JPH07122792B2 - 弦楽器自動演奏装置 - Google Patents

弦楽器自動演奏装置

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JPH07122792B2
JPH07122792B2 JP31179186A JP31179186A JPH07122792B2 JP H07122792 B2 JPH07122792 B2 JP H07122792B2 JP 31179186 A JP31179186 A JP 31179186A JP 31179186 A JP31179186 A JP 31179186A JP H07122792 B2 JPH07122792 B2 JP H07122792B2
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plate
finger
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guitar
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修 若山
一二 山田
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株式会社タイト−
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Description

【発明の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本発明は、ギター等の弦楽器を機械装置により自動演奏
するようにした弦楽器自動演奏装置に関する。
(2)従来の技術 従来より、市販品のギターを機械装置により演奏するよ
うにした弦楽器自動演奏装置が知られている。これ等
は、一般的に市販品ギターを装置の一部品として組込ん
でしまい、2度とギター単体として取外すことが出来な
いものであった。
(3)発明が解決しようとする問題点 そのために、ギターを弦楽器自動演奏装置の一部品とし
て装置内に組込んでしまうので、装置の外観は人間がギ
ターを演奏する姿からは程遠くなってしまい、聴衆に違
和感を抱かせるという問題点もあった。
(4)問題点を解決するための手段及び作用 本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、人間が演
奏しているような外観を得ることを目的とし、この目的
を達成するために、弦楽器のネック部背面に配置され弦
と平行な方向に移動する移動機械と、移動機械に取り付
けられて移動機構と共に移動し弦楽器の音程を変えるた
めに弦を押圧する押弦機構とを設けるように構成されて
いる。
(5)実施例 以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明による弦楽器自動演奏装置の一実施例
を示す上面図である。
第1図において、ギター1はベースプレート5に胴体部
を利用して取外し自在に固定される。固定手段として
は、ベースプレート5に設けた機構により、ギター1の
胴体部を挟むようにして行われる。ベースプレート5
は、支柱47により収納ボックス44に固定されているの
で、収納ボックス44が室内の床面に置かれたときは、ギ
ター1と収納ボックス44とベースプレート5とにより床
面に対して安定に保持される。
収納ボックス44の上面には、モーター収納ケース45とモ
ーター収納ケース49とが、設けられている。
モーター収納ケース45には、モータ50a〜50fとモータ51
が組込まれている。モーター収納ケース45の立面には、
支柱2a及び2bが、モーター収納ケース45と一体に形成さ
れている。支柱2a及び2bの他端には、ボルト4a及び4bを
利用してアームプレート3が取付けられている。このア
ームプレート3の先端部には、後述するようにギター1
の弦6を弾く弾弦機構がアクリルプレート8の上側(第
1図)に設けられており、アームプレート3を右腕に見
立てて、装置全体で人間がギター1を演奏している状態
を表している。
モーター収納ケース45には、第2図に示すような合計7
個のモータ50a〜50fとモータ51とが設けられている。第
2図は、第1図の左側からモーター収納ケース45の部分
を見た側面図である。モータ50a〜50fは、プーリー40a
〜40fへ、それぞれ駆動ベルト53a〜53fを介して駆動力
を伝達するためのモータである。モータ51は、プーリー
20に駆動ベルト54を介して駆動力を伝達するためのモー
タである。
モーター収納ケース49には、ギター1の弦の数に合わせ
て、6個のモータ90a〜90fと6個のソレノイド91a〜91f
とが設けられている。第3図は、第1図に示すモーター
収納ケース49の部分を拡大した上面図である。また、第
4図は、第3図の正面図である。
第3図及び第4図において、モータ90a〜90fは、それぞ
れ索道管94a〜94fを介して後述するデルリン球93a〜93f
に往復駆動力を与えるための駆動力源である。また、ソ
レノイド91a〜91fは、後述する消音アーム95a〜95fを揺
動運動させるための駆動力源である。
モータ90d〜90fは、第4図に示すようにモータ90a〜90c
の下側に配置され、2層になっている。モータ90a〜90f
の回転運動は、ピストンクランク機構により往復運動に
変換され、それぞれ索道管94a〜94fに供給される。モー
タ90a〜90fの回転運動は、突起部89a〜89fと光学式位置
センサー94a〜94fとの組合せにより、回転位置の検出が
行われている。
ソレノイド91a〜91fは、第4図に示すようにソレノイド
91a〜91cの下側に配置され、モータ90a〜90fと同様に2
層になっている。ソレノイド91a〜91fの往復運動は、そ
れぞれ索道管106a〜106fに直接供給される。
このようにしてモータ50a〜50f、モータ90a〜90f、ソレ
ノイド91a〜91fから得られた駆動力は、回転シャフト31
a〜31f、索道管94a〜94f、索道管106a〜106fを介して第
5図の右端に示すギター1の弦6を弾くための機構に導
かれる。ギター1の弦6を弾くための機構、即ち人間の
右腕に相当する機構は、第5図及び第6図に示すよう
に、アクリルプレート8及びU字プレート9をベースと
して組み立てられる。なお、第6図は、第5図の下面図
に相当するが、フィンガーベース98の位置関係を明確に
示すために組立途中の状態を示してある。
第5図において、アクリルプレート8は、U字プレート
9の右端(第5図)にネジ止めされることにより、U字
プレート9と一体化されている。アクリルプレート8及
びU字プレート9は、U字プレート9の左端(第5図)
に設けられたエルボーピン10(第6図)を支点として第
5図の上下方向(第6図では紙面の垂直方向)に揺動す
る。このU字プレート9の揺動により、音の強弱をつけ
ることが行われている。なお、エルボーピン10は、U字
プレート9の片方にカシメにより固定され、支柱2に対
しては回転自在に軸支されている。また、支柱2は、ア
ームプレート3にボルト4a及び4bによりネジ止め固定さ
れている。
U字プレート9の全体を揺動運動させるための駆動力
は、円形偏芯カム15によって与えられる。即ち、偏芯カ
ム15には、一辺が偏芯カム15の径と同じ長さの矩形穴を
持ったカムハウジング16が組み合わされている。カムハ
ウジング16は、U字プレート9に固定されており、偏芯
カム15は、一体に形成されたカムシャフト19によって軸
受17及び18により軸支されている。この軸受17及び18
は、アームプレート3に固定されている。
カムシャフト19が、モータ51からプーリー20へと伝達さ
れた駆動力によって回転すると、カムハウジング16は偏
芯カム15の偏芯距離の2倍の量だけ上下(第5図)に移
動する。この上下動により、U字プレート9は、エルボ
ーピン10を支点とする揺動運動を行う。
なお、プーリー20による回転駆動は、正転及び逆転の2
方向に対して行われる。これは、U字プレート9の揺動
角の中間値から最小値に戻るときに、1方向の回転駆動
では最大変位値を経由しなければならない不都合が生ず
るからである。
また、偏芯カム15とカムハウジング16との間で生ずるバ
ックラッシュにより、U字プレート9の揺動角に制御誤
差が生ずるのを防止するために、2つのフックブラケッ
ト21及び22と、スプリング23とが用いられている。フッ
クブラケット21はU字プレート9に固定され、フックブ
ラケット22はアームプレート3に固定されている。フッ
クブラケット21とフックブラケット22との間には、スプ
リング23が掛け渡され、両者を引き付けるように作用す
る。スプリング23により、カムハウジング16(即ち、U
字プレート9)は第5図の反時計方向に附勢され、偏芯
カム15とカムハウジング16との間に生ずるガタが吸収さ
れる。これにより、U字プレート9の揺動角を精確に制
御できるようにしている。
このU字プレート9の揺動による音の強弱は、ギター1
の6本の弦6に対して均一に行われる。しかしながら、
人間がギター1を演奏する場合には、6本の弦6に対し
て個別に強弱をつけることが行われている。そこで、第
5図に示す機構でも、6本の弦6に対して個別に強弱を
つけることを実現している。以下、この6本の弦6に対
して個別に強弱をつける機構について説明する。
この機構への駆動力は、上述したようにモータ90a〜90f
(第3図)から、索道管94を介して第5図の右側から左
側へと供給されてくる。索道管94の先端には、デルリン
球93がネジ止めされており、モータ90a〜90fの回転によ
ってデルリン球93が第5図の左右方向に移動する。デル
リン球93は、プレートカム96およびプレートカム97とカ
ム機構を構成している。プレートカム96は、アクリルプ
レート8にネジ止め固定されており、プレートカム96
は、フィンガーベース98にネジ止め固定されている。
フィンガーベース98は、真鍮等の金属で作製され、ピン
99を中心として第5図の時計方向に回動するが、フィン
ガーベース98とアクリルプレート8との間に掛け渡され
たスプリング102により、常時反時計方向に附勢されて
いる。ピン99の軸受けとなっているアングル部材100
は、枠体101(第5図および第6図)を用いてU字プレ
ート9に固定されている。従って、枠体101およびアン
グル部材100によってU字プレート9に固定されたピン9
9を中心にして、スプリング102によりフィンガーベース
98が反時計方向に附勢されることにより、プレートカム
96とプレートカム97とでデルリン球93を挟む状態とな
る。
この状態でモータ90a〜90fの回転力が索道管94によって
デルリン球93に伝達され、デルリン球93が第5図の左右
方向に移動すると、フィンガーベース98が回動する。即
ち、デルリン球93が第5図の右方向に移動すると、フィ
ンガーベース98が時計方向(第5図)に回動し、デルリ
ン球93が第5図の左方向に移動すると、フィンガーベー
ス98が反時計方向(第5図)に回動する。
フィンガーベース98は、第6図に示すように6組が配置
されている。この配置は、人間が演奏するときの右手の
指の位置に近い状態を再現するための配置となってい
る。
このようにして回動されるフィンガーベース98の先端
(第5図右側)部分、即ち、アクリルプレート8の下側
には弦6を弾いて音を出すための弾弦機構が設けられて
いる。次に、この弾弦機構を第7図により説明する。
第7図は、第5図の右側面からアクリルプレート8の部
分にある一つの弾弦機構を抽出した正面図である。な
お、第5図および第6図では、ギター1の弦6の数に合
わせて第7図に示す弾弦機構が6組用いられている。こ
こでは、代表して1組についてのみ説明する。
第7図において、アクリルプレート8は、ギター1の響
板面に対してほぼ平行になり、フィンガープレート26
は、このアクリルプレート8に垂直にネジ止めされてい
る。
フィンガープレート26には、フィンガークランク27およ
びフィンガーピン29が取り付けられている。フィンガー
ピン29は、フィンガープレート26に固着され、フィンガ
ークランク27は一体に形成された回転シャフト31によっ
てフィンガープレート26に回転自在に軸支されている。
回転シャフト31が回転駆動されることにより、フィンガ
ークランク27は、第7図の反時間方向に回転する。フィ
ンガークランク27の上面には、フィンガーロッド28の一
端がセットスクリュー30によって回転自在に軸支されて
いる。
フィンガーロッド28の他端部近くには、長穴32が形成さ
れ、この長穴32を挿通してセットスクリュー36が回転シ
ャフト31に螺着されている。従って、フィンガーロッド
28は、長穴32とセットスクリュー36に位置規制されつ
つ、セットスクリュー36とフィンガーピン29とに挟まれ
て摺動する。
フィンガーロッド28には、真鍮やアルミ等の金属やポリ
アセチール(例えばデュポン社の「デルリン」)が使用
され、下端部(第7図)は、フインガーロッド28の長手
方向に対して約75度の角度をもたさせて斜めに切断され
ている。この切断面には、断面が三角形状のダンパー33
が接着されている。ダンパー33には、ネオプレーンスポ
ンジが素材として使用される。
回転シャフト31の駆動は、プーリー40a〜40fを介してモ
ータ50により行われる。プーリー40a〜40fを支える軸受
42及び43は、U字プレート9に固定されており、U字プ
レート9と共に揺動する。揺動により駆動ベルト53a〜5
3f(第2図)のたわみ量が変化することになるが、この
たわみ量の変化が少しでも小さくなるように、揺動中心
であるエルボーピン10の近くにプーリー40a〜40fが集め
られている。
回転シャフト31が回転駆動されてフィンガークランク27
が回転すると、クランク運動によりフィンガーロッド28
の先端部は、第7図に矢印で示す楕円軌跡を描く。この
運動の途中で、次に述べるようにして弦6を弾く動作が
行われる。
先ず、フィンガーロッド28の下端部が、第7図において
弦6の右上方向から下降し始める。下降により弦6と最
初に当接するのはダンパー33である。ダンパー33にはレ
オプレーンスポンジ等の弾性素材が用いられていること
から、弦6との当接により弦6の振動が止められ消音が
行われる。なお、弦6の消音は、後述する消音アーム95
によってもダンパー33とは独立して行われる。
その後、フィンガーロッド28の下端部が左方向(第7
図)に移動することにより、弦6はダンパー33の表面を
摺動し始める。摺動してフィンガーロッド28の最右端
(第7図)に至ったときに、弦6はフィンガーロッド28
から離れる。離れると同時に弦6自体の持つ弾性によっ
て振動(発音)を開始する。フィンガーロッド28の先端
部は、そのまま更に左上方向(第7図)へ移動を続ける
ので、振動している弦6とフィンガーロッド28とが接触
することはない。
その後、フィンガークランク27が一回転することによ
り、上述した弦6を弾く動作が繰り返し行われる。弦6
を弾く動作によって発生する反作用を吸収するためのス
ライダー103が設けられている。即ち、第6図に示すよ
うに、フィンガープレート26に当接する位置で、フィン
ガーロッド28が弦6を弾く方向の反対方向(第6図の上
側)からフィンガープレート26に当接する位置にスライ
ダー103が設けられている。フィンガーベース98の回動
に合わせてフィンガープレート26が第6図の紙面に垂直
な方向に移動すると、スライダー103とフィンガーロッ
ド28とは摺動して位置規制を行うとともに、上述した弦
6を弾く動作によって発生する反作用の吸収を行う。
弦楽器自動演奏装置の演奏に際しては、前述したU字プ
レート9の揺動による各弦6に共通する音の強弱と、フ
ィンガーベース98の回動による各弦6ごとに独立した音
の強弱と、第7図で説明した弾弦機構の動作の3つの動
作が組み合わされて、楽音が発生される。U字プレート
9の揺動ややフィンガーベース98の回動により、フィン
ガーロッド28が弦6に近付いたときは、フィンガーロッ
ド28は弦6に強く当たり、大きな音を出す。逆に、U字
プレート9の揺動やフィンガーベース98の回動により、
フィンガーロッド28が弦6から遠のいたときは、フィン
ガーロッド28は弦6に弱く当たり、小さな音を出す。こ
により、楽音に抑揚が付けられる。
上述の如くにして、楽音が発生された後の消音は、次の
ようにして行われる。
第5図に示すようにU字プレート9に固定されている軸
受18には、アングル部材104が取り付けられており、こ
のアングル部材104により消音アーム95が軸支されてい
る。消音アーム95は、リターンスプリング105で第5図
の反時計方向に常時附勢されている。消音アーム95の操
作は、ロールピン106とラグ107を利用して行われ、ラグ
107が接続されている索道管106をソレノイド91で第5図
左方向に引くことで消音アーム95が第5図の時計方向に
回動し、消音アーム95の先端部分に接着されたネオプレ
ンスポンジ110が弦6と当接する。このネオプレンスポ
ンジ110と弦6との当接により、弦6の振動が停止させ
られ、消音が行われる。
人間がギターを演奏する場合の左手に相当する弦を押さ
える動作は、押弦機構60(第1図)により得られる。以
下、この押弦機構60について第8図及び第9図と共に説
明する。第9図は、第8図の左側面図である。
第8図において、ネック部1aをネックホールドバー61で
固定することにより、ギター1が押弦機構60に取付けら
れる。押弦機構60は、ベーズプレート5(第1図)を介
して収納ボックス44(第1図)に固定されている。
押弦機構60は、フレーム120により構成される移動機構
に取り付けられる。また、フレーム120は、次に説明す
るように、ガイドプレート115に案内されて、弦と平行
な方向に移動する。
フレーム114には、サーボモータ129と3個のプーリー12
5、126、127とが取り付けられている。プーリー127は、
サーボモータ129の回転速度を減速する歯車128と同じ回
転軸に嵌合され、歯車128と共に回転する。プーリー12
5、126、127には、ステンレスワイヤーロープ124が張り
渡され、ステンレスワイヤーロープ124とフレーム120と
がビス123により固定されている。これにより、後述す
るように、サーボモータ129の回転駆動によりフレーム1
20が第8図の左右方向に移動する。
さらにフレーム114には、ガイドプレート115がネジ止め
固定されている。このガイドプレート115を上下方向
(第8図及び第9図)から挟むようにして、ソリッドブ
ロック116とプーリー118とが設けられている。ソリッド
ブロック116には、下側(第8図)にV字溝117が刻まれ
ており、このV字溝117とガイドプレート115とが接触し
た状態で、ソリッドブロック116とガイドプレート115と
が摺動運動をする。また、ガイドプレート115とプーリ
ー118とは、転がり運動をする。
ソリッドブロック116は、ボルト121によってフレーム12
0に固定され、プーリー118は、ボルト122によってフレ
ーム120に回転自在に軸支されている。したがって、フ
レーム120は、ガイドプレート115に案内されて、サーボ
モータ129の駆動力により第8図の左右方向、即ち第9
図の図面に垂直な方向に移動する。
フレーム120の移動は、演奏する曲目に合わせて行わ
れ、人間が演奏するときの左手の動きに似せて行われ
る。即ち、低温を演奏するには、第8図の右方向に移動
され、高音を演奏するには、第8図の左方向に移動され
る。この移動は、後述するプッシュロッド69等による押
弦動作と連動して行われる。
フレーム120の移動限界の検出とホームポジションの検
出は、マイクロスイッチ130、131を利用することにより
行われている。即ち、フレーム120の下端部に設けられ
たプッシュプレート132(第8図)が、フレーム120の移
動に合わせてマイクロスイッチ130、131をオンオフさせ
ることによりフレーム120の移動限界の検出とホームポ
ジションの検出とが行われる。
このようにして第8図の左右方向に移動されるフレーム
120の上部には、アクリル板66が取り付けられている。
フレーム120の直線移動は、このアクリル板66に取り付
けられている押弦機構を第8図の左右方向に移動するた
めに行われている。以下、この押弦機構について説明す
る。
アクリル板66には、ギダー1の弦6の数に合わせて縦に
6個の貫通孔67が設けられ、それぞれにケーブルホルダ
ー68がネジ止めされ、プッシュロッド69が摺動自在に挿
入されている。ケーブルホルダー68はワイヤーケーブル
80を固定保持し、プッシュロッド69はワイヤー芯81(第
10図)にネジ止め固定される。プッシュロッド69の先端
部には、ネオプレーンスポンジ70が接着されており、ワ
イヤー芯81により第8図の上側から押圧されて弦6をギ
ダー1のネック部1aに押し付ける。
これ等のケーブルホルダー68、プッシュロッド69等の個
数は、人間が左手で一度に弦を押さえることが可能なポ
イント数よりも多く設定され、約30個(5列×弦の本数
6)に設定されている。この個数は、上述したフレーム
120の移動速度とも関係があり、フレーム120の移動速度
が遅いときには、ケーブルホルダー68、プッシュロッド
69等の個数を多く設定しなければならない。
ワイヤーケーブル80を利用した押圧力の伝達は、第10図
及び第11図に示すソレノイドユニット77を駆動力源とし
て行われる。このソレノイドユニット77は、第1図に示
す収納ボックス44の右側面に設けられている。以下、ソ
レノイドユニット77の説明をする。
第10図は、ソレノイドユニット77の側面図である。ま
た、第11図はソレノイドユニット77の正面図である。
第10図には、13個のソレノイド1a〜1mのソレノイドベー
スプレート2への取付状態が明示されている。ソレノイ
ドベースプレート2の端部には、直角にワイヤーガイド
ブラケット3が取り付けられている。ソレノイドベース
プレート2及びワイヤーガイドブラケット3の組合せは
1つのソレノイドユニットにたいして、第11図に示すよ
うに、複数組が用いられる。ワイヤーガイドブラケット
3は、上下端をソケットキャップボルト4でネジ止めす
ることによりフレーム5に固定されている。この固定に
先立ってフレーム5の一部を成すガイドレール6によ
り、案内されて、ソレノイドベースプレート2がフレー
ム5に収納される。
第10図に示すソレノイドベースプレート72は、第11図に
示す右端のワイヤーガイドブラケット73と組み合わされ
るソレノイドベースプレート72を示している。このソレ
ノイドベースプレート72の片面側に、13個のソレノイド
71a〜71mが、第10図の紙面裏側から表側に貫けるビス
(図示せず)によりソレノイドベースプレート72に直接
固定されている。ソレノイド71a〜71mは、ソレノイド71
a〜71gに対して互い違いになるように配置されている。
ソレノイド71a〜71mは、第10図にソレノイド71aで代表
して示すように、巻線78とプランジャー79とをそれぞれ
有している。
巻線78は円筒状を成し、内側にプランジャー79を挿通す
るための円柱状の空間を有する。プランジャー9は円柱
状の鉄で構成され、左端(第10図)にワイヤーケーブル
80のワイヤー芯81が軸線方向に挿入され、ネジ82により
固定されている。ワイヤーケーブル80は、ワイヤーガイ
ドブラケット3に設けられたU字穴83に挿入固定された
ケーブルホルダー84によって、保持固定されている。ケ
ーブルホルダー84とプランジャー9との間には、ワイヤ
ー芯88を中心にして伸張スプリング85がかけ渡されてい
る。これにより、プランジャー79とワイヤー芯81とは、
スプリング85により第10図の右方向へ附勢される。
プランジャー79が、第10図の右方向へ附勢去れて当接す
る位置に、ストッパーラバー86が設けられている。この
ストッパーラバー86は、Lアングルフレーム87の立片に
接着剤を用いて貼着され、Lアングルフレーム87はソレ
ノイドベースプレート72にビス止めされている。Lアン
グルフレーム87には、ソレノイド71n〜71mに接続された
ワイヤーケーブル80を保持固定するためのケーブルホル
ダー84を挿入するU字穴83が設けられている。これらの
ソレノイド71n〜71mのプランジャー79が当接するストッ
パーラバー86は、Lアングルフレーム88の立片に接着剤
を用いて貼着されている。
ソレノイド71a〜71mによる駆動は、巻線78に通電するこ
とにより行われる。通電によりプランジャー79が巻線78
内に吸引されて、第10図左方向にスプリング85に抗して
移動する。これによってワイヤー芯81も第10図の左方向
に押し出されて、上述したプッシュロッド69まで駆動力
の伝達が行われる。
駆動停止は、巻線78への通電を停止することによって行
われる。通電の停止によりプランジャー79の吸引力が失
われ、スプリング85に附勢されてプランジャー79は第10
図右方向に移動する。移動により、ソレノイド71a〜71g
のプランジャー79にあっては、Lアングルフレーム87に
設けられたストッパーラバー86と当接することにより停
止する。また、ソレノイド71n〜71mのプランジャー79に
あっては、Lアングルフレーム88に設けられたストッパ
ーラバー86と当接することにより停止する。従って、ソ
レノイド71a〜71mに通電されない待期状態にあっては、
プランジャー79はスプリング85とストッパーラバー86と
の弾力性に挟まれた状態に保たれる。これにより、外部
から振動が加えられてプランジャー79が振動することに
よる異音の発生を防止するようにしている。
(6)発明の効果 以上で説明したように、本発明は、弦楽器のネック部背
面に配置され弦と平行な方向に移動する移動機構と、移
動機構に取り付けられて移動機構と共に移動し弦楽器の
音程を変えるために弦を押圧する押弦機構とをを設ける
ように構成したので、移動機構を弦楽器のネック部背面
に配置して、演奏者の左腕に相当する機構のみを弦楽器
のネック部の前面に配置したので、機構部分を聴衆に見
えないようにして人間が演奏しているような外観を得る
ことが可能となる。
また、演奏者の左腕に相当する押弦機構が音程に合わせ
て弦楽器のネック部を上下移動するので、この点でも人
間が演奏しているような外観を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、弦楽器自動演奏装置の一例を示す上面図、 第2図は、弦楽器自動演奏装置の一例を示す側面図、 第3図は、弦楽器自動演奏装置のモータ収納ケース49を
示す上面図、 第4図は、弦楽器自動演奏装置のモーター収納ケース49
を示す側面図、 第5図は、弦楽器自動演奏装置のフィンガーベース98を
示す正面図、 第6図は、弦楽器自動演奏装置のフィンガーベース98を
示す下面図、 第7図は、弦楽器自動演奏装置の弾弦機構を示す正面
図、 第8図は、本発明による弦楽器自動演奏装置の移動機構
および押弦機構を示す正面図、 第9図は、本発明による弦楽器自動演奏装置の移動機構
および押弦機構を示す第8図の左側面図、 第10図は、弦楽器自動演奏装置のソレノイドユニット77
を示す正面図、 第11図は、弦楽器自動演奏装置のソレノイドユニット77
を示す側面図である。 1……ギター 1a……ネック部 6……弦 66……アクリル板 69……プッシュロッド 70……ネオプレーンスポンジ 114……フレーム 115……ガイドプレート 116……ソリッドブロック 117……V字溝 118……プーリー 120……フレーム 124……ステンレスワイヤーロープ 125……プーリー 126……プーリー 127……プーリー 128……歯車 129……サーボモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弦を指で押圧した位置により音程を変える
    ようにした弦楽器を演奏する弦楽器自動演奏装置におい
    て、弦楽器のネック部背面に配置され弦と平行な方向に
    移動する移動機構(120)と、該移動機構(120)に取り
    付けられて前記移動機構(120)と共に移動し弦楽器の
    音程を変えるために弦を押圧する押弦機構(60)とを有
    する弦楽器自動演奏装置。
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