JPH07125780A - 発熱機能付食品容器 - Google Patents

発熱機能付食品容器

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JPH07125780A
JPH07125780A JP27206693A JP27206693A JPH07125780A JP H07125780 A JPH07125780 A JP H07125780A JP 27206693 A JP27206693 A JP 27206693A JP 27206693 A JP27206693 A JP 27206693A JP H07125780 A JPH07125780 A JP H07125780A
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JP
Japan
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agent
ignition
water
exothermic
binder
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Withdrawn
Application number
JP27206693A
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English (en)
Inventor
Yoichi Hayashida
洋一 林田
Teruyuki Awano
照幸 阿波野
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP27206693A priority Critical patent/JPH07125780A/ja
Publication of JPH07125780A publication Critical patent/JPH07125780A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/90Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

Landscapes

  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Package Specialized In Special Use (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 自己燃焼型発熱剤、自己燃焼型着火剤、火花
発生装置を含む発熱機能付食品容器において、自己燃焼
型着火剤を水溶性のセルロース誘導体からなるバインダ
ーで成形したことを特徴とする発熱機能付食器容器。 【効果】 本発明の発熱機能付食器容器は、通常起こり
得る程度の湿度下では正常に着火し発熱するが、発熱体
室に過分な水分が侵入した場合は、着火剤組成物の
分散或いは形状の崩壊により発熱反応が抑止され、消費
者の火傷に対する安全を確保できる効果がある。 ま
た、本発明の着火剤の成形用バインダーに用いられる水
溶性のセルロース誘導体は、窒素成分を含有しないため
着火剤の燃焼時にNOxガスの発生を抑止する効果があ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自己燃焼型発熱剤を用い
た発熱機能付食品容器に関する。
【0002】
【従来の技術】容器内に封入した液状飲食物を加熱する
ために発熱部を設けた発熱機能付容器については、従来
から良く知られており、例えば特開平4−102564
号公報に自己燃焼型の発熱剤、該発熱剤の反応を開始さ
せるための自己燃焼型の着火線、該着火線を点火するた
めの火花発生装置、そして温度制御のための断熱剤等を
組み合わせて発熱機能付食品容器とした技術が開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、発熱機能
付食品容器の発熱剤として、金属酸化物と金属粉からな
る自己燃焼型発熱剤を用いることは、生石灰と水からな
る水和反応型発熱剤等に比較して単位重量あたりの発熱
量が大きいため発熱機能付食品容器全体の寸法及び形状
を小さくできる等の利点がある。
【0004】しかしながら、反応時の燃焼温度が100
0℃以上と高いため、もし反応時に許容限度以上の水分
が混入すると、高温の水蒸気を発生するばかりでなく、
条件によっては水分を分解して可燃性の水素ガスを発生
させる恐れがある。また、発熱剤に水分が混入する可能
性としては、消費者が誤って使用時に水中に落下させた
場合等が考えられるが、この場合水分を混入した状態で
反応が開始されると前記したように高温水蒸気の発生に
よって消費者が火傷を負う等の恐れがある。
【0005】これらの問題を解決する手段として、発熱
剤を収納した部分を防水構造にする等の方法が考えられ
るが、内部を完全に密封することは空気の加熱膨張によ
って生じる圧力上昇のために容器破損を起こす恐れがあ
り、好ましくない。一方、従来の発熱機能付食品容器に
用いる発熱剤や着火剤等の自己燃焼型組成物を一定形状
に成形するためのバインダーとしては、耐水性、成形
性、乾燥処理の容易さ及び燃焼性を考慮して有機溶剤に
よって溶解するものを使用するのが一般的であり、水溶
性の成形用バインダーはそれらの点から好ましくないと
判断されていた。
【0006】しかしながら、本発明者等は鋭意努力を重
ねた結果、この水溶性の成形バインダーを用いることで
水分が混入した場合に、燃焼組成物が分散或いは形状崩
壊することにより、その発熱反応を生じさせないことを
見出した。すなわち、本発明者等は本発明を成すに当た
って先ず発熱剤の成形そのものに水溶性バインダーを用
い、着火剤の成形は従来通りの有機溶剤によって溶解さ
れる成形バインダーを使用することを試みた。しかし、
その結果、以下の問題点を有することが判明した。
【0007】それは、着火剤そのものが水分の混入した
場合でも、用いた成形バインダーの有する耐水性のため
に元の形状を保持し、消費者に使用可能であると誤判断
させる疑いがあること、更には混入した水分が乾燥した
状態になると再び燃焼可能の状態となり、発熱剤そのも
のの発熱反応を生じせしめる恐れがあること等である。
この場合、まだ内部には混入した水分が残存している可
能性があり、火傷等に対する安全策としては不充分であ
る。
【0008】また、親水性の高い水溶性バインダーで発
熱剤を成形することは、混入した水分を撥水させにくい
上、吸湿現象を促進させることから、好ましくないこと
が判明した。そこで、本発明者等は着火剤のみを水溶性
バインダーで成形し、その成形された着火剤に発熱剤を
組み合わせて発熱体とすることを試みた。これから混入
した水分は着火剤構成物である燃焼組成物の分散或いは
着火剤の形状を崩壊させ、その結果発熱反応を抑止でき
るばかりでなく、発熱剤に使用する場合の量に比較して
着火剤に使用する量は少なくてすむために、吸湿現象に
よって生じる含有水分が発熱反応に対して及ぼす影響が
少ないことを見出し、本発明に到達した。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、自
己燃焼型発熱剤、自己燃焼型着火剤、火花発生装置を含
む発熱機能付食品容器において、上記自己燃焼型着火剤
を水溶性のセルロース誘導体からなるバインダーで成形
したことを特徴とする発熱機能付食品容器である。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。図1は本
発明の発熱機能付食品容器の全体構造を示す図である。
1は発熱機能付食品容器本体であり、材質としてはアル
ミ、鉄等の金属製容器が用いられる。10は液状飲食
品、2は発熱体収容室、3は内筒であり、材質はアル
ミ、鉄等の金属が用いられる。この内筒3には断熱剤5
とアルミ箔で成形された自己燃焼型発熱剤4と封入剤7
からなる部材が配置されており、更に一端部が成形され
た自己燃焼型発熱剤4と接し、他端部が断熱剤5、封入
剤7及び難燃性の封入紙11を貫通し、金属製の蓋8に
設けられた穴を通して露出した着火線6が装着されてい
る。この着火線は後述するように、例えば炭素繊維等の
線状物を酸化剤と還元剤とからなる着火剤の水溶性バイ
ンダー溶液に潜らせ、乾燥させて得られる。そして、前
記金属製の蓋8の外部にはこの穴を通して露出した着火
線6と相対する位置に火花発生装置9が支持されてい
る。この火花発生装置9からの火花を着火線6に当てる
ことにより、着火が可能となる構成になっている。すな
わち、着火線6が火花発生装置9によって点火され、か
つ発熱剤4まで燃焼しない限り発熱剤の発熱反応は起こ
らない構造となっている。
【0011】本発明に用いられる自己燃焼型発熱剤は、
特に限定されるものでなく、例えば特開平3−6832
0号公報に開示されているように酸化剤として酸化銅、
酸化鉄、還元剤としてケイ素鉄等からなる組成物が使用
される。また、自己燃焼型着火剤の組成については、発
熱剤組成よりも易反応性で、かつ発熱反応時の発生熱量
の大きい組成物が使用され、例えば特開昭63−256
590号公報に開示されているように、酸化剤として酸
化鉛、還元剤としてケイ素鉄等の組成物が使用される。
【0012】自己燃焼型着火剤を成形するためのバイン
ダーとしては、水溶性のセルロースの誘導体であること
が必要であり、これにはメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス等が挙げられる。また、セルロース誘導体の置換度と
水に対する溶解度の観点より、例えばメチルセルロース
の場合、セルロースを構成する各グルコース基中にある
水酸基3個のうち、メトキシ基で置換した個数、すなわ
ち置換度が1.3〜2.6のものは、容易に水に溶解す
るため好ましく、その中で置換度が1.6〜1.9のも
のは水に最も良く溶解し、特に好ましい。また、添加量
は1重量%〜5の水溶液として用いた場合、高強度の成
形体を得ることができる。
【0013】なお、ポリビニルアルコールや水ガラスは
水溶性ではあるが、ポリビニルアルコールの重合度が約
500〜約1500のものは常温では水に難溶であり、
特に重合度が約1500のものは75℃の温水を用いて
も難溶で、バインダーとして用いると問題がある。ま
た、水ガラスは高強度の成形体を得るためには添加量を
5重量%以上にする必要があり、そのため着火線の燃焼
性を低下させることになり、バインダーとして用いるに
は好ましくない。
【0014】加えて、セルロース誘導体以外の成形用バ
インダーは、その燃焼時に若干、異臭を感じることから
も好ましい成形用バインダーとはいい難い。本発明の着
火剤の成形体を得る製造法としては、例えば酸化剤と還
元剤を水溶性のセルロース誘導体バインダーの液中に入
れ、これらを均一分散させて自己燃焼型着火剤原液と
し、この液中にガラス繊維、炭素繊維、金属繊維等の無
機繊維束を通した後、乾燥させて線状の着火線とする方
法等がある。
【0015】上記の線状の着火剤、すなわち着火線6と
成形された自己燃焼型発熱剤4から成る発熱体は発熱体
収納室2内の内筒3の内部に配置され、該発熱体の全周
面空間に断熱剤5が配置され、その開口部側に封入剤7
及び封入紙11が敷設され、更にその開口部側にライタ
ー式火花発生装置9を固定した蓋8が嵌合装着され、飲
食品収納部内には液状飲食品10が収納され、封入され
て発熱機能付食品容器となる。
【0016】
【実施例】実施例により本発明を説明する。すなわち、
種々のバインダーを用いた着火線の製法、発熱機能付食
品容器の製法及び該食品容器の吸湿後の着火性ならびに
食品容器の水中浸漬後の着火性等について説明する。
【0017】
【実施例1】 着火線の製法:200メッシュパスの平均粒径3μmの
鉛市化学工業(株)製の鉛丹14gと200メッシュパ
スの平均粒径30μmの屋久島電工(株)製のケイ素鉄
6gを秤量、混合した。次に、容器に中粘度タイプの松
本油脂製薬(株)製のメチルセルロース1重量%水溶液
を10g秤り取った。この水溶液中に鉛丹とケイ素鉄の
混合物を入れ均一分散させ、その液中に新旭化成カーボ
ンファイバー(株)製の炭素繊維(商品名:ハイカーボ
ロンAT−400−12000)を通し、取り出した
後、水を蒸発させることによって着火線を得た。
【0018】発熱機能付食品容器の製法:アルミニウム
製の内筒の中に奥部から断熱剤として、粒径が70μm
以下の酸化銅粉末5重量%と粒径が150μm以下のケ
イ砂95重量%からなる混合物を30g充填し、それよ
り開口部側位置に粒径が70μm以下の酸化銅粉末37
重量%、粒径が70μm以下のケイ素鉄粉末30重量
%、及び粒径が150μm以下の鉄粉末33重量%の混
合物からなる自己燃焼型発熱剤27gをアルミニウム箔
に充填し、それを外径32mmの円柱形に成形し、その
中央部に立つように着火線を敷設したものを載置し、上
記発熱剤に隣接してその全周面空間を覆うようにして上
記断熱剤25gを充填し、更にその開口部側に封入剤と
してバーミキュライト20ミリリットルを充填して圧力
10Kg/cm2 でその上部から加圧し、更にその開口
部側に封入紙を敷設し、更にその開口部にライター式火
花発生装置を固定した蓋をセットし、容器本体の発熱体
収納室内の内周面に設けた凹部に、図1の如く嵌合装着
し、飲食品収納部内に日本酒180ミリリットルを注入
して、飲食品封入用蓋をセットし、巻締め機を用いて密
封して製品試料とした。
【0019】製品試料の吸湿後の着火性:製品試料を温
度30℃、相対温度93%の環境に8時間存置した後、
恒温恒湿器の電源を切り16時間自然放置した。これを
1サイクルとして、7サイクル繰り返した後、ライター
式火花発生装置付属の回転子を回転させ、その火花によ
り蓋外へ約2mm突き出した着火線に着火し、着火線の
燃焼伝播によって発熱剤を燃焼させることができ、10
℃の日本酒を50℃まで安全に昇温させることができ
た。また、着火時に臭いを嗅いだところ、刺激臭は認め
られなかった。
【0020】製品試料の水中浸漬後の着火性:製品試料
付属のライター式火花発生装置がない形態で水中に5秒
間浸漬後、製品試料を取り出して室内に3日間自然放置
した後、ライター式火花発生装置を取り付けて固定し回
転子を回転させたが、着火線に着火しなかった。
【0021】
【実施例2】 着火線の製法:実施例1と同じく、鉛丹14gとケイ素
鉄6gを秤量、混合した。次に、容器に第一工業製薬
(株)製の中粘度タイプのカルボキシメチルセルロース
3重量%水溶液を20g秤り取った。この溶液中に鉛丹
とケイ素鉄の混合物を入れ均一分散させ、その液中に実
施例1と同じ炭素繊維を通し、取り出した後、水を蒸発
させることによって着火線を得た。
【0022】発熱機能付食品容器の製法:上記の着火線
を用いた他は、実施例1と同じ部材を用いて同じ製法に
より製品試料を得た。 製品試料の吸湿後の着火性:実施例1と同じ条件で吸湿
させ7サイクル繰り返した後、実施例1と同じくライタ
ー式火花発生装置付属の回転子を回転させた結果、着火
線に着火し、着火線の燃焼伝播によって発熱剤を燃焼、
発熱させ、10℃の日本酒を51℃まで安全に昇温させ
ることができた。また、着火時に臭いを嗅いだところ、
刺激臭は認められなかった。
【0023】製品試料の水中浸漬後の着火性:実施例1
と同じく、製品試料付属のライター式火花発生装置がな
い形態で水中に5秒間浸漬後、製品試料を取り出して室
内に3日間自然放置した後、ライター式火花発生装置を
取り付けて固定し回転子を回転させたが、着火線に着火
しなかった。
【0024】
【実施例3】 着火線の製法:実施例1と同じく、鉛丹14gとケイ素
鉄6gを秤量、混合した。次に、容器に松本油脂製薬
(株)製の中粘度タイプのヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース2重量%水溶液を10g秤り取った。この溶液
中に鉛丹とケイ素鉄の混合物を入れ均一分散させ、その
液中に実施例1と同じ炭素繊維を通し、取り出した後、
水を蒸発させることによって着火線を得た。
【0025】発熱機能付食品容器の製法:上記の着火線
を用いた他は、実施例1と同じ部材を用いて同じ製法に
より製品試料を得た。 製品試料の吸湿後の着火性:実施例1と同じ条件で吸湿
させ7サイクル繰り返した後、実施例1と同じくライタ
ー式火花発生装置付属の回転子を回転させ、着火線に着
火し、着火線の燃焼伝播によって発熱剤を燃焼、発熱さ
せ、10℃の日本酒を50℃まで安全に昇温させること
ができた。また、着火時に臭いを嗅いだところ、刺激臭
は認められなかった。
【0026】製品試料の水中浸漬後の着火性:実施例1
と同じく、製品試料付属のライター式火花発生装置がな
い形態で水中に5秒間浸漬後、製品試料を取り出して室
内に3日間自然放置した後、ライター式火花発生装置を
取り付けて固定し回転子を回転させたが、着火線に着火
しなかった。
【0027】
【比較例1】 着火線の製法:実施例1と同じく、鉛丹14gとケイ素
鉄6gを秤量、混合した。次に、容器に旭化成工業
(株)製の60秒硝化綿の4重量%アセトン溶液を10
g秤り取った。この溶液中に鉛丹とケイ素鉄の混合物を
入れ均一分散させ、その液中に実施例1と同じ炭素繊維
を通し、取り出した後、水を蒸発させることによって着
火線を得た。
【0028】発熱機能付食品容器の製法:上記の着火線
を用いた他は、実施例1と同じ部材を用いて同じ製法に
より製品試料を得た。 製品試料の吸湿後の着火性:実施例1と同じ条件で吸湿
させ7サイクル繰り返した後、実施例1と同じくライタ
ー式火花発生装置付属の回転子を回転させ、着火線に着
火し、着火線の燃焼伝播によって発熱剤を燃焼、発熱さ
せ、10℃の日本酒を50℃まで安全に昇温させること
ができた。ただし、着火時に臭いを嗅いだところ、刺激
臭が認められた。
【0029】製品試料の水中浸漬後の着火性:実施例1
と同じく、製品試料付属のライター式火花発生装置がな
い状態で水中に5秒間浸漬後、製品試料を取り出して室
内に3日間自然放置した後、ライター式火花発生装置を
取り付けて固定し回転子を回転させたら、着火線に着火
し発熱を開始したため、製品試料付属のライター式火花
発生装置側を下向きにして台上に置き、着火から10分
後に製品試料を持ち上げたところ、台上に水滴が付着し
ており、水蒸気の発生が認められた。
【0030】
【比較例2】 着火線の製法:実施例1と同じく、鉛丹14gとケイ素
鉄6gを秤量、混合した。次に、容器に片山化学工業
(株)製の水ガラスの5重量%水溶液を10g秤り取っ
た。この溶液中に鉛丹とケイ素鉄粉の混合物を入れ、均
一分散させ、その液中に実施例1と同じ炭素繊維を通
し、取り出した後、水を蒸発させることによって着火線
を得た。
【0031】この着火線を用いて折れ強度を測定した結
果、長さ10cmの着火線を台と台との間に水平に置い
て、その両端の各々1cmを固定し、着火線の中点に1
00gの分銅を木綿糸の両端に各々取り付けたものをま
たがらせて吊るしたところ、着火線が折れて着火剤の一
部が剥離し、成形性に問題があることが判明した。した
がって、発熱機能付食品容器の吸湿後の着火性及び水中
浸漬後の着火性の確認は実施しなかった。
【0032】上記の折れ強度測定法により、実施例1〜
3、及び比較例1についても、着火線の折れ強度測定を
行ったところ、実施例1〜実施例3で得た着火線、及び
比較例1で得た着火線は折れず、着火剤の剥離も認めら
れなかった。
【0033】
【発明の効果】本発明の発熱機能付食品容器は、通常起
こり得る程度の湿度下では正常に着火し発熱するが、発
熱体収納室に過分な水分が侵入した場合は、着火剤組成
物が分散或いは形状の崩壊により発熱反応が抑止でき、
消費者の火傷に対する安全を確保できる効果がある。ま
た、本発明の着火剤の成形バインダーに用いられる水溶
性のセルロース誘導体は、窒素成分を含有しないため着
火剤の燃焼時にNOxガスの発生を抑止する効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発熱機能付食品容器の一実施態様を示
す図である。
【符号の説明】
1 発熱機能付食品容器本体 2 発熱体収納室 3 内筒 4 成形された自己燃焼型発熱剤 5 断熱剤 6 着火線 7 封入剤 8 蓋 9 火花発生装置 10 液状飲食品 11 封入紙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。図1は本
発明の発熱機能付食品容器の全体構造を示す図である。
1は発熱機能付食品容器本体であり、材質としてはアル
ミ、鉄等の金属製容器が用いられる。10は液状飲食
品、2は発熱体収室、3は内筒であり、材質はアル
ミ、鉄等の金属が用いられる。この内筒3には断熱剤5
とアルミ箔で成形された自己燃焼型発熱剤4と封入剤7
からなる部材が配置されており、更に一端部が成形され
た自己燃焼型発熱剤4と接し、他端部が断熱剤5、封入
剤7及び難燃性の封入紙11を貫通し、金属製の蓋8に
設けられた穴を通して露出した着火線6が装着されてい
る。この着火線は後述するように、例えば炭素繊維等の
線状物を酸化剤と還元剤とからなる着火剤の水溶性バイ
ンダー溶液に潜らせ、乾燥させて得られる。そして、前
記金属製の蓋8の外部にはこの穴を通して露出した着火
線6と相対する位置に火花発生装置9が支持されてい
る。この火花発生装置9からの火花を着火線6に当てる
ことにより、着火が可能となる構成になっている。すな
わち、着火線6が火花発生装置9によって点火され、か
つ発熱剤4まで燃焼しない限り発熱剤の発熱反応は起こ
らない構造となっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】自己燃焼型着火剤を成形するためのバイン
ダーとしては、水溶性のセルロースの誘導体であること
が必要であり、これにはメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス等が挙げられる。また、セルロース誘導体の置換度と
水に対する溶解度の観点より、例えばメチルセルロース
の場合、セルロースを構成する各グルコース基中にある
水酸基3個のうち、メトキシ基で置換した個数、すなわ
ち置換度が1.3〜2.6のものは、容易に水に溶解す
るため好ましく、その中で置換度が1.6〜1.9のも
のは水に最も良く溶解し、特に好ましい。また、添加量
は1重量%〜5重量%の水溶液として用いた場合、高強
度の成形体を得ることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】製品試料の吸湿後の着火性:製品試料を温
度30℃、相対湿度93%の環境に8時間存置した後、
恒温恒湿器の電源を切り16時間自然放置した。これを
1サイクルとして、7サイクル繰り返した後、ライター
式火花発生装置付属の回転子を回転させ、その火花によ
り蓋外へ約2mm突き出した着火線に着火し、着火線の
燃焼伝播によって発熱剤を燃焼させることができ、10
℃の日本酒を50℃まで安全に昇温させることができ
た。また、着火時に臭いを嗅いだところ、刺激臭は認め
られなかった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】製品試料の水中浸漬後の着火性:実施例1
と同じく、製品試料付属のライター式火花発生装置がな
態で水中に5秒間浸漬後、製品試料を取り出して室
内に3日間自然放置した後、ライター式火花発生装置を
取り付けて固定し回転子を回転させたら、着火線に着火
し発熱を開始したため、製品試料付属のライター式火花
発生装置側を下向きにして台上に置き、着火から10分
後に製品試料を持ち上げたところ、台上に水滴が付着し
ており、水蒸気の発生が認められた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】上記の折れ強度測定法により、実施例1〜
実施例3、及び比較例1についても、着火線の折れ強度
測定を行ったところ、実施例1〜実施例3で得た着火
線、及び比較例1で得た着火線は折れず、着火剤の剥離
も認められなかった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【発明の効果】本発明の発熱機能付食品容器は、通常起
こり得る程度の湿度下では正常に着火し発熱するが、発
熱体収納室に過分な水分が侵入した場合は、着火剤組成
物が分散或いは形状の崩壊により発熱反応が抑止でき、
消費者の火傷に対する安全を確保できる効果がある。ま
た、本発明の着火剤の成形バインダーに用いられる水
溶性のセルロース誘導体は、窒素成分を含有しないため
着火剤の燃焼時にNOxガスの発生を抑止する効果もあ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己燃焼型発熱剤、自己燃焼型着火剤、
    火花発生装置を含む発熱機能付食品容器において、上記
    自己燃焼型着火剤を水溶性のセルロース誘導体からなる
    バインダーで成形したことを特徴とする発熱機能付食品
    容器。
JP27206693A 1993-10-29 1993-10-29 発熱機能付食品容器 Withdrawn JPH07125780A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113576268A (zh) * 2020-04-30 2021-11-02 中国科学院大连化学物理研究所 自加热组件及制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113576268A (zh) * 2020-04-30 2021-11-02 中国科学院大连化学物理研究所 自加热组件及制备方法

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