JPH07119421A - Na封入中空エンジンバルブの製造方法 - Google Patents

Na封入中空エンジンバルブの製造方法

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JPH07119421A
JPH07119421A JP28872193A JP28872193A JPH07119421A JP H07119421 A JPH07119421 A JP H07119421A JP 28872193 A JP28872193 A JP 28872193A JP 28872193 A JP28872193 A JP 28872193A JP H07119421 A JPH07119421 A JP H07119421A
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hollow
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valve
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umbrella
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Sukeaki Hamanaka
亮明 濱中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は高出力、高性能エンジン用排
気弁に多用されているオーステナイト系耐熱鋼とくにM
nを含み加工硬化し易い材料を使用し、Naを封入した
高精度の中空エンジンバルブを低コストで量産する製造
方法を提供するにある。 【構成】 第1発明はMnを含んだ耐熱鋼の中空インゴ
ット材に離型剤を外表面に塗布した芯材を挿入したバル
ブ素材をバルブ軸径まで展伸後芯材を抜きとり従来方法
によりNa封入中空バルブを製造する方法、第2〜3発
明は被削性に富む低級材よりなる芯材を前記耐熱鋼のイ
ンゴット内に挿入したバルブ素材をバルブ相当径まで展
伸後芯材をガンドリルにより所定の深さまで穴明加工
し、公知の方法で前記中空バルブを製造する方法で、第
2〜3発明のバルブ素材は中実材と同様に鍛造成形が容
易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関に適用される中
空エンジンバルブの製造法改善に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関、特に自動車用エンジンの高性
能化、低燃費化、希薄燃焼化などの要求に対して、高速
往復動するエンジンバルブの軽量化、高熱伝達化等が重
要な意味を持つ。そのための有力な一手段としてバルブ
を中空化し、軽量化すると共に中空内部に金属Naを封
入して伝熱特性を向上させた「Na封入中空エンジンバ
ルブ」が、特に高級車を中心に増加している。
【0003】この中空エンジンバルブの製法としては、
各種の方法が知られているが、実用化されているのは、
軸端穴明加工法(図5)のみである。即ち丸棒素材2
3の一端をアプセット鍛縮24し、続いて傘部25を鍛
造した後バルブ軸端側からガンドリルや放電加工法を用
いて、穴明26加工後Na20を注入して軸端封止材1
2で摩擦圧接法により封止する方法である。一方、実用
化には到っていないが、パイプ加工法(図6)があ
る。即ち、中空パイプ22の一端を、軸端封止材12で
摩擦圧接後、他端をアプセット鍛縮15し、更に傘部1
6を鍛造した後、閉塞部17を除去し、Na20を注入
後傘表封止板19で溶接封止21する方法である。
【0004】図7に示す如く、バルブ軸径d0 よりも太
径D0 の円柱材(長さ:L0 )の先端を面取72後、中
央部に開口(内径d0 )を有する金型内で熱間押出し
(Extrudeと言う)により軸部74(外径d0
を形成すると共に、他端を一部残して残留部73を形成
する。続いて残留部73に対して、熱間鍛造により傘部
75を成形し、軸端部からガンドリル等により切削加工
もしくは放電加工法により、所定深さまで穴明76加工
後、金属Na78を挿入後軸端封止材80で摩擦圧接7
9により封止してNa封入中空エンジンバルブを完成さ
せる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(1)軸端穴明加工法の課題 吸気弁に用いられるマルテンサイト系耐熱鋼(例JIS
G4311,SUH11:9%Cr鋼)では、被削性は
比較的良くガンドリル等による穴明加工は、工業生産的
レベルにある。他方、温度的に苛酷な排気弁用に多用さ
れているオーステナイト系耐熱鋼(例JIS4311,
SUH35:0.5C−21Cr−4Ni−9Mn鋼)
では、被削性は極めて悪く、特にMn含有量が多いため
加工硬化が著しくハドフィールド鋼並に加工硬化し、超
硬ガンドリルを用いても、高々、十数本の弁孔加工で刃
先が摩滅欠落する欠点があった。
【0006】又、ガンドリル穴明加工法では中空部内壁
円周方向に加工傷が着き疲労破壊の起点となり易く、危
険なNaを含有するので、格段の内面粗度向上施策を要
し、製造コストの高騰を招く。一方、放電加工法による
穴明加工では、加工速度が遅いこと、電極消耗及び電力
消費が著しいこと等から、生産コスト面でロスが著し
い。 (2)パイプ加工法の課題 吸気弁用材(SUH11:9%Cr鋼など)では、比較
的造管は可能なレベルにあるが高価となる。排気弁用材
(SUH35:0.5Cr−21Cr−4Ni−9Mn
鋼など)では、とくに仕上時の冷間加工が極て困難で、
現状技術では外径10φ以下の造管時に破断を生じ、実
用化のネックとなっている。
【0007】本発明の目的は高出力高性能エンジン用の
排気弁に多用されているオーステナイト系耐熱鋼とくに
Mnを含み加工硬化しやすい材料を使用し、Naを封入
した高精度の中空エンジンバルブを低コストで量産する
製造方法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1〜4にもとづき第1
〜3発明について説明する。 (1)第1発明は加工が困難で熱膨張係数の大きい中空
インゴット材に加工性に優れ熱膨張係数の小さい芯材の
外表面に離型材(黒鉛など)を塗布し、中空材に挿入し
た後〔図1(a)(b)参照〕熱間押出又は引抜加工後仕
上用の冷間引抜き等により所定外径d0 に展伸加工する
〔図1(c)参照〕。その後上記外径d0 の素材を所定
長l0 に切断後高周波加熱等の加熱手段で昇温すると共
に、芯材と同径以下の押棒9を有する圧下ラム8によ
り、芯材と同径以上でかつ外径d0 未満の開孔を有する
ダイを介して芯材6を押出し、中空パイプ5を形成する
〔図1(d)(e)(f)参照〕。
【0009】続いて軸端(パイプ端)の一端を摩擦圧接
等により封止材12で封止し、他端をアプセット工法
(抵抗通電加熱と同時に鍛縮)等により中空球体部15
を形成し、傘部16を鍛造成形し、閉塞部17を除去後
ナトリウム20を挿入し、封止材19をプロジェクショ
ン溶接等により、完全密閉後、余肉を除去して傘表21
を所定形状に仕上げる〔図2(g)〜(m)参照〕。な
お(g)〜(m)の工程は従来公知の技術である。
【0010】(2)第2発明はエンジンバルブとして耐
熱性、耐酸化性、耐食性等に優れる反面、加工性が劣る
材料の中空インゴット材31に、エンジンバルブとして
の特性は劣るが加工性に優れた芯材33を中空材に挿入
した後(場合によっては粉末HIP法で両者を密着させ
る)〔図3(a)〜(b)工程参照〕熱間押出又は熱間
引抜後、仕上用の冷間引抜き等により所定外径d0 に展
伸する〔図3(c)工程参照〕。上記外径d0 の素材を
所定長l0 に切断後〔図3(d)工程参照〕、アプセッ
ト工法(素材に直接通電加熱し同時に鍛縮する工法)等
により、軸端の一端を球状36に成形し、傘部37を鍛
造成形する。この時傘表部に凹部38を成形すると一層
好ましい〔図3(e)(f)工程参照〕。
【0011】続いて傘部37と反対の軸端から、芯材3
5の直径にほぼ等しい外径のガンドリル40により、所
定深さまで穴明け加工を行ない〔図3(g)工程参
照〕、傘表の凹部38に、耐熱鋼又は耐熱合金(例えば
ステライト合金やインコネルなど)を肉盛溶接44後成
形仕上げし、他端開口部39より金属ナトリウム41を
挿入し、封止材42で摩擦圧接43して完成する。
【0012】第3発明はエンジンバルブとして耐熱性、
耐酸化性、耐食性等に優れる反面、加工性が劣る材料の
中空インゴット1に、エンジンバルブとしての特性は劣
るが加工性に優れた芯材3を中空材の空洞部2に挿入し
た後〔図4(a)〜(b)工程参照〕、熱間押出し又は
熱間引抜後、仕上用冷間引抜き等により所定外径D0
展伸する〔図4(c)工程参照〕。上記外径D0 の素材
を所定長L0 に切断後〔図4(d)工程参照〕、面取り
加工56を施した一端側を先頭にして内径d0 の金型に
より熱間押出し工法(Extrude工法)により所定
長の軸部58(外径d0 )を形成すると共に素材の他端
(外径D0 )の一部を残し残留部57を形成する。
【0013】続いて、上下一対の金型(不記載)で傘部
60を鍛造成形する。この時、傘表部に凹部61を成形
するのが一層好ましい〔図4(d)〜(f)工程参
照〕。次に軸端不定形部を切断後、軸端側から、芯材5
9に相当する直径を有するガンドリル62により所定深
さまで穴明加工63を行ない〔図4(g)工程参照〕、
傘表凹部61に耐熱鋼又は耐熱合金64を肉盛溶接後、
他端開口部63より金属Na65を挿入し、封止材66
を摩擦圧接し、完成する。
【0014】
【作用】
(1)第1発明では(図1〜2参照)加工性に優れた芯
材3を中空インゴット1の中に挿入しているため、熱間
鍛伸及び冷間仕上展伸時に、恰も中実材の如き塑性変形
挙動をする。特に冷間仕上時に於て、従来の中空状態で
の成形時には、破断を生じ易かったが、芯材の効果によ
り破断を防止できる。芯材3の外表面に黒鉛等の離型剤
4を塗布してあるので、熱間鍛伸時に中空インゴット1
と芯材3の界面が鍛接されることはない。
【0015】中空インゴット1材には熱膨張係数の大き
い材料を用いるのに対して芯材3は熱膨張係数の小さい
材料を用いるため図1の(e)工程に於て、高周波誘導
等により加熱することにより、芯材3よりも外周材1の
方が熱膨張が大きいため冷間仕上引抜加工時の自緊応力
は消滅し、かつ、界面が離型材3を介して鍛接されてい
ないので、押棒9により、容易に芯材6を除去できる。
【0016】(2)第2発明では(図3参照)加工性に
優れた芯材33を中空インゴット31の中に挿入してい
るため、熱間及び冷間展伸時に、恰も中実材の如き塑性
流動挙動をする。特に、冷間展伸時に従来の中空状態で
の成形時に破断を生じ易かったが、芯材33の効果によ
り、破断を完全に阻止できる。中空インゴット31と芯
材33の界面には離型剤等の異物がないので、両部材の
界面は熱間展伸時に鍛接(拡散接合的挙動による)され
ている。バルブ成形時の球状部36及び傘部37の成形
に於て、変形した芯材35a及び35bは傘表38に顔
を出しているが、このままでは、バルブ作動時の耐熱、
耐食性能で問題となるが、傘表部に耐熱鋼又は耐熱合金
を肉盛溶接44するので、耐熱、耐食性は母材と同等以
上となる。
【0017】バルブ成形時の球状部36及び傘部37の
成形に於て、素材は芯材35により、鍛接されて一体化
即ち中実化されているため、単一材の中実材と全く同様
に鍛造成形される。図3の工程(g)の軸端からのガン
ドリル等による穴明加工に於て、芯材35には、炭素鋼
又は低合金鋼等の低価格かつ加工性容易な材料が用いら
れているため、加工硬化が殆どなく、ドリル刃先が容易
に切込むため加工速度が早くかつドリル寿命が長くな
る。
【0018】工程(d)に於て、芯材35と外周材34
との界面は鍛接されているため、工程(g)の穴明加工
に於て、芯材35とドリル40との加工中心が仮にずれ
たとしても、残留芯材(半月状となる)は穴内で剥離し
たり、落下する様なことはない。又芯材35は低級材で
あるが、軸内に残留しても、密閉型の中空材であるた
め、エンジン燃焼ガス雰囲気に曝されることがないの
で、耐酸化、耐食上全く問題がない。芯材35は、本工
法に於て、不可避的に傘表38に顔を出すこととなる
が、該傘表に耐熱鋼又は耐熱合金44を肉盛することに
より、高温強度(クリープ高温疲労など)を補強でき、
かつ、耐酸化、耐食性を従来方式に比べて同等以上にで
きる。
【0019】(3)第3発明では(図4参照)加工性に
優れた芯材53を中空インゴット51の中に挿入してい
るため、熱間及び冷間展伸時に、恰も中実材の如き塑性
流動挙動をする。特に、冷間展伸時に従来、耐熱材製中
実パイプを造管するに際し、中空インゴットからの成形
時に破断を生じ易かったが芯材の効果により、破断を完
全に阻止できる。中空インゴット51と芯材53の界面
には離型剤等の異物がないので両部材の界面は熱間展伸
時に鍛接されている。又Extrude工法による軸部
58及び残留部57の芯材55及び59は上述の如く鍛
接されているので外周部54及び内部55に沿って、恰
も単一材の如く挙動するので、芯材はほぼ計算通りの形
状、寸法となる。
【0020】本発明に基くExtrude工法では、素
材径D0 を一定に保ち、軸径d0 を変数としうるので、
任意の軸径d0 を得ることができる(注、関連発明にお
いても、軸径に対応した多種類の素材を準備する必要が
あった。)。バルブ成形時の残留部57及び傘部60の
成形後、変形した芯材55及び62は、傘表に顔を出す
こととなり、このままでは、バルブ作動時の高温燃焼雰
囲気下の耐熱、耐食性能で問題となるが、傘表部60に
耐熱鋼又は耐熱合金等で肉盛溶接64するので、耐熱、
耐食性は母材58及び60と同等以上となる。
【0021】工程(g)の軸端からガンドリル等により
穴明加工するに際して、芯材59及び62には炭素鋼や
低合金鋼等の低価格かつ加工容易な材料を用いているの
で、加工硬化は殆どなく、ドリル刃先が容易に切込むた
め、加工速度が早くかつドリル寿命が長くなる。工程
(c)に於て、芯材55と外周材54との界面は鍛接さ
れているため工程(g)の穴明加工に於て、芯材59と
ドリル62との加工中心が仮にずれたとしても、残留芯
材(半月状となっている)は穴内で剥離したり、脱落す
る様なことはない。また、芯材55,59,62は低級
材であるが、軸内に残留しても密閉型の中空材であるた
め、エンジン燃焼ガス雰囲気に曝されることがないので
耐酸化、耐食性上全く問題がない。
【0022】
【実施例】以下図1〜2を参照し本第1発明の実施例に
ついて説明する。 〔実施例1〕図1の工程に従いJISG4311,SU
H35(オーステナイト系ステンレス鋼、0.5Cr−
21Cr−4Ni−9Mn鋼)を用いた中空インゴット
1(外径約600φ、内径320φ、全長1500m
m、内径面は機械仕上げ)に、JISG4104,SC
r430(クロム鋼、0.3C−1Cr鋼、外径317
φ、全長1500mm)丸棒3の外表面に黒鉛4を約2
mm厚さに塗布後挿入した。
【0023】引続き、1210℃×2hrの均熱保持
後、熱間鍛伸により25φまで成形した。更に5回の熱
間引抜き加工により6.8φまで成形後、冷間引抜きに
より6.6φに仕上げ加工を施した。引続き、長さ23
5に切断後、高周波誘導により700℃に加熱後、3.
2φの押棒により芯材を除去し、内径3.5φのパイプ
を得た。さらに以下、図2の工程に従い、傘外径30.
5φのNa中空バルブを完成させた。
【0024】次に図3を参照して第2発明について説明
する。 〔実施例2〕JISG4311,SUH35(オーステ
ナイト系ステンレス鋼、0.5C−21Cr−4Ni−
9Mn鋼)を用いた中空インゴット31(外径600
φ、内径320φ、全長1500mm、内径面は機械仕
上げ)に、JISG4104,SCr430(クロム
鋼、0.3C−1Cr鋼、外径319φ、全長1500
mm)の丸棒33を挿入後、1210℃×2hrの均熱
加熱後熱間鍛伸と熱間引抜き加工により6.8φまで成
形後、冷間引抜きにより、d0 =6.6φに仕上げた。
【0025】次に長さ220に切断後、アプセット工法
により、直接通電により、棒端の一方を1250℃に加
熱と共に軸方向に押圧機により鍛縮し、最大径17φの
球状部36を成形し、次工程の鍛造機により傘外径3
0.5φ、最大深さ2.3mmの凹部38を有する傘部
37を形成した。次に、軸端部から外径3.4φのガン
ドリルにて、50mm/minの送り速度で深さ50m
mの深穴39を得た。続いて、傘表部の凹部38に対し
て、Nimonic80A(Ni基合金)の粉末を用い
て、プラズマ肉盛溶接により凹部38の中心から外周に
向けて、螺旋状に肉盛溶接後、傘表の余盛部を除去し
た。続いて、軸端の開口部39から金属Na41を挿入
後、軸端封止材42を摩擦圧接法により接合して、Na
封入中空エンジンバルブを完成した。
【0026】〔実施例3〕実施例1では耐熱鋼の中空イ
ンゴット31に加工性(延展性及び切削研削性など)に
優れた低級材の芯材33を挿入して所定径の細径棒から
エンジンバルブを成形したが、下記の方法による細径棒
からスタートして成形しても良い。即ち、耐熱鋼の溶湯
からN2 ガス雰囲気中でアトマイズ(噴霧)装置によ
り、金属粉末にし、キャニング(缶詰)工程に於て、炭
素鋼製円筒容器の中央軸方向に芯材となる低級鋼棒を同
軸設置し、容器と芯材の空間に、上記金属粉末を充填後
HIP(熱間静水圧プレス)により粉末焼結した後、容
器部分の材料を除去後、所定径まで熱間&冷間成形する
粉末冶金法による細径棒からスタートしても良い。
【0027】〔実施例4〕エンジンバルブとなる耐熱鋼
には、Cr−Ni−Mn鋼の例で述べたが、同様に切削
性の悪いインコネルなどの耐熱合金を用いても良い。
【0028】次に図4を参照して本第3発明について説
明する。 〔実施例5〕JISG4311,SUH35(オーステ
ナイト系耐熱鋼、0.5C−21Cr−4Ni−9Mn
鋼)を用いた中空インゴット(外径600φ、内径32
0φ、全長1500mm、内径面は機械仕上げ)にJI
SG3101,SS41(一般構造用鋼、外径319
φ、全長1500mm)の丸棒を挿入後、1210℃×
6hrの均熱加熱後、熱間鍛伸と熱間引抜き加工により
0 =17.0φまで成形し、ショットブラストで脱ス
ケールした。次に、全長34.5(L0 )に切断し、面
取56(1c)後、Extrude工法により軸径d0
=6.6mmφに押出した後、残留部57を鍛造成形し
て傘外径30.5φ、最大深さ2.3mmの半月状凹部
61を有する傘部を成形した。
【0029】次に、軸端部の不定形部を切断除去し、軸
端面から外径3.4φのガンドリル62にて、60mm
/minの送り速度で、深さ68mmの深穴63を明
け、中空部を形成した。続いて、傘表部の凹部61に対
して、Nimonic80A(Ni基合金)の粉末を用
いてプラズマ肉盛溶接により凹部61の外周から中心に
向けて螺旋状に肉盛溶接64後、傘表の余盛部を切削除
去した。続いて、軸端の深穴63から金属ナトリウムを
所定量挿入後、軸端封止材66を摩擦圧接法によりシー
ル溶接して、Na封入中空エンジンバルブを完成した。
【0030】〔実施例6〕実施例5では、耐熱鋼の中空
インゴット51に加工性(延展性及び切削研削性など)
に優れた低級材の芯材52を挿入して所定径の細径棒か
らエンジンバルブを成形したが、下記の方法による細径
棒からスタートして成形しても良い。即ち、耐熱鋼の溶
湯からN2 ガス雰囲気中でアトマイズ(噴霧)装置によ
り、金属粉末にし、キャニング(缶詰)工程に於て、炭
素鋼製円筒容器の中央軸方向に芯材となる低級鋼棒を同
軸設置し、容器と芯材の空間に、上記金属粉末を充填後
HIP(熱間静水圧プレス)により粉末焼結した後、容
器部分の材料を除去後、所定径まで熱間&冷間成形する
粉末冶金法による細径棒からスタートしても良い。
【0031】〔実施例7〕エンジンバルブとなる耐熱鋼
には、Cr−Ni−Mn鋼の例で述べたが、同様に切削
性の悪いインコネルなどの耐熱合金を用いても良い。
【0032】〔実施例8〕芯材には軟鋼もしくは、Sを
含有する快削鋼を用いるとなお好ましい。
【0033】
【発明の効果】第1発明によれば、排気弁用に多用され
ているオーステナイト系耐熱鋼、とくにMnを含み加工
硬化しやすい材料を用いてNaを封入した中空エンジン
バルブを製作するに当り、超硬ガンドリルを用いても高
々十数本しか加工できなかった軸端穴明加工法や、高コ
ストかつ低能率な放電穴明加工法及び造管時の破断によ
りパイプ素材が供給できなかったパイプ加工法の課題を
一挙に解決できた。
【0034】第2発明によれば、排気弁に多用されるオ
ーステナイト系耐熱鋼、耐熱合金、とくにMnを多量に
含み加工硬化しやすい材料を用いて、Naを封入した中
空エンジンバルブを製作するに当り、高価な超硬ガンド
リル(1本当り1〜2万円)を用いても十数本のバルブ
しか軸端から穴明加工できなかった。又、放電加工の場
合にも、高価な放電電極の消耗と低能率な加工速度及び
排液対策により、安価にエンジンバルブを提供できなか
ったが、本第2発明により、従来の中実バルブ材価格と
同程度の中空バルブ用素材(芯材は切粉となるが低級材
使用)を提供できかつ、芯材は切削性が良いため、ガン
ドリルの折損やチッピングが生ぜず1回の刃付けで10
0本以上の中空バルブの穴明加工が可能となった。
【0035】第3発明では、Extrude工法を適用
するため、一定の素材径D0 から任意の軸径d0 の中空
バルブを製造できる。又、アプセット工法への関連発明
適用時の素材径d0 に比べて、本第3発明の素材径D0
は太径であるので素材コストは安価となる。又本発明で
は、太径D0 の素材を1種ないし高々3種揃えるだけで
良く、海外生産時の素材調達が容易となり、さらに芯材
52については、第2発明と同様の作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係るNa封入中空エンジンバルブの
製造方法を示す図。
【図2】第1発明に係るNa封入中空エンジンバルブの
製造方法で図1の続工程を示す図。
【図3】第2発明に係るNa封入中空エンジンバルブの
製造方法を示す図。
【図4】第3発明に係るNa封入中空エンジンバルブの
製造方法を示す図。
【図5】従来形Na封入中空エンジンバルブの耐熱鋼製
素材よりの軸端穴明加工法を示す図。
【図6】従来形Na封入エンジンバルブのパイプ素材よ
りの製造方法を示す図。
【図7】太径で短い円柱材よりExtrude鍛伸を介
してバルブ軸部を形成し以下図5と同様の方法でNa封
入エンジンバルブを加工する従来形製造方法を示す図。
【符号の説明】
1…中空インゴット、2…内径穴、3…芯材、4…離型
剤、15…中空球、16…傘部、20…金属Na、21
…傘表部、31…中空インゴット、33…芯材、34…
バルブ素材、35…芯材、36…球体部、37…傘部、
42…軸端封止部、44…肉盛溶接、54…太径のバル
ブ素材、57…残留部、59…芯材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱膨張係数の小さい芯材(3)の外表面
    に離型剤(4)を塗布後、中空インゴット(1)に挿入
    し、エンジンバルブの軸径(d0 )まで展伸後所定長
    (l0 )に切断し、加熱昇温して押し棒(9)により芯
    材(6)を除去した後一端を封止し、他端を加熱鍛縮し
    て中空球(15)を形成後傘部(16)を形成し金属N
    a(20)を挿入後、傘表部(21)を封止溶接するこ
    とを特徴とするNa封入中空エンジンバルブの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 被削性に富む低級材から成る芯材(3
    3)の周りに被削性に劣るが耐熱性に優れた材料を同軸
    に予め配置した中空インゴットをバルブ素材としてエン
    ジンバルブ軸径相当径(d0 )まで展伸した後、所定長
    (l0 )に切断し、その一端を加熱鍛縮して球体部(3
    6)を成形し、続いて傘部(37)を鍛造成形し、軸端
    側から芯材部(35)の所定長を切削除去後Naを注入
    し、軸端封止材(42)でシール溶接すると共に、傘表
    部の低級鋼外表面に耐熱材料を肉盛溶接(44)するこ
    とを特徴とするNa封入中空エンジンバルブの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 バルブ軸径(d0 )よりも太径(D0
    のバルブ素材(54)の一端を、バルブ軸径(d0 )に
    相当する開口部を有する下型から所定長だけ押し出し成
    形した後、バルブ素材(54)の他端の残留部より傘
    (60)を成形し、軸端側から切削加工により、所定長
    だけ穴明加工後金属Naを封入する中空エンジンバルブ
    の製造方法に於て、被削性に富む低級材から成る芯材
    (55)の周りに被削性に劣るが耐熱性に優れた材料を
    同軸に予め配置したインゴットをバルブ素材(54)径
    (D0 )まで展伸した後、所定長(L0 )に切断して加
    熱後、その一端を熱間押出ししてバルブ軸部(d0 )を
    形成すると共に他端の残留部(57)を熱間鍛造により
    傘部(60)成形を行なった後、軸端側から芯材部の所
    定長を切削除去後、金属Na(65)を挿入し、軸端封
    止材(66)でシール溶接すると共に凹部(61)の低
    級鋼外表面に耐熱材料(64)を肉盛溶接することを特
    徴とするNa封入中空エンジンバルブの製造方法。
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