JPH07125438A - 感熱発色記録シートおよびその作成方法 - Google Patents

感熱発色記録シートおよびその作成方法

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JPH07125438A
JPH07125438A JP5294520A JP29452093A JPH07125438A JP H07125438 A JPH07125438 A JP H07125438A JP 5294520 A JP5294520 A JP 5294520A JP 29452093 A JP29452093 A JP 29452093A JP H07125438 A JPH07125438 A JP H07125438A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】感熱発色剤層を備えた感熱発色記録シートに静
電式プリンタで印字を行う際に、印刷部分が持った熱に
よる発色汚れが生じないようにして、静電式プリンタに
よる印字情報を備えるとともに印刷による各種の固定情
報が予め設けられ、清浄な感熱発色層を有する感熱発色
記録シートを得る。 【構成】感熱発色剤層4の形成面にトナー印字部5と感
熱発色印字部7とを設定し、トナー印字部5には所定情
報6を、静電的方法による熱溶融性トナーを転写しこれ
に赤外線を照射して定着記録し、その後所定部に印刷3
を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱発色記録シートと
その作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、小形コンピュータ端末からなるハ
ンディターミナルなどの携帯用機器や各種の端末機器に
おいては、そのプリントアウトを行う出力部に小形化や
静粛性などを考慮してサーマルプリンタが多く備え付け
られるようになってきており、その出力用紙として感熱
発色をする記録シートが用いられている。そしてこれら
の機器を利用して金銭の授受の控え(例えば領収書)を
発行する場合や個人情報の出力を行う場合、地模様、そ
して固定情報などを予め印刷されている感熱発色記録シ
ートが採用されている。
【0003】図3はその予め印刷が施されている感熱発
色記録シート1を示していて、この感熱発色記録シート
1は、シート2の表面にタイトル、記入欄、項目名、地
紋などの印刷3が施されていて、そしてその印刷を覆う
ようにして感熱発色剤を塗布してなる感熱発色剤層4が
設けられているものであり、この感熱発色記録シート1
を上記ハンディターミナルなどの機器に装填し、サーマ
ルプリンタにより可変情報などを出力して前記感熱発色
剤層4に文字などのパターンを現出させるようにしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記したハン
ディターミナルなどの携帯機器を利用して各種の情報入
力をし、その入力ごとに入力情報に対応した控えを発行
するような場合(例えば金銭の受領に対して領収書を発
行するような場合)、機器本体側に記憶された入力情報
と発行した控えとを対応させておく必要がある。このよ
うな点から予め控えそれぞれにダブリの無い番号などの
管理情報を設けておき、機器に装填した未記入の控えに
付された前記管理情報を機器本体側で読み取るなどさせ
て、機器に入力された情報と発行した控えの管理情報と
を対応させた状態で機器本体が記憶するようにしてい
る。そこで、このような控えなどとして利用され、かつ
管理情報を有する感熱発色記録シートを作成するに際し
て、可変情報の大量印字処理に適した静電式プリンタ、
特に熱溶融性トナーを可変情報のパターンで転写しこれ
を赤外線照射により定着させるようにしたプリンタを利
用して、前記感熱発色記録シートに対して管理情報など
を印字する試みがなされていた。
【0005】しかしながら、感熱発色記録シートには上
述したようにシート上に予め各種の文字、枠、地紋など
が印刷されているため、これら印刷部分が照射された赤
外線を吸収して熱を持つようになり、その熱によって印
刷の上層となっている感熱発色剤層が印刷部分に対応し
たところで発色作用を生じるようになる(なお、感熱発
色剤層自体は直接赤外線を受けてもこれを反射して発色
しない)。特に地紋が設けられているような場合には、
感熱発色記録シート全体が淡く発色汚れを生じた状態と
なり、感熱発色記録シートとしての商品性を著しく損な
うという問題が発生している。
【0006】そこで本発明は上記した事情に鑑み、感熱
発色剤層を備えた感熱発色記録シートに上記静電式プリ
ンタで印字を行う際に、印刷部分が持った熱による発色
汚れが生じないようにすることを課題とし、静電式プリ
ンタによる印字情報を備えるとともに印刷による各種の
固定情報が予め設けられ、清浄な感熱発色層を有する感
熱発色記録シートを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
考慮してなされたもので、シート表面に感熱発色剤層が
形成された感熱発色記録シートであって、該感熱発色剤
層の形成面にトナー印字部と感熱発色印字部とを有し、
トナー印字部に所定情報が、静電的方法により熱溶融性
トナーを転写しこれに赤外線を照射して定着記録されて
なるとともに、前記感熱発色剤層の形成面上の所定部に
印刷が施されてなる感熱発色記録シートを提供して、上
記した課題を解消するものである。
【0008】またもう一つの発明は、シート表面に感熱
発色剤層が形成された感熱発色記録シートを作成するに
あたり、該感熱発色剤層の形成面にトナー印字部と感熱
発色印字部とを設定して、前記トナー印字部には所定情
報を、静電的方法による熱溶融性トナーを転写しこれに
赤外線を照射して定着記録した後に、前記感熱発色剤層
の形成面上の所定部に印刷を施す感熱発色記録シートの
作成方法であり、この感熱発色記録シートの作成方法を
提供して上記した課題を解消するものである。
【0009】
【作用】本発明の感熱発色記録シートにおいては、感熱
発色剤層の形成面上に設定されたトナー印字部に熱溶融
性トナーによる所定情報を有するとともに、前記形成面
上の所定部に印刷が施されていて、このシートをハンデ
ィターミナルなどの機器のプリント部に装填して感熱発
色印字部に出力することにより、その感熱発色印字部に
出力情報が現出するようになる。またもう一つの発明の
作成方法においては、シート表面に設けられている感熱
発色剤層の形成面上にトナー印字部と感熱発色印字部と
が設定されていて、まずこのトナー印字部に熱溶融性ト
ナーを定着させて所定情報が記録される。そしてこの後
所要部にタイトル、記入欄、項目名、地紋などを印刷す
ることにより、領収書などとして利用できる所要の記録
様式を備えた感熱発色記録シートが得られるようにな
る。
【0010】
【実施例】つぎに本発明を図1と図2に示す一実施例に
基づいて詳細に説明する。なお、図3に示す従来例と構
成が重複する部分は同符号を付してその説明を省略す
る。図1は本発明の感熱発色記録シート1を連続ロール
状とした一例を示していて、この感熱発色記録シート1
は、紙、合成紙、合成樹脂シート、紙と合成樹脂とを貼
り合わせたものなどからなるシート2の片方の表面に、
感熱記録紙などにおいて通常に使用されている感熱発色
剤からなる感熱発色剤層4を設けたものを基体としてお
り、前記感熱発色剤層4は、グラビア法やその他の印刷
手段を用いて所要の領域に感熱発色剤を塗工したり、パ
ートコートまたは全面コートして得ている。そして、前
記感熱発色剤層4の上に設定されたトナー印字部5に、
静電的方法を用いて熱溶着性トナーを定着させてなる数
字、符号、文字などの所定情報6(例えば記録シートの
管理番号や一組の通し番号などで表記される)が設けら
れている。また前記感熱発色剤層4の上には感熱発色印
字部7が設定されており、後述するようにこの感熱発色
印字部7に対してサーマルプリンタなどにより可変情報
を出力することによって、その可変情報が発色して判読
できる情報が現出するようにした個所としている。
【0011】上記感熱発色剤層4上には、上記トナー印
字部5の所定情報6と重なることのないようにして、タ
イトル、記入欄、項目名などを表現する印刷3が施され
ていて、特に上記感熱発色印字部7には上記可変情報と
位置関係を対応させるようにして前記印刷3が施されて
いる。このように感熱発色記録シート1においてはトナ
ー印字部5に所定情報6が予め設けられ、そして感熱発
色印字部7やその他の領域に予め印刷3が施されてい
て、これらの所定情報6や印刷3によって使用目的に対
応した仕様となっている。この感熱発色記録シート1
は、例えばハンディターミナルなどの機器のプリント部
に装填して使用されるものであり、上記所定情報6や入
力情報を機器に入力することにより、その入力情報が機
器本体に記憶されるとともに、感熱発色記録シート1の
上記感熱発色印字部7に可変情報が出力され、感熱発色
印字部7での発色によって前記可変情報を有する感熱発
色記録シートが得られる。
【0012】感熱発色記録シートを上記実施例では連続
ロール状のものとして説明したが、これに限定されるも
のではなく、仕様に応じた単片状や折畳み状態で連続す
るなど各種の態様を採用することができる。また、上記
印刷は文字情報などに限定されるものではなく、地紋な
どを構成するパターンで施すことも可能である。さらに
感熱発色記録剤層4はシート2の表面に全面的に設ける
必要はなく、少なくとも感熱発色印字部7が形成できる
ものであればよい。
【0013】上記した構造の感熱発色記録シート1はつ
ぎのようにして作成される。まず図2の(A)(B)に
示すように、シート2の片表面に感熱発色剤からなる感
熱発色剤層4を設け、その感熱発色剤層4の上に設定さ
れているトナー印字部5に対して所定情報6が、静電的
方法により熱溶融性トナーを転写しこれにキセノンラン
プを光源8として赤外線を照射し定着記録させる。この
時点においては感熱発色剤層4側には印刷が施されてい
ないため、また感熱発色剤層自体は赤外線を反射するた
めに発色作用は生じない。このようにしてトナー印字部
5に所定情報6を設けたのち、図2の(C)に示すよう
に、感熱発色印字部7やその他の領域に印刷3を施すこ
とにより、所要の仕様に対応した感熱発色記録シート1
が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明の感熱発色記
録シートは、シート表面に感熱発色剤層が形成されたも
のであって、該感熱発色剤層の形成面にトナー印字部と
感熱発色印字部とを有し、トナー印字部に所定情報が、
静電的方法により熱溶融性トナーを転写しこれに赤外線
を照射して定着記録されてなるとともに、前記感熱発色
剤層の形成面上の所定部に印刷が施されてなることを特
徴とするものである。このように、感熱発色剤層上のト
ナー印字部に、定着記録された所定情報を有するととも
に、所定部に印刷が施されており、従来と同様に、この
シートをハンディターミナルなどのサーマルプリンタに
装填して感熱発色印字部に出力することにより出力情報
が現出するようになり、何ら使い勝手を変更することな
く使用でき、さらに最上層に印刷が設けられた構造であ
り、その印刷による文字、地紋などが極めて鮮明なもの
となる。
【0015】またもう一つの発明は、シート表面に感熱
発色剤層が形成された感熱発色記録シートを作成するに
あたり、該感熱発色剤層の形成面にトナー印字部と感熱
発色印字部とを設定して、前記トナー印字部には所定情
報を、静電的方法による熱溶融性トナーを転写しこれに
赤外線を照射して定着記録した後に、前記感熱発色剤層
の形成面上の所定部に印刷を施すことを特徴とするもの
である。このように、所定情報を、静電的方法による熱
溶融性トナーを転写しこれに赤外線を照射して定着記録
することによって得た後に、印刷を施すことから、前記
赤外線の照射が行われても従来のような印刷部分が熱を
もって感熱発色剤層が発色するというようなことがな
く、極めて清浄な状態で感熱発色剤層を維持できて商品
性を損なうことがなくなる。そして、前記所定情報の印
字に際して静電式のプリンタを使用することから、所定
情報の印字処理をその静電式プリンタの利便性を生かし
て効率的に行え、そして感熱発色記録シートの作成が効
率的なものとなるなど、実用性に優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感熱発色記録シートの一実施例を
示すもので、(A)は外観を示す説明図、(B)は断面
を示す説明図である。
【図2】一実施例の作成過程を示す説明図である。
【図3】従来例を示すもので、(A)は外観を示す説明
図、(B)は発色作用を生じた状態での断面を示す説明
図である。
【符号の説明】
1…感熱発色記録シート 2…シート 3…印刷 4…感熱発色剤層 5…トナー印字部 6…所定情報 7…感熱発色印字部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート表面に感熱発色剤層が形成された感
    熱発色記録シートであって、該感熱発色剤層の形成面に
    トナー印字部と感熱発色印字部とを有し、トナー印字部
    に所定情報が、静電的方法により熱溶融性トナーを転写
    しこれに赤外線を照射して定着記録されてなるととも
    に、前記感熱発色剤層の形成面上の所定部に印刷が施さ
    れてなる感熱発色記録シート。
  2. 【請求項2】シート表面に感熱発色剤層が形成された感
    熱発色記録シートを作成するにあたり、該感熱発色剤層
    の形成面にトナー印字部と感熱発色印字部とを設定し
    て、前記トナー印字部には所定情報を、静電的方法によ
    る熱溶融性トナーを転写しこれに赤外線を照射して定着
    記録した後に、前記感熱発色剤層の形成面上の所定部に
    印刷を施す感熱発色記録シートの作成方法。
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