JPH07124866A - 耐熱性樹脂結合砥石 - Google Patents

耐熱性樹脂結合砥石

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JPH07124866A
JPH07124866A JP29116693A JP29116693A JPH07124866A JP H07124866 A JPH07124866 A JP H07124866A JP 29116693 A JP29116693 A JP 29116693A JP 29116693 A JP29116693 A JP 29116693A JP H07124866 A JPH07124866 A JP H07124866A
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grinding
compound
grindstone
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JP29116693A
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Norio Shinohara
典男 篠原
Kazuo Otani
和男 大谷
Tomio Yamamoto
富生 山本
Haruo Yoshida
晴雄 吉田
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Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形性が優れており、耐熱性も充分あって研
削比、研削動力の優れた耐熱性樹脂結合砥石の開発。 【構成】 砥粒2〜60容量部及び一般式(I) 【化1】 [式中Xは芳香族残基(多価フェノール化合物からヒド
ロキシル基を2つ以上除いた残基)、yは2以上の数を
示す。]で表される、分子中に芳香族残基と結合したビ
ニルベンジルエーテル基を2つ以上有する化合物粉末1
0〜90容量部またはこれに分子中にマレイミド基を持
つ化合物粉末を含む配合物を加熱圧縮成形した耐熱性樹
脂結合砥石。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は砥粒が特定の耐熱性樹脂
で結合されている、砥石摩耗量が少なく、低い動力消費
量で平滑度の優れた研削面が得られる耐熱性樹脂結合研
削砥石に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、立方晶窒化ホウ素(以下CBNと
略記)、ダイヤモンドなどの超硬物質砥粒と、特定の耐
熱性フェノール樹脂やビスマレイミド系樹脂、芳香族ポ
リイミド樹脂の組み合わせからなる配合物を使用して、
CBNまたはダイヤモンド砥粒が結合されている砥粒層
を有する熱硬化性樹脂を結合剤として用いた砥石を製造
することは公知である。
【0003】ここで一般的に使用されている樹脂とし
て、耐熱性フェノール樹脂としては硬化剤としてヘキサ
メチレンテトラミンを含むフェノールノボラック粉末
を、ビスマレイミド系樹脂としてはアミン変性N,N’
−ジアミノジフェニルメタンビスマレイミドを、芳香族
ポリイミド樹脂としては例えば、ピロメリット酸二無水
物と4,4’−ジアミノジフェニルエーテルとから得ら
れたポリイミド樹脂等を挙げることができる。
【0004】これらの公知の耐熱性フェノール樹脂、ビ
スマレイミド系樹脂、または芳香族ポリイミド樹脂で砥
粒が結合されている砥粒層を有する砥石は、結合剤であ
る樹脂が、研削時に発生する熱や機械的応力に比較的良
く耐えるので、そのような研削を必要とする分野に適し
ている。
【0005】しかしながら、耐熱性フェノール樹脂やビ
スマレイミド系樹脂結合砥石においては、研削比や研削
動力の点で充分に満足すべきものではなく、また耐熱性
も不十分なことからあまり高温にならないような用途に
限られている。
【0006】また芳香族ポリイミド樹脂は、耐熱性は非
常に優れているものの、二次転移温度が極めて高いこと
から成形温度が高く、成形時間が長く、生産性が悪いと
いう欠点を有している。
【0007】更に成形性を改善するために前躯体のポリ
アミン酸を使用する場合には、ポリイミドの閉環を行う
ための脱水工程に長時間を要する問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の耐熱
性樹脂結合砥石において、成形性が優れており、耐熱性
も充分あって研削比、研削動力の優れた砥石の開発を目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は砥粒の結合剤と
して、分子中に芳香族残基と結合したビニルベンジルエ
ーテル基を2つ以上有する化合物粉末または、分子中に
芳香族残基と結合したビニルベンジルエーテル基を2つ
以上有する化合物粉末と分子中に2個以上のマレイミド
基を有する化合物粉末の混合物を使用することにより、
砥粒層の成形が容易で、しかも優れた研削(研磨)性能
を有し、更に耐熱性にも優れた砥石を提供することにあ
る。
【0010】即ち、本発明は、配合物100容量部中、
砥粒2〜60容量部、及び一般式(I)
【化3】 [式中のXは芳香族残基(多価フェノール化合物からヒ
ドロキシ基を除いた残基)、yは2以上の数を示す。]
で表される、分子中に芳香族残基と結合したビニルベン
ジルエーテル基を2つ以上有する化合物粉末10〜90
容量部を含む配合物を加熱圧縮成形した耐熱性樹脂結合
砥石に関するものであり、更に配合物100容量部中、
砥粒2〜60容量部、及び一般式(I)で表される分子
中に芳香族残基と結合したビニルベンジルエーテル基を
2つ以上有する化合物粉末5〜90容量部と一般式(I
I)
【化4】 (式中のRは水素またはメチル基を表し、Zは2価芳香
族残基またはキシリレン残基を示す。)で表される分子
中にマレイミド基をもつ化合物粉末5〜90容量部を含
む配合物から加熱圧縮成形された耐熱性樹脂結合砥石を
開発することにより上記の目的を達成した。
【0011】以下に本発明について詳細に説明する。本
発明の耐熱性樹脂の成分である、分子中に芳香族残基と
結合したビニルベンジルエーテル基を2つ以上有する化
合物とは、一般式(I)で示すことができる。
【0012】一般式(I)でXは、芳香族残基(多価フ
ェノール化合物からヒドロキシ基を除いた残基)を示す
ものであり、その代表的な芳香族残基としては、ハイド
ロキノン残基、レゾルシノール残基、カテコール残基、
ジフェニル残基、ビスフェノールF残基、ビスフェノー
ルA残基、ビスフェノールS残基、一般式(III) で示さ
れるジクロルジフェニルスルホンとビスフェノールAと
の縮合物残基、
【化5】 テトラメチルビスフェノールA残基、ビスフェノールチ
オエーテル残基、ビスフェノールエーテル残基、ベンゾ
フェノール残基等を挙げることができる。
【0013】更に式中Xが、フェノール、アルキルフェ
ノール、あるいはビスフェノールA等とホルムアルデヒ
ドとの縮合物である通常ノボラックフェノールと呼称さ
れる化合物残基の場合、例えばフェノールノボラックや
クレゾールノボラックでは、次の一般式(IV)
【化6】 のような化合物も当然一般式(I)の化合物に含まれる
ことになる。
【0014】これらの一般式(I)で表される化合物
は、例えば特開平3−93818号公報あるいは特願平
4−271905号に記載のアルカリ金属水酸化物の存
在下、ビニルベンジルハライドと前記多価フェノールと
を反応させることにより容易に合成される。
【0015】本発明に用いる一般式(II)で表される、
分子中にマレイミド基を有する化合物とは、N,N’−
フェニレンビスマレイミド、N,N’−キシレンビスマ
レイミド、N,N’−トリレンビスマレイミド、N,
N’−ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N’−ジ
フェニルエーテルビスマレイミド、N,N’−ジフェニ
ルスルホンビスマレイミド、N,N’−ジフェニルメタ
ンビスメチルマレイミド、N,N’−ジフェニルエーテ
ルビスメチルマレイミドを挙げることができる。更に、
これらビスマレイミドと例えばジアミノジフェニルメタ
ン、ジアミノジフェニルスルホン、ジアミノジフェニル
エーテルのごときアミノ化合物あるいはエポキシ樹脂で
変性したアミノ化合物との付加物で未だマレイミド基を
有する化合物を例示することができる。
【0016】また単官能マレイミド、例えばフェニルマ
レイミド、アルキルマレイミド等は耐熱性を大幅に低下
させない範囲で併用することも可能である。
【0017】これらの分子中にマレイミド基を有する一
般式(II)で示される化合物の粉末を併用すれば、分子
中に芳香族残基と結合したビニルベンジルエーテル基を
2つ以上有する一般式(I)で示される化合物の粉末の
強度が更に改善される。
【0018】本発明で使用する分子中に芳香族残基と結
合したビニルベンジルエーテル基を2つ以上有する一般
式(I)で示される化合物、及び分子中にマレイミド基
をもつ一般式(II)で示される化合物の粉末の平均粒径
は約0.5〜100μmの範囲であり、特に作業性、成
形性の点から1〜50μm程度であることが好ましい。
【0019】本発明の耐熱性樹脂結合砥石は、第1発明
においては配合物100容量部中砥粒2〜60容量部及
び前述の分子中に芳香族残基と結合したビニルベンジル
エーテル基を2つ以上有する一般式(I)で示される化
合物の粉末10〜90容量部、好ましくは20〜80容
量部を含む配合物、また第2発明においては配合物10
0容量部中、砥粒2〜60容量部、分子中に芳香族残基
と結合したビニルベンジルエーテル基を2つ以上有する
一般式(I)で示される化合物の粉末5〜90容量部及
び分子中にマレイミド基をもつ一般式(II)で示される
化合物の粉末5〜90容量部、好ましくはそれぞれ10
〜80容量部を含む配合物、更に必要であればこれら配
合物に充填剤を多くとも60容量部、好ましくは40容
量部以下均一に混合された配合物から加熱圧縮成形によ
り、例えば砥石基盤(ホイールなど)に成形されたもの
である。
【0020】第1及び第2発明において、砥粒の配合割
合が2容量部未満では研削比が著しく低下し、また砥粒
が60容量部より多い場合は砥石としての機械的強度が
不足する。また第1及び第2発明において、一般式
(I)で示される化合物の配合割合がそれぞれ10容量
部未満及び5容量部未満の場合は成形性が低下し、90
容量部より多い場合は研削比が低下する。
【0021】第2発明において、分子中にマレイミド基
を有する一般式(II)で示される化合物の粉末の配合割
合が5容量部未満では第1発明と効果が変わらず、また
90容量部より多い場合は研削比や研削動力が劣る欠点
を有する。
【0022】本発明に係わる耐熱性樹脂結合砥石の成形
方法としては、前記の配合物を、砥石成形用の適当な金
型内に充填して温度150〜250℃、圧力100〜7
00Kg/cm2 、成形時間3〜60分の成形後プレス
から取り出して冷却することにより、容易に耐熱性樹脂
結合砥石を得ることができる。
【0023】更にこのようにして得られた耐熱性樹脂結
合砥石は成形後、充分な耐熱性を付与させる目的で20
0℃〜270℃にて約2〜10時間のアフターキュアー
を行うことが好ましい。
【0024】本発明で使用される超硬物質の砥粒として
は、例えばCBN、天然または人造ダイヤモンドなどを
挙げることができ、その砥粒の平均粒径が約1〜100
0μm、特に2〜500μm程度であることが好まし
い。
【0025】更に上記配合物に対し、充填剤、潤滑剤、
改質剤など(以下これらを併せて充填剤という。)の目
的で一般に樹脂結合砥石の製造において使用される公知
の充填剤を配合することができる。例えば、Al2
3 ,SiC,SiO2 ,グラファイト,Sn,Fe2
3 ,Ag,Cu,MoS2 ,六方晶窒化ホウ素等やこれ
らの混合物などが挙げられ、その場合の充填剤の平均粒
径は約0.1〜500μm、特に0.5〜200μmで
あることが好ましい。
【0026】本発明において、砥粒層は前述のように砥
粒を2〜60容量部の割合で含有していれば良いが、特
に組成が砥粒:5〜50容量部、一般式(I)で示され
たビニルベンジルエーテル基を2個以上有する化合物の
粉末:20〜80容量部、または一般式(I)で示され
たビニルベンジルエーテル化合物の粉末と一般式(II)
で示されたマレイミド基を持つ化合物の粉末の合計が:
20〜80容量部、及び充填剤:40容量部以下である
ことが好ましい。
【0027】
【実施例】以下本発明に関する実施例を示し、この発明
について更に具体的に説明する。
【0028】(実施例1)水酸化ナトリウムの存在下、
ビニルベンジルクロライドとビスフェノールSとを反応
させて得られたビスフェノールSジビニルベンジルエー
テル粉末(平均粒径:40μm、融点135℃、成形後
の比重1.23)59容量部と、これに平均粒径120
μm(120〜140メッシュ)のニッケル合金被覆C
BN(真比重:5.4/昭和電工株式会社製:SBN−
KN)31容量部、及び充填剤として平均粒径30μm
(600メッシュ)のアルミナ10容量部を乾式混合し
て調整した配合物を、アルミニウムの砥石基盤を組み込
んだ所定の金型内のキャビティーに充填し、220℃の
温度で10分間、500Kg/cm2 の圧力で加圧成形
後脱型した。次いで250℃の熱風乾燥炉中で5時間の
アフターキュアーを行い、砥石基盤の周縁に砥粒層を直
接一体に有する研削砥石を得た。この砥石の砥粒層は、
CBN集中度75に相当する。この砥石について下記に
示すような湿式研削試験を行い、その結果を表1に示し
た。
【0029】湿式研削試験 砥石形状(寸法 mm) 14A1形 150D ×10T ×5U ×3X ×7
6.2H D:砥石基盤の直径 T:砥石基盤の厚さ U:砥粒層の厚み X:砥粒層の幅 H:砥石基盤の穴の内径 研削方式 : 湿式平面トラバース研削方式 研削盤 : 岡本工作機械製 横軸平面研削盤 PSG−63AN型 砥石軸モーター3.7KW 研削条件 : 砥石周速度 1500m/min、テ
ーブル速度 15m/min、クロス送り 2mm/p
ass、切込み 20μm 被削材 : SKH−51(HRC62〜64) 被研削面 200mm長×100mm幅 研削液 : JIS W2種(ソリュブルタイプ
CBN専用液) 50倍液 供給量9リッター/min ツルーイング: ダイヤモンド工具 インプリドレッサ
ーによる ドレッシング: WAビトスティックによる 捨研削 : 本試験と同一条件にて研削動力値が安
定するまで研削した。
【0030】(実施例2)水酸化ナトリウムの存在下、
ビニルベンジルクロライドとビスフェノールSとを反応
させて得られたビスフェノールSジビニルベンジルエー
テル粉末(平均粒径:40μm、融点135℃、成形後
の比重1.23)29.5容量部、N,N’−ジフェニ
ルメタンビスマレイミド粉末(平均粒径40μm、融点
135℃)29.5容量部とこれに平均粒径120μm
(120〜140メッシュ)のニッケル合金被覆CBN
(真比重:5.4/昭和電工株式会社製)31容量部、
及び充填剤として平均粒径30μm(600メッシュ)
のアルミナ10容量部を乾式混合した配合物をアルミニ
ウムの砥石基盤を組み込んだ所定の金型内のキャビティ
ーに充填し、220℃の温度で10分間、500Kg/
cm2 の圧力で加圧成形後脱型した。次いで250℃熱
風乾燥炉中で5時間のアフターキュアーを行い、砥石基
盤の周縁に砥粒層を直接一体に有する研削砥石を得た。
この砥石の砥粒層は、CBN集中度75に相当する。こ
の砥石について実施例1と同様な方法で湿式研削試験を
行い、その結果を表1に示した。
【0031】(比較例1)研削砥石の結合剤として一般
に使用されている市販の硬化剤としてヘキサメチレンテ
トラミンを含むノボラック型耐熱性フェノール樹脂を実
施例1のビスフェノールSジビニルベンジルエーテルの
代りに使用した配合物を、アルミニウムの砥石基盤を組
み込んだ所定の金型内のキャビティーに充填し、温度1
80℃、圧力500Kg/cm2 で加圧成形(120℃
でガス抜きし、型温が180℃に達したら脱型)し、1
95℃熱風乾燥炉中で10時間の後硬化を行い砥石基盤
の周縁に砥粒層を直接一体に有する研削砥石を得た。こ
の砥石の砥粒層はCBN集中度75に相当する。この砥
石について実施例1と同様な方法で湿式研削試験を行
い、その結果を表1に示した。
【0032】(比較例2)重研削砥石の結合剤として一
般に使用されている市販のアミン変性ビスマレイミド
(ジアミノジフェニルメタン変性N,N’−ジフェニル
メタンビスマレイミド)を実施例1のビスフェノールS
ジビニルベンジルエーテルの代りに使用した配合物を、
アルミニウムの砥石基盤を組み込んだ所定の金型内のキ
ャビティーに充填し、温度200℃、圧力500Kg/
cm2 で30分間加圧成形後脱型し、250℃熱風乾燥
炉中で10時間の後硬化を行い砥石基盤の周縁に砥粒層
を直接一体に有する研削砥石を得た。この砥石の砥粒層
はCBN集中度75に相当する。この砥石について実施
例1と同様な方法で湿式研削試験を行い、その結果を表
1に示した。
【0033】
【表1】
【0034】(実施例3)水酸化ナトリウムの存在下、
ビニルベンジルクロライドとビスフェノールAとを反応
させて得られたビスフェノールAジビニルベンジルエー
テル粉末(平均粒径:40μm,融点135℃、成形後
の比重1.23)19.5容量部と三井東圧株式会社製
ビスマレイミドM−20(平均粒径:50μm、融点1
50℃)19.5容量部とこれに平均粒径120μm
(120〜140メッシュ)のニッケル合金被覆CBN
(真比重:5.4/昭和電工株式会社製)31容量部、
及び耐熱性潤滑剤としてhBN(六方晶窒化ホウ素、2
μ以下)22.5容量部、充填剤として平均粒径70μ
m以下(200メッシュ以下)の銅粉7.5容量部の乾
式混合した配合物を、アルミニウムの砥石基盤を組み込
んだ所定の金型内のキャビティーに充填し、220℃の
温度で10分間、500Kg/cm2 の圧力で加圧成形
後脱型した。次いで250℃熱風乾燥炉中で5時間のア
フターキュアーを行い、砥石基盤の周縁に砥粒層を直接
一体に有する研削砥石を得た。この砥石の砥粒層はCB
N集中度75に相当する。この砥石について下記に示す
ような乾式研削試験を行い、その結果を表2に示した。
【0035】乾式研削試験 砥石形状(寸法 mm) 100D ×35T ×3U ×2X ×38.1H 6A2形
(JIS規格) 研削方式 : 乾式トラバース研削方式 研削盤 : 牧野フライス製 自動車工具研削盤 CF1A−40型 砥石軸モーター1.5KW 研削条件 : 砥石周速度 1180m/min、テ
ーブル速度 3m/min、切込み 75μm 被削材 : SKH−51(HRC62〜64) 被研削面 5mm長×40mm幅のもの7枚を200m
mφのカッター台に取りつけて研削 ツルーイング: ダイヤモンド工具 インプリドレッサ
ーによる ドレッシング: WAビトスティックによる 捨研削 : 本試験と同一条件にて研削動力値が安
定するまで研削した。
【0036】(比較例3)重研削砥石の結合剤として一
般に使用されている市販の硬化剤としてヘキサメチレン
テトラミンを含むノボラック型耐熱性フェノール樹脂を
実施例3のビスフェノールAジビニルベンジルエーテル
粉末とビスマレイミド粉末の代りに使用した配合物を、
アルミニウムの砥石基盤を組み込んだ所定の金型内の空
隙部に充填し、温度180℃、圧力500Kg/cm2
で成形(120℃でガス抜きし、型温が180℃に達し
たら脱型)後脱型し、195℃熱風乾燥炉中で10時間
の後硬化を行い砥石基盤の周縁に砥粒層を直接一体に有
する研削砥石を得た。この砥石の砥粒層はCBN集中度
75に相当する。この砥石について実施例3と同様な方
法で乾式研削試験を行い、その結果を表2に示した。
【0037】
【表2】
【0038】(実施例4)水酸化ナトリウムの存在下、
ビニルベンジルクロライドとビスフェノールSとを反応
させて得られたビスフェノールSジビニルベンジルエー
テル粉末(平均粒径:40μm,融点135℃、成形後
の比重1.23)42容量部とこれに平均粒径120μ
m(120〜140メッシュ)のニッケル合金被覆ダイ
ヤモンド(RVG−W)38容量部および充填剤として
平均粒径25μm(GC 600メッシュ)の炭化硅素
20容量部を乾式混合して調整した配合物を、アルミニ
ウムの砥石基盤を組み込んだ所定の金型内のキャビティ
ーに充填し、220℃の温度で10分間、500Kg/
cm2 の圧力で加圧成形後脱型した。次いで250℃熱
風乾燥炉中で5時間の後硬化を行い、砥石基盤の周縁に
砥粒層を直接一体に有する研削砥石を得た。この砥石の
砥粒層はダイヤモンド集中度100に相当する。この砥
石について下記に示すような湿式研削試験を行い、その
結果を表3に示した。
【0039】湿式研削試験 砥石形状(寸法 mm): 14A1形 150D ×
10T ×5U ×3X ×76.2H 研削方式 : 湿式平面トラバース研削方式 研削盤 : 岡本工作機械製 横軸平面研削盤 PSG−63AN型 砥石軸モーター3.7KW 研削条件 : 砥石周速度 1500m/min、テ
ーブル速度 15m/min、クロス送り 2mm/p
ass、切込み 20μm 被削材 : 超硬合金 (V10) 被研削面 100mm×100mm 研削液 : JIS W2種(ソリュブルタイプ
ダイヤモンド専用液) 30倍液 供給量9リッター/min ツルーイング: ダイヤモンドロータリードレッサーに
よる ドレッシング: WAビトスティックによる 捨研削 : 本試験と同一条件にて研削動力値が安
定するまで研削した。
【0040】(実施例5)水酸化ナトリウムの存在下、
ビニルベンジルクロライドとビスフェノールSとを反応
させて得られたビスフェノールSジビニルベンジルエー
テル粉末(平均粒径:40μm,融点135℃、成形後
の比重1.23)21容量部とN,N’−ジフェニルメ
タンビスマレイミド粉末(平均粒径40μm、融点13
5℃)21容量部と、これに平均粒径120μm(12
0〜140メッシュ)のニッケル合金被覆ダイヤモンド
(RVG−W)38容量部、及び充填剤として平均粒径
25μm(GC 600メッシュ)の炭化硅素20容量
部の乾式混合して調整した配合物を、アルミニウムの砥
石基盤を組み込んだ所定の金型内のキャビティーに充填
し、220℃の温度で10分間、500Kg/cm2
圧力で加圧成形後脱型した。次いで250℃熱風乾燥炉
中で5時間の後硬化を行い、砥石基盤の周縁に砥粒層を
直接一体に有する研削砥石を得た。この砥石の砥粒層は
ダイヤモンド集中度100に相当する。この砥石につい
て実施例4と同様な方法で湿式研削試験を行い、その結
果を表3に示した。
【0041】(比較例4)研削砥石の結合剤として一般
に使用されている市販の硬化剤としてヘキサメチレンテ
トラミンを含むノボラック型耐熱性フェノール樹脂を、
実施例4のビスフェノールSジビニルベンジルエーテル
の代りに使用した配合物を、アルミニウムの砥石基盤を
組み込んだ所定の金型内のキャビティーに充填し、温度
180℃、圧力500Kg/cm2 で加圧成形(120
℃でガス抜きし)、型温が180℃に達したら脱型し
た。195℃熱風乾燥炉中で10時間の後硬化を行い砥
石基盤の周縁に砥粒層を直接一体に有する研削砥石を得
た。この砥石の砥粒層はCダイヤモンド集中度100に
相当する。この砥石について実施例4と同様な方法で湿
式研削試験を行い、その結果を表3に示した。
【0042】(比較例5)重研削砥石の結合剤として一
般に使用されている市販のアミン変性ビスマレイミド
(ジアミノジフェニルメタン変性N,N’−ジフェニル
メタンビスマレイミド)を、実施例4のビスフェノール
Sジビニルベンジルエーテルの代りに使用した配合物
を、アルミニウムの砥石基盤を組み込んだ所定の金型内
のキャビティーに充填し、温度200℃、圧力500K
g/cm2 で30分間加圧成形後脱型した。次いで25
0℃熱風乾燥炉中で10時間のアフターキュア−を行い
砥石基盤の周縁に砥粒層を直接一体に有する研削砥石を
得た。この砥石の砥粒層はダイヤモンド集中度100に
相当する。この砥石について実施例4と同様な方法で湿
式研削試験を行い、その結果を表3に示した。
【0043】
【表3】
【0044】
【発明の効果】本発明の耐熱性樹脂結合砥石は表1、表
3の湿式研削試験結果及び表2の乾式研削試験結果で示
したように、比較実施例の耐熱性フェノール樹脂製砥石
やアミン変性ビスマレイミド製砥石に比べ、研削動力が
低く、高い研削比を示しており、終始安定した研削をす
ることが可能であったことから、産業界で広範に利用さ
れることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配合物100容量部中、砥粒2〜60容
    量部、および一般式(I) 【化1】 [式中のXは芳香族残基(多価フェノール化合物からヒ
    ドロキシ基を除いた残基)、yは2以上の数を示す。]
    で表される、分子中に芳香族残基と結合したビニルベン
    ジルエーテル基を2つ以上有する化合物粉末10〜90
    容量部を含む配合物を加熱圧縮成形した、耐熱性樹脂結
    合砥石。
  2. 【請求項2】 配合物100容量部中、砥粒2〜60容
    量部、および一般式(I)で表される分子中に芳香族残
    基と結合したビニルベンジルエーテル基を2つ以上有す
    る化合物粉末5〜90容量部と一般式(II) 【化2】 (式中のRは水素またはメチル基を表し、Zは2価芳香
    族残基またはキシリレン残基を示す。)で表される分子
    中にマレイミド基を持つ化合物粉末5〜90容量部を含
    む配合物から加熱圧縮成形された、耐熱性樹脂結合砥
    石。
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