JPH071211A - 電動チャック装置 - Google Patents

電動チャック装置

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JPH071211A
JPH071211A JP15070893A JP15070893A JPH071211A JP H071211 A JPH071211 A JP H071211A JP 15070893 A JP15070893 A JP 15070893A JP 15070893 A JP15070893 A JP 15070893A JP H071211 A JPH071211 A JP H071211A
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JP
Japan
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chuck
transmission
lock
drive block
tooth
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JP15070893A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tachibana
伸一 橘
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール状物を挟着したり挟着解除を行うべく
各チャック爪3を往復移動させるとき、また、そのロッ
クやロック解除装置を行うとき、人力によることなく機
械力で省力的に行って作業性を高めるようにする。 【構成】 複数のチャック爪3と、この爪3を往復移動
させる複数の回転体8と、回転体8を正逆回転させる伝
動体4とをもつチャック本体1と、伝動体4に係脱され
る駆動ギヤ22をもち、チャック本体1に対し近接離間
自在に支持され、近接時に駆動ギヤ22を伝動体4に係
合させて駆動する駆動ブロック体2とを備え、チャック
体1には駆動ブロック体2の離反時、伝動体4に係合し
て、その回転をロックするロック体9と、駆動ブロック
体2の近接時ロック体9の伝動体4に対する係合を解除
する解除操作体10とをもつロック機構11を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば反物などのロー
ル状物を所定幅に切断する切断装置などに使用される電
動チャック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切断装置などに使用されるチャッ
ク装置は、切断装置におけるフレームに回転駆動可能に
保持されるチャック本体に、その回転中心に対し半径方
向に往復移動され、かつ、移動方向に沿ってラックをも
った複数のチャック爪と、該各チャック爪のラックに係
合され、かつ、前記チャック本体の回転方向に所定間隔
を置いて配設される複数のピニオンギヤと、これら各ピ
ニオンギヤに係合され、該各ピニオンギヤを正逆方向に
回転させる1つの大径伝動ギヤとを回転可能に支持して
おり、また、前記チャック本体には、前記ピニオンギヤ
の1つと連動状に設けられ、前記伝動ギヤを回転操作す
る回転用操作摘みと、該操作摘みとは異なる箇所で、前
記チャック本体の前記伝動ギヤとの対向部位に進退可能
に螺挿されたロック用操作摘みとを設けている。
【0003】そして、以上のチャック装置を用いて反物
などのロール状物を挟着保持するときには、先ず、前記
チャック本体の径方向外方側に位置されている前記各チ
ャック爪の移動方向内方側に反物などのロール状物をセ
ットし、このセット後に前記回転用操作摘みを手動で回
転操作し、この操作つまみの操作力を、前記1つのピニ
オンギヤから前記伝動ギヤに伝達し、該伝動ギヤを回転
させると共に前記各ピニオンギヤを回転させることによ
り、前記各チャック爪をチャック本体の径方向内方側に
移動させ、これら各チャック爪の爪部で前記ロール状物
を締付けて挟着するのであり、また、前記ロール状物の
挟着後には、前記ロック用操作摘みを手動で回転操作し
て、該操作摘みの先端側を前記伝動ギヤの一側面に圧接
させることにより、この伝動ギヤを前記チャック本体側
に固定し、前記伝動ギヤ及び前記各ピニオンギヤの勝手
な回転を阻止して、前記各チャック爪を所定の挟着位置
にロックし、これら各チャック爪で前記ロール状物を確
実に挟着した状態で、前記チャック本体を切断装置の切
断刃に対し回転させるなどして、該切断刃で前記ロール
状物の切断作業を行うのである。また、切断作業の終了
後には、前述した場合とは逆の順序で、先ず、前記ロッ
ク用操作摘みをロック解除方向に手動で回転操作して、
前記伝動ギヤ及び前記各ピニオンギヤを回転可能状態に
し、この後前記回転用操作摘みを手動で回転操作するこ
とにより、1つのピニオンギヤから伝動ギヤを介して各
ピニオンギヤを回転し、前記各チャック爪をチャック本
体の径方向外方側に移動させて、該各チャック爪による
前記ロール状物の挟着を解除し、該ロール状物を外部に
取出可能とするのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上の構成で
は、前記ロール状物を挟着したり挟着解除を行うべく、
前記各チャック爪を径方向内外方に移動させたり、ま
た、これら各チャック爪のロックやロック解除を行うと
き、その都度前記回転用操作摘みとロック用操作摘みと
をそれぞれ手動で回転操作する必要があり、これら各操
作摘みの回転操作には時間がかかるため、作業性が悪い
問題があった。
【0005】本発明の目的は、ロール状物を挟着したり
挟着解除を行うべく各チャック爪を往復移動させると
き、また、該各チャック爪のロックやロック解除操作を
行うときに、人力によることなく機械力で省力的に行っ
て、作業性を高めることができる電動チャック装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電動チャック装置は、中心に指向し、該中
心に対し往復移動する複数のチャック爪3と、該チャッ
ク爪3の従動部に係合して前記チャック爪3を往復移動
させる複数の回転体8と、これら回転体8を正逆方向に
回転駆動する伝動体4とを有するチャック本体1と、前
記伝動体4に離脱可能に係合する駆動ギヤ22を有する
と共に、前記チャック本体1に対し近接離間自在に支持
され、近接時、前記駆動ギヤ22を前記伝動体4に係合
させて、該伝動体4を駆動する駆動ブロック体2とを備
え、前記チャック体1には、前記駆動ブロック体2の離
反時、前記伝動体4に係合して、該伝動体4の回転をロ
ックするロック体9と、前記駆動ブロック体2の近接
時、前記ロック体9の前記伝動体4に対する係合を解除
する解除操作体10とを有するロック機構11を備えた
のである。
【0007】また、前記ロック体9は、固定軸91と、
外周部にロック歯92をもち、前記固定軸91に回転及
び軸方向移動可能に支持される歯体93と、この歯体9
3の回転方向を伝動体4のチャック爪締付方向の回転の
みに規制するワンウェイクラッチ94と、前記歯体93
のロック歯92を前記伝動体4に係合させる方向に付勢
するばね95とから構成することが好ましい。
【0008】さらに、前記チャック本体1と前記駆動ブ
ロック体2との間に、該駆動ブロック体2を前記チャッ
ク本体1に対し近接離間させる移動機構23を備え、こ
の移動機構23を、前記チャック本体1から延び、モー
タ駆動される送り体24と、前記駆動ブロック体2から
延び、前記送り体24に対向する従動体25と、前記送
り体24と前記従動体25との一方に設けるカム溝28
と、他方に設けられ前記カム溝28に係合するカムピン
27とから構成し、また、前記カム溝28を、前記伝動
体4の回転方向に向かって延び、かつ、その長さ方向両
端側を軸方向に向かって前記駆動ブロック体2の近接移
動方向に変位させた締付用溝部29と締付解除用溝部3
0とで形成し、この締付解除用溝部30の変位量を前記
締付用溝部29の変位量より大きくすることが好まし
い。
【0009】
【作用】以上の電動チャック装置を用いて例えば反物な
どのロール状物を挟着保持するときには、先ず、前記チ
ャック本体1の径方向外方側に位置されている前記各チ
ャック爪3の内方側に前記ロール状物がセットされ、こ
のセット後に前記駆動ブロック体2が前記チャック本体
1に近接する方向に移動され、この移動に伴い前記ロッ
ク機構11の解除操作体10が作動されて、該ロック機
構11のロック体9による前記伝動体4のロックが解除
され、つまり、これら伝動体4と各回転体8とが回転自
由状態に保持され、更に前記伝動体4に前記駆動ブロッ
ク体2側の駆動ギヤ22が係合され、この駆動ギヤ22
に伝達されるモータなどの回転動力で前記伝動体4及び
前記各回転体8が回転され、また、該各回転体8の回転
動力が前記各チャック爪3の従動部に伝達されて、これ
ら各チャック爪3が前記チャック本体1の中心に対し径
方向内方側へと移動され、前記各チャック爪3の先端側
で前記ロール状物が締付けられて挟着保持される。ま
た、前記ロール状物の挟着後には、前記駆動ブロック体
2が前記チャック本体1に対し離間方向に移動され、こ
の離間方向への移動に伴い前記駆動ギヤ22が前記伝動
体4から離間され、これに先立って前記ロック機構11
のロック体9が前記伝動体4側に係合されて、この伝動
体4が回転不能にロックされ、このロックにより前記各
回転体8を介して各チャック爪3が所定の挟着位置に保
持され、これら各チャック爪3で前記ロール状物が確実
に挟着された状態で、前記チャック本体1を切断装置の
切断刃に対し回転させるなどして、前記ロール状物の切
断作業が行われる。
【0010】そして、切断作業の終了後には、前述した
場合と同様に、先ず、前記駆動ブロック体2が前記チャ
ック本体1側に近接する方向に移動され、この移動で前
記ロック機構11の解除操作体10が作動されて、該ロ
ック機構11のロック体9による前記伝動体4のロック
が解除され、更に該伝動体4に前記駆動ブロック体2側
の駆動ギヤ22が係合され、この駆動ギヤ22が前述し
た場合とは逆方向に回転され、該駆動ギヤ22を介して
前記伝動体4及び前記各回転体8が逆回転され、これに
伴い前記各チャック爪3が前記チャック本体1の中心に
対し径方向外方側へと移動され、前記各チャック爪3に
よる前記ロール状物の挟着状態が解除されて、該ロール
状物が前記切断装置から外部に取出可能とされるのであ
る。
【0011】以上の電動チャック装置によれば、前記各
チャック爪3で前記ロール状物を挟着したり挟着解除を
行うとき、これら挾着及び挾着解除を人力によることな
く機械力で省力的に行うことができ、しかも、前記各チ
ャック爪3のロックやロック解除を行うときにも、これ
らロック及びロック解除を機械力で省力的に行うことが
できて、前記ロール状物を切断するような場合の作業性
を高めることができる。
【0012】また、前記ロック体9を、固定軸91と、
外周部にロック歯92をもち、前記固定軸91に回転及
び軸方向移動可能に支持される歯体93と、この歯体9
3の回転方向を伝動体4のチャック爪締付方向の回転の
みに規制するワンウェイクラッチ94と、前記歯体93
のロック歯92を前記伝動体4に係合させる方向に付勢
するばね95とから構成するときには、前記各チャック
爪3でロール状物を所定の締付力で締付けた後に、前記
チャック本体1に対し前記駆動ブロック体2を離間させ
る場合に、これに先立って前記ばね95の付勢力で前記
歯体93のロック歯92を前記伝動体4に自動的に係合
させ、しかも、この伝動体4がチャック爪締付方向に対
し反対方向に回転されるのを前記ワンウェイクラッチ9
4で阻止して、前記各チャック爪3を所定の締付位置で
確実にロックできるのであり、その上、これら各チャッ
ク爪3のロックは、前記各回転体8及び前記駆動ギヤ2
2を係合させるため前記伝動体4に予め設けられている
歯部を利用し、該歯部に対する前記歯体83の係合によ
り行い得るため、全体構成を簡素化することもできる。
【0013】さらに、前記チャック本体1と前記駆動ブ
ロック体2との間に、該駆動ブロック体2を前記チャッ
ク本体1に対し近接離間させる移動機構23を設け、こ
の移動機構23を、前記チャック本体1から延び、モー
タ駆動される送り体24と、前記駆動ブロック体2から
延び、前記送り体24に対向する従動体25と、前記送
り体24と前記従動体25との一方に設けるカム溝28
と、他方に設けられ前記カム溝28に係合するカムピン
27とから構成し、また、前記カム溝28を、前記伝動
体4の回転方向に向かって延び、かつ、その長さ方向両
端側を軸方向に向かって前記駆動ブロック体2の近接移
動方向に変位させた締付用溝部29と締付解除用溝部3
0とで形成し、この締付解除用溝部30の変位量を前記
締付用溝部29の変位量より大きくするときには、前記
送り体24をモータ駆動で回転させて、前記カムピン2
7を前記カム溝28の締付用溝部29に沿って往復移動
させることにより、前記駆動ブロック体2を前記チャッ
ク本体1に対し近接離間方向に移動させて、前記駆動ギ
ヤ22の前記伝動体4に対する係合離脱を確実に行うこ
とができ、また、これら伝動体4と駆動ギヤ22との係
合によって前記各チャック爪3をロール状物に対し締付
方向に移動させて、該各チャック爪3によるロール状物
の確実な挟着を行うこともできる。しかも、斯かる各チ
ャック爪3によるロール状物の締付時で前記駆動ギヤ2
2が前記伝動体4に係合されるとき、この伝動体4から
前記ロック機構11のロック体9が離間されることな
く、該ロック体9の一部が前記伝動体4に係合されたま
まの状態で、前記駆動ギヤ22の伝動体4に対する係合
が行われるように、前記締付用溝部29の変位量を予め
設定しておくことより、前記各チャック爪3によるロー
ル状物の締付後に、前記チャック本体1を回転させて切
断作業などを行うべく、該チャック本体1から前記駆動
ブロック体2を離間方向に移動させて、前記駆動ギヤ2
2の前記伝動体4に対する係合を解除するとき、この伝
動体4は前記ロック体9に係合されたままの状態に保持
されることとなるため、前記伝動体4が逆転したりする
ことなく、前記各チャック爪3の締付位置からの緩みを
確実に阻止することができる。
【0014】また、以上のように、前記各チャック爪3
で前記ロール状物を締付状態にロックして切断作業など
を行った後、切断されたロール状物を外部に取出すべ
く、前記各チャック爪3を締付解除方向へと移動させる
ときには、前記送り体24を前述した場合とは逆方向に
回転させて、前記カムピン27を前記カム溝28の締付
解除用溝部30に沿って移動させることにより、前記チ
ャック本体1に対し前記駆動ブロック体2を近接方向に
移動させて、前記伝動体4に前記駆動ギヤ22を係合さ
せ、該駆動ギヤ22を介して前記伝動体4を前述した場
合とは逆方向に回転させ、前記各チャック爪3をロール
状物に対し締付解除方向に確実に移動させることがで
き、しかも、斯かる各チャック爪3の締付解除時に、前
記カム溝28に設けられた締付解除用溝部30の変位量
は、前記締付用溝部29の変位量に対し大となるように
形成されているため、前記締付解除用溝部30に沿った
前記カムピン27の移動により前記駆動ブロック体2を
チャック本体1に対し近接方向に移動させるとき、前記
締付解除用溝部30の変位量が大とされた分だけ余分に
前記駆動ブロック体2をチャック本体1の近接方向に移
動させることができるのであり、従って、前述した各チ
ャック爪3によるロール状物の締付時には、前記伝動体
4が前記ロック体9でロック状態に保持されるのに対
し、前記各チャック爪3のロール状物に対する締付解除
時には、前記締付解除用溝部30の変位量に応じた多く
の移動量だけ前記駆動ブロック体2を余分に移動させ
て、前記伝動体4のロック体9によるロックを確実に解
除することができ、このロック体9によるロックを解除
した状態で前記駆動ギヤ22を前記伝動体4に係合させ
て、該伝動体4の逆転によって前記各チャック爪3をロ
ール状物から離間させることができ、また、該各チャッ
ク爪3が所定の離間位置に移動された後に、前記駆動ブ
ロック体2をチャック本体1から離間させるときには、
前記締付解除用溝部30に沿って前記カムピン27を前
述した場合とは逆方向に移動させることにより、前記駆
動ギヤ22を前記伝動体4から確実に離間させることも
できる。
【0015】
【実施例】図1〜図4に示した電動チャック装置は、反
物などのロール状物を所定幅に切断する切断装置に使用
されるものであって、回転駆動可能とされたチャック本
体1と、該チャック本体1に対し相対回転可能で、か
つ、近接離間可能に支持された駆動ブロック体2とを備
えており、前記チャック本体1は、中心部に孔部1aを
もつドーナツ形状に形成され、その外表面側に図3のご
とく前記孔部1aを中心として半径方向に延びる複数の
案内溝1bを形成し、これら各案内溝1bにそれぞれ前
記ロール状物を径方向外方側から締付可能としたチャッ
ク爪3を半径方向内外方に移動可能に支持している。こ
の各チャック爪3は、図3で明らかなように、爪体3a
と、該爪体3aを保持する細幅長尺な爪保持体3bとか
ら構成され、この爪保持体3bの長さ方向に複数の取付
孔3cを形成して、該各取付孔3cの任意のものを選択
して前記爪体3aを固定具を介して取付けることによ
り、この爪体3aの前記爪保持体3bに対する取付位置
を変更できるようにしており、また、該爪保持体3bの
一側部には、後述する回転体8に係合されるラックから
成る従動部3dを形成している。
【0016】また、前記チャック本体1の内部側には、
図1,図2で明らかなように、ドーナツ形状とされた基
板4aの外周部に前記駆動ブロック体2側に向けて突出
する突部4bを設け、該突部4bの外周面に歯部4cを
形成して成る伝動体4と、前記基板4aの内周側に当接
して前記伝動体4を所定位置に保持するドーナツ形状の
支持体5と、この支持体5と前記伝動体4の基板4aと
の外面側に当接される鍔部6aをもった円筒形状のサポ
ート体6とを配設し、かつ、該サポート体6の外周囲で
鍔部6aの外面側に固定ギヤ7を配設して、これら固定
ギヤ7とサポート体6の鍔部6a及び支持体5とをそれ
ぞれ複数の固定ボルトBを介して前記チャック本体1に
一体状に固定すると共に、前記支持体5は前記伝動体4
における基板4aの厚みよりも大に形成して、前記支持
体5で確保される空間内で前記伝動体4を回転させ得る
ように構成している。
【0017】そして、図3で示したように、前記チャッ
ク本体1の内面側で前記伝動体4の外周囲に、該伝動体
4の歯部4cに係合し、かつ、前記チャック爪3の従動
部3dに係合される複数の回転体8を設けて、前記伝動
体4の回転駆動に伴い前記各回転体8を介して前記チャ
ック爪3を半径方向内外方に往復移動させるように構成
している。
【0018】さらに、図1,図2で示したように、前記
伝動体4の外周囲で前記チャック本体1の内部側には、
このチャック本体1から前記駆動ブロック体2が離反し
たとき、前記伝動体4に係合して、該伝動体4の回転を
ロックするロック体9と、前記駆動ブロック体2のチャ
ック本体1側への近接時に、前記ロック体9の前記伝動
体4に対する係合を解除する解除操作体10とから成る
ロック機構11の複数個を配設している。
【0019】前記ロック機構11のロック体9は、図3
に示すように、チャック本体1の周方向に等間隔を置い
て4個設けるのであって、図1,2及び図5で明らかな
ように、前記チャック本体1の壁部と、該チャック本体
1の内面側に複数の固定ボルトBで固定した固定板12
との間に架設された固定軸91と、外周部にロック歯9
2をもち、前記固定軸91に回転及び軸方向移動可能に
支持される歯体93と、この歯体93と前記固定軸91
との間に介装され、前記歯体93の回転方向を前記伝動
体4のチャック爪締付方向の回転のみに規制するワンウ
ェイクラッチ94と、前記歯体93のロック歯92を前
記伝動体4に係合させる方向に付勢する押圧ばね95と
から構成している。また、前記ロック機構11の解除操
作体10は、図1,2及び図6で明らかなように、前記
チャック本体1の内面側に、周方向に等間隔を置いて配
置した4本のキックガイド軸13を介して軸方向移動可
能に支持された環状のキックフランジ14と、該キック
フランジ14の一側面から前記各ロック体9の歯体93
側に向けて各2本突出される4組のキックピン15と、
前記駆動ブロック体2側に周方向に等間隔を置いて設け
られ、前記駆動ブロック体2のチャック本体1に対する
近接時に前記キックフランジ14の他側面に当接し、前
記各キックピン15を介して前記各歯体93の伝動体3
に対する係合を解除する3個の操作体16とで構成して
いる。尚、この操作体16は、駆動ブロック体2に周方
向に等間隔を置いて発生されている。
【0020】また、図7で示すように、前記伝動体4の
歯部4cと前記歯体93のロック歯92は、それぞれチ
ャンハー処理などを施すことにより軸方向一端側噛み合
い端部を円弧形状に形成しており、斯くするときには、
前記伝動体4のロック解除状態から該伝動体4をロック
すべく、前記歯部4cに前記ロック歯92を係合させる
とき、これら両者の位置が若干ずれていても、前記歯体
93を前記押圧ばね95の付勢力で前記伝動体4側に押
動させながらチャック爪締付方向に若干回動させること
により、前記ロック歯92を前記歯部4cに係合させ
て、前記伝動体4の前記歯体93によるロックを確実に
行うことができる。尚、この場合、前記ロック歯92
は、前記歯部4cと僅かに係合するだけでもよい。
【0021】そして、図1,2で明らかなように、前記
チャック本体1側から延びる前記サポート体6の外周囲
に、前記駆動ブロック体2を前記チャック本体1に対し
相対回転可能で、かつ、近接離間可能に支持すると共
に、図4のごとく前記駆動ブロック体2の外周部位に
は、該駆動ブロック体2を前記チャック本体1に対し近
接離間方向に移動させる第1モータ17と、前記駆動ブ
ロック体2の前記チャック本体1側への近接移動時に、
前記伝動体4に回転動力を伝達する第2モータ18とを
設け、前記駆動ブロック体2の内部に、前記各モータ1
7,18に連動する第1及び第2スパイラルギヤ19,
20を支持させる一方、前記駆動ブロック体2の外面側
には、前記第1スパイラルギヤ19に噛合するスパイラ
ルギヤ(図示せず)をもつ前記駆動ブロック体2の移動
用ギヤ21を、また、前記駆動ブロック体2のチャック
本体1と対向する内面側には、前記第2スパイラルギヤ
20に噛合するスパイラルギヤ(図示せず)をもち、前
記駆動ブロック体2の前記チャック本体1側への近接移
動時に前記伝動体4の歯部4cに係合される駆動ギヤ2
2をそれぞれ支持するのである。
【0022】さらに、前記チャック本体1と駆動ブロッ
ク体2との間には、図1、図9のごとく該駆動ブロック
体2を前記チャック本体1に対し近接離間させる移動機
構23を介装させるのであって、この移動機構23は、
前記チャック本体1側から延びる前記サポート体6の軸
端に固定された固定筒6bの外周囲で前記駆動ブロック
体2の外面側に回転自由で、かつ、軸方向移動不能に支
持され、前記移動用ギヤ21に常時係合される送り体2
4と、前記駆動ブロック体2の外面側に固定ボルトBを
介して固定され、前記送り体24の外面側に対向状に位
置される従動体25とを備え、前記送り体24の外周一
部にピン支持体26を固定して、該支持体26から径方
向外方に向けて1本のカムピン27を突設すると共に、
前記従動体25に、図9のごとく前記伝動体3の回転方
向に延び、かつ、軸方向に変位されたカム溝28を形成
して、このカム溝28に前記カムピン27を挿入させて
いる。そして、前記第1モータ17を回転駆動させ、前
記移動用ギヤ21を介して前記送り体24を回転させ、
これに伴い前記カムピン27を軸方向に変位された前記
カム溝28に沿って往復移動させることにより、前記従
動体25を軸方向に往復移動させ、該従動体25を介し
て前記駆動ブロック体2をチャック本体1に対し近接離
間方向に移動させるようにしている。尚、前記カムピン
27の前記カム溝28との係合部には小径の軸受を保持
してカム溝28との接触抵抗を小さくするようにしてい
る。
【0023】また、図1,2で明らかなように、前記駆
動ブロック体2の内面側には、前記駆動ブロック体2の
チャック本体1に対する近接移動時に、前記サポート体
6の外周囲に固定した前記固定ギヤ7に係合される1つ
のロックギヤ31を設けており、そして、前記駆動ブロ
ック体2をチャック本体1側に近接移動させ、前記伝動
体4に前記駆動ギヤ22を係合させて、該駆動ギヤ22
からの回転動力を前記伝動体4に伝達するとき、前記ロ
ックギヤ31を前記固定ギヤ7に係合させることによ
り、前記駆動ギヤ22が前記伝動体4上を公転して前記
駆動ブロック体2が伝動体4に対し回転されたりするこ
となく、前記駆動ブロック体2を停止させた状態で、前
記駆動ギヤ22の回転動力を前記伝動体4を確実に伝達
して、該伝動体4の回転を行うようにしている。
【0024】前記ロックギヤ31は、前記駆動ブロック
体2に固定するのではなく、該駆動ブロック体2に対し
若干の範囲で回転可能となるように遊挿支持させて、前
記駆動ブロック体2のチャック本体1に対する近接移動
時に、前記ロックギヤ31と前記固定ギヤ7との係合を
円滑かつ確実に行えるようにしている。つまり、図4,
図8で明らかなように、前記ロックギヤ31の内面側一
部に小判形状の取付部31aを設けると共に、該取付部
31aを受入可能とした挿入部32aをもつ板部材32
を用い、この板部材32の挿入部32aに前記ロックギ
ヤ31の取付部31aを挿入させた状態で、前記板部材
32の外方から固定ビスなどを前記ロックギヤ31側に
挿通させることにより、該ロックギヤ31に前記板部材
32を支持させ、また、この板部材32の下部両側に
は、それぞればね33で常時内方側に付勢された左右一
対の係止ピン34を設け、これら各係止ピン34の先端
側を、前記ロック機構11の解除操作体10を構成する
前記3個の操作体16のうち、1つの操作体16の外周
両側に押圧状に係止させることにより、該操作体16を
中心に前記板部材32を首振り可能に支持させて、前記
ロックギヤ31を前記駆動ブロック体2に対し若干の範
囲で回転可能となすのである。斯くすることにより、前
記駆動ブロック体2のチャック本体1に対する近接移動
時で、前記固定ギヤ7にロックギヤ31を係合させると
き、これら各ギヤ7,31の各歯部が位置ずれを起こし
ている場合でも、前記ロックギヤ31が前記板部材32
を介して若干の範囲で回転されることから、前記各ギヤ
7,31を円滑かつ確実に係合させて、前記駆動ギヤ2
2による前記伝動体4の回転を確実に行うことができる
のである。また、前記操作体16における前記板部材3
2の外方側には突片16aを突設して、該突片16aで
前記板部材32つまり前記ロックギヤ31の駆動ブロッ
ク体2からの抜止めを行うようにしている。
【0025】次に、以上の構成とした電動チャック装置
の作用について説明する。この電動チャック装置で反物
などのロール状物を挟着保持するときには、先ず、前記
チャック本体1の径方向外方側に前記各チャック爪3を
位置させて、その内方側に前記ロール状物をセットし、
このセット後に前記駆動ブロック体2に設けた第1モー
タ17を回転駆動させることにより、前記移動用ギヤ2
1を介して前記移動機構23を構成する送り体24が回
転され、これに伴い前記カムピン27がカム溝28に沿
って移動され、前記従動体25を介して前記駆動ブロッ
ク体2がチャック本体1に近接する方向に移動され、即
ち、前記駆動ブロック体2が図1の状態から図2で示す
ように前記チャック本体1側へと移動され、この移動に
伴い前記ロック機構11の解除操作体10を構成する各
操作体16が、前記チャック本体1側に保持された環状
のキックフランジ14を押動して、該キックフランジ1
4から延びる4組のキックピン15を介して前記ロック
機構11の各ロック体9を構成する歯体93が前記伝動
体4の歯部4cから離脱する方向に移動され、この伝動
体4の前記各ロック体9によるロック状態が解除され、
つまり、前記伝動体4と、該伝動体4の歯部4cに常時
係合されている前記各回転体8とが回転自由状態に保持
され、これと同時に前記伝動体4の歯部4cに前記駆動
ブロック体2側の駆動ギヤ22が係合され、また、前記
ロックギヤ31が前記チャック本体1側の固定ギヤ7に
係合される。そして、前記駆動ブロック体2側の第2モ
ータ18が回転駆動され、これに伴い前記駆動ギヤ22
を介して前記伝動体4及び各回転体8が回転され、ま
た、該各回転体8の回転動力が前記各チャック爪3の従
動部3dに伝達されて、これら各チャック爪3が前記チ
ャック本体1の中心に対し径方向内方側へと移動され、
前記各チャック爪3の先端側で前記ロール状物が締付け
られて挟着保持される。
【0026】また、以上のように、前記各チャック爪3
でロール状物を挟着した後には、前記第2モータ18が
停止された状態で、前記第1モータ17により前記送り
体24が前述した場合とは逆方向に回転され、前記カム
ピン27のカム溝28に沿った逆方向の移動により、前
記従動体25を介して前記駆動ブロック体2がチャック
本体1から離間する方向に移動され、即ち、前記駆動ブ
ロック体2が図2の状態から図1で示すように前記チャ
ック本体1側へと移動され、この離間方向への移動に伴
い前記駆動ギヤ22が前記伝動体4の歯部4cから離間
され、このとき、前記各ロック体9の歯体93は前記押
圧ばね94を介して前記伝動体4側に常時付勢され、ま
た、前記伝動体4の歯部4cと前記歯体93のロック歯
92は、それぞれチャンハー処理などが施され、軸方向
の噛み合い端部が円弧形状に形成されていることから、
前記駆動ギヤ22が前記伝動体4から離間するに先立っ
て、該伝動体4の歯部4cに前記歯体93のロック歯9
2が自動的に係合され、しかも、この歯体93は前記ワ
ンウェイクラッチ94を介してチャック爪締付方向に対
する反対方向への回転が阻止されているため、前記伝動
体4のチャック爪締付方向以外への回転を阻止できて、
前記各チャック爪3を所定の締付位置で確実にロックす
ることができる。その上、前記各チャック爪3のロック
は、前記各回転体8及び前記駆動ギヤ22を係合させる
ため伝動体4に予め設けられている歯部4cを利用し
て、該歯部4cに対する前記歯体93の係合により行わ
れるため、全体構成を簡素化することもできる。そし
て、以上のように、前記ロック体9で前記伝動体4を回
転不能にロックすることにより、該伝動体4に係合する
前記各回転体8を介して前記各チャック爪3を所定の挟
着位置に保持し、これら各チャック爪3で前記ロール状
物を確実に挟着した状態で、前記チャック本体1を切断
装置の切断刃に対し回転させて、前記ロール状物の切断
作業を行うのである。
【0027】しかして、切断作業の終了後には、前述し
た場合と同じく、先ず、前記第1モータ17の駆動で前
記駆動ブロック体2をチャック本体1側に近接する方向
に移動させ、この移動に伴い前記解除操作体10の各操
作体16で前記キックフランジ14を押動させ、前記各
キックピン15を介して前記ロック体9の歯体93を前
記伝動体4の歯部4cから離脱する方向に移動させるこ
とにより、この伝動体4の前記ロック体9によるロック
状態を解除し、前記伝動体4と前記各回転体8とを回転
自由状態に保持し、これと同時に前記伝動体4の歯部4
cに前記駆動ブロック体2側の駆動ギヤ22を係合さ
せ、また、前記ロックギヤ31を前記チャック本体1側
の固定ギヤ7に係合させる。そして、前記駆動ブロック
体2側の第2モータ18が前述した場合とは逆方向に回
転駆動され、これに伴い前記駆動ギヤ22を介して前記
伝動体4及び各回転体8が逆回転され、また、該各回転
体8の回転動力が前記各チャック爪3の従動部3dに伝
達されて、これら各チャック爪3が前記チャック本体1
の中心に対し径方向外方側へと移動され、前記各チャッ
ク爪3が前記ロール状物から離間される。
【0028】従って、以上の電動チャック装置によれ
ば、前記各チャック爪3で前記ロール状物を挟着したり
挟着解除を行うとき、これら挾着及び挾着解除を、前記
各チャック爪3の往復移動操作を人力によることなく機
械力で省力的に行うことができ、しかも、前記各チャッ
ク爪3のロックやロック解除を行うときにも、これらロ
ック及びロック解除を機械力で省力的に行うことができ
て、前記ロール状物を切断するときの作業性を高めるこ
とができる。
【0029】また、前記移動機構23の従動体25に形
成する前記カム溝28は、図9で示したように、その長
さ方向両端側を軸方向に向かって前記駆動ブロック体2
の近接移動方向に変位させた締付用溝部29と締付解除
用溝部30とで形成し、この締付解除用溝部30の変位
量T2を前記締付用溝部29の変位量T1より大きくす
るようにしてもよい。このとき、前記締付用溝部29に
形成する軸方向の変位量T1は、前記送り体24を前記
移動用ギヤ21で回転させて、前記送り体24側に突設
したカムピン27を前記締付用溝部29に沿って移動さ
せ、前記チャック本体1に対し駆動ブロック体2を近接
方向に移動させて前記駆動ギヤ22を前記伝動体4の歯
部4cに係合させるとき、この歯部4cから前記ロック
体9の歯体93に設けたロック歯92が離間されること
なく、該ロック歯92の一部が前記伝動体4の歯部4c
に係合されたままの状態で、前記駆動ギヤ22の前記伝
動体4に対する係合が行われるような大きさの変位量に
設定するのである。
【0030】斯くするときには、前記第1モータ17で
前記送り体24を回転させ、前記カムピン27を前記カ
ム溝28の締付用溝部29に沿って往復移動させること
により、前記駆動ブロック体2を前記チャック本体1に
対し近接離間方向に移動させて、前記伝動体4の歯部4
cに対する前記駆動ギヤ22の係合離脱を確実に行うこ
とができ、また、これら伝動体4と駆動ギヤ22との係
合によって、前記第2モータ18からの回転動力を前記
各回転体8を介して前記各チャック爪3側に伝え、これ
ら各チャック爪3をロール状物に対し締付方向に移動さ
せて、該各チャック爪3によるロール状物の確実な挟着
を行うこともできる。しかも、斯かる各チャック爪3に
よるロール状物の締付時で前記駆動ギヤ22が前記伝動
体4の歯部4cに係合されるとき、この歯部4cから前
記ロック体9の歯体93に設けたロック歯92は離間さ
れることなく、該ロック歯92の一部が前記伝動体4の
歯部4cに係合されたままの状態で、前記駆動ギヤ22
の伝動体4に対する係合が行われるように、前記締付用
溝部29の変位量T1が予め設定されていることから、
前記各チャック爪3によるロール状物の締付後に、前記
チャック本体1を回転させて切断作業を行うべく、該チ
ャック本体1から前記駆動ブロック体2を離間方向に移
動させて、前記駆動ギヤ22の前記伝動体4に対する係
合を解除するとき、この伝動体4の歯部4cは前記歯体
63のロック歯92一部に係合されたままの状態に保持
され、しかも、該ロック歯92は前記ワンウェイクラッ
チ94を介して前記各チャック爪3の締付方向以外には
回転されないのであり、従って、前記伝動体4を逆転さ
せたりすることなく、該伝動体4を前記ロック体9で確
実にロックして、前記各チャック爪3の締付位置からの
緩みを阻止し、これら各チャック爪3を所定の挟着位置
に確実に保持することができる。
【0031】また、前記締付解除用溝部30の変位量T
2は、前記締付用溝部29の変位量T1より大きくされ
るのであり、斯くするときには、前記各チャック爪3を
ロール状物の締付方向にロックして切断作業を行った
後、切断されたロール状物を外部に取出すべく、前記各
チャック爪3を締付解除方向へと移動させる場合に、前
記第1モータ17で前記送り体24を前述した場合とは
逆方向に回転させて、前記カムピン27を前記締付解除
用溝部30に沿って往復移動させることにより、前記チ
ャック本体1に対し前記駆動ブロック体2を近接離間方
向に移動させて、前記伝動体4の歯部4cに対する前記
駆動ギヤ22の係合離脱を確実に行うことができ、ま
た、これら駆動ギヤ22と伝動体4との係合時に、前記
第2モータ18を前述した場合とは逆方向に回転させ
て、その逆方向の回転動力を前記各回転体8を介して前
記各チャック爪3側に伝え、これら各チャック爪3をロ
ール状物に対し締付解除方向に移動させて、該各チャッ
ク爪3を前記ロール状物から確実に取外すこともでき
る。特に、斯かる各チャック爪3の締付解除時に、前記
締付解除用溝部30の変位量T2が前記締付用溝部29
の変位量T1に対し大となるように設定されているた
め、前記締付解除用溝部30に沿った前記カムピン27
の移動により前記駆動ブロック体2をチャック本体1に
対し近接方向に移動させるとき、前記締付解除用溝部3
0の変位量が大とされた分だけ余分に前記駆動ブロック
体2をチャック本体1の近接方向に移動させることがで
きるのであり、従って、前述した各チャック爪3による
ロール状物の締付時には、前記歯体93のロック歯92
一部が前記伝動体4の歯部4cに係合されて、この伝動
体4がロック状態に保持されるのに対し、前記各チャッ
ク爪3のロール状物に対する締付解除時には、前記締付
解除用溝部30の変位量に応じた多くの移動量だけ前記
駆動ブロック体2を余分に移動させ、前記伝動体4の歯
部4cから前記歯体93のロック歯92を離脱させて、
該歯体93による前記伝動体4のロック解除を確実に行
うことができ、この伝動体4をロック解除した状態で前
記駆動ギヤ22を前記伝動体4に係合させ、前記第2モ
ータ18の逆転駆動に伴う前記伝動体4の逆転により前
記各チャック爪3をロール状物から離間させることがで
き、また、これら各チャック爪3が所定の離間位置に移
動された後に、前記駆動ブロック体2をチャック本体1
から離間させるときには、前記締付解除用溝部30に沿
って前記カムピン27を前述した場合とは逆方向に移動
させることにより、前記駆動ギヤ22を前記伝動体4か
ら確実に離間させることもできる。
【0032】以上の実施例では、前記カムピン27を送
り体24側に、かつ、前記カム溝28を従動体25側に
設けたが、前記カムピン27を従動体25側に、また、
前記カム溝28を送り体24側に形成することもでき
る。また、以上の実施例では、前記ロック体9の固定軸
91と歯体93との間にワンウェイクラッチ94を介装
させ、該ワンウェイクラッチ94で前記歯体93を介し
て前記伝動体4の逆回転を阻止するようにしたが、本発
明では、前記ワンウェイクラッチ9をなくし、前記歯体
93を前記固定軸91の軸方向に移動可能で、回転不能
に支持して、該歯体93のロック歯92を前記伝動体4
の歯部4cに対し係脱させるようにしてもよい。この場
合も前記歯部4cとロック歯92の軸方向一端側噛み合
い端部を円弧形状に形成して噛み合い易いようにするの
である。また、前記伝動体4の歯部4cを利用する他、
前記伝動体4の軸方向一端部に、前記歯部4cとは別個
に多数の係合歯を周設するか、または多数の係合歯をも
ったリング部材を取付けて、この係合歯に前記歯体93
のロック歯92を係脱させるようにしてもよいし、ま
た、前記チャック本体1における前記伝動体4との対向
部に、多数の係合歯を周設したロックギヤを前記伝動体
4と同芯上で軸方向移動可能に支持し、更に、該ロック
ギヤを前記伝動体4方向に付勢する押圧ばねを設けると
共に、前記伝動体4の軸方向端部に、前記ロックギヤの
歯部と係脱可能な少なくとも一つの係合突起を設けて、
前記ロックギヤを、前記キックピン15をもったキック
フランジ14と前記操作体16とを介して軸方向に移動
さるようにしてもよいのであって、前記ロック機構11
の構成は特に制限されない。また、本発明チャック装置
におけるチャック本体1は、駆動軸等に取付けて、駆動
回転させるように成す他、駆動回転させないようにして
もよいのである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる電
動チャック装置は、中心に指向し、該中心に対し往復移
動する複数のチャック爪3と、該チャック爪3の従動部
に係合して前記チャック爪3を往復移動させる複数の回
転体8と、これら回転体8を正逆方向に回転駆動する伝
動体4とを有するチャック本体1と、前記伝動体4に離
脱可能に係合する駆動ギヤ22を有すると共に、前記チ
ャック本体1に対し近接離間自在に支持され、近接時、
前記駆動ギヤ22を前記伝動体4に係合させて、該伝動
体4を駆動する駆動ブロック体2とを備え、前記チャッ
ク体1には、前記駆動ブロック体2の離反時、前記伝動
体4に係合して、該伝動体4の回転をロックするロック
体9と、前記駆動ブロック体2の近接時、前記ロック体
9の前記伝動体4に対する係合を解除する解除操作体1
0とを有するロック機構11を設けたから、前記各チャ
ック爪3で例えばロール状物を挟着したり挟着解除を行
うとき、これら挾着及び挾着解除を、前記駆動ブロック
体2側に設ける前記駆動ギヤ22をモータ駆動すること
により、人力によることなく機械力で省力的に行うこと
ができ、しかも、前記各チャック爪3のロックやロック
解除を行うときにも、これらロック及びロック解除を機
械力で省力的に行うことができて、前記ロール状物を切
断するような場合の作業性を高めることができる。
【0034】また、前記ロック体9を、固定軸91と、
外周部にロック歯92をもち、前記固定軸91に回転及
び軸方向移動可能に支持される歯体93と、この歯体9
3の回転方向を伝動体4のチャック爪締付方向の回転の
みに規制するワンウェイクラッチ94と、前記歯体93
のロック歯92を前記伝動体4に係合させる方向に付勢
するばね95とで構成することにより、前記各チャック
爪3でロール状物を所定の締付力で締付けた後、前記チ
ャック本体1に対し前記駆動ブロック体2を離間させる
場合に、前記ばね95の付勢力で前記歯体93のロック
歯92を前記伝動体4の歯部に自動的に係合させ、しか
も、この伝動体4がチャック爪締付方向に対し反対方向
に回転されるのを前記ワンウェイクラッチ94で阻止し
て、前記各チャック爪3を所定の締付位置で確実にロッ
クできるのであり、その上、これら各チャック爪3のロ
ックは、前記各回転体8及び前記駆動ギヤ22を係合さ
せるため前記伝動体4に予め設けられている歯部を利用
し、該歯部に対する前記歯体83の係合により行い得る
ため、全体構成を簡素化することもできる。
【0035】さらに、前記チャック本体1と前記駆動ブ
ロック体2との間に、該駆動ブロック体2を前記チャッ
ク本体1に対し近接離間させる移動機構23を設け、こ
の移動機構23を、前記チャック本体1から延び、モー
タ駆動される送り体24と、前記駆動ブロック体2から
延び、前記送り体24に対向する従動体25と、前記送
り体24と前記従動体25との一方に設けるカム溝28
と、他方に設けられ前記カム溝28に係合するカムピン
27とから構成し、また、前記カム溝28を、前記伝動
体4の回転方向に向かって延び、かつ、その長さ方向両
端側を軸方向に向かって前記駆動ブロック体2の近接移
動方向に変位させた締付用溝部29と締付解除用溝部3
0とで形成し、この締付解除用溝部30の変位量を前記
締付用溝部29の変位量より大きくするときには、前記
送り体24をモータ駆動で回転させて、前記カムピン2
7を前記カム溝28の締付用溝部29に沿って往復移動
させることにより、前記駆動ブロック体2を前記チャッ
ク本体1に対し近接離間方向に移動させて、前記駆動ギ
ヤ22の前記伝動体4に対する係合離脱を確実に行うこ
とができ、また、これら伝動体4と駆動ギヤ22との係
合によって前記各チャック爪3をロール状物に対し締付
方向に移動させて、該各チャック爪3によるロール状物
の確実な挟着を行うこともできる。しかも、斯かる各チ
ャック爪3によるロール状物の締付時で前記駆動ギヤ2
2が前記伝動体4に係合されるとき、この伝動体4から
前記ロック機構11のロック体9が離間されることな
く、該ロック体9の一部が前記伝動体4に係合されたま
まの状態で、前記駆動ギヤ22の伝動体4に対する係合
が行われるように、前記締付用溝部29の変位量を予め
設定しておくことより、前記各チャック爪3によるロー
ル状物の締付後に、前記チャック本体1を回転させて切
断作業などを行うべく、該チャック本体1から前記駆動
ブロック体2を離間方向に移動させて、前記駆動ギヤ2
2の前記伝動体4に対する係合を解除するとき、この伝
動体4は前記ロック体9に係合されたままの状態に保持
されることとなるため、前記伝動体4が逆転したりする
ことなく、前記各チャック爪3の締付位置からの緩みを
確実に阻止することができる。
【0036】また、以上のように、前記各チャック爪3
で前記ロール状物を締付状態にロックして切断作業など
を行った後、切断されたロール状物を外部に取出すべ
く、前記各チャック爪3を締付解除方向へと移動させる
ときには、前記送り体24を前述した場合とは逆方向に
回転させて、前記カムピン27を前記カム溝28の締付
解除用溝部30に沿って移動させることにより、前記チ
ャック本体1に対し前記駆動ブロック体2を近接方向に
移動させて、前記伝動体4に前記駆動ギヤ22を係合さ
せ、該駆動ギヤ22を介して前記伝動体4を前述した場
合とは逆方向に回転させ、前記各チャック爪3をロール
状物に対し締付解除方向に確実に移動させることがで
き、しかも、斯かる各チャック爪3の締付解除時に、前
記カム溝28に設けられた締付解除用溝部30の変位量
は、前記締付用溝部29の変位量に対し大となるように
形成されているため、前記締付解除用溝部30に沿った
前記カムピン27の移動により前記駆動ブロック体2を
チャック本体1に対し近接方向に移動させるとき、前記
締付解除用溝部30の変位量が大とされた分だけ余分に
前記駆動ブロック体2をチャック本体1の近接方向に移
動させることができるのであり、従って、前述した各チ
ャック爪3によるロール状物の締付時には、前記伝動体
4が前記ロック体9でロック状態に保持されるのに対
し、前記各チャック爪3のロール状物に対する締付解除
時には、前記締付解除用溝部30の変位量に応じた多く
の移動量だけ前記駆動ブロック体2を余分に移動させ
て、前記伝動体4のロック体9によるロックを確実に解
除することができ、このロック体9によるロックを解除
した状態で前記駆動ギヤ22を前記伝動体4に係合させ
て、該伝動体4の逆転によって前記各チャック爪3をロ
ール状物から離間させることができ、また、該各チャッ
ク爪3が所定の離間位置に移動された後に、前記駆動ブ
ロック体2をチャック本体1から離間させるときには、
前記締付解除用溝部30に沿って前記カムピン27を前
述した場合とは逆方向に移動させることにより、前記駆
動ギヤ22を前記伝動体4から確実に離間させることも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電動チャック装置の要部を示す
縦断側面図。
【図2】その移動状態を示す縦断側面図。
【図3】図1のX−X線断面図。
【図4】図1のY−Y線断面図。
【図5】ロック体部分の拡大正断面図。
【図6】同ロック体と解除操作体の一部分とを示す拡大
正断面図。
【図7】ロック体の歯体と伝動体との各歯部とを示す平
面図。
【図8】ロックギヤと操作体との部分を示す正面図。
【図9】カム溝の展開図。
【符号の説明】
1 チャック本体 2 駆動ブロック体 3 チャック爪 3d 従動部 4 伝動体 8 回転体 9 ロック体 91 固定軸 92 ロック歯 93 歯体 94 ワンウェイクラッチ 95 ばね 10 解除操作体 11 ロック機構 22 駆動ギヤ 23 移動機構 24 送り体 25 従動体 27 カムピン 28 カム溝 29 締付用溝部 30 締付解除用溝部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心に指向し、該中心に対し往復移動す
    る複数のチャック爪(3)と、該チャック爪(3)の従
    動部に係合して前記チャック爪(3)を往復移動させる
    複数の回転体(8)と、これら回転体(8)を正逆方向
    に回転駆動する伝動体(4)とを有するチャック本体
    (1)と、 前記伝動体(4)に離脱可能に係合する駆動ギヤ(2
    2)を有すると共に、前記チャック本体(1)に対し近
    接離間自在に支持され、近接時、前記駆動ギヤ(22)
    を前記伝動体(4)に係合させて、該伝動体(4)を駆
    動する駆動ブロック体(2)とを備え、 前記チャック体(1)は、前記駆動ブロック体(2)の
    離反時、前記伝動体(4)に係合して、該伝動体(4)
    の回転をロックするロック体(9)と、前記駆動ブロッ
    ク体(2)の近接時、前記ロック体(9)の前記伝動体
    (4)に対する係合を解除する解除操作体(10)とを
    有するロック機構(11)を備えていることを特徴とす
    る電動チャック装置。
  2. 【請求項2】 ロック体(9)は、固定軸(91)と、
    外周部にロック歯(92)をもち、前記固定軸(91)
    に回転及び軸方向移動可能に支持される歯体(93)
    と、この歯体(93)の回転方向を伝動体(4)のチャ
    ック爪締付方向の回転のみに規制するワンウェイクラッ
    チ(94)と、前記歯体(93)のロック歯(92)を
    前記伝動体(4)に係合させる方向に付勢するばね(9
    5)とを備えている請求項1記載の電動チャック装置。
  3. 【請求項3】 チャック本体(1)と駆動ブロック体
    (2)との間には、該駆動ブロック体(2)を前記チャ
    ック本体(1)に対し近接離間させる移動機構(23)
    を備え、この移動機構(23)は、前記チャック本体
    (1)から延び、モータ駆動される送り体(24)と、
    前記駆動ブロック体(2)から延び、前記送り体(2
    4)に対向する従動体(25)と、前記送り体(24)
    と従動体(25)との一方に設けるカム溝(28)と、
    他方に設けられ前記カム溝(28)に係合するカムピン
    (27)とから成り、前記カム溝(28)は、伝動体
    (4)の回転方向に向かって延び、かつ、その長さ方向
    両端側を軸方向に向かって前記駆動ブロック体(2)の
    近接移動方向に変位させた締付用溝部(29)と締付解
    除用溝部(30)とを備え、この締付解除用溝部(3
    0)の変位量を前記締付用溝部(29)の変位量より大
    きくしている請求項1記載の電動チャック装置。
JP15070893A 1993-06-22 1993-06-22 電動チャック装置 Pending JPH071211A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103624284A (zh) * 2013-10-25 2014-03-12 陕西航空电气有限责任公司 一种车床用三爪卡盘
CN104353854A (zh) * 2014-10-30 2015-02-18 程敬卿 一种轴类零件用鸡心块夹具
CN118650557A (zh) * 2024-05-31 2024-09-17 杭州大和江东新材料科技有限公司 一种大尺寸陶瓷圆盘端面平面度的加工装置及方法

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