JPH07126992A - ゴム補強用スチ−ルコ−ド - Google Patents
ゴム補強用スチ−ルコ−ドInfo
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- JPH07126992A JPH07126992A JP5295947A JP29594793A JPH07126992A JP H07126992 A JPH07126992 A JP H07126992A JP 5295947 A JP5295947 A JP 5295947A JP 29594793 A JP29594793 A JP 29594793A JP H07126992 A JPH07126992 A JP H07126992A
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- D07B3/10—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material in which the take-up reel rotates about the axis of the rope or cable or in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position and the supply reels are fixed in position with provision for imparting more than one complete twist to the ropes or cables for each revolution of the take-up reel or of the guide member
- D07B3/106—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material in which the take-up reel rotates about the axis of the rope or cable or in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position and the supply reels are fixed in position with provision for imparting more than one complete twist to the ropes or cables for each revolution of the take-up reel or of the guide member characterised by comprising two bows, both guiding the same bundle to impart a twist
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- Ropes Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ゴム浸透性が良好であるとともにフレッティン
グ摩耗が抑制され曲げ疲労性が良好で、製造も容易な5
本ワイヤタイプのスチールコードを提供する。 【構成】2本の第1ワイヤ束と3本の第2ワイヤ束から
なるスチールコードにおいて、第1ワイヤ束が50mm
以上のねじりピッチを有し、この第1ワイヤ束に第2ワ
イヤ束が前記ピッチよりも小さいピッチで、しかも第1
ワイヤ束と第2ワイヤ束の間に第1ワイヤ束1ピッチ内
で10%以上の隙間が創成されるように螺旋状に巻き付
けられている。
グ摩耗が抑制され曲げ疲労性が良好で、製造も容易な5
本ワイヤタイプのスチールコードを提供する。 【構成】2本の第1ワイヤ束と3本の第2ワイヤ束から
なるスチールコードにおいて、第1ワイヤ束が50mm
以上のねじりピッチを有し、この第1ワイヤ束に第2ワ
イヤ束が前記ピッチよりも小さいピッチで、しかも第1
ワイヤ束と第2ワイヤ束の間に第1ワイヤ束1ピッチ内
で10%以上の隙間が創成されるように螺旋状に巻き付
けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴム補強用スチールコー
ドに関する。
ドに関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】車両用ラジアルタイ
ヤのカーカスなどに埋設されるスチールコードには引張
り力はもとよりすぐれた曲げ疲労性とゴム浸透性が要求
される。従来こうした用途のスチールコードとして図4
のように5本のワイヤWをねじり合わせることにより構
成された1×5構造のものが知られている。この先行技
術はコードに引張り力が作用したときに各ワイヤに同等
の負荷が掛かるため引張り強度にすぐれ、また繰返し曲
げ疲労性が良好である。しかし、隣接するワイヤ同士が
接触して中心部に空隙が形成されるためゴムの浸透性が
悪く、外傷を受けると水が空隙に進入してコード長手方
向に広がり、腐食が助長されてゴムとの接着力が低下し
いわゆるセパレーション現象を起しやすいという問題が
あった。
ヤのカーカスなどに埋設されるスチールコードには引張
り力はもとよりすぐれた曲げ疲労性とゴム浸透性が要求
される。従来こうした用途のスチールコードとして図4
のように5本のワイヤWをねじり合わせることにより構
成された1×5構造のものが知られている。この先行技
術はコードに引張り力が作用したときに各ワイヤに同等
の負荷が掛かるため引張り強度にすぐれ、また繰返し曲
げ疲労性が良好である。しかし、隣接するワイヤ同士が
接触して中心部に空隙が形成されるためゴムの浸透性が
悪く、外傷を受けると水が空隙に進入してコード長手方
向に広がり、腐食が助長されてゴムとの接着力が低下し
いわゆるセパレーション現象を起しやすいという問題が
あった。
【0003】また、特公平3−23683号公報には、
2本組のワイヤと3本組のワイヤをより合わせ、2本組
のワイヤをコード長手方向でパラレルとし、3本組のワ
イヤを2本組のワイヤに対し半ピッチごとに図5(a)の
ように大略傘形状、(b)のように大略倒傘形状に交互に
してより合わされた構造のスチールコードが提案されて
いる。しかしこの先行技術においては、実際上、上記図
から明らかなようにスチールコードを構成する2本組の
ワイヤW1と3本組のワイヤW2の各々が相互に密着し、
かつ2本組のワイヤW1と3本組のワイヤW2とがコード
長手方向で絶えず密着しているためそれらの間に閉鎖状
空隙Sが生じ、ゴム浸透性に難がある。また、2本組の
ワイヤW1と3本組のワイヤW2の巻き長さが後者が大と
なるため引張り力が作用したときに芯の2本組のワイヤ
W1が早期断線したり、ワイヤ相互が接触しているため
ワイヤW1と3本組のワイヤW2に繰返し曲げによるフレ
ッティングが生じ、それによりワイヤ破断が起るため曲
げ疲労性が低下し、タイヤの耐久性を損なうという問題
があった。
2本組のワイヤと3本組のワイヤをより合わせ、2本組
のワイヤをコード長手方向でパラレルとし、3本組のワ
イヤを2本組のワイヤに対し半ピッチごとに図5(a)の
ように大略傘形状、(b)のように大略倒傘形状に交互に
してより合わされた構造のスチールコードが提案されて
いる。しかしこの先行技術においては、実際上、上記図
から明らかなようにスチールコードを構成する2本組の
ワイヤW1と3本組のワイヤW2の各々が相互に密着し、
かつ2本組のワイヤW1と3本組のワイヤW2とがコード
長手方向で絶えず密着しているためそれらの間に閉鎖状
空隙Sが生じ、ゴム浸透性に難がある。また、2本組の
ワイヤW1と3本組のワイヤW2の巻き長さが後者が大と
なるため引張り力が作用したときに芯の2本組のワイヤ
W1が早期断線したり、ワイヤ相互が接触しているため
ワイヤW1と3本組のワイヤW2に繰返し曲げによるフレ
ッティングが生じ、それによりワイヤ破断が起るため曲
げ疲労性が低下し、タイヤの耐久性を損なうという問題
があった。
【0004】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに創案されたもので、その目的とするところは、ゴム
浸透性が良好であるとともにフレッティング摩耗が抑制
され曲げ疲労性が良好で、製造も容易な5本ワイヤタイ
プのスチールコードを提供することにある。
めに創案されたもので、その目的とするところは、ゴム
浸透性が良好であるとともにフレッティング摩耗が抑制
され曲げ疲労性が良好で、製造も容易な5本ワイヤタイ
プのスチールコードを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、2本の第1ワイヤ束と3本の第2ワイヤ束か
らなるスチールコードにおいて、第1ワイヤ束が50m
m以上のねじりピッチを有し、このねじりピッチを有す
る第1ワイヤ束に、第2ワイヤ束が前記ピッチよりも小
さいピッチで、しかも第1ワイヤ束と第2ワイヤ束の間
に第1ワイヤ束1ピッチ内で10%以上の隙間が創成さ
れるように螺旋状に巻き付けられている構成としたもの
である。
本発明は、2本の第1ワイヤ束と3本の第2ワイヤ束か
らなるスチールコードにおいて、第1ワイヤ束が50m
m以上のねじりピッチを有し、このねじりピッチを有す
る第1ワイヤ束に、第2ワイヤ束が前記ピッチよりも小
さいピッチで、しかも第1ワイヤ束と第2ワイヤ束の間
に第1ワイヤ束1ピッチ内で10%以上の隙間が創成さ
れるように螺旋状に巻き付けられている構成としたもの
である。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1と図2は本発明によるゴム補強用スチールコ
ードの一例を示しており、1は2本のワイヤ1a,1a
からなる第1ワイヤ束、2は3本のワイヤ2a,2a,
2aからなる第2ワイヤ束であり、それらワイヤ1a,
2aはそれぞれ0.10〜0.40mmの径を有し、ゴ
ムとの接着性をよくするため、黄銅のようなメッキが施
されている。前記2本ワイヤからなる第1ワイヤ束1
は、引き揃えられた状態でほぼ50〜400mmの範囲
のピッチP1でねじられており(図1では第1ワイヤ束の
ピッチを強調して描いている)、このねじられた第1ワ
イヤ束1の周りに3本ワイヤからなる第2ワイヤ束2が
規則正しく一定のピッチP2で螺旋状に巻き付けられて
いる。
する。図1と図2は本発明によるゴム補強用スチールコ
ードの一例を示しており、1は2本のワイヤ1a,1a
からなる第1ワイヤ束、2は3本のワイヤ2a,2a,
2aからなる第2ワイヤ束であり、それらワイヤ1a,
2aはそれぞれ0.10〜0.40mmの径を有し、ゴ
ムとの接着性をよくするため、黄銅のようなメッキが施
されている。前記2本ワイヤからなる第1ワイヤ束1
は、引き揃えられた状態でほぼ50〜400mmの範囲
のピッチP1でねじられており(図1では第1ワイヤ束の
ピッチを強調して描いている)、このねじられた第1ワ
イヤ束1の周りに3本ワイヤからなる第2ワイヤ束2が
規則正しく一定のピッチP2で螺旋状に巻き付けられて
いる。
【0007】第2ワイヤ束2は図2のようにいずれの断
面においても略三角山状を維持し、第1ワイヤ束1と第
2ワイヤ束2との間には、図2で示すように外部に開口
した解放隙間3が形成されている。この解放隙間3は第
1ワイヤ束1の1ピッチP1内において10%以上存在
することが好ましい。解放隙間3を限定したのは本発明
者が実地に試験した結果に基づく。すなわち、ワイヤ径
0.23mm、第1ワイヤ束ねじりピッチ:50〜40
0mm、第2ワイヤ束巻き付けピッチ:14mmとし
て、100本のスチールコードを試作し、それらをおの
おのゴムコンパウンド中に埋め込み、加硫してゴムブロ
ックを作り、各ゴムブロックについて空気透過量測定試
験を行った。空気透過量測定はゴムブロックから突出し
たコード下端をパイプを介して圧縮エア供給源と接続
し、ゴムブロックから突出したコード上端部をメスシリ
ンダで被って水槽に沈め、圧縮エア供給源から0.5Kgf
/cm2の圧縮エアを1分間送り、コード上端部のリークエ
ア量を見た。そして、、それらスチールコードのゴムを
除去し合成樹脂中に埋め込み固定し、第1ワイヤ束1の
1ピッチP1を20等分して順次コード断面を電子顕微
鏡で観察し、第1ワイヤ束1と第2ワイヤ束2に隙間の
あるものの数をカウントし、その平均値を求めたもので
ある。良品コード(空気透過率が5%以下のスチールコー
ド)はその有隙間数が10%を越えており、空気透過率が
5%を越える不良コードものは、有隙間断面数が10%未
満であった。この知見から第1ワイヤ束1と第2ワイヤ
束2との間の解放隙間を10%以上と規定したのであ
る。しかし、解放隙間率はこれがあまり大きいと低荷重
時の伸びが大きく変形しやすく、ゴムとの複合時に隙間
が閉じられたりタイヤユニフォーム性を悪くするため、
通常35%程度にとどめるのが好ましい。
面においても略三角山状を維持し、第1ワイヤ束1と第
2ワイヤ束2との間には、図2で示すように外部に開口
した解放隙間3が形成されている。この解放隙間3は第
1ワイヤ束1の1ピッチP1内において10%以上存在
することが好ましい。解放隙間3を限定したのは本発明
者が実地に試験した結果に基づく。すなわち、ワイヤ径
0.23mm、第1ワイヤ束ねじりピッチ:50〜40
0mm、第2ワイヤ束巻き付けピッチ:14mmとし
て、100本のスチールコードを試作し、それらをおの
おのゴムコンパウンド中に埋め込み、加硫してゴムブロ
ックを作り、各ゴムブロックについて空気透過量測定試
験を行った。空気透過量測定はゴムブロックから突出し
たコード下端をパイプを介して圧縮エア供給源と接続
し、ゴムブロックから突出したコード上端部をメスシリ
ンダで被って水槽に沈め、圧縮エア供給源から0.5Kgf
/cm2の圧縮エアを1分間送り、コード上端部のリークエ
ア量を見た。そして、、それらスチールコードのゴムを
除去し合成樹脂中に埋め込み固定し、第1ワイヤ束1の
1ピッチP1を20等分して順次コード断面を電子顕微
鏡で観察し、第1ワイヤ束1と第2ワイヤ束2に隙間の
あるものの数をカウントし、その平均値を求めたもので
ある。良品コード(空気透過率が5%以下のスチールコー
ド)はその有隙間数が10%を越えており、空気透過率が
5%を越える不良コードものは、有隙間断面数が10%未
満であった。この知見から第1ワイヤ束1と第2ワイヤ
束2との間の解放隙間を10%以上と規定したのであ
る。しかし、解放隙間率はこれがあまり大きいと低荷重
時の伸びが大きく変形しやすく、ゴムとの複合時に隙間
が閉じられたりタイヤユニフォーム性を悪くするため、
通常35%程度にとどめるのが好ましい。
【0008】前記第1ワイヤ束1と第2ワイヤ束2の撚
り方向は同一であってもよいし、異なる方向であっても
よい。第1ワイヤ束1のねじりピッチP1の下限を50
mmとしたのは、これを下回るねじりピッチでは第2ワ
イヤ束2との接点が少なくなるため解放隙間3の形成に
は有効であるが、ねじり度合いが強くなりすぎるため、
曲げ疲労性が低下する危険があるからである。しかし、
ねじりピッチP1が400mm以上では曲げ疲労性の低
下はさけられるもののワイヤ束同士の交差角度が小さく
なり、接点が増すため解放隙間3の形成度合いが減少
し、第1ワイヤ束1の1ピッチ内での解放隙間3が10
%未満となりやすいため、400mmを上限としたもの
である。第1ワイヤ束1のねじりピッチP1はゴム浸透
性、引張り強度および疲労性のバランスの面から好適に
は約100〜250mmである。第2ワイヤ束2のピッ
チP2は第1ワイヤ束1のピッチP1よりもはるかに小さ
く、一般的にピッチ比(P2/P1)は0.025〜0.
35が適当である。その理由はピッチ比が0.025未
満ではゴム浸透性が悪くなり、0.35を越えると撚り
経りによる引張り強度低下が起きるからである。
り方向は同一であってもよいし、異なる方向であっても
よい。第1ワイヤ束1のねじりピッチP1の下限を50
mmとしたのは、これを下回るねじりピッチでは第2ワ
イヤ束2との接点が少なくなるため解放隙間3の形成に
は有効であるが、ねじり度合いが強くなりすぎるため、
曲げ疲労性が低下する危険があるからである。しかし、
ねじりピッチP1が400mm以上では曲げ疲労性の低
下はさけられるもののワイヤ束同士の交差角度が小さく
なり、接点が増すため解放隙間3の形成度合いが減少
し、第1ワイヤ束1の1ピッチ内での解放隙間3が10
%未満となりやすいため、400mmを上限としたもの
である。第1ワイヤ束1のねじりピッチP1はゴム浸透
性、引張り強度および疲労性のバランスの面から好適に
は約100〜250mmである。第2ワイヤ束2のピッ
チP2は第1ワイヤ束1のピッチP1よりもはるかに小さ
く、一般的にピッチ比(P2/P1)は0.025〜0.
35が適当である。その理由はピッチ比が0.025未
満ではゴム浸透性が悪くなり、0.35を越えると撚り
経りによる引張り強度低下が起きるからである。
【0009】なお、2本組のワイヤを平行としあるいは
300mm〜1000mmといった大きなねじりピッチ
を与え、これに2本組のワイヤを螺旋状に巻き付けるこ
とも考えられるが、この場合には4本のワイヤが密接し
て断面四角形状を呈するように集まった束となりやすい
ため、ゴム浸透性が悪く、フレッティングが生じやす
く、本発明のような特徴は得られない。
300mm〜1000mmといった大きなねじりピッチ
を与え、これに2本組のワイヤを螺旋状に巻き付けるこ
とも考えられるが、この場合には4本のワイヤが密接し
て断面四角形状を呈するように集まった束となりやすい
ため、ゴム浸透性が悪く、フレッティングが生じやす
く、本発明のような特徴は得られない。
【0010】図3は本発明によるスチールコードを得る
装置と方法の一例を示し、基台に回転可能に立設された
縦軸7と、この縦軸の上端から縦軸と平行に伸び垂直軸
線の回りを回転自在なねじり用アーム8とを備えた第1
撚線機Aと、入口側に水平軸O−Oの周りで同一方向,
同一速度で回転するガイドローラ5a,5bを、出口側
にガイドローラ5c,5dを有し、それらガイドローラ
の間に弧状の一対の回転ガイド6a,6bを具備したイ
ン−アウトバンチャー式の第2撚線機Bを直列に配して
いる。前記第1撚線機Aの縦軸7には2つのスプール
9,9が取り付けられ、それらスプール9,9に第1ワ
イヤ束1のためのワイヤ1a,1aがそれぞれ巻回され
ている。それらワイヤ1a,1aはスプール9,9から
引き出され、ねじり用アーム8に設けたガイドローラ8
0,80を経由して引きそろえられ、ねじり用アーム8
の回転中心すなわち縦軸上端付近の送り出しローラ81
を介して第2撚線機Bの入口に導かれるようになってい
る。また、第2撚線機Bの回転ガイド6a,6bで囲ま
れた領域には非回転固定のホルダ(図示せず)に、第2ワ
イヤ束2のための3本のワイヤ2a,2a,2aをそれ
ぞれ巻収した3つのボビン10a〜10cが取付けら
れ、またこれらボビン10a〜10cの下流側水平軸O
−O上に、孔付きガイド板11と、ワイヤ束の軸線の回
りの回転を許容しない締めダイ12を配している。ボビ
ン10a〜10cは水平軸O−Oから変位した位置に並
列上に配置されるか、あるいは前記水平軸O−Oを囲む
位置に間隔的に配置されている。
装置と方法の一例を示し、基台に回転可能に立設された
縦軸7と、この縦軸の上端から縦軸と平行に伸び垂直軸
線の回りを回転自在なねじり用アーム8とを備えた第1
撚線機Aと、入口側に水平軸O−Oの周りで同一方向,
同一速度で回転するガイドローラ5a,5bを、出口側
にガイドローラ5c,5dを有し、それらガイドローラ
の間に弧状の一対の回転ガイド6a,6bを具備したイ
ン−アウトバンチャー式の第2撚線機Bを直列に配して
いる。前記第1撚線機Aの縦軸7には2つのスプール
9,9が取り付けられ、それらスプール9,9に第1ワ
イヤ束1のためのワイヤ1a,1aがそれぞれ巻回され
ている。それらワイヤ1a,1aはスプール9,9から
引き出され、ねじり用アーム8に設けたガイドローラ8
0,80を経由して引きそろえられ、ねじり用アーム8
の回転中心すなわち縦軸上端付近の送り出しローラ81
を介して第2撚線機Bの入口に導かれるようになってい
る。また、第2撚線機Bの回転ガイド6a,6bで囲ま
れた領域には非回転固定のホルダ(図示せず)に、第2ワ
イヤ束2のための3本のワイヤ2a,2a,2aをそれ
ぞれ巻収した3つのボビン10a〜10cが取付けら
れ、またこれらボビン10a〜10cの下流側水平軸O
−O上に、孔付きガイド板11と、ワイヤ束の軸線の回
りの回転を許容しない締めダイ12を配している。ボビ
ン10a〜10cは水平軸O−Oから変位した位置に並
列上に配置されるか、あるいは前記水平軸O−Oを囲む
位置に間隔的に配置されている。
【0011】第1撚線機Aのねじり用アーム8が回転す
ると、縦軸7の2つのスプール9,9から2本のワイヤ
1a,1aが引き出され、該ワイヤは束の状態で送り出
しローラ81に達するまでの間にねじり用アーム8の1
回転で大きなピッチの1回ねじり(例えばS方向)が与え
られる。このねじりピッチはスプール9,9を縦軸7の
回りで回転させることにより50mm〜400mmに調
整することができる。前記のように1回ねじりを与えら
れた2本ワイヤ1a,1aは、送り出しローラ81から
第2撚線機Bの入口側ガイドローラ5aと弧状の回転ガ
イド6aを経て出口側ガイドローラ5cを経由し、孔付
きガイド板11の孔を通って締めダイ12に導かれる。
これにより1回ねじりを与えられた2本ワイヤ1a,1
aは出口側ガイドローラ5c間で2回目のねじり(例え
ばS方向)が入れられる。この2回目のねじりは第2ワ
イヤ束2のピッチに対応するピッチであり、出口側ガイ
ドローラ5cから締めダイ12の間で強力となる。一
方、第2撚線機B内ではボビン10a〜10cから3本
のワイヤ2a,2b,2cが繰り出され、それら3本の
ワイヤは孔付きガイド板11の孔で集合させられ締めダ
イ12に導かれることにより前記ねじれ状態の2本のワ
イヤ1a,1aに添接され、この状態で全部のワイヤは
締めダイ12を通過して入口側ガイドローラ5bを経由
し弧状の回転ガイド6bを経て出口側ガイドローラ5d
に到る。この間に全部のワイヤ1a,1a,2a,2
a,2aは第2ワイヤ束のための短ピッチP2でかつ前
記入口側ガイドローラ5bと弧状の回転ガイド6b間で
の撚り方向と逆方向(例えばZ方向)に撚り合わされ
る。これにより前段で2回ねじりされた2本のワイヤ1
a,1aは逆方向のねじりを受けるため前段のねじりが
戻され、大きなねじれピッチP1の第1ワイヤ束1とな
り、その周りを3本のワイヤがZ方向にスパイラル状に
巻き付けられた第2ワイヤ束2が囲むことになり、こう
したてできあがった本発明コード4は出口側ガイドロー
ラ5dを経て外部の巻取りリール13に巻収される。こ
の例ではコードの撚り方向はSZとなる。
ると、縦軸7の2つのスプール9,9から2本のワイヤ
1a,1aが引き出され、該ワイヤは束の状態で送り出
しローラ81に達するまでの間にねじり用アーム8の1
回転で大きなピッチの1回ねじり(例えばS方向)が与え
られる。このねじりピッチはスプール9,9を縦軸7の
回りで回転させることにより50mm〜400mmに調
整することができる。前記のように1回ねじりを与えら
れた2本ワイヤ1a,1aは、送り出しローラ81から
第2撚線機Bの入口側ガイドローラ5aと弧状の回転ガ
イド6aを経て出口側ガイドローラ5cを経由し、孔付
きガイド板11の孔を通って締めダイ12に導かれる。
これにより1回ねじりを与えられた2本ワイヤ1a,1
aは出口側ガイドローラ5c間で2回目のねじり(例え
ばS方向)が入れられる。この2回目のねじりは第2ワ
イヤ束2のピッチに対応するピッチであり、出口側ガイ
ドローラ5cから締めダイ12の間で強力となる。一
方、第2撚線機B内ではボビン10a〜10cから3本
のワイヤ2a,2b,2cが繰り出され、それら3本の
ワイヤは孔付きガイド板11の孔で集合させられ締めダ
イ12に導かれることにより前記ねじれ状態の2本のワ
イヤ1a,1aに添接され、この状態で全部のワイヤは
締めダイ12を通過して入口側ガイドローラ5bを経由
し弧状の回転ガイド6bを経て出口側ガイドローラ5d
に到る。この間に全部のワイヤ1a,1a,2a,2
a,2aは第2ワイヤ束のための短ピッチP2でかつ前
記入口側ガイドローラ5bと弧状の回転ガイド6b間で
の撚り方向と逆方向(例えばZ方向)に撚り合わされ
る。これにより前段で2回ねじりされた2本のワイヤ1
a,1aは逆方向のねじりを受けるため前段のねじりが
戻され、大きなねじれピッチP1の第1ワイヤ束1とな
り、その周りを3本のワイヤがZ方向にスパイラル状に
巻き付けられた第2ワイヤ束2が囲むことになり、こう
したてできあがった本発明コード4は出口側ガイドロー
ラ5dを経て外部の巻取りリール13に巻収される。こ
の例ではコードの撚り方向はSZとなる。
【0012】なお、第2撚線機Bでの撚り方向を前段で
Z方向、後段でS方向にしてもよく、この場合は、第1
撚線機Aでのねじり方向をSとしておくと、第1ワイヤ
束1のワイヤ1a,1a(S方向のねじり)は第2撚線機
Bの前段でZ方向小ピッチP2撚りが加えられるため、
Z方向に過剰ねじり戻しされ、そして後段でS方向小ピ
ッチP2よりが与えられるため、Z方向の過剰ねじり戻
しが解消され、大きなピッチP1のS方向ねじれ状態と
なる。したがって、この場合のコード撚り方向はSSと
なる。第1撚線機Aのねじり用アーム8の回転方向は2
本のワイヤ1A,1AにS方向ねじれを与える方向で
も、Z方向ねじれを与える方向のいずれでもよく、後者
の場合で、第2撚線機Bでの第1段撚り方向がZ方向、
第2段がS方向であれば、得られるコードの撚り方向は
ZSとなる。
Z方向、後段でS方向にしてもよく、この場合は、第1
撚線機Aでのねじり方向をSとしておくと、第1ワイヤ
束1のワイヤ1a,1a(S方向のねじり)は第2撚線機
Bの前段でZ方向小ピッチP2撚りが加えられるため、
Z方向に過剰ねじり戻しされ、そして後段でS方向小ピ
ッチP2よりが与えられるため、Z方向の過剰ねじり戻
しが解消され、大きなピッチP1のS方向ねじれ状態と
なる。したがって、この場合のコード撚り方向はSSと
なる。第1撚線機Aのねじり用アーム8の回転方向は2
本のワイヤ1A,1AにS方向ねじれを与える方向で
も、Z方向ねじれを与える方向のいずれでもよく、後者
の場合で、第2撚線機Bでの第1段撚り方向がZ方向、
第2段がS方向であれば、得られるコードの撚り方向は
ZSとなる。
【0013】次に本発明の実施データを従来品とともに
示すと下記表1の通りである。
示すと下記表1の通りである。
【0014】
【表1】
【0015】この表1中の空気透過率は前記した空気透
過試験法による値であり、また疲労特性は3ロール試験
によるデータすなわち、スチールコードをゴムコンパウ
ンドに埋め込み加硫したサンプルコードの一端を固定
し、他端をコード破断荷重の10%の重量の錘に接続し
た状態で、3個1組のロール(各々直径1インチ)を同時
水平往復移動させることより繰返し引張り・圧縮曲げ荷
重を付与する方法である。なお比較の精度を高めるた
め、本発明品、従来品、比較品とも引張り強さは一定と
した。表1から明らかなように、2本ワイヤからなる第
1ワイヤ束にねじりピッチ50〜400mmを形成し、
その回りに3本ワイヤからなる第2ワイヤ束をピッチ比
(P2/P1)0.25〜0.35の範囲内にしてスパイラル
状に巻回したものは、第1ワイヤ束の1ピッチ内に10
%以上の解放隙間が創成されるため、ゴム浸透性が良好
であり、またワイヤ同士のこすれが抑制されるためフレ
ッティングが改善され、疲労性も良好である。第1ワイ
ヤ束のねじりピッチを50mmを下回る値にした場合は
ゴム浸透性は良好であるが、撚り減りのため引張り強度
が低下する。第1ワイヤ束のねじりピッチを500mm
を越える大きなものにした場合には、引張り強度は良好
であるが、解放隙間率が低減するためゴム浸透性が低下
している。
過試験法による値であり、また疲労特性は3ロール試験
によるデータすなわち、スチールコードをゴムコンパウ
ンドに埋め込み加硫したサンプルコードの一端を固定
し、他端をコード破断荷重の10%の重量の錘に接続し
た状態で、3個1組のロール(各々直径1インチ)を同時
水平往復移動させることより繰返し引張り・圧縮曲げ荷
重を付与する方法である。なお比較の精度を高めるた
め、本発明品、従来品、比較品とも引張り強さは一定と
した。表1から明らかなように、2本ワイヤからなる第
1ワイヤ束にねじりピッチ50〜400mmを形成し、
その回りに3本ワイヤからなる第2ワイヤ束をピッチ比
(P2/P1)0.25〜0.35の範囲内にしてスパイラル
状に巻回したものは、第1ワイヤ束の1ピッチ内に10
%以上の解放隙間が創成されるため、ゴム浸透性が良好
であり、またワイヤ同士のこすれが抑制されるためフレ
ッティングが改善され、疲労性も良好である。第1ワイ
ヤ束のねじりピッチを50mmを下回る値にした場合は
ゴム浸透性は良好であるが、撚り減りのため引張り強度
が低下する。第1ワイヤ束のねじりピッチを500mm
を越える大きなものにした場合には、引張り強度は良好
であるが、解放隙間率が低減するためゴム浸透性が低下
している。
【0016】
【発明の効果】以上説明した本発明によるときには、5
本ワイヤタイプのスチールコードにおいて、ゴム浸透性
が良好であるとともにフレッティング摩耗が抑制され曲
げ疲労性が良好でしかも製造も容易で1工程で連続的に
製造することができるというすぐれた効果が得られる。
本ワイヤタイプのスチールコードにおいて、ゴム浸透性
が良好であるとともにフレッティング摩耗が抑制され曲
げ疲労性が良好でしかも製造も容易で1工程で連続的に
製造することができるというすぐれた効果が得られる。
【図1】本発明によるゴム補強用スチールコードの一実
施例を示す側面図である。
施例を示す側面図である。
【図2】図1のスチールコードの各部の断面図である。
【図3】本発明のスチールコードの製造装置の一例を示
す側面図である。
す側面図である。
【図4】従来のスチールコードの断面図である。
【図5】従来のスチールコードの断面図である。
1 第1ワイヤ束 2 第2ワイヤ束 3 解放隙間 P1 第1ワイヤ束のねじりピッチ P2 第2ワイヤ束の撚りピッチ
Claims (2)
- 【請求項1】2本の第1ワイヤ束と3本の第2ワイヤ束
からなるスチールコードにおいて、第1ワイヤ束が50
mm以上のねじりピッチを有し、このねじりピッチを有
する第1ワイヤ束に、第2ワイヤ束が前記ピッチよりも
小さいピッチで、しかも第1ワイヤ束と第2ワイヤ束の
間に第1ワイヤ束1ピッチ内で10%以上の隙間が創成
されるように螺旋状に巻き付けられていることを特徴と
するゴム補強用スチールコード。 - 【請求項2】第1ワイヤ束と第2ワイヤ束のワイヤが同
一径であり、第2ワイヤ束の巻き付けピッチP2と第1
ワイヤ束のねじりピッチP1の比(P2/P1)が0.025〜
0.35である請求項1に記載のゴム補強用スチールコ
ード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29594793A JP3174803B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | ゴム補強用スチ−ルコ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29594793A JP3174803B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | ゴム補強用スチ−ルコ−ド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07126992A true JPH07126992A (ja) | 1995-05-16 |
| JP3174803B2 JP3174803B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=17827169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29594793A Expired - Fee Related JP3174803B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | ゴム補強用スチ−ルコ−ド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3174803B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007303032A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴム補強用スチールコード及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤ |
| US7596937B2 (en) | 2004-04-08 | 2009-10-06 | Sumitomo (Sei) Steel Wire Corp. | Rubber product-reinforcing metallic cord and method for manufacturing such a cord |
| WO2012128372A1 (ja) | 2011-03-24 | 2012-09-27 | 株式会社ブリヂストン | ゴム物品補強用スチールコードおよびそれを用いた空気入りラジアルタイヤ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3128689U (ja) | 2006-11-02 | 2007-01-18 | ▲しょう▼李 杏枝 | チェーンソーの工具不要な調節構造 |
-
1993
- 1993-11-02 JP JP29594793A patent/JP3174803B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7596937B2 (en) | 2004-04-08 | 2009-10-06 | Sumitomo (Sei) Steel Wire Corp. | Rubber product-reinforcing metallic cord and method for manufacturing such a cord |
| JP2007303032A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴム補強用スチールコード及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤ |
| WO2012128372A1 (ja) | 2011-03-24 | 2012-09-27 | 株式会社ブリヂストン | ゴム物品補強用スチールコードおよびそれを用いた空気入りラジアルタイヤ |
| US9637844B2 (en) | 2011-03-24 | 2017-05-02 | Bridgestone Corporation | Steel cord for rubber article reinforcement and pneumatic radial tire using same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3174803B2 (ja) | 2001-06-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |