JPH07125123A - スタンピング用表皮材および該表皮材の製造方法 - Google Patents

スタンピング用表皮材および該表皮材の製造方法

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JPH07125123A
JPH07125123A JP27510693A JP27510693A JPH07125123A JP H07125123 A JPH07125123 A JP H07125123A JP 27510693 A JP27510693 A JP 27510693A JP 27510693 A JP27510693 A JP 27510693A JP H07125123 A JPH07125123 A JP H07125123A
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skin material
foam
stamping
soft sheet
sheet
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Noboru Matsuura
昇 松浦
Manabu Takaya
学 鷹屋
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Okamoto Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製品仕上がり精度の高いスタンピング用表皮材
を提供することと、上記表皮材を製造せしめる方法を提
供することである。 【構成】軟質シートとPPフォームとの積層にて表皮材
が構成され、上記軟質シートが絞形成されていると共
に、PPフォームが圧縮形成されており、その全体厚み
の変化率が120℃〜140℃加熱時に4.5%以下で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタンピング用表皮材
および該表皮材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の表皮材は、絞付け工程を経
た塩化ビニルシートを、所望倍率に発泡形成せしめたウ
レタンフォームにラミネートして積層されていたもので
あり、スタンピングにより自動車用の内装材,観覧椅
子,ケース等を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の表
皮材では工程中における厚み変化率が高かったため、ス
タンピング製品の表面(表皮材の軟質シート表面)に、
あばた(面荒れ)等が生じる虞れが極めて高く不良品の
原因となっていた。
【0004】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、製品仕上がり精度の高いスタンピング用表皮材を提
供することと、上記表皮材を製造せしめる方法を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明がなした技術的手段は、軟質シートとPP(ポ
リプロピレン)フォームとの積層にて構成され、上記軟
質シートが絞形成されていると共に、PPフォームが圧
縮形成されており、その全体厚みの変化率が、120℃
〜140℃加熱時に4.5%以下としたことである。
【0006】また、上記表皮材はPPフォームと軟質シ
ートとを積層し、そしてその後加熱圧縮して絞付けする
ことにより形成される。また、軟質シートを絞形成する
と共に、PPフォームを加熱圧縮せしめ、そして次に上
記軟質シートとPPフォームとを積層せしめるものとし
ても上記同様のスタンピング用表皮材が形成できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明スタンピング用表皮材および該
表皮材の製造方法の一実施例を説明すると、本スタンピ
ング用表皮材は、軟質シートとPP(ポリプロピレン)
フォームとを接着剤を介して、あるいはラミネート加工
等の任意手段により積層状に構成されているもので、上
記軟質シートは絞形成されていると共に、PPフォーム
は圧縮形成されており、表皮材の全体厚みの変化率が、
120℃〜140℃加熱時に4.5%以下のものであ
る。この厚み変化率が4.5%よりも高いと、あばた
(面荒れ),皺等の発生率が高く好ましくない。
【0008】軟質シートは、塩化ビニル樹脂(PVC)
等を主成分とし、これに可塑剤,安定剤,改質剤(ゴム
系,ABS系等)等の周知の添加物を必要に応じて所望
量添加して構成し、これをカレンダー成形,押出し成形
等の周知手段によって所望厚さに形成し、そして所望絞
付け形成される。尚、シート厚は表皮材からなる製品に
よって異なるもので限定されず任意である。
【0009】また、軟質シートを構成する材料は上記塩
化ビニル樹脂を主成分としてなるものに限らず、TPE
(サーモプラスチックエラストマー),織布,不織布等
であってもよくその構成は何等限定されるものではなく
適宜変更可能なものである。また、その表面はアクリル
系,ウレタン系塗料にシリカ分を混合した艶調整剤を塗
布する。
【0010】PPフォームは、ポリプロピレン(PP)
100重量部に対して、架橋成分,発泡剤,気泡調節剤
等を所望量添加して、押出し、電子線架橋を行い発泡さ
せ、所望発泡倍率,所望厚さにポリプロピレンフォーム
(PPF)を形成し、そして上記PPFを所望手段で圧
縮して所望厚さに収縮形成して構成されている。
【0011】発泡剤は、例えばアゾジカルボン酸アミド
等が用いられ、ゲル分率は40%以上が好ましい。40
%以下では、スタンピング成形時に溶けたり、破壊され
たりする虞れがあるからである。PPフォーム(PP
F)は、例えば東レペフ13030PPF(13倍発泡),1503
0PPF(15倍発泡)(東レ株式会社)等の20倍発泡以
下の倍率が好ましく用いられる。
【0012】ここで上記表皮材の具体的製造方法につい
て説明する。
【0013】まず、下記(イ)の配合にて所望厚さの塩
化ビニルシート(PVC)1を形成する。
【0014】 配合(イ) PVC(重合度1300) 100重量部 フタル酸エステル系可塑剤 55重量部 エポキシ化大豆油 2重量部 Ba−Zn系安定剤 1.5重量部 改質剤(ゴム系) 20重量部 難燃剤(Sb2 3 ) 2重量部
【0015】次に、15倍発泡の3mm厚にPPフォー
ム(PPF)を発泡形成する(上記東レペフ15030PPF
(15倍発泡,東レ株式会社))。
【0016】そして、上記PPフォーム(PPF)の表
面に、上記形成された塩化ビニルシート(PVC)を接
着剤(図示省略)を介して積層し積層体を形成する。
尚、接着剤は限定されないが、例えばウレタン系等の接
着剤を用いる。
【0017】そして次に、上記積層体を所定間隙とした
絞ロールに通して加熱圧縮して塩化ビニルシートの表面
に絞を形成すれば、その加熱圧縮作用により上記PPフ
ォーム(PPF)が圧縮されて収縮状態となったPPフ
ォーム(PPF)を備えた表皮材が形成される。尚、こ
の加熱圧縮工程は、温度180〜210℃(PVC 面),
速度4〜8m/min,絞圧50〜60kg/cm,クリ
アランスなしの諸条件の下に行ったが、この条件は一例
にすぎず適宜変更対応するものである。したがって、上
記工程を経ることにより常に一定厚みの表皮材となるた
め、スタンピング時のクリアランスのばらつきが少なく
なる。
【0018】また、塩化ビニルシートを絞ロールに通し
て加熱圧縮して塩化ビニルシートの表面に絞を形成し、
そしてこれとは別個にPPフォームのみを単体で加熱圧
縮せしめて収縮状態のPPフォームを形成し、そして上
記絞付けした塩化ビニルシートと収縮状態のPPフォー
ムを積層せしめる方法で表皮材を形成するものとしても
よく、上記方法により形成された表皮材と同等効果を奏
する。
【0019】ここで本発明表皮材における厚み変化率
を、比較例と共に下記表1に比較して示す。実施例1,
2は塩化ビニルシートと収縮状態のPPフォーム(13
倍発泡3mm圧縮後、15倍発泡3mm圧縮後)とを積
層した後に絞付けしたもの、一方比較例1,2は単体で
絞付けした塩化ビニルシートと、本実施例における発泡
後(圧縮形成前)のPPフォーム(13倍発泡3mm圧
縮前、15倍発泡3mm圧縮前)とを積層したものであ
り、塩化ビニルシートは全て(実施例,比較例共)上記
実施例記載の配合からなるもので0.6mm厚に形成さ
れたものである。
【0020】
【表1】
【0021】また、上記実施例1,2の表皮材Aと比較
例1,2表皮材との折り曲げ応力を測定し、下記表2に
比較して示す。尚、図中Aは試験片、Bはストログラフ
用圧力試験器具を示す。
【0022】
【表2】
【0023】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたことで、表皮
材全体の厚み変化率が極めて低くなったため、表皮材の
厚み変化率が高かったことから生じていた、あばた(面
荒れ),皺,白化等の従来の問題も解消され、不良品発
生率が大幅に低下した。従って、本発明によれば製品仕
上がり精度の高いスタンピング用表皮材が提供できるこ
ととなる。
【0024】また、本発明では表皮材成形時にPPフォ
ーム材を圧縮形成せしめる方法によりスタンピング用表
皮材を形成するものとしたため、厚み変化率が小さい表
皮材が製造できる。
【0025】さらに、本発明表皮材からなる製品は、ス
タンピング後に端縁を内側に折り曲げて縁処理をする必
要があるが、折り曲げ応力が小さいため折り曲げ加工容
易となり作業性もよく労力軽減ともなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】折り曲げ応力試験の縦断正面図
【符号の説明】
A:試験片(表皮材) B:試験器具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟質シートとPPフォームとの積層にて構
    成され、上記軟質シートが絞形成されていると共に、P
    Pフォームが圧縮形成されており、その全体厚みの変化
    率が、120℃〜140℃加熱時に4.5%以下である
    ことを特徴とするスタンピング用表皮材。
  2. 【請求項2】PPフォームと軟質シートとを積層し、そ
    してその後加熱圧縮して絞付けすることを特徴とするス
    タンピング用表皮材の製造方法。
  3. 【請求項3】軟質シートを絞形成すると共に、PPフォ
    ームを加熱圧縮せしめ、そして次に上記軟質シートとP
    Pフォームとを積層せしめることを特徴とするスタンピ
    ング用表皮材の製造方法。
JP5275106A 1993-11-04 1993-11-04 スタンピング用表皮材および該表皮材の製造方法 Expired - Lifetime JP2505705B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015059U (ja) * 1983-07-12 1985-02-01 林テレンプ株式会社 成形天井内装材の端末構造
JPS6377719U (ja) * 1986-11-10 1988-05-23
JPH05254047A (ja) * 1992-03-13 1993-10-05 Sekisui Chem Co Ltd 車輌用内装成型品

Patent Citations (3)

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