JPH07122163A - 接触子のワイプ量の調整部を持つ真空遮断器 - Google Patents

接触子のワイプ量の調整部を持つ真空遮断器

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JPH07122163A
JPH07122163A JP26670193A JP26670193A JPH07122163A JP H07122163 A JPH07122163 A JP H07122163A JP 26670193 A JP26670193 A JP 26670193A JP 26670193 A JP26670193 A JP 26670193A JP H07122163 A JPH07122163 A JP H07122163A
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Japan
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wipe amount
connecting rod
amount adjusting
adjusting unit
wipe
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JP26670193A
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Masamitsu Kitsunai
正光 橘内
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ワイプ量の調整作業およびねじ加工に要する時
間の短縮、およびワイプ量を精密に調整することが可能
な、接触子のワイプ量の調整部を持つ真空遮断器を提供
する。 【構成】ワイプ量調整部1は、例えば、従来例によるワ
イプ量調整部に対して、連結体11および移動体12を
用いるようにした装置である。連結体11は、一方の端
面に連結棒42のおねじ421と結合するめねじ111
が形成され、その外面は円形状の案内面112をなし、
他方の端部に案内面112の径より大外径寸法のストッ
パ部113が一体に形成されている。めねじ111の深
さは、おねじ421の先端に対し十分な余裕寸法
(L3 )が確保されている。移動体12は、連結体11
の持つ案内面112と間隙を介して嵌まり合う円形の貫
通孔121を備え、その外面に中心軸がこの移動体12
の中心軸に直交させて、レバー5の端部51が持つ貫通
孔に回動自在に装着される1対のピン123が装着され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、接触子のワイプ量の
調整部を持つ真空遮断器に係わり、ワイプ量の調整作業
を改良するようにしたその構成に関する。
【0002】
【従来の技術】真空遮断器は、高真空中での高い絶縁耐
力と優れた消弧能力を利用した遮断器であり、高圧およ
び特別高圧等の交流電路の遮断用等として広く使用され
ている。この真空遮断器の電流遮断部である真空バルブ
は、真空容器中に収納された可動接触子および固定接触
子を備えている。これ等の接触子は電流の遮断を行う度
に徐々に損耗するので、真空バルブの接触子は、真空遮
断器に想定される開閉回数に対応する損耗量を予め見込
んだものとしている。このような真空バルブに許容され
る損耗量は、ワイプ量とも呼ばれている。真空遮断器の
開閉操作に際しての可動接触子の移動可能距離は、この
ワイプ量を折り込んだ距離にする必要がある。従って、
真空遮断器では、接触子の損耗が進んでワイプ量が零に
なったとしても、可動接触子および固定接触子の間には
所望の値の接触圧力が加わるように構成すると共に、そ
の出荷に際して、個別にこのワイプ量の調整を行ってい
る。
【0003】このようなワイプ量の調整を個別に行うこ
とが可能な構成を備える一般例の真空遮断器の主要部の
側面図を図3に示す。図3は、一般例の真空遮断器の接
触子の損耗量が零である場合の投入状態を示している。
図3において、9は、真空バルブ2と、操作装置3と、
ワイプ量調整部4,レバー5,絶縁連結棒6およびガイ
ド部7とよりなる連結機構部と、構造体8とを備えた真
空遮断器である。真空バルブ2はセラミックス等の絶縁
材製の真空容器23と、真空容器23中に収納された可
動接触子21および固定接触子22を備えている。固定
接触子22,可動接触子21は、それぞれ電極25およ
び電極24で支持されている。電極24は、図示しない
ベローズを介して真空容器23に支持されており、従っ
て、電極24を図3において上下方向に移動させること
により、可動接触子21と固定接触子22との間を開閉
することができる。なお、図3は投入状態を示している
ので、可動接触子21は固定接触子22に接触してい
る。
【0004】操作装置3は、この事例の場合電気操作を
行う装置であって、真空遮断器9の開閉操作時に図3に
おいて反時計方向および時計方向に回動する回動軸31
と、回動軸31に固着されているレバー32と、レバー
32の先端部に固着される丸ピン33とを備えている。
丸ピン33は、真空遮断器9を閉路させる場合には、回
動軸31を回動中心として時計方向に回動し、真空遮断
器9を開路させる場合には、回動軸31を回動中心とし
て反時計方向に回動する。
【0005】構造体8は、真空遮断器9全体としての台
座81と、台座81に一方の端部を保持され、他方の端
部で一方の母線用の導体88を介して電極25によって
真空バルブ2を支持する支持碍子85と、台座81に保
持された支柱82と、支柱82に支持されており、レバ
ー5を回動自在に支持する支持部材83と、支持部材8
3に支持されており、電気絶縁を施したうえでフレキシ
ブルリード86の他方の端部を介して一方の母線用の導
体87を支持する支持部材84とを備えている。なお操
作装置3は、構造体8の備える台座81上に真空バルブ
2に隣接させて設置されている。
【0006】従来例のワイプ量調整部であるワイプ量調
整部4の詳細な構成は、図4,図5に示されている。こ
こで、図4は、図3におけるA部の一部破断した詳細図
として示した従来例のワイプ量調整部を関連する機構と
共に示したその側面図であり、図5は図4においてP矢
から見た側面図である。図4,図5の場合も、真空遮断
器の投入状態を示している。図4,図5を参照して従来
例のワイプ量調整部4を説明する。ワイプ量調整部4
は、連結棒42と、連結体45と、ローラ体46と、ナ
ット43と、座金44と、ばね体である圧縮コイルばね
体41とを備えている。連結棒42は、いわゆるアイボ
ルトであり、ほぼ円柱状をなしており、その一方の端部
側に円形の貫通孔422aを備えた連結部である円環部
422が形成されており、他方の端部側に連結棒42の
中心軸とその中心軸を共有するおねじ421が形成され
ている。貫通孔422aは図4,図5中に示すように、
その中心軸が連結棒42の中心軸に対して直交する関係
で形成されている。
【0007】連結体45は、ほぼ円柱状をなしており、
その一方の端面から連結棒42が持つおねじ421と結
合し合うと共に、この連結体45の中心軸とその中心軸
を共有するめねじ451が形成され、その外面は円形状
の案内面452をなし、また、その他方の端部には図4
中に示すごとく長孔の貫通孔453が形成されている。
このめねじ451の深さ寸法は、めねじ451におねじ
421が装着された際に、図4中にL1 で示したワイプ
量に対応した寸法値の調整が可能なように、おねじ42
1の先端に対して十分な余裕寸法;L3 が確保されるよ
うに設定されている。ローラ体46は、連結体45が備
える貫通孔453内に、回動自在かつ移動自在に装着さ
れた丸形のピン461と、このピン461に連結体45
を挟むようにして固着される一対のローラ462,46
2を備えている。ナット43は、連結棒42に形成され
たおねじ421と連結体45よりも円環部422側で嵌
まり合い、連結体45と連結棒42とのねじ451,4
21による結合状態を、真空遮断器9の開閉動作が繰り
返されても強固に保持し続けると共に、圧縮コイルばね
体(以降、単にばね体と略称することがある。)41の
一方の端面を、座金44を介して連結体45の一方の端
面と同一面位置に支持するために用いられている。
【0008】ばね体41は、圧縮コイルばね(以降、単
にばねと略称することがある。)411と、ばね411
の一方の端部に装着されたキャップ412と、ばね41
1の他方の端部に装着されたキャップ413を備えてい
る。キャップ412,413は共に、その断面形状がU
字状である円環状をなしており、その内径は連結体45
の案内面452に移動自在に嵌め込まれる。ばね411
は、キャップ412,413がU字状の凹部でその両端
部に装着されることで、その中心軸を連結体45の中心
軸に一致させて連結体45の外周囲に配置されることに
なる。
【0009】真空遮断器9の組立て時に、ワイプ量調整
部4の備える連結棒42が持つ貫通孔422aに、操作
装置3が備える丸ピン33が回動自在に嵌め込まれて、
操作装置3の備えるレバー32とワイプ量調整部4の備
える連結棒42が連結される。また、ローラ体46が備
えるピン461の両端部は、レバー5の一方の端部51
に形成されている貫通孔に回動自在に装着される。その
際、ばね体41は、ばね411が圧縮された状態で連結
体45に装着され、キャップ412の外側端面は、ナッ
ト43により、連結体45の一方の端面と同一面位置に
支持されると共に、キャップ413の外側端面は、ロー
ラ体46が備える一対のローラ462,462の外径面
に接しており、ローラ体46、従ってレバー5の端部5
1を、図4,図5において上側方向に加圧する。さらに
その際、連結棒42が持つ貫通孔422aの中心軸と、
ローラ体46が備えるピン461の中心軸とは、互いに
平行する関係位置となるように調整される。
【0010】図3に戻り、レバー5は、その中間部を支
持部材83により回動自在に支持されており、その一方
の端部51は、端部51に形成されている貫通孔により
ワイプ量調整部4の備えるピン461と回動自在に連結
され、さらに、その他方の端部52は、絶縁連結棒6の
一方の端部と回動自在に連結されている。絶縁連結棒6
は、その一方の端部がレバー5の端部52と回動自在に
連結されると共に、その他方の端部にはピン61が固着
される。ガイド部7は、一方の端部側にU字状部が形成
され、他方の端部側にはねじが形成されている。ガイド
部7のU字状部の相対する壁面の同一位置には、図3中
に示すように長孔状の貫通孔72が形成されており、ガ
イド部7は、この貫通孔72に絶縁連結棒6が備えるピ
ン61が嵌まり込むことで、絶縁連結棒6と連結され
る。また、ガイド部7は、他方の端部側に形成されてい
るねじを用いて、フレキシブルリード86の一方の端部
を介して、真空バルブ2が備える電極24に装着され
る。
【0011】かくして、真空遮断器9において、操作装
置3が備える丸ピン33、ワイプ量調整部4、レバー
5、絶縁連結棒6、ガイド部7、および真空バルブ2の
電極24(可動接触子21でもある。)は順次連結され
る。その際に、丸ピン33の中心線、ワイプ量調整部4
が備えるピン461の中心線、レバー5の中間部を回動
自在に支持する支持中心線、レバー5の備える端部52
と絶縁連結棒6の一方の端部を回動自在に連結する連結
中心線、絶縁連結棒6が備えるピン61の中心線、およ
びガイド部7が備える一対の貫通孔72の相互間を連ね
る中心線は、いずれも平行するように設定される。これ
により、真空遮断器9の開閉操作時に、操作装置3が備
える回動軸31が回動することにより、可動接触子21
をスムースに上下方向に移動させることができ、可動接
触子21は固定接触子22に対して開閉されるのであ
る。
【0012】ところで、図4,図5に示した状態は、損
耗量が零である可動接触子21および固定接触子22と
が互いに電気的に接触し合っている状態である。この状
態から接触子21,22の損耗が進むと、レバー5の一
方の端部51はローラ体46を介してばね体41により
加圧されているので、接触子21,22の損耗量に応じ
て図3において時計方向に回動して、可動接触子21と
固定接触子22とが接触し合える状態を保持しようとす
る。その際、ローラ体46が備えるピン461は、連結
体45が備える貫通孔453内を図において上方に、接
触子21,22の損耗が進んだ量に応じて移動した位置
をとる。さらに接触子21,22の損耗が進み、ピン4
61が貫通孔453の図において上方の端部に接触する
状態に対して余裕寸法;L2 を残した状態(図4におい
て、ローラ462を鎖線で示した。)が、ワイプ量が零
になった状態である。図4,図5に示されている状態
と、上記のワイプ量が零になる状態との間にピン461
の移動しえる寸法;L1 がワイプ量に対応する寸法であ
る。このワイプ量対応寸法(L1 )は、ワイプ量に、ワ
イプ量調整部4が備えるピン461の中心線と,レバー
5の中間部を回動自在に支持する支持中心線との間隔
と、レバー5の中間部を回動自在に支持する支持中心線
と,レバー5の備える端部52と絶縁連結棒6の一方の
端部を回動自在に連結する連結中心線との間隔との比率
を乗じた寸法である。ワイプ量調整部4では、このワイ
プ量対応寸法(L1 )を、連結棒42と連結体45との
結合寸法をねじ421,451によるねじ送りにより伸
縮させて、貫通孔422aと貫通孔453との間の寸法
を調整することで、調整することが可能なように構成さ
れているのである。
【0013】真空遮断器9では、前述したようにその出
荷に際して個別にワイプ量の調整が行われる。このワイ
プ量の調整は、次のようにして行われている。すなわ
ち、ワイプ量の調整を実施する際には、まず、ワイプ量
調整部4が備える連結棒42の貫通孔422aと、操作
装置3が備える丸ピン33との結合を取り外す。次に、
連結棒42に装着されているナット43を緩めて、連結
棒42を連結体45に対して自由に回転することが可能
になるようにする。この状態で、連結棒42を連結体4
5に対して回転し、ねじ421,451によるねじ送り
により連結棒42と連結体45との結合寸法を伸縮させ
て、ワイプ量対応寸法(L1 )を所望の寸法になるよう
に調整することで行う。その際、連結棒42が持つ貫通
孔422aの中心軸と、ローラ体46が備えるピン46
1の中心軸とは、互いに平行する関係位置となるように
調整が行なわれることは勿論のことである。この結果、
とり得るワイプ量対応寸法(L1 )の寸法は、ねじ42
1,451の持つねじピッチの半ピッチ毎の寸法に制約
されることにはなる。ワイプ量の調整が終えたなら、ナ
ット43を締めつけて連結棒42と連結体45との関係
位置を固定し、続いて、貫通孔422aを丸ピン33に
結合させてワイプ量の調整作業が完了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る接触子のワイプ量の調整部を持つ真空遮断器において
は、真空遮断器9の開閉操作を所期通り行うことを可能
にすると共に、ワイプ量を個別に調整することを可能に
している。しかしながら、ワイプ量の調整作業を行うの
に当たっては、少なくともワイプ量調整部4が備える連
結棒42の貫通孔422aと、操作装置3が備える丸ピ
ン33との結合を取り外す必要があり、このことが、ワ
イプ量の調整作業に長時間を要する最大の原因になって
いるという問題がある。
【0015】また、ワイプ量を調整する際に、連結棒4
2が持つ貫通孔422aの中心軸と、ローラ体46が備
えるピン461の中心軸とは、互いに平行する関係位置
となるように調整が行なわれなければならないので、と
り得るワイプ量対応寸法(L 1 )の値は、ねじ421,
451の持つねじピッチの半ピッチ毎の寸法に制約され
ることになり、精密なワイプ量の調整が困難である。
【0016】さらに、上記の制約の条件下でワイプ量を
極力精密に調整するために、ねじ421,451として
はねじピッチ寸法の短い細目ねじを採用しているが、細
目ねじの採用によりねじ421,451の加工に長い加
工時間を要するという問題がある。この発明は、前述の
従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その目的
は、ワイプ量の調整作業およびねじ加工に要する時間の
短縮、およびワイプ量を精密に調整することが可能な、
接触子のワイプ量の調整部を持つ真空遮断器を提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明では前述の目的
は、 1)可動接触子と固定接触子とを備える真空バルブと、
真空バルブの可動接触子を固定接触子に対して開閉させ
るべく駆動動作を行う操作装置と、操作装置の前記駆動
動作を真空バルブに伝達する連結機構部とを備え、可動
接触子の許容損耗量であるワイプ量を調整するワイプ量
調整部を連結機構部に持つ真空遮断器において、操作機
構部が持つワイプ量調整部は、連結棒と、連結体と、移
動体を備え、連結棒は、操作装置側に配置されて,反操
作装置側にねじ部を備え,操作装置の駆動動作に対応し
て移動するものであり、連結体は、その一方の端部側に
連結棒が持つねじと結合し合うねじが形成され,その外
面には前記ねじの中心軸に平行する円形の外径を持つ案
内面が形成され,この案内面よりも他方の端部側に案内
面の持つ外径よりも大きい外径寸法を有するストッパを
備えるものであり、移動体は、連結体の持つ案内面と間
隙を介して嵌まり合う貫通孔と,その外面から貫通孔の
中心軸に直交する方向に突出させて,ワイプ量調整部の
真空バルブ側に隣接する機構と結合し合う結合部を有す
るものである構成とすること、また 2)前記1項記載の手段において、操作機構部が持つワ
イプ量調整部は、連結棒と、連結体と、移動体とを備
え、連結棒は、円柱状をなし,一方の端部に操作装置の
持つ駆動動作端に対して回動自在に連結する連結部と,
他方の端部側にこの連結棒の中心軸とその中心軸を共有
するおねじとが形成されており,操作装置の駆動動作に
対応して移動するものであり、連結体は、円柱状をな
し,その一方の端面から連結棒が持つおねじと結合し合
うめねじが形成され,その外面はめねじの中心軸とその
中心軸を共有する円形状の案内面をなし,その他方の端
部に案内面の径よりも大きい外径寸法を有するストッパ
部を備えるものであり、移動体は、筒状をなし,連結体
の持つ案内面と間隙を介して嵌まり合うと共に,この移
動体の中心軸とその中心軸を共有する円形の貫通孔と,
その外面から中心軸がこの移動体の中心軸に直交される
位置に相対して突出させて,ワイプ量調整部の真空バル
ブ側に隣接する機構と回動自在に結合する1対のピンを
有するものである構成とすること、により達成される。
【0018】
【作用】この発明においては、接触子のワイプ量の調整
部を持つ真空遮断器において、操作機構部の持つワイプ
量調整部は、連結棒と、連結体と、移動体を備えた前述
の構成とすることにより、ワイプ量調整部の真空バルブ
側に隣接する機構に対して結合する、例えば回動自在に
結合するピンが、連結体の案内面に間隙を介して嵌まり
合う貫通孔を備えた移動体に装着されているので、必要
に応じて設けられるナット等の連結棒と連結体との結合
状態を強固に保持する手段を緩めることで、連結体をそ
のストッパが形成されている側で自由に回動させること
が可能となる。これにより、ワイプ量調整部は、連結棒
の貫通孔と操作装置が備える丸ピンとの結合を取り外し
たり、また当然のことながら、真空バルブ側に隣接する
機構との結合を取り外したりすること無しに、ワイプ量
調整部独自にワイプ量の調整を行うことが可能になる。
【0019】しかもその際に、連結体と移動体とが分離
されているので、ワイプ量の寸法値が、連結棒と連結体
とを結合しているねじのピッチ寸法に制約を受けること
も無い。
【0020】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、この発明の一実施例による接触子
のワイプ量の調整部を持つ真空遮断器の、図3において
A部で示した位置の一部破断した詳細図として示したそ
の側面図であり、図2は、図1においてQ矢から見た側
面図である。図1,図2において、図4,図5に示した
従来例によるワイプ量調整部,およびワイプ量調整部と
関連する一般例の真空遮断器を構成する機構と同一部分
には同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、図
1,図2中には、図4,図5で付した符号については、
代表的な符号のみを記した。
【0021】図1,図2において、1は、図4,図5に
示した従来例によるワイプ量調整部4に対して、連結体
45およびローラ体46に替えて連結体11および移動
体12を用いるようにしたワイプ量調整部である。ワイ
プ量調整部1において、連結体11は、ほぼ円柱状をな
しており、その一方の端面から連結棒42が持つおねじ
421と結合し合うと共に、この連結体11の中心軸と
その中心軸を共有するめねじ111が形成されている。
その外面は、円形状の案内面112をなし、また、その
他方の端部には図中に示すごとく、案内面112の径よ
りも大きい外径寸法を有するストッパ部113が一体に
形成されている。めねじ111の深さ寸法は、従来例の
ワイプ量調整部4が持つ連結体45の場合と同様に、め
ねじ111におねじ421が装着された際に、おねじ4
21の先端に対して十分な余裕寸法(L3 )が確保され
るように設定されている。
【0022】移動体12は、筒状をなし、連結体11の
持つ案内面112と間隙を介して嵌まり合うと共に、こ
の移動体12の中心軸とその中心軸を共有する円形の貫
通孔121を備えている。またその外面122には、中
心軸がこの移動体12の中心軸に直交させて、しかも相
対して突出された1対のピン123,123が装着され
ている。この1対のピン123,123は、ワイプ量調
整部1の真空バルブ側に隣接する機構であるレバー5と
結合し合う結合部であり、レバー5の一方の端部51に
形成されている貫通孔に回動自在に装着される。
【0023】ワイプ量調整部1は、真空遮断器9の組立
て時に、ワイプ量調整部1の備える連結棒42が持つ貫
通孔422aに、操作装置3が備える丸ピン33が回動
自在に嵌め込まれて、操作装置3の備えるレバー32と
ワイプ量調整部1の備える連結棒42が連結される。ま
た、移動体12が備える1対のピン123,123は、
レバー5の一方の端部51に形成されている貫通孔に回
動自在に装着される。その際、ばね体41は、ばね41
1が圧縮された状態で連結体11に装着され、キャップ
412の外側端面は、ナット43により、連結体11の
一方の端面と同一面位置に支持されると共に、キャップ
413の外側端面は、移動体12の連結棒42側の端面
に接触され、移動体12を連結体11に形成されている
ストッパ部113の方向に加圧する。なお、ワイプ量調
整部1の場合のワイプ量対応寸法(L1 )は、移動体1
2のストッパ部113側の端面と,ストッパ部113と
の間に、従来例のワイプ量調整部4と同等の余裕寸法
(L2 )を加味して確保される。なお、ワイプ量調整部
1においては、おねじ421およびめねじ111には、
細目ねじではなく普通のねじが使用されることが加工時
間の短縮等のうえから好ましい。
【0024】この発明では前述の構成としたので、従来
例のワイプ量調整部4を用いた場合と同様に、真空遮断
器9においては、操作装置3が備える丸ピン33、ワイ
プ量調整部1、レバー5、絶縁連結棒6、ガイド部7、
および真空バルブ2の電極24(可動接触子21でもあ
る。)を順次連結する際に、丸ピン33の中心線、ワイ
プ量調整部1が備えるピン123,123の中心線、レ
バー5の中間部を回動自在に支持する支持中心線、レバ
ー5の備える端部52と絶縁連結棒6の一方の端部を回
動自在に連結する連結中心線、絶縁連結棒6が備えるピ
ン61の中心線、およびガイド部7が備える一対の貫通
孔72の相互間を連ねる中心線は、いずれも平行する位
置関係に設定されることになる。
【0025】また、個別にワイプ量の調整を行うに当た
っては、まず、連結棒42に装着されているナット43
を緩める。ワイプ量調整部1の場合には、移動体12と
連結体11とは分離されているので、この状態で連結体
11を連結棒42に対して回転することが可能である。
連結体11を連結棒42に対して回転し、ねじ421,
111によるねじ送りにより連結棒42と連結体11と
の結合寸法を伸縮して、ワイプ量対応寸法(L1 )が所
望の寸法になるように調整を行う。その際、移動体12
と連結体11とは分離されているので、連結体11の回
転角度に係わらず、連結棒42が持つ貫通孔422aの
中心軸と、移動体12の備えるピン123,123の中
心軸とは、互いに平行する関係位置をそのまま保持す
る。従って、ワイプ量対応寸法(L1 )の寸法値は、ね
じ421,111の持つねじピッチ寸法に制約を受ける
ことは無く、連続した寸法値をとることが可能である。
またこのことにより、前記したように、ねじ421,1
11には普通のねじの採用が可能なのである。ワイプ
の調整が終えたなら、ナット43を締めつけて連結棒4
2と連結体45との関係位置を固定してワイプ量の調整
作業が完了することになる。
【0026】今までの説明では、ワイプ量調整部1が備
えるねじ421,111には、普通のねじが採用されて
いるとしてきたが、これに限定されるものではなく、例
えば、普通のねじよりもねじピッチ寸法の長いねじを採
用することも可能である。ねじ421,111に、ピッ
チ寸法の長いねじを採用することにより、ワイプ量の調
整時における連結体11を連結棒42に対して回転させ
る角度を、小さい角度で済ますことが可能になる。
【0027】また今までの説明では、ばね体41はワイ
プ量調整部1内に設置されるとしてきたが、これに限定
されるものではなく、例えば、レバー5の適所に設置す
る等により、可動接触子21を所望の値の接触圧力で固
定接触子22に接触させるようにしてもよく、またばね
体は、引張コイルばねでも、さらには、板ばね等であっ
てもよいものである。
【0028】
【発明の効果】この発明においては、レバー等のワイプ
量調整部の真空バルブ側に隣接する機構に対して結合し
合う結合部を、連結体から分離された移動体に装着する
前述の構成とすることにより、次の効果が有る。 ワイプ量調整部は、連結棒の貫通孔と操作装置が備え
る丸ピンとの結合を取り外したり、真空バルブ側に隣接
する機構との結合を取り外したりすること無しに、ワイ
プ量調整部だけで独立してワイプ量の調整を行うことが
可能となるために、ワイプ量の調整作業に要する作業工
数が大幅に低減され、その結果ワイプ量の調整に要する
時間を従来例の場合のほぼ1/3程度に短縮することが
可能となる。また ワイプ量対応寸法(L1 )としてとりえる寸法は、ね
じピッチにより制約を受けなくなるので、ワイプ量を連
続した値に調整することが可能となり、従って、ワイプ
量を精密に調整することが可能となる。さらに、 前記のようにワイプ量対応寸法(L1 )がねじピッチ
に制約を受けないことにより、連結棒と連結体とを結合
するねじには、適宜のピッチ寸法のねじを採用すること
が可能になる。これにより従来のワイプ量調整部で用い
ていたねじよりもピッチ寸法の長いねじを採用すること
で、ねじ加工に要する時間を短縮することが可能とな
る。
【0029】上記のことにより、ワイプ量調整部を、
従って、接触子のワイプ量の調整部を持つ真空遮断器の
製造コストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による接触子のワイプ量の
調整部を持つ真空遮断器の、後記する図3においてA部
で示した位置の一部破断した詳細図として示したその側
面図
【図2】図1においてQ矢から見た側面図
【図3】一般例の真空遮断器の主要部の側面図
【図4】図3におけるA部の一部破断した詳細図として
示した従来例のワイプ量調整部を関連する機構と共に示
したその側面図
【図5】図4においてP矢から見た側面図
【符号の説明】
1 ワイプ量調整部 11 連結体 111 めねじ 112 案内面 113 ストッパ部 12 移動体 121 貫通孔 123 ピン 42 連結棒 421 おねじ 5 レバー 51 端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動接触子と固定接触子とを備える真空バ
    ルブと、真空バルブの可動接触子を固定接触子に対して
    開閉させるべく駆動動作を行う操作装置と、操作装置の
    前記駆動動作を真空バルブに伝達する連結機構部とを備
    え、可動接触子の許容損耗量であるワイプ量を調整する
    ワイプ量調整部を連結機構部に持つ真空遮断器におい
    て、 操作機構部が持つワイプ量調整部は、連結棒と、連結体
    と、移動体とを備え、連結棒は、操作装置側に配置され
    て,反操作装置側にねじ部を備え,操作装置の駆動動作
    に対応して移動するものであり、連結体は、その一方の
    端部側に連結棒が持つねじと結合し合うねじが形成さ
    れ,その外面には前記ねじの中心軸に平行する円形の外
    径を持つ案内面が形成され,この案内面よりも他方の端
    部側に案内面の持つ外径よりも大きい外径寸法を有する
    ストッパを備えるものであり、移動体は、連結体の持つ
    案内面と間隙を介して嵌まり合う貫通孔と,その外面か
    ら貫通孔の中心軸に直交する方向に突出させて,ワイプ
    量調整部の真空バルブ側に隣接する機構と結合し合う結
    合部を有するものである、 ことを特徴とする接触子のワイプ量の調整部を持つ真空
    遮断器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の接触子のワイプ量の調整
    部を持つ真空遮断器において、 操作機構部が持つワイプ量調整部は、連結棒と、連結体
    と、移動体とを備え、連結棒は、円柱状をなし,一方の
    端部に操作装置の持つ駆動動作端に対して回動自在に連
    結する連結部と,他方の端部側にこの連結棒の中心軸と
    その中心軸を共有するおねじとが形成されており,操作
    装置の駆動動作に対応して移動するものであり、連結体
    は、円柱状をなし,その一方の端面から連結棒が持つお
    ねじと結合し合うめねじが形成され,その外面はめねじ
    の中心軸とその中心軸を共有する円形状の案内面をな
    し,その他方の端部に案内面の径よりも大きい外径寸法
    を有するストッパ部を備えるものであり、移動体は、筒
    状をなし,連結体の持つ案内面と間隙を介して嵌まり合
    うと共に,この移動体の中心軸とその中心軸を共有する
    円形の貫通孔と,その外面から中心軸がこの移動体の中
    心軸に直交される位置に相対して突出させて,ワイプ量
    調整部の真空バルブ側に隣接する機構と回動自在に結合
    する1対のピンを有するものである、 ことを特徴とする接触子のワイプ量の調整部を持つ真空
    遮断器。
JP26670193A 1993-10-26 1993-10-26 接触子のワイプ量の調整部を持つ真空遮断器 Pending JPH07122163A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107731622A (zh) * 2017-10-30 2018-02-23 河南森源电气股份有限公司 固封极柱与绝缘拉杆的连接结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107731622A (zh) * 2017-10-30 2018-02-23 河南森源电气股份有限公司 固封极柱与绝缘拉杆的连接结构

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