抗の増大を一層抑えることができる。
また、本実施例ではコイル導線19を3段階の集合構造と
すると共に、第2段階目の二次集合線18は3本の一次集
合線17の編みあげにより形成したが、編みあげする段階
数及び編みあげする集合線の本数はこれに限られるもの
ではない。例えば、編みあげにより形成した二次集合線
18を更に3本編みあげてコイル導線を形成してもよく、
また編みあげに用いる集合線の本数は4本以上用いても
よく、そのいずれの場合も従来構造の誘導コイル1に比
較して近接効果によるコイル抵抗の増大を抑制できるも
のである。更に、集合の段階数は3段階に限られず何段
階でもよく、要するにその段階のうちの少なくとも1つ
の段階を編みあげにより形成すればよい。
その他、本発明は上記し且つ図面に示したものに限定さ
れない等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施
できる。
[発明の効果] 本発明は以上の記述から明らかなように、誘導コイルの
コイル導線を、集合線を更に集合させる多段階集合構造
となすと共に、少なくとも1の段階の集合線は編みあげ
により形成したから、集合線の向きが不揃いとなると共
に、相互に密着しなくなり、これにより近接効果を抑制
できて誘導コイルの高周波電流に対するコイル抵抗を減
少させ得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示していて、第
1図はコイル導線の断面図、第2図は誘導加熱調理器の
部分縦断面図、第3図は概略的ブロック図、第4図は編
みあげ状態を示す集合線の模式図、第5図は誘導コイル
におけるコイル抵抗−周波数特性図、第6図は従来構成
のコイル導線の第1図相当図である。 図中、14は誘導コイル、15は鍋(被加熱体)、17は一次
集合線(集合線)、18は二次集合線(集合線)、19はコ
イル導線である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル導線を巻回して成る誘導コイルに高
    周波電流を流して被加熱体を誘導加熱するものにおい
    て、前記コイル導線を、集合線を更に集合させる多段階
    集合構造となすと共に、少なくとも1の段階の集合線を
    編みあげにより形成したことを特徴とする誘導加熱調理
    器。
JP3983187A 1987-02-23 1987-02-23 誘導加熱調理器 Expired - Fee Related JPH07118377B2 (ja)

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