JPH07123028A - 音声会議装置 - Google Patents

音声会議装置

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JPH07123028A
JPH07123028A JP26530593A JP26530593A JPH07123028A JP H07123028 A JPH07123028 A JP H07123028A JP 26530593 A JP26530593 A JP 26530593A JP 26530593 A JP26530593 A JP 26530593A JP H07123028 A JPH07123028 A JP H07123028A
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JP
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band
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unit
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JP26530593A
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Inventor
Yasuo Sudo
康雄 須藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、音声会議装置に関し、帯域分割型
のエコーキャンセラを備えた音声会議装置において、7
kHz帯域を帯域分割した低域のサンプリング標本化周
波数が、3.4kHzのサンプリング標本化周波数と同
じ8kHzであることを利用して、低域エコーキャンセ
ラを3.4kHzのエコーキャンセラと全く同等のもの
を共有して使用できる音声会議装置を提供することを目
的としている。 【構成】 適応フィルタ部81がデシメータ部5.1か
ら出力された低域データに応じて疑似エコーデータを発
生し、減算器82がデシメータ部6.1から出力された
低域データから疑似エコーデータを減算する。従って、
減算結果のエコー残差をゼロに集束するので、通信モー
ドが3.4kHz帯域、7kHz帯域とも低域エコーキ
ャンセラ部8において共通に使用できるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声会議装置に関し、
特に、帯域分割エコーキャンセラを使用した音声会議装
置の音響エコーキャンセラの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】通信回線を介して結ばれた会議室間にお
いて、音声情報により通信するための音声会議装置は、
会議室内の話者等が発する音声をマイクロホンで集音
し、その音声信号を音声情報に変換した後に相手会議室
へ送信し、また、相手会議室から送られてくる音声情報
を音声信号に変換した後に、スピーカにより再生する。
【0003】ところが、スピーカの再生音が同一室内に
存在するマイクロホンへと回り込んで発生する室内エコ
ーは、ハイブリッドコイルで発生する側音や相手方での
室内回り込みを経て送り返されてくるので、通信回線を
介して相互に通信する会議室間には室内エコーのループ
が形成される。この室内エコーを放置すると、室内エコ
ーに起因して通話品質が損なわれ、強いてはハウリング
が発生して通話不能になる。そこで、送受信する双方の
音声信号を遮断することなく室内エコーを除去するに
は、音声会議装置内に室内エコー消去に用いるエコーキ
ャンセラを設けることが有効である。
【0004】エコーキャンセラは、入力音声データに応
じて疑似エコーデータを発生する適応フィルタ部と、そ
の入力音声データがエコー経路を通った後のデータから
疑似エコーデータを減算する減算器とを有し、減算結果
のエコー残差をゼロに集束するように、すなわち、エコ
ー経路通過後のデータに疑似エコーデータを一致するよ
うに、適応フィルタ部の応答特性を逐次修正する機能を
付与している。このエコーキャンセラに、スピーカに出
力した音声信号を入力して疑似エコー信号を発生させ、
マイクロホンが発生した音声信号から疑似エコーを減算
することで、室内エコーを消去するものである。
【0005】近年、TV会議システムにような音声会議
装置においては、話者の識別や臨場感の向上を図るため
に、電話音と呼ばれる300Hz〜3.4kHz帯域の
音声以上の音声品質を求められており、50Hz〜7k
Hz帯域の広帯域音声を64kbps以下で符号化する
TSS(旧CCITT)勧告G.722に基づいて適用
するのが一般的になっている。
【0006】この7kHz帯域の標本化周波数は、16
kHzであり、3.4kHz帯域(8kHz)の2倍の
周波数である。このため、3.4kHz帯域のエコーキ
ャンセラは、同期間のエコーを消去するためには、2倍
のデータ量を扱わなければならず、さらに、1/2の時
間内に処理しなけばならない。従って、7kHz帯域の
エコーキャンセラは、3.4kHz帯域の場合に比べて
4倍の処理能力を必要とする。
【0007】従来、音声会議装置としては、特開昭62
−230229号公報記載の「エコー除去装置」が提案
されている。このものは、7kHz帯域等の広帯域を帯
域分割したエコーキャンセラである。この方式は、帯域
分割フィルタとして直交ミラー・フィルタQMFを採用
し、さらに帯域境界付近での帯域除去を行い、折り返し
雑音をなくして高域、低域分割を実現しているものであ
る。
【0008】QMFは、ダウンサンプリングと帯域分割
を行うデシメータと、アップサンプリングと帯域結合を
行うインタポーレータによって構成される既知のマルチ
標本化周波数フィルタである。このデシメータが、高
域、低域の各データをダウンサンプリングして半分の標
本化周波数にそれぞれ変換するため、デシメータとイン
タポーレータの間に高域、低域のエコーキャンセラをそ
れぞれ挿入すれば、エコーキャンセラの処理速度が緩和
できる。例えば、16kHzの標本化周波数で音声デー
タが入力されると、デシメータからはそれぞれ8kHz
の標本化周波数の高域、低域の音声データが送出され
る。16kHzの標本化周波数の音声データを、音響反
響のインパルス応答長が125msecのトランスバー
サル型で構成すると、62.5μsecの間に2000
タップの係数の積和演算を行わなければならなかった
が、これによると、標本化周波数が8kHzに落ちたた
め、高域、低域それぞれ1000タップの係数の積和演
算を125μsecの間に行えばいい。すなわち、高域
1000タップ、低域1000タップで係数の数は変わ
らないが、標本化周波数が1/2になっている。このよ
うに、QMFを使った帯域分割型エコーキャンセラで
は、音声データの処理量を半減することができる大変効
果的な手法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
「エコー除去装置」のように、3.4kHz帯域と7k
Hz帯域の両帯域に使用できる音声コーデックを備えて
いるものが一般的である。従来、このような音声会議装
置には、狭帯域用、広帯域用の音響エコーキャンセラを
それぞれ備えているためコスト高になるといった問題が
あった。
【0010】そこで、請求項1記載の発明は、帯域分割
型のエコーキャンセラを備えた音声会議装置において、
7kHz帯域を帯域分割した低域のサンプリング標本化
周波数が、3.4kHzのサンプリング標本化周波数と
同じ8kHzであることを利用して、低域エコーキャン
セラを3.4kHzのエコーキャンセラと全く同等のも
のを共有して使用することで、上記のような不具合を解
消することを課題としている。
【0011】また、3.4kHz帯域と7kHz帯域を
もった音声会議装置において、通信中にそれら帯域間の
音声モード切り替えを行うことがある。このとき、従来
では、切り替えるべき音声帯域の音響エコーキャンセラ
の適応フィルタ部係数は初期値にリセットされ、新たに
適応処理を行い直さなければならなかった。このため、
音声モード切り替えのときは、切り替え後しばらくエコ
ーキャンセラが音場に適応するまで、時間がかかり、そ
の間、エコーやハウリングが発生する恐れがあるといっ
た問題があった。
【0012】そこで、請求項2および請求項3記載の発
明は、広帯域、狭帯域での低域エコーキャンセラを共有
化し、音声モード切り替え時に毎回適応フィルタ部係数
をリセットせずに、前の音声モードのときのフィルタ係
数をそのまま使用することにより、上記のような不具合
を解消することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、通信回線を介して会議相手側
から送信された音声情報および通信モードを受信する通
信制御部と、該通信制御部により受信された音声情報を
通信モードに基づいて3.4kHz帯域の音声データま
たは7kHz帯域の音声データに復号化する音声コーデ
ック部と、該音声コーデック部から出力された音声デー
タを高域データおよび低域データに帯域分割し、半分の
標本化周波数にそれぞれ変換する送信QMF(直交ミラ
ー・フィルタ)を構成する第1のデシメータ部と、該第
1のデシメータ部により出力された高域データおよび低
域データを帯域結合し、2倍の標本化周波数に変換する
受信QMFを構成する第1のインタポーレータ部と、該
第1のインタポーレータ部により出力された音声データ
を音声信号にD/A変換するD/A変換器と、該D/A
変換器から出力された音声信号を音声に変換して会議室
空間に放出するスピーカと、該会議室空間の音声を集音
して音声信号に変換するマイクと、該マイクから出力さ
れた音声信号を音声データにA/D変換するA/D変換
器と、該A/D変換器から出力された音声データを高域
データおよび低域データに帯域分割し、半分の標本化周
波数にそれぞれ変換する送信QMFを構成する第2のデ
シメータ部と、を備え、該第1のデシメータ部から出力
された低域データに応じて疑似エコーデータを発生する
適応フィルタ部と、該第2のデシメータ部から出力され
た低域データから該疑似エコーデータを減算する減算器
と、該適応フィルタ部および該減算器とを含み、かつ、
減算結果のエコー残差をゼロに集束する低域エコーキャ
ンセラ部を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載の音声会議装置において、前記通
信制御部により受信された音声情報を指定された通信モ
ードに基づいて前記音声コーデック部が3.4kHz帯
域の音声データから7kHz帯域の音声データに設定す
る場合には、前記低域エコーキャンセラ部が、3.4k
Hz帯域の音声データに関わる適応フィルタ部の係数を
継続して使用することを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載の音声会議装置において、前記通
信制御部により受信された音声情報を指定された通信モ
ードに基づいて前記音声コーデック部が7kHz帯域の
音声データから3.4kHz帯域の音声データに設定す
る場合には、前記低域エコーキャンセラ部が、7kHz
帯域の音声データに関わる適応フィルタ部の係数を継続
して使用することを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明では、通信回線1を介して
会議相手側から送信された音声情報および通信モードを
通信制御部2が受信すると、音声コーデック3が、音声
情報を指定された通信モードに基づいて3.4kHz帯
域の音声データまたは7kHz帯域の音声データに復号
化する。次に、デシメータ部5.1が、音声コーデック
3から出力された音声データを高域データおよび低域デ
ータに帯域分割するとともに、半分の標本化周波数にそ
れぞれ落し、インタポーレータ部5.2が、デシメータ
部5.1から出力された高域データおよび低域データを
帯域結合するとともに、2倍の標本化周波数に変換す
る。次に、D/A変換器9が、インタポーレータ部5.
2から出力された音声データを音声信号にD/A変換
し、アンプ10で音声信号を増幅した後に、スピーカ1
1から音声を会議室空間に放出する。音声は、会議室空
間を反響した後にマイク12に入力される。マイク12
が、会議室空間の音声を集音して音声信号に変換し、A
/D変換器14が、音声信号を音声データにA/D変換
する。デシメータ部6.1が、A/D変換器14から出
力された音声データを高域データおよび低域データに帯
域分割するとともに、半分の標本化周波数にそれぞれ変
換する。低域エコーキャンセラ部8において、適応フィ
ルタ部81が、デシメータ部5.1から出力された低域
データに応じて疑似エコーデータを発生し、減算器82
が、デシメータ部6.1から出力された低域データから
疑似エコーデータを減算する。従って、減算結果のエコ
ー残差をゼロに集束するので、通信モードが3.4kH
z帯域、7kHz帯域とも共通に低域エコーキャンセラ
部8において使用することが可能であり、狭帯域用、広
帯域用の音響エコーキャンセラをそれぞれ備えることに
起因するコスト高を回避でき、経済性を重視した音声会
議装置を提供できる。
【0017】請求項2記載の発明では、音声コーデック
3が、通信回線を介して会議相手側から送信された音声
情報を指定された通信モードに基づいて3.4kHz帯
域の音声データから7kHz帯域の音声データに設定す
る場合には、低域エコーキャンセラ部8が、3.4kH
z帯域の音声データで通話していた場合の適応フィルタ
部の係数を使用するので、切り替え後ただちに低域エコ
ーキャンセラ部8が音場に適応し、切り替えに伴うエコ
ーやハウリングの発生を回避できる音声会議装置を提供
できる。
【0018】請求項3記載の発明では、音声コーデック
3が、通信回線を介して会議相手側から送信された音声
情報を指定された通信モードに基づいて7kHz帯域の
音声データから3.4kHz帯域の音声データに設定す
る場合には、低域エコーキャンセラ部8が、7kHz帯
域の音声データで通話していた場合の適応フィルタ部の
係数を使用するので、切り替え後ただちに低域エコーキ
ャンセラ部8が音場に適応し、切り替えに伴うエコーや
ハウリングの発生を回避できる音声会議装置を提供でき
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、音声会議装置のシステム構成について説明
する。図1は本発明の一実施例である音声会議装置のシ
ステム構成図である。図1に示すように、通信回線1
は、公衆網やISDN網等である。通信制御部2は、所
定の通信プロトコルに基づいて通信を制御する。音声コ
ーデック部3は、例えばCCITT勧告G.711に基
づいて3.4kHz帯域の音声の符号化と復号化を行う
とともに、例えばCCITT勧告G.722に基づいて
7kHz帯域の音声の符号化と復号化を行う。スイッチ
4は、帯域によって音声データフローパスを切り替え
る。
【0020】デシメータ部5.1は、受話信号側の送信
QMFを構成し、音声コーデック部3から出力された音
声データを高域データおよび低域データに帯域分割する
とともに、半分の標本化周波数にそれぞれ変換する。イ
ンタポーレータ部5.2は、受話信号側の受信QMFを
構成し、デシメータ部5.1から出力された音声データ
の高域データおよび低域データを帯域結合するととも
に、2倍の標本化周波数に変換する。
【0021】D/A変換器9は、インタポーレータ部
5.2から出力された音声データを音声信号に変換す
る。アンプ10は、D/A変換器9から出力された音声
信号を増幅する。スピーカ11は、音声信号を空間疎密
波に変換し、音として会議室空間に送出する。マイクロ
フォン12は、会議室空間の音声を音声信号に変換す
る。アンプ13は、マイクロフォン12から出力された
音声信号を適当なレベルに調整する。A/D変換器14
は、アンプ13で出力された音声信号を音声データに変
換する。
【0022】デシメータ部6.1は、送話信号側の送信
QMFを構成し、A/D変換器14から出力された音声
データを高域データおよび低域データに帯域分割すると
ともに、半分の標本化周波数にそれぞれ変換する。高域
エコーキャンセラ部7は、7kHz帯域の音声符号モー
ドを備え、入力音声データに応じて疑似エコーデータを
発生する適応フィルタ部と、その入力音声データがエコ
ー経路を通った後のデータから疑似エコーデータを減算
する減算器とを有し、減算結果のエコー残差をゼロに集
束する。
【0023】低域エコーキャンセラ部8は、3.4kH
z帯域の音声符号モードを備え、入力音声データに応じ
て疑似エコーデータを発生する適応フィルタ部と、その
入力音声データがエコー経路を通った後のデータから疑
似エコーデータを減算する減算器とを有し、減算結果の
エコー残差をゼロに集束する。インタポーレータ部6.
2は、送話信号側の受信QMFを構成し、低域エコーキ
ャンセラ部8および高域エコーキャンセラ部9から出力
された音声データの高域データおよび低域データを帯域
結合するとともに、2倍の標本化周波数に変換する。
【0024】次に、音声符号モードに対応するスイッチ
群4の設定について説明する。7kHz帯域の音声符号
モードの場合には、8個全てのスイッチは1端子−2端
子ショートとし、一方、3.4kHzの音声符号モード
の場合には、1端子−3端子ショートとする。ちなみ
に、図1に示すスイッチ群4の設定は、3.4kHzの
音声符号モードの設定である。
【0025】次に、図2に示す低域エコーキャンセラ8
の内部構成説明する。図2に示すように、低域エコーキ
ャンセラ8の内部構成は、適応フィルタ部81と、減算
器82と、適応フィルタ部のフィルタ係数の適応制御す
るエコーキャンセラ適応制御部83から構成される。図
2に示すように、低域エコーキャンセラ8は、過去N個
の受話データにある係数(h0 、・・、hN-1 )をかけ
て総和する適応フィルタ部81を内蔵し、適応フィルタ
部81によってスピーカから出力されエコー経路を通っ
てマイクロホンに入力されたエコーを類推して疑似エコ
ーを出力する。この類推された疑似エコーは減算器82
によって、マイクロホンから入力された送話データから
差し引き、この残差を送信側へ送られる。また、減算器
82から出力される残差をもとに、よりこの残差を0に
近づけるべくエコーキャンセラ適応制御部83によって
フィルタ係数(h0 、・・、hN-1 )を更新する。
【0026】このフィルタ係数(h0 、・・、hN-1 )
は、エコー経路の伝達特性を示すパラメータである。す
なわち、会議室の広さ、スピーカの位置、マイクロホン
の位置、会議室内の障害物等の外的ファクターをこのフ
ィルタ係数(h0 、・・、hN-1 )により表している。
このため、人の移動や室内の温度変化などの外的変化に
よってエコー経路の伝達特性が時々刻々と変化するの
で、適応的に対応するためエコーキャンセラ適応制御部
4は、常時作動し、フィルタ係数を更新する必要があ
る。
【0027】また、3.4kHz帯域と7kHz帯域を
もった音声会議装置において、通信中にそれら帯域間の
音声モードを切り替える場合がある。そこで、図1に示
すように7kHz帯域に場合には、3.4kHz帯域時
での低域エコーキャンセラを共有化しているので、音声
モードの切り替え時に毎回、適応フィルタ部係数(h0
、・・、hN-1 )をリセットせずに、前回の音声モー
ドの時のフィルタ係数をそのまま使用することができ
る。
【0028】以下、本発明の請求項1に係わる作用効果
を説明する。音声コーデック3が、音声情報を指定され
た通信モードに基づいて3.4kHz帯域の音声データ
または7kHz帯域の音声データに復号化する。次に、
デシメータ部5.1が、音声コーデック3から出力され
た音声データを高域データおよび低域データに帯域分割
するとともに、半分の標本化周波数にそれぞれ落し、イ
ンタポーレータ部5.2が、デシメータ部5.1から出
力された高域データおよび低域データを帯域結合すると
ともに、2倍の標本化周波数に変換する。次に、D/A
変換器9が、インタポーレータ部5.2から出力された
音声データを音声信号にD/A変換し、アンプ10で音
声信号を増幅した後に、スピーカ11から音声を会議室
空間に放出する。音声は、会議室空間を反響した後にマ
イク12に入力される。マイク12が、会議室空間の音
声を集音して音声信号に変換し、A/D変換器14が、
音声信号を音声データにA/D変換する。デシメータ部
6.1が、A/D変換器14から出力された音声データ
を高域データおよび低域データに帯域分割するととも
に、半分の標本化周波数にそれぞれ変換する。低域エコ
ーキャンセラ部8において、適応フィルタ部81が、デ
シメータ部5.1から出力された低域データに応じて疑
似エコーデータを発生し、減算器82が、デシメータ部
6.1から出力された低域データから疑似エコーデータ
を減算する。従って、減算結果のエコー残差をゼロに集
束するので、通信モードが3.4kHz帯域、7kHz
帯域とも共通に低域エコーキャンセラ部8において使用
することができる。
【0029】以下、本発明の請求項2に係わる作用効果
を説明する。音声コーデック3が、通信回線を介して会
議相手側から送信された音声情報を指定された通信モー
ドに基づいて3.4kHz帯域の音声データから7kH
z帯域の音声データに設定する場合には、低域エコーキ
ャンセラ部8が、3.4kHz帯域の音声データで通話
していた場合の適応フィルタ部の係数を使用するので、
切り替え後ただちに低域エコーキャンセラ部8が音場に
適応し、切り替えに伴うエコーやハウリングの発生を回
避できる。
【0030】また、3.4kHz帯域の音声データから
7kHz帯域の音声データに音声モードを設定する場合
には、3.4kHz帯域の音声モードの時のフィルタ係
数(h0 、・・、hN-1 )を7kHz帯域の音声モード
においてもそのまま使用する。7kHz帯域では送信Q
MFを通るので、そのフィルタ歪みの影響が少なからず
予想されるが、フィルタ係数を初期値にリセットするよ
りもはるかに適応スピードは早い。
【0031】以下、本発明の請求項3に係わる作用効果
を説明する。音声コーデック3が、通信回線を介して会
議相手側から送信された音声情報を指定された通信モー
ドに基づいて7kHz帯域の音声データから3.4kH
z帯域の音声データに設定する場合には、低域エコーキ
ャンセラ部8が、7kHz帯域の音声データで通話して
いた場合の適応フィルタ部の係数を使用するので、切り
替え後ただちに低域エコーキャンセラ部8が音場に適応
し、切り替えに伴うエコーやハウリングの発生を回避で
きるまた、7kHz帯域の音声データから3.4kHz
帯域の音声データに音声モード設定する場合には、7k
Hz帯域の音声モードの時のフィルタ係数(h0 、・
・、hN-1 )を3.4kHz帯域の音声モードにおいて
もそのまま使用する。7kHz帯域では送信QMFを通
るので、そのフィルタ歪みの影響が少なからず予想され
るが、フィルタ係数を初期値にリセットするよりもはる
かに適応スピードは早い。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、帯域分割
型のエコーキャンセラを備えた音声会議装置において、
7kHz帯域の音声データを送信QMFにより帯域分割
した結果、低域のサンプリング標本化周波数が、3.4
kHzのサンプリング標本化周波数と同様の8kHzで
あることを利用して、低域エコーキャンセラ部を3.4
kHzのエコーキャンセラ部と全く同等のものを共有し
て使用するので、狭帯域用、広帯域用の音響エコーキャ
ンセラをそれぞれ備えることに起因するコスト高を回避
でき、経済性を重視した音声会議装置を提供できる。
【0033】また、請求項2および請求項3記載の発明
によれば、広帯域、狭帯域での低域エコーキャンセラ部
を共有化し、音声モードを切り替えた時に毎回適応フィ
ルタ部係数をリセットせずに、前回の音声モードの時の
フィルタ係数をそのまま使用するので、音声モードを切
り替えた場合には、切り替え後ただちにエコーキャンセ
ラ部が音場に適応し、切り替えに伴うエコーやハウリン
グの発生を回避できる音声会議装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる帯域分割型音響エコーキャンセ
ラのシステム構成を示す図である。
【図2】本発明に係わる低域エコーキャンセラ部の内部
構成のシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
1 通信回線 2 通信制御部 3 音声コーデック部 4 スイッチ 5.1 デシメータ部 5.2 インタポーレータ部 6.1 デシメータ部 6.2 インタポーレータ部 7 高域エコーキャンセラ部 8 低域エコーキャンセラ部 9 D/A変換器 10 アンプ 11 スピーカ 12 マイクロフォン 13 アンプ 14 A/D変換器 81 適応フィルタ部 82 減算器 83 エコーキャンセラ適応制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を介して会議相手側から送信され
    た音声情報および通信モードを受信する通信制御部と、
    該通信制御部により受信された音声情報を通信モードに
    基づいて3.4kHz帯域の音声データまたは7kHz
    帯域の音声データに復号化する音声コーデック部と、該
    音声コーデック部から出力された音声データを高域デー
    タおよび低域データに帯域分割し、半分の標本化周波数
    にそれぞれ変換する送信QMF(直交ミラー・フィル
    タ)を構成する第1のデシメータ部と、該第1のデシメ
    ータ部により出力された高域データおよび低域データを
    帯域結合し、2倍の標本化周波数に変換する受信QMF
    を構成する第1のインタポーレータ部と、該第1のイン
    タポーレータ部により出力された音声データを音声信号
    にD/A変換するD/A変換器と、該D/A変換器から
    出力された音声信号を音声に変換して会議室空間に放出
    するスピーカと、該会議室空間の音声を集音して音声信
    号に変換するマイクと、該マイクから出力された音声信
    号を音声データにA/D変換するA/D変換器と、該A
    /D変換器から出力された音声データを高域データおよ
    び低域データに帯域分割し、半分の標本化周波数にそれ
    ぞれ変換する送信QMFを構成する第2のデシメータ部
    と、を備え、該第1のデシメータ部から出力された低域
    データに応じて疑似エコーデータを発生する適応フィル
    タ部と、該第2のデシメータ部から出力された低域デー
    タから該疑似エコーデータを減算する減算器と、該適応
    フィルタ部および該減算器とを含み、かつ、減算結果の
    エコー残差をゼロに集束する低域エコーキャンセラ部を
    備えたことを特徴とする音声会議装置。
  2. 【請求項2】前記通信制御部により受信された音声情報
    を指定された通信モードに基づいて前記音声コーデック
    部が3.4kHz帯域の音声データから7kHz帯域の
    音声データに設定する場合には、前記低域エコーキャン
    セラ部が、3.4kHz帯域の音声データに関わる適応
    フィルタ部の係数を継続して使用することを特徴とする
    請求項1記載の音声会議装置。
  3. 【請求項3】前記通信制御部により受信された音声情報
    を指定された通信モードに基づいて前記音声コーデック
    部が7kHz帯域の音声データから3.4kHz帯域の
    音声データに設定する場合には、前記低域エコーキャン
    セラ部が、7kHz帯域の音声データに関わる適応フィ
    ルタ部の係数を継続して使用することを特徴とする請求
    項1記載の音声会議装置。
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