JPH07121068A - 記録媒体の再生装置 - Google Patents

記録媒体の再生装置

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JPH07121068A
JPH07121068A JP27033993A JP27033993A JPH07121068A JP H07121068 A JPH07121068 A JP H07121068A JP 27033993 A JP27033993 A JP 27033993A JP 27033993 A JP27033993 A JP 27033993A JP H07121068 A JPH07121068 A JP H07121068A
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JP
Japan
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resin
recording medium
printing material
toner
cleaning liquid
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Application number
JP27033993A
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English (en)
Inventor
Masazumi Yoshida
昌純 吉田
Junji Machida
純二 町田
Kaoru Furusawa
馨 古澤
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 画像が印刷された紙等の記録媒体100から
トナー等の印刷材料101を除去して記録媒体を再利用
できるようにする再生装置1である。この再生装置1
は、印刷材料101を膨潤させるクリーニング液10
と、この液体10を印刷材料101に適用する容器11
と、液体10の適用により膨潤した印刷材料101に接
触してこれを除去すなわち転写するローラ16と、転写
された印刷材料101を回収する回収手段31を有す
る。また、転写ローラ16の印刷材料101と接触する
外周面は、印刷材料101の吸着性と脱離性に優れたポ
リオレフィン系樹脂等の材料からなる被膜17bで被覆
した。 【効果】 転写ローラ16に印刷材料101が効率良く
転写される。また、転写された印刷材料101は容易に
除去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタなど
の画像形成装置で画像印刷された紙などの記録媒体から
印刷材料を除去して記録媒体を再生する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置で画像印
刷された記録紙からトナーを除去する再生装置として、
トナー像を含む記録紙を加熱する加熱ローラと、加熱さ
れて液状化したトナーが転写されるローラと、このロー
ラに転写したトナーを除去するブレードを備えたもの
や、記録紙を湿式現像剤の分散剤に浸漬してトナー像を
遊離させるものが、特開平5−174454号公報で開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
再生装置では、ローラは液状化したトナーを全て転写し
得るものでなければならないという技術的課題があり、
後者の再生装置では、遊離したトナーが再び記録媒体に
付着しないようにしなければならないという技術的課題
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記技術的課題
を解消し、新規な再生装置を提供することを目的として
なされたもので、画像が印刷された記録媒体から印刷材
料を除去する再生装置に、上記印刷材料を膨潤させる液
体と、この液体を上記印刷材料に適用する手段と、上記
液体の適用により膨潤した印刷材料に接触してこれを受
け取る転写手段と、上記転写手段に転写された印刷材料
を回収する回収手段とを設け、上記転写手段の印刷材料
と接触する面を、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル
系樹脂、含窒素系樹脂、含硫黄系樹脂、フッ素系樹脂、
シリコン系樹脂、ポリアセタール系樹脂、エポキシ系樹
脂、ポリエーテルエーテルケトン系樹脂、フェノール系
樹脂、のなかから選ばれる少なくとも一つの材料で形成
したものである。
【0005】
【作用および効果】上記再生装置では、画像が印刷され
た記録媒体に対して、印刷材料を膨潤させる液体が適用
される。この適用方法は、浸漬、塗布のいずれの方法に
よってもよい。上記液体の適用された印刷材料は膨潤
し、記録媒体から容易に除去できる状態になる。次に、
膨潤した印刷材料は転写手段に転写され、回収手段によ
り転写手段から回収される。ここで、上記転写手段の印
刷材料と接触する面は、上述した複数の樹脂の中から選
ばれる少なくとも一つの材料で形成されており、これら
は印刷材料の吸着性と脱離性に優れているので、記録媒
体上の印刷材料を確実に吸着し、回収手段により完全に
除去される。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1は、画像が印刷された紙やOHP
フィルムなどの記録媒体100からトナーのような印刷
材料101を除去し、記録媒体100を再利用可能な状
態に再生する装置の全体を示し、この再生装置1は記録
媒体100から印刷材料101を除去する湿式クリーナ
2と、印刷材料が除去された記録媒体を乾燥して再利用
可能な状態で排出するドライヤ36で構成されている。
【0007】クリーナ2の構成は図2に示してあり、箱
形容器からなるクリーニング室3における装入側の壁4
と排出側の壁5にはそれぞれ水平方向に伸びる開口部
6,7が形成され、装入側の開口部6近傍にはローラ式
搬送装置8が配置され、排出側の開口部7近傍にはゴム
などの弾性材を外周部に有する一対のローラからなる圧
搾ローラ式搬送装置9が配置され、それぞれの搬送装置
8,9のローラが図示しない駆動源により図示する方向
に回転するようにしてある。
【0008】クリーニング液10を収容する上部開放型
の箱形容器11はクリーニング室3の内部に収容されて
おり、排出側の壁11aはその上端部に圧搾ローラ式搬
送装置9の下方を覆うクリーニング液回収板11bを備
えている。上記クリーニング液10は印刷材料101を
膨潤させる膨潤剤を含むもので、その成分等は後に詳述
する。
【0009】クリーニング液循環装置12は、送液ポン
プ13とフィルタ14を直列接続した送液管15を備え
ており、この送液管15の両端部がそれぞれ容器11に
連結されている。なお、図面上では循環装置12はクリ
ーニング室3の外に記載してあるが、クリーニング室3
の内部に設けるのが望ましい。
【0010】印刷材料101を記録媒体100から移し
取る転写体すなわち転写ローラ16は、ポリウレタン、
シリコンゴム、フッ素ゴム等の弾性体やアルミニウム、
ステンレススチール等の剛体からなる基体17aと、そ
の外周面が膨潤した印刷材料101の吸着性と脱離性に
優れた材料からなる被膜17bから成る。被膜17bの
材料については後に詳述する。この転写ローラ16は、
搬送装置8,9のほぼ中間にこれらと平行に、かつ底部
から好ましくは約3分の1ないし約2分の1をクリーニ
ング液10に浸け、図示しない駆動源により矢印方向に
回転するようにしてある。なお、転写体は基体17aを
有さず、上下に配置された少なくとも2つのローラの周
囲にベルトを巻回したものであってよく、この場合ベル
トの外周面に被膜17bが形成される。
【0011】クリーニング室3に導入された記録媒体1
00をクリーニング液10に導くガイド手段18は、ガ
イド板19と転写ローラ16に記録媒体100が巻き付
くのを防止する巻付防止手段であるシート26を備えて
いる。このガイド板19は、図2,3に示すように、金
属又は合成樹脂からなる矩形板材の中央部を幅方向(図
3に示す矢印X方向)に沿って一様に下方に湾曲した部
材で、中央湾曲部20には縦方向(図3に示す矢印Y方
向)に伸びる複数の開口部21が形成されている。この
開口部21は、ガイド板19の上方領域に対してクリー
ニング液10を供給するもので、開口部21の形状や配
置は自由に変更することができる。また、上記中央湾曲
部20は、その最下部における曲率が転写ローラ16の
曲率とほぼ等しく、両側の曲率が徐々に小さくなるよう
に設計するのが好ましい。なお、24,25はシート2
6を介してガイド板19に対向する上ガイド板である。
【0012】巻付防止シート26は金属又は合成樹脂の
糸を編成した網目状のネットからなり、ガイド板19の
上に配置され、装入側と排出側の端部27,28は図示
しないワイヤ等で支持されてガイド板両端部22,23
との間に隙間が確保されている。また、基体17aと被
膜17bから成る転写ローラ16の下面に対向するシー
ト26中央部には幅方向に伸びる開口部29が形成さ
れ、この開口部29を介して転写ローラ16がガイド板
19に対向している。
【0013】被膜17bからトナーなどの印刷材料を回
収する回収手段31は回収容器32を有し、この回収容
器32は転写ローラ16と平行に配置されている。回収
容器32は転写ローラ16の外周面に対向する開口部3
3を有し、この開口部33を構成している転写体回転方
向下流側のスクレーパ34と上流側の落下防止シート3
5の先端がそれぞれ転写ローラ16の外周面に圧接して
いる。上記スクレーパ34はゴムなどの弾性材料や薄い
金属板で形成するのが好ましい。また、落下防止シート
35は合成樹脂などの柔らかいシートで形成するのが好
ましい。
【0014】ドライヤ36の構成は図4に示してあり、
箱形容器からなる乾燥室37における装入側の壁38と
排出側の壁39はそれぞれ水平方向に伸びる開口部4
0,41が形成され、それぞれの開口部40,41の近
傍にはそれぞれローラ式搬送装置42,43が配置さ
れ、これら搬送装置42,43のローラが図示しない駆
動源により矢印方向に回転するようにしてある。
【0015】加熱乾燥手段はそれぞれヒータ46,47
を内蔵した加熱ローラ44,45を備えており、これら
の加熱ローラ44,45は一方が他方の上面に接触した
状態で上記搬送装置42,43の間に配置されている。
また、加熱ローラ44,45はそれぞれ回動自在として
あり、加熱ローラ44及び/又は45が図示しない駆動
源に連結されている。なお、加熱ローラ44,45と搬
送装置42,43の間には、図示するように記録媒体の
ガイド板48,49を設けるのが望ましい。また、加熱
ローラ44,45はステンレス等の金属筒体で構成して
もよいし、シリコンゴムやフッ素ゴムなどの弾性材で構
成してもよい。
【0016】以上の構成からなる再生装置1では、例え
ばトナーなどの印刷材料101を有する紙やOHPフィ
ルムなどの記録媒体100は、クリーナ2の装入側開口
部6より、搬送装置8によりクリーニング室3内に導入
され、ガイド板19と巻込防止シート26との間を通り
クリーニング液10に浸けられ、印刷材料101が膨潤
して剥離し易い状態になる。そして、膨潤した印刷材料
101は、シート開口部29において転写ローラ16と
ガイド板18との最近接部周辺で矢印方向に回転してい
る転写ローラ16と接触し、被膜17bに吸着・転写さ
れる。なお、記録媒体100の両側部はシート開口部2
7を囲む両縁部30,30にガイドされながら移動す
る。したがって、記録媒体100は転写ローラ16から
確実に分離し、この転写ローラ16に巻き付くことはな
い。
【0017】被膜17bに転写された印刷材料101
は、転写ローラ16の回転と共に搬送され、スクレーパ
34により被膜17bから除去され、回収容器32の中
に回収される。このとき、転写ローラ16の外周被膜1
7bは印刷材料101の脱離性に優れているので、スク
レーパ34により容易に除去される。続いて、印刷材料
101が除去された記録媒体100は引き続きガイド板
19に沿って搬送され、圧搾ローラ式搬送装置9で含浸
しているクリーニング液10が搾り出されて、クリーニ
ング室3よりドライヤ36に供給される。なお、記録媒
体100から搾り出されたクリーニング液10は、クリ
ーニング液回収板11bで捕獲されて容器11に回収さ
れる。一方、被膜17bに転写されることなくクリーニ
ング液10に溶け出た印刷材料101は、送液管15を
通じてポンプ13で循環されるクリーニング液10と共
にフィルタ14を通過する際にこのフィルタ14に捕獲
されて回収される。したがって、クリーニング液10は
長期間使用できる。
【0018】ドライヤ36に供給された記録媒体100
は、搬送装置42で乾燥室37の内部に導入され、回転
している加熱ローラ44,45で挾持搬送されながら加
熱乾燥され、搬送装置43で図示しないトレー上に排出
される。
【0019】上記実施例では、記録媒体100が巻き付
くのを防止する手段として網目のシート26を使用した
が、図5に示すように、ガイド板19に沿って複数のワ
イヤや合成樹脂糸などからなる紐状体51と、これらの
端部を固定する棒状体52,53とで巻付防止手段を構
成してもよい。
【0020】また、ドライヤ36における乾燥手段は、
図6に示すように、乾燥室37に導入された記録媒体1
00をガイドする一対の板状メッシュ54または多孔板
と、メッシュ54の下方に吸引口56、メッシュ54の
上方に熱風排気口57を有するドライヤ55を備えたも
のであってもよい。この場合、図示するように、メッシ
ュ54の下流側には、ドライヤ55で乾燥した記録媒体
100の皺を除去する一対の圧延ローラ58を設けるの
が望ましい。
【0021】図7は再生装置におけるクリーナの他の実
施例を示す。このクリーナ102において、クリーニン
グ液110を収容した容器111には、円柱状の搬送ロ
ーラ160が配置され、図示しない駆動源により矢印方
向に回転するようにしてある。搬送ローラ160の底部
は下方に湾曲したガイド板119の中央湾曲部120と
僅かに接するか、または記録媒体110の厚さとほぼ同
一の隙間を隔てて対向しており、搬送ローラ160とガ
イド板119との間に装入された記録媒体110に搬送
ローラ160の搬送力を付与するようにしてある。
【0022】基体ローラ161,163は、弾性体から
なる回転ローラであり、それぞれ外周面が印刷材料10
1の吸着性と脱離性に優れた被膜162,164で覆わ
れており、一方の基体ローラ161を他方の基体ローラ
163の上部に圧接して圧搾ローラ式搬送装置121の
下流側に配置され、搬送装置121を構成するローラが
図示しない駆動源によりそれぞれ図示する矢印方向に回
転するようにしてある。また、基体ローラ161,16
3内にヒータを設けて、吸着力のみでなく熱的にも吸着
を補助してもよい。その際、基体ローラを50〜200
℃、好ましくは120〜180℃程度に昇温すると良
い。
【0023】回収装置165,168はそれぞれ基体ロ
ーラ161,163の側部に配置されており、回収容器
166,169に設けたスクレーパ167,170の先
端部がそれぞれ被膜162、164に圧接している。
【0024】なお、図7において171は圧搾ローラ式
搬送装置121から基体ローラ161,163へ記録媒
体100を案内するガイド板、172は基体ローラ16
1,163からクリーニング室103の排出側開口部1
07に設けたローラ式搬送装置173へ案内するガイド
板である。その他、図2,3に示すクリーナ2に使用さ
れている同一の部材については同一符号(数値)に10
0を加えた符号(数値)を付して説明を省略する。
【0025】このクリーナ102では、搬送装置108
によりガイド板119と巻込防止シート126との間に
導入された記録媒体100はクリーニング液110に浸
漬され、印刷材料101の膨潤化が図られる。クリーニ
ング液110の中を移動する記録媒体101は、搬送ロ
ーラ160の回転により更に下流側に搬送され、クリー
ニング液110から送り出されると圧搾ローラ式搬送装
置121でクリーニング液110が搾り出される。搾ら
れた余剰クリーニング液110は、容器111の回収板
111bに導かれて回収される。圧搾ローラ121を通
過した記録媒体100は、基体ローラ161,163の
ニップ部で表面と裏面の印刷材料101が被膜162,
164に吸着して取り除かれた後、ガイド板172を通
り、搬送装置173でドライヤ(図示せず)に送り込ま
れる。また、被膜162,164に転写された印刷材料
101は、スクレーパ167,170で掻き取られて容
器166,169に回収される。
【0026】図8は図7に示すクリーナの変形例を示
し、この装置では基体ローラ161,163と排出用の
ローラ174との間に、記録媒体搬送経路を挟んで対向
する一対のブラシローラ174,175がそれぞれ矢印
方向に回転するように配置されている。したがって、基
体ローラ161,163のニップ部を通過した記録媒体
100はその表面と裏面がブラシローラ174,175
に接触し、記録媒体100上の残留印刷材料101が除
去される。ブラシローラ174,175に捕獲された印
刷材料101は、これらのブラシローラ174,175
がロッド176,177と係合する際の振動によって回
収容器178,179に落下する。
【0027】図9はクリーナの別の変形例を示し、この
変形例ではクリーニング液110の中で記録媒体100
を搬送する手段として、上下で対向する一対のブラシロ
ーラ180,181を使用しており、クリーニング液1
10中に搬送された記録媒体100はその表面と裏面に
接触するブラシローラ180,181の移送力に基づい
て搬送される。この過程において、相当部分の印刷材料
が取り除かれ、次いで、被膜162,164の吸着によ
りクリーニングが完了する。なお、この変形例では、記
録媒体100がブラシローラ180,181に巻き付く
ことはないので、ガイド板119と124の間に巻付防
止シートを設ける必要はない。
【0028】基体ローラ17a、基体ローラ161,1
63の外周面を被覆する被膜17b、162、164の
材料には、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、含窒素系樹脂、含硫黄系樹脂、フッ素系樹脂、シリ
コン系樹脂、ポリアセタール系樹脂、エポキシ系樹脂、
ポリエーテルエーテルケトン系樹脂、フェノール系樹
脂、のなかから選ばれる少なくとも一つの材料が使用さ
れる。なお、「…系樹脂」とは、樹脂モノマーを含むポ
リマー、共重合体、混合物を意味する。
【0029】上記ポリオレフィン系樹脂には、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン・ビニルアルコール・
コポリマー、エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合
体、ポリ−4−メチルペンテン−1が含まれる。ポリエ
ステル系樹脂には、ビニルエステル樹脂、ポリアリレー
ト、オキシベンゾイルポリエステル、ジアリルフタレー
ト樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネイ
トが含まれる。含窒素系樹脂には、ポリアミド、ポリパ
ラバン酸、ビスマレイド・トリアジン、ポリエーテルイ
ミド樹脂、グアナミン樹脂が含まれる。含硫黄系樹脂に
はポリフェニレンサルファイド、ポリサルホンが含まれ
る。フッ素系樹脂には、四フッ化樹脂、ポリフッ化ビニ
リデンが含まれる。シリコン系樹脂にはシリコーン樹
脂、ポリアセタール系樹脂にはポリアセタール、エポキ
シ系樹脂にはエポキシ樹脂、ポリエーテルエーテルケト
ン系樹脂にはポリエーテルエーテルケトン、フェノール
系樹脂にはフェノール樹脂がそれぞれ含まれる。
【0030】すなわち、これらの樹脂は、後述する一般
的に現在使用されているトナー用樹脂をクリーニング液
によって膨潤させた膨潤物を吸着する性質と、吸着され
た膨潤物が被膜材料と化学的に融着せず、物理的な力に
よって脱離するという異質な二つの性質を同時に満たさ
なければならないという観点から、本発明者等が鋭意研
究の結果選択した組成である。また、基体ローラ内にヒ
ータを内蔵する場合、耐熱性にも優れる組成が好まし
く、この観点からは、ポリエチレン、ポリプロピレン等
のポリオレフィン系樹脂、ポリフェニレンサルファイド
樹脂等の含硫黄系樹脂が最適である。
【0031】また、基体を剛体として強い圧力のもとで
クリーニングを行う場合、強度的に優れる組成が望まし
く、この観点からはポリアミド樹脂等の含窒素系樹脂が
好ましい。また、トナーには、様々な添加物が含有され
ており、クリーニング液そのものは中性であっても、こ
れらがクリーニング液によって膨潤することによって、
酸あるいはアルカリの性質を呈することがある。例え
ば、トナーの着色剤として広く用いられているカーボン
ブラックは一般に強い酸性を呈する。したがって、本発
明の被膜材料には耐溶剤性が望まれ、このような観点か
らはポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等の含硫黄系
樹脂が最適である。本発明において、これらの樹脂はそ
れ自信を射出成形によって転写ローラ化してもよいが、
上述した各実施例のように適当な弾性体や剛体からなる
基体上に被膜層として得ることが望ましい。基体を弾性
体で形成する場合、印刷材料との密着性が向上してクリ
ーニング液によって膨潤したトナー等の印刷材料を吸着
するという面からは好ましいが、搬送精度を高くしない
と記録媒体が紙の場合には皺がよりやすいという恐れが
ある。
【0032】一方、剛体を基体とする場合、記録媒体の
奥深くに印刷された印刷材料(例えば紙の網目構造の奥
深くに印刷された印刷材料)を吸着する面から言えば弾
性体と比較しては若干の性能低下が考えられるが、剛体
ゆえに高圧力を印加可能であり、記録媒体が紙の場合に
はクリーニングとともに紙の皺を引き伸ばすという副次
効果を得られる。基体として使用可能な弾性体として
は、クリーニング液に侵されにくい組成であれば特に限
定されないが、フッ素系ゴム、シリコン系ゴム、ポリウ
レタン系ゴム等を例示できる。また、剛体としては、ク
リーニング液を水系とする場合、ステンレススチール、
アルミニウム等が好ましい。本発明において、上記の樹
脂を基体へ密着させる方法としては、上記樹脂を熱収縮
チューブ化して基体上に嵌合させた後加熱する等の方法
が使用できる。また上述のように、基体を使用しない場
合は射出成形等の方法によってロール化、あるいはフィ
ルム化させる方法が適用できる。
【0033】本発明において使用されるクリーニング液
は特に限定されないが、好ましくは、このクリーニング
液は、水、及び水と相容性を持ち、上記印刷材料101
を膨潤させる膨潤剤を含んでいる。水は、記録媒体等が
普通紙等の場合、紙のパルプ繊維を膨潤させて網目構造
内に侵入している印刷材料、例えば樹脂粒子からなるト
ナーを効率よく被膜に吸着させる作用を有する。水の含
有量は、クリーニング液全体に対して10〜90重量
%、好ましくは20〜88重量%とする。ただし、水の
含有量が1重量%未満であると繊維を広げる効果が十分
でない場合があり得る。逆に、水の含有量が多すぎる場
合には、トナー等を膨潤させる時間が長くなり、クリー
ニングに必要な時間が大幅に増大して、単位時間当たり
のクリーニング処理効率が低下する。トナーの種類にも
よるが、水が90重量%を越えると、クリーニング時間
が急激に増大するので好ましくない。このように、水分
が大量の場合には紙繊維間の結合力(水素結合)を弱
め、物理的処理を加えてクリーニングする際に転写ロー
ラ16との圧接により紙表面にダメージを与えたり、ひ
どい場合には紙の繊維がきれて紙が破壊されたりする不
都合を生じることから、水の含有量は30〜85重量%
とするのが好ましい。また、クリーニング液が水を含む
ことにより、従来の有機溶剤脱墨剤に比べて沸点が上昇
し、不揮発性が向上する。これによって毒性ガス発生が
少なくなり低毒性となり、引火性が低下するとともに、
クリーニング液のその他の成分の濃度が安定して品質が
変化しにくい等の効果も得られる。
【0034】クリーニング液に含まれる膨潤剤は、基本
的には、紙あるいはOHP用フィルムに定着したトナー
のトナー樹脂成分、荷電制御剤等の染料成分、顔染料等
の着色剤成分はほとんど溶解させないが、主に樹脂成分
を膨潤させてトナーをゲル状の可塑性高分子とする成分
と被膜に吸着しやすくする成分とが必須である。そのよ
うな成分としては、具体的には少なくとも高級脂肪酸エ
ステル、水および界面活性剤、さらには有機酸を含有す
るものが好ましい。
【0035】この成分の作用について必ずしも明らかで
ないが、印刷された記録媒体がクリーニング液中に浸漬
されると、前記膨潤剤の作用によって、紙あるいはOH
P用フィルムに定着したトナーの樹脂成分が膨潤剤を吸
い込み、0.5mm〜数cmにも伸びる非常に可塑性を
帯びた粘性のゲル状高分子に変化する。この粘性ゲル状
高分子は紙繊維やOHP用フィルムへの結合力が大幅に
低下し、ちょっとした物理的(機械的)なストレスを与
えるだけで容易に離脱し、被膜に吸着されてクリーニン
グされることを見いだした。クリーニング作用は液のp
Hに依存し、特にトナー樹脂がポリエステル系の場合、
液のpHを8〜10程度の弱アルカリ性にすることによ
ってエステル結合が切れて細かい粉状に分解するので、
より一層除去され易い。さらに、クリーニング作用は液
の温度に依存する。従って、これらを結合して液pH、
温度を決めるべきものであるが、pHは3.0〜11.
0、液温は20〜60℃の範囲に調整することが好まし
い。安定なクリーニング効果を得るには、各種pH緩衝
液等を用いてpHを最適の一定値に保つことが、より好
ましい。pHが3.0以下の弱酸性や、11.0以上の
強アルカリ性下では膨潤剤によるトナー樹脂の膨潤作
用、剥離作用も低下してしまう。また、液温が20℃以
下では膨潤剤の膨潤作用も速度が低下して十分実用的な
クリーニング効率が得られにくい。さらに、液温が60
℃以上では液の蒸散が激しくなるし、加熱電力が過大と
なり経済性が悪い。
【0036】高級脂肪酸エステルの脂肪酸としては、飽
和または不飽和脂肪酸であって例えばラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、
リノール酸、エルカ酸、リシノール酸、アビエチン酸、
ロジン酸、ヤシ油、アマニ油、牛脂、鯨油等が例示され
る。高級脂肪酸エステルとは上記脂肪酸とヒドロキシ化
合物、例えばエタノール、n−ブタノール等のアルコー
ル類、エチレングリコール、グリセリンペンタエリスリ
トールソルビトール等の多価アルコール類ジエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール等のグリコール類、およびエチルセロソルブ、ブ
チルセロソルブ等のセロソルブ類とのエステルをいう
が、特にトール油脂肪酸エステルが好ましい。
【0037】トール油脂肪酸とは、オレイン酸とリノー
ル酸が約6:4で含有されており、その他にパルミチン
酸、ステアリン酸、並びに不けん化物が若干含まれてい
るものをいう。トール油脂肪酸をエステル化するアルコ
ールとしてはエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、エトキシエタノール、ブトキシエタノール等、好
ましくはブトキシエタノール、エチレングリコール、エ
トキシエタノールを用いる。また、本発明のクリーニン
グ液は界面活性剤を含むことが望ましい。界面活性剤は
クリーニングされた樹脂成分等の有機成分からなる印刷
材料を囲み込み、膨潤した印刷材料が被膜と融着せず脱
離性を確保する作用を奏する。あるいは、記録媒体が普
通紙等の紙である場合、紙の網目構造内に入り込んで印
刷材料を囲み込み、繊維の奥深く侵入した印刷材料の被
膜への吸着を容易とする作用もある。
【0038】クリーニング液中、高級脂肪酸エステルは
クリーニング液全量の60〜5重量%、好ましくは40
〜20重量%の範囲で使用する。60重量%より多く使
用するとトナーへの溶解性が高く、吸着しにくくなり、
また5重量%より少ない範囲で使用するとトナーへの膨
潤性が劣り、被膜への吸着力が低下してクリーニング効
果が少ない。
【0039】また、クリーニング液には界面活性剤を含
有させることが望ましい。界面活性剤は陰イオン性界面
活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤
および両性界面活性剤等が使用できる。陰イオン性界面
活性剤としては、脂肪酸塩類、アルキル硫酸エステル塩
類、アルキルベンゼンスルフォン酸塩類、アルキルナフ
タレンスルフォン酸塩類、アルキルスルホコハク酸塩
類、アルキルジフェニルエーテルジスルフォン酸塩類、
アルキルリン酸塩類、ポリオキシエチレンアルキル硫酸
エステル塩類、ナフタリンスルフォン酸ホルマリン縮合
物、ポリカルボン酸高分子界面活性剤等があげられる。
【0040】非イオン性界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルアリルエーテル、オキシエチレン−オキシプロピレ
ンコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンアルキルアミン等があげられる。
【0041】イオン性界面活性剤および両性界面活性剤
としては、アルキルアミン塩、第4級アンモニウム塩、
アルキルベタイン、アミンオキサイド等があげられる。
特に好ましい界面活性剤は、化学式;RO(CH2CH2
O)nH(式中RはC12〜C22のアルキル基またはアル
キルフェニル基、nは1〜10の整数を表す。)で示さ
れるエチレンオキサイド付加型の非イオン界面活性剤で
ある。上記の界面活性剤は単独で、あるいは2種以上の
混合物として使用できる。また、添加量としてはクリー
ニング液全体に対して0.01〜10重量%程度含ませ
ることが望ましい。0.01重量%未満であると脱墨し
たトナーの被膜への融着が生じやすい。また、10重量
%より多いと被膜への吸着性が低下する。
【0042】さらに、クリーニング液は、有機酸を含む
ことが好ましい。印刷材料に樹脂成分を含む場合にはク
リーニング液をトナー樹脂内部に浸透させる必要があ
る。本発明者等は有機酸がこの浸透効果を向上させるこ
とを見いだした。また、浸透効果を向上させることによ
ってクリーニング時間を短縮することが可能となる。添
加することが好ましい有機酸は各種カルボン酸、例えば
ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ピバル
酸、メタクリル酸、アクリル酸、乳酸、シュウ酸、酒石
酸、安息香酸等の単体、あるいは2種類以上の混合物を
あげることができる。なお、これら有機酸の添加量とし
ては、クリーニング液全体に対して、2〜15重量%程
度含ませることが好ましい。2重量%未満であると脱墨
速度が低いそれがあり、15重量%より多いと残存する
有機酸が記録媒体に作用して品質の劣化を引き起こす恐
れがある。
【0043】また、クリーニング液には本発明の効果を
損なわない範囲で、例えばメタノール、エタノール、n
−ブタノール、イソプロパノール、エトキシエタノール
等、およびこれらにキシレン、トルエン、アセトン、T
HF、ジオキサン、ジクロルメタン等を混合したもの等
のトナーを膨潤させる有機系溶剤を含有させてもよい。
【0044】かかるクリーニング液としてはトスクリー
ンD(長宗産業社製)が入手可能である。トスクリーン
Dは水系洗浄剤であり、酸価:約2.1mgKOH/
g、比重:1.020(20℃)、pH:7±0.5
(15℃)の物性を有している淡黄色透明液体である。
このクリーニング液はオゾン層を破壊すると指摘されて
いるフッ素、塩素炭素の化合物を一切配合しておらず、
地球環境を悪化させることなく使用できる。さらに人体
に低毒性で不燃性(引火点なし)であるため、本発明の
ような通常のオフィス環境内での紙の再生装置に使用す
るには極めて適している。
【0045】クリーニング液の対象となる記録媒体は特
に限定されないが、樹脂フィルム(OHP用紙)等の
他、上述したように従来クリーニングが困難であった網
目構造を有する普通紙あるいは再生紙等の紙に対してク
リーニング効果が顕著である。同じく、本発明のクリー
ニング液の対象となる印刷材料も水溶性、油溶性インク
や朱肉、マーカー等限定されないが、特に、従来クリー
ニングが困難であるとされていた樹脂成分を含むトナー
粒子に対しても優れたクリーニング効果を奏する。
【0046】本発明において、印刷材料としては従来公
知のトナーを限定なしにクリーニング可能だが、使用さ
れる樹脂成分としては、例えば、スチレン系樹脂、アク
リル系樹脂、メタクリル系樹脂、スチレン−アクリル系
共重合樹脂、スチレン−ブタジエン系共重合樹脂、ポリ
エステル系樹脂、エポキシ系樹脂等の熱可塑性樹脂や熱
硬化性樹脂があげられる。あるいは、これら樹脂の2種
以上からなる共重合体、ブロック重合体、グラフト重合
体を用いても、これらの樹脂の混合物であってもよい。
そして、このような樹脂において、その数平均分子量M
nが、1000≦Mn≦20000、好ましくは200
0≦Mn≦15000であり、重量平均分子量Mwが2
≦Mn≦80であるものを用いることが望ましい。ま
た、樹脂のガラス転移点が55ないし70℃、軟化点が
80ないし140℃であるものを用いることが好まし
い。
【0047】着色剤としては、公知の各種顔料、染料使
用できる。しかしながら、着色剤として染料を使用する
と脱墨剤中に染料が溶けだし、記録媒体に再付着してク
リーニング効果を減じてしまう恐れがある。この様な不
都合は記録媒体として樹脂フィルム等を使用する場合は
あまり問題とされないが、網目構造を有する紙を使用し
た場合には非常に大きな問題となる。したがって、クリ
ーニングを行おうとするトナーの着色剤には顔料を用
い、着色剤がクリーニング中に溶けださないよう構成し
ておくことが望ましい。この様な着色顔料としては、黒
色顔料としてカーボンブラック、酸化銅、二酸化マンガ
ン、アニリンブラック、活性炭、フェライト、マグネタ
イト等を使用できる。
【0048】黄色顔料としては、黄鉛、亜鉛黄、カドミ
ュームイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロ
ー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルイエロー、ナフ
トールイエローS、バンザーイエローG、バンザーイエ
ロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエロ
ーGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエロ
ーNCG、タートラジンレーキ等を使用できる。
【0049】赤色顔料としては、赤色黄鉛、モリブデン
オレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオ
レンジ、バルカンオレンジ、インダスレンブリリアント
オレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダスレンブ
リリアントオレンジGK、ベンガラ、カドミュームレッ
ド、鉛丹、パーマネントレッド4R、リソールレッド、
ピラゾロンレッド、ウオッチングレッド、レーキレッド
C、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオ
シンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、
ブリリアントカーミン3B、バルカンファストオレンジ
GG、パーマネントレッドF4RH、パーマネントカー
ミンFB等を使用できる。
【0050】青色顔料としては、紺青、コバルトブル
ー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、
フタロシアニンブルー等を使用できる。なお、これらの
顔料、あるいは着色剤はトナー中における樹脂成分10
0重量部に対して1ないし20重量部、好ましくは3な
いし15重量部添加することが望ましい。
【0051】トナーは荷電制御剤を含んでもよい。トナ
ーを正極性に荷電する正荷電制御剤としてはニグロシン
ベースEX、第4級アンモニウム塩、ポリアミン化合
物、イミダゾール化合物等を使用できる。また、トナー
を負極性に荷電する負荷電性制御剤としてはクロム錯塩
型アゾ染料、銅フタロシアニン系染料、クロム錯塩、亜
鉛錯塩、アルミニウム錯塩等を使用できる。
【0052】これらの荷電制御剤はトナー中における樹
脂成分100重量部に対して0.1ないし10重量部、
好ましくは0.5ないし5重量部添加することが望まし
い。また、荷電制御剤は上述の各種が使用できる。しか
しながら、荷電制御剤として染料系を使用すると、着色
剤について説明した通り、クリーニング液中に染料が溶
け出し、転写体から記録媒体に再付着してクリーニング
効果を減じてしまう恐れがある。したがって、クリーニ
ングを行おうとするトナーの帯電制御剤には、非染料系
を用いることが、あるいは全く帯電制御剤を含まない構
成とするのが望ましい。あるいは、溶けだしても無色や
白色の帯電制御剤を使用するのが好ましい。あるいはま
た、トナーの樹脂が極性基や官能基を有しており、樹脂
成分そのものが帯電制御機能を有する帯電制御樹脂とし
て構成するのが好ましい。
【0053】トナーはオフセット防止剤を含んでいても
よい。オフセット防止剤としては低分子量ポリエチレン
ワックス、低分子量酸化型ポリエチレンワックス、低分
子量ポリプロピレンワックス、低分子量酸化型ポリプロ
ピレンワックス、高級脂肪酸ワックス、高級脂肪酸エス
テルワックス、サゾールワックス等を単独、あるいは2
種以上の混合物として使用できる。これらのオフセット
防止剤はトナー中における樹脂成分100重量部に対し
て1ないし15重量部、好ましくは、2ないし8重量部
添加することが望ましい。また、本発明にかかるトナー
は磁性トナーとして構成されてもよい。磁性トナーは、
樹脂成分中にコバルト、鉄、ニッケル、アルミニウム、
鉛、マグネシウム、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビ
スマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、
チタン、タングステン、バナジウム等の磁性を示す金
属、これら金属の酸化物および焼結体、これら金属の2
種以上からなる合金、あるいはこれら金属、酸化物、焼
結体、合金等からなる混合物を添加することによって構
成される。
【0054】これらの磁性体はトナー中における樹脂成
分100重量部に対して1ないし80重量部、好ましく
は、5ないし60重量部添加することが望ましい。ま
た、本発明にかかるトナーは流動化剤を含んでいてもよ
い。流動化剤としてはシリカ微粒子、酸化チタン微粒
子、アルミナ微粒子、フッ化マグネシウム微粒子、炭化
ケイ素微粒子、炭化ホウ素微粒子、炭化チタン微粒子、
炭化ジルコニウム微粒子、窒化チタン微粒子、窒化ジル
コニウム微粒子、マグネタイト微粒子、二流化モリブデ
ン微粒子、ステアリン酸アルミニウム微粒子、ステアリ
ン酸マグネシウム微粒子、ステアリン酸亜鉛微粒子等の
各種無機材料微粒子を使用できる。なお、これらの無機
材料微粒子は、シランカップリング剤、チタンカップリ
ング剤、高級脂肪酸、シリコンオイル等で疎水化処理し
て用いることが好ましい。
【0055】また、乳化重合、ソープフリー乳化重、非
水分散重合等の湿式重合法または気相法等によって造粒
したスチレン系、アクリル系、メタクリル系、ベンゾグ
アナミン、シリコン、テフロン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の各種有機材料を使用できる。そして、上述
の無機材料微粒子と組み合わせて用いることもできる。
これらの流動化材はトナー中における樹脂成分100重
量部に対して0.05ないし5重量部、好ましくは0.
1ないし3重量部添加することが望ましい。
【0056】以下、具体的に被膜、基体の組成を変えた
実験例を示す。使用した組成は表1に示した通りであ
る。実験例1〜3は基体上に各実験例で記載の樹脂から
なる熱収縮チューブを嵌合させた後、200〜300°
cに加熱することによって一体型のローラ形状に成形し
た。基体の直径は約40mm、被膜の厚さは約2mmに
統一した。一方、実験例4〜10は表1に記載の樹脂を
射出成形によって厚さ約3mmの円筒型のローラとして
成形し、また、実験例11は基体をアルミニウムとし
た。なお、実験に使用した装置は図7において説明した
装置である。記録媒体としては秤量64g/m2のA4
サイズ普通紙を使用し、以下のトナー、及びクリーニン
グ液によって文字部7%のテストチャートをクリーニン
グすることにした。また、装置内での普通紙の移動速度
は20mm/秒とし、これに適合するように基体ローラ
の回転速度等を調節した。被膜162,164からの膨
潤トナー剥離はポリイミド製のスクレーパ167,17
0による。
【0057】本実験に使用したトナーは、以下の材料を
ヘンシェルミキサーで混合した後、2軸押出混練機で混
合後冷却した。ポリエステル樹脂(Mn:4500、M
w:158000、Tg:66℃、Tm:118℃):
100重量部、カーボンブラック(Mogull:キャ
ボラック製):10重量部、オフセット防止剤(ビスコ
ールTs200:三洋化成工業社製):3重量部、荷電
制御剤(ボントロンE−84:オリエント工業社製):
3重量部、次に、冷却物を粗粉砕してジェット粉砕機で
微粉砕した後、風力分級機で処理して体積平均粒径8.
3μmのトナーを得た。
【0058】また、本実験に使用したクリーニング液
は、以下の組成から成っている。脂肪酸エステル(トー
ル油脂肪酸エステル):25重量部、水(イオン交換
水):50重量部、界面活性剤(ジアルキルスルホコハ
ク酸ナトリウム):2重量部、有機溶剤(CH49OC
2CH2OH):18重量部
【0059】実験1〜11の結果を表1に示す。表1に
おいて吸着性が◎とは、100枚処理後においてもトナ
ーが被膜に十分吸着されることを示す。○は若干吸着能
力の低下が認められるものを示す。×はトナーが吸着し
にくいことを示す。また、脱離性が◎とは、100枚処
理後においてもトナーが被膜に十分吸着されるととも
に、スクレーパによって吸着されたトナーがほぼ剥離さ
れたことを示し、○は若干被膜に汚れが認められるもの
を示す。一方、×はトナーが融着してしまって脱離困難
であることを示す。表1に示す実験の結果から、本発明
にかかる樹脂の中でも、特に好ましい種類の樹脂は、ポ
リオレフィン系樹脂、ポリアセタール系樹脂であること
が理解される。
【0060】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 再生装置の概略斜視図である。
【図2】 クリーナ断面図である。
【図3】 クリーナ内部における記録材料のガイド手段
の斜視図である。
【図4】 ドライヤの断面図である。
【図5】 ガイド手段の他の実施例の斜視図である。
【図6】 ドライヤの他の実施例の断面図である。
【図7】 クリーナの他の実施例の断面図である。
【図8】 クリーナの変形例を示す断面図である。
【図9】 クリーナの他の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…再生装置、2…クリーナ、10…クリーニング液、
11…容器、16…転写ローラ、17a…基体、17b
…被膜、31…回収手段、100…記録媒体、101…
印刷材料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が印刷された記録媒体から印刷材料
    を除去する再生装置に、上記印刷材料を膨潤させる液体
    と、この液体を上記印刷材料に適用する手段と、上記液
    体の適用により膨潤した印刷材料に接触してこれを受け
    取る転写手段と、上記転写手段に転写された印刷材料を
    回収する回収手段とを設け、上記転写手段の印刷材料と
    接触する面を、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系
    樹脂、含窒素系樹脂、含硫黄系樹脂、フッ素系樹脂、シ
    リコン系樹脂、ポリアセタール系樹脂、エポキシ系樹
    脂、ポリエーテルエーテルケトン系樹脂、フェノール系
    樹脂、のなかから選ばれる少なくとも一つの材料で形成
    したことを特徴とする記録媒体の再生装置。
JP27033993A 1993-10-28 1993-10-28 記録媒体の再生装置 Pending JPH07121068A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5540815A (en) * 1993-12-10 1996-07-30 Ricoh Company, Ltd. Method of recycling an image carrying medium and an image separating member therefor
EP0852345A3 (en) * 1997-01-07 2000-11-22 Fuji Xerox Co., Ltd. Image stripping member, and image stripping apparatus and image stripping method using the image stripping member

Cited By (4)

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US6696149B2 (en) 1997-01-07 2004-02-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Image stripping member, and image stripping apparatus and image stripping method using the image stripping member
US6850729B2 (en) 1997-01-07 2005-02-01 Fuji Xerox Co., Ltd. Image stripping member, and image stripping apparatus and image stripping method using the image stripping member

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