JPH07118751A - Fe−Al系軟磁性材の熱処理方法とそれに使用する治具 - Google Patents

Fe−Al系軟磁性材の熱処理方法とそれに使用する治具

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JPH07118751A
JPH07118751A JP5261030A JP26103093A JPH07118751A JP H07118751 A JPH07118751 A JP H07118751A JP 5261030 A JP5261030 A JP 5261030A JP 26103093 A JP26103093 A JP 26103093A JP H07118751 A JPH07118751 A JP H07118751A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁性焼鈍の際に被処理材であるFe−Al系
軟磁性材の磁気特性を低下させることなく表面に強固な
耐食性被膜を形成する。 【構成】 複数個のFe−1%Al軟磁性材からなる被
処理材1を、Al23の焼結体によって構成される熱処
理用治具2とともに還元性雰囲気中で温度950〜11
50℃で所定時間だけ加熱保持して徐冷する。揃え治具
2は、被処理材を積層した状態に並べて支持する支持体
3と、これを収納するベース4とカバー5とによって構
成される。治具を構成するAlが被処理材の表層部に拡
散し、そこにAlを主成分とする酸化被膜が形成され
る。最も耐食性を要求される部分には、支持体を当接さ
せることによりAlの拡散量を多くして濃度及び被膜を
厚くする。被処理材中のAl成分だけでなく、治具のA
l成分によってAlを主成分とする耐食生被膜を形成す
るものであるため、被処理材内のAl成分の減少を抑え
て磁気特性を低下させない電磁部品の量産が可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータのステータ等の
電磁部品に用いるFe−Al系軟磁性材の熱処理方法と
それに使用する治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にモータのステータなどに用いられ
る軟磁性材は、保持力が小さく、かつ最大透磁率が大き
い等の磁気特性の秀れたものが望まれる。軟磁性材とし
ては、純鉄材やパーマロイ材などが一般的に用いられて
いる。特に45%Niパーマロイ材は保持力が極度に小
さくかつ最大透磁率が大きいので、高性能モータのステ
ータ材等として多く採用されている。しかし、パーマロ
イ材は価格が高いためにコスト上の問題があり、その代
替品の採用が検討されている。
【0003】最近、45%Niパーマロイ材に匹敵する
磁気特性を有し、しかも安価な軟磁性材として、鉄(F
e)中に1%のアルミニウム(Al)を含有させたFe
−1%Al軟磁性材(商品名FERROPERM・日本
鋼管株式会社)が開発されている。しかし、このFe−
Al系軟磁性材は、磁気特性が秀れているが、その反面
において結晶組織が純鉄に近いフェライト組織になって
いるため、耐食性が不足する短所がある。そのため実際
にこれを使用する場合には、耐食性を付与するための表
面処理や塗装などの処理を行なう必要がある。
【0004】しかし、このような表面処理を施すと、コ
スト面で45%Niパーマロイ材に太刀打ちできなくな
り、これを採用するメリットがなくなってしまう。そこ
で、低コストで耐食性を付与する手段として、磁性焼鈍
を行なう際に、磁気特性の向上と同時に表面に極く薄い
酸化被膜を形成して一種の不働体を形成し、これを耐食
性被膜にすることが行なわれている。この耐食性被膜の
形成は、還元性又は真空中で行なわれる磁性焼鈍におい
て、熱処理炉内の露点を若干上げて雰囲気を酸化性にし
て、酸化被膜のつき易い雰囲気を作り出すことによって
表面にAlを主成分とする酸化被膜を形成することが行
なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術にお
いて行なわれているように、雰囲気の露点を上げること
によって被処理材の表面に酸化被膜を形成する場合に
は、酸化被膜の膜厚の制御が微妙になる。そのため、上
記したような電磁部品を量産する際に、酸化被膜が形成
され易い雰囲気とするために、各被処理材毎に均一な露
点制御を行なうことは困難である。
【0006】そこで各被処理材ごとに均等な雰囲気を作
るための手段として、被処理材間の距離を十分にとった
り、炉中におけるガスの流れを良くするために炉内構成
を検討することなどが行なわれている。このため、被処
理材の配置や炉内雰囲気の調節等処理操作上面倒な手間
を要し、かつ被処理材同士の間隔も大きくしなければな
らないなど、熱処理の能率低下の原因となっている問題
があった。
【0007】また、従来技術においては、表面に形成さ
れる酸化被膜としてFe−Al−O系の組成を構成する
のに、被処理材中に存在しているAlの成分が酸化被膜
の形成に供されるため、内部におけるAlの組成が減少
して磁気特性を低下させる原因にもなっている。
【0008】そこで本発明の目的は、Fe−Al系軟磁
性材からなる被処理材に磁性焼鈍を行なうと同時に、磁
気特性を低下させることなしに秀れた耐食性被膜を容易
に形成可能な熱処理を行なうことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のFe−Al系軟磁性材の熱処理方法は、
Fe−Al系軟磁性材の被処理材の複数個を、Al23
の焼結体によって構成される揃え治具に積層した状態に
並べ、これらの被処理材を揃え治具とともに真空中また
は還元性雰囲気中で950℃〜1150℃に所定時間だ
け加熱保持して徐冷し、各被処理材を磁性焼鈍すると同
時に被処理材の表面にAlを主成分とする酸化被膜から
なる耐食性被膜を形成するところに特徴がある。
【0010】上記したFe−Al系軟磁性材の熱処理方
法に使用する揃え治具は、被処理材の複数個を積層した
状態に保持する支持体を有するAl23の焼結体からな
るベースと、このベースを覆うAl23の焼結体からな
るカバーとからなり、ベースとカバーとの少なくとも一
方には複数の通気孔が形成してある熱処理用治具であ
る。
【0011】熱処理用治具を構成する支持体は、ベース
に対し着脱自在になっている。支持体の形状は、各被処
理材の最も耐食性を要求される部分に当接するように形
成することが望ましい。
【0012】
【作用】Al23の焼結体によって構成される揃え治具
に複数個のFe−Al系軟磁性材の被処理材を積層した
状態に並べ、これら両者を真空中または還元性雰囲気中
で950℃〜1150℃の温度で所定時間加熱保持して
徐冷すると、各被処理材はそれぞれ磁性焼鈍されるとと
もに表面に被処理材中のAlとの酸化物からなる酸化被
膜が形成される。これとともに、治具のAl成分が被処
理材の表面に拡散浸透し、被処理材中のAl成分の減少
を抑えた条件の下にAlを主成分とする強固な耐食性被
膜を形成する。
【0013】Al23からなる揃え治具のベースまたは
カバーに複数の通気孔が設けてあることにより治具内部
の露点を上げる働きをなし、炉内雰囲気における露点の
制御なしに被処理材に対する酸化被膜の形成を容易にす
る。
【0014】また、支持体はベースに対して着脱自在で
あるため、被処理材を積層した状態に支持してベースに
着脱可能になるため、積層した状態に支持された多量の
被処理材を同時に処理可能になる。
【0015】そして、支持体の形状を、被処理材のうち
最も耐食性を要求される部分に当接可能な形状に形成す
れば、被処理材の当接部分にAlの拡散が容易となり、
その部分の酸化被膜を強固に形成する。これとともに酸
化被膜形成のための被処理材内のAlの消費を抑えて磁
気特性の低下を防止する。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。
【0017】初めに、本実施例における被処理材となる
電磁部品について説明する。この電磁部品の素材は、従
来技術で採用しているFe−1%Al軟磁性材(FER
ROPERM)の薄板であり、これをプレス打ち抜き加
工することによって作られる。具体的には、図1,2に
示すような小形モータのステータとして用いられるもの
であり、その形状は長方形板の一短辺から他方の短辺に
向けて所定幅の溝部1aを形成し、この溝部の入口近傍
に円弧状のロータ部1bが形成してある。この被処理材
1の内、溝部1a及びロータ部1bの内側面が最も耐食
性を要求される部分である。
【0018】被処理材1に磁性焼鈍及び耐食性被膜を形
成するための熱処理を施すために用いられる揃え治具2
は、多数の被処理材1を積層した状態に保持する支持体
3を有する多数の気孔が点在するAl23(アルミナ)
の焼結体からなるベース4及び、このベースを覆うカバ
ー5によって構成される。支持体3もカバー5もベース
4と同様にいずれもAl23の焼結体によって構成され
ている。
【0019】支持体3の断面は、最も耐食性を要求され
る部分である被処理材(ステータ)1の溝部1a及びロ
ータ部1bと当接する形状をしている。支持体3の両端
の突起部3aが、ベース4に形成された溝部4aに係合
することによって着脱自在であり、多数の被処理材1を
ベース内で支持可能にしてある。
【0020】ベース4の内側壁部に形成されている複数
対の係合溝4aは、所定間隔で設けられ、複数の支持体
3の両端の突起部3aを介して平行に並設可能である。
したがって積層した状態に支持された多数の被処理材1
が支持体3に支持されてベース4内に収納可能である。
【0021】カバー5の天井部には、適当な間隔に複数
の通気孔5aが設けてあり、少量の炉内ガスがベース内
に進入可能であり、被処理材1の周囲の雰囲気の露点を
上げることにより酸化され易い雰囲気にする働きをす
る。なお、これらの通気孔はベース4に設けるようにし
てもよい。
【0022】次に本発明による磁性焼鈍及び耐食性被膜
形成の工程について説明する。
【0023】図2に示すように、初めに酸洗いなど前処
理をした多数の被処理材1を板厚方向に積層し、溝部1
a及びロータ部1bの内側壁面に、支持体3を外周面が
当接する状態に挿通し、多数の被処理材1が密着して積
層した状態に支持する(図1参照)。
【0024】次に図1に示すように、多数の被処理材1
を支持した支持体3を次々とベース4の係合溝4aを介
して揃え治具2を構成するベース4内に収納する。支持
体3に支持された被処理材1の列は、所定間隔をおいて
ベース4内に整然と配列される。
【0025】治具内に収納された多数の被処理材1を、
揃え治具2とともに熱処理炉(図示略)内に入れ、水素
ガスを還流させた状態の下に約1000℃に加熱する。
この加熱温度は被処理材の大きさや磁性焼鈍の内容に対
応して950℃〜1150℃の範囲で適宜選択設定され
る。この温度で約1時間保持した後、約3時間で常温に
なるように徐冷する。
【0026】上記の加熱した炉内雰囲気において、治具
2を構成するAl23内に点在する多数の気孔が露点を
上げる役割を果すことによって、被処理材の周囲を酸化
され易い雰囲気とする。これと同時に治具の成分である
Al23からイオン化したAlが分離して、以下の反応
によって被処理材の表面に拡散浸透するものと思われ
る。 Al23 + 6H+ + 6e → 2Al + 3H2O この反応によってAl23が被処理材表面に拡散し易い
Al金属となる。被処理材1の表面に拡散浸透したAl
は以下のような反応によりAl23となってFe−Al
−O系の酸化被膜となる。 Al → Al3+ + 3e 1/2O2 + 2e → O2- 2Al3+ + 3O2- → Al23 このAl23は、被処理材の表面でFeその他の微量に
含有する不純物と化合してAlを主成分とする酸化被膜
を生成する。この酸化被膜は、一種の不働体であり、図
3に示すように、フェライト組織6の表面に十数オング
ストロームの厚さにAlを主成分とする酸化被膜7を形
成する。この酸化被膜7が一種の不働体であり、微小な
厚さでありながら腐蝕の進行を妨げる働きをする。
【0027】この反応は、治具(支持体3)と接触して
いる部分(ステータの溝部1a及びロータ部1b)の内
側面において最も活発に行なわれ、これらの内側面に強
固な耐食性被膜が生成される。また被処理材が直接的に
治具と接触してない部分であっても、治具内の雰囲気に
より、Al23が被処理材の表面から拡散して同様の酸
化被膜が生成される。
【0028】これと同時に被処理材の周囲には、治具内
部に点在する多数の気孔によって酸化されやすい雰囲気
を作っているために、被処理材の表面は、その成分であ
るFeとAl及びその他の不純物との化合物から成る酸
化被膜が生成される。
【0029】さらに、被処理材を積層した状態に並べて
熱処理しているので、それぞれの被処理材の広い面積を
占める両面には、実質的に露点を上げるような作用が生
じ、それぞれの両面に酸化被膜を形成し易くし、隣同士
の被処理材間の密着を防止する働きをする。この場合の
被処理材周辺の治具内露点が雰囲気ガスの露点である−
60℃程度から−20℃〜−30℃に上げることができ
るため、均一で強固な酸化被膜が生成可能となる。この
ため、従来技術で行なっていたように被処理材の間隔を
一定に空けることを要しなく、それぞれを積層した状態
で熱処理が可能となるので、1回の熱処理における被処
理材の処理量が飛躍的に増大し、量産性を向上させるこ
とができる。
【0030】こうして被処理材の周辺部分は露点を上げ
ることにより、被処理材の周囲の部分は、被処理材内の
Al成分との化合物によって形成されるものと、治具を
構成するAl23からのAlの拡散によって形成される
酸化被膜とによって構成される。これに対し、被処理材
のなかで最も耐食性を要求される部分であるステータの
溝部1aやロータ部1bなどには、Alの含有濃度を高
くすることが要求されるが、治具の支持体3に当接する
治具を構成するAl23からAlを補給し、これらの部
分に拡散浸透するようにしてあるため、雰囲気により生
成される酸化被膜と併せてAl濃度が高くなり、かつ形
成される被膜が厚くなるため、さらに耐食性の秀れた酸
化被膜が形成されることになる。
【0031】以上のように、最も耐食性を要求される部
分の酸化被膜を特にAl濃度が高くかつ被膜が厚くなる
ようにしてあっても、この部分の酸化被膜を形成するた
めのAlは、大部分が治具を構成するAl23から供給
されるものであるため、被処理材内のAl成分はほとん
ど消費されないので、電磁部品本来の性質である電磁特
性を低下させるおそれはない。
【0032】以上のような熱処理を施した被処理材(ス
テータ)を、腐食実験として、温度90℃及び湿度90
%の恒温・恒湿槽に入れた過酷な条件の下にて3か月以
上経過させた場合にも腐蝕を生じない結果が得られてい
る。
【0033】なお、本実施例では、水素ガスの還元性雰
囲気を採用しているが、これは真空中でも実現可能であ
る。また、被処理材についてはステータ以外にもFe−
Al系軟磁性材からなる各種の電磁部品に適用可能であ
る。さらに加熱時間並びに冷却時間等については、熱処
理条件に応じて一定の範囲内で設定変更しても構わな
い。
【0034】
【発明の効果】本発明の効果は、第1にAl23の焼結
体によって構成される熱処理用治具を用いて熱処理を行
なうものであるため、被処理材の表面に形成されるAl
を主成分とする酸化被膜は、被処理材中の成分であるA
lによるもののほか、治具中のAlが拡散浸透したもの
によって形成される。したがって、被処理材中のAl成
分をあまり減少させないので磁気特性を損ずることなく
耐食性を向上させることが可能になる。
【0035】第2に、被処理材を積層した状態に並べる
ことによって、多くを一度に熱処理ができるので量産に
適し、熱処理のコスト低減に寄与する。
【0036】第3に、揃え治具を構成するベースまたは
カバーに複数の通気孔が設けてあるので、特別の操作を
要することなく治具内の露点を上げることが可能とな
り、酸化被膜の形成を容易にする効果がある。
【0037】第4に、被処理材を支持する支持体が、ベ
ースに対して着脱自在になっているので被処理材の出し
入れが容易となり、熱処理の作業能率を向上させること
ができる。
【0038】そして第5に、支持体を被処理材の最も耐
食性を要求される部分に当接する形状に形成すれば、被
処理材内のAl成分の消費を抑えて主として支持体から
拡散するAl成分によって酸化被膜を形成するので、F
e−Al系軟磁性材の磁気特性を低下させることなく、
その部分のAlを主成分とする酸化被膜が強固となり、
電磁部品の寿命が長期化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、被処理材を治
具内に収納する要領を示す斜視図である。
【図2】同、積層した状態に並べた被処理材を支持体に
挿通する要領を示す斜視図である。
【図3】被処理材の表面に酸化被膜が形成された結晶組
織の断面を示す図である。
【符号の説明】
1 被処理材 1a,1b 被処理材に置いて最も耐食性を要求され
る部分 2 揃え治具(熱処理用治具) 3 支持体 4 ベース 5 カバー 5a 通気孔 7 酸化被膜(耐食性被膜)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe−Al系軟磁性材の被処理材の複数
    個を、Al23の焼結体によって構成される揃え治具に
    積層した状態に並べ、 上記被処理材を上記揃え治具とともに真空中または還元
    性雰囲気中で950℃〜1150℃に所定時間だけ加熱
    保持して徐冷し、 上記被処理材を磁性焼鈍すると同時に上記被処理材の表
    面にAlを主成分とする酸化被膜からなる耐食性被膜を
    形成することを特徴とするFe−Al系軟磁性材の熱処
    理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1のFe−Al系軟磁性材の熱処
    理方法に使用する揃え治具は、上記被処理材の複数個を
    積層した状態に保持する支持体を有するAl23の焼結
    体からなるベースとこのベースを覆うAl23の焼結体
    からなるカバーとからなり、上記ベースと上記カバーと
    の少なくとも一方には複数の通気孔が形成してあること
    を特徴とするFe−Al系軟磁性材の熱処理用治具。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記支持体は上記ベ
    ースに対し着脱自在になっていることを特徴とするFe
    −Al系軟磁性材の熱処理用治具。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、上記支持体
    は、上記被処理材の最も耐食性を要求される部分に当接
    する形状に形成されていることを特徴とするFe−Al
    系軟磁性材の熱処理用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101504399B1 (ko) * 2012-11-12 2015-03-19 주식회사 포스코 압연재의 보온장치

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