JPH07123878A - 同質4倍体パチョリ植物及びこれを用いるパチョリ精油の製造法 - Google Patents
同質4倍体パチョリ植物及びこれを用いるパチョリ精油の製造法Info
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- JPH07123878A JPH07123878A JP5278424A JP27842493A JPH07123878A JP H07123878 A JPH07123878 A JP H07123878A JP 5278424 A JP5278424 A JP 5278424A JP 27842493 A JP27842493 A JP 27842493A JP H07123878 A JPH07123878 A JP H07123878A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 核内DNA量が倍加している同質4倍体細胞
を有するパチョリ植物、この植物の製造法及びこの植物
を育成し、得られた植物体から採油するパチョリ精油の
製造法。 【効果】 パチョリ精油を多量に製造することができ
る。
を有するパチョリ植物、この植物の製造法及びこの植物
を育成し、得られた植物体から採油するパチョリ精油の
製造法。 【効果】 パチョリ精油を多量に製造することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同質4倍体パチョリ植
物及びこれを育成し、多量のパチョリ精油を得ることの
できるパチョリ精油の製造法に関する。なお、同質4倍
体とは遺伝的に変異せしめることなくDNA量を倍加し
た植物体をいう。
物及びこれを育成し、多量のパチョリ精油を得ることの
できるパチョリ精油の製造法に関する。なお、同質4倍
体とは遺伝的に変異せしめることなくDNA量を倍加し
た植物体をいう。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】パチョ
リ(Pogostemon cablin)はシソ科の
香料植物であり、その茎葉に含まれるパチョリ油は優れ
た香気を有することから香粧品産業において重要な植物
性精油の1つである。
リ(Pogostemon cablin)はシソ科の
香料植物であり、その茎葉に含まれるパチョリ油は優れ
た香気を有することから香粧品産業において重要な植物
性精油の1つである。
【0003】しかしその生産性は低く、多収性パチョリ
の作出が望まれていた。しかしパチョリ植物は不稔であ
るため、交雑育種法など従来の育種手法による品種改良
は不可能であり、未だ多収性品種は作出されていない。
の作出が望まれていた。しかしパチョリ植物は不稔であ
るため、交雑育種法など従来の育種手法による品種改良
は不可能であり、未だ多収性品種は作出されていない。
【0004】従って本発明の目的は、パチョリ植物を改
良し、これより多量のパチョリ精油を得ることにある。
良し、これより多量のパチョリ精油を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情に鑑み、本発
明者らは鋭意研究を行った結果、パチョリの同質4倍体
植物を得、これから多量のパチョリ精油が得られること
を見出し、本発明を完成した。
明者らは鋭意研究を行った結果、パチョリの同質4倍体
植物を得、これから多量のパチョリ精油が得られること
を見出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、核内DNA量が倍加
している同質4倍体細胞を有するパチョリ植物の第一の
発明と、パチョリ植物の組織片、又はパチョリ植物の組
織から誘導したカルス、遊離単細胞若しくはプロトプラ
ストをDNA倍化誘発剤で処理することを特徴とする同
質4倍体細胞を有するパチョリ植物の製造法の第二の発
明と、このパチョリ植物を育成し、得られた植物体から
精油成分を採油することを特徴とするパチョリ精油の製
造法の第三の発明を提供するものである。
している同質4倍体細胞を有するパチョリ植物の第一の
発明と、パチョリ植物の組織片、又はパチョリ植物の組
織から誘導したカルス、遊離単細胞若しくはプロトプラ
ストをDNA倍化誘発剤で処理することを特徴とする同
質4倍体細胞を有するパチョリ植物の製造法の第二の発
明と、このパチョリ植物を育成し、得られた植物体から
精油成分を採油することを特徴とするパチョリ精油の製
造法の第三の発明を提供するものである。
【0007】本発明の核内DNA量が倍加している同質
4倍体細胞を有するパチョリ植物(以下、「同質4倍体
パチョリ」という)を製造する方法としては、パチョリ
植物の(1)組織、(2)カルス、(3)単細胞又はプ
ロトプラストをDNA倍加誘発剤で処理し、DNA倍加
細胞から植物体を復元する方法が挙げられる。以下これ
らの方法を詳細に説明する。
4倍体細胞を有するパチョリ植物(以下、「同質4倍体
パチョリ」という)を製造する方法としては、パチョリ
植物の(1)組織、(2)カルス、(3)単細胞又はプ
ロトプラストをDNA倍加誘発剤で処理し、DNA倍加
細胞から植物体を復元する方法が挙げられる。以下これ
らの方法を詳細に説明する。
【0008】(1)組織を用いる方法:パチョリ植物の
葉や茎の組織片を用いて、次の4つのステップによりD
NA倍加植物を製造する方法である。すなわち、1.DN
A倍加誘発剤で葉又は茎組織を処理し、2.処理組織から
不定芽を誘導し、3.不定根を誘導し、4.再生植物を育成
する方法である。各々のステップを次に説明する。
葉や茎の組織片を用いて、次の4つのステップによりD
NA倍加植物を製造する方法である。すなわち、1.DN
A倍加誘発剤で葉又は茎組織を処理し、2.処理組織から
不定芽を誘導し、3.不定根を誘導し、4.再生植物を育成
する方法である。各々のステップを次に説明する。
【0009】1.第1のステップ:DNA倍加誘発剤処
理 葉又は茎の組織片をDNA倍加誘発用培地を用いて処理
する工程である。ここで用いるDNA倍加誘発用培地と
しては、下記の如き不定芽誘導培地にDNA倍加誘発剤
を含有させたものである。DNA倍加誘発剤としては、
コルセミド、コルヒチン、ビンブラスチン、ポドフィロ
トキシン等が挙げられるが、特にコルセミドが好まし
い。これらDNA倍加誘発剤は0.001〜0.5重量
%の範囲で不定芽誘導用培地に添加する。就中、コルセ
ミドを0.005〜0.2重量%で添加するのが好まし
い。
理 葉又は茎の組織片をDNA倍加誘発用培地を用いて処理
する工程である。ここで用いるDNA倍加誘発用培地と
しては、下記の如き不定芽誘導培地にDNA倍加誘発剤
を含有させたものである。DNA倍加誘発剤としては、
コルセミド、コルヒチン、ビンブラスチン、ポドフィロ
トキシン等が挙げられるが、特にコルセミドが好まし
い。これらDNA倍加誘発剤は0.001〜0.5重量
%の範囲で不定芽誘導用培地に添加する。就中、コルセ
ミドを0.005〜0.2重量%で添加するのが好まし
い。
【0010】一方、不定芽誘導用培地とは、基本培地に
糖類、生長調節物質、pH緩衝剤、ゲル化剤等を添加した
ものである。ここで用いる基本培地としては、例えばM
urashige & Skoogの培地(以下、MS
培地と略す)、Linsmaier & Skoogの
培地(以下、LS培地と略す)、Gamborg B5
培地(以下、B5培地と略す)、White等の基本培
地が挙げられるが、特にLS培地が好ましい。基本培地
に添加する糖類としては、ショ糖、ブドウ糖等が例示さ
れ、添加量は、0.1〜10重量%、特に0.5〜5重
量%とすることが好ましい。また生長調節物質としては
オーキシン類及びサイトカイニン類を添加することが好
ましい。ここで用いるオーキシン類としては、2,4−
ジクロロフェノキシ酢酸(以下、2,4−Dと略す)、
1−ナフタレン酢酸(以下、NAAと略す)、インドー
ル−3−酢酸(以下、IAAと略す)、インドール−3
−酪酸(以下、IBAと略す)等を用いることができ
る。またサイトカイニン類として、例えば6−ベンジル
アデニン(以下、BAと略す)、カイネチン(以下、K
INと略す)、ゼアチン(以下、ZEAと略す)等を用
いることができる。オーキシン類の濃度は0.01〜4
0ppm 、特にNAAを0.02〜2ppm 添加することが
好ましく、サイトカイニン類は0.01〜10ppm 、特
にBAを0.02〜2ppm 添加することが好ましい。
糖類、生長調節物質、pH緩衝剤、ゲル化剤等を添加した
ものである。ここで用いる基本培地としては、例えばM
urashige & Skoogの培地(以下、MS
培地と略す)、Linsmaier & Skoogの
培地(以下、LS培地と略す)、Gamborg B5
培地(以下、B5培地と略す)、White等の基本培
地が挙げられるが、特にLS培地が好ましい。基本培地
に添加する糖類としては、ショ糖、ブドウ糖等が例示さ
れ、添加量は、0.1〜10重量%、特に0.5〜5重
量%とすることが好ましい。また生長調節物質としては
オーキシン類及びサイトカイニン類を添加することが好
ましい。ここで用いるオーキシン類としては、2,4−
ジクロロフェノキシ酢酸(以下、2,4−Dと略す)、
1−ナフタレン酢酸(以下、NAAと略す)、インドー
ル−3−酢酸(以下、IAAと略す)、インドール−3
−酪酸(以下、IBAと略す)等を用いることができ
る。またサイトカイニン類として、例えば6−ベンジル
アデニン(以下、BAと略す)、カイネチン(以下、K
INと略す)、ゼアチン(以下、ZEAと略す)等を用
いることができる。オーキシン類の濃度は0.01〜4
0ppm 、特にNAAを0.02〜2ppm 添加することが
好ましく、サイトカイニン類は0.01〜10ppm 、特
にBAを0.02〜2ppm 添加することが好ましい。
【0011】また、培地のpHは4.0〜7.0、特に
5.0〜6.5に調節することが好ましい。このため培
地にはpH緩衝剤を添加してもよい。pH緩衝剤としては、
2−(N−モルホリノ)エタン−スルホン酸(以下、M
ESと略す)等が挙げられ、これを2重量%未満添加す
る。これらの培地組成に、ゲル化剤として寒天やアガロ
ース、ゲルライト等を添加すれば、不定芽誘導用の固体
培地が調製される。
5.0〜6.5に調節することが好ましい。このため培
地にはpH緩衝剤を添加してもよい。pH緩衝剤としては、
2−(N−モルホリノ)エタン−スルホン酸(以下、M
ESと略す)等が挙げられ、これを2重量%未満添加す
る。これらの培地組成に、ゲル化剤として寒天やアガロ
ース、ゲルライト等を添加すれば、不定芽誘導用の固体
培地が調製される。
【0012】次に、パチョリ外殖片をDNA倍加誘発剤
を含む不定芽誘導用培地に置床し、例えば500ルクス
以下の弱光又は暗黒下、20〜30℃の温度条件下にお
いて2〜120時間、好ましくは12〜72時間倍加誘
発処理をおこなう。
を含む不定芽誘導用培地に置床し、例えば500ルクス
以下の弱光又は暗黒下、20〜30℃の温度条件下にお
いて2〜120時間、好ましくは12〜72時間倍加誘
発処理をおこなう。
【0013】2.第2のステップ:処理組織からの不定
芽の誘導 倍加誘発処理した外殖片を上述した不定芽誘導用培地に
置床し、例えば20〜30℃で、100〜5000ルク
スの光照射条件で培養することにより、移植後2〜20
週間で不定芽を分化させ、茎葉をもつ幼条体が復元す
る。 3.第3のステップ:幼条体からの不定根の誘導 幼条体から根を誘導するために、茎部を切断し不定根誘
導培地に移植する。不定根誘導培地とは、基本培地とし
て、例えばMS、LS、B5、White等の基本培地
を使用することができる。就中、LS培地を2倍希釈し
たものが好ましい。この培地に糖類として、例えばショ
糖、ブドウ糖等を0.1〜10重量%、好ましくは1〜
2重量%添加する。植物ホルモンやpH緩衝剤は特に添加
する必要はない。更にゲル化剤としての寒天、アガロー
ス、ゲルライト等を添加し、不定根誘導用の固体培地を
調製する。次に茎を切断した幼条体をこの不定根誘導用
培地に移植し、例えば20〜30℃で、100〜500
0ルクスの光照射条件で培養することにより、不定根の
誘導を図る。移植後3〜15日で発根が観察され、植物
体を再生することができる。 4.第4のステップ:再生植物の育成 再生した植物体は更に、不定根誘導用培地で継代培養す
ることにより、健全な幼苗にまで育成することができ
る。この幼苗を順化させたのち、自然環境下で育成す
る。
芽の誘導 倍加誘発処理した外殖片を上述した不定芽誘導用培地に
置床し、例えば20〜30℃で、100〜5000ルク
スの光照射条件で培養することにより、移植後2〜20
週間で不定芽を分化させ、茎葉をもつ幼条体が復元す
る。 3.第3のステップ:幼条体からの不定根の誘導 幼条体から根を誘導するために、茎部を切断し不定根誘
導培地に移植する。不定根誘導培地とは、基本培地とし
て、例えばMS、LS、B5、White等の基本培地
を使用することができる。就中、LS培地を2倍希釈し
たものが好ましい。この培地に糖類として、例えばショ
糖、ブドウ糖等を0.1〜10重量%、好ましくは1〜
2重量%添加する。植物ホルモンやpH緩衝剤は特に添加
する必要はない。更にゲル化剤としての寒天、アガロー
ス、ゲルライト等を添加し、不定根誘導用の固体培地を
調製する。次に茎を切断した幼条体をこの不定根誘導用
培地に移植し、例えば20〜30℃で、100〜500
0ルクスの光照射条件で培養することにより、不定根の
誘導を図る。移植後3〜15日で発根が観察され、植物
体を再生することができる。 4.第4のステップ:再生植物の育成 再生した植物体は更に、不定根誘導用培地で継代培養す
ることにより、健全な幼苗にまで育成することができ
る。この幼苗を順化させたのち、自然環境下で育成す
る。
【0014】(2)カルスを用いる方法:パチョリ植物
の茎又は葉組織から誘導したカルスを用いて、次の4つ
のステップでDNA倍加植物を作出する方法である。す
なわち、1.DNA倍加誘発剤でカルスを処理し、2.処理
カルスから不定芽を誘導し、3.不定根を誘導し、4.再生
植物体を育成する。以下にそれぞれのステップの概略を
説明する。
の茎又は葉組織から誘導したカルスを用いて、次の4つ
のステップでDNA倍加植物を作出する方法である。す
なわち、1.DNA倍加誘発剤でカルスを処理し、2.処理
カルスから不定芽を誘導し、3.不定根を誘導し、4.再生
植物体を育成する。以下にそれぞれのステップの概略を
説明する。
【0015】1.第1のステップ:DNA倍加誘発剤処
理 まず、パチョリ植物の茎、葉等の外殖片をカルス誘導用
培地で培養し、カルスを誘導する。カルス誘導用培地の
基本組成は前述した不定芽誘導用培地と同じであるが、
オーキシン類の濃度は20ppm 以下、特にNAAを用い
0.02〜2ppm とすることが好ましい。また、サイト
カイニン類の濃度は20ppm 以下、特にBAが2ppm 以
下となるよう添加することが好ましい。次に、茎葉など
の外殖片をカルス誘導培地上に置床し、例えば20〜3
0℃、500ルクス以下の弱光又は暗黒下において培養
すれば、5〜20日でカルスが誘導される。
理 まず、パチョリ植物の茎、葉等の外殖片をカルス誘導用
培地で培養し、カルスを誘導する。カルス誘導用培地の
基本組成は前述した不定芽誘導用培地と同じであるが、
オーキシン類の濃度は20ppm 以下、特にNAAを用い
0.02〜2ppm とすることが好ましい。また、サイト
カイニン類の濃度は20ppm 以下、特にBAが2ppm 以
下となるよう添加することが好ましい。次に、茎葉など
の外殖片をカルス誘導培地上に置床し、例えば20〜3
0℃、500ルクス以下の弱光又は暗黒下において培養
すれば、5〜20日でカルスが誘導される。
【0016】誘導したカルスは、DNA倍加誘発培地に
移植し1〜9日間、好ましくは1〜5日間倍加処理す
る。DNA倍加誘発培地の組成は既に(1)1.で例示し
たものを用いればよい。
移植し1〜9日間、好ましくは1〜5日間倍加処理す
る。DNA倍加誘発培地の組成は既に(1)1.で例示し
たものを用いればよい。
【0017】2.第2のステップ:処理組織からの不定
芽の誘導 倍加誘発処理したカルスを不定芽誘導用培地に置床し、
例えば20〜30℃で、100〜5000ルクスの光照
射条件で培養することにより、移植後2〜20週間で不
定芽が分化し幼条体が得られる。不定芽誘導用培地は既
に(1)1.で述べたものを用いればよい。
芽の誘導 倍加誘発処理したカルスを不定芽誘導用培地に置床し、
例えば20〜30℃で、100〜5000ルクスの光照
射条件で培養することにより、移植後2〜20週間で不
定芽が分化し幼条体が得られる。不定芽誘導用培地は既
に(1)1.で述べたものを用いればよい。
【0018】3.第3のステップ:幼条体からの不定根
の誘導 誘導方法は(1)3.で述べた方法で行えばよい。
の誘導 誘導方法は(1)3.で述べた方法で行えばよい。
【0019】4.第4のステップ:再生植物の育成 育成方法は(1)4.で述べた方法で行えばよい。
【0020】(3)単細胞又はプロトプラストを用いる
方法:茎や葉、培養細胞等を酵素処理することにより得
られる遊離単細胞又はプロトプラストを用いて、次の5
つのステップでDNA倍加植物を作出する方法である。
すなわち、1.DNA倍加誘発剤で単細胞を処理し、2.カ
ルスを誘導し、3.不定芽を誘導し、4.不定根を誘導し、
5.再生植物を育成する方法である。以下にそれぞれのス
テップの概略を説明する。
方法:茎や葉、培養細胞等を酵素処理することにより得
られる遊離単細胞又はプロトプラストを用いて、次の5
つのステップでDNA倍加植物を作出する方法である。
すなわち、1.DNA倍加誘発剤で単細胞を処理し、2.カ
ルスを誘導し、3.不定芽を誘導し、4.不定根を誘導し、
5.再生植物を育成する方法である。以下にそれぞれのス
テップの概略を説明する。
【0021】1.第1のステップ:DNA倍加誘発処理 茎や葉片組織又は培養細胞をペクチナーゼで処理すると
単細胞が分離できる。更にセルラーゼで処理するとプロ
トプラストが分離できる。分離された単細胞やプロトプ
ラストをDNA倍加誘発培地に懸濁して処理する。ここ
で用いるDNA倍加誘発培地とは、下記に述べるプロト
プラスト培養用培地にDNA倍加誘発剤を含有させたも
のである。DNA倍加誘発剤としては、コルヒチン、コ
ルセミド、ビンブラスチン、ポドフィロトキシン等が挙
げられるが、特にコルセミドが好ましい。これらDNA
倍加誘発剤はプロトプラスト培養用培地に0.0005
〜0.1重量%、特にコルセミドを0.001〜0.0
5重量%添加するのが好ましい。プロトプラスト培養用
培地とは、基本培地に糖類、生長調節物質、pH緩衝剤、
浸透圧調節物質等を添加したものである。ここで用いる
基本培地としてはMS、LS、Nagata & Ta
kebeの培地(以下、NT培地と略す)、NT等の基
本培地が適するが、特に好ましいのはNT培地である。
この培地に添加する糖類としては、例えばショ糖、ブド
ウ糖等が挙げられ、その添加量は0.1〜10重量%、
特に0.5〜5重量%とすることが好ましい。また生長
調節物質として前記したオーキシン類及びサイトカイニ
ン類を適宜添加することが好ましい。オーキシン類の濃
度は10ppm 以下、特にNAAを0.02〜2ppm とな
るよう添加することが好ましく、サイトカイニン類の濃
度は40ppm 以下、特にBAを0.2〜20ppm となる
よう添加することが好ましい。また培地のpHは4.0〜
7.0、特に5.0〜6.5に調節することが好まし
い。このため、pH緩衝剤としてMES等を0〜1重量%
適宜添加してもよい。また出発材料としてプロトプラス
トを用いる場合は、浸透圧調節物質としてマンニトー
ル、ソルビトール等を添加する。その濃度は6〜10重
量%、特に7〜9重量%が好ましい。単細胞やプロトプ
ラストは倍加誘発培地に懸濁し、例えば500ルクス以
下の弱光又は暗黒下、20〜30℃で、静置又は回転数
80rpm 以下で振盪して、0.5〜48時間、特に1〜
12時間処理することが好ましい。
単細胞が分離できる。更にセルラーゼで処理するとプロ
トプラストが分離できる。分離された単細胞やプロトプ
ラストをDNA倍加誘発培地に懸濁して処理する。ここ
で用いるDNA倍加誘発培地とは、下記に述べるプロト
プラスト培養用培地にDNA倍加誘発剤を含有させたも
のである。DNA倍加誘発剤としては、コルヒチン、コ
ルセミド、ビンブラスチン、ポドフィロトキシン等が挙
げられるが、特にコルセミドが好ましい。これらDNA
倍加誘発剤はプロトプラスト培養用培地に0.0005
〜0.1重量%、特にコルセミドを0.001〜0.0
5重量%添加するのが好ましい。プロトプラスト培養用
培地とは、基本培地に糖類、生長調節物質、pH緩衝剤、
浸透圧調節物質等を添加したものである。ここで用いる
基本培地としてはMS、LS、Nagata & Ta
kebeの培地(以下、NT培地と略す)、NT等の基
本培地が適するが、特に好ましいのはNT培地である。
この培地に添加する糖類としては、例えばショ糖、ブド
ウ糖等が挙げられ、その添加量は0.1〜10重量%、
特に0.5〜5重量%とすることが好ましい。また生長
調節物質として前記したオーキシン類及びサイトカイニ
ン類を適宜添加することが好ましい。オーキシン類の濃
度は10ppm 以下、特にNAAを0.02〜2ppm とな
るよう添加することが好ましく、サイトカイニン類の濃
度は40ppm 以下、特にBAを0.2〜20ppm となる
よう添加することが好ましい。また培地のpHは4.0〜
7.0、特に5.0〜6.5に調節することが好まし
い。このため、pH緩衝剤としてMES等を0〜1重量%
適宜添加してもよい。また出発材料としてプロトプラス
トを用いる場合は、浸透圧調節物質としてマンニトー
ル、ソルビトール等を添加する。その濃度は6〜10重
量%、特に7〜9重量%が好ましい。単細胞やプロトプ
ラストは倍加誘発培地に懸濁し、例えば500ルクス以
下の弱光又は暗黒下、20〜30℃で、静置又は回転数
80rpm 以下で振盪して、0.5〜48時間、特に1〜
12時間処理することが好ましい。
【0022】2.第2のステップ:カルスの誘導 倍加処理を行った単細胞やプロトプラストをゲルライト
やアルギン酸等に包埋し、前述したプロトプラスト培養
培地で更に培養を続けるとカルスが得られる。例えば5
00ルクス以下の弱光又は暗黒下、20〜30℃で、静
置又は回転数100rpm 以下で振盪培養すると、培養後
数日〜1週間で細胞の分裂が始まり、更に培養を続ける
とカルスが得られる。
やアルギン酸等に包埋し、前述したプロトプラスト培養
培地で更に培養を続けるとカルスが得られる。例えば5
00ルクス以下の弱光又は暗黒下、20〜30℃で、静
置又は回転数100rpm 以下で振盪培養すると、培養後
数日〜1週間で細胞の分裂が始まり、更に培養を続ける
とカルスが得られる。
【0023】3.第3のステップ:不定芽の誘導 このようにして得られたカルスを不定芽誘導用の培地に
移植する。不定芽誘導培地は(1)1.で既に述べたもの
を用いる。培養は例えば20〜30℃で、100〜50
00ルクスの光照射下において静置培養することによ
り、移植後4〜20週間で不定芽が分化し幼条体が得ら
れる。
移植する。不定芽誘導培地は(1)1.で既に述べたもの
を用いる。培養は例えば20〜30℃で、100〜50
00ルクスの光照射下において静置培養することによ
り、移植後4〜20週間で不定芽が分化し幼条体が得ら
れる。
【0024】4.第4のステップ:幼条体からの不定根
の誘導 誘導方法は(1)3.で述べた方法で行えばよい。
の誘導 誘導方法は(1)3.で述べた方法で行えばよい。
【0025】5.第5のステップ:再生植物の育成 育成方法は(1)4.で述べた方法で行えばよい。
【0026】以上3種の方法で育成した再生植物体の集
団には、DNA倍加個体(4n体)と未倍加個体(2n
体)が混在している。従って、再生個体の中から4n体
を選抜する必要がある。選抜法としては、根端等の分裂
組織における染色体数を数える方法や、4′,6−ジア
ミノド−2−フェニルインドール(以下、DAPIと略
す)やプロピジウム アイオダイド(以下、PIと略
す)等の蛍光染色剤を用いて核内DNAを染色した後フ
ローサイトメトリーや顕微測光法などで蛍光量を定量す
る方法などがあるが、DNA含量を測定できる方法であ
れば手段は問わない。
団には、DNA倍加個体(4n体)と未倍加個体(2n
体)が混在している。従って、再生個体の中から4n体
を選抜する必要がある。選抜法としては、根端等の分裂
組織における染色体数を数える方法や、4′,6−ジア
ミノド−2−フェニルインドール(以下、DAPIと略
す)やプロピジウム アイオダイド(以下、PIと略
す)等の蛍光染色剤を用いて核内DNAを染色した後フ
ローサイトメトリーや顕微測光法などで蛍光量を定量す
る方法などがあるが、DNA含量を測定できる方法であ
れば手段は問わない。
【0027】これら4倍体を生育させれば、植物体の生
草量が顕著に増大した植物が得られ、これから多量のパ
チョリ油を採油することができる。なお、採油は常法に
より行えばよい。
草量が顕著に増大した植物が得られ、これから多量のパ
チョリ油を採油することができる。なお、採油は常法に
より行えばよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の同質4倍体パチョリを用いるこ
とにより、1個体当たりのパチョリ精油生産量を多量に
することができ、反当たりの精油生産性を著しく向上さ
せることができる。
とにより、1個体当たりのパチョリ精油生産量を多量に
することができ、反当たりの精油生産性を著しく向上さ
せることができる。
【0029】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。
【0030】実施例1 無菌的に試験管内育成したパチョリCultivar
I(Sugimuraet al.Flavour a
nd Fragrance Journal,vol.
5,page109−114,(1990))の葉か
ら、約5mm角の葉片を切り出し、カルス誘導用培地に置
床してカルスの誘導を行った。カルス誘導用培地は、基
本培地としてLS培地に、オーキシンとしてNAAを
0.2ppm、サイトカイニンとしてBAを0.2ppm 、
糖類としてショ糖を3重量%、ゲル化剤としてゲルライ
トを0.18重量%添加したものを用いた。葉片の周辺
部から誘導されたカルスを分離し、これを、DNA倍加
誘発剤として0.04重量%コルセミドを上記カルス誘
導培地に添加したDNA倍加誘発培地に置床し、3日間
倍加処理を行った。次に処理カルスを不定芽誘導培地に
移植し不定芽の誘導を図った。不定芽誘導培地は、基本
培地としてLS培地にオーキシンとしてNAAを0.2
ppm 、サイトカイニンとしてBAを0.2ppm 、糖類と
してショ糖を3重量%、ゲル化剤としてゲルライトを
0.2重量%添加したものを用いた。25℃、3000
ルクスの光照射条件で不定芽を誘導し、幼条体を得た。
この幼条体の茎を切断し、不定根誘導用培地に挿し木し
て不定根を誘導した。不定根誘導培地は、基本培地とし
て2倍希釈したLS培地に、糖類としてショ糖を1.5
重量%、ゲル化剤としてゲルライトを0.18重量%添
加したものを用いた。3000ルクスの光照明下、26
℃で培養を続けると、完全な植物体に復元した。更に培
養をすることにより健全な幼苗を育成した。これらパチ
ョリの中から4倍体植物を選抜するため、葉肉細胞にお
ける核内DNA量を測定した。測定法として顕微測光法
を用いた。すなわち、まず蛍光染色剤としてDAPIを
用い、トリス緩衝液で0.05ppm の濃度になるよう調
製し染色液とした。次いで再生個体の葉片をペクトリア
ーゼで処理してパチョリ葉肉細胞を単離し、本染色液で
30分間蛍光染色した後、紫外線照射し核部分の蛍光量
をニコン製P102顕微測光装置で測定した。その結
果、通常のパチョリCultiver Iに比べて約2
倍の蛍光量を有する同質4倍体パチョリが多数得られた
(図1)。これら4倍体パチョリの草型は大型化し、節
間が短く、葉が肥厚するなど2倍体である母植物とは異
なった形態を示した。4倍体パチョリを圃場において3
ケ月間生育させたときの草型を、母植物のそれと比較し
た結果を表1に示す。
I(Sugimuraet al.Flavour a
nd Fragrance Journal,vol.
5,page109−114,(1990))の葉か
ら、約5mm角の葉片を切り出し、カルス誘導用培地に置
床してカルスの誘導を行った。カルス誘導用培地は、基
本培地としてLS培地に、オーキシンとしてNAAを
0.2ppm、サイトカイニンとしてBAを0.2ppm 、
糖類としてショ糖を3重量%、ゲル化剤としてゲルライ
トを0.18重量%添加したものを用いた。葉片の周辺
部から誘導されたカルスを分離し、これを、DNA倍加
誘発剤として0.04重量%コルセミドを上記カルス誘
導培地に添加したDNA倍加誘発培地に置床し、3日間
倍加処理を行った。次に処理カルスを不定芽誘導培地に
移植し不定芽の誘導を図った。不定芽誘導培地は、基本
培地としてLS培地にオーキシンとしてNAAを0.2
ppm 、サイトカイニンとしてBAを0.2ppm 、糖類と
してショ糖を3重量%、ゲル化剤としてゲルライトを
0.2重量%添加したものを用いた。25℃、3000
ルクスの光照射条件で不定芽を誘導し、幼条体を得た。
この幼条体の茎を切断し、不定根誘導用培地に挿し木し
て不定根を誘導した。不定根誘導培地は、基本培地とし
て2倍希釈したLS培地に、糖類としてショ糖を1.5
重量%、ゲル化剤としてゲルライトを0.18重量%添
加したものを用いた。3000ルクスの光照明下、26
℃で培養を続けると、完全な植物体に復元した。更に培
養をすることにより健全な幼苗を育成した。これらパチ
ョリの中から4倍体植物を選抜するため、葉肉細胞にお
ける核内DNA量を測定した。測定法として顕微測光法
を用いた。すなわち、まず蛍光染色剤としてDAPIを
用い、トリス緩衝液で0.05ppm の濃度になるよう調
製し染色液とした。次いで再生個体の葉片をペクトリア
ーゼで処理してパチョリ葉肉細胞を単離し、本染色液で
30分間蛍光染色した後、紫外線照射し核部分の蛍光量
をニコン製P102顕微測光装置で測定した。その結
果、通常のパチョリCultiver Iに比べて約2
倍の蛍光量を有する同質4倍体パチョリが多数得られた
(図1)。これら4倍体パチョリの草型は大型化し、節
間が短く、葉が肥厚するなど2倍体である母植物とは異
なった形態を示した。4倍体パチョリを圃場において3
ケ月間生育させたときの草型を、母植物のそれと比較し
た結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】実施例2 実施例1で用いたパチョリの葉から、約5mm角の葉片又
は約1cmの茎を切り出し、DNA倍加誘発培地に置床し
た。DNA倍加誘発培地とは、基本培地にコルセミドを
0.07重量%添加したものである。基本培地としてM
S培地に、オーキシンとしてNAAを0.2ppm 、サイ
トカイニンとしてBAを0.2ppm 、糖類としてショ糖
を1.5重量%、ゲル化剤としてゲルライトを0.18
重量%添加したものである。上記DNA倍加誘発培地に
置床し5日間倍加処理を行った。処理した葉片又は茎を
不定芽誘導培地に移植しカルス誘導並びに不定芽の誘導
を同時に図った。不定芽誘導培地や培養条件等は実施例
1で述べたものを用いればよい。得られた幼条からの植
物体の復元や幼苗の育成、4倍体植物の選抜などは実施
例1で述べた方法で行った。その結果、実施例1と同様
に通常のパチョリに比べて核部分が約2倍の蛍光量を有
する同質4倍体パチョリが多数得られた。その形態も実
施例1で得られた4倍体植物と同じであった。
は約1cmの茎を切り出し、DNA倍加誘発培地に置床し
た。DNA倍加誘発培地とは、基本培地にコルセミドを
0.07重量%添加したものである。基本培地としてM
S培地に、オーキシンとしてNAAを0.2ppm 、サイ
トカイニンとしてBAを0.2ppm 、糖類としてショ糖
を1.5重量%、ゲル化剤としてゲルライトを0.18
重量%添加したものである。上記DNA倍加誘発培地に
置床し5日間倍加処理を行った。処理した葉片又は茎を
不定芽誘導培地に移植しカルス誘導並びに不定芽の誘導
を同時に図った。不定芽誘導培地や培養条件等は実施例
1で述べたものを用いればよい。得られた幼条からの植
物体の復元や幼苗の育成、4倍体植物の選抜などは実施
例1で述べた方法で行った。その結果、実施例1と同様
に通常のパチョリに比べて核部分が約2倍の蛍光量を有
する同質4倍体パチョリが多数得られた。その形態も実
施例1で得られた4倍体植物と同じであった。
【0033】実施例3 実施例1で用いたパチョリ葉片を、無菌的にペクトリア
ーゼで処理した後、適当なメッシュで濾過することによ
り未分解の組織片等を除去して、パチョリ葉肉細胞を単
離した。得られた単細胞をプロトプラスト培養用培地で
数回洗浄し、酵素を除去した。プロトプラスト培養用培
地とは、基本培地としてNT培地に、オーキシンとして
NAAを2ppm 、サイトカイニンとしてBAを2ppm 、
糖類としてショ糖を3重量%添加したものである。洗浄
した単細胞を、DNA倍加誘発剤として0.005重量
%コルセミドを上記プロトプラスト培養用培地に添加し
たDNA倍加誘発培地に懸濁し、回転数毎分40rpm で
振盪して6時間倍加処理を行った。倍加処理を行った単
細胞を、再びプロトプラスト培養用培地で洗浄しDNA
倍加誘発剤を除去した。洗浄された単細胞を0.12重
量%のゲルライト中に包埋し、上記プロトプラスト培養
用培地中で暗黒下、毎分40rpm で振盪培養しカルス誘
導を図った。得られたカルスを不定芽誘導用培地に置床
し不定芽の誘導を図った。不定芽誘導培地や培養条件等
は実施例1で述べたものを用いればよい。得られた幼条
からの植物体の復元や幼苗の育成、4倍体植物の選抜な
どは実施例1で述べた方法で行った。その結果、実施例
1と同様に、通常のパチョリに比べて核部分が約2倍の
蛍光量を有する同質4倍体パチョリが多数得られた。そ
の形態も実施例1で得られた4倍体植物と同じであっ
た。
ーゼで処理した後、適当なメッシュで濾過することによ
り未分解の組織片等を除去して、パチョリ葉肉細胞を単
離した。得られた単細胞をプロトプラスト培養用培地で
数回洗浄し、酵素を除去した。プロトプラスト培養用培
地とは、基本培地としてNT培地に、オーキシンとして
NAAを2ppm 、サイトカイニンとしてBAを2ppm 、
糖類としてショ糖を3重量%添加したものである。洗浄
した単細胞を、DNA倍加誘発剤として0.005重量
%コルセミドを上記プロトプラスト培養用培地に添加し
たDNA倍加誘発培地に懸濁し、回転数毎分40rpm で
振盪して6時間倍加処理を行った。倍加処理を行った単
細胞を、再びプロトプラスト培養用培地で洗浄しDNA
倍加誘発剤を除去した。洗浄された単細胞を0.12重
量%のゲルライト中に包埋し、上記プロトプラスト培養
用培地中で暗黒下、毎分40rpm で振盪培養しカルス誘
導を図った。得られたカルスを不定芽誘導用培地に置床
し不定芽の誘導を図った。不定芽誘導培地や培養条件等
は実施例1で述べたものを用いればよい。得られた幼条
からの植物体の復元や幼苗の育成、4倍体植物の選抜な
どは実施例1で述べた方法で行った。その結果、実施例
1と同様に、通常のパチョリに比べて核部分が約2倍の
蛍光量を有する同質4倍体パチョリが多数得られた。そ
の形態も実施例1で得られた4倍体植物と同じであっ
た。
【0034】実施例4 実施例1で得られた同質4倍体パチョリの展開葉から、
コルクボーラーを用いて約100mgの葉片を得た。この
葉片に2mlのメタノールを加え、室温で24時間精油分
を抽出した。葉片を取り除き、メタノール抽出液に0.
5mlのヘプタンを加え、激しく振盪し精油分をヘプタン
層に分配した。ヘプタン層に含まれる精油を、ガスクロ
マトグラフィーを用いて分析した。ピークの同定は、ガ
スクロマトグラフィー/マススペクトロメトリー(GC
−MS)を用いて行った。対照として通常品種のものも
同様に試験した。この結果を表2に示す。
コルクボーラーを用いて約100mgの葉片を得た。この
葉片に2mlのメタノールを加え、室温で24時間精油分
を抽出した。葉片を取り除き、メタノール抽出液に0.
5mlのヘプタンを加え、激しく振盪し精油分をヘプタン
層に分配した。ヘプタン層に含まれる精油を、ガスクロ
マトグラフィーを用いて分析した。ピークの同定は、ガ
スクロマトグラフィー/マススペクトロメトリー(GC
−MS)を用いて行った。対照として通常品種のものも
同様に試験した。この結果を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】上記実施例より、通常の品種と本発明の4
倍体品種とは、精油の各成分比率はほぼ同じであり、本
発明のものは高い生草量が得られることが判明した。
倍体品種とは、精油の各成分比率はほぼ同じであり、本
発明のものは高い生草量が得られることが判明した。
【図1】本発明の同質4倍体パチョリと通常パチョリの
核内DNA量を比較した図面である。
核内DNA量を比較した図面である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C12N 5/04
Claims (3)
- 【請求項1】 核内DNA量が倍加している同質4倍体
細胞を有するパチョリ植物。 - 【請求項2】 パチョリ植物の組織片、又はパチョリ植
物の組織から誘導したカルス、遊離単細胞若しくはプロ
トプラストをDNA倍加誘発剤で処理することを特徴と
する請求項1記載のパチョリ植物の製造法。 - 【請求項3】 請求項1記載のパチョリ植物を育成し、
得られた植物体から精油成分を採油することを特徴とす
るパチョリ精油の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5278424A JPH07123878A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 同質4倍体パチョリ植物及びこれを用いるパチョリ精油の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5278424A JPH07123878A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 同質4倍体パチョリ植物及びこれを用いるパチョリ精油の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07123878A true JPH07123878A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17597154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5278424A Pending JPH07123878A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 同質4倍体パチョリ植物及びこれを用いるパチョリ精油の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07123878A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103704132A (zh) * | 2013-12-05 | 2014-04-09 | 广东药学院 | 广藿香多倍体的诱导方法 |
| CN113520922A (zh) * | 2021-08-19 | 2021-10-22 | 宜春学院 | 具协同增效作用的抗氧化牙膏 |
| CN114467761A (zh) * | 2022-04-15 | 2022-05-13 | 广东省农业科学院作物研究所 | 一种茎尖脱毒生产广藿香种苗的方法 |
-
1993
- 1993-11-08 JP JP5278424A patent/JPH07123878A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103704132A (zh) * | 2013-12-05 | 2014-04-09 | 广东药学院 | 广藿香多倍体的诱导方法 |
| CN113520922A (zh) * | 2021-08-19 | 2021-10-22 | 宜春学院 | 具协同增效作用的抗氧化牙膏 |
| CN113520922B (zh) * | 2021-08-19 | 2023-03-31 | 宜春学院 | 具协同增效作用的抗氧化牙膏 |
| CN114467761A (zh) * | 2022-04-15 | 2022-05-13 | 广东省农业科学院作物研究所 | 一种茎尖脱毒生产广藿香种苗的方法 |
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