JPH07122306B2 - 三角状立体トラス結構体、三角状立体トラスの結構方法及び三角状立体トラス或いは三角状立体トラス結構体の支承方法 - Google Patents

三角状立体トラス結構体、三角状立体トラスの結構方法及び三角状立体トラス或いは三角状立体トラス結構体の支承方法

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JPH07122306B2 JP63329302A JP32930288A JPH07122306B2 JP H07122306 B2 JPH07122306 B2 JP H07122306B2 JP 63329302 A JP63329302 A JP 63329302A JP 32930288 A JP32930288 A JP 32930288A JP H07122306 B2 JPH07122306 B2 JP H07122306B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は三角状立体トラスの結構方法、その三角状立体
トラスを用いた三角状立体トラス結構体、及び三角状立
体トラス結構体の支承方法に関する。
従来の技術および本発明が解決しようとする問題点 三構面全てにはラチスを入れない従来の三角状立体トラ
スは、トラスユニットとしては捩じれに弱く、建方時に
仮説材が多く必要となり建方時間も長くかかった。
またこのような三角状立体トラスを連続して並べた従来
の結構体は、部材数あるいは工数が多い。
トラスユニットを大きな平面トラス要素に分解出来ない
従来の三角状立体トラスは、構築現場以外の場所で予め
完成された形とし、これを構築現場まで搬送して用いる
ので、保管場所をとり、搬送費用が多くかかる。
さらに従来の三角状立体トラス結構体の支承方法は柱と
か梁材に直接固定する方法では、トラスの熱延びあるい
は支持構造の精度など精度面の構築現場での調整が難し
いという欠点があった。
本発明の目的と手段 本発明の第1の目的は、2本の平行な上弦材と各上弦材
から等距離に各上弦材と平行に配設した1本の下弦材と
上弦材に対して直角方向に延在する、上弦材同士を連結
する複数の水平材と水平材と上弦材により形成される枡
目毎に水平材と上弦材との交点を結ぶ対角線の中の一方
のみを連結し且つ隣接する枡目においてジグザグ状に一
連に繋がる状態に配設した斜材と下弦材の、隣接する水
平材の中間点に対応する点と上弦材及び水平材の交点を
連結するラチスとよりなる三角状立体トラスを複数個一
定間隔を置いて横列平行に配置し、各トラス間を実質的
に水平材を延長した梁材と実質的に斜材を延長したブレ
ース材により連結したことを特徴とし、構築後の面内、
面外共剛性の高い三角状立体トラス結構体を提供するこ
とである。
本発明の第2の目的は、三角状立体トラスユニット或い
は三角状立体トラス結構体を、基板と基板に立設した本
体と本体頂部に固着した切妻屋根状の形状の部材よりな
る支承体を、その切妻屋根状の形状の部材の桁行に相当
する方向と該三角状立体トラス結構体を構成する三角状
立体トラスの長手方向を一致させて配置し、該三角状立
体トラスの上弦材を該支承体にガセットプレートを介在
させて載置しボルト止めすることを特徴とする、柱、梁
等の支持構造体精度の結構体への影響を低減し、トラス
建入れの容易な三角状立体トラスユニット或いは三角状
立体トラス結構体の支承方法を提供することである。
三角状立体トラス結構体の熱による伸びが建方中あるい
は建方後問題となる場合、少なくとも1側の支承体固定
用ボルト孔を三角状立体トラスの弦材の長手方向に伸び
る長孔とすることが好ましい。
支承体の本体はH形鋼あるいは鋼管であることができ
る。
実施例 以下に図面について本発明の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本発明による三角状立体トラス結構
体を構成するための三角状立体トラスを示す。図におい
て、1は2本の平行配置の上弦材であり、2は下弦材
で、上弦材1を底辺とする直角二等辺三角形の頂点の位
置に配置されている。下弦材2の位置は、上弦材1と二
等辺三角形を形成する位置であれば、その二等辺三角形
は直角二等辺三角形でなくてもよい。
3は上弦材1と下弦材2との間に組まれたラチスであ
り、5は上弦材1の間に張りわたした梁材である。梁材
5は上弦材1の両端間に、上弦材1と正方形の枡目を形
成するように張り渡してある。
ラチス3は隣接する梁材5の中間点に相当する点と梁材
5と上弦材1の交点との間を結ぶように組まれている。
従って、第2図に明瞭に示すように、下弦材2は全長が
上弦材1よりも1枡分短く、両端において1枡の半分だ
け上弦材1の端より内側に入った位置に配置されてい
る。但し、下弦材2は上弦材1と同じ長さであっても、
上弦材1よりも長くてもよく、その場合には上弦材1と
下弦材2の端の間にラチスを組んでもよい。
上弦材1と梁材5とによって形成される枡目には、枡目
毎に水平材と上弦材との交点を結ぶ対角線の中の一方の
みを連結し且つ隣接する枡目においてジグザグ状に一連
に繋がる状態に1本の斜材4が、張り渡してある。
上記の三角状立体トラスは予め結構した2個の平面トラ
スの一側をアングル材によって直角配置に組み上げ、両
者の他側の適当なガセットプレートを介して梁材5と斜
材4とによって結んで組み立ててある。しかし、この三
角状立体トラスの組立て方法は上記に限ることなく、全
体を適当なガセットプレートあるいは曲げプレート等を
利用して組み立ててもよい。
この三角状立体トラスは、座屈長さが短く、構造効率が
極めて良い。
第3図及び第4図は上記の三角状立体トラスを利用し、
それを横列に配列し、それらの間を梁材5′及びブレー
ス材4′によって横方向に連結してなる、屋根架構を形
成した本発明による三角状立体トラス結構体を示す。
各三角状立体トラスの間は梁材5′を梁材5の延長方向
に配置して梁材5′と上弦材1とによって矩形の枡目が
形成されるように三角状立体トラス相互を連結し、その
枡目には、ブレース材4′を三角状立体トラスの斜材4
の延長した状態に張り渡してある。
各三角状立体トラスと梁材5′、ブレース材4′との結
構は適当なガセットプレートを用いる等常套の手段で行
えばよい。
この三角状立体トラス結構体は、ブレース材4′と梁材
5′との協働によって、面内、面外の剛性が高く、安定
性、耐風性能等に優れている。
又、この三角状立体トラス結構体によれば、従来の平面
トラス構造に比べ梁材5のスパンが半減しているため、
梁材断面を節約することができるなど、経済的に実現で
きるのみならず、平面トラスを要素として立体感のある
トラス結構体が構成され、建築構造の美的演出も可能と
なる。
さらには、上面にジグザグ状に、即ち延長されて1本の
如き状態に配設された斜材4及びブレース材4′は梁材
5及び5′と協働して、引っ張りに強いのみならず、建
方時における三角状立体トラスの横方向の安定化に役立
ち、仮説材の節約とか建方時間を短縮することを可能と
する。
第5図及び第6図は、本発明の方法により結構した三角
状立体トラスを示す。これらの図によって本発明の三角
状立体トラスの結構方法を説明する。
上弦材1′、下弦材2′及びラチス3′によって予め結
構されている2組の平面トラスの一側即ち下弦材2′同
志をアングル部材、即ち等辺山形鋼18によって、a点を
ボルト止めあるいは熔接により90°角に連結する。上弦
材1′の所定の箇所に取りつけたガセットプレート6を
介して梁材5″を両三角状立体トラスの上弦材1に組み
付ける。上弦材1と梁材5″によって形成される枡目に
同じガセットプレート6を介して、対角線状に斜材4″
を架設したものである。
ガセットプレート6は、第7図に示すように、一定形状
のプレート7の一面に別のプレート8を立設し、その別
プレート8の位置に対応する裏面にアングル材9を熔接
したものである。アングル材9は、少なくとも上弦材
1′以上の辺長であることが必要である。ガセットプレ
ート6はb点において上弦材1′にボルト止めされる。
ガセットプレート6の立設プレート8にはc点において
梁材5″をボルト止めすることによって、三角状立体ト
ラス全体がアッセンブルされる。
上記の実施態様によって例示される本発明の方法によれ
ば、平面トラスを構成ユニットとして建設現場において
接合金物、即ちアングル材あるいは曲げ部材、ガセット
プレート等によって、極めて簡単に組立てることが出来
ので、作業効率が非常の上昇するのみならず、トラス要
素の保管、搬送上非常に効率がよい。
また、例えば2本の等辺山形鋼を断面がX字型を形成す
るように並列させて上弦材を形成し、上弦材の強度を高
めるなど、必要に応じ上弦材1′、下弦材2′、ラチス
3′の数を調節することが出来、部材サイズの供給に制
約がある場合でも構築が可能である利点がある。
第8図及び第9図は、本発明による三角状立体トラス結
構体の支承方法に用いる支承体の1実施態様を示す。
この実施態様において第3図及び第4図に示した三角状
立体トラス結構体による屋根架構を支承する場合を示
す。
支承体10は、ベースプレート11、そのベースプレート11
に立設したH形鋼による本体12、及び本体12の上端に載
置した切妻屋根状の形状の山形鋼13よりなる。
屋根架構全体は、三角状立体トラスユニットの上弦材1
の両端部で支承されるよう、第3図においてdで示す位
置に配設された支承体10に載架される。
支承体10は、一定の高さに架設した梁14上の上記dに対
応する所定の箇所に予め埋め込まれたアンカーボルト15
によって、ベースプレート11を固定してある。支承体10
は山形鋼13の桁行に相当する方向を架設すべき屋根架構
を構成する三角状立体トラスの長手方向に一致させてあ
る。
支承体10の山形鋼13の上に、ガセットプレート17を介在
させて三角状立体トラスユニットの上弦材1を載せ、e
点でボルト止めして固定する。
三角状立体トラスユニットの上弦材1の末端には、上弦
材1の辺長より巾広のガセットプレート17を固着してあ
る。両端のラチス3′の上部のみは上弦材1に固着せ
ず、このガセットプレート17に固着してある。
e点におけるボルト孔16は、上弦材1とガセットプレー
ト17の重なり部に穿孔してある。このボルト孔16は、少
なくとも三角状立体トラスユニットの一方の端部におい
て上弦材1の長手方向に伸びる長孔としてある。
屋根架構は、先ず三角状立体トラスユニットをこの支承
体10に、ほぼ所定の位置に載架し、次いで梁材5′及び
ブレース材4′を結構して組み上げる。
三角状立体トラスユニットが支承体10に支承された状態
で、三角状立体トラスユニットは長手方向に移動可能で
ある。
このため、上記の支承方法によるときには、上記のとお
り三角状立体トラスユニットが長手方向に移動可能であ
ることとボルト孔が長孔であることによって、三角状立
体トラス結構体の建方中あるいは建方後の熱などによる
材長変化、或いは加工精度の粗さを吸収でき、建て方精
度を確保することができ、これによって、柱、梁等の支
持構造体精度の屋根構造への影響を低減し、トラス建入
れを容易にできる。
支承体10の本体は鋼管でも溝形鋼であってもよい。
本発明に係わる三角状立体トラス或いはその結構体を構
成する各部材はいずれも常套のものを用いることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の三角状立体トラス結構体を構成する三
角状立体トラスの部分斜視図、第2図は第1図の三角状
立体トラスの側面図、第3図は本発明の三角状立体トラ
ス結構体の部分平面図、第4図は第3図の結構体の部分
側面図、第5図は本発明の方法により結構した三角状立
体トラスの正面図、第6図は第5図の三角状立体トラス
の部分側面図、第7図は第5図の三角状立体トラス結構
に用いるガセットプレートの斜視図、第8図及び第9図
は本発明による支承体の使用状態を示す図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本の平行な上弦材と各上弦材から等距離
    に各上弦材と平行に配設した1本の下弦材と上弦材に対
    して直角方向に延在する、上弦材同士を連結する複数の
    水平材と水平材と上弦材により形成される枡目毎に水平
    材と上弦材との交点を結ぶ対角線の中の一方のみを連結
    し且つ隣接する枡目においてジグザグ状に一連に繋がる
    状態に配設した斜材と下弦材の、隣接する水平材の中間
    点に対応する点と上弦材及び水平材の交点を連結するラ
    チスとよりなる三角状立体トラスを複数個一定間隔を置
    いて横列平行に配置し、各トラス間を実質的に水平材を
    延長した梁材と実質的に斜材を延長したブレース材によ
    り連結したことを特徴とする三角状立体トラス結構体。
  2. 【請求項2】基板と基板に立設した本体と本体頂部に固
    着した切妻屋根状の形状の部材よりなる支承体を、その
    切妻屋根状の形状の部材の桁行に相当する方向と、 2本の平行な上弦材と各上弦材から等距離に各上弦材と
    平行に配設した1本の下弦材と上弦材に対して直角方向
    に延在する、上弦材同士を連結する複数の水平材と水平
    材と上弦材により形成される枡目毎に水平材と上弦材と
    の交点を結ぶ対角線の中の一方のみを連結し且つ隣接す
    る枡目においてジグザグ状に一連に繋がる状態に配設し
    た斜材と下弦材の、隣接する水平材の中間点に対応する
    点と上弦材及び水平材の交点を連結するラチスとよりな
    る三角状立体トラスの長手方向を、 一致させて配置し、三角状立体トラスの上弦材を該支承
    体にガセットプレートを介在させて載置しボルト止めす
    ることを特徴とする三角状立体トラスの支承方法。
  3. 【請求項3】請求項1の三角状立体トラス結構体を、基
    板と基板に立設した本体と本体頂部に固着した切妻屋根
    状の形状の部材よりなる支承体を、その切妻屋根状の形
    状の部材の桁行に相当する方向と該三角状立体トラス結
    構体を構成する三角状立体トラスの長手方向を一致させ
    て配置し、該三角状立体トラスの上弦材を該支承体にガ
    セットプレートを介在させて載置しボルト止めすること
    を特徴とする三角状立体トラス結構体の支承方法。
  4. 【請求項4】2本の平行な上弦材と各上弦材から等距離
    に各上弦材と平行に配設した1本の下弦材と上弦材に対
    して直角方向に延在する、上弦材同士を連結する複数の
    水平材と水平材と上弦材により形成される枡目毎に水平
    材と上弦材との交点を結ぶ対角線の中の一方のみを連結
    し且つ隣接する枡目においてジグザグ状に一連に繋がる
    状態に配設した斜材と下弦材の、隣接する水平材の中間
    点に対応する点と上弦材及び水平材の交点を連結するラ
    チスとよりなる三角状立体トラスの、少なくとも1側の
    支承体固定用ボルト孔を上弦材の長手方向に伸びる長孔
    とした、三角状立体トラスの支承方法。
  5. 【請求項5】請求項1の三角状立体トラス結構体の、少
    なくとも1側の支承体固定用ボルト孔を三角状立体トラ
    ス結構体の上弦材の長手方向に伸びる長孔とした、三角
    状立体トラス結構体の支承方法。
  6. 【請求項6】支承体の本体がH形鋼である請求項3記載
    の三角状立体トラスの支承方法。
  7. 【請求項7】支承体の本体がH形鋼である請求項4記載
    の三角状立体トラス結構体の支承方法。
  8. 【請求項8】支承体の本体が鋼管である請求項3記載の
    三角状立体トラスの支承方法。
  9. 【請求項9】支承体の本体が鋼管である請求項4記載の
    三角状立体トラス結構体の支承方法。
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