JPH0712554B2 - スクリュープレス式圧搾方法及びスクリュープレス型圧搾機 - Google Patents

スクリュープレス式圧搾方法及びスクリュープレス型圧搾機

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JPH0712554B2
JPH0712554B2 JP4121034A JP12103492A JPH0712554B2 JP H0712554 B2 JPH0712554 B2 JP H0712554B2 JP 4121034 A JP4121034 A JP 4121034A JP 12103492 A JP12103492 A JP 12103492A JP H0712554 B2 JPH0712554 B2 JP H0712554B2
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screw
screw shaft
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sludge
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繁正 田中
睦雄 中島
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荏原インフィルコ株式会社
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    • B30PRESSES
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    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/12Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing
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    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固液混合物、特に、
用水、排水、その他の液体の処理の際に発生する汚泥、
これら汚泥に有機高分子凝集剤、その他の凝集剤を添加
し凝集させた汚泥、或いは含油汚泥等の泥状物をスクリ
ュー羽根で連続的に圧搾脱水又は脱油して濾液を絞り出
し、著しく含水率又は含油率の低い圧搾物を生成するス
クリュープレス式圧搾方法及びスクリュープレス型圧搾
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スクリュープレス型圧搾機は、例
えば、汚泥類に適用される場合、基本的には、図2、図
3及び図4に示されるように、汚泥ホッパ2の汚泥供給
口1と圧搾物排出口6の間に設けた円筒型ろ材の外筒3
と、外周にスクリュー羽根4を有するスクリュー軸5
と、圧搾物排出口6側にスクリュー軸5と同心状に設け
た錘状リング7(テーパーコーン或いは回転コーンと呼
ばれている)とから成り、しかも、外筒3、スクリュー
軸5及びスクリュー羽根4で形成される環状間隙の容積
を適宜に順次縮小して、汚泥供給口1に投入された汚泥
をスクリュー軸5の回転によって軸方向、即ち圧搾物排
出口6の方向に押し出して順次圧搾し、汚泥より絞り出
された濾液を外筒3より排出させ、脱水圧搾物を圧搾物
排出口6より取り出すように構成されている。なお、
「脱水」という用語は以下では「脱油」も含んだ意味で
使用する。
【0003】また、圧搾機については、圧搾効果を高め
るために、種々の改良が行われている。例えば、図2に
示した圧搾機は、駆動装置12によって駆動される駆動
軸8をスクリュー軸5に連結し、駆動装置9を備えた錘
状リング7を駆動軸8に往復動可能に取り付け、更に、
スクリュー軸5に加わるスラスト荷重を検出するスラス
ト計10を駆動軸8に取り付け、スラスト計10の検出
値によって駆動装置9が連動し、錘状リング7を圧搾物
排出口6に押し込んだり引き出したりして圧搾物排出口
6の開口率を調節し、汚泥排出の際の汚泥に与える抵抗
を変化させることによって圧搾圧力を調整し、任意の含
水率が得られるような構造及び機能を有している。な
お、「含水率」という用語は以下では「含油率」も含ん
だ意味で使用する。
【0004】また、図3に示した圧搾機は、駆動装置1
2によって駆動される駆動軸8をスクリュー軸5に連結
し、駆動装置9を備えた錘状リング7を駆動軸8に往復
動可能に取り付け、更に、スクリュー軸5に加わるトル
クを検出するトルク計11を駆動軸8に取り付け、トル
ク計11の検出値によって駆動装置9が連動し、錘状リ
ング7を圧搾物排出口6に押し込んだり引き出したりし
て圧搾物排出口6の開口率を調節し、汚泥排出の際の汚
泥に与える抵抗を変化させることによって圧搾圧力を調
整し、任意の含水率が得られるような構造及び機能を有
している。
【0005】図4に示した圧搾機は、図2及び図3の圧
搾機の機能を併せ持っており、駆動装置12によって駆
動される駆動軸8をスクリュー軸5に連結し、駆動装置
9を備えた錘状リング7を駆動軸8に往復動可能に取り
付け、更に、スクリュー軸5に加わるスラスト荷重及び
トルクをそれぞれスラスト計10及びトルク計11で検
出し、これら検出値を演算する演算制御装置13を取り
付け、演算制御装置13から出力されたコントロール信
号で作動する駆動装置9を錘状リング7に取り付け、こ
のコントロール信号によって錘状リング7を圧搾物排出
口6に押し込んだり引き出したりして圧搾物排出口6の
開口率を調節し、汚泥排出の際の汚泥に与える抵抗を変
化させることによって圧搾圧力を調整し、任意の含水率
が得られるような構造及び機能を有している。このよう
なスクリュープレス型圧搾機としては、実公昭62−4
5831号公報に開示されたものがある。
【0006】ところで、一般に汚泥の圧搾脱水において
は、単位濾過面積A、単位時間θ当たりの濾液生成量
V、即ち濾過速度は、圧搾物に加わる圧力Pが大きくな
るほど大きくなり、次の関係式が成り立つ。 (1/A)・(dV/dθ)=ΔP/(μ・R) 但し、μは濾液の粘性、Rは濾液抵抗である。従って、
濾液速度を大きくとりたい場合には、圧搾物に加わる圧
力を高くすることが必要である。
【0007】スクリュープレス型圧搾機の場合、上記の
ように、生成する圧搾物の含水率とスクリュー駆動軸8
に加わるスラスト荷重或いはトルク等の関係は、脱水圧
搾物の含水率が低下するほどこれらの値が大きくなり反
比例する傾向にある。即ち、図2、図3及び図4にも示
したようなスラスト計10或いはトルク計11等の設定
値を高く設定することによって、錘状リング7がより一
層外筒3に挿入され圧搾物排出口6の開口率が小さくな
り、その結果、汚泥が排出される際に汚泥に大きな抵抗
がかかり、これによって汚泥に加わる圧搾圧力が高ま
り、生成される脱水圧搾物の含水率が低下する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
スクリュープレス型圧搾機については、錘状リング7の
挿入度合を急に大きくして圧搾物排出口6の開口率を短
時間に小さくした場合、或いは挿入しすぎて開口率が極
端に小さくなった場合、圧搾物排出口6付近の汚泥だけ
が、含水率が低下したり、或いは汚泥排出の際に加わる
抵抗が大きくなり過ぎたりすることによって、汚泥が圧
搾物排出口6から排出されず、スクリュー軸5の回転に
よってスクリュー軸5と共に汚泥も回転するといういわ
ゆる汚泥の共廻り現象が発生する。
【0009】上記共廻り現象が発生した場合、汚泥は圧
搾物排出口6方向へ移動せずに、単にスクリュー軸5と
共にその場で回転するため、スラスト荷重は小さくな
る。また、トルクは、脱水された圧搾物が排出されない
まま汚泥供給口1から汚泥が次々に投入され続けられる
ため、外筒3、スクリュー軸5及びスクリュー羽根4で
形成される環状間隙へ汚泥が徐々に堆積し、脱水圧搾物
の含水率にかかわらず堆積量に比例して高くなってい
く。
【0010】例えば、図2に示す従来のスクリュープレ
ス型圧搾機については、汚泥の共廻り現象が発生する
と、スラスト計10で検出されるスラスト荷重値が小さ
くなるため、錘状リング7の駆動装置9が連動し、錘状
リング7が圧搾物排出口6に挿入される。圧搾物の共廻
り現象が発生した場合には、錘状リング7を圧搾物排出
口6から引き出して圧搾物排出口6の開口率を大きくと
り、圧搾物が排出され易くなるように構成しなければな
らないのに、スラスト計10に検出されるスラスト荷重
値が小さくなるため、錘状リング7が圧搾物排出口6に
挿入され、圧搾物排出口6の開口率がより一層小さくな
る。このため、ますます圧搾物の排出ができなくなり、
汚泥の共廻り現象がより強く発生し、脱水圧搾物が圧搾
物排出口6から全く排出されなくなり、運転が不可能と
なる。
【0011】また、図3に示すスクリュープレス型圧搾
機については、汚泥の共廻り現象が発生すると、圧搾物
排出口6から排出される脱水圧搾物の量が低下するが、
汚泥供給口1に投入される汚泥量は一定量投入され続け
ているため、汚泥投入量と脱水圧搾物の量との差に相当
する分が徐々に外筒3、スクリュー軸5及びスクリュー
羽根4で形成される環状間隙へ堆積し、該堆積量に比例
してトルク計11で検出されるトルク値が大きくなる。
これによって錘状リング7の駆動装置9が連動して錘状
リング7が圧搾物排出口6から引き出され、圧搾物排出
口6の開口率を大きくとるように設定される。しかし、
トルク計11で検出されるトルクは徐々にしか高くなら
ないため、錘状リング7が圧搾物排出口6から徐々にし
か引き出されず、汚泥の共廻り現象はなかなか解消され
ない。或いは解消されても外筒3、スクリュー軸5及び
スクリュー羽根4で形成される環状間隙への汚泥堆積量
が多い間は、トルクが大きいため錘状リング7が圧搾物
排出口6から引き出されて圧搾物排出口6の開口率が大
きくなっているため、この間に含水率の高い脱水圧搾物
が圧搾物排出口6から多量に排出され続けるなどの問題
点がある。
【0012】図4に示す従来のスクリュープレス型圧搾
機については、汚泥供給口1に投入される汚泥量が少な
くなった場合、外筒3、スクリュー軸5及びスクリュー
羽根4により形成される環状間隙への汚泥量が減少する
ため、スラスト計10及びトルク計11で検出されるス
ラスト荷重及びトルクなどの値が小さくなり、錘状リン
グ7が圧搾物排出口6に挿入されることによって圧搾物
排出口6の開口率が非常に小さくなる。このように開口
率が非常に小さい場合、錘状リング7のわずかな動きで
も圧搾物排出口6の開口率の変動率が大きいので、圧搾
物の排出量の調整が難しく、これが汚泥共廻り現象の発
生要因となっている。
【0013】そこで、この発明の目的は、従来のスクリ
ュープレス型圧搾機における上記問題点を経済的且つ有
効に解決し、汚泥の共廻り現象の発生を防止し得るスク
リュープレス式圧搾方法及びスクリュープレス型圧搾機
を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、次のように構成されている。即ち、この
発明は、汚泥供給口と圧搾物排出口とを有する円筒型ろ
材の外筒と該外筒内に配置されたスクリュー羽根を有す
るスクリュー軸とより形成される環状間隙内に投入され
た泥状物を前記スクリュー軸の回転で圧搾脱水しつつ前
記圧搾物排出口から排出すると共に、前記スクリュー軸
に加わるスラスト荷重及びトルクを検出して該検出値に
基づいて前記圧搾物排出口の開口率を変化させるスクリ
ュープレス式圧搾方法において、前記開口率が設定した
下限開口率よりも小さくならないように制御することを
特徴とするスクリュープレス式圧搾方法に関する。
【0015】又は、この発明は、汚泥供給口と圧搾物排
出口とを有する円筒型ろ材の外筒内にスクリュー羽根を
有するスクリュー軸を回転自在に配置し、前記外筒、前
記スクリュー軸及び前記スクリュー羽根により形成され
る環状間隙の容積を前記圧搾物排出口に向かって順次縮
小せしめ、駆動装置によってスクリュー軸に沿って往復
動し且つ前記圧搾物排出口の開口率を調節する錘状リン
グを前記スクリュー軸に同心状に取り付け、前記スクリ
ュー軸に加わるスラスト荷重を検出するスラスト計及び
トルクを検出するトルク計を設け、前記スラスト計及び
トルク計で検出した検出値を演算して前記錘状リングの
前記駆動装置を制御する演算制御装置を設けたスクリュ
ープレス型圧搾機において、前記圧搾物排出口の下限開
口率を設定する開口率設定器、前記錘状リングの位置を
検出する位置検出器及び前記圧搾物排出口の開口率を所
定値以上に維持する下限値維持手段を設けたことを特徴
とするスクリュープレス型圧搾機に関する。
【0016】また、このスクリュープレス型圧搾機にお
いて、前記下限値維持手段は前記演算制御装置に組み込
まれたプログラムとして与えてもよいし、或いは前記下
限値維持手段が前記演算制御装置から独立して作動する
ように構成してもよい。
【0017】このスクリュープレス型圧搾機は、前記下
限値維持手段を前記演算制御装置に組み込まれたプログ
ラムとして与える場合には、具体的には、前記演算制御
装置が前記スラスト計及びトルク計で検出した負荷検出
値と負荷設定値を比較し、前記負荷検出値が前記負荷設
定値よりも大きい時に第一信号を発し、前記負荷検出値
が前記負荷設定値以下の時に第二信号を発する負荷比較
手段、前記第二信号の入力によって前記位置検出器が検
出した前記錘状リングの位置から所定距離だけ前記錘状
リングを挿入した時の開口率を算出する開口率算出手
段、前記開口率算出手段で算出した算出開口率と前記開
口率設定器で設定した下限開口率とを比較し、前記算出
開口率が前記下限開口率より大きい時に第三信号を発
し、前記算出開口率が前記下限開口率より小さい時に第
四信号を発する開口率比較手段、前記第一信号が入力さ
れた時に前記錘状リングを開作動させ、前記第三信号が
入力された時に前記錘状リングを閉動作させ、前記第四
信号が入力された時に前記錘状リングを閉動作させて前
記下限開口率となる位置で停止させるよう前記駆動装置
を制御する駆動制御手段から構成することができる。
【0018】なお、前記下限開口率は、対象とする汚泥
の性状により異なるので、当該汚泥を用いた予備実験や
当該スクリュープレス式圧搾機のスラスト及びトルク負
荷特性から限界を求める方法、その他の適当な手段によ
り、前記下限開口率を適宜選定し、常に圧搾物排出口か
ら圧搾物が排出される状態とすれば良い。
【0019】
【作用】この発明は、上記のように構成されているの
で、次のように作用する。この発明によるスクリュープ
レス型圧搾機は、スクリュー軸に加わるスラスト荷重及
びトルク等の検出値を演算して錘状リングの駆動制御を
行うようにしたので、検出したスラスト荷重及びトルク
が設定値に比べて大きい時には、錘状リングは圧搾物排
出口から所定距離だけ引き出され開口率が大きくなり、
逆に検出値が設定値よりも小さい時には、錘状リングは
圧搾物排出口へ所定距離だけ挿入されて開口率が小さく
なるが、圧搾物排出口の開口率を設定する開口率設定
器、錘状リングの位置を検出する位置検出器及び圧搾物
排出口の開口率を所定値以上に維持する下限値維持手段
を設けたので、スクリュー軸に加わるスラスト荷重及び
トルクなどの検出値を演算した開口率が開口率設定器で
停止し、開口率がそれ以上小さくなることはない。従っ
て、このスクリュープレス型圧搾機は、汚泥供給口に投
入される泥状物が少なくなった場合でも、開口率が極端
に小さくなることはないので、圧搾物の共廻り現象は発
生せず、安定した運転を続行することができる。
【0020】また、この発明のスクリュープレス型圧搾
方法によれば、開口率が設定した下限開口率よりも小さ
くならないように制御するので、汚泥供給口に投入され
る泥状物が少なくなった場合でも、開口率が極端に小さ
くなることはない。従って、このスクリュープレス型圧
搾方法では、圧搾物の共廻り現象は発生せず、安定した
運転を続行することができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明によるスク
リュープレス式圧搾方法及びスクリュープレス型圧搾機
の実施例について説明する。勿論、この発明の実施態様
はこれらに限定されるものではない。図1はこのスクリ
ュープレス型圧搾機の一実施例を示す縦断側面図であ
る。
【0022】このスクリュープレス型圧搾機は、汚泥ホ
ッパ2の汚泥供給口1と圧搾物排出口6とを有する円筒
型ろ材の外筒3内に、スクリュー羽根4が外周に突設さ
れた円錐状スクリュー軸5が回転自在に配設されてい
る。また、圧搾物排出口6側にはスクリュー軸5に連結
された駆動軸8上に錘状リング7が同心状且つ往復動自
在に取り付けられ、該錘状リング7には演算制御装置1
3から出力されるコントロール信号で作動する駆動装置
9が取り付けられている。しかも、スクリュー軸5の駆
動軸8上にはスラスト計10、スクリュー軸5の駆動装
置12にはトルク計11がそれぞれ取り付けられてお
り、これらの検出値が演算制御装置13に入力され、一
定時間毎に演算されて、その結果がコントロール信号と
して一定時間毎に駆動装置9へ出力される。そして、こ
のコントロール信号によって駆動装置9は錘状リング7
を圧搾物排出口6に挿入したりあるいは引き出したりす
る。また、錘状リング7の位置を検出する位置検出器1
9が設けられ、この位置検出器19で検出された検出値
は演算制御装置13へ入力される。また、錘状リング7
が圧搾物排出口6内に所定位置まで挿入されるとそれ以
上挿入できないように、下限値維持手段14が設けられ
ている。
【0023】下限値維持手段14としては、演算制御装
置13から独立して作動するもの、演算制御装置13上
にプログラムとして設定したもの等の種々の実施態様が
考えられる。演算制御装置13から独立して作動するも
のとしては、例えば、錘状リング7の圧搾物排出口6へ
の挿入を制限する位置調節可能なストッパと、駆動装置
9の伝動機構中に組み込まれたトルクリミッタとから構
成したものが考えられる。ここで、ストッパはこのスク
リュープレス型圧搾機における位置検出器19、トルク
リミッタは下限値維持手段14に相当する。
【0024】錘状リング7が圧搾物排出口6内へ向かっ
て所定位置まで挿入された時に、錘状リング7がストッ
パに当接し、これによってトルクリミッタに過負荷がか
かって駆動装置9からの動力伝達が断たれ、その結果、
錘状リング7は移動を停止する。錘状リング7を引き出
すコントロール信号が演算制御装置13から駆動装置9
に入力されると駆動装置9が逆回転するので、トルクリ
ミッタは駆動連結して駆動装置9からの動力が錘状リン
グ7に伝達され、錘状リング7は引き出される。この例
では、演算制御装置13は従来のものと全く同じものを
使用することができる。
【0025】次に、下限値維持手段14がプログラムと
して演算制御装置13上に設定されたものである場合の
例について、図5のブロック図を参照して説明する。設
定器15は、トルク計11に設置されトルクを任意に設
定することができるトルク設定器16、スラスト計10
に設置されスラスト荷重を任意に設定することができる
スラスト設定器17以外に、圧搾物排出口6の下限開口
率を任意に設定することができる開口率設定器18を備
えている。この開口率設定器18は、汚泥の性状あるい
は脱水圧搾物の性状などに応じて下限開口率を変更した
い場合、運転中でも変更できるようになっており、この
点に関しては他の設定器16,17も同様である。ま
た、錘状リング7の位置を検出する位置検出器19が設
けられている。
【0026】演算制御装置13に組み込まれた下限値維
持手段14は、負荷比較手段20、開口率算出手段2
1、開口率比較手段22、及び駆動制御手段23から構
成されている。負荷比較手段20は、トラスト計10及
びトルク計11で検出した荷重検出値とトラスト設定器
17及びトルク設定器16で設定した負荷設定値とを比
較し、負荷検出値が負荷設定値よりも大きい時に第一信
号を発し、負荷検出値が負荷設定値以下の時に第二信号
を発する。開口率算出手段21は、位置検出器19で検
出した錘状リング7の現在位置から所定距離だけ錘状リ
ング7を挿入した時の開口率を算出する。開口率比較手
段22は、開口率算出手段21で算出した算出開口率と
開口率設定器18で設定した下限開口率とを比較し、算
出開口率が下限開口率より大きい時に第三信号を発し、
算出開口率が下限開口率より小さい時に第四信号を発す
る。駆動制御手段23は、第一信号が入力された時に錘
状リング7を開作動させ、第三信号が入力された時に錘
状リング7を閉動作させ、第四信号が入力された時に錘
状リング7を閉動作させて下限開口率となる位置で停止
させるよう駆動装置9を制御する。
【0027】汚泥ホッパ2に投入された汚泥は、外筒
3、スクリュー羽根4及びスクリュー軸5により形成さ
れる環状間隙に流入し、スクリュー軸5の回転によって
圧搾物排出口6に搬送されつつ環状間隙の容積縮小によ
って徐々に圧搾され、外筒3からろ液を排出させながら
次第に脱水された圧搾物となって圧搾物排出口6から排
出される。その際、汚泥ホッパ2から外筒3、スクリュ
ー羽根4及びスクリュー軸5により形成される環状間隙
に投入された汚泥は、スクリュー軸5の回転によって圧
搾物排出口6側に搬送されるため、スクリュー軸5にス
ラスト荷重或いはトルク等が加わり、スラスト荷重はス
ラスト計10で検出され、トルクはトルク計11で検出
される。
【0028】通常、圧搾機内に投入された汚泥量が一定
で、汚泥の共廻り現象が発生せずにスクリュー軸5の回
転によって圧搾物排出口6側に正常に搬送されている場
合には、スラスト計10でのスラスト荷重設定値或いは
トルク計11でのトルク設定値等のいずれかを高めると
演算制御装置13に設定値が入力され、演算制御装置1
3からコントロール信号が駆動装置9に発せられ、これ
によって駆動装置9が作動して錘状リング7が圧搾物排
出口6内に挿入され、圧搾物排出口6の開口率をより小
さく設定する。
【0029】従って、脱水された圧搾物が排出される際
に、圧搾物に加わる抵抗がより大きくなり、環状間隙内
の汚泥への圧搾圧力が高まり外筒3からろ液がより多く
排出され、得られる脱水圧搾物及び環状間隙内汚泥など
の含水率が徐々に低下する。これに伴って、硬い汚泥が
開口率の小さな圧搾物排出口6から排出されるため、ス
クリュー軸5にはより大きなスラスト荷重或いはトルク
が共に加わるようになり、これら検出値はそれぞれの設
定値に近づき、一致した後はやがて設定値を上回るよう
になる。演算制御装置13は一定時間毎に入力されるス
ラスト荷重或いはトルク等の両検出値を演算しており、
これら検出値がいずれも常に前回演算時の検出値を上回
り続け、設定値を超えない間は、演算制御装置13から
コントロール信号が駆動装置9に発せられ、錘状リング
7が圧搾物排出口6に挿入されるように制御される。ま
た、これら検出値がいずれも前回演算時の検出値を上回
り、設定値を超えた場合には、錘状リング7が圧搾物排
出口6から一定距離引き出されるように駆動装置9にコ
ントロール信号が発せられる。これによって、圧搾物排
出口6の開口率が大きくなり、汚泥を排出する際の抵抗
が小さくなる。
【0030】環状間隙内の圧搾圧力が弱まり、外筒3か
ら排出されるろ液量が少なくなって、環状間隙内の汚泥
の含水率が高まり、これが圧搾物排出口6から排出され
始めると、スクリュー軸5に加わるスラスト荷重或いは
トルク等が前回演算時の検出値を下回り、設定値以下に
なるまで演算制御装置13から駆動装置9にコントロー
ル信号が発せられて、錘状リング7が圧搾物排出口6か
ら一定距離だけ引き出されるように制御される。
【0031】しかし、例えば、圧搾機内に投入される汚
泥量が急に減少した場合或いは投入汚泥の性状変化によ
って脱水圧搾物の含水率が高くなった場合には、外筒
3、スクリュー羽根4及びスクリュー軸5により形成さ
れる環状間隙に投入される汚泥量が減少するため、或い
は圧搾物排出口6どの汚泥排出の際の抵抗が小さくなる
ため、スクリュー軸5に加わるスラスト荷重及びトルク
等の検出値はこれらの設定値を下回り、演算制御装置1
3からのコントロール信号が駆動装置9に発せられる。
これによって駆動装置9が作動して錘状リング7が圧搾
物排出口6に挿入され、圧搾物排出口6の開口率をより
小さく設定するように作動しようとする。しかし、その
際に下限値維持手段14の働きにより、演算制御装置1
3の指示よりも下限設定値が優先され、これ以下に錘状
リング7が挿入されないように制御される。
【0032】この下限値維持手段14の作用について、
図6のフローチャートを参照して説明する。圧搾運転指
令が発せられると(ステップ30)、まず錘状リング7
が全開動作をする(ステップ31)。その後、スラスト
計10及びトルク計11でスラスト荷重及びトルクを検
出する(ステップ32)。検出したスラスト荷重及びト
ルクの大きさをそれぞれスラスト設定器17及びトルク
設定器16で設定した設定値と比較する(ステップ3
3)。ここで、検出したスラスト荷重及びトルクをまと
めて負荷検出値(M1 )、設定したスラスト荷重及びト
ルクをまとめて負荷設定値(M0 )と称することにす
る。比較した結果、M1 >M0 の場合には、負荷比較手
段20から駆動制御手段23へ第一信号が入力されるの
で、駆動制御手段23が駆動装置9にコントロール信号
を発することによって錘状リング7は開動作する即ち所
定距離だけ引き出される(ステップ34)。
【0033】一方、M1 ≦M0 の場合には、負荷比較手
段20から位置検出器19へ第二信号が入力され、位置
検出器19で錘状リング7の現在位置を検出する(ステ
ップ35)。次に、錘状リング7を所定距離だけ圧搾物
排出口6へ挿入した時の開口率を算出する(ステップ3
6)。ここで、上記所定距離は任意に設定できるように
してもよいし、或いはM1 とM0 との差から適宜算出す
るようにしてもよい。次に、算出した算出開口率
(L1 )と開口率設定器18で設定した下限開口率(L
0 )とを比較する(ステップ37)。
【0034】L1 >L0 の場合には、開口率比較手段2
2から駆動制御手段23へ第三信号が入力され、駆動制
御手段23が駆動装置9にコントロール信号を発するこ
とによって錘状リング7が閉動作する、即ち所定距離だ
け挿入される(ステップ38)。L1 <L0 の場合に
は、開口率比較手段22から駆動制御手段23へ第四信
号が入力され、駆動制御手段23が駆動装置9にコント
ロール信号を発することによって錘状リング7は閉動作
して、下限開口率の位置まで挿入されるとその位置で停
止する(ステップ39)。L1 =L0 の場合には錘状リ
ング7は停止したままである。そして、圧搾機運転停止
の指令信号がないかぎり、タイマでセットした負荷検出
時から所定時間が経過するとステップ32に戻り、以
下、ステップ32からステップ39までの処理が繰り返
される。
【0035】以上のように、このスクリュープレス型圧
搾機は、演算制御装置13における駆動制御手段23か
ら駆動装置9にコントロール信号が発せられ、該信号を
受けて錘状リング7が作動し、圧搾物排出口6の開口率
が変化するが、下限値維持手段14を設けているので、
開口率は設定した値よりも小さくなることはない。
【0036】
【発明の効果】この発明によるスクリュープレス式圧搾
方法及びスクリュープレス型圧搾機は以上のように構成
されているので、次のような効果を有する。即ち、この
発明は、スクリュー軸に加わるスラスト荷重及びトルク
等の検出値を演算して錘状リングの駆動制御を行うよう
に構成されているので、検出したスラスト荷重及びトル
クの値が設定値に比べて大きい時には、錘状リングは圧
搾物排出口から所定距離だけ引き出されて開口率が大き
くなり、逆に検出値が設定値よりも小さい時には、錘状
リングは圧搾物排出口へ所定距離だけ挿入されて開口率
が小さくなる。
【0037】従って、汚泥供給口に投入される泥状物が
少なくなった場合には、スラスト荷重及びトルクは低下
するので、従来であれば、開口率が極端に小さくなくよ
うなこともあったが、本発明は、錘状リングの位置を検
出する位置検出機を設けると共に、圧搾物排出口の開口
率を所定値以上に維持する下限値維持手段を設けたの
で、どんな場合でも、開口率が設定された下限開口率よ
りも小さくなることはない。従って、汚泥供給口に投入
される泥状物が少なくなった場合でも、開口率は一定値
以上に維持されるので、圧搾物の共廻り現象は発生せ
ず、安定した運転を続行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるスクリュープレス型圧搾機を示
す縦断側面図である。
【図2】従来のスクリュープレス型圧搾機の一例を示す
縦断側面図である。
【図3】従来のスクリュープレス型圧搾機の別の例を示
す縦断側面図である。
【図4】従来のスクリュープレス型圧搾機の更に別の例
を示す縦断側面図である。
【図5】図1に示すスクリュープレス型圧搾機のブロッ
ク図である。
【図6】図1に示すスクリュープレス型圧搾機の作用を
説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 汚泥供給口 3 外筒 4 スクリュー羽根 5 スクリュー軸 6 圧搾物排出口 7 錘状リング 9 錘状リングの駆動装置 10 スラスト計 11 トルク計 12 スクリュー軸の駆動装置 13 演算制御装置 14 下限値維持手段 18 開口率設定器 19 位置検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚泥供給口と圧搾物排出口とを有する円
    筒型ろ材の外筒と該外筒内に配置されたスクリュー羽根
    を有するスクリュー軸とより形成される環状間隙内に投
    入された泥状物を前記スクリュー軸の回転で圧搾脱水し
    つつ前記圧搾物排出口から排出すると共に、前記スクリ
    ュー軸に加わるスラスト荷重及びトルクを検出して該検
    出値に基づいて前記圧搾物排出口の開口率を変化させる
    スクリュープレス式圧搾方法において、前記開口率が設
    定した下限開口率よりも小さくならないように制御する
    ことを特徴とするスクリュープレス式圧搾方法。
  2. 【請求項2】 汚泥供給口と圧搾物排出口とを有する円
    筒型ろ材の外筒内にスクリュー羽根を有するスクリュー
    軸を回転自在に配置し、前記外筒、前記スクリュー軸及
    び前記スクリュー羽根により形成される環状間隙の容積
    を前記圧搾物排出口に向かって順次縮小せしめ、駆動装
    置によってスクリュー軸に沿って往復動し且つ前記圧搾
    物排出口の開口率を調節する錘状リングを前記スクリュ
    ー軸に同心状に取り付け、前記スクリュー軸に加わるス
    ラスト荷重を検出するスラスト計及びトルクを検出する
    トルク計を設け、前記スラスト計及びトルク計で検出し
    た検出値を演算して前記錘状リングの前記駆動装置を制
    御する演算制御装置を設けたスクリュープレス型圧搾機
    において、前記圧搾物排出口の下限開口率を設定する開
    口率設定器、前記錘状リングの位置を検出する位置検出
    器及び前記圧搾物排出口の開口率を所定値以上に維持す
    る下限値維持手段を設けたことを特徴とするスクリュー
    プレス型圧搾機。
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