JPH0712203A - 円筒ウォ−ムギヤの歯形決定方法及びその方法により得られる円筒ウォ−ムギヤ歯形並びに円筒ウォ−ムギヤの歯形決定のための装置 - Google Patents
円筒ウォ−ムギヤの歯形決定方法及びその方法により得られる円筒ウォ−ムギヤ歯形並びに円筒ウォ−ムギヤの歯形決定のための装置Info
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- JPH0712203A JPH0712203A JP17748893A JP17748893A JPH0712203A JP H0712203 A JPH0712203 A JP H0712203A JP 17748893 A JP17748893 A JP 17748893A JP 17748893 A JP17748893 A JP 17748893A JP H0712203 A JPH0712203 A JP H0712203A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウォ−ムホイ−ルとウォ−ムの接触線のなす
角をより大ならしめるような円筒ウォ−ムギヤの歯形を
決定する方法を確立し、さらには円筒ウォ−ムギヤの性
能をバランスよく改善する。 【構成】 円筒ウォ−ムギヤにおいて、ウォ−ム軸に垂
直な平面上に投影された接触線の1本を仮定し、かつ又
ウォ−ム軸を含むウォ−ム中央平面内に於て、求めたい
ウォ−ム歯形上の一点を仮定し、かつこの点に於ける歯
形の接線の傾きを仮定し、これらの仮定から逐次ウォ−
ム歯形及びホイ−ル歯形を求める。
角をより大ならしめるような円筒ウォ−ムギヤの歯形を
決定する方法を確立し、さらには円筒ウォ−ムギヤの性
能をバランスよく改善する。 【構成】 円筒ウォ−ムギヤにおいて、ウォ−ム軸に垂
直な平面上に投影された接触線の1本を仮定し、かつ又
ウォ−ム軸を含むウォ−ム中央平面内に於て、求めたい
ウォ−ム歯形上の一点を仮定し、かつこの点に於ける歯
形の接線の傾きを仮定し、これらの仮定から逐次ウォ−
ム歯形及びホイ−ル歯形を求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒ウォ−ムギヤの歯
形決定方法及びその方法により得られる円筒ウォ−ムギ
ヤ歯形並びに円筒ウォ−ムギヤの歯形決定のための装置
に関するものである。
形決定方法及びその方法により得られる円筒ウォ−ムギ
ヤ歯形並びに円筒ウォ−ムギヤの歯形決定のための装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】円筒ウォ−ムギヤについて負荷容量、効
率、寿命等の性能を改善する方法としては、ウォ−ムを
インボリュ−ト歯形として転位歯車とする方法や、ウォ
−ムを凹円弧歯形とする方法等が提案されている。特
に、凹円弧歯形はニ−マン歯形あるいはカベックス歯形
と呼ばれており、ウォ−ムの歯形に凹面をもたせるだけ
でなく、凹円弧歯形を基本型として、これに種々の改良
が加えられている。
率、寿命等の性能を改善する方法としては、ウォ−ムを
インボリュ−ト歯形として転位歯車とする方法や、ウォ
−ムを凹円弧歯形とする方法等が提案されている。特
に、凹円弧歯形はニ−マン歯形あるいはカベックス歯形
と呼ばれており、ウォ−ムの歯形に凹面をもたせるだけ
でなく、凹円弧歯形を基本型として、これに種々の改良
が加えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
方法で円筒ウォ−ムギヤの歯形を改良していったとして
も、ウォ−ムホイ−ル歯底近辺(=ウォ−ム出口側での
接触)の接触線が相対滑り方向に対し平行になる傾向ま
では改善することはできていない。
方法で円筒ウォ−ムギヤの歯形を改良していったとして
も、ウォ−ムホイ−ル歯底近辺(=ウォ−ム出口側での
接触)の接触線が相対滑り方向に対し平行になる傾向ま
では改善することはできていない。
【0004】ここで、接触線とは、ウォ−ムホイ−ルと
ウォ−ムの接触線であり、次のようにして求められるも
のである。ラックのピッチ線W1は図6(b)に示すとお
り、ピッチ点CAを通る直線である。CAを通りこれに垂
直な線はウォ−ムホイ−ルの軸を通る。断面Aはピッチ
点をふくむ面である。CAからそれぞれの断面(IよりX
I)における歯形曲線におろした垂線の足をつらねた曲線
が接触線である。ここでは断面VIIIの歯形に点CAから
おろされた垂線が示されている。他の断面においてもこ
の方式を進めて軸直角断面に投影した接触線mが得られ
る(図6(a),図7(a))。
ウォ−ムの接触線であり、次のようにして求められるも
のである。ラックのピッチ線W1は図6(b)に示すとお
り、ピッチ点CAを通る直線である。CAを通りこれに垂
直な線はウォ−ムホイ−ルの軸を通る。断面Aはピッチ
点をふくむ面である。CAからそれぞれの断面(IよりX
I)における歯形曲線におろした垂線の足をつらねた曲線
が接触線である。ここでは断面VIIIの歯形に点CAから
おろされた垂線が示されている。他の断面においてもこ
の方式を進めて軸直角断面に投影した接触線mが得られ
る(図6(a),図7(a))。
【0005】また、相対滑り方向とは、接触点でのウォ
−ム速度とホイ−ル速度の差をベクトル的に合成したベ
クトルの方向である。
−ム速度とホイ−ル速度の差をベクトル的に合成したベ
クトルの方向である。
【0006】前述したように、接触線が相対滑り方向に
対して平行になると、効率改善の妨げとなる。逆に、接
触線が相対滑り方向に対し、ほぼ垂直になっていると、
潤滑油膜が最も形成されやすい状態となる。すなわち、
流体潤滑の油膜による動力伝達の割合が比較的大きく、
油膜が切れにくいので、摩擦係数が小さくなる。
対して平行になると、効率改善の妨げとなる。逆に、接
触線が相対滑り方向に対し、ほぼ垂直になっていると、
潤滑油膜が最も形成されやすい状態となる。すなわち、
流体潤滑の油膜による動力伝達の割合が比較的大きく、
油膜が切れにくいので、摩擦係数が小さくなる。
【0007】従来の歯形では、接触線が相対滑り方向に
対して平行に近いので、潤滑油膜ができにくく、油膜が
切れてしまうので摩擦仕事が発生する割合が多く、焼付
が生じ易くなったり、ウォ−ムの寿命の低下にもつなが
っていた。
対して平行に近いので、潤滑油膜ができにくく、油膜が
切れてしまうので摩擦仕事が発生する割合が多く、焼付
が生じ易くなったり、ウォ−ムの寿命の低下にもつなが
っていた。
【0008】一方、従来の凹円弧改良歯形は、同時かみ
合歯数が少なくなっている反面、相対曲率半径を大きく
するという点については改善が見られるが、全体として
負荷容量がそれほど増加しない、という欠点を残してい
る。
合歯数が少なくなっている反面、相対曲率半径を大きく
するという点については改善が見られるが、全体として
負荷容量がそれほど増加しない、という欠点を残してい
る。
【0009】これは、従来の改善策が、接触線と相対滑
り方向とのなす角を大ならしめるようにする、という設
計項目を設計、生産技術上の制約より達成できなかった
ことに起因するものである。
り方向とのなす角を大ならしめるようにする、という設
計項目を設計、生産技術上の制約より達成できなかった
ことに起因するものである。
【0010】本発明は、上記従来の改善策の問題点に鑑
み、ウォ−ムホイ−ルとウォ−ムの接触線のなす角をよ
り大ならしめるような円筒ウォ−ムギヤの歯形を決定す
る方法を確立し、さらには円筒ウォ−ムギヤの性能をバ
ランスよく改善することを目的とする。
み、ウォ−ムホイ−ルとウォ−ムの接触線のなす角をよ
り大ならしめるような円筒ウォ−ムギヤの歯形を決定す
る方法を確立し、さらには円筒ウォ−ムギヤの性能をバ
ランスよく改善することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】円筒ウォ−ムギヤにおい
て、ウォ−ム軸に垂直な平面上に投影された接触線の1
本を仮定し、かつ又ウォ−ム軸を含むウォ−ム中央平面
内に於て、求めたいウォ−ム歯形上の一点を仮定し、か
つこの点に於ける歯形の接線の傾きを仮定し、これらの
仮定から逐次ウォ−ム歯形及びホイ−ル歯形を求める。
そして、ウォ−ム軸に垂直な平面上に投影された接触線
の1本を直線とした場合の基準軸からのその直線の回転
角φ0を20°≦|φ0|≦45°の範囲から採択し、仮
定したウォ−ム歯形上の一点に於ける歯形の接線の傾き
(dζ/dξ)0が0≦|tan -1(dζ/dξ)0 |≦35
°の範囲から採択して上記の歯形決定方法より最適の円
筒ウォ−ムギヤ歯形を得る。さらに、上記方法を実現す
る手段として、表示部と入力部とメモリ部と出力部と処
理部とから歯形決定のための装置を構成する。
て、ウォ−ム軸に垂直な平面上に投影された接触線の1
本を仮定し、かつ又ウォ−ム軸を含むウォ−ム中央平面
内に於て、求めたいウォ−ム歯形上の一点を仮定し、か
つこの点に於ける歯形の接線の傾きを仮定し、これらの
仮定から逐次ウォ−ム歯形及びホイ−ル歯形を求める。
そして、ウォ−ム軸に垂直な平面上に投影された接触線
の1本を直線とした場合の基準軸からのその直線の回転
角φ0を20°≦|φ0|≦45°の範囲から採択し、仮
定したウォ−ム歯形上の一点に於ける歯形の接線の傾き
(dζ/dξ)0が0≦|tan -1(dζ/dξ)0 |≦35
°の範囲から採択して上記の歯形決定方法より最適の円
筒ウォ−ムギヤ歯形を得る。さらに、上記方法を実現す
る手段として、表示部と入力部とメモリ部と出力部と処
理部とから歯形決定のための装置を構成する。
【0012】表示部は、少なくとも、ウォ−ム軸を含む
ウォ−ム中央平面内において求めるべき歯形上の点の座
標およびこの座標点における歯形の接線の仮定傾きに関
する項目ならびにウォ−ム軸に垂直な平面上に投影され
た仮定接触線に関する項目を逐次入力させるための初期
値入力フォ−マットを表示するものである。
ウォ−ム中央平面内において求めるべき歯形上の点の座
標およびこの座標点における歯形の接線の仮定傾きに関
する項目ならびにウォ−ム軸に垂直な平面上に投影され
た仮定接触線に関する項目を逐次入力させるための初期
値入力フォ−マットを表示するものである。
【0013】メモリ部は、上記初期値入力フォ−マット
を用いて入力されたデ−タをストアする初期値ファイル
と、微分方程式を数値計算によって解くにあたり、単数
または複数の数値解法について数値計算に必要なきざみ
幅等のデ−タを各数値解法に対応してストアする数値解
法定数ファイルと、円筒ウォ−ムギヤの少なくとも、負
荷能力および効率に関するデ−タをストアする設計事項
ファイルとを含む。
を用いて入力されたデ−タをストアする初期値ファイル
と、微分方程式を数値計算によって解くにあたり、単数
または複数の数値解法について数値計算に必要なきざみ
幅等のデ−タを各数値解法に対応してストアする数値解
法定数ファイルと、円筒ウォ−ムギヤの少なくとも、負
荷能力および効率に関するデ−タをストアする設計事項
ファイルとを含む。
【0014】上記処理部は、上記初期値入力フォ−マッ
トを上記表示部に表示させ、表示された初期値入力フォ
−マットにしたがって上記入力部から入力されたデ−タ
を上記初期値ファイルにストアする第1の処理手段と、
上記初期値ファイルにストアされている初期値入力フォ
−マットを用いて入力されたデ−タと、上記数値解法定
数ファイルにストアされている数値計算に必要なデ−タ
とを用いてウォ−ム歯形とホイ−ル歯形の座標値をきざ
み幅ごとに逐次計算する第2の処理手段と、第2の処理
手段により計算されたウォ−ム歯形とホイ−ル歯形の座
標値群よりウォ−ムとホイ−ル間の接触線および相対曲
率半径を計算する第3の処理手段と、第3の処理手段に
より計算された上記接触線および相対曲率半径を用い
て、設計事項ファイルにストアされている少なくとも、
負荷能力および効率に関するデ−タとの比較を行なう第
4の処理手段と、第4の処理手段による比較の結果、所
望の設計事項を満足しない場合に第1の処理手段に帰還
させ、比較の結果、所望の設計事項を満足する場合に上
記第2の処理手段により計算されたウォ−ム歯形とホイ
−ル歯形の座標値群を上記出力部から出力させる第5の
処理手段とを含んでいる。
トを上記表示部に表示させ、表示された初期値入力フォ
−マットにしたがって上記入力部から入力されたデ−タ
を上記初期値ファイルにストアする第1の処理手段と、
上記初期値ファイルにストアされている初期値入力フォ
−マットを用いて入力されたデ−タと、上記数値解法定
数ファイルにストアされている数値計算に必要なデ−タ
とを用いてウォ−ム歯形とホイ−ル歯形の座標値をきざ
み幅ごとに逐次計算する第2の処理手段と、第2の処理
手段により計算されたウォ−ム歯形とホイ−ル歯形の座
標値群よりウォ−ムとホイ−ル間の接触線および相対曲
率半径を計算する第3の処理手段と、第3の処理手段に
より計算された上記接触線および相対曲率半径を用い
て、設計事項ファイルにストアされている少なくとも、
負荷能力および効率に関するデ−タとの比較を行なう第
4の処理手段と、第4の処理手段による比較の結果、所
望の設計事項を満足しない場合に第1の処理手段に帰還
させ、比較の結果、所望の設計事項を満足する場合に上
記第2の処理手段により計算されたウォ−ム歯形とホイ
−ル歯形の座標値群を上記出力部から出力させる第5の
処理手段とを含んでいる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例について説明す
る。図1は、歯形決定装置のハ−ド構成の概要を示して
いる。歯形決定装置は中央処理装置(CPU)1をその
中心的な装置として備えている。CPU1としては、い
わゆるパ−ソナ−・コンピュ−タを用いることが好まし
いが、数値解法、数値計算のきざみ幅に応じて最適なも
のが選択される。
る。図1は、歯形決定装置のハ−ド構成の概要を示して
いる。歯形決定装置は中央処理装置(CPU)1をその
中心的な装置として備えている。CPU1としては、い
わゆるパ−ソナ−・コンピュ−タを用いることが好まし
いが、数値解法、数値計算のきざみ幅に応じて最適なも
のが選択される。
【0016】各種のデ−タを入力したり決定されたウォ
−ム歯形とホイ−ル歯形の座標値群の出力指令を入力し
たりするためのキ−ボ−ド3、入力デ−タ、出力デ−タ
等を表示するためのディスプレイ、好ましくはCRT
4、および決定された歯形の座標値群を出力するための
プリンタ5が、CPU1にその入出力機器として接続さ
れている。
−ム歯形とホイ−ル歯形の座標値群の出力指令を入力し
たりするためのキ−ボ−ド3、入力デ−タ、出力デ−タ
等を表示するためのディスプレイ、好ましくはCRT
4、および決定された歯形の座標値群を出力するための
プリンタ5が、CPU1にその入出力機器として接続さ
れている。
【0017】CPU1にはまた、歯形決定用のプログラ
ムをストアするとともに、歯形決定に必要なデ−タをス
トアするためのハ−ドディスク2が接続されている。
ムをストアするとともに、歯形決定に必要なデ−タをス
トアするためのハ−ドディスク2が接続されている。
【0018】図2は円筒ウォ−ムギヤの歯形決定の処理
手順を示している。まず、ディスプレイ4の画面上に表
示されている初期値入力フォ−マットに従って、歯形の
設計者は、ウォ−ム歯形先端の座標(ξ0,ζ0)と歯形
接線の傾き(dζ/dξ)0を仮定し(図3)、それをキ
−ボ−ド3から入力する(ステップ11)。
手順を示している。まず、ディスプレイ4の画面上に表
示されている初期値入力フォ−マットに従って、歯形の
設計者は、ウォ−ム歯形先端の座標(ξ0,ζ0)と歯形
接線の傾き(dζ/dξ)0を仮定し(図3)、それをキ
−ボ−ド3から入力する(ステップ11)。
【0019】ここで、図4の右上にも示しているよう
に、ウォ−ム中央平面上(ξ−ζ平面)におけるウォ−ム
歯形上の点の座標を(ξ,ζ)とし、このウォ−ム中央
平面に平行でしかも中央平面からZだけ離れた平面を以
下M平面と呼ぶこととする。
に、ウォ−ム中央平面上(ξ−ζ平面)におけるウォ−ム
歯形上の点の座標を(ξ,ζ)とし、このウォ−ム中央
平面に平行でしかも中央平面からZだけ離れた平面を以
下M平面と呼ぶこととする。
【0020】続いて、ディスプレイ4の画面上に表示さ
れている初期値入力フォ−マットにおいて同時接触線が
直線となる場合のφの値をきいてくるので、設計者はそ
の値φ0をキ−ボ−ド3から入力する(ステップ1
2)。
れている初期値入力フォ−マットにおいて同時接触線が
直線となる場合のφの値をきいてくるので、設計者はそ
の値φ0をキ−ボ−ド3から入力する(ステップ1
2)。
【0021】ここで、同時接触線が直線となる場合のφ
の値φ=φ0 とは、次のようなものである。すなわち、
図5に示すようにまずウォ−ム軸直角断面へのウォ−
ム,ホイ−ル両歯の同時接触線投影線を1本設定する。
これをMlineと称する。図5の例ではウォ−ム軸心Oを
通る直線を仮定しているため、Mlineはφ=φ0=const
と表記できる(ここにφはウォ−ム軸直角断面座標O−
ξZ座標におけるξ軸よりMlineまでの回転角を示
す)。
の値φ=φ0 とは、次のようなものである。すなわち、
図5に示すようにまずウォ−ム軸直角断面へのウォ−
ム,ホイ−ル両歯の同時接触線投影線を1本設定する。
これをMlineと称する。図5の例ではウォ−ム軸心Oを
通る直線を仮定しているため、Mlineはφ=φ0=const
と表記できる(ここにφはウォ−ム軸直角断面座標O−
ξZ座標におけるξ軸よりMlineまでの回転角を示
す)。
【0022】以上3つの仮定を基に以下の手順でウォ−
ム歯形,ホイ−ル歯形を求める。即ち、ウォ−ムとホイ
−ルの接触の条件式は(1)に示される。
ム歯形,ホイ−ル歯形を求める。即ち、ウォ−ムとホイ
−ルの接触の条件式は(1)に示される。
【0023】
【数1】
【0024】ここに、 ψ :ホイ−ルの転がり角 Rw:ウォ−ムホイ−ルピッチ円半径 Rh:ウォ−ムピッチ円半径 γh:ウォ−ムピッチ円筒上進み角 m :軸モジュ−ル χ :軸位係数 (ξ,ζ):ウォ−ム歯形の座標 φ :ウォ−ム軸直角断面座標O−ξZ座標に於けるξ
軸よりMlineまでの回転角、 である。本式にξ=ξ0、ζ=ζ0、dζ/dξ=(dζ
/dξ)0、φ=φ0を代入する事により、(ξ0,ζ0)
点と接触するホイ−ル歯面上の点を求めるパラメ−タψ
=ψ0=ψ(ξ0,ζ0,(dζ/dξ)0,φ0)を求める
事ができる(ステップ13)。
軸よりMlineまでの回転角、 である。本式にξ=ξ0、ζ=ζ0、dζ/dξ=(dζ
/dξ)0、φ=φ0を代入する事により、(ξ0,ζ0)
点と接触するホイ−ル歯面上の点を求めるパラメ−タψ
=ψ0=ψ(ξ0,ζ0,(dζ/dξ)0,φ0)を求める
事ができる(ステップ13)。
【0025】ウォ−ム歯形よりホイ−ル歯形を求める式
は(2)式に示される。
は(2)式に示される。
【0026】
【数2】
【0027】但し、φ=sin - 1(Z/ξ) (X,Y):ホイ−ル歯形の座標
【0028】本式にξ=ξ0,ζ=ζ0,φ=φ0,ψ=
ψ0を代入する事によりウォ−ム歯形(ξ0,ζ0)に対応
するX−Y基準平面(Z=0)でのホイ−ル歯形上の点
(X0,Y0)を求める事ができる(ステップ14)。
ψ0を代入する事によりウォ−ム歯形(ξ0,ζ0)に対応
するX−Y基準平面(Z=0)でのホイ−ル歯形上の点
(X0,Y0)を求める事ができる(ステップ14)。
【0029】O−ξζ面内において、(ξ0,ζ0)より
ξ軸方向に微少距離hだけ動いた点での歯形を求める。 ξ1=ξ0−h ζ1=ζ0−h・(dζ/dξ)0 (1)式にψ=ψ0,ξ=ξ1,ζ=ζ1,φ=φ0を代入
し、 (dζ/dξ)1=f(ξ1,ζ1) を求める。(2)式にξ=ξ1,ζ=ζ1,ψ=ψ0代入
することによりウォ−ム歯形(ξ1,ζ1)に対応するホ
イ−ル歯形上の点(X1,Y1)を求めることができる。
ξ軸方向に微少距離hだけ動いた点での歯形を求める。 ξ1=ξ0−h ζ1=ζ0−h・(dζ/dξ)0 (1)式にψ=ψ0,ξ=ξ1,ζ=ζ1,φ=φ0を代入
し、 (dζ/dξ)1=f(ξ1,ζ1) を求める。(2)式にξ=ξ1,ζ=ζ1,ψ=ψ0代入
することによりウォ−ム歯形(ξ1,ζ1)に対応するホ
イ−ル歯形上の点(X1,Y1)を求めることができる。
【0030】以下、ウォ−ム歯形の輪郭が求まるまで
(1)式をベ−スに ξi+1=ξi−h、 ζi+1=ζi−h・f(ξi,ζi)、 (h:きざみ幅,i=0,1,2,3・・・) が成り立ち(ステップ15)、(1)式にこれらを代入
して (dζ/dξ)i+1=f(ξi+1,ζi+1) が求まり(ステップ16)、(2)式にξ=ξi+1,ζ=
ζi+1,ψ=ψ0を代入することによりウォ−ム歯形(ξ
i+1,ζi+1)に対応するウォ−ム軸に平行な平面でのホ
イ−ル歯形上の点(Xi+1,Yi+1)を逐次計算により求
めることができる(ステップ17)。
(1)式をベ−スに ξi+1=ξi−h、 ζi+1=ζi−h・f(ξi,ζi)、 (h:きざみ幅,i=0,1,2,3・・・) が成り立ち(ステップ15)、(1)式にこれらを代入
して (dζ/dξ)i+1=f(ξi+1,ζi+1) が求まり(ステップ16)、(2)式にξ=ξi+1,ζ=
ζi+1,ψ=ψ0を代入することによりウォ−ム歯形(ξ
i+1,ζi+1)に対応するウォ−ム軸に平行な平面でのホ
イ−ル歯形上の点(Xi+1,Yi+1)を逐次計算により求
めることができる(ステップ17)。
【0031】本実施例では図5においてMlineを簡単の
ためφ=φ0=constとしたが、一般にはφ=φ(ξ)で与
えられれば十分である。また、図3で初期値(ξ0,
ζ0,(dζ/dξ)0)を与える位置をウォ−ム歯形の
歯先としたが、一般には、求めたいウォ−ム歯形上のど
の位置でも良い。
ためφ=φ0=constとしたが、一般にはφ=φ(ξ)で与
えられれば十分である。また、図3で初期値(ξ0,
ζ0,(dζ/dξ)0)を与える位置をウォ−ム歯形の
歯先としたが、一般には、求めたいウォ−ム歯形上のど
の位置でも良い。
【0032】次にこのプロセスを逆にたどり、(1)式
によりψ=ψ(ξ,ζ,dξ/dζ,φ)をパラメ−タ
としてφそしてZを求めO−ξZ面内の接触線を再計算
する(ステップ19)。当然この中の一本はMlineその
ものとなっている。さらに相対曲率半径ρも求める(ス
テップ20)。全体として接触線の出方、相対曲率半
径、同時かみ合歯数等チェックし、予想した様に性能が
改善されている事が確認されればウォ−ムねじ歯形は決
定される(ステップ21)。もし、改善具合が不十分で
あれば、さらにMlineをM2line,M3lineと変更して行
き、もう1度同じプロセスを経て理想的ウォ−ムねじ歯
形を決定するものである(ステップ22)。
によりψ=ψ(ξ,ζ,dξ/dζ,φ)をパラメ−タ
としてφそしてZを求めO−ξZ面内の接触線を再計算
する(ステップ19)。当然この中の一本はMlineその
ものとなっている。さらに相対曲率半径ρも求める(ス
テップ20)。全体として接触線の出方、相対曲率半
径、同時かみ合歯数等チェックし、予想した様に性能が
改善されている事が確認されればウォ−ムねじ歯形は決
定される(ステップ21)。もし、改善具合が不十分で
あれば、さらにMlineをM2line,M3lineと変更して行
き、もう1度同じプロセスを経て理想的ウォ−ムねじ歯
形を決定するものである(ステップ22)。
【0033】ウォ−ムねじ歯形から最後にウォ−ムねじ
切(研削)工具歯形を求める。簡単にはウォ−ム軸断面
歯形を持つ総形バイトでねじ切りすれば、求めるウォ−
ムねじ歯形が得られる。
切(研削)工具歯形を求める。簡単にはウォ−ム軸断面
歯形を持つ総形バイトでねじ切りすれば、求めるウォ−
ムねじ歯形が得られる。
【0034】
【発明の効果】この発明によると、理想的な接触線を最
初に仮定し、初期値入力フォ−マットから仮定接触線と
して入力して、数値計算によりウォ−ムギヤ歯形を決定
できるので、従来凹円弧歯形等では改善し切れなかった
接触線の出具合をかなりの自由度で設定でき、その為効
率の改善と負荷容量の改善が進められるようになる。
初に仮定し、初期値入力フォ−マットから仮定接触線と
して入力して、数値計算によりウォ−ムギヤ歯形を決定
できるので、従来凹円弧歯形等では改善し切れなかった
接触線の出具合をかなりの自由度で設定でき、その為効
率の改善と負荷容量の改善が進められるようになる。
【0035】この歯形決定方法において、歯形に最も大
きく影響するパラメ−タであるφ0と(dζ/dξ)0の
範囲を絞り込んだので、仕様に応じて最適の歯形を効率
良く決定できる。
きく影響するパラメ−タであるφ0と(dζ/dξ)0の
範囲を絞り込んだので、仕様に応じて最適の歯形を効率
良く決定できる。
【図1】歯形決定装置のハ−ド構成の概要を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図2】円筒ウォ−ムギヤの歯形決定の処理の一例を示
すフロ−チャ−ト。
すフロ−チャ−ト。
【図3】ウォ−ム歯形計算の初期値を説明するための
図。
図。
【図4】ウォ−ムとホイ−ルの座標系を説明するための
図。
図。
【図5】ウォ−ム軸中心に向かって直線である同時接触
線を説明するための図。
線を説明するための図。
【図6】ウォ−ムギヤの接触線を説明するための図であ
り、(a)は、ウォ−ム歯面上の接触線の位置をウォ−ム
の軸直角断面に投影したもの、IよりXIはここでとり
あつかう断面の位置を示す。B1よりB7は、計算に必要
な接触線上の点である。これらの点は接触線を2つに分
けたそれぞれの中央の点である。(b)は、断面IよりX
Iにおけるウォ−ムの歯面の断面。
り、(a)は、ウォ−ム歯面上の接触線の位置をウォ−ム
の軸直角断面に投影したもの、IよりXIはここでとり
あつかう断面の位置を示す。B1よりB7は、計算に必要
な接触線上の点である。これらの点は接触線を2つに分
けたそれぞれの中央の点である。(b)は、断面IよりX
Iにおけるウォ−ムの歯面の断面。
【図7】図6と同様、ウォ−ムギヤの接触線を説明する
ための図であり、(a)は、ウォ−ムホイ−ル歯面上の接
触線の位置をウォ−ムの軸直角断面に投影したもの。
(b)は、ウォ−ムとウォ−ムホイ−ルのかみあい、左は
ウォ−ムの軸直角断面、右はウォ−ムの軸断面。
ための図であり、(a)は、ウォ−ムホイ−ル歯面上の接
触線の位置をウォ−ムの軸直角断面に投影したもの。
(b)は、ウォ−ムとウォ−ムホイ−ルのかみあい、左は
ウォ−ムの軸直角断面、右はウォ−ムの軸断面。
1 CPU 2 ハ−ドディスク 3 キ−ボ−ド 4 ディスプレイ 5 プリンタ
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒ウォ−ムギヤにおいて、ウォ−ム軸
に垂直な平面上に投影された接触線の1本を仮定し、か
つ又ウォ−ム軸を含むウォ−ム中央平面内に於て、求め
たいウォ−ム歯形上の一点を仮定し、かつこの点に於け
る歯形の接線の傾きを仮定し、これらの仮定から逐次ウ
ォ−ム歯形及びホイ−ル歯形を求めることを特徴とする
円筒ウォ−ムギヤの歯形決定方法。 - 【請求項2】 ウォ−ム軸に垂直な平面上に投影された
接触線の1本を直線とした場合の基準軸からのその直線
の回転角φ0を20°≦|φ0|≦45°の範囲から採択
し、仮定したウォ−ム歯形上の一点に於ける歯形の接線
の傾き(dζ/dξ)0が0≦|tan -1(dζ/dξ)0 |
≦35°の範囲から採択して請求項1の歯形決定方法に
より得られる円筒ウォ−ムギヤ歯形。 - 【請求項3】 表示部と入力部とメモリ部と出力部と処
理部とから構成され、 表示部は、少なくとも、ウォ−ム軸を含むウォ−ム中央
平面内において求めるべき歯形上の点の座標およびこの
座標点における歯形の接線の仮定傾きに関する項目なら
びにウォ−ム軸に垂直な平面上に投影された仮定接触線
に関する項目を入力させるための初期値入力フォ−マッ
トを表示するものであり、 メモリ部は、上記初期値入力フォ−マットを用いて入力
されたデ−タをストアする初期値ファイルと、微分方程
式を数値計算によって解くにあたり、単数または複数の
数値解法について数値計算に必要なきざみ幅等のデ−タ
を各数値解法に対応してストアする数値解法定数ファイ
ルと、円筒ウォ−ムギヤの少なくとも、負荷能力および
効率に関するデ−タをストアする設計事項ファイルとを
含み、 上記処理部は、上記初期値入力フォ−マットを上記表示
部に表示させ、表示された初期値入力フォ−マットにし
たがって上記入力部から入力されたデ−タを上記初期値
ファイルにストアする第1の処理手段と、上記初期値フ
ァイルにストアされている初期値入力フォ−マットを用
いて入力されたデ−タと、上記数値解法定数ファイルに
ストアされている数値計算に必要なデ−タとを用いてウ
ォ−ム歯形とホイ−ル歯形の座標値をきざみ幅ごとに逐
次計算する第2の処理手段と、第2の処理手段により計
算されたウォ−ム歯形とホイ−ル歯形の座標値群よりウ
ォ−ムとホイ−ル間の接触線および相対曲率半径を計算
する第3の処理手段と、第3の処理手段により計算され
た上記接触線および相対曲率半径を用いて、設計事項フ
ァイルにストアされている少なくとも、負荷能力および
効率に関するデ−タとの比較を行なう第4の処理手段
と、第4の処理手段による比較の結果、所望の設計事項
を満足しない場合に第1の処理手段に帰還させ、比較の
結果、所望の設計事項を満足する場合に上記第2の処理
手段により計算されたウォ−ム歯形とホイ−ル歯形の座
標値群を上記出力部から出力させる第5の処理手段とを
含んでいる、 円筒ウォ−ムギヤの歯形決定のための装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17748893A JPH0712203A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 円筒ウォ−ムギヤの歯形決定方法及びその方法により得られる円筒ウォ−ムギヤ歯形並びに円筒ウォ−ムギヤの歯形決定のための装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17748893A JPH0712203A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 円筒ウォ−ムギヤの歯形決定方法及びその方法により得られる円筒ウォ−ムギヤ歯形並びに円筒ウォ−ムギヤの歯形決定のための装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0712203A true JPH0712203A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=16031782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17748893A Pending JPH0712203A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 円筒ウォ−ムギヤの歯形決定方法及びその方法により得られる円筒ウォ−ムギヤ歯形並びに円筒ウォ−ムギヤの歯形決定のための装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0712203A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003056675A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Victor Co Of Japan Ltd | 食違い軸歯車 |
| CN1296641C (zh) * | 2000-11-07 | 2007-01-24 | 住友重机械工业株式会社 | 圆柱形蜗杆和蜗轮 |
| CN102099598A (zh) * | 2008-07-18 | 2011-06-15 | 株式会社丰田中央研究所 | 准双曲面齿轮设计方法及准双曲面齿轮 |
| KR20160134916A (ko) * | 2015-05-13 | 2016-11-24 | (주) 영진웜 | 감속장치용 듀얼피치 카벡스 치형 웜샤프트 |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP17748893A patent/JPH0712203A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1296641C (zh) * | 2000-11-07 | 2007-01-24 | 住友重机械工业株式会社 | 圆柱形蜗杆和蜗轮 |
| JP2003056675A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Victor Co Of Japan Ltd | 食違い軸歯車 |
| CN102099598A (zh) * | 2008-07-18 | 2011-06-15 | 株式会社丰田中央研究所 | 准双曲面齿轮设计方法及准双曲面齿轮 |
| KR20160134916A (ko) * | 2015-05-13 | 2016-11-24 | (주) 영진웜 | 감속장치용 듀얼피치 카벡스 치형 웜샤프트 |
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