JPH07124704A - 水平連続鋳造方法およびその装置 - Google Patents
水平連続鋳造方法およびその装置Info
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- JPH07124704A JPH07124704A JP29219191A JP29219191A JPH07124704A JP H07124704 A JPH07124704 A JP H07124704A JP 29219191 A JP29219191 A JP 29219191A JP 29219191 A JP29219191 A JP 29219191A JP H07124704 A JPH07124704 A JP H07124704A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋳片の表面品質および内部品質を改善するよ
うにロール対を高圧下引き抜き駆動しても、真円度の良
好な円形断面鋳片を鋳造することができるようにする。 【構成】 モールドから送出される鋳片5を引き抜き駆
動される引き抜き装置4におけるロール対11A〜11
Eを、鋳造方向に間隔を隔てて複数組配置し、これらロ
ール対11A〜11Eの鋳片5に対する接触点を周方向
に順次ずらせて、各ロール対11A〜11Eが鋳片5の
周面の同じ位置と接触しないようにしている。
うにロール対を高圧下引き抜き駆動しても、真円度の良
好な円形断面鋳片を鋳造することができるようにする。 【構成】 モールドから送出される鋳片5を引き抜き駆
動される引き抜き装置4におけるロール対11A〜11
Eを、鋳造方向に間隔を隔てて複数組配置し、これらロ
ール対11A〜11Eの鋳片5に対する接触点を周方向
に順次ずらせて、各ロール対11A〜11Eが鋳片5の
周面の同じ位置と接触しないようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、円形断面の鋳片を水
平方向に間欠的に引き抜いて長尺鋳片を連続鋳造する水
平連続鋳造方法およびその装置に関するものである。
平方向に間欠的に引き抜いて長尺鋳片を連続鋳造する水
平連続鋳造方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タンディッシュとモールドとが密閉接合
されてなる水平連続鋳造装置は、凝固開始点の溶湯静圧
が大きいため、円形断面の鋳片を容易に鋳造しやすいと
いう利点を有している。ところで、従来一般のこの種の
水平連続鋳造装置では、鋳造方向に間隔を隔てて配置さ
れた複数組(通常は2組)の引き抜き装置における圧下
駆動用のロール対の鋳片との接触点がそれぞれ周方向で
同一のものに構成されていた。
されてなる水平連続鋳造装置は、凝固開始点の溶湯静圧
が大きいため、円形断面の鋳片を容易に鋳造しやすいと
いう利点を有している。ところで、従来一般のこの種の
水平連続鋳造装置では、鋳造方向に間隔を隔てて配置さ
れた複数組(通常は2組)の引き抜き装置における圧下
駆動用のロール対の鋳片との接触点がそれぞれ周方向で
同一のものに構成されていた。
【0003】また、この種の水平連続鋳造装置の引き抜
き装置として、ローラ対に代えて、板状体を圧下させ
て、円形断面の鋳片を引き抜き駆動させるようになした
ものも知られている(例えば、特開平1−258801
号公報参照)。
き装置として、ローラ対に代えて、板状体を圧下させ
て、円形断面の鋳片を引き抜き駆動させるようになした
ものも知られている(例えば、特開平1−258801
号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術の比
較においては、引き抜き精度の面から板状体を使用する
ものに比べて、ロール対を使用するロール形式の方が優
れており、ロール形式のものが多く実用されている。
較においては、引き抜き精度の面から板状体を使用する
ものに比べて、ロール対を使用するロール形式の方が優
れており、ロール形式のものが多く実用されている。
【0005】ところが、ロール形式の引き抜き装置を使
用する水平連続鋳造方法によると、引き抜き装置におけ
る複数組のロール対が常に鋳片の周面の同一個所に接触
するので、軽圧下の多段型または高圧下の少段型のいず
れにしても、鋳片の変形量が大きくて、真円度がくずれ
やすい。特に、鋳片の表面品質や内部品質(偏析)を改
善するためには、変形量を大きくして高圧下で引き抜き
駆動することが望ましいが、このような高圧下の引き抜
き駆動によれば、一層、鋳片の真円度が得にくい。
用する水平連続鋳造方法によると、引き抜き装置におけ
る複数組のロール対が常に鋳片の周面の同一個所に接触
するので、軽圧下の多段型または高圧下の少段型のいず
れにしても、鋳片の変形量が大きくて、真円度がくずれ
やすい。特に、鋳片の表面品質や内部品質(偏析)を改
善するためには、変形量を大きくして高圧下で引き抜き
駆動することが望ましいが、このような高圧下の引き抜
き駆動によれば、一層、鋳片の真円度が得にくい。
【0006】さらに、鋳片の真円度を出すための鍛圧装
置と引き抜き装置とを鋳造方向に別個に配置することも
考えられるが、この場合は、鍛圧装置および引き抜き装
置といった機能の異なる装置を鋳造方向に別々に設ける
必要があるため、設備全体が大型化しやすい。
置と引き抜き装置とを鋳造方向に別個に配置することも
考えられるが、この場合は、鍛圧装置および引き抜き装
置といった機能の異なる装置を鋳造方向に別々に設ける
必要があるため、設備全体が大型化しやすい。
【0007】この発明は上記実情に鑑みてなされれたも
ので、高圧下で引き抜き駆動されるロール対を使用し
て、品質および真円度ともに良好な鋳片を得ることがで
きる水平連続鋳造方法およびその装置を提供することを
目的としている。
ので、高圧下で引き抜き駆動されるロール対を使用し
て、品質および真円度ともに良好な鋳片を得ることがで
きる水平連続鋳造方法およびその装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る水平連続鋳造方法は、タンディッシ
ュに密閉接合されたモールドから円形断面の鋳片を水平
方向に間欠的に引き抜いて長尺鋳片を連続鋳造する水平
連続鋳造方法であって、水平鋳造方向に間隔を隔てて、
それぞれ鋳片の直径方向に対向させて配置され、かつ圧
下駆動される複数組のロール対を、鋳片に対して、その
周方向で順次接触点をずらせながら間欠引き抜き駆動さ
せるものである。
め、この発明に係る水平連続鋳造方法は、タンディッシ
ュに密閉接合されたモールドから円形断面の鋳片を水平
方向に間欠的に引き抜いて長尺鋳片を連続鋳造する水平
連続鋳造方法であって、水平鋳造方向に間隔を隔てて、
それぞれ鋳片の直径方向に対向させて配置され、かつ圧
下駆動される複数組のロール対を、鋳片に対して、その
周方向で順次接触点をずらせながら間欠引き抜き駆動さ
せるものである。
【0009】また、この発明に係る水平連続鋳造装置
は、タンディッシュと、これに密閉接合されたモールド
と、このモールドから送出される円形断面の鋳片の直径
方向位置に接触して圧下駆動されるロール対を鋳造方向
に間隔を隔てて複数組配置してなる引き抜き装置とを備
えた水平連続鋳造装置において、上記複数組の引き抜き
装置におけるロール対の鋳片との接触点をそれぞれ周方
向にずらせたものである。
は、タンディッシュと、これに密閉接合されたモールド
と、このモールドから送出される円形断面の鋳片の直径
方向位置に接触して圧下駆動されるロール対を鋳造方向
に間隔を隔てて複数組配置してなる引き抜き装置とを備
えた水平連続鋳造装置において、上記複数組の引き抜き
装置におけるロール対の鋳片との接触点をそれぞれ周方
向にずらせたものである。
【0010】また、請求項3の発明に係る水平連続鋳造
装置のように、上記引き抜き装置の複数組のロール対
が、内部に未凝固域が残存している鋳片に接触するよう
に配置されていることが好ましい。
装置のように、上記引き抜き装置の複数組のロール対
が、内部に未凝固域が残存している鋳片に接触するよう
に配置されていることが好ましい。
【0011】さらに、請求項4の発明に係る水平連続鋳
造装置のように、上記引き抜き装置の複数組のロール対
として、鋳片の半径よりもやや大きい半径の円弧状溝も
しくはカリバー溝を有するものを使用するのが好まし
い。
造装置のように、上記引き抜き装置の複数組のロール対
として、鋳片の半径よりもやや大きい半径の円弧状溝も
しくはカリバー溝を有するものを使用するのが好まし
い。
【0012】
【作用】この発明の請求項1および2によれば、モール
ドから送出されてくる円形断面の鋳片の周面に対する複
数組のロール対の接触点を周方向で順次ずらしつつ、引
き抜き駆動するため、鋳片の表面品質および内部品質
(偏析)を改善するように各ロール対による圧下圧力を
高くしても、真円度の良好な鋳片を得ることが可能とな
る。
ドから送出されてくる円形断面の鋳片の周面に対する複
数組のロール対の接触点を周方向で順次ずらしつつ、引
き抜き駆動するため、鋳片の表面品質および内部品質
(偏析)を改善するように各ロール対による圧下圧力を
高くしても、真円度の良好な鋳片を得ることが可能とな
る。
【0013】また、請求項3によれば、内部に未凝固域
が残存している鋳片に引き抜き装置の各ロール対が接触
することになり、ロール対通過時の変形量を大きくし
て、内部品質の改善効果を高めることが可能となる。
が残存している鋳片に引き抜き装置の各ロール対が接触
することになり、ロール対通過時の変形量を大きくし
て、内部品質の改善効果を高めることが可能となる。
【0014】さらに、請求項4によれば、引き抜き装置
の各ロール対の鋳片との接触面積を大きくすることが可
能で、引き抜き装置の設置数の削減を図れる。
の各ロール対の鋳片との接触面積を大きくすることが可
能で、引き抜き装置の設置数の削減を図れる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にもとづい
て説明する。図1は、この発明の一実施例による水平連
続鋳造装置の全体構成図であり、同図において、1はレ
ードルであり、ここで保持された溶湯はその下部に配置
されたタンディッシュ2に保持される。3はモールド
で、このモールド3は一般に強冷却部となるモールドチ
ューブと緩冷却部となるアジャスタブルモールドとから
なり、上記タンディッシュ2に密閉接合されている。4
は引き抜き装置であって、上記モールド3から送出され
る円形断面の鋳片5を支持ロール6に沿わせて水平方向
に間欠的に引き抜いて長尺鋳片を連続鋳造する。7はト
ーチ式カッタで、上記引き抜き装置4により引き抜かれ
る長尺鋳片5を所定の長さに切断し、その切断後の鋳片
はローラテーブル8上を経て、冷却ベッド9に供給され
る。
て説明する。図1は、この発明の一実施例による水平連
続鋳造装置の全体構成図であり、同図において、1はレ
ードルであり、ここで保持された溶湯はその下部に配置
されたタンディッシュ2に保持される。3はモールド
で、このモールド3は一般に強冷却部となるモールドチ
ューブと緩冷却部となるアジャスタブルモールドとから
なり、上記タンディッシュ2に密閉接合されている。4
は引き抜き装置であって、上記モールド3から送出され
る円形断面の鋳片5を支持ロール6に沿わせて水平方向
に間欠的に引き抜いて長尺鋳片を連続鋳造する。7はト
ーチ式カッタで、上記引き抜き装置4により引き抜かれ
る長尺鋳片5を所定の長さに切断し、その切断後の鋳片
はローラテーブル8上を経て、冷却ベッド9に供給され
る。
【0016】上記引き抜き装置4は、水平鋳造方向に適
当な間隔を隔てて設置された5段の引き抜きロールユニ
ット4A,4B,4C,4D,4Eから構成されてお
り、かつ、各段の引き抜きロールユニット4A〜4E
は、図2および図3に示すように、それぞれ鋳片5の直
径方向に対向させて配置されたロール対11A,11
B,11C,11D,11Eとこれら各ロール対11A
〜11Eをそれぞれ鋳片5の周面に押し付ける圧下機構
10A,10B,10C,10D,10Eと上記各ロー
ル対11A〜11Eを回転駆動する駆動機構12A,1
2B,12C,12D,12Eおよびユニット台枠13
A,13B,13C,13D,13Eから構成されてい
る。
当な間隔を隔てて設置された5段の引き抜きロールユニ
ット4A,4B,4C,4D,4Eから構成されてお
り、かつ、各段の引き抜きロールユニット4A〜4E
は、図2および図3に示すように、それぞれ鋳片5の直
径方向に対向させて配置されたロール対11A,11
B,11C,11D,11Eとこれら各ロール対11A
〜11Eをそれぞれ鋳片5の周面に押し付ける圧下機構
10A,10B,10C,10D,10Eと上記各ロー
ル対11A〜11Eを回転駆動する駆動機構12A,1
2B,12C,12D,12Eおよびユニット台枠13
A,13B,13C,13D,13Eから構成されてい
る。
【0017】上記各圧下機構10A〜10Eは、一方の
ロール11A〜11Eを回転可能に支承した状態で、水
平支軸14A〜14Eの周りに揺動可能に装着された揺
動枠15A〜15Eおよびこの揺動枠15A〜15Eを
上記支軸14A〜14Eの周りに揺動駆動する油圧シリ
ンダ16A〜16Eから構成されているとともに、上記
各駆動機構12A〜12Eは、ロール対11A〜11E
を各別に駆動するようにロール軸11a〜11eの一端
部に取り付けた減速機17A〜17Eおよびそれら減速
機17A〜17Eに直結させた駆動モータ18A〜18
Eから構成され、また、上記各ロール11A〜11E
は、それぞれ鋳片5の半径よりやや大きい半径の円弧状
溝11a1〜11e1を有している。
ロール11A〜11Eを回転可能に支承した状態で、水
平支軸14A〜14Eの周りに揺動可能に装着された揺
動枠15A〜15Eおよびこの揺動枠15A〜15Eを
上記支軸14A〜14Eの周りに揺動駆動する油圧シリ
ンダ16A〜16Eから構成されているとともに、上記
各駆動機構12A〜12Eは、ロール対11A〜11E
を各別に駆動するようにロール軸11a〜11eの一端
部に取り付けた減速機17A〜17Eおよびそれら減速
機17A〜17Eに直結させた駆動モータ18A〜18
Eから構成され、また、上記各ロール11A〜11E
は、それぞれ鋳片5の半径よりやや大きい半径の円弧状
溝11a1〜11e1を有している。
【0018】上記5段の引き抜きロールユニット4A〜
4Eは、図4に示すように、それぞれのロール対11A
〜11Eの鋳片5との接触点が周方向で22.5°づつ
ずれるように配置されており、また、これら5段の引き
抜きロールユニット4A〜4Eからなる引き抜き装置4
は、内部に未凝固域が残存している鋳片5に対して各ロ
ール対11A〜11Eが接触するような位置に設置され
ている。
4Eは、図4に示すように、それぞれのロール対11A
〜11Eの鋳片5との接触点が周方向で22.5°づつ
ずれるように配置されており、また、これら5段の引き
抜きロールユニット4A〜4Eからなる引き抜き装置4
は、内部に未凝固域が残存している鋳片5に対して各ロ
ール対11A〜11Eが接触するような位置に設置され
ている。
【0019】つぎに、上記構成の水平連続鋳造装置によ
る水平連続鋳造方法について説明する。レードル1の溶
湯はその下部に配置されたタンディッシュ2内に保持さ
れたのち、モールド3内に流入される。このモールド3
内において、冷却・凝固されて、ほぼ断面円形に整形さ
れた鋳片5が送出され、かつ支持ロール6に沿って水平
方向に間欠的に引き抜かれて長尺鋳片5が連続鋳造され
る。この長尺鋳片5は次にトーチ式カッタ7で所定の長
さに切断されたのち、ローラテーブル8上を経て、冷却
ベッド9に供給されて冷却される。
る水平連続鋳造方法について説明する。レードル1の溶
湯はその下部に配置されたタンディッシュ2内に保持さ
れたのち、モールド3内に流入される。このモールド3
内において、冷却・凝固されて、ほぼ断面円形に整形さ
れた鋳片5が送出され、かつ支持ロール6に沿って水平
方向に間欠的に引き抜かれて長尺鋳片5が連続鋳造され
る。この長尺鋳片5は次にトーチ式カッタ7で所定の長
さに切断されたのち、ローラテーブル8上を経て、冷却
ベッド9に供給されて冷却される。
【0020】ここで、上記引き抜き装置4を通過する鋳
片5の周面には、5段の引き抜きロールユニット4A〜
4Eにおけるロール対11A〜11Eがそれぞれ圧下機
構10A〜10Eを介して押し付けられており、この押
し付けられたロール対11A〜11Eが駆動機構12A
〜12Eを介して回転駆動されることにより、長尺鋳片
5を圧下しその変形量を大きくして、表面品質および内
部品質を改善しながら、水平方向に間欠的に引き抜き駆
動される。また、この引き抜き駆動時において、上記各
ロール対11A〜11Eの鋳片5に対する接触点が、図
5(a)〜(e)に分解して示したように、順次、周方
向にずれているので、鋳片5が一方向に大きく変形する
ことがなく、真円度の良好な鋳片5を得ることができ
る。
片5の周面には、5段の引き抜きロールユニット4A〜
4Eにおけるロール対11A〜11Eがそれぞれ圧下機
構10A〜10Eを介して押し付けられており、この押
し付けられたロール対11A〜11Eが駆動機構12A
〜12Eを介して回転駆動されることにより、長尺鋳片
5を圧下しその変形量を大きくして、表面品質および内
部品質を改善しながら、水平方向に間欠的に引き抜き駆
動される。また、この引き抜き駆動時において、上記各
ロール対11A〜11Eの鋳片5に対する接触点が、図
5(a)〜(e)に分解して示したように、順次、周方
向にずれているので、鋳片5が一方向に大きく変形する
ことがなく、真円度の良好な鋳片5を得ることができ
る。
【0021】なお、上記実施例では、各引き抜きロール
ユニット4A〜4Eにおけるロール対11A〜11Eと
して、鋳片5の半径よりやや大きい半径の円弧状溝11
a1〜11e1を有する溝付ロールを使用したが、図6
および図7に示すように、カリバー溝11a2〜11e
2を有するものを使用してもよく、この場合は、図7で
示すように、各ロール対11A〜11Eの鋳片5との接
触面積を大きくとれるため、引き抜きロールユニットの
設置段数を減らすことが可能となる。
ユニット4A〜4Eにおけるロール対11A〜11Eと
して、鋳片5の半径よりやや大きい半径の円弧状溝11
a1〜11e1を有する溝付ロールを使用したが、図6
および図7に示すように、カリバー溝11a2〜11e
2を有するものを使用してもよく、この場合は、図7で
示すように、各ロール対11A〜11Eの鋳片5との接
触面積を大きくとれるため、引き抜きロールユニットの
設置段数を減らすことが可能となる。
【0022】また、上記実施例に示したような溝付ロー
ルおよび図6、図7に示すカリバー溝付ロールに代え
て、図8に示すように、鋳片5に点接触する円柱状のロ
ール11A〜11Fを使用してもよい。この場合は、鋳
片5の直径方向で対向するロール対の2組、つまり、接
触点が周方向で15°づつずれるように合計4個のロー
ルを6段の引き抜きロールユニット4A〜4Fに配備さ
せることにより、上記実施例と同様な機能を達成させる
ことが可能である。
ルおよび図6、図7に示すカリバー溝付ロールに代え
て、図8に示すように、鋳片5に点接触する円柱状のロ
ール11A〜11Fを使用してもよい。この場合は、鋳
片5の直径方向で対向するロール対の2組、つまり、接
触点が周方向で15°づつずれるように合計4個のロー
ルを6段の引き抜きロールユニット4A〜4Fに配備さ
せることにより、上記実施例と同様な機能を達成させる
ことが可能である。
【0023】さらに、上記実施例では、各引き抜きロー
ルユニット4A〜4Eにおけるロール対11A〜11E
の間隔が一定不変のものについて説明したが、図9およ
び図10に示すように、それぞれのロール対4A〜4E
の間隔を調整可能に構成したものを使用してもよい。図
9および図10において、19は可動側ロールのロール
軸の一端に固定したロール間隔ストッパ用円板、20は
固定側ロールのロール軸の一端に固定され、その周面が
上記ロール間隔ストッパ用円板19の周面に当接するロ
ール間隔ストッパ用偏心円板、21は上記ロール間隔ス
トッパ用偏心円板20を偏心軸22の周りに回転変位さ
せるシリンダであり、このシリンダ21を介して上記ロ
ール間隔ストッパ用偏心円板20を偏心軸22の周りに
回転変位させることにより、ロール対11A〜11Eの
間隔を調整できるようになされたものである。このよう
なロール間隔調整機構を有する引き抜きロールユニット
を使用すれば、径の異なる複数種の円形断面鋳片5の連
続鋳造に適用することが可能である。
ルユニット4A〜4Eにおけるロール対11A〜11E
の間隔が一定不変のものについて説明したが、図9およ
び図10に示すように、それぞれのロール対4A〜4E
の間隔を調整可能に構成したものを使用してもよい。図
9および図10において、19は可動側ロールのロール
軸の一端に固定したロール間隔ストッパ用円板、20は
固定側ロールのロール軸の一端に固定され、その周面が
上記ロール間隔ストッパ用円板19の周面に当接するロ
ール間隔ストッパ用偏心円板、21は上記ロール間隔ス
トッパ用偏心円板20を偏心軸22の周りに回転変位さ
せるシリンダであり、このシリンダ21を介して上記ロ
ール間隔ストッパ用偏心円板20を偏心軸22の周りに
回転変位させることにより、ロール対11A〜11Eの
間隔を調整できるようになされたものである。このよう
なロール間隔調整機構を有する引き抜きロールユニット
を使用すれば、径の異なる複数種の円形断面鋳片5の連
続鋳造に適用することが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1およ
び2によれば、モールドから送出されてくる円形断面の
鋳片の周面に対する複数組のロール対の接触点が周方向
で順次ずれているので、鋳片の表面品質および内部品質
(偏析)を改善するように各ロール対による圧下圧力を
高くして引き抜き駆動しても、真円度の良好な鋳片を得
ることができる。また、鋳造時の高温鋳片の熱間強度が
低くて変形量の大きい材料であっても、接触点がずれて
いることから、真円度の良好な鋳片を得ることができ
る。さらに、引き抜き装置のロール対が鍛圧装置の機能
を発揮するので、鍛圧装置を別個に設置する必要がな
く、設備的に全体をシンプルに構成しやすい。
び2によれば、モールドから送出されてくる円形断面の
鋳片の周面に対する複数組のロール対の接触点が周方向
で順次ずれているので、鋳片の表面品質および内部品質
(偏析)を改善するように各ロール対による圧下圧力を
高くして引き抜き駆動しても、真円度の良好な鋳片を得
ることができる。また、鋳造時の高温鋳片の熱間強度が
低くて変形量の大きい材料であっても、接触点がずれて
いることから、真円度の良好な鋳片を得ることができ
る。さらに、引き抜き装置のロール対が鍛圧装置の機能
を発揮するので、鍛圧装置を別個に設置する必要がな
く、設備的に全体をシンプルに構成しやすい。
【0025】また、請求項3によれば、内部に未凝固域
が残存している鋳片に引き抜き装置の各ロール対を接触
させることになり、ロール対通過時の変形量を大きくし
て、内部品質の改善効果を高めることができる。
が残存している鋳片に引き抜き装置の各ロール対を接触
させることになり、ロール対通過時の変形量を大きくし
て、内部品質の改善効果を高めることができる。
【0026】さらに、請求項4によれば、引き抜き装置
の各ロール対の鋳片との接触面積を大きくすることが可
能で、引き抜き装置の設置数の削減を図ることができ
る。
の各ロール対の鋳片との接触面積を大きくすることが可
能で、引き抜き装置の設置数の削減を図ることができ
る。
【図1】この発明の一実施例による水平連続鋳造装置の
全体構成図である。
全体構成図である。
【図2】引き抜き装置における引き抜きロールユニット
の拡大正面図である。
の拡大正面図である。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図である。
【図4】5段のロール対の配置を説明する要部の正面図
である。
である。
【図5】各段のロール対の鋳片との接触状態を説明する
要部の正面図である。
要部の正面図である。
【図6】カリバー溝付ロールを使用する場合の5段のロ
ール対の配置を説明する要部の正面図である。
ール対の配置を説明する要部の正面図である。
【図7】図6の場合の各段のロール対の鋳片との接触状
態を説明する要部の正面図である。
態を説明する要部の正面図である。
【図8】円柱状ロールを使用する場合の各段のロール対
の鋳片との接触状態を説明する要部の正面図である。
の鋳片との接触状態を説明する要部の正面図である。
【図9】この発明の他の実施例による引き抜き装置にお
ける引き抜きロールユニットの拡大正面図である。
ける引き抜きロールユニットの拡大正面図である。
【図10】図9のB−B線に沿った断面図である。
2 タンディッシュ 3 モールド 4 引き抜き装置 4A〜4F 引き抜きロールユニット 11A〜11F ロール対 11a1〜11e1 円弧状溝 11a2〜11e2 カリバー溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】誓誓
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項4】 上記引き抜き装置の各ロール対が、鋳片
の半径よりもやや大きい半径の円弧状溝もしくはカリバ
ー溝を有するものである請求項2または3の水平連続鋳
造装置。 ─────────────────────────────────────────────────────
の半径よりもやや大きい半径の円弧状溝もしくはカリバ
ー溝を有するものである請求項2または3の水平連続鋳
造装置。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項4】 上記引き抜き装置の各ロール対が、鋳片
の半径よりもやや大きい半径の円弧状溝もしくはカリバ
ー溝を有するものである請求項2または3の水平連続鋳
造装置。 ─────────────────────────────────────────────────────
の半径よりもやや大きい半径の円弧状溝もしくはカリバ
ー溝を有するものである請求項2または3の水平連続鋳
造装置。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (4)
- 【請求項1】 タンディッシュに密閉接合されたモール
ドから円形断面の鋳片を水平方向に間欠的に引き抜いて
長尺鋳片を連続鋳造する水平連続鋳造方法であって、水
平鋳造方向に間隔を隔てて、それぞれ鋳片の直径方向に
対向させて配置され、かつ圧下駆動される複数組のロー
ル対を、鋳片に対して、その周方向で順次接触点をずら
せながら間欠引き抜き駆動させることを特徴とする水平
連続鋳造方法。 - 【請求項2】 タンディッシュと、これに密閉接合され
たモールドと、このモールドから送出される円形断面の
鋳片の直径方向位置に接触して圧下駆動されるロール対
を鋳造方向に間隔を隔てて複数組配置してなる引き抜き
装置とを備えた水平連続鋳造装置において、上記引き抜
き装置における複数組のロール対の鋳片との接触点をそ
れぞれ周方向にずらせていることを特徴とする水平連続
鋳造装置。 - 【請求項3】 上記引き抜き装置は、鋳片内に未凝固域
が残存している鋳片に対して各組のロール対が接触する
ように配置されている請求項2の水平連続鋳造装置。 - 【請求項4】 上記引き抜き装置の各ロール対が、鋳片
の半径よりもやや大きい半径の円弧状溝もしくはカリバ
ー溝を有するものである請求項2または3の水平連続鋳
造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29219191A JPH07124704A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 水平連続鋳造方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29219191A JPH07124704A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 水平連続鋳造方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07124704A true JPH07124704A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17778727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29219191A Pending JPH07124704A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 水平連続鋳造方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07124704A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010052043A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-03-11 | Jfe Steel Corp | 丸鋳片の連続鋳造方法および連続鋳造設備 |
| JP2010052042A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-03-11 | Jfe Steel Corp | 継目無鋼管用丸鋳片の連続鋳造方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5415020A (en) * | 1977-07-07 | 1979-02-03 | Teijin Ltd | Produdtion of fibers having good openability |
| JPS594956A (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-11 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 水平連続鋳造装置用バニシングロ−ル装置 |
| JPS62252647A (ja) * | 1986-04-24 | 1987-11-04 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 金属片連続製造方法及び装置 |
| JPS63168202A (ja) * | 1986-12-29 | 1988-07-12 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 細径線材の製造装置 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP29219191A patent/JPH07124704A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5415020A (en) * | 1977-07-07 | 1979-02-03 | Teijin Ltd | Produdtion of fibers having good openability |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2010052043A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-03-11 | Jfe Steel Corp | 丸鋳片の連続鋳造方法および連続鋳造設備 |
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