JPH0712561B2 - 回転対称部材を加工するための方法および装置 - Google Patents

回転対称部材を加工するための方法および装置

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JPH0712561B2 JP1067735A JP6773589A JPH0712561B2 JP H0712561 B2 JPH0712561 B2 JP H0712561B2 JP 1067735 A JP1067735 A JP 1067735A JP 6773589 A JP6773589 A JP 6773589A JP H0712561 B2 JPH0712561 B2 JP H0712561B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ギヤ軸並びにクランク軸やカム軸のような回
転対称部材の加工に関するものである。
[従来の技術] 大抵の場合、これら部材の加工は種々異なる作業段階に
て種々異なる締付加工装置で行なわれる。たとえばクラ
ンク軸の場合、先ず最初に各主支持体の側面とプラグと
を外側フライスもしくは内側フライスによって予備加工
する。この作業工程の後、プラグの直径は特にそこに課
せられた丸味、回転性および表面品質に関する要求ろま
だ満たしていないので、これを次いで他の機械で完成せ
ねばならず、したがって強回転させ或いは研磨せねばな
らない。
勿論、クランク軸については特殊な加工法が存在し、こ
れは熱処理前の他の中間加工工程をもはや必要としない
よう高度な加工精度を単一の加工工程で可能にする。し
ばしば、これはいわゆる丸ブローチ削りの場合である。
種々異なる多数の機械で多数の加工工程にて加工材料を
加工する場合だけでなく単一の作業工程で仕上げ加工す
る場合にも、それぞれジューチャックを設けた2個の互
いに対向する主スピンドルを有する加工装置を使用し
て、回転対称加工材料をその両端部で加工の際にそれぞ
れジョーチャックにより締付けることが有利であると判
明している。先端部の間で締付ける場合のように純粋に
点状で固定する場合と対比して、このようなジョーチャ
ックにおける両側の締付けは、しばしば柔軟な加工材料
における半径方向の偏りが相当に少なくなるという利点
を有する。これは、特に加工材料の中間領域の加工に際
し、寸法保持の点で有利に作用する。この種の加工装置
は、1955年以来ゲブリーダー・ベーリンガーGMBH社のカ
タログ2000555にてクランク軸回転装置K10型として示さ
れている。
しかしながらジョーチャックによる加工材料の両端部に
おけるこの種の締付けの場合、ジョーチャックを係合さ
せる加工材料の端部領域における周面、並びに場合によ
っては隣接する側面もしくはフランジ面の加工を元来の
材料加工の前に既に他の機械で他の締付けにより行なわ
ねばならないという欠点がある。
たとえば端部領域におけるプラグのこの種の予備加工
は、このプラグの直径を加工すべく回転工具にてセンタ
リング装置と回転機との組合せで行なわれる。クランク
軸をバジルによってセンタリングする限り、クランク軸
の端部領域における周面および側面を加工するには別途
の機械が必要とされる。これらの種々異なる締付け並び
にこれに必要とされる加工材料の締付および締付解除
は、一般に既に仕上げられた加工材料の寸法保持性を悪
化させる。特に、センタリングに関する周面の丸味精度
は必要でなくするのが望ましい。何故なら、これは固定
された加工材料および回転する工具の場合に工程上良好
に解決されないからである。
他の欠点は種々異なる加工法により種々の加工装置およ
び種々の締付けで加工する場合に生ずる長い無駄な時間
であり、個々の機械間に加工材料を輸送し、加工材料貯
蔵部には個々の加工工程の間に緩衝部を介在させ、さら
に再び締付けかつ調整を行なわねばならないことであ
る。勿論、締付には対応する機械の主モータを停止する
まで減速させねばならず、これは無駄な追加時間となる
だけでなくエネルギーの無駄になると共に、このモータ
の摩耗を増大させる結果となる。
さらに、多くの装置および必要とされるチェーン装置に
ついては、この種の加工材料の完全加工を可能にする単
一の加工装置の場合と較べ、極めて大きい場所および装
置の投資を必要とする。
[発明が解決しようとする課題] したがって本発明の課題は、上記欠点を回避しながら上
記加工材料の加工を可能にすることにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題は、加工材料(たとえばクランク軸)の上記回
転対称直径を単一の締付にて単一の装置で回転もしくは
回転ブローチ削りにより完全に加工することにより解決
される。この場合、先ず第1に加工材料の端部領域にお
ける周面およびラジアル面を加工し、次いで加工すべき
端部についてはセンタリング先端部による締付けが可能
である。クランク軸の両端部領域が完成された後、端部
の周面に対し半径方向に作用する両締付手段によって締
付けを行なうことができ、これにより加工材料の充分安
定な締付けを中間領域における加工についても与えるこ
とができる。さらに、半径方向に作用する締付手段によ
る締付けに加えて先端部間の締付けが常に保持され、半
径方向に締付ける締付手段の一方の側または両方の側の
解除が、たとえば加工材料の完全な締付解除および再締
付けの場合に生ずるような位置変化をもたらさないよう
にする。
さらに、単一の装置および単一の締付におけるこの種の
完全加工により、この単一装置の空間要求に関する場所
コストが軽減すると共にクランク軸の端部プラグを予備
加工するのに要する装置の投資が節約される。
しかしながら、最大の利点は無駄な時間の節約である。
何故なら、追加装置における各加工は輸送時間および処
理時間を必要とするだけでなく装置の設備、調整、工具
交換などの無駄な時間が伴うからである。この無駄な時
間の短縮により、一方では加工材料の処理時間が短縮さ
れて運転コストの経費を低減させ、他方では主としてこ
れにより極めて短い納入期限を厳守することが初めて可
能になる。
回転機もしくは回転ブローチ機が提供しかつ原料だけで
なく加工された状態においても加工材料の安定性および
形状により条件を設定する可能性に応じ、回転対称加工
材料の端部領域および中間領域の加工を種々異なる方式
で行なうことができる。
たとえば先端駆動体の押圧力を受け入れうるように加工
材料を軸方向に負荷できれば、加工材料の端部領域にお
ける周面およびラジアル面の加工を、この加工材料が2
つのセンタリング先端部の間に締付けられかつ少なくと
も1個の先端駆動体により駆動さる間に同時に行なうこ
とができる。その際、センタリング先端部はそれぞれ半
径方向に締付ける締付手段で再び締付けられ、或いはセ
ンタリング先端部の代りに先端駆動体を用いてその中心
にセンタリング先端部を位置せしめる。
勿論、さらに加工するには、半径方向に締付ける締付手
段に対し軸方向におけるセンタリング先端部(ここで先
端部は移動自在に存在する)および先端駆動体の中心に
位置するセンタリング先端部は、この先端駆動体に対し
軸方向に移動自在にすることが必要である。この種の軸
方向移動自在なセンタリング先端部の簡単な構成は、両
端部位置におけるセンタリング先端部を出発端部位置お
よび後退端部位置において固定自在にするものである。
端部領域を加工すべく先端部間の締付けを行なった出発
位置において、センタリング先端部は半径方向に作用す
る締付手段の把持機構での締付によって支持される。後
退端部位置においては、センタリング先端部が、半径方
向に作用する締付手段の把持機構における最前面の背後
まで軸方向に後退し、加工材料の端部領域における周面
はセンタリグ先端部がその後退位置に残留するようなセ
ンタリング先端部間の締付けにおいて半径方向に作用す
る締付手段の把持機構によりさらに締付けられる。
第1加工工程(すなわちその出発端部位置に固定された
センタリング先端部間の締付けにおける加工材料の端部
領域の上記加工)が完了した後、センタリング先端部は
その後退位置まで後退する。しかしながら、加工材料は
センタリング先端部の間に保持せねばならないので、後
退位置における両センタリング先端部が後退すると同じ
程度だけジョーチャックの少なくとも一方が相応に加工
材料への方向に後退して加工材料に対する両センタリン
グ先端部の相対的位置を保つと共に、加工材料の締付け
を維持せねばならない。これは作用する主モータ(すな
わち作用するスピンドル)にて生ずるが、一般的にはジ
ョーが半径方向外方に移動して加工材料との衝突を防止
せねばならず、このようにしてその端部領域が両ジョー
チャック中に突入移動する。加工材料に対する一方のジ
ョーチャックの運動可能性は、これに対応する主スピン
ドルに関するジョーチャックの運動可能性と全体的な主
スピンドル或いは対応するスピンドルストックの運動可
能性とによって与えることができる。
上記の半径方向に作用する締付手段とは、最もよく知ら
れているものはジョーチャック、特に3−ジョーチャッ
クであって、把持機構としては半径方向移動自在なジョ
ーが作用して締付けるべき加工材料を把持する。
しかしながら、ここに記載した目的には、締付トングも
同様に良好に使用することができ、これは慣用の3−ジ
ョーチャックよりも小さい重量を有するという利点を与
え、さらに回転対称部材を加工する際に一層高度の丸味
精度を達成しうるという構造上の利点も有する。しかし
ながら、この種の締付トングに関する本発明の特に適切
な利点は、この種の締付トングの軸方向運動がジョーチ
ャックまたはジョーチャックのジョーにおけるよりも容
易に実現されうることにある。説明を簡単にするため、
以下の説明では特にジョーまたはジョーチャックに関し
て記載する。
加工材料の両端部領域が両ジョーチャックのジョーの端
部領域に位置した後、センタリング先端部間の締付に加
えてジョーチャックのジョーにより締付けることがで
き、これは加工材料の中間領域をその後に加工するのに
充分安定な締付を与え、その際最高の屈曲力が生ずるこ
とは勿論である。
加工材料が先端駆動体により軸方向の負荷を受けない場
合(たとえば、しばしばクランク軸の場合に生ずる)、
他の加工を優先させねばならない。この加工方式につい
ても回転機および回転ブローチ機が必要であり、ここで
互いに対向する2つの主スピンドルはそれぞれ1個のジ
ョーチャックを備え、その中心に軸方向移動自在なセン
タリング先端部を位置せしめ、さらに少なくとも一方の
ジョーチャックはその軸方向位置を変化させることがで
きる。
最初の加工法と同様に、加工材料は全加工に際しセンタ
リング先端部間に保持される。勿論、加工材料の端部領
域における加工は同時的でなく順次に行なわれ、これは
駆動を常に加工材料に対し大きい軸方向の力を及ぼすよ
うな先端駆動体を介して行なう必要がないという利点を
有する。さらに駆動は、作業位置にない加工材料の端部
領域をセンタリング先端部の保持に加えジョーチャック
により締付けかつ駆動させることによって行なわれ、こ
れにはこの加工材料側に配置されたセンタリング先端部
をその後退位置に存在させることが必要であることは勿
論である。さらに、このジョーチャックのジョーを互い
に独立して移動させうることも必要である。何故なら、
これらは一般に加工材料を未加工の丸味のない状態で締
付けねばならないからである。これに対し、加工材料は
出発位置に存在するセンタリング先端部によってのみ対
向する側に保持されて、周面とラジアル面とが加工材料
のこの端部領域におけるセンタリング先端部の近傍まで
阻害されずに加工されうるようにする。
第1端部領域の加工が完了した後、両センタリング先端
部はその位置を変化させる。すなわち、これらは出発位
置から後退位置まで同期的に移動しかつその逆も行な
い、これにより加工材料は両ジョーチャックの不変位置
にて軸方向に移動する。このため、両ジョーチャックの
ジョーを予め半径方向外方に移動させて衝突を回避する
必要があることは勿論である。さらに、センタリング先
端部は既に端部領域が加工されている加工材料の側に位
置し、その位置はこの端部領域における周面をさらにジ
ョーシャックのジョーにより締付けうるような後退位置
である。これに対し、加工材料は専らセンタリグ先端部
により反対側に保持され、かくして加工材料のこの端部
領域を加工に供することができる。
加工材料の中間領域が加工を受ける前に、センタリング
先端部は加工材料の端部領域が最終的に加工される側ま
で移動し、その位置はジョーチャックに対し後退した位
置であってジョーチャックのジョーを加工材料の第2端
部領域の周面に係合させうる位置である。しかしなが
ら、センタリング先端部の位置は加工材料に対し相対的
に不変としてセンタリング先端部間の締付けを維持せね
ばならないので、ジョーチャックはセンタリング先端部
がジョーチャックに対し相対的に後退すると同じ程度だ
け加工材料まで移動せねばなせらない。勿論、この場合
も主スピンドルの上記作業工程を行なうことができる。
しかしながら2個の互いに対向する主スピンドルとジョ
ーチャックとを備えた加工装置のみを使用して少なくと
も一方のギョーチャックの位置を対応のセンタリング先
端部の運動に対し軸方向に変化させず或いは同期的に変
化させない場合は、締付チャックの接近も可能である。
上記加工方式におけると同様に、最後の工程ではジョー
チャックのジョーを軸方向に充分移動させて出発位置に
おいてもセンタリング先端部を締付けうるだけでなく半
分後退した位置においても加工材料を締付けうるように
することが必要である。このようにして、加工材料は中
間領域を加工すべく中間位置にすることができ、すなわ
ち両センタリング先端部は完全な出発位置と完全な後退
位置との中間位置に残留することができ、この中間位置
にて加工材料の両端部領域はジョーチャックのジョーに
より締付けられかつ駆動される。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の加工方式を詳細に説
明する。
上記した加工の基本的前提は2個の互いに対向する主ス
ピンドルを備えた回転機もしくは回転ブローチ機であ
り、主スピンドルはそれぞれ1個のジョーチャックとそ
れぞれジョーチャックの中心に軸方向移動自在に配置さ
れたセンタリング先端部とが装着されている。この種の
回転機が、たとえば基本図として第6図に示されてい
る。この場合、機台15の上に2個のスピンドルケーシン
グ16が配置され、そこから両主スピンドル20がそれぞれ
他方のスピンドルケーシングの方向へ突出する。両主ス
ピンドル20はジョーチャック5、6を備え、その中心に
は軸方向移動自在なセンタリング先端部8、9が位置
し、これらは必要に応じジョーチャック5、6のジョー
10、11によって締付けることができる。両側の主スピン
ドル20とジョーチャック5、6とセンタリング先端部
8、9とは整列し、たとえば各スピンドルケーシングに
つき別々に存在する主駆動モータ21の対応制御部を介し
て同期駆動することができる。勿論、両主スピンドル20
は共通の主駆動モータ21により駆動することもできる。
この場合、両センタリング先端部8、9の間に加工材料
1が締付けられて工具により加工することができ、工具
は横スキッド19の上に固定され、この横スキッドは長手
スキッド18対し横方向に移動自在であり、長手スキッド
は機台15上を案内部17に沿って加工材料1の長手軸線に
対し平行に移動することができる。
ジョーチャック5、6の一方がその位置を軸線方向に変
化する場合、これは対応の主スピンドル20に対するジョ
ーチャック5、6の相対的軸方向移動により或いはスピ
ンドルケーシング16に対する主スピンドル20の相対的軸
方向移動により或いはさらに装置基礎15に対する全セピ
ンドルケーシング16の相対移動によって行なうことがで
きる。最後の場合、機台15上でスピンドルケーシング16
を移動させるには同じ案内部17が用いられ、その上には
さらに長手スキッド18も走行する。
この種の加工装置にて回転対称加工材料を第1図および
第2図の方法にしたがって加工する場合、両ジョーチャ
ックの一方にはさらに先端駆動体7を第1図および第2
図から判るように装着せねばならない。この先端駆動体
7はジョーシャック5に対し軸方向に相対移動自在であ
り、同様にセンタリング先端部8は先端駆動体7に対し
軸方向に移動自在として形成せねばならない。対向する
ジョーチャック6にはセンタリング先端部9のみが位置
し、これもジョーチャック6内で軸方向に移動自在とせ
ねばならない。
加工材料1の端部領域2、3を工具12、13によって加工
するには、加工材料1をセンタリング先端部8、9の間
に保持する。駆動は、第1図にジョーチャック5内に図
示した先端駆動体7を介して行なわれる。出発端部位置
と後退端部位置とに固定自在でありかつそれらの間で自
由に移動しうるセンタリング先端部8、9がここでは出
発端部位置に存在する。しかしながら加工材料に対する
加工力によって生ずる半径方向の偏りを防止するには、
一方ではセンタリング先端部9をジョーチャック6のジ
ョー11によりかつ他方では先端駆動体7および間接的に
センタリング先端部8をジョーチャック5のジョー10に
より半径方向に支持する。しかしながら、このような駆
動方式は、先端駆動体7によりもたらされる軸方向の力
を側方の力なしに受けうるような加工材料の場合のみ可
能である。
かくして生じた加工材料1の締付により、加工材料1の
端部領域における周面および部分的にラジアル面を阻害
なく加工することができる。
加工材料1の中間領域4をその後に加工するには(勿
論、加工材料に対する最大の半径方向負荷が生ずる)、
加工材料1がセンタリング先端部8、9の間の締付けに
加えさらに端部領域2、3における既に加工された周面
に対するジョー10、11によって締付けられ、これは専ら
センタリング先端部8、9の間の締付だけによりもずっ
と少ない撓みしかその後の加工に際して与えない。しか
しながら、ジョー10、11が加工材料1と係合するには、
センタリング先端部8、9をその後退位置することが必
要である。しかしながらセンタリング先端部8、9の間
の保持を同時に持続せねばならないので、ジョーチャッ
ク5、6に対する両センタリング先端部8、9の相対的
な後退にも拘らず加工材料1に対する両センタリング先
端部8、9の相対的位置を保持する必要がある。これは
両ジョーチャック5、6の少なくとも一方が加工材料1
方向へ軸方向に位置変化して行なわれ、その移動程度は
両センタリング先端部8、9を対応のジョーチャック
5、6に対し相対的に後退させる行路の合計に一致する
程度である。このジョーチャック5もしくは6の軸方向
位置変化は、両センタリング先端部8、9の位置変化に
よって端部位置を補正しうるだけでなく位置変化の過程
で同期的にこれを行なってセンタリング先端部8、9間
の加工材料1の保持をジョーチャック5、6に対するこ
のセンタリング先端部の後退に際して充分維持すること
ができる。勿論、この場合には先端駆動体7を加工材料
から後退させねばならないだけでなく、ジョーチャック
5、6のジョー10、11も予め先端駆動体7もしくはセン
タリング先端部9を締付けた後に半径方向外方に離間さ
せてジョー10もしくは11の把持領域への加工材料1の挿
入を衝突なしに可能にせねばならない。
これに対し第3〜5図には、先端駆動体による軸方向負
荷を撓みなしに受入れるための充分安定でない加工材料
の加工が示されている。この種の加工材料1の場合、両
端部領域2、3は同時には加工されずに第3図および第
4図に示したように順次に行なわれる。第3図におい
て、加工材料1の左側端部領域2の加工は対応の工具12
によって行なわれ、その際左側端部領域2は第1図にお
ける右側端部領域3の加工と同様に専らセンタリング先
端部8に保持される。これに対し、加工材料1の右側端
部領域3はセンタリング先端部9による保持に加えて右
側ジョーチャック6のジョー11によっても締付けられか
つ駆動され、これにより先端駆動体を省略することがで
きる。第3図に示した第1端部領域2の加工では他方の
端部領域3が加工されていないので、加工材料1におけ
る右側端部領域3の未加工周面に係合せねばならない右
側ジョーチャック6のジョー11を互いに半径方向に独立
移動させて未加工周面の非丸味に均衡させることが推奨
される。
このようにして加工材料1の左端部領域が加工された
後、左側センタリング先端部8または加工材料1の右側
端部領域3を締付けているジョーチャック5、6のジョ
ー10、11を半径方向外方に移動させて加工材料1の軸方
向位置変化を可能にし、しかも左側ジョーチャック5の
ジョー10における把持領域に突入させることができる。
これはセンタリング先端部8、9の同期的軸方向移動に
よって行なわれ、すなわち左側センタリング先端部8は
その後退位置におけると同程度に左側ジョーチャック5
中に突入し、その際右側センタリング先端部9はその出
発位置における右側ジョーチャック6から離間移動す
る。このようにして第3図におけると全く同様に、加工
材料1の既に加工された左側端部領域2は左側センタリ
ング先端部8によるだけでなく左側ジョーチャック5の
ジョー10によっても締付けられかつ駆動されるのに対
し、他方では加工材料1は連動するセンタリング先端部
9によってのみ保持され、かくして加工材料1の右側端
部領域3の加工に供される。その際、右側センタリング
先端部9は加工材料1をその自由出発位置にて保持し、
或いは右側センタリング先端部9が右側ジョーチャック
6のジョー11での締付けによって半径方向に支持され
る。
かくして加工材料1の両端部領域2、3が加工されてい
るので、加工材料はこの端部領域における周面に対しジ
ョーチャック5、6のジョー10、11により締付けること
ができ、かくして中間領域4のその後の加工に対し充分
安定な締付が回転もしくは回転ブローチ削りによって行
なわれ、これを第5図に示す。右側端部領域の加工に際
し、既に加工された加工材料1の左側端部領域2は左側
ジョーチャック5のジョー10によって締付けられてお
り、その際左側センタリング先端部8がジョーチャック
5に対し後退位置に存在することは勿論である。第5図
に示したように右側端部領域3を右側ジョーチャック6
のジョー11の把持領域に位置せしめるには、右側センタ
リグ先端部9をもジョーチャック6に対しその後退位置
まで相対移動させねばならず、その際加工材料1に対す
る右側センタリング先端部9の相対的位置は変化させず
に保たねばならない。これは、加工材料1に対する右側
ジョーチャック6の軸方向移動によりジョーチャック6
に対する右側センタリング先端右9の後退移動に逆同期
して行なわれる。その際、右側ジョーチャック6のジョ
ー11を半径方向に後退させて、加工材料1との衝突を避
けねばならないことは勿論である。しかしながら、ジョ
ーチャック5、6を駆動させる主スピンドル20は不変速
度で運転することができ、これは加工材料1の全締付け
における上記の実施例と同様である。
これは、上記したような無駄な時間の短縮および主スピ
ンドル20の主駆動モータ21における摩耗の減少という上
記の利点を与える。
互いに対向する両ジョーチャック5、6がその軸方向位
置を変化させることができず或いは必要に応じこの種の
位置変化がセンタリング先端部8、9の軸方向移動に同
期して行なえないような回転機もしくは回転ブローチ機
を加工用に使用する場合は、第6〜8図に示したような
加工材料1の加工を行なうことができる。
その際、第6図および第7図は初期工程に関し第3図お
よび第4図と完全に一致するが、第8図に示すように加
工材料1における中間領域4のその後の加工に際し加工
材料1の端部領域2、3の締付は第5図とは異なりジョ
ーチャック5、6のジョー10、11によって行なわれ、ジ
ョーチャック5、6の一方の軸方向移動によらずにジョ
ー10、11の軸方向延在部の異なる寸法によって行なわれ
る。これは、出発センタリング先端部8、9が専らジョ
ー10、11によって締付けられるが他方において充分後退
したセンタリング先端部でなく既に半分後退したセンタ
リング先端部にて加工材料1の端部領域2、3における
周面がジョー10、11により把持されるように選択され
る。ジョー10、11におけるこのような大きい軸方向延在
部が第6〜8図に見られる。さらに、第8図において
は、長手方向ストッパ25が設けられ、これはセンタリン
グ先端部8、9を出発位置と後退位置との中間位置まで
移動させるのに役立つ。これは加工材料1が第7図に示
した位置と第8図に示した位置との間で位置変化する際
に軸方向右側に移動して所定の面をこの長手方向ストッ
パ25に当接させて得られる。さらに、これにより加工材
料1の明確な位置が得られ、この位置から工具位置決め
用などとして出発することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は軸方向安定な加工材料の加工を示
す説明図であり、 第3図、第4図および第5図は少なくとも1個の軸方向
移動自在なジョーチャックを備えた加工装置における屈
曲剛性の低い加工材料の加工を示す説明図であり、 第6図、第7図および第8図は移動しえないジョーチャ
ックを備えた加工装置における屈曲剛性の加工材料の加
工を示す説明図であり、 第9図は上記加工工程に必要とされるような回転機の原
理図である。 1……加工材料、2、3……端部領域 4……中間領域、5、6……ジョーチャック 7……先端駆動体 8、9……センタリング先端部 10、11……ジョー 12〜14……工具、15……装置基礎 16……スピンドルケーシング 17……案内部、18……長手スキッド 19……横スキッド、20……主スピンドル 21……主駆動モータ 25……長手方向ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23D 37/22 9325−3C

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】把持機構を有する半径方向に作用する締付
    手段と軸方向に運動しうるセンタリング先端部とが装着
    された2個の対向する主スピンドルを有する回転機もし
    くは回転ブローチ機で回転対称加工材料を加工する方法
    において、 先ず最初に加工材料(1)がセンタリング先端部(8、
    9)の間に締付けられかつ少なくとも1個の先端駆動体
    (7)によって駆動される間に加工材料(1)の端部領
    域(2、3)の加工を同時に行い、 次いでこの加工材料(1)の中間領域(4)を加工し、
    その際センタリング先端部(8、9)の間の締付けを十
    分保持すると共に、さらに加工材料(1)をこの加工材
    料(1)における端部領域(2、3)の既に加工された
    周面に対しそれぞれ半径方向に作用する締付手段によっ
    て締付けかつ駆動させる ことを特徴とする回転対称加工材料の加工方法。
  2. 【請求項2】把持機構を有する半径方向に作用する締付
    手段と軸方向に運動しうるセンタリング先端部とが装着
    された2個の対向する主スピンドルを有する回転機もし
    くは回転ブローチ機で回転対称加工材料を加工する方法
    であって、センタリング先端部(8、9)の間で加工材
    料を締付けながら加工材料の加工が行われ、加工材料の
    一方側の端部の加工を行った後に他方側端部の加工を行
    うものであり、加工材料の端部の加工は、加工すべき端
    部を1個のセンタリング先端部で保持し且つ他方側の端
    部を1個のセンタリング先端部と半径方向に作用する締
    付手段で把持しながら行われる加工方法において、 加工材料(1)の端部(2、3)の加工後、2個の半径
    方向締付手段の間隔を減少させて加工材料(1)の両端
    部周面をそれぞれ半径方向締付手段で把持しながら中間
    領域(4)の加工を行うこと、 ことを特徴とする回転対称加工材料の加工方法。
  3. 【請求項3】把持機構を有する半径方向に作用する締付
    手段とその内部で運動しうる連動センタリング先端部と
    が装着された2個の対向する主スピンドルと少なくとも
    1個の先端駆動体とを備えた請求項1記載の方法に用い
    る回転機もしくは回転ブローチ機において、 先端駆動体(7)は対応するセンタリング先端部(8、
    9)に対し軸方向に対し相対移動自在であり、 半径方向に作用する締付手段の一方は他方の締付手段に
    対し軸方向に相対移動自在であり、 センタリング先端部(8、9)は、半径方向に作用する
    締付手段の移動に同期して移動しうること、 を特徴とする回転機もしくは回転ブローチ機。
  4. 【請求項4】半径方向に作用する締付手段とこの締付手
    段内で軸方向に運動しうる連動センタリング先端部とが
    装着された2個の対向する主スピンドルと少なくとも1
    個の先端駆動体とを備えた請求項2記載の方法に用いる
    回転機もしくは回転ブローチ機において、 半径方向に作用する締付手段の一方は他方の締付手段に
    対し軸方向に相対移動自在であり、 少なくとも一方の半径方向に作用する締付手段は、互い
    に独立して半径方向に移動しうる複数の構成部材によっ
    て把持機構が構成されていること、 を特徴とする回転機もしくは回転ブローチ機。
  5. 【請求項5】半径方向に作用する締付手段とこの締付手
    段内で軸方向に運動しうる連動センタリング先端部とが
    装着された2個の対向する主スピンドルと少なくとも1
    個の先端駆動体とを備えた請求項2記載の方法に用いる
    回転機もしくは回転ブローチ機において、 少なくとも一方の半径方向に作用する締付手段は、互い
    に独立して半径方向に移動しうる複数の構成部材によっ
    て把持機構が構成されており、 半径方向に作用する両締付手段の把持機構は、加工材料
    (1)の端部領域(2、3)の中間位置、すなわち出発
    位置と後退位置との間に把持しうるような軸線方向の寸
    法を有し、 センタリング先端部(8、9)は軸線方向にてその中間
    位置に固定自在であることを特徴とする回転機もしくは
    回転ブローチ機。
  6. 【請求項6】出発位置におけるセンタリング先端部
    (8、9)または先端駆動体(7)が、半径方向に作用
    する締付手段により半径方向に支持されることを特徴と
    する請求項3記載の回転機もしくは回転ブローチ機。
  7. 【請求項7】センタリング先端部(8、9)の軸方向移
    動を逆同期させうることを特徴とする請求項4または5
    記載の回転機もしくは回転ブローチ機。
  8. 【請求項8】センタリング先端部(8、9)は、出発端
    部位置及び後退端部位置において加工材料のセンタリン
    グを行うことができる請求項3〜7のいずれか一項に記
    載の回転機もしくは回転ブローチ機。
  9. 【請求項9】半径方向に作用する締付手段の内、把持機
    構のみが軸方向に移動自在に設けられている請求項3〜
    8のいずれか一項に記載の回転機もしくは回転ブローチ
    機。
  10. 【請求項10】半径方向に作用する締付手段としてジョ
    ーチャック(5、6)を使用し、その把持機構がジョー
    (10、11)であることを特徴とする請求項3〜9のいず
    れか一項に記載の回転機もしくは回転ブローチ機。
  11. 【請求項11】半径方向に作用する締付手段として締付
    トングを設けたことを特徴とする請求項3〜10のいずれ
    か一項に記載の回転機もしくは回転ブローチ機。
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