JPH0712703A - 溶融樹脂の圧縮特性評価用ピストン - Google Patents

溶融樹脂の圧縮特性評価用ピストン

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JPH0712703A
JPH0712703A JP18081793A JP18081793A JPH0712703A JP H0712703 A JPH0712703 A JP H0712703A JP 18081793 A JP18081793 A JP 18081793A JP 18081793 A JP18081793 A JP 18081793A JP H0712703 A JPH0712703 A JP H0712703A
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JP
Japan
Prior art keywords
piston
resin
molten resin
cylinder
compression
Prior art date
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Pending
Application number
JP18081793A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Kawai
栄二 河合
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストン方式による溶融樹脂の圧縮特性評価
装置において、圧縮特性評価の信頼性を向上させる。 【構成】 ピストン31として、円柱状部材の樹脂加圧
側端部に円環状の鍔32を設けてシリンダ61内面に摺
動可能とする。また、前記円柱状部材に脱気用の流路3
4を形成し、この流路の一端部を栓体35により開閉可
能とする。栓体を装着し、ペレット状の樹脂をシリンダ
に投入して加熱・溶融、次いで加圧することより溶融樹
脂中の気体を脱気した後、栓体を装着し、加圧を再開し
てロードセルで樹脂加圧力を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶融樹脂の圧縮特性評価
装置に関し、詳しくは該装置に設けられる前記加圧用ピ
ストンの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記溶融樹脂の圧縮特性評価装置
として図5に示すものが広く用いられている。この装置
は、樹脂試料Sをシリンダ61内で加熱・溶融させてピ
ストン51で加圧し、該加圧時下の圧力をロードセル
(図示せず)で測定するか、またはピストン51の変位
量を測定することで、圧縮特性を評価するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
装置では以下のような問題点があった。
【0004】樹脂を高温に加熱するため試料Sが低粘
度となるうえ、これを高圧で加圧するので、ピストン5
1とシリンダ61との僅かなクリアランスから樹脂が漏
れやすくなる。これを防止するために、従来装置ではピ
ストン51とシリンダ61の間にゴムなどの弾性体が挿
入されるか、またはピストン51外周部に真鍮等の軟ら
かい金属からなるシール部材が設けられている。しかし
ながら、このようシール部材ではシリンダ61に対する
ピストン51の摺動抵抗が大きくなるため、ロードセル
による圧力測定値に誤差が生じやすくなってしまう。
【0005】ペレット状の試料樹脂をシリンダ1に入
れ加熱溶融後、加圧して測定を開始した場合、シリンダ
61内に気泡が残るため、加圧しても気泡の体積収縮に
よる測定誤差が大きくなる。試料として、シリンダ径に
合わせて前成形したものを用いることも試みられている
が、気泡を完全に抜気するまでには至っていない。
【0006】加圧力を測定するためのロードセルはピ
ストン51の支持基端部側に設けられており、加圧力を
ピストン51を介してロードセルで測定するものである
ため、前記シール部材を設けた場合、特に摺動抵抗が原
因して測定誤差が特に大きくなる。
【0007】したがって、本発明の目的は、上記問題点
を解決することできるピストン構造を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の溶融樹
脂の圧縮特性評価用ピストンは、溶融樹脂をシリンダ内
でピストンにより加圧し、該加圧時の圧力を測定するこ
とにより溶融樹脂の圧縮特性を評価する装置において、
ピストンを、ピストン周面にシール部材を設けることな
くシリンダ内面に摺動させることにより、ピストン周面
とシリンダ内面との間隙からの樹脂漏れを防止しうるよ
うにしたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の溶融樹脂の圧縮特性評価
用ピストンは、溶融樹脂をシリンダ内でピストンにより
加圧し、該加圧時の圧力を測定することにより溶融樹脂
の圧縮特性を評価する装置において、ピストンの樹脂圧
縮側端面からピストン周面に連通する流路を設け、該流
路のピストン周面側端部に栓体を着脱可能に設けたこと
を特徴とする。
【0010】請求項3に記載の溶融樹脂の圧縮特性評価
用ピストンは、溶融樹脂をシリンダ内でピストンにより
加圧し、該加圧時の圧力を測定することにより溶融樹脂
の圧縮特性を評価する装置において、ピストンの樹脂圧
縮側端面に圧力センサを設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載の圧縮特性評価用ピストンにお
いては、ピストン周面をシリンダ内面に直接摺動させる
ようにしたので、溶融樹脂の漏れ防止作用が十分なもの
となるうえ、ピストン周面にシール部材を設けて摺動さ
せる従来構造に比べて摺動時の抵抗が低下するので、ロ
ードセルによる加圧力の測定精度が向上する。
【0012】請求項2に記載の圧縮特性評価用ピストン
においては、栓体を装着してシリンダ内のペレット状樹
脂を溶融・加圧した後、栓体を取り外すことにより、同
伴する気体を溶融樹脂と一緒に前記流路を介してピスト
ン周面から排出する。次いで、栓体を装着して圧縮特性
の評価を行う。このように、ペレット状樹脂に同伴する
気体を脱気した後、圧縮特性の評価を行うので加圧力の
測定精度が向上する。
【0013】請求項3に記載の圧縮特性評価用ピストン
においては、溶融樹脂圧縮側の端面に圧力センサを設け
たので、たとえシリンダに対するピストンの摺動抵抗が
高くなることがあっても、高精度の加圧力測定を行うこ
とができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を基に説明す
る。 実施例1(請求項1) 図1に示すピストン11は、樹脂加圧側の先端部を円錐
状に形成し、該円錐状部の周面をシリンダ61の内面に
摺動可能としたものである。このピストン11によれば
溶融樹脂の漏れ防止作用が十分になり、樹脂加圧力の測
定精度が向上するうえ、樹脂加圧面積が円筒状のピスト
ンに比べて増大するため、ピストン11の樹脂加圧面に
係る圧力が分散・低下する効果がある。
【0015】実施例2(請求項1) 図1に示すピストン21は、樹脂加圧側の先端部を円錐
台状に形成し、該円錐台状部の周面をシリンダ61の内
面に摺動可能としたものである。このピストン21によ
れば、実施例1と同様の優れた効果が得られる。
【0016】実施例3(請求項2) 図3に示すピストン31は、実施例1と同様の作用・効
果に加えて、ペレット状樹脂に同伴する気体の抜気作用
を奏するように構成したものである。すなわち、円柱状
部材の樹脂加圧側端部に円環状の鍔32を設ける。ま
た、樹脂加圧側先端面の中央部に円錐状の凹部33と、
周面に栓体34の装着部35を形成し、凹部33を、円
柱状部材に貫通して形成した流路36を介して連通させ
る。栓体34は装着部35に着脱可能に螺合する。
【0017】つぎに、このピストン31の作用について
説明すると、栓体34の螺合により流路36を閉鎖し、
ペレット状樹脂をシリンダ51に投入して加熱・溶融し
た後、ピストン31で加圧すれば、溶融樹脂に含まれる
気体は加圧により樹脂から分離して図面上方に移動す
る。この抜気された気体は加圧状態にあるため、栓体3
4の螺合を緩めることで簡単に樹脂と一緒に排出され
る。次いで、再び栓体34の螺合により流路36を閉鎖
した後、加圧を継続して圧縮特性の評価を行う。
【0018】実施例4(請求項3) 図4に示すピストン41は、円柱状部材の樹脂加圧側端
部に円環状の鍔42を設け、樹脂加圧側先端面の中央部
に圧力センサ43を設けたものである。図5に示す従来
の圧縮特性評価装置では、樹脂圧力をピストン51を介
してロードセルで測定していたため、ピストン51とシ
リンダ61とのクリアランスを小さくするとピストン5
1の摺動抵抗が大きくなり正確な測定が困難であった
が、この実施例では圧力センサ43により樹脂圧力をシ
リンダ61内で直接測するので、樹脂圧力を精度良く測
定することができる。
【0019】本発明では、別の実施例として請求項1と
2、請求項1と3、請求項2と3、または請求項1〜3
を、それぞれ組み合わせることにより、さらに測定精度
の向上した溶融樹脂の圧縮特性評価用ピストンとするこ
とができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかように、請求項1に
記載の圧縮特性評価用ピストンによれば、ピストン周面
をシリンダ内面に直接摺動させるようにしたので、溶融
樹脂の漏れ防止作用が十分なものとなるうえ、ピストン
摺動時の抵抗が低下するので、溶融樹脂の圧縮特性を精
度良く評価することができる効果がある。請求項2に記
載の圧縮特性評価用ピストンによれば、ペレット状樹脂
に同伴する気体を脱気した後、加圧力を測定するように
構成したため、樹脂そのものの加圧力を測定することが
可能となるので、再現性の良い測定ができ、溶融樹脂圧
縮特性の評価精度が向上する。請求項3に記載の圧縮特
性評価用ピストンによれば、溶融樹脂圧縮側の端面に圧
力センサを設けたので、該センサが溶融樹脂に接触した
状態で加圧力測定を行うことが可能となり、たとえシリ
ンダに対するピストンの摺動抵抗が高くなることがあっ
ても、高精度の加圧力測定を行うことができ、溶融樹脂
圧縮特性の評価精度が向上する。なお、本発明のピスト
ンを備えた加圧装置は、射出成形加工のシミュレーショ
ン、射出成形技術、溶融樹脂の熱特性評価などに応用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す概略縦断面図で
ある。
【図2】別の実施例の要部を示す概略縦断面図である。
【図3】さらに別の実施例の要部を示す概略縦断面図で
ある。
【図4】さらに別の実施例の要部を示す概略縦断面図で
ある。
【図5】従来例の要部を示す概略縦断面図である。
【符号の説明】
11,21,31,41,51 ピストン 32,42 鍔 33 凹部 34 栓体 35 装着部 36 流路 43 圧力センサ 61 シリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融樹脂をシリンダ内でピストンにより
    加圧し、該加圧時の圧力を測定することにより溶融樹脂
    の圧縮特性を評価する装置において、ピストンを、ピス
    トン周面にシール部材を設けることなくシリンダ内面に
    摺動させることにより、ピストン周面とシリンダ内面と
    の間隙からの樹脂漏れを防止しうるようにしたことを特
    徴とする溶融樹脂の圧縮特性評価用ピストン。
  2. 【請求項2】 溶融樹脂をシリンダ内でピストンにより
    加圧し、該加圧時の圧力を測定することにより溶融樹脂
    の圧縮特性を評価する装置において、ピストンの樹脂圧
    縮側端面からピストン周面に連通する流路を設け、該流
    路のピストン周面側端部に栓体を着脱可能に設けたこと
    を特徴とする溶融樹脂の圧縮特性評価用ピストン。
  3. 【請求項3】 溶融樹脂をシリンダ内でピストンにより
    加圧し、該加圧時の圧力を測定することにより溶融樹脂
    の圧縮特性を評価する装置において、ピストンの樹脂圧
    縮側端面に圧力センサを設けたことを特徴とする溶融樹
    脂の圧縮特性評価用ピストン。
JP18081793A 1993-06-26 1993-06-26 溶融樹脂の圧縮特性評価用ピストン Pending JPH0712703A (ja)

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