JPH07119970A - セラミックヒータ - Google Patents
セラミックヒータInfo
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- JPH07119970A JPH07119970A JP26266493A JP26266493A JPH07119970A JP H07119970 A JPH07119970 A JP H07119970A JP 26266493 A JP26266493 A JP 26266493A JP 26266493 A JP26266493 A JP 26266493A JP H07119970 A JPH07119970 A JP H07119970A
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Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 セラミックヒータは、非常に高い温度で長時
間に渡って使用されることから、抵抗値が増大し、発熱
量が低下したり、また、発熱体と電極の界面にクラック
を発生することがある。本発明は、これらの状況を鑑み
て耐久性の高いセラミックヒータを提供するものであ
る。 【構成】 そのために、絶縁性セラミック体12に埋設
される発熱体11を少なくとも3本以上の並列な抵抗体
で構成し、また、前記発熱体11と前記電極13、14
の接合部分である電極接合部11aの前記発熱体11の
単位長さ当たりの抵抗値を、前記発熱体11の発熱部1
1bの単位当たりの抵抗値よりも小さくしたことによっ
て、目的を達成するものである。
間に渡って使用されることから、抵抗値が増大し、発熱
量が低下したり、また、発熱体と電極の界面にクラック
を発生することがある。本発明は、これらの状況を鑑み
て耐久性の高いセラミックヒータを提供するものであ
る。 【構成】 そのために、絶縁性セラミック体12に埋設
される発熱体11を少なくとも3本以上の並列な抵抗体
で構成し、また、前記発熱体11と前記電極13、14
の接合部分である電極接合部11aの前記発熱体11の
単位長さ当たりの抵抗値を、前記発熱体11の発熱部1
1bの単位当たりの抵抗値よりも小さくしたことによっ
て、目的を達成するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、セラミックグ
ロープラグに用いられるセラミックヒータ等に関するも
のである。
ロープラグに用いられるセラミックヒータ等に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミックグロープラグなどに用
いられているセラミックヒータには、例えば、特開平1
−31710号公報に示されるように、絶縁性セラミッ
ク体中に発熱体と、該発熱体に結合された電極とが埋設
され、前記発熱体に前記電極を介して電力を供給するこ
とによって、前記発熱体を発熱させる構造を有したもの
がある。
いられているセラミックヒータには、例えば、特開平1
−31710号公報に示されるように、絶縁性セラミッ
ク体中に発熱体と、該発熱体に結合された電極とが埋設
され、前記発熱体に前記電極を介して電力を供給するこ
とによって、前記発熱体を発熱させる構造を有したもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き構造のセラミックヒータは、以下に記す様に耐久性
において課題がある。第1の課題は、セラミックヒータ
が非常に高い温度で使われるために、長時間の使用にお
いて、抵抗値が増大し、その結果、発熱量が小さくな
り、そして、場合によりついには発熱しなくなることも
あることから、更に、耐久性を向上させる必要があると
いうものである。
如き構造のセラミックヒータは、以下に記す様に耐久性
において課題がある。第1の課題は、セラミックヒータ
が非常に高い温度で使われるために、長時間の使用にお
いて、抵抗値が増大し、その結果、発熱量が小さくな
り、そして、場合によりついには発熱しなくなることも
あることから、更に、耐久性を向上させる必要があると
いうものである。
【0004】また、第2の課題は、近年のエンジンの高
出力化に伴い、更に高い温度にまで発熱できるセラミッ
クヒータが、必要とされてきているのであるが、前記発
熱体と前記電極との接合部で、前記発熱体にクラックを
発生することがあるために、更に、耐久性を向上させる
必要が有るというものである。
出力化に伴い、更に高い温度にまで発熱できるセラミッ
クヒータが、必要とされてきているのであるが、前記発
熱体と前記電極との接合部で、前記発熱体にクラックを
発生することがあるために、更に、耐久性を向上させる
必要が有るというものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、第1の課題
に対応して、絶縁性セラミックから成る絶縁性セラミッ
ク体と、該セラミック体中に埋設され、しかも電圧印加
によって発熱する発熱体と、該発熱体に電気的に接続さ
れた電極とから構成されたセラミックヒータにおいて、
前記発熱体が、少なくとも2本以上の並列に配置された
抵抗体からなることを特徴とした構成とすることによっ
て、また、第2の課題に対応して、絶縁性セラミックか
ら成る絶縁性セラミック体と、該セラミック体中に埋設
され、しかも電圧印加によって発熱する発熱体と、該発
熱体に電気的に接続された電極とから構成されたセラミ
ックヒータにおいて、前記発熱体と前記電極との接合部
分である電極接合部の前記発熱体の単位長さ当たりの抵
抗値を、前記発熱体の発熱部の単位当たりの抵抗値より
も小さくしたことを特徴とした構成とすることによっ
て、また、さらに、2つの課題に対応して絶縁性セラミ
ックから成る絶縁性セラミック体と、該セラミック体中
に埋設され、しかも電圧印加によって発熱する発熱体
と、該発熱体に電気的に接続された電極とから構成され
たセラミックヒータにおいて、前記発熱体が、少なくと
も2本以上の並列に配置された抵抗体からなり、しかも
前記発熱体と前記電極との接合部分である電極接合部の
前記発熱体の単位長さ当たりの抵抗値を、前記発熱体の
発熱部の単位当たりの抵抗値よりも小さくしたことを特
徴とした構成とすることによって、課題を解決するもの
である。
に対応して、絶縁性セラミックから成る絶縁性セラミッ
ク体と、該セラミック体中に埋設され、しかも電圧印加
によって発熱する発熱体と、該発熱体に電気的に接続さ
れた電極とから構成されたセラミックヒータにおいて、
前記発熱体が、少なくとも2本以上の並列に配置された
抵抗体からなることを特徴とした構成とすることによっ
て、また、第2の課題に対応して、絶縁性セラミックか
ら成る絶縁性セラミック体と、該セラミック体中に埋設
され、しかも電圧印加によって発熱する発熱体と、該発
熱体に電気的に接続された電極とから構成されたセラミ
ックヒータにおいて、前記発熱体と前記電極との接合部
分である電極接合部の前記発熱体の単位長さ当たりの抵
抗値を、前記発熱体の発熱部の単位当たりの抵抗値より
も小さくしたことを特徴とした構成とすることによっ
て、また、さらに、2つの課題に対応して絶縁性セラミ
ックから成る絶縁性セラミック体と、該セラミック体中
に埋設され、しかも電圧印加によって発熱する発熱体
と、該発熱体に電気的に接続された電極とから構成され
たセラミックヒータにおいて、前記発熱体が、少なくと
も2本以上の並列に配置された抵抗体からなり、しかも
前記発熱体と前記電極との接合部分である電極接合部の
前記発熱体の単位長さ当たりの抵抗値を、前記発熱体の
発熱部の単位当たりの抵抗値よりも小さくしたことを特
徴とした構成とすることによって、課題を解決するもの
である。
【0006】
【作用】請求項1に記した如く、第1の課題に対して
は、発熱体としての抵抗体を少なくとも3本以上として
構成したことにより、該抵抗体の1本が断線しても充分
な発熱が得られる。また、請求項2に記した如く、第2
の課題に対しては、前記発熱体と前記電極との接合部分
である電極接合部の前記発熱体の単位長さ当たりの抵抗
値を、前記発熱体の発熱部の単位当たりの抵抗値よりも
小さくしたことによって、前記発熱体の前記電極接合部
の温度が抑えられ、クラックの発生が抑制される。さら
に、請求項3に記した如く、請求項1と請求項2を組み
合わせたことにより、抵抗体の1本が断線しても充分な
発熱が得られ、且つ前記発熱体の前記電極接合部の温度
が抑えられ、クラックの発生が抑制される。
は、発熱体としての抵抗体を少なくとも3本以上として
構成したことにより、該抵抗体の1本が断線しても充分
な発熱が得られる。また、請求項2に記した如く、第2
の課題に対しては、前記発熱体と前記電極との接合部分
である電極接合部の前記発熱体の単位長さ当たりの抵抗
値を、前記発熱体の発熱部の単位当たりの抵抗値よりも
小さくしたことによって、前記発熱体の前記電極接合部
の温度が抑えられ、クラックの発生が抑制される。さら
に、請求項3に記した如く、請求項1と請求項2を組み
合わせたことにより、抵抗体の1本が断線しても充分な
発熱が得られ、且つ前記発熱体の前記電極接合部の温度
が抑えられ、クラックの発生が抑制される。
【0007】
【発明の効果】以上の作用により、請求項1により第1
の課題に対しては、抵抗体の1本が断線しても充分な発
熱が得られるので、耐久性が改善される。また、請求項
2により第2の課題に対しては、クラックの発生が抑制
されることから、耐久性が改善される。さらに、請求項
3においては、抵抗体の1本が断線しても充分な発熱が
得られ、そのうえさらに、クラックの発生が抑制される
ことから、耐久性が改善される。
の課題に対しては、抵抗体の1本が断線しても充分な発
熱が得られるので、耐久性が改善される。また、請求項
2により第2の課題に対しては、クラックの発生が抑制
されることから、耐久性が改善される。さらに、請求項
3においては、抵抗体の1本が断線しても充分な発熱が
得られ、そのうえさらに、クラックの発生が抑制される
ことから、耐久性が改善される。
【0008】
(第1実施例)図1は、第1の課題に対応する発明のセ
ラミックヒータ2の実施例である。図1(ア)は、前記
セラミックヒータ2の断面を表す図である。図1(イ)
は、A−A断面を表した図であり、また、図1(ウ)
は、B−B断面を表した図である。
ラミックヒータ2の実施例である。図1(ア)は、前記
セラミックヒータ2の断面を表す図である。図1(イ)
は、A−A断面を表した図であり、また、図1(ウ)
は、B−B断面を表した図である。
【0009】前記セラミックヒータ2は、略円形断面を
有する棒状の窒化珪素を主成分とする絶縁性セラミック
体12の内部に、略U字形状をなす導電性セラミックか
らなる3本の並列な発熱体111、112、113と、
該発熱体111、112、113に電気的に結合された
タングステンなどの高融点金属線よりなる一対の電極1
3、14を埋設して有しており、前記電極13、14の
一端13a,14aは、前記セラミックヒータの側面に
露出して形成されている。
有する棒状の窒化珪素を主成分とする絶縁性セラミック
体12の内部に、略U字形状をなす導電性セラミックか
らなる3本の並列な発熱体111、112、113と、
該発熱体111、112、113に電気的に結合された
タングステンなどの高融点金属線よりなる一対の電極1
3、14を埋設して有しており、前記電極13、14の
一端13a,14aは、前記セラミックヒータの側面に
露出して形成されている。
【0010】図2は、図1に記したセラミックヒータ2
を組付けたセラミックグロープラグ1の断面図である。
前記セラミックヒータ2の前記電極13の一端13aが
露出する前記セラミックヒータ2の側面2aには、ニッ
ケルメッキが施されており、前記セラミックヒータ2を
保持するための金属製中空パイプ3がろう付けにより固
定されている。また、前記セラミックヒータ2の前記電
極14の一端14aが露出する前記セラミックヒータ2
の端部2bにもニッケルメッキが施されており、コイル
状の金属線5がろう付け固定されている。そして、前記
中空パイプ3を、エンジンへの取り付けねじ部4aを備
えた筒状の金属製ハウジング4に、一部がろう付けによ
り、接合されている。また、前記金属線5の一端は、ね
じ部6aを備えた中軸6に溶接され、そして、前記中軸
6はガラスシール7によって封着されるとともに、固定
されている。さらに、絶縁ブッシュ8によって位置固定
され、ナット9を締めつけて、前記中軸6は強固に固定
されている。
を組付けたセラミックグロープラグ1の断面図である。
前記セラミックヒータ2の前記電極13の一端13aが
露出する前記セラミックヒータ2の側面2aには、ニッ
ケルメッキが施されており、前記セラミックヒータ2を
保持するための金属製中空パイプ3がろう付けにより固
定されている。また、前記セラミックヒータ2の前記電
極14の一端14aが露出する前記セラミックヒータ2
の端部2bにもニッケルメッキが施されており、コイル
状の金属線5がろう付け固定されている。そして、前記
中空パイプ3を、エンジンへの取り付けねじ部4aを備
えた筒状の金属製ハウジング4に、一部がろう付けによ
り、接合されている。また、前記金属線5の一端は、ね
じ部6aを備えた中軸6に溶接され、そして、前記中軸
6はガラスシール7によって封着されるとともに、固定
されている。さらに、絶縁ブッシュ8によって位置固定
され、ナット9を締めつけて、前記中軸6は強固に固定
されている。
【0011】このような構成として、図示されていない
電源と電気的に接続されて、前記中軸6、前記金属線
5、前記電極14、前記発熱体111、112及び11
3、前記電極13、前記中空パイプ3、前記ハウジング
4を介して図字してないエンジンブロックへとアースさ
れる。さらに、前記の並列に配置された発熱体11は、
上記の例では3本としたが、同様に、2本、4本、5本
のものも作製し、試験に供した。
電源と電気的に接続されて、前記中軸6、前記金属線
5、前記電極14、前記発熱体111、112及び11
3、前記電極13、前記中空パイプ3、前記ハウジング
4を介して図字してないエンジンブロックへとアースさ
れる。さらに、前記の並列に配置された発熱体11は、
上記の例では3本としたが、同様に、2本、4本、5本
のものも作製し、試験に供した。
【0012】なお、前記発熱体11は、窒化珪素を主成
分にした絶縁性セラミック体中に、同一材質、同一組成
の導電性セラミックを埋設する事により作製した。この
ようにすることによって、いずれのタイプのものも、断
面積を同じ値とする事が出来るため、抵抗値は同じ値と
なる。以下に、上記構成によるセラミックグロープラグ
の耐久性について記す。前記耐久試験条件は、前記セラ
ミックグロープラグ1の通電時の温度条件として、前記
セラミックヒータ2の温度が、1200℃になるように
通電発熱状態を1分、強制的に空冷し室温まで冷却する
非発熱状態を1分、を1サイクルとして行った。前記通
電発熱状態の印加電圧は、常に11V一定とした。試験
の繰り返しにより抵抗値が上昇し、エンジンの始動性が
悪くなる850℃以下にしか発熱出来なくなった場合
に、それまでの繰り返し数を試験品の寿命とした。以上
に記した耐久性についての評価結果を図4に示す。ま
た、並列発熱体の断線数と発熱温度の関係を図5に示
す。
分にした絶縁性セラミック体中に、同一材質、同一組成
の導電性セラミックを埋設する事により作製した。この
ようにすることによって、いずれのタイプのものも、断
面積を同じ値とする事が出来るため、抵抗値は同じ値と
なる。以下に、上記構成によるセラミックグロープラグ
の耐久性について記す。前記耐久試験条件は、前記セラ
ミックグロープラグ1の通電時の温度条件として、前記
セラミックヒータ2の温度が、1200℃になるように
通電発熱状態を1分、強制的に空冷し室温まで冷却する
非発熱状態を1分、を1サイクルとして行った。前記通
電発熱状態の印加電圧は、常に11V一定とした。試験
の繰り返しにより抵抗値が上昇し、エンジンの始動性が
悪くなる850℃以下にしか発熱出来なくなった場合
に、それまでの繰り返し数を試験品の寿命とした。以上
に記した耐久性についての評価結果を図4に示す。ま
た、並列発熱体の断線数と発熱温度の関係を図5に示
す。
【0013】図4において、並列抵抗体の数が、1(従
来例)、2本の場合は製品としての寿命は、2万サイク
ルである。そして、並列抵抗体の数が、増えるに連れ
て、製品としての寿命も長くなり、並列抵抗体の数が
3、4本の場合、2万6千サイクルとなり、寿命が30
%改善される。また、並列抵抗体の数を5本にした場
合、寿命が40%も改善される。
来例)、2本の場合は製品としての寿命は、2万サイク
ルである。そして、並列抵抗体の数が、増えるに連れ
て、製品としての寿命も長くなり、並列抵抗体の数が
3、4本の場合、2万6千サイクルとなり、寿命が30
%改善される。また、並列抵抗体の数を5本にした場
合、寿命が40%も改善される。
【0014】さらに、図5から、たとえば、並列抵抗体
の数が5本の場合、その発熱温度は、1本が断線した
時、1080℃であり、2本の時920℃、3本の時7
20℃であり、2本が断線するまで使用可能である。し
たがって、並列抵抗体を3本以上とすることによって、
断線形態を改善でき、寿命を改善することが出来る。以
上、上記実施例においては、前記発熱体11は、導電体
性セラミックからなる例を示したが、他の実施例を図6
に記す。図6に記したセラミックヒータ2は、窒化珪素
を主成分にした絶縁性セラミック体12のグリーンシー
トを作製し、そのうえに発熱体11を構成する印刷パタ
ーンを形成し、さらに前記のグリーンシートに耐熱金属
製のタングステンからなる電極13、14を配して、前
記のグリーンシートを適当量積層したのちに、ホットプ
レスにて加圧焼成して作製された。このようにして作製
した前記セラミックヒータ2を、上記実施例同様に組付
けてセラミックグロープラグ1とし、前記の評価試験を
実施したが、前記発熱体11を構成する並列な抵抗体が
3本以上あれば、寿命は改善される。更に、前記セラミ
ックヒータ2の発熱分布特性を改善するために、前記発
熱体11の印刷パターンを複数のグリーンシートに形成
し、また積層してホットプレスにて加圧焼成して作製し
たセラミクヒータ2を組付けたセラミックグロープラグ
1においても並列な抵抗体が3本以上あれば、寿命は改
善される。尚、前記電極13、14は、線状のものでも
板状のものでも、又印刷されたパターンであってもよ
い。また前記の発熱体11は、タングステンなどの金属
線、或いは印刷パターンであっても同様の効果が得られ
る。
の数が5本の場合、その発熱温度は、1本が断線した
時、1080℃であり、2本の時920℃、3本の時7
20℃であり、2本が断線するまで使用可能である。し
たがって、並列抵抗体を3本以上とすることによって、
断線形態を改善でき、寿命を改善することが出来る。以
上、上記実施例においては、前記発熱体11は、導電体
性セラミックからなる例を示したが、他の実施例を図6
に記す。図6に記したセラミックヒータ2は、窒化珪素
を主成分にした絶縁性セラミック体12のグリーンシー
トを作製し、そのうえに発熱体11を構成する印刷パタ
ーンを形成し、さらに前記のグリーンシートに耐熱金属
製のタングステンからなる電極13、14を配して、前
記のグリーンシートを適当量積層したのちに、ホットプ
レスにて加圧焼成して作製された。このようにして作製
した前記セラミックヒータ2を、上記実施例同様に組付
けてセラミックグロープラグ1とし、前記の評価試験を
実施したが、前記発熱体11を構成する並列な抵抗体が
3本以上あれば、寿命は改善される。更に、前記セラミ
ックヒータ2の発熱分布特性を改善するために、前記発
熱体11の印刷パターンを複数のグリーンシートに形成
し、また積層してホットプレスにて加圧焼成して作製し
たセラミクヒータ2を組付けたセラミックグロープラグ
1においても並列な抵抗体が3本以上あれば、寿命は改
善される。尚、前記電極13、14は、線状のものでも
板状のものでも、又印刷されたパターンであってもよ
い。また前記の発熱体11は、タングステンなどの金属
線、或いは印刷パターンであっても同様の効果が得られ
る。
【0015】以上より、セラミックヒータ2の構成とし
て並列抵抗体が、3本以上あれば、発熱体の材質、製造
法に無関係に寿命を改善できる。 (第2実施例)次に第2の課題に対応する実施例につい
て記す。図7は、本実施例の一例であるセラミックヒー
タ2の断面図を記したものである。また、図8は、本実
施例のセラミックヒータの部分断面図を表したものであ
る。前記セラミックヒータ2は、略円形断面を有する棒
状の窒化珪素を主成分とする絶縁性セラミック体12の
内部に、略U字形状をなす導電性セラミックからなる発
熱体11と該発熱体11に電気的に結合されたタングス
テンなどの高融点金属線よりなる一対の電極13、14
を埋設して有しており、前記電極13、14の一端13
a,14aは、前記セラミックヒータ2の側面に露出し
て形成されている。前記発熱体11と前記電極13、1
4との前記発熱体側接合部11aの通電時の発熱量が、
単位長さ当たりの抵抗値を小さくすることで他の前記発
熱体部分である発熱部11bの発熱量よりも小さくなる
ように、前記発熱体接合部11aの断面積を他の発熱体
部分11bの断面積よりも1.3倍大きく作製した。
て並列抵抗体が、3本以上あれば、発熱体の材質、製造
法に無関係に寿命を改善できる。 (第2実施例)次に第2の課題に対応する実施例につい
て記す。図7は、本実施例の一例であるセラミックヒー
タ2の断面図を記したものである。また、図8は、本実
施例のセラミックヒータの部分断面図を表したものであ
る。前記セラミックヒータ2は、略円形断面を有する棒
状の窒化珪素を主成分とする絶縁性セラミック体12の
内部に、略U字形状をなす導電性セラミックからなる発
熱体11と該発熱体11に電気的に結合されたタングス
テンなどの高融点金属線よりなる一対の電極13、14
を埋設して有しており、前記電極13、14の一端13
a,14aは、前記セラミックヒータ2の側面に露出し
て形成されている。前記発熱体11と前記電極13、1
4との前記発熱体側接合部11aの通電時の発熱量が、
単位長さ当たりの抵抗値を小さくすることで他の前記発
熱体部分である発熱部11bの発熱量よりも小さくなる
ように、前記発熱体接合部11aの断面積を他の発熱体
部分11bの断面積よりも1.3倍大きく作製した。
【0016】そして前記セラミックヒータ2の前記電極
13の一端13aが露出する前記セラミックヒータ2の
側面2aには、ニッケルメッキが施されており、前記セ
ラミックヒータ2を保持するための金属製中空パイプ3
がろう付けにより固定されている。また、前記セラミッ
クヒータ2の前記電極14の一端14aが露出する前記
セラミックヒータ2の端部2bにもニッケルメッキが施
されており、コイル状の金属線5がろう付け固定されて
いる。そして、前記中空パイプ3の一部が、エンジンへ
の取り付けねじ部4aを備えた筒状の金属製ハウジング
4に、ろう付け接合されている。また、前記金属線5の
一端は、ねじ部6aを備えた中軸6に溶接され、そし
て、ガラスシール7によって封着されるとともに、固定
されている。さらに、絶縁ブッシュ8によって位置固定
され、ナット9を締めつけて、前記中軸6は強固に固定
されている。以上の如くセラミックグロープラグ1を作
製した。ここで、図7に記したLは、前記発熱体側接合
部11aの長さであり、該長さLを0から5mm迄の物
を作製して評価試験に供した。
13の一端13aが露出する前記セラミックヒータ2の
側面2aには、ニッケルメッキが施されており、前記セ
ラミックヒータ2を保持するための金属製中空パイプ3
がろう付けにより固定されている。また、前記セラミッ
クヒータ2の前記電極14の一端14aが露出する前記
セラミックヒータ2の端部2bにもニッケルメッキが施
されており、コイル状の金属線5がろう付け固定されて
いる。そして、前記中空パイプ3の一部が、エンジンへ
の取り付けねじ部4aを備えた筒状の金属製ハウジング
4に、ろう付け接合されている。また、前記金属線5の
一端は、ねじ部6aを備えた中軸6に溶接され、そし
て、ガラスシール7によって封着されるとともに、固定
されている。さらに、絶縁ブッシュ8によって位置固定
され、ナット9を締めつけて、前記中軸6は強固に固定
されている。以上の如くセラミックグロープラグ1を作
製した。ここで、図7に記したLは、前記発熱体側接合
部11aの長さであり、該長さLを0から5mm迄の物
を作製して評価試験に供した。
【0017】評価試験は、前記セラミックヒータ2を1
200℃に発熱し、この発熱状態で前記セラミックヒー
タ2を水中に投入し、その繰り返しにより、前記セラミ
ックヒータ2にクラックが発生するまで続け、前記クラ
ックが発生するまでの繰り返し数をもって寿命とした。
評価結果を、図9に記す。図9より明らかなように、従
来例であるL=0mmの場合は、15回の繰り返しで寿
命に至ったが、Lが大きくなるに連れて、寿命の改善が
図られ、L=1mm以上とすることによって、大きな効
果が得られる。尚、本評価試験をエンジン使用環境と比
較した場合、前記評価の繰り返し数が20サイクル以上
であれば、およそ、車自体の寿命まで保証される程度の
耐久性を具備できたと言える。又、L≧2mmとするこ
とにより、耐久寿命を大幅に改善できる。
200℃に発熱し、この発熱状態で前記セラミックヒー
タ2を水中に投入し、その繰り返しにより、前記セラミ
ックヒータ2にクラックが発生するまで続け、前記クラ
ックが発生するまでの繰り返し数をもって寿命とした。
評価結果を、図9に記す。図9より明らかなように、従
来例であるL=0mmの場合は、15回の繰り返しで寿
命に至ったが、Lが大きくなるに連れて、寿命の改善が
図られ、L=1mm以上とすることによって、大きな効
果が得られる。尚、本評価試験をエンジン使用環境と比
較した場合、前記評価の繰り返し数が20サイクル以上
であれば、およそ、車自体の寿命まで保証される程度の
耐久性を具備できたと言える。又、L≧2mmとするこ
とにより、耐久寿命を大幅に改善できる。
【0018】以上、第2の課題に対応した実施例につい
て述べてきたが、第1実施例に記した如き他の実施例
(図6)、即ち図6に記したセラミックヒータ2は、窒
化珪素を主成分にした絶縁性セラミック体12のグリー
ンシートを作製し、そのうえに発熱体11を構成する印
刷パターンを形成し、さらに前記のグリーンシートに耐
熱金属製のタングステンからなる電極13、14を配し
て、前記のグリーンシートを適当量積層したのちに、ホ
ットプレスにて加圧焼成して作製され、このようにして
作製した前記セラミックヒータ2を、上記実施例同様に
組付けてセラミックグロープラグ1とし、前記の評価試
験を実施しても上述の効果と同様の効果が得られること
は、言うまでもない。
て述べてきたが、第1実施例に記した如き他の実施例
(図6)、即ち図6に記したセラミックヒータ2は、窒
化珪素を主成分にした絶縁性セラミック体12のグリー
ンシートを作製し、そのうえに発熱体11を構成する印
刷パターンを形成し、さらに前記のグリーンシートに耐
熱金属製のタングステンからなる電極13、14を配し
て、前記のグリーンシートを適当量積層したのちに、ホ
ットプレスにて加圧焼成して作製され、このようにして
作製した前記セラミックヒータ2を、上記実施例同様に
組付けてセラミックグロープラグ1とし、前記の評価試
験を実施しても上述の効果と同様の効果が得られること
は、言うまでもない。
【0019】(第3実施例)次に、前記第1の課題と前
記第2の課題との両者を解決する第3実施例について図
10に一例を記す。図において、(ア)は、第1実施例
を説明するための断面図である。(イ)は、A−A断面
を説明するための断面図である。(ウ)は、B−B断面
を説明するための断面図である。前記セラミックヒータ
2は、略円形断面を有する棒状の窒化珪素を主成分とす
る絶縁性セラミック体12の内部に、略U字形状をなす
導電性セラミックからなる3本の並列な発熱体111、
112、113と、発熱体接続部11aを構成する3m
m以上の長さである発熱部接続体114、115と、前
記発熱体111、112、113及び、前記発熱部接続
体114、115に電気的に結合されたタングステンな
どの高融点金属線よりなる一対の電極13、14を埋設
して有しており、前記電極13、14の一端13a,1
4aは、前記セラミックヒータ2の側面に露出して形成
されている。以上の如く作製された前記セラミックヒー
タ2は、上述の実施例と同様にセラミックグロープラグ
1として組付けられて、上述と同様な評価試験を実施し
た。その結果、並列な発熱体が3本以上備えられ、且つ
前記寸法L≧1mmであれば、前記第1の課題及び前記
第2の課題は、それぞれ解決することが明らかとなっ
た。
記第2の課題との両者を解決する第3実施例について図
10に一例を記す。図において、(ア)は、第1実施例
を説明するための断面図である。(イ)は、A−A断面
を説明するための断面図である。(ウ)は、B−B断面
を説明するための断面図である。前記セラミックヒータ
2は、略円形断面を有する棒状の窒化珪素を主成分とす
る絶縁性セラミック体12の内部に、略U字形状をなす
導電性セラミックからなる3本の並列な発熱体111、
112、113と、発熱体接続部11aを構成する3m
m以上の長さである発熱部接続体114、115と、前
記発熱体111、112、113及び、前記発熱部接続
体114、115に電気的に結合されたタングステンな
どの高融点金属線よりなる一対の電極13、14を埋設
して有しており、前記電極13、14の一端13a,1
4aは、前記セラミックヒータ2の側面に露出して形成
されている。以上の如く作製された前記セラミックヒー
タ2は、上述の実施例と同様にセラミックグロープラグ
1として組付けられて、上述と同様な評価試験を実施し
た。その結果、並列な発熱体が3本以上備えられ、且つ
前記寸法L≧1mmであれば、前記第1の課題及び前記
第2の課題は、それぞれ解決することが明らかとなっ
た。
【0020】尚、上記実施例においては、グロープラグ
の例をとったことから、前記発熱体を、少なくとも3本
以上の並列に配置された抵抗体としたが、2本以上の並
列に配置された抵抗体としても充分な耐久性を有したセ
ラミックヒータとすることができる。
の例をとったことから、前記発熱体を、少なくとも3本
以上の並列に配置された抵抗体としたが、2本以上の並
列に配置された抵抗体としても充分な耐久性を有したセ
ラミックヒータとすることができる。
【図1】(ア)は、第1実施例を説明するための断面図
である。(イ)は、A−A断面を説明するための断面図
である。(ウ)は、B−B断面を説明するための断面図
である。
である。(イ)は、A−A断面を説明するための断面図
である。(ウ)は、B−B断面を説明するための断面図
である。
【図2】第1実施例のセラミックヒータを装着したセラ
ミックグロープラグである。
ミックグロープラグである。
【図3】第1実施例の発熱体の回路構成を説明するため
の図である。
の図である。
【図4】第1実施例の評価試験結果を記したグラフであ
る。
る。
【図5】第1実施例の評価試験結果を記したグラフであ
る。
る。
【図6】第1実施例のセラミックヒータの他の実施例の
断面図を表したものである。
断面図を表したものである。
【図7】第2実施例のセラミックヒータの断面図を表し
たものである。
たものである。
【図8】第2実施例のセラミックヒータの部分断面図を
表したものである。
表したものである。
【図9】第2実施例の評価試験結果を記したグラフであ
る。
る。
【図10】(ア)は、第1実施例を説明するための断面
図である。(イ)は、A−A断面を説明するための断面
図である。(ウ)は、B−B断面を説明するための断面
図である。
図である。(イ)は、A−A断面を説明するための断面
図である。(ウ)は、B−B断面を説明するための断面
図である。
1 セラミックグロープラグ 2 セラミックヒータ 3 中空パイプ 4 ハウジング 5 金属線 6 中軸 7 ガラスシール 8 絶縁ブッシュ 9 ナット 11 発熱体 111、112、113、11−1、11−2、11−
3 発熱体 114、115 発熱部接続体 11a 発熱体接合部 11b 発熱部 12 セラミック絶縁体 13、14 電極 13a,14a 電極の一端
3 発熱体 114、115 発熱部接続体 11a 発熱体接合部 11b 発熱部 12 セラミック絶縁体 13、14 電極 13a,14a 電極の一端
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁性セラミックから成る絶縁性セラミ
ック体と、該セラミック体中に埋設され、しかも電圧印
加によって発熱する発熱体と、該発熱体に電気的に接続
された電極とから構成されたセラミックヒータにおい
て、 前記発熱体が、少なくとも2本以上の並列に配置された
抵抗体からなることを特徴としたセラミックヒータ。 - 【請求項2】 絶縁性セラミックから成る絶縁性セラミ
ック体と、該セラミック体中に埋設され、しかも電圧印
加によって発熱する発熱体と、該発熱体に電気的に接続
された電極とから構成されたセラミックヒータにおい
て、 前記発熱体と前記電極との接合部分である発熱体接合部
の前記発熱体の単位長さ当たりの抵抗値を、前記発熱体
の発熱部の単位当たりの抵抗値よりも小さくしたことを
特徴とするセラミックヒータ。 - 【請求項3】 絶縁性セラミックから成る絶縁性セラミ
ック体と、該セラミック体中に埋設され、しかも電圧印
加によって発熱する発熱体と、該発熱体に電気的に接続
された電極とから構成されたセラミックヒータにおい
て、 前記発熱体が、少なくとも2本以上の並列に配置された
抵抗体からなり、しかも前記発熱体と前記電極との接合
部分である発熱体接合部の前記発熱体の単位長さ当たり
の抵抗値を、前記発熱体の発熱部の単位当たりの抵抗値
よりも小さくしたことを特徴とするセラミックヒータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26266493A JP3404827B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | セラミックヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26266493A JP3404827B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | セラミックヒータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07119970A true JPH07119970A (ja) | 1995-05-12 |
| JP3404827B2 JP3404827B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=17378906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26266493A Ceased JP3404827B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | セラミックヒータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3404827B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002206739A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-07-26 | Bosch Automotive Systems Corp | セラミックスグロープラグおよびその製造方法 |
| WO2009057597A1 (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-07 | Kyocera Corporation | セラミックヒータおよびこれを備えたグロープラグ |
| JP2009536780A (ja) * | 2006-05-09 | 2009-10-15 | サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド | セラミック発熱体 |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP26266493A patent/JP3404827B2/ja not_active Ceased
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002206739A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-07-26 | Bosch Automotive Systems Corp | セラミックスグロープラグおよびその製造方法 |
| JP2009536780A (ja) * | 2006-05-09 | 2009-10-15 | サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド | セラミック発熱体 |
| WO2009057597A1 (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-07 | Kyocera Corporation | セラミックヒータおよびこれを備えたグロープラグ |
| JP5188506B2 (ja) * | 2007-10-29 | 2013-04-24 | 京セラ株式会社 | セラミックヒータおよびこれを備えたグロープラグ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3404827B2 (ja) | 2003-05-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030204 |
|
| RVOP | Cancellation by post-grant opposition |